四代目又右衛門の頭の中を書いたブログ

MATAEMON'S THINKING BLOG

今日は「国際生物多様性の日」である。

私は今まで数十か国を訪れ、そこに住み暮らす人びとや動物たち、植物たちと多く出逢ってきた。

動植物やその他の生き物には全て特徴があり、それぞれに魅力がいっぱいである。

そしてそれらは与えられた環境で互いを尊重し、長い時間をゆっくり共に過ごしてきたのだろうと感じる。

そのことを特に植物などの変遷から感じることができる。

ジャングルや深い森では数千年単位で時が刻まれていることを感じる。

生物多様性を置き去りにし、そこに人類の手が入り、文明という大義名分で開発がすすめられて急速に変化が起こり、多くのものが失われているのではないかと思う。

これらの植物はオーストラリアの深い山に自生している。

3年で1cm伸びると言われている。300年でも100cmしか伸びないのである。

でも私たちの街を300年前に巻き戻すととんでもない変化があるのではないだろうか?

自分たちのスピードではなく、他の生物と同じスピードで歩み進んでいくことを考えなければ、振り返ればそこには人以外の生物はいなくなっているかもしれないのではないだろうか。

 

私たちは他の生物と共に地球を分かち合い、助け合って生きている。

自分たちの便利さを追求しすぎずに、生かされていることを認識しなければならない。

今日の午前中は、すぐさま起ち上げるプロジェクトの打ち合わせをおこない、昼からは、数年後に起ち上げるもう一つのプロジェクトの現地調査へと向かった。

 

そのプロジェクトは農業である。

先月新しくバラエングループに加わったマリネックス社の主力商品である、海洋性珪藻土抽出液でフルボ酸を主成分とするその名も「マリネックス」を用いて、素晴らしい野菜を生産されている農家を訪問した。

 

人生の途中から就農され、当初から「マリネックス」を愛用していただき、次々と魅力的な生産物を送り出している現場の方の声は本当にありがたく、下向きがちな現在の状況の中、上に向かう勇気を与えてくれる。

花き園芸を本業とするバラエンは、今まで「マリネックス」という素晴らしい商品・技術により、残留農薬の低減や花き自体の免疫力を高めるために活用する立場であったが、こうしてマリネックス社がグループに加わったことにより、これからはもっと深く農業の世界に参入していくことになるであろう。
そして、私たちが園芸の立場で培ってきたデザイン性や学習プログラムを農業の場面に活かすことで、見た目も中身も美しく、健康な農業スタイルを展開していきたいと考えている。

 

十数年前からのアースフィール社の想いが、やっと形となってくれると思っている。

 

『土づくり花づくりを通じて

人と地球を力いっぱい愛することができる、

そういう思いやりのある人を育みたい。』

 

農業は、人と植物と自然との対話のあるところに初めて成り立つもの、

と私たちアースフィールは考えます。

そうした、本来あるべき農業の環境に、

一人でも多くの方が関わることができるよう努力します。

また、植物や自然とじかに触れ合うことは、

思いやりの心を持った次世代の子どもたちを育むことにつながると信じています。

その手助けをすることが、私たちアースフィールの使命です。

 

アースフィール社HPより

http://www.earthfeel.co.jp/

 

 

園芸から農芸へ。バラエングループの挑戦はまだ始まったばかりなのかもしれない。

私が専門委員として所属している一般社団法人テラプロジェクトでは、皆様のご協力の下、産官学連携により大阪・梅田地区の「みどり化」活動を推進しております関係で、世界中が新型ウィルス感染拡大の脅威に直面する中、「みどり」を通じて、少しでも社会に安心と安らぎを与えたく、阪急梅田駅周辺、阪急百貨店周辺にて、応援メッセージを発信しております。

 

 

One Green, One Love, World Peace

 

 

お一人でも多くの方の心に届くように!

 

そして、今夜、通天閣がみどり色にライトアップされた!!
太陽の塔もみどりに輝いたとのこと。

みんなの想いが繋がった。

このまま、いつもの活気ある大阪の街へと向かっていきたいと、切に願う!!!

5月10日 今日は母の日である。
毎年であれば5月の第2日曜日は「母の日」であり、お花屋さんはじめ花き業界に従事する者にとっては、年間で最も忙しい時期とも言える。

 

しかし今年は新型コロナウイルスの影響により、例年とは多くのことが違う。

生産者から小売りまで多くの業態が苦しんでいる。

 

ただそのような時でも、私たちは手をこまねいているだけではなかった。

 

 

「母の月」である。

1日だけでなく、この1ヶ月を「母の月」として展開しようというものである。

「母の日」前の数日間および当日、生花店の店頭がお客様で混み合い「三密」の環境になってしまうことを避け、お客様の安全、生花店で働くスタッフの安全というソーシャルディスタンスの問題、そして配送業者にフラワーギフトが集中し混乱を招く事態を考慮し、「母の日」を1日だけでなく、1ヶ月間に分散する「母の月」とすることへのご理解を、生活者の皆さまへ求めていこうということにしたのだ。

 

▼詳しくはこちら・・・
https://nippon-fc.jp/hahanotsuki/

 

このアイデアも素晴らしいが、苦しい時にこそ業界みんなが1つの方向へ向かって進んでいこうとしていることがとても素敵である。

この「母の月」が終わるころには、今までのように、いや今までより澄んだ空気の世界が待っていることを期待してやまない。

 

緊急事態宣言が発せられ迎えたGW。

通常であれば大型連休で人や物が多く動く、まさにGW(ゴールデンウィーク)なのだが、今年は様々な規制や自粛もあり、私にとってはGW(がんばるウィーク)となってしまった。

 

そして今日、5月4日は「みどりの日」である。

みどりの日は「自然と親しむと共にその恩恵に感謝し、豊かな心を育む」ためのものである。みどりのサンタにとっては今日こそがX’masと言えるかもしれない。

 

私は今まで世界を周り、様々な国の“みどり”に触れてきた。

 

 

モンゴルに拡がる広大な“みどり”。

 

 

大自然の中で生活に直結している“みどり”。

 

 

幾度ものブッシュファイヤーで焼き尽くされても、その度に芽吹いてくる“みどり”。

 

 

もともとみどりがなかった場所に人工的に植えられながらも、時に自然より美しくも感じる“みどり”。

 

四季の訪れとともに色や表情を変えていく“みどり”。

 

そのどれもが美しく、人が生きていくためには欠かせないものである。そしてあまりにも多くの感動と知識を与えてくれた。

 

そんな素敵な“みどり”を、今年のGWはグリーンウィークとして、是非おうちの中に招き入れ親しんでいただきたい。そして時には「ありがとう」と優しく声をかけて欲しいと思う。

 

そうしたら、どこからかみどりのサンタの声が聞こえてくるかもしれない。
「Happy Green Christmas!!!」と。

その声が世界中に響き渡る時。きっと今まで以上に素敵な時代が訪れるであろう。