四代目又右衛門の頭の中を書いたブログ

MATAEMON'S THINKING BLOG

6日7日と広島へと向かった。広島には飛行機は飛んでいないので新幹線か車になるが、今回は荷物もあるので車で向かうことにした。

朝早く出発し、本来であれば山陽道でいくのだが、トンネル事故の改修が長引いており、少し遠回りだが中国道にて広島をめざす。途中休憩はほぼすることはなく約4時間で五日市へと到着した。

そこで少し早めにお昼ご飯として広島焼きをいただいた。どちらかというと大好きだが普段は節制している食べ物になるので、いつも以上に美味しくいただくことができた。

その後、広島市植物公園を訪問した。ここの植物園には以前から大変お世話になっており、特に「バオバブの命を繋ぐプロジェクト」をプロデュースさせていただき、オーストラリア キンバリーから約11,000kmの長旅でやってきてくれたバオバブ(アダンソニア グレゴリー)が植栽させていただいたのは記憶に新しい。

そして今回は、バオバブの現状と、新しいプロジェクトを抱えており、その参考にしたいことがあったため訪問をさせていただいた。

到着後、まずはバオバブの状況のチェック。見た感じとても元気そうで嬉しく思った。先週にはバオバブにふれるイベントを開催され300名ぐらいの方に来ていただけ、バオバブに触れながら楽しんでいただけたとのことである。そして今も名付けられた「バオーン」という名を呼んでいただき皆さんに親しまれているとのこと。関わらせていただいた一人としてとても嬉しく思えた。

その後は現在の担当の方、以前の担当の方を交え、現場でのディスカッションを行わせていただき、新しいプロジェクトに必要な資料もいただけ、多くを学ぶことができ、とても有意義な時間となった。急遽の訪問にも関わらず対応していただいた植物好きの皆さんには感謝である。

引き続きこの地で皆さんに愛されながら一緒に育っていくことを願いながら、「また来るね!バオーン!!」と声をかけて植物園を後にした。

その後再び車で移動。やはり雨男又右衛門の移動中は、しっかり雨に打たれながらであるが宿泊地である福山に到着。その頃にはすっかり日も落ちていた。

7日は朝一で食事をいただき、三原の方へと車を進めた。そして約1時間。目的地である三原にあるスマイル・ラボ(SMILE-LABO HIROSHIMA)さんに到着した。ここは家族の関係からご紹介いただいたのだが、かねてから又右衛門の活動を知っていただけており、今回の訪問となった。
ここは「農を通じて、一人一人の笑顔があふれる豊かな未来を創造し「笑顔」が絶えない地域社会を築くための研究所。社員一人一人が研究者であり、笑顔が生まれるために必要なもの、笑顔を絶やすことない持続性、笑顔がもたらす未来を見据えて大和町、三原市、広島県から世界へ、笑顔と共に事業発展と社会貢献に邁進します。(HP抜粋)」とかかがられていてとても魅力的な活動をされているので、私も今回の訪問をとても楽しみにしていた。

施設に到着するや否や、この施設の所長である猪上淳氏に出迎えていただけた。彼は電気関係の会社に勤めていたが、一念発起して、有機栽培など環境に配慮した農業の世界に飛び込まれ、長年、取り組んでこられている。その活動がユニークであることからTVなどにも出演されている素敵な方である。

そして早速、リンゴ畑を訪問。リンゴ栽培についてやリンゴの品種など学ばせていただけ、さらにリンゴ狩りをもさせていただけた。

畑には、たわわに実ったリンゴがあり、どれをとらせていただくか迷うぐらいである。その中から事前にレクチャーいただき選定させていただいた「こうたろう」「新世界」を収穫させていただいた。本当に美味しい品種である。

このリンゴ狩りは11月後半に終了となるが、「いちご」「なし」「ぶどう」「ブルーベリー」「サクランボ」などを作っていて、年中何かしらフルーツ体験ができるので楽しみである。

そしてこの施設の素晴らしさは、果物だけではない。それは施設名に違わぬ、畑いっぱいに実った猪上所長をはじめとするスタッフの笑顔である。

今後も様々なイベントもされ、新しい施設や拡張も予定されているとのことで、是非皆さんもフルーツとスマイル体験にいかれればと思う。
そして施設見学を終えて、少し離れた場所でランチを兼ねたミーティングを行わせていただいた。もとよりめざす方向性が似通った双方なので、多くを共感することができ、私たちの新しい自然生態系調和型資材「アースフィール」やバイオスティミュラントの「マリネックス」にも興味を持っていただけた。その中でも空気根切りの育成用POTを検討している最中であり、そこに「AIR-POT」を提案させていただけたことを大変喜んでいただけた。

今後は様々な部分で方向性が同じであるので、何かしらの関係性をもって進めていくことができると思っているのでとても楽しみである。

そのような素敵な時間が経つのは早いもので、あっという間に時間が過ぎ、再会を約束して、後ろ髪を引かれる思いで、車にしっかり美味しいリンゴをいっぱい載せて帰路についた。

帰る途中では楽しい時間を振り返りながら、もともとバオバブの移植で私のことを知っていただけ、今回の出逢いとなったこともあり、バオバブの命を繋いだことで猪上さんとのご縁を繋いでいただけたのであろう。本当に植物には感謝である。赤いリンゴにくちびるをよせる思いである。そんな素敵な広島訪問であった。

今日は最近、様々なプロジェクトにて連携いただいている地元の豊中市からの紹介にて、大阪府立桜塚高等学校へお邪魔させていただいた。

ここ桜塚高等学校では「総合的な探求の時間」として地元から講師を招きスキルアップ探求講座を開催されていて、今回がその4期にあたるとのこと。そしてその4期にお声掛けいただき、講座を担当することになりました。

 

そこでの私の用意させていただいたテーマは「世界の感動を日本に。日本の感性を世界へ。」~小さな企業が挑戦する健康な植物(みどり)の力で地球をリ・デザインする~

としてである。講座は今日を含めて全3回で1回は50分である。

 

高校生の皆さんへの講演は昨年の同時期に甲南学園にて行わせていただき、その時は大講堂での講演のため、緊張はいつものようにしたが、話すときの生徒の皆さんとは、舞台ステージから距離があるため、違った意味での緊張感があった。普段の教室で、満席であったため生徒の皆さんの一人ひとりの表情やしぐさまで見ることができるため、とても緊張するなかでの開催となった。

初日の講演は、まずは私のプロフィールは又右衛門パンフレットをお配りしたので割愛し、代わりに普段の講演では話すことのない私の幼少期から今までの成長過程などを地元でのエピソードを交えてお話をさせていただいた。そして私たちバラエングループの取り組み、めざすところなどを話させていただき、最後に植物の効用について触れさせていただいた。

途中、生徒の皆さんに、質問をさせていただいたところ、遠慮がちに小さく手を挙げられている姿がとても可愛らしかった。その質問の中で、「今まで将来お花屋さんになりたいと思っている人はいますか?」の質問にも小さく手を挙げてくれたのがとても嬉しかった。今回の講演を通じて植物や花き園芸に興味を持っていただければとてもうれしく思う。

今回講座に申し込んでいただけたにも関わらず、大幅に定員オーバーになってしまい、ご参加いただけなかった方もいらっしゃったようなので、また何かの機会があれば、お話する機会が持てればと思っています。

さて、来週、再来週と続く講座で再び皆さんに植物から預かったメッセージを伝えるため、また資料作りをしたいと思います。桜塚高等学校の皆様、素敵な機会をありがとうございました。また来週よろしくお願いします。

ではまた次回お会いしましょう。

昨日今日と秋田へと向かった。以前にも少し触れさせていただいたが、秋田 三種町の名産と言える根引き松の取り組みのための訪問である。

いつものように朝一番の飛行機で秋田空港をめざすが、掲示板には秋田空港 雷雨のため引き返すかもしれない条件便とのことであった。さすがレインマン又右衛門である。

普通なら、ま~~そういっても大丈夫と気にもかけないが、前回の秋田では、見事に着陸できず引き返すことになったばかりで少し気になってしまった。

実際には空港に近づくと、その心配もなく雨が降っているだけで、無事に着陸することができた。そして東京組と合流し早速、根引き松の生産地を訪問することにした。

前回訪問時から約2か月。残暑の中でも順調に生育してくれていて一安心である。

そして大きな7か所の圃場を順番にみていただいた。

かなりの年数がかかりながらも、太くなく、大きくなくしなやかなフォルムで育っている根引き松に、同行者にもたいそう興味をもっていただけた。

ここ秋田の根引き松は、他地域の根引き松にはない、このしなやかで芸術的なところが最大の魅力である。

ただその反面、時間と経費が掛かってしまい、正直 採算は取れない事業である。今までは加賀谷様が「秋田 美人松」というブランドにて、お客様の要望や自らの使命感によって何とか継続をしてきていただけた。それにしても今まで良く凌いでこられたと頭が下がる思いである。さらに追い打ちのようにCOVID-19の影響や各経費の高騰、高齢化にて、さすがにこれ以上の無理が言える状況でなくなってきており数年前から相談をいただいていた。

またこの近辺で採取される松ぼっくりは、とても貴重で、ここから多く日本の有名な松産地へと種が出荷されているのである。すなわちこの事業が終われば、日本の有名な産地にも大きな影響が出てしまい、全国的な松生産に関わる大きな問題に発展することが容易に想像できる

かといって私たちにも生産事業は容易いものではなく難しい状況であるのを十分に理解しており、中々取り組めなかったが、本年度よりバラエングループとして「植物をまもる」「生産をまもる」「地球をまもる」をコンセプトとして新しい活動も始めており、特にその中の「生産をまもる」というところの範疇と考え、腹を決めて加賀谷様と一緒に事業を進めさせていただくことにした。

そして加賀谷様の事業の中で、特に採算が取れてなく、花き業界に直接的なつながりがある根引き松生産事業をまず私たちが全面的に担わせていただくことになり、本年度から地元 八竜町の名前にちなんで「八竜松Ⓡ」として展開させていただく。

正直、1年や2年で採算ベースにのせられることができないとは思うが、地の利、私たちの技術、そして何より私たちの想いをご理解いただける皆様の支えによって何とか再興したいと思っているので、何卒ご支援ご協力をいただきたく思っております。

初年度については、今までのお取引先様を優先した展開にはなりますが、徐々に品質を保ちながら生産量を増やし、多くの皆様の需要に応えられるようにしていきたく思う。

さらに松に限らず、今まで培ってきた有機栽培技術を活かした農業にも取り組んでいきたいと考えている。是非皆様にはバラエングループの挑戦を温かく見守っていただき、ご支援ご指導をいただけますようよろしくお願いします。

来年は辰年。是非皆様には「八竜松」にて新年を迎えていただければと思う。そして又右衛門は辰年生まれ。生まれ変わったつもりで、龍となまはげさんに守っていただきながら取り組んでいきますのでよろしくお願いいたします。

今日は、宝塚山本で開催された秋祭りのだんじり曳行に参加させていただいた。

本宮の今日は、朝6時30分に山本 西の宮である天満神社からのスタートである。

天満神社にて宮司さんよりお清めをしていただき、各種 習わしにそって行い、威勢のいい声と拍子によって東の宮にむけて曳行がはじまった。そして私は、定位置ともいえる左後部にてだんじりを押させていただいた。

途中多少ひやりとするところもありながらも、無事に東の宮である松尾神社に到着。そこで東の宮のだんじりと並べることになった。そこで普段から一緒に仕事をさせていただいているムサシくんと記念撮影したり、春のとんとこ祭り以来の同級生などと再会し、談笑をさせていただいたりすることができた。

そして東の宮の倉にだんじり1台を格納して、東の宮のだんじり1台にて山本のまちを曳行した。今までなら同時にだんじり2台を曳行してきたが、年々メンバーの高齢化?と新しく加入していただける若手が減少したのもあり、今年は1台での曳行となった。

曳行の途中では、地元の保育園のお子様たちが元気いっぱいに綱をもってだんじりを引っ張ってもらうことができ、実際の牽引する力にもなったが、それ以上に可愛い背中や掛け声から大きな力をもらうことができた。是非この子たちが大きくなった時には、このだんじりを率先して保存し引っ張っていってもらいたいと願ってやまない。

そして、曳行の途中では、近隣の中筋地区、山本丸橋地区、平井地区のだんじりと顔合わせを行い、「よいよい」という互いを称え励まし、様々な祈願をする声掛けを行い合い、またそれぞれが地元で曳行をさせていただいた。

お昼には地元の婦人会の方々の炊き出しをいただいたり、途中でおやつをいただいたりしながら、一旦松尾神社に戻り、格納していた西の宮のだんじりを再び倉出しをして2台を並べた頃には陽は落ち始め、夕食のお弁当をいただいた。

そして少し肌寒くなってきたころに、東の宮のだんじりを格納し、西の宮のだんじりで再び夜間の曳行を始めさせていただいた。

そして山本のまちを曳行し、予定時間であった20時30分に宮入りさせることができ、集まった皆さんとともに今日一日の労い合い、2023年の宝塚山本の秋祭りの本宮を終えることができた。

本当であれば準備、宵宮、片付け、全てに参加させていただいてこそ参加であると言えるのであろうが、私みたいに一部しか出られない者を温かく迎え入れ、役割をいただける皆さんには本当にありがたく思う。そして全行程を担われている方々には頭が下がる思いである

私は、そのような重鎮から若手の背中を見させていただきながら、外の世界で培ったものをいずれ持ち帰ることができるために、さらに活動をしていきたいと思った。そしていつかそれらが役に立つことがある日がくると思っている。そのためにも引き続き実直に歩んで行こうと思う。

最後に氏神様、地元の皆様 多くの力を授けていただくことができました。本当にありがとうございました。

先週のGARDEX(展示会)を終え、そこでいただいたご縁や、以前から関わらせていただいた重要なプロジェクトについての面談などでの再訪。2泊3日の行程になる。

初日。朝一番の飛行機で、羽田空港に到着。到着後無料ラウンジで少しデスクワークを行ってから秋葉原に移動した。

秋葉原では、花き業界における重要な意見交換などを先輩とさせていただくランチミーティング。様々な実績を持たれる方の意見は重みもありとても勉強になる。私も現場や海外事情を踏まえて話させていただくことができ、短い時間であったがとても貴重な時間となった。

その後、渋谷に移動し、これまた重要なミーティングに招いていただけ参加をさせていただいた。その中では、とても大きなプロジェクトについてのお話を聞かせていただくことになった。今後どのような形で関わるかは別として、またいずれ皆様にも報告ができればと思う。

2日目。電車の混雑が苦手な私は、朝早めの電車で移動。約束の時間より2時間早めに最寄り駅に到着し、周辺を少し散策した後、マクドナルドでデスクワークをしっかり行った。そのような早い時間でも、SNSなどでメッセージが入り、着信音が幾度かなってしまい、隣に座っていられた青年に、着信を消すようにと注意をいただいてしまった。彼の店内でのふるまいの良し悪しは別として、きちんと謝罪、そして消音をして引き続きデスクワークをしながら次の予定までを少し微妙な空気間の中過ごすことになった。その後しばらくして約束時間が近づいたため、訪問先をめざした。

訪問先については、現時点では伏せさせていただくが、GARDEXにお越しいただけた業界では著名な大きな会社である。約束の時間に訪問させていただくと代表はじめ多くの方とお話しすることができ、展示会同様私たちのグループの取り組み、製品、技術をあらためて紹介させていただき、訪問先の取り組み、めざす方向性などを教えていただくことができ、多くを学ばせていただくことができたのと同時に、私たちのめざす方向性と合致するところも多く、私たちの新しい製品や技術がお役に立てると確信できた。さらに今後についてざっくばらんに色々なことをディスカッションすることもでき、とても意義深いミーティングになったといえる。そして近い再訪と提案を約束して、都内に戻ることにした。

そして京浜東北線に乗り18駅で新橋に到着。新橋のホテルに戻り、リモート開催の全国花卸協会の理事会に出席させていただいた後、再びデスクワークをして1日を終えた。

翌日は東京駅近くにオフィスを構える会社を訪問した。この会社もGARDEXにてお会いした後の訪問である。ただ昨日と違うのはGARDEXでは再会である。以前にお会いした時は私の需要とうまくタイミングが合わなかったが、今回は私たちの需要と先方の供給、先方の需要と私たちの供給がうまくタイミングが合い、双方にとってメリットがあるものであると考えられるため、これもまた価値ある取り組みに発展しそうであるので楽しみである。

午後は東京農大に隣接する「食と農」の博物館へと向かった。

少し早めに現地についたので、バイオリウムを見学した。

そしてリクガメ、レムールたちに挨拶をした後、私が客員研究員をつとめさせていただいている進化生物学研究所を訪問、久し振りに湯浅先生をディスカッションさせていただいた。湯浅先生は明日からマダガスカルに渡航されるため、是非その前に伝えておきたいこと、託したいことがあったので無理矢理時間を作っていただいてのことである。

今更ながらではあるが湯浅先生のマダガスカルにおける知識や経験には頭が下がる思いである。そしていつものように多くを学ばせていただき、無事にミッションを達成され帰国後再訪の約束をさせていただき、研究所を後にした。その後は表参道にあるオフィスの植栽の相談を聞かせていただき、帰阪の途についた。

帰阪の車内や機内では、この3日間と先週の展示会を振り返っていた。その中で強く思ったのが、展示会は出逢いの場である。多くの出逢いがあることに価値があると言える。ただ多くの出逢いがあっても、そのまま何のアクションも起こさずにいると、ただ単に、名刺の数だけが増えてしまうだけになってしまう。なので多くの出逢いの中から、先方にとって自分たちの提案が必要されているか。お役に立てるかを見極め、当たり前かもしれないが迅速に、積極的に次のアクションを起こしていかなければならないことが実感できた。鉄は熱いうちに打てであろうか・・・。

またその他の重要な打ち合わせ、意見交換でも、リアルで目を合わせながら話し合うことの必要性を強く感じた。リモートで話し合えることには限界があり、読み取れないものが多くある。すなわち先方にも伝わらないことが多いということである。特に私のような会話下手にはなおさらである。

効率は時間や費用面では圧倒的にリモートに軍配が上がるかとは思うが、効果はリアルであろう。特に私のような古いタイプの人種にはそう思える。ただそれ一辺倒でもいけないため、自らも変化をしながら成長をしていかなければならないことも考えさせられながら、伊丹空港に降り立つ前の夜景を観ながら考えさせられる時間となった。

さて週末は地元での活動。みんなに会うのが楽しみである。

3日目最終日。いつものようにホテルを早く出て、関係者入場開始時間に会場に入り、各社ブースを見学させていただいた。

野菜工場から、各種資材、ツール、肥料など多くの出展があった。特に中国からの出展が多く、内容はともかくとして、強い経済力を感じることになった。

各ブースを見学させていただきながら、随所に置かれた植物の状態を確認させていただいた。

自分たちのブースに戻り、準備をしながら、最終日金曜と言うこともあり、出足は遅めかな?と思っていたが、朝一番から多くの方にお越しいただくことができた。

あっという間に昼が過ぎ、また夕方となり、気がつけば帰阪しなければならない時間となってしまった。

そして自らの荷物と資料だけを片付け、あとは準備から撤収までを全て任している素敵なスタッフや関係者にお任せし、一足先に帰阪の途に就かせていただいた。

帰阪中は、ずっと今回の出展について考えながらであった。正直、ブース出展の効果は期待できるものの、私たちのような小さな企業では、その負担は正直厳しいのが現実である。ただ今回は、出展にあたり助成が受けられたこともあり、久し振りに出展をさせていただくことができた。そして予算の少ない中での協力会社のサポート、スタッフの努力は頼もしかった。

何より、世界各国のパートナーが私たちに植物や資材などを預けてくれる思いが背中を押してくれたことが大きく出展をすることに繋がった。

そして少し背伸びをして出展をしたところ、結果的には思っていた以上の成果を得られたと言える。通常お取引をいただいている方との再会や、新しく出逢った方々とのご縁をいただけた。このような方が私たちブースにおいでいただけるのだと感じるめぐり合いもあった。

また各国から出展されている方々数社は、普段の又右衛門活動をご覧いただいており、日本での展開を任せたいなどの提案までいただくことができた。

そして植物だけではなく環境や社会の課題解決について取り組んでいることに対して大きく評価いただき、ご支援の声をいただけたことは今後の大きな励みになる。20年近く取り組んできたことがやっと社会の役に立てそうな気がして、報われた気持ちにもなった。

今回様々な形でご縁をいただいた皆様ありがとうございました。この場をお借りして厚く御礼を申し上げます。

皆さんからの温かい声援と、自らの植物への想いをエネルギーに、これからも引き続き「植物をまもる。」「生産をまもる。」「地球をまもる。」ために、国境や業種の枠を超えて、実直に取り組んできたいと思っていますので、引き続きご指導をいただきますようよろしくお願い申し上げます。

GARDEX 2日目。初日よりは少し少な目のような気もするがそれでも多くの方がバラエングループブースを訪れていただけた。

このアップでは、バラエングループは、どのような提案をさせていただいたかのご案内をさせていただきたいと思います。

今回は、私たちが各国に拡がるパートナーから送っていただいている植物や園芸資材、雑貨小物、そして自社開発の生産資材からいくつかピックアップして展開させていただいた。

まずは一番売り場面積を取らせていただいたタイ王国。普及しているウスネオイデスやディスキリアから、とても希少なサンスベリアまで比較的小さなサイズの植物を多く紹介させていただいた。

さらにドライシードなどの小物も数多く紹介させていただいたが、結構反応が良く、多くの方々が手に取り検討をしていただくことができた。

スペインからは、乾燥に強いデザットプランツとして、ユッカ ロストラータ ブルースワン、ユッカ リギダ、アガベ、オリーブなどを紹介させていただいた。品質の高さもあり、弊社の得意とすることもあり、多くの方からの問い合わせをいただくことができた。

他にセネガルからのバオバブやオーストラリアのサイスィアなどを紹介。

マダガスカルからは木彫りプロジェクトで作られた小物を紹介。多くの方から可愛らしいとの声と同時に、その取り組んでいる意味を話させていただくと、皆が共感をしていただけることができたのは嬉しかった。

そして英国 スコットランドからはAIR-POT。大きなスペースは取れなかったが、開場から終わりまで、モニターにて紹介動画を流させていただいたところ、多くの人が食い入るように動画を見て、AIR-POTの性能の高さを理解していただくことができたと思う。そして実際に商品を手に取っていただき、品質の高さなどを実感していただけた。さらに、私たちからは、実際に英国に訪問した時のことなどを踏まえて、開発者から預かった想いを伝えさせていただいたところ、多くの方から支援の声もいただけた。また英国訪問時に、AIR-POTと一緒に現地で使われた資材を、紹介させていただいたところ、来場者のみならず出展社からかなり高い評価をえることができ、今後の展開について重要なアドバイスを得ることができた。本当に楽しみである。

そして、日本からは今年からバラエングループが生産販売することになった秋田の高品質な根引き松「八竜松Ⓡ」を紹介。多くのバイヤーが関心を持っていただき、実際に注文方法などの問い合わせをいただけることができた。

そして来春から大きく展開予定の「indoor BONSAI 未来(みらい)」のお披露目。これはエバーフレッシュを盆栽調に仕上げた魅力的な逸品。国内外の来場者に高い関心を持っていただくことができた。

そして弊グループが展開する近年急速に注目が高まってきているバイオスティミュラントである海洋性腐植抽出液(高濃度フルボ酸)の「マリネックス」各種を紹介。マリネックスの主な機能は、殺菌、キレート効果、デトックス、抗酸化作用などとても有効な効能を多く持つ資材であり、そのポテンシャルは未知数なほど高い。

そして最後に本年新しく特許申請、また特許取得済みである自然生態系調和型資材「アースフィールシリーズ」。本資材は細胞膜透過性資材で植物にダイレクトに効く。さらに名前の通り環境に配慮されたものでプラネタリーバウンダリー対策にもつながる、とても重要な資材と言え、大きな期待を寄せられるものである。

以上が私たちの取り組みである。手前味噌と言われるであろうが、どの商品も他にないレベルのもので、バラエングループが胸を張ってご紹介できるものばかりである。

そして来場者の業種によってこの中から、それぞれに強い関心をもっていただくことができたことは大きな収穫である。さ~~明日は最終日。さらにギアをあげて頑張ろう。

大植 秋の大感謝祭を終え、荷物を積みかえ、幕張メッセで開催されるGARDEX2023に出展のために移動をした。

前日に敏腕スタッフ安部氏陣頭指揮のもと、バラエンクリエイティブメンバーとで、出展ブース及び会場装飾などを行い、出展当日を迎えた。

今回のブースではスコットランド、スペイン、オーストラリア、タイ、セネガル、マダガスカル、日本の魅力的な植物 園芸用品、資材、雑貨を少しずつであるが紹介させていただいた。

そして朝一番、近隣ブースの皆様にご挨拶をさせていただいたのち、開場と共に多くの方々にお越しいただけ、あっと言う間に時間が経ってしまった。

そしてお昼前になると依頼をいただいていた又右衛門のセミナーが開催されるので、その準備のために一旦ブースを離れ、セミナー会場に移動することになった。

会場に入ると百数十名以上の方にお越しいただきほぼ満席の状況であった。中には以前から大変お世話になっている業界の大先輩でありご支援いただいている方、大手ゼネコンやメディア関係の方も多くお越しになられていた。

今回は全体1時間のセミナーで前半30分を、新潟の諸橋造園の諸橋様が、素敵な取り組みについてお話をされ、私も多くを学ばせていただけました。

そして後半30分を私、又右衛門が

【ネイチャーポジティブの実現に向けた社会課題を解決する緑化・植栽デザイン】
~自然生態系調和型資材や画期的な育成ポットを用いた健康な植物生産・管理の必要性~
としてお話をさせていただいた。

内容については持続可能な社会の実現に向けた花き園芸・緑化植栽におけるカーボンニュートラル、サーキュラーエコノミー、ネイチャーポジティブをとらえた下記のような提案をさせていただいた。

●ローメンテナンスガーデンデザイン(国際ルールを遵守した輸入植物)

●土のデザイン(物理性・化学性・生物性)

●視点を変えたデザイン

●緑地・公園の活用デザイン(サーキュラーエコノミー)

●健康な植物によるバイオフィリックデザイン

●植物の機能性回復と強化デザイン(カーボンニュートラル)

●生態系に配慮したマイナスの少ないデザイン(ネイチャーポジティブ)

そして最後に私の想いを述べさせていただき制限時間のほぼ30分で講演を終えさせていただいた。

講演終了後には名刺交換にもおいでいただけ多くの方とご挨拶ができました。その後ブースにも私どもの活動に賛同いただけるとお立ち寄りいただき、とても素敵なご縁をいただくことができました。

その後も終了まで訪問者はほぼ途絶えることがなく、準備したチラシもほぼなくなってしまうなど、あっという間の初日であった。

さてと、あと2日間。楽しみでいっぱいである。

スペインから帰国し、私たちの本拠地である大阪植物取引所にて開催された秋の大感謝祭に出展させていただきました。

今回は私たちの植物は大きいものが多く、移動するだけでもとても大きな費用と、植物に負担をかけてしまうため、ブースでは見本展示を行い、隣接する植物仲卸と連動した形で販売をさせていただけました。

多くの方々に、私たちのユニークな植物を観ていただけ喜んでいただけました。同じ敷地内だけでこそ展開できる企画です。ご支援いただいている市場の皆様に本当に感謝です。

引き続き皆様に植物を通じ驚きと感動を与えることができる切れ味のある仲卸として、頑張っていきます。

お越しいただいた皆様ありがとうございます。

引き続きよろしくお願いいたします。

タイから帰国し、帰国後の整理もつかないまま週明けの社内会議を行い、多くのスタッフに力強い声をいただき、背中を押されたような気分で、急ぎ足で伊丹空港へと向かった。

今回は横浜である。明日開催されるGREEN ×EXPO 2027 共創キックオフミーティングに参加するためである。

また違うミーティングがあるため横浜を訪れた。駅を降りるとそこには多くの横浜ベイスターズのファンが集まっていた。今日は試合がある日なのだな~~と横目で見ながら打ち合わせ会場を訪問させていただいた。そしてミーティングが終わり、部屋の外に出るころは試合も佳境に達しているのか大きな声援が球場外にも多く響いていた。

その歓声を縫うように市役所近くで予約したホテルへと向かうことにした。ホテルに着いた頃には近くの飲食店は閉まっていたので、桜木町駅ちかくのお店で簡単に済ませに向かった。

その途中、色んなことを考え観覧車を眺めていた。様々な色に変わる観覧車をしばらく見つめていた。

そして食事を終え、七色に移り変わる観覧車に見惚れていると、その後はグリーン一色になり、しばらくグリーンに輝く観覧車が長く続いた。

その景色はまるで華やかな世界よりも何よりも一番輝く色はグリーンであるという自らのメッセージと被るところもあるのと、現在多くのことが重なり、様々なことに目移りしそうな時や色んな関係への気遣いは後回しにして、今は植物(みどり)のことをしっかり見つめなさいというメッセージにも感じられた時、その観覧車はさらに輝きをましたように感じた。

そして26日はパシフィコ横浜で開催されるGREEN×EXPO 2027 国際園芸博覧会の共創キックオフミーティングが開催されるため私も出席させていただいた。

開催前から会場には多くの出席者や報道関係が集まっており、私も普段からお世話になっている人や新しくご縁をいただいたばかりの方にお会いすることができた。

そして定刻に開催され、経済界、政界の方々や横浜市長、博覧会協会の関係者の方々から挨拶があり、本博覧会の開催意義や目的、期待の声など多くいただけ、花き園芸業界の一員として嬉しさとともにその責務を感じ身の引き締まる想いがした。

またチェアパーソンである涌井先生と隈研吾先生の対談では、プラネタリ・バウンダリーの問題やネイチャーポジティブ、サーキュラーエコノミーなどについても提議され、先生方のように崇高な考えまでは至らないにしても、ここ数年同様な想いで活動し、技術の開発を繰り返し、形をつくり、各所で唱えてきたことが間違っていなかったことに確信がもて、何か報われた感じと同時に大きく背中を押していただけたような気分がした。

そして引き続き世界が向かう方向の一端を担えるような活動を実直に行っていかなければとあらためて感じることができた。

そして休憩をはさんで、地元宝塚の3セクの取締役会にて、GREEN×EXPOの案内をするために足早で会場を後にする際に、重鎮である大先生とばったりお会いすることになり、そこで、とても優しく鋭い目で「よろしく頼むよ。」と一言お声掛けいただくことになり、私の想いは一層に強くなった。

また多くの方々に普段の活動における温かい支援の言葉をいただけ、自身の推進力につなげることができた。

2027年 あっという間であろう。私にどのようなことができるか、役に立てることはあるのか?は、わからないが花き園芸業界の一員として自らの信念のもとに実直に歩んで行こうと思う。

~幸せを創る明日の風景~ を世界のみんなと一緒にみたいから・・・・