四代目又右衛門の頭の中を書いたブログ

MATAEMON'S THINKING BLOG

さていよいよ帰国である。
昨晩といっても2時間ほど前だが、ベッドで横になってはみたものの、隣の宿泊者がご機嫌であったのか遅くまで大きなTVの音や笑い声が絶えずで眠れず、結局はそのまま起床時間を迎えることになった。

そしてレセプションに教えてもらったように、玄関近くにあるTAXIコールのボタンを押してみたが反応がない。少し不安になる。

しばらく待ってみてもやはり反応がない。不安がつのる。

もしこのタクシーが来てくれなかったらフライトには到底間に合わず帰国できない。おまけにチケットも自動的にキャンセルになってしまうので帰るにはかなりの費用が掛かるし、待ってくれているメンバーにも多大な迷惑をかけてしまう。そのようなことを考えると尚更不安でいっぱいになってくる。
またTAXI GOのようなアプリを駆使しても来てくれそうにない。いよいよ半分あきらめモードになってくる。

私が同行のパートナーに「あきらめて、かなり離れてはいるが歩いて大きなホテルに行ってタクシーを呼んでもらおう」と提案し、キーボックスに部屋の鍵を放り込み、ホテルから離れようとすると、タクシーボタンに反応があり1分後に到着と表示された。
パートナーのいざという時のための準備と判断のおかげである。私一人であれば恐らくスーツケースを引きずりながら放浪した挙句乗り遅れてしまっていたかもしれない。本当に逞しいと感じた。

しばし真っ暗なホテル玄関で待っているとバンが到着。さっそく荷物を積み込んで空港へと向かった。
それにしてもタクシーが来てくれた時には、難破したときに救助を受けたような気分だと思った。そして空港に向かうタクシーの中では、帰国前の宿泊、特に深夜チェックアウトが必要とされる時は、倹約といってもモーテルのようなものではなく、24時間レセプションが開いている最低限のビジネスホテルか、空港に歩いても行けるところを予約しなければならないとしっかり頭に叩き込むことができた。

タクシーに乗ること30分。Domesticに到着。ここで乗り継ぎ場所であるシドニーに向けての国内線に乗ることになる。無事に搭乗手続きを済ませることができ、搭乗口付近で過ごすことにした。

搭乗口から外を見ると素敵な朝焼けが目に入ってきた。さっきまでハラハラで不安な時間を過ごした後なので、その朝焼けが何とも言えないぐらいに美しく感じられた。

そして定刻にシドニー空港に到着。International transferを済ませて、搭乗口付近に向かう。

数十分だけラウンジでコーヒーをのみ、羽田行きのJALに乗ったときには、いつものようにJALのCAさんが名前を呼んで迎えてくれ、それだけで半分日本に帰ってきたような気分になり、様々な緊張から解放された。

ほどなくして離陸。日本に向かう機内でこのブログを書いている。

今回のオーストラリア訪問は、素晴らしい植物の自生地から、タクシー問題など、ワクワクドキドキの繰り返しで記憶に深く刻み込まれた訪問となった。

現地パートナーのStation Creek Tree FarmのDannyはじめファミリーの皆さんには本当にお世話になった。心より感謝である。

再来年の2025年には大阪・関西万博が開催される。その準備もありこれからはさらに忙しくなるであろうが、しっかりと連携し一緒に良いパフォーマンスをおみせできればと思う。楽しみでいっぱいである。

さて到着までの時間はまだまだあるが居眠りをしている時間はないので、たまったデスクワークを行いながら羽田に向かうことにする。機長よろしくお願いします。

今回もいつものように乱文のブログをお読みいただきありがとうございます。
恐らく今回のオーストラリアで年内の海外出張は最後になると思います。次の海外は1月はじめかと思います。それまでは年内精一杯国内で活動をしていきますので、引き続きよろしくお願いします。

ではでは皆様。ありがとうございました(^^)v

今日は帰国に向けてStation Creek Tree Farmを出発の日である。

早朝、私が目を覚ましパッキングを終えた頃には、ナーセリーでは本日出荷のボトルツリーのディギングを終え、積み込みする手前であった。

しばらくしてボトルツリーにはシュリングがかけられ、重機によって吊られていく。

トレーラーに積み込まれ、養生されたのちしっかり固定されて旅立っていった。その作業の手際良さと丁寧さはさすがである。そして新天地に向かうボトルツリーを見送りながらみんなに愛され元気で育つことを願ってやまない。いってらっしゃい。

その後いつものようにお手製の美味しい朝食をいただき、今後の進め方や取り組みについて最終のミーティングを行い、お互いが確認できたので、変わらぬパートナーシップと再会を約束して、名残惜しいが帰国のために出発することになった。

そしてDannyに最後の感謝を告げ、送迎車に乗り込み、お互いの姿が見えなくなるまで手を振り合い、ブリスベンシティへと向かった。出発から約1時間、シティから少し離れた予約済のホテルに予定よりずいぶん早く到着することができた。

チェックインができる時間ではなかったのでレセプションに荷物をあずけて、近郊の植栽などのチェックや植物園を観るために歩いて出発した。

気温は昼間37℃ぐらいまで上がり、日差しこそきついが、日本と違ってカラッとしているのであまり汗もかかずに心地良い。

歩くこと小一時間でRoma Street Parklandに到着。

いきなり入り口では大きなトカゲが出迎えてくれていた。

そしてRainforestやFern Gullyなどでマイナスイオンを吸収。

そしてネイティブプランツであるグラスツリーやボトルツリーを見納めもかねて見学。その際には土壌の様子などもチェックさせてもらった。

またイベントとして花苗のカラフルな植栽も拝見させてもらった。

そこではちょうど植え込みの最中で、声掛けると、とても素敵な笑顔で応えていただけ気持ちも晴れやかになる。

噴水や池など水場も多く、その周りには多くの鳥たちがいる。さらにトカゲも一杯である。
植物に気をとられていると、何度もトカゲを踏みそうになり、その都度自分で驚いてしまっていた。

パーク内には素敵な花が咲き、本当なら1日ゆっくりしたいぐらいであったが、みどりに触れてチャージができたので、前回の記憶をたどりながら再び街中へと歩いて向かうことにした。

そして約30分で中心部に到着。軽くケンタッキーでランチをとることにした。

さっと食事をとった後にCity Botanical Gardenに行くことにした。ここは恐らく4回目の訪問である。植物園というよりはみどりが多い公園という感じである。

多くの緑と可愛らしい花が出迎えてくれて心地よい。

また大きな木の周りは柔らかい芝。寝転んだり、裸足で歩いたりしてみると全身の疲れがスーッと抜けるような気がした。

そして園内を散策すると、木からボトンという音がして、何だろう?と見てみると、ユニークな堅い実がコロコロと転がってきた。木についている説明板を見てみると、エレファントアップルとのことである。

和名はビワモドキ。葉がビワに似ているかららしい。確かにビワの葉を少し太く大きくしたような感じはする。ただ実は似ていないかな??
一応食用とのこと。隣で別の方が食したのを覗き見していると、少し酸っぱいようで美味しくなさそうであった。

続いて植栽して間もないローズガーデンなどを見学して次へと向かうことにした。

川向にあるアートセンターやミュージアムへと向かう。

色々な展示はされていたがゆっくり観るまでの時間がないため、さっと流すように拝見してきた。

そして再び歩いてシティの中心部に向かう。人混みをさけるようにして見学をすることにした。

街中のスーパーの花売り場を視察。以前よりは随分鮮度は良くなったと言えるが、やはり日本や欧州の方まではいかないとも言える。その後果物売り場、小物雑貨売り場を見学。

また街のアートなどを観たり

店舗のクリスマス装飾を視察したが、正直個人的に夏にクリスマスは少し?随分?違和感があった。

そして夕方になったので少し早いが、最後の夕食をとることにした。油物が続いたので最後の晩餐は韓国?中国風?の鍋のようなものにすることにした。

ここではあらかじめ用意された大きなボウルにビュッフェ形式で野菜や海鮮、肉、麺類などを入れていく。そして最後にその重さをはかってもらい、スープにするか炒めるかの選択をするシステムである。これなら自由に好きなものを選択できるので個人的にはとてもありがたく嬉しい。ちなみに私の選んだものの重さは約700gであった。
100gあたり3.8AUDのお金を払ってしばし席で待つ。

待つこと約10分。大きな丼に好みの具材だけがてんこ盛りの鍋のようなスープが出てきた。魚介もしっかり火が通っていて、少し辛かったものの美味しくいただくことができた。

そして食事を終えて帰ろうとしたところ外は大雨。さすがのレインマンである。ただ傘もなにも持っていないので、フードコートでお茶をしながら待つと小一時間で止み、涼しくなった夕暮れの街を、今回のオーストラリア訪問の思い出をなぞるように再び歩いてホテルをめざし、約30分で到着。チェクインを済ませて、預けた荷物を引き取り部屋へ向かうことにした。

部屋は倹約したため古く小さいが特に不自由はない。ただ部屋の壁が薄いため、隣の部屋のTVの音がそのまま聞こえてくる。さすがに少し気になる。とはいえ明日の起床時間は2時なので少しでも寝ようと頑張ってみよう。

さ~明日は帰国。絶対に寝過ごさないようにしなければである。おやすみなさい。

一昨日の午後にブリスベンを出発。

夕方、空港に到着。気温は低く肌寒いが空気は綺麗。レンタカーにて移動し、街中で予約済みのホテルにチェックインした後、夕食をいただくために街に出た。
せっかくなのでネイティブな食事をと思っていたが、時間が遅いということもあり、手軽な中華にすることにした。

味は海外でよく出会う中華味であり、そこそこのおいしさではあったが、価格はさすがオーストラリアか、王将の約5~6倍の値段であった(^_^

その後は部屋に戻り明日からの準備に遅くまでかかったので、終わり次第眠ることにした。

翌朝気温は7度。比較的薄着の私は少し震えながらホテルで朝食をいただき、レンタカーで目的地をめざした。

そして車で約1時間。ナーセリーに到着。到着するや否や手厚い歓迎を受けることができた。

実際にツリーファーンを目の前に説明をしていただき、こちらからも多くの質問をさせてもらったが、とても親切丁寧に色々教えてくださった。

さらに実際にハーベスト中である自生地にも案内してもらった。

写真で見るとわかるように、ここは松やユーカリなど材木の収穫のために伐採を行っている現場である。ただツリーファーンは材木にはならないので、ライセンスをもったナーセリーがそれらを引き取り、ビジネスを行い、その収益を森に還しているというモデルである。これはナーセリーや植物、森にとっても良い循環であると感じた。

▶︎又右衛門とツリーファーン動画

とても大きなサイズのツリーファーンがたくさんあり、これがただ単に倒されてしまうのではなく、きっちり政府の許可を得て、国際ルールを遵守した上で、流通にのり各国の需要者のところに届くのは良いことであろう。

中にはウェーブしているものや、複数の頭をもつマルチタイプのものなど多くあり、とても興味深かった。

後は国際ルールなどいくつか大切なことを調査した上で、今後について検討をしていければと思っている。今後がとても楽しみである。

その後はネイティブプランツが多く植えられた植物園などを探索。

また、マスクを外して公園を探索し、良い空気をめーいっぱい吸うことができ、とてもリフレッシュすることができた。

さらに夜はアンガスビーフをごちそうになり、今日もまた全てに満たされた1日となった。

そして最終日である日曜はナーセリーなどが休みのため、近くの渓谷など素敵な自然を堪能した後、ランチをいただくことにした。
イギリスではないが、オーストラリアでランチといえば一度は食べておかなければと思うフィッシュ&チップスにすることにした。ただチップス(ポテト)は好きなのだが現在控えているので、フレッシュサラダに変更してもらい、美味しくいただくことができた。

食事後は、地元のガーデンセンターを見学に行くことにした。

屋外には植物、広い店内には様々な物が並べられており楽しい。
せっかくなのでお土産代わりに作業着をゲット。ただ支払いを終えたすぐ後にサイズを間違えていたのに気づき、レジにて交換をお願いしたところサービスカウンターにて手続きをと指示され、サービスカウンターにて手続きしたところ、OKはしてくれたものの35セントを要求され、何のチャージか理解はできなかったがとりあえず支払って交換してもらい退店することにした。

その後時間となったので帰路に着くことにした。車を走らせ約1時間。少し早めに空港に到着。レンタカーを返し、搭乗手続きを済ませて、搭乗口でゆっくりすることができた。

そして定刻に搭乗。少し遅れて離陸そして到着となり、無事再びブリスベン空港に到着。
その後車で再びベースキャンプのDannyの家に戻り、今回の産地での状況を報告と、今後についてディスカッションを行った。

今回の国内移動は、ツリーファーンビジネスだけではなく、彼らとの今後について話をすることができたとても貴重であり、素敵なショートトリップとなった。

そして夜も更けてきたのでベッドルームに向かい、今回の現地視察が大きな価値があったことを喜びながら眠りにつくことにした。

さて明日からはいよいよ帰国に向けて移動である。少し寂しい気持ちもあるが日本で待つ素敵なスタッフに土産話をいっぱい持ち帰ってあげたいと思っている。
みんな待っててね。

今朝も夜明けとともに起床。朝食をいただいた後、国内移動までの数時間でナーセリー内と周辺の探索を行った。

まずはボトルツリー。3年前に比べて明らかに良い感じで育っていた。できればあと10年ほど待って素敵なサイズに仕上げていきたいと感じた。

相変わらずビスマルキアは魅力的である。スペインでは土を使わず育てたビスマルキアはほぼないので、オーストラリアに期待したいところだが、やはり難しいようである。中には根を洗って輸入をしようとする業者もいるようだが、その成功率は極めて低く、仮に問題なく日本に到着しても、育つことは稀であろうと言える。ただクライアントの要望も多い品種のため、積極的に進めていきたいと思っているのでしばしお時間をいただければである。

オーストラリア原産であるソテツ類の「カイルンシアナ」。現地で「カイルンシアナ」と呼んでも「???」とした表情をする。私の発音が悪いせいではあろうが「ケンジアナ」と言うとすぐにうなずいてもらえる。

このナーセリーでは種から育てているので輸出も可能である。ただもう少し大きいほうが良いかなと思うので今回はまだ様子見になるであろう。

他にはマクロザミア ムーレイが並んでいる。私たちが保有するマクロザミア ムーレイもこのナーセリーから送ってもらったものである。現在ハーベストを行っていないようなので、続いての日本の輸入は中々ないだろうから、弊社にいてくれるムーレイは希少価値が高まったと言えるだろう。

その他にも希少なソテツ類が多く植えられている。

立派な花をつけたものもいた。

中にはこのように葉がくるくるとカールしたものもいる。とても親近感が湧く1本である。

またグラスツリーでも葉がよりシルバーであり、その中心がパープルの個体がある。本当に希少である。現地の彼らに聞いても、数万本に1本あるかないかというレベルと以前に聞いたことがある。本当に魅力的な1本である。

その他にもユニークな植物をチェックした後、ナーセリー近くを探索し、出発の時間となったのでタクシーにて空港へと向かうことにした。

約1時間で空港に到着。今日から2泊3日でオーストラリアでの国内移動になる。とても楽しみである。

今日は少し曇り気味だが良い天気。さて今日は待ちに待ったグラスツリー グラウカverグラウカの自生地へ向かう日である。

昨日は移動で丸1日寝ていなかったこともあり、寝つきもよく深い眠りにつくことができ、珍しくアラームで起きる朝になった。

朝一番に素敵な空気を思いっきり吸い込み、そして美味しい朝食をお腹いっぱいいただいての出発である。目的地はそう遠くない。

素敵な風景を横目に観ながら、道路を疾走する。オーストラリアではこのような道でも、制限速度は100km/hなので、少々スリル感も味わえる。

そして1時間強で目的地であるグラスツリーの自生地付近に到着した。

ここで4WDであるTOYOTAランドクルーザーに乗り込み急な坂を上り自生地へと向かう。動画でないので伝えられないが随所に急な登りもあるが、さすがランドクルーザーは難なくクリアしていく。何となく日本人として誇らしく感じる。

しばらく駆け上がると大型のグラスツリーが群生しているのが視界に飛び込んでくる。思わず声を上げてしまうほどである。園芸家や輸入植物に携わるものにとっては、エキサイティングであり、楽園にでもきたようなものであろうと思う。

この場所は、大小の多くのグラスツリーが群生または点在している、人の手の入っていない本当に素晴らしい地である。

遠くを観れば眼下に素敵な風景が広がる。

足元を見れば可愛らしい野の花が咲いている。

中には、このような見たことのない茶色の花も咲いている。マメ科の花であろうか???
そして色とりどりの蝶が舞っている。まさに楽園である。

ここでしっかりお伝えしたいのが、このような場所でいくつかのグラスツリーが採取されるのであるが、その活動は、ちまたで見受けられるハンティングのようなものではないということ。チームとして政府など公的機関の許認可、山の持ち主の許可、さまざまな必要な許可を取得し、自然のルールと人のつくったルールの両方を遵守しての取り組みであることをお伝えさせていただく。

実際の採取風景はSNSなどでのアップはひかえるが、又右衛門が確認をしているのでご安心いただければと思う。

しばし採取に立ち会い、その後移動しランチタイム。ランチタイムには様々な鳥たちもやってきてくれる。

白黒の鳥もいれば、カラフルな鳥もいる。彼らはお互いをどのように見ているのであろうか?そもそも鳥は色を見分けられるのであろうかなど考えてしまう。

そして午後は採取したグラスツリーの根洗い工程を再チェックする。この作業はお芋を洗うような作業ではなく、本当に大変な作業である。

岩肌や崖から採取されるグラスツリーの根には石のように固くなった土がこびりついていて、水洗いや高圧洗浄で簡単に落とせるようなものではなく、素手や場合によってはノミのような尖ったもので少しずつ丁寧に剥ぎ取らなければならないので、かなり時間を要する。

この作業を荒く行うと植物を傷めてしまい、大きなダメージを与えてしまう。かといって丁寧に行い長時間をかけるのもまたストレスに繋がるので、迅速かつ丁寧に行わなければならないプロフェッショナルの作業である。

そして土の代わりになる新しいピートモスやパインバークなどに仮植されることになる。その後、数年かけて発根の確認を行ってから、来日の際には、再び新しい器やパインバークなどに再度植え替えられてからの輸入になる。

たまに他社のネット販売(個人輸入)でグラスツリーを購入し日本で植えたが根付かなかったなどの相談を受けることがあるが、正直グラスツリーは共生菌に多く助けられて生きている植物なので、移植&洗浄は大きなストレスのため枯死することもある。しっかりそのことを念頭に置いて購入されることをお勧めしたい。

今日1日、採取~輸送~洗浄~植え付けまでの一連の作業を確認したが、本当にここまでしっかりとした作業を行うのはStation Creek Tree Farmぐらいではないかと言える。

これからも引き続きしっかりとしたパートナーシップで取り組んでいければと思っているのでご支援よろしくお願いいたします。

そして夕飯。今日の夕飯は鶉(うずら)である。バーベキューでいただいたがこれがまた格別に美味しい。そして日本からお土産に持って行った「ほりにし」スパイスを差し出すと早速使ってくれて、大変気に入ってもらえた。
「ほりにし」は海外でもうけるということを確認できた。

そしてうずらをいただきながら長く談笑し、眼にも心にもお腹にもとても贅沢な1日となった。
さて明日はオーストラリア国内での移動である。これもまた楽しみである。おやすみなさい。

シンガポール、チャンギ空港を出発し約7時間でブリスベン空港に到着。機内に忘れ物をしないようにパスポート、財布をしっかりチェックし降機。ターンテーブルで25kgのスーツケースをピックアップして、問題なく入国。

迎えに来てくれている師であり家族であり友であるDanny氏との再会を喜び合うことができた。そして彼の車に乗って、早速ナーセリーへと向かうことにした。
車からは久しぶりのオーストラリアの街並みが見えてくる。3年前とほとんど変わらない風景である。
車は次第に街中を外れ山間部へと近づいていく。景色と空気を楽しみながらあっという間に目的地付近になってきた。

空港から約1時間。慣れ親しんだDannyのナーセリーに到着。そこにはDannyの息子さんであるTim氏、奥様のCarolynさんやお孫さんたちが待っていてくれて、先日のシンガポールでの表彰式に続いて2週間ぶりの再会となった。

到着するなり朝食をごちそうになり、お互いの事業の話や思い出話を楽しくすることができた。

お腹が膨れると事務所付近で管理している採取して間がないグラスツリーをチェック。この品種は最も人気の高いグラウカ。中々採取許可が出ないが今回特別に許可され、公認での取り組みになる。

日本で人気があるジャストサイズのグラウカがいっぱいあり心が躍る。

中にはこのような小さいながらも5つの頭があるものもあり、とても魅力的である。ワクワクする。

その他にボトルツリーも沢山あり、3年前より目に見えて成長してきている。

中にはとても良いフォルムになってきているものもあり、これもまた魅力的である。

他にもカイルンシアナやムーレイなども多くあるが、また後に紹介したいと思う。

そして夜にはCarolynさんお手製のディナー。私が訪れるといつもお手製の食事を作ってくれて本当にありがたい。さらに美味しいときているからこの上ない喜びである。

家族同様にあつかっていただき、楽しく話をしながら食事をし、夜も更けてきたので寝室に向かうことにした。

自宅を出発してから約30時間でDannyの家に到着。相変わらずその間は眠ることができなかったので、今夜はゆっくり眠れそうである。おやすみなさい。

今日から1週間、オーストラリアである。
今回のオーストラリアではパートナーであるStation Creek Tree FarmのDannyとともに国内での活動である。3年ぶり?のオーストラリア。楽しみである。大きく変化はないかもだが、また気がついたこと、報告したいことを時間がとれれば遅れてでもブログに書かせていただきますね。そして日々の見かけたものなどはFacebook又右衛門のOfficial Instagramにてアップするようにします。

出発の早朝、まずは神棚をお祀りし、日々のお礼と渡航中の会社と自身の安全をお願いして出発。早朝のため道はすいていて約20分で伊丹空港に到着した。

定刻にドアクローズされて滑走路に向かう途中、少し前の飛行機がバードストライクにあい、しばらく滑走路が制限され、離陸予定時刻は9時40分とアナウンスがあり、そんなに遅れたら羽田での乗り継ぎはできないどうしようと思った矢先、すぐに訂正が入り7時40分ぐらいとのことで、ホッと胸を撫でおろした。

そして富士山を横目に観ながら、少し遅れて羽田への到着。そこで同行者であるパートナーと合流し、無事出国手続きを終えて、出発までラウンジで携帯品の最終チェックを行なった。

前回のタイ・シンガポールでは不覚にも?(いつものこと?)とても大切なものをなくしてしまい大変であったので、新たな小物入れを用意して、今回こそはパスポートも財布もお金もチケットもなくさないと心に誓って、余裕をもって出発ゲートへと向かうことにした。

今回のオーストラリアはシンガポール経由。ちょうど2週間前に乗った路線で約8時間。非常口座席をあてがってもらったので過ごしやすいが、先日のギックリ腰が完治していないため少し辛い中の移動となった。

機内ではデスクワークを行いながら打ち合わせをしたり、CAさんからお声掛けいただいたりしながら、無事に経由地であるチャンギ空港に到着した。
乗り継ぎ時間が2時間ほどのため、今回は入国してJEWELを観る時間がなく、出発ゲート付近で過ごし、ブリスベン行きのカンタス航空に搭乗した。

さ~~これからの1週間。どんな人、植物と出逢えるか楽しみで仕方ない。乞うご期待です。

一昨日は、花き産業の発展に寄与された、なにわ花いちば取締役会長の大西様のお通夜に参列した。多くの花き関係者が弔問されており故人との最後の時間を過ごさせていただいた。取引のみのお付き合いにはなるが、色々お世話になっており、少し早いご逝去がとても残念に感じた。バラエングループ関係者一同ご冥福をお祈り申し上げます。お疲れ様でございました。安らかにお眠りください。

そして昨日は盛岡にて開催される新岩手農業協同組合八幡平花卉生産部会創立50周年記念大会に招待され、盛岡へと向かった。

まずは4時に起き、大阪営業所に立ち寄り、その足で伊丹空港へと向かった。

今日は快晴。雨の心配はなさそう。ただ朝の気温はマイナスということで、今年初めてダウンベストを着こんでの訪問になった。

花巻空港に到着すると、そこには送迎バスで迎えに来ていただけていて、早速乗り込み式典会場である盛岡グランドホテルに到着した。

ただ開場までは約3時間があるので、開催されているワークショップなどを拝見しながら、生産者の方々や市場の方々としばし歓談をした。

開場前には、平素から大変お世話になっている大田花きの磯村代表もお越しになられ、少し離れたところから大きな声でお声掛けいただき、しばしお話をして、ほどなくして開場となり席へと進んだ。

しばらくして開会。主催者挨拶から始まった。

岩手県知事、八幡平市長はじめ代表される方々からの来賓挨拶があった。

続いて畠山氏による経過報告として記念誌にそって安代リンドウの成長過程のダイジェスト報告があり、その軌跡の素晴らしさを改めて感じることができた。また最後には50周年を共に迎えることができなかった長年のパートナーであり、又右衛門活動の理解者、支援者であった小笠原氏のことに触れられ、私も当時の思い出が蘇り、こみあげるものがあった。

その後様々なお立場の方々に感謝状が贈呈され、大会決議がなされたあと第一部である式典が終了した。

第二部までの休憩の間、以前からお世話になったり、お世話させていただいたり、海外研修などを行い、一緒に学び、一緒に泣き笑いしてきた生産者はじめ安代の皆さんと、思い出話や今後の取り組みなどについて、久しぶりに話をすることができた。とても嬉しく、日常を取り戻していくことができていることを感じられた。
休憩をはさんで、着席すると第二部である祝賀会が始まった。

テーブルにはリンドウが素敵に飾られていた。

私のテーブルの左隣りは、リンドウの育種などにおいて著名なスカイブルー・セトの瀬戸社長で、仕事の話からオフの話まで聞かせていただき、とても勉強になった。私たちグループの取り組みにも興味を持っていただけ、年明けには再訪し、新たな取り組みを一緒にチャレンジしていただけるとのことで、今からとても楽しみである。

また右隣には八幡平の普及センターにて畜産などの経験豊富な所長にもお話をお聞かせいただき、またまた素敵なご縁をいただくことができた。

生産者の方々、そのご家族の皆様にもご挨拶をすることができ、溢れる笑顔に産地としての力を感じた。各市場の方々と久しぶりの情報交換もでき、とても有意義な時間となった。

その後、同じホテル内での2次会も開催され、絞られたメンバーになり、少しラフな感じでまた一歩深く入った話ができた。

その後は駅前に場所を変え有志だけの3次会。とても面白く熱い時間を過ごすことができ、とても良い時間となった。そして皆さんとの再会、共に発展していくことを約束して、長く短い1日の宴席はお開きとなった。

一夜明けて、今、帰阪する途中でこのブログを書いている。本来であれば昨年に開催される予定であったがCOVID-19の影響でずれ込んだ。その1年間のうちにもリンドウ生産者はさらに成長し、強い想いをもって生産に向かい合っていることが感じられた。

今回の訪問で様々な方々との出逢い再会ができ、既に来年に向けての新しいプロジェクトも立ち上がりそうである。まだ雪も降ってはいないが来春の雪解けが楽しみで仕方ない。

最後になりますが、安代と私を繋ぎ、長年一緒に活動していた小笠原氏の姿をこの宴席でみることはできなかったが、今まで一緒にプロジェクトを起こし、一緒にプライベートを楽しんできた思い出は、50周年を迎えた中でも褪せることなく、さらに濃くなってきているようさえ感じられた。きっとこの宴席に臨席してくれて、みんなの姿を見ながら目を細めてくれていたと思う。本当にありがとうね。

しばらく中止していた又右衛門海外研修を再開させたいと思っている。
また一緒に行こうね。ねっオガさん!想い出の場所に・・・・・

タイ・シンガポールにおいて活動をしてきた中で、非常に関心を持ってもらえたのが、バラエングループのマリネックスである。

▼マリネックス公式サイト
https://www.marinex.co.jp/

この資材は最近注目が集まっているフルボ酸が多く含まれている腐植になるが、その中でも特異性がある海洋性腐植から自然濾過法により抽出した(高濃度フルボ酸)唯一無二の資材で、フルボ酸とフミン酸の絶妙なバランスが特徴である。

その効果は農業、水産、畜産、美容、環境など多くの分野に関わる方々からも称賛の声をいただいており、環境配慮や異常気象による農業従事者の負担軽減を進める中で、急激に注目されるようになってきた。

そして今回は、近隣にある大きな緑地(公園)での課題解決の依頼があり、訪問をしてきた。

この緑地は、素敵に管理されており、とても居心地もよい。
秋も深まってきたことから樹々も色づき、少し散策しただけでも、四季の魅力を感じることができる。

そしてご担当の方々と現地視察とミーティングを行い、今後協力的に取り組み、ご提案することを約束した。

このような素敵な場所が保たれ、さらに魅力的にしていくためのお手伝いができることを嬉しく思う。来年からが楽しみである。

今回は、タイとシンガポールで14日間の出張となった。普段は日本と海外1国を往復する旅であるが今回は日程が近いのと、費用と時間を有効に使いたいため、2国をまわることになった。

タイでは、お目当ての植物を見つけることができたり、思ってもいない掘り出し物を見つけることができたり大きな収穫があった。

またナーセリーをまわっていると、そこから縁が次へ次へと繋がり、今後私たちの活動において重要な意味を持つであろう素敵な方々と繋がることができ、先日来取り組みを始めているプロジェクトが大きく前に踏み出せた言える。

シンガポールでは、とても良い想い出になるAWARD受賞や、ガーデンズバイザベイを通じて又右衛門ネットワークを大きく拡げることができるパートナーを得ることができた。

また、バラエングループの活動に共感いただけ、今後一緒にプロジェクトを動かすことができるかもしれない素敵な方々と繋がることができた。それも世界で活躍される方々である。私たちにはもったいないぐらいである。

今回2国をまわり、改めて縁のありがたさを感じることができた。出会った皆様、植物たちに本当に感謝である。

そして良い旅だった。また何かに繋がるだけではなく、1日も早く具体的に動かしていきたいと思う。さ~~ただでも忙しいけど、さらに忙しくなる。それは苦しいことかもしれないけど、今、突き進んでいかなければならない時期と言える。同じ突き進んで行くなら、決してうつむくことはなく、顔を上げて胸を張っていきたいと思う。それがチーム又右衛門。バラエングループである。これからもご期待くださいませ。

 

『又右衛門、再びタイへ。シンガポールへ』はこれで終わりです。
お読みいただきありがとうございました。後は月末にもう一か国行ってきます。楽しみにしてください (^^)v