四代目又右衛門の頭の中を書いたブログ

MATAEMON'S THINKING BLOG

28日の朝、三沢をレンタカーで出発し、お昼頃に目的地である青い恋人が待つ安代へと到着した。

 

まずは出荷場に行き、ちょうどお昼だったので、リンドウの共同プロジェクトなどで、お世話になっている長い間お付き合いいただいている小笠原さんと合流し、お昼をいただきながらのミーティングを行った。

 

そしてその時に新しい戦力となった女性スタッフをご紹介いただき、私たちの取り組みや、ここ安代に期待していることなどを、ざっくばらんにお話をさせていただくことができた。その新しいスタッフは、もともとは異業種にて活動していたためか、色んな見識もあり、安代に対する思いも強い方なので、これからの安代の更なる飛躍のカギを握っているのかもしれないとも感じた。さらに私の考えと相通じるところも多くあり、短時間のミーティングであったが、とても有意義なミーティングとなった。

 

そしてその後は、今回の目的であるリンドウとは異なるが、安比塗センターをご案内いただき、又右衛門として「日本の感性を世界へ。」と取り組んでいるプロジェクトとのコラボレーションの可能性などを協議することができた。

 

 

そして、いつものように各圃場を周り、その後りんどう担当者の方々や生産者の方々と夕食を一緒にさせていただきながら、今後の方向性の確認や、新たなプロジェクトについて話し合いをおこなった。そのミーティングでは互いが熱く思いをぶつけ合い、気が付けば、途中脱落者が出るぐらいの深夜まで続くものであった。

そして飲まない私もさすがに意識が遠ざかりかけたので部屋に戻り就寝した。

本来ミーティングは時間を区切り、要点を絞り、効率よく行うのが良いのであろう。多くの専門書にも、そのようなことが書かれている。でも非効率的かもしれないが同じ言葉を何度も何度も繰り返し、互いの思いを正面からぶつけ合うミーティングだからこそ生まれてくるものもある。絆がまさにそうであろう。ここ安代と私たちはそのように感じることができている。

 

それは利益のためだけではない。植物を愛し、大地を愛する者同志が、日本を背負う気持ちで、今後も新しいことにチャレンジし、必ず形にするという強い思いを共有しているからであろう。そんな何よりも大切なことを実感できたとても意義深い一日となった。

 



素晴らしき安代の皆さん。ありがとうございました。



そして29日の朝、三沢空港まで車で移動し、素敵な人たちとともに過ごした東北訪問での新たな縁に、後ろ髪をひかれる思いも感じながらも、達成感に浸り空路で帰阪をした。

 



夕方、宝塚に戻り、その夜の商工会議所の会合にも参加。少しの間だが市長や皆さんとお話をさせていただくこともでき、多くを学ばせていただけた。さらにこの場でも新しい縁に恵まれるという、本当に素敵な数日を過ごすことができた。

縁結び、道開きの神様に感謝です。

 

 

早朝、家を出発し、打ち合わせを2件行い、昼の便で三沢へと向かった。

 

通常岩手安代に向かうのには、花巻空港から行くのがいいかもだが、今回は三沢空港を利用した。実際に利用してみても、価格も時間もさほど変わらず、次回からも三沢経由でいくのが良い選択しかもと言うのが感想である。

 

ここ三沢には、同級生がいて、今回も忙しいのにも関わらず空港に迎えに来てくれた。その同級生は、薬剤師でありながら、ヨガのインストラクターもしており、とても活躍中である。そしてせっかくなので、私の少し老いかけた身体のリフレッシュのために奨めて?半ば強制的に収容?され、その夜のスタジオにゲスト参加させていただいた。


 

 

基本はスタジオレッスンなど、極めて苦手な私だが、先生の話術にのせられ、よくわからない状態で、なすがままの状態でスリングヨガなど1時間あまり教えてもらった。


 

やっている本人にとっては、未だかつてとったことのないポーズで、アタフタしながらの、ほぼスリリングヨガ状態であったが・・・(^^;)

何だかんだと初心者の私でも指導をしてもらったおかげで、確かにリフレッシュ感に包まれ、心地よい時間を過ごさせてもらった。



ヨガ終了後は、近くにある美人女将の小料理屋に連れて行っていただき、美味しい食事をご馳走になり、はじめての三沢を堪能させていただいた。特に写真のミネフジ貝?は初めていただくもので本当に美味しかった。女将さん。素敵な料理をありがとうございました。本当に持つべきは同級生であるな~とつくづく感じた。




甘えっぱなしでごめんなさい。本当にありがとういございました~~。



その後、ホテルに送ってまでいただき、部屋にてデスクワークを行いながら、のどが渇いたので、コンビニへの買い出し含めて、少しだけ街中をブラブラし、再び部屋に戻った。

今日は初めての三沢、初めて会う方とのミーティング、そして初めてのヨガと、仕事にプライベートに、とても有意義な楽しい一日だった。さて明日は安代。
頑張っていこう。おやすみなさい。



ヨギーナ又右衛門!

今日は宝塚山本にある あいあいパークで開催中の、デザットプランツ フェアに、空間デザインやファッションデザイン、モデルで活躍中のJUN HAGAN氏と私 又右衛門で

プランツディスカッションを開催させていただいた。



その中で何よりも一番心配であったのが天候である。先週の日曜日は、かなり強い雨も降って、人出はまばらであったが今回は良い天気であったので、ひとまず安心して当日を迎えることができた。

朝10時にOPENして、しばらくすると早速、知人や初めてお会いさせていただく方など、数名の方に来ていただけました。

 

しばらく立ち話で植物の話をさせていただいていると、何人かの方が、デザットプランツの前で立ち止まる方が増えてきて、はじめてみる植物やユニークな形状の植物を前にして、いっぱい写真を撮っていかれえる方も多かったのが印象に残っています。

 

 

来場者の方は、エンドユーザーの方から、同業の方たち、異業種の方たちとバラエティーに富んでいたので、お話しすると私も多くを学ばせていただけた。

 

また通りすがりの人いれば、事前告知を見て、来ていただいた方、遠方からワザワザ来ていただけ、本当にありがたく感じた。中には缶バッチだけが欲しくて来ましたと言う方までいらっしゃり、何かほのぼのした気持ちになることができた。缶バッチのイラストを描いていただいた、とても素敵な女性には、本当に感謝の気持ちでいっぱいです。この場をかりて改めてありがとうと叫びたいぐらいです。音声機能はありませんが・・・・

 

今回のディスカッションでの質問で多かったのは、今持たれている稀少植物の栽培の相談や、どのように輸入しているのか?元気な植物の選び方などが多かった。

 

中には小説を書かれているという人が私の稚拙なブログをお読みいただき、今回来てくださり、「わ~~。恥ずかしい文章ですみません。」といったら、「誤字脱字なんてそんなにも気にしなくていいのですよ。文章においては些細な事。要は気持ちが伝わるかどうかですよ。私は又右衛門ブログをみて、何年分もさかのぼって読んでしまいましたと・・・」
昔からお勉強が苦手な私にとって、何だかとても報われたというか、下手な文章でも書いていてよかったなと感じることができ、とてもうれしく思えました。

またユニークな質問では、私の活動を熟知していただき、私の体調を気遣っていただけたり、外に出っ放しのために会社の経営の心配をしていただいたり(笑)、その元気の源は?と言うものまであった。



私は躊躇なく、このように皆さんに、珍しいだけではなく、生き生きとした植物の本来の姿を見ていただき、喜んでいただける姿が元気の源です~~。そしてそれを支えてくれるのが皆さんであり、素晴らしきパートナーのおかげなのです~~。とお応えさせていただいた。これは決して周囲を気遣って言っているのではない。たしかにこの輸入植物を扱い始めた時、誰も成功してはいない植物を輸入成功させたときは、どうだ!すごいだろ!!と言う気持ちはあった。ただそれを何度も繰り返しているうちに、その気持ちはどんどん薄れ、植物や大地への尊厳の気持ち、パートナーへの感謝が高まっていった。今では心の底からそう思える。

今日も本当に素敵な人との出逢いができた。又右衛門や私が扱う素敵な植物たちは、まだまだ一般的にはメジャーであるとは言えない。でも私たちの考え方を今後も決してブラさないで、このような活動を地道に続けていくことで、素晴らしき植物を皆さんにお届けできればと思っています。

今回お越しになっていただいた方ありがとうございました。心より感謝申し上げます。

それと次回7月16日土曜日 19時より、同じくあいあいパークで開催される、あいあいナイトカレッジにて、私が「世界の感動を日本に。日本の感性を世界へ。」と題し、写真を多く使いながらお話をさせていただきます。

 

今回のテーマでの話は、全2回で開催させていただき、その1回目が7月16日で、「世界の感動を日本に。」として主に、私が海外にて出逢った植物のことや、植物輸入することの難しさ。その裏話。またそのようにしてやってきた植物が日本国内でどのように活躍しているかなどをお話させていただきます。

 

そして2回目(11月か12月の第3土曜日)に、「日本の感性を世界へ。」とし、今春のベルギー Floralien2016での受賞や、弊社ガーデンデザイナー矢野TEA氏の世界最高峰のガーデンショウ チェルシーフラワーショウ 受賞への軌跡、さらにこれからの私たちの取り組みなどをお話させていただきたく思います。


先着30名様で無料にて参加が可能です。ひょっとしたらお菓子も出るかも???
もちろん希望者の方にはMATAEMON缶バッチも、お渡しさせていただきます。

 

但し、定員制ですので、あいあいパークさんへの事前申し込みが必須です。既に申し込みをしていただいている方もいらっしゃいますので、是非早めにお申し込みいただきますよう、よろしくお願いいたします。皆様との再会、出逢いを楽しみにしています。

昨日、21日の早朝に起床。宝塚は結構強い雨の中の出発。朝一番から服が濡れ、少しテンション下がり気味中、飛行機で上京。

 



本日 JFMA(日本フローラルマーケティング協会)の理事会・総会 国際セミナーが開催される法政大学ボアソナードタワーに到着した。



そして理事会、総会を無事終え、午後から国際セミナーが開催された。

 

今回のセミナーは「即!役立つ花き日持ち性向上の最新技術とは?」と題し開催され、興味深い内容と言うこともあり、140名近くの人が参加し、会場はいっぱいであった。

内容も三つの講演とパネルディスカッションで構成され、参加いただいた方々には、とても役に立つ内容であったと思う。

 

私は、JFMAの常務理事を拝命いただいた頃から、各セミナーの司会を担当させていただいている。私がJFMAのセミナーの司会をさせていただくようになってから、もう何年になるだろう。恐らく8年ぐらいであろうかと・・・ふと頭をよぎった。

 

私は正直自他ともに認める?シャイな人間で、人前で話すことが大の苦手である。そのような私をJFMAの司会に抜擢していただいたのには理由がある。

 

それは、私を少しでも人前で話すことができるように、あえて一番苦手な私にこの大役を任せ、会の体裁よりも人を育てるという考えの協会の親心である。

そうして約8年が経った今、その成果はあったのかと聞かれると、今でも緊張するのは同じである。しゃべりもあの頃と同じようによくかんでしまう。でもしかし、少しずつでも進化はしているとは思う。具体的にどこがと言われると難しいが、私の身体は少しずつ司会時のイレギュラーへの対応機能がついてきたように感じている。これを読んで、あっそう・・・と思う人がほとんどであるが、全く何もできなかった私にとっては大変な進化である。そのようなことを思い浮かべながら、人を育てるのに機会を与え、焦らず時間をかける寛容な気持ちを自分も持たなければならないとあらためて感じた。

 

セミナー終了後、情報交換会が開催され、様々な方々との交流をさせていただき、とても意義深い時間を過ごさせてもらい、その後解散となったので、会場を後にし、別の打ち合わせに向かった。


今日は朝から新しく起ち上げるプロジェクトの打ち合わせを行い、終了後飛行機で帰阪した。

今回の上京も、とてもいい機会になった。さてさてワクワクするような不安なような感じがする日々が続く。

だからこそブレずに、しっかり前へ前へと・・・

今日は宝塚山本にあるあいあいパークにおいて開催されている「デザットプランツ フェア」の応援にて、緑匠・又右衛門として参加させていただいた。

 

本来であれば、デザットプランツなので、ガンガン日差しを受ける状況での開催の方が良いのであるが、残念ながら朝から雨であった。

 

 

 

最近のニュースでは再三水不足の報道がなされているため、雨はありがたいのであるが、業界としては日曜日の雨は売り上げに大きな影響を与えるため、喜ばしいとは言えない。

ここあいあいパークもお店が開いてから人出はまばらで、私がいる場所は屋外のため、さらにひっそりした状況になってしまった。

 

 

 

 

特に午前中は一日雨で、ほとんど来場者がいなく、気が付けばお昼になったので、駅前まで買い出しに・・・

そして、売り場に戻って、何か足らないなぁ~と感じたら、またもやのまたもや財布がない。

 

 

 

ひょっとしてお店に置き忘れたのかもの電話をしても見当たらない。

前回に引き続き、お金もカードも、免許書もはいったまま。さすがにまずいと落胆気味の時に、警察から電話があり、財布が届いていますからとりに来てくださいとのことなので、早速派出所まで取りに行った。

 

 

 

 

お礼を言いたいので連絡先をお願いしたが、届けていただいた方が、要らないと連絡先も告げずに帰られたとのことである。

先日、海外での2回の盗難に続いて、東京で携帯を届けてくれたり、今日も財布を届けていただいたり、日本の素晴らしさを感じた。

 

 

 

今回の届けていただいた人が、私のブログを読むとは思えないですが、万が一と言うこともあるので、この場をかりてお礼を言わせていただきたく思います。財布と同時に、温かい心を届けてくれて、本当にありがとうございました。

 

 

 

昼過ぎになると少しずつだが人も来るようになってきた。

 

 

 

そして、しばらくして男前の方が、遠方から来ていただけた。はじめから植物を見る目の強さが違う方で、お声をかけていただき、しっかり植物談義ができた。この方は植物が大好きで、私のブログも読んでいただけるとのことで、とてもうれしく感じた。

 

 

 

この方は多くの植物を持っていらっしゃり、知識や経験も豊富である。商売だけで扱っている業者とは違い、植物をずっと見ているから、細かな変化にもよく気づかれていて素晴らしいと思った。同じ植物でも、このような方のところにいくことができるのは、きっと幸せなのだろうと正直思ったし、そのような素敵な方が、私の活動を見ていただけることが、励みになり、とてもうれしく思った。



そしてしばらくして、以前にFacebookでお友達になった素敵な方が来られた。ネットを通じて、宝塚や植物について意見交換や会話をさせていただいていたが、実際に会うのは初めてで、この機会に時間をつくってわざわざ来ていただけた。彼女は、仕事もだが、ボランティアでも色んな活動をされていて、また植物のもたらす効果などもよくご存じで、とても感性の高い方である。少しの時間であったが、直接お話をさせていただくことができ、お帰りには特製缶バッチを喜んで持って帰っていただき、とてもうれしい時間となった。

 

 

今日は雨の中、大勢の方とは言えないが、わざわざ遠方から会いに来ていただけたり、忙しい中来ていただいたりの少人数の方だったので、その分有意義な時間を過ごさせていただけた。

 

おまけに私が一人になる時間も多かったので、久しぶりにゆっくり植物の声に耳を傾けることができたし、降り続く雨音が、何となく心を癒してくれたように思う。

人って、植物って、超いいね!

今日は年に一度の、全国花卸協会の理事会・総会が大阪のヒルトンホテルで開催された。

この会の総会は、毎年各地持ち回りで行われ、去年は大分であった。

 

 

今までの理事会・総会は温泉地で行われるケースが多かったのであるが、今回はヒルトンホテルという大阪それもど真ん中での開催であったのと、今年は分科会と言う形で、4つのテーマに沿って、勉強会をおこなう企画であった。



そしてこの私もその一つとして「花き仲卸業の新たな事業展開」というお題をいただき、1時間少々を担当させていただいた。

 

仲卸としては、経歴の浅い私が、老舗の皆さんを前にお話をさせていただくのは、本来遠慮するべきなのかもしれないが、前回の理事会が東京農大の講演と重なり、私は出席できなかったときに、欠席裁判で決まってしまったので、身の程知らずかもと思いながらお話をさせていただいた。

 

そしてその後は、懇親会で美味しい料理をいただき、年に一度だけ顔を合わす同業たちと、仕事から他愛もない話でとても楽しい時間を過ごさせていただいた。

今回、今までと違った企画が良かったのか、参加者は今までにない人数に来ていただき、会場が狭く感じられるほどの盛況であった。

全てのプログラムが終了し、多くに方々は二次会に行かれたが、私は不眠続きと、明日からのイベントもあるので、早くに会場を後にした。

花き業界の景気は良い状況であるとは言えない。将来への不安も多く抱えているのは現実だと思う。でも今回参加しているメンバーの生き生きした顔や、元気いっぱいの2世参加者が多く出席している状況を見ていると、まだまだこの業界も巻き返しが十分にあるなと感じ、危機感以上に期待感に胸を躍らすことができた。

さ~~。明日は宝塚山本にある、あいあいパークでの「デザットプランツ フェア」に参加である。あいにくの天気のようだが、それも、またよしと前向きに考え参加してきます。

いつもより少し遅めの起床。そしてチェックアウトを済ませて、フライトまで時間があるので、近くを散歩した。

 

近くにはミュージアムがあったので、せっかく機会なので、アートに触れてきた。

 

 

先日までの自然に触れ、そのパワーにも触れた時間あったためか、ミュージアムでの少し異なった感覚が、身体にスッと取り込まれていくような気がした。

 

そんな余韻に浸りながら川沿いでコーヒーを飲み、帰国のために空港をめざした。

 

そして今、いつものように帰りの飛行機の中で、このブログを書いている。

 

今回日本人として初めて訪れた街?山の中で、素晴らしいものに出逢えた。

それは植物だけではなかった。

 



とてもパワーを感じる自然のドームがあった。ここは当然観光地ではないので、人は殆んど来ることがなく、そのままの姿で保たれている。

 

そこから放たれているオーラは、私たち一行を包み込むようであり、全身で感じることができた。

 

さらに山中を散策すれば、とんでもない光景を目にすることになった。

 

これはアボリジニーが残した手形である。どれぐらい前に残されたものかはさだかではないらしいが、地層からはこの地は何千年前からの物であるとは推測される。

 

そしてその解明のために、多くの考古学者がこの地を訪れ、研究をしているとのこと。

当然この場所へは、本来であれば私のような、訪問者は入ることはできない。そのようなすごい所をDanny のおかげで案内していただけた。本当にラッキーである。

 

残念ながら、私がこの場所へ皆様を案内することはできないし、直接問い合わすことも不可能である。但しこれから整備をすすめていくために、この土地のオーナーが移住してきたので、いつの日か多くの人が、この地を訪れることができることになるかもしれない。その日が来るのを心待ちにしていただければと思う。

 

ただ自分だけ観て厚かましいのだが、個人的には、いつまでもこのままの手つかずの素晴らしい状況であって欲しいようにも思っている。



私はこの壁画を観ながら、原住民であるアボリジニーの人たちが、何を思い、何を感じ、何を願いながら、形として残していったのかを想像してみたが、読み取ることが出来なかった。また真実は恐らく誰もわからない。

 

でも少なからず大地や植物、そしてそれらと共に生きてきた人々に尊厳の念をもち、活動している私たちには、その思いの一端は感じられているかもしれない。

私は今の大地や植物と触れる仕事をつづけながら、彼らのメッセージを伝えていければ、価値あることだと思うのと同時に、そのことを伝える責任があるとあらためて感じた。

今回の訪問でも初めての土地、人、植物との出逢いがあり、また再会もあった。はじめてのメンバーと同行することで、さらに意義あるものになったかと思う。そして、上記のように自分自身の存在意義を再確認できたように思う。

そんな素晴らしい旅であった。

日付が変わり、いつものように眠れずの機内で、行程を思いだしながら、意識が飛びかけての乱文でのアップを申し訳なく思っています。すみません。言葉は足りませんが、その分行動で示していきたく思っていますので、これに懲りず、また引き続き又右衛門ブログをお読みいただければと思います。

ありがとうございました。

朝一番 朝食後、今後についてのミーティングを行った。



その後、今日は移動日なので、パッキングを行い、愛犬ロッカーに別れを告げて、車に荷物を積み込みブリスベン Cityへと移動した。

 

 

そしてDannyがブラックボーイやマクロザミアなど、オーストラリアのネイティブ プランツに、とても効果のあるオーガニックの肥料などを作っている会社を紹介したいとのことで訪問した。

 

私たちもオーガニックでの肥料を自社ブランドで生産販売をしているが、オーストラリアの植物には、その特性を熟知したメーカーであり、実際にパートナーが使用しているものが、何よりも適していると思い、興味深くディスカッションを行ってきた。

 

彼らは、少人数制で、品質と効果にこだわりを持っている。さらに環境に対しての意識がかなり高く、私たちの考えや方向性ともマッチしている。

 

また私たちの活動について話をさせてもらうと、是非一緒にビジネスをし、日本にこの商品の素晴らしさを、私たち中心に行って欲しいと申し出があった。

 

そこでお互いがメリットを感じたので、早速、日本での効果を試し、今後について前向きに検討することになった。



少しの間のミーティングを終え、お昼過ぎにブリスベン市内へ移動し、みんなで最後のランチをおこなった。

 

そこにはわざわざDannyの娘さんと、そのご主人も忙しい中駆けつけてくれて、今回の訪問のお礼と再会を祝してくれた。

そしてその楽しいランチタイムも終え、ホテルまで送っていただき、本当に充実したDannyとの時間は終わりとなり、ここでお別れになった。Dannyには素晴らしい時間とビジネスを本当にありがとうと言いたい。

 

ホテルチェックインの後すぐ、近くにあったCity Botanical Gardenに足を運んだ。


かなり大きく、興味深い植物が多くあり、ゆっくりとここで時間を過ごしたくなるような公園であった。

 



ソーセージのようなものなど、変わった実の木も多くあった。

 

 

中にはまるで人の手のように見えるものあり、ドキッとさせられた。

 

そして長い散歩をしていると、すっかり陽も落ちたので、メンバー3人での最後の晩餐をチャイナタウンでおこなった。

 

 

食事をしながらとても有意義であった渡豪を振り返り、達成感と名残惜しさをきっとみんなが同時に感じていたと思う。

 

そこで時間となり今まで一緒であったJunとはここでお別れ。固い握手を交わし、それぞれの帰路についた。

私と福中氏はホテルに戻り、互いにパソコンに向かい合い、今後の予定などのディスカッションを行い、深夜になったので、そろそろ眠ります。


 

さ~~明日は昼から帰国。そろそろ日本食が恋しいな~~と感じている。おやすみなさい。

早朝4時起床。

昨日積み込まれた大型トレーラーより、一足先にOFFICEへと向かうためROMAを出発した。



道中、素敵な朝焼けや大自然を眺めながら、約6時間のドライブで、Station CreekOFFICEに到着した。


到着後しばらくして、昨日積み込まれた大型トレーラーが到着。その後荷降ろしの手伝いをした。

 一本一本がかなり重い。ちょっとやそっとじゃ動かない・・・。
おまけに葉にはところどころ鋭利な、とげが残っているため、分厚い手袋すら通すので、結構痛い。

 

そのような中、Dannyは慣れた操作で巧みに重機を扱う。

 


数時間かけてマクロザミア ムーレイを降ろし終え、無事トレーラーを見送った。

そしてひと汗かいてお腹もすいたので、用意していただいた、ランチをとることにした。

その後は、各自デスクワークを行い、夕方地元のスーパーマーケットなどを見学し、再びOFFICE兼自宅に戻った。



その後、自宅で私たちのためにディナーをつくってくれた。私が大好きなチキンをこんなにも・・・。明らかに食べきれないとわかっているだろうに・・・こんなにも。
本当にこの気持ちがうれしく、涙が出そうになった。

そして食事をしながら、今回は2人の新しいメンバーが同行しているので、今までの経緯などを面白おかしく話しながら、本当に楽しいディナーとなった。

気が付けば夜も更けてきたので、各自が部屋に戻り、それぞれの時間を過ごすようにした。

さてオーストラリアもあと少し、思い残すことがないように頑張ろう。

朝6時30分出発 途中で朝食をとり、今回の目的地へと向かう。

ROMAから車で約2時間 INJUNEに到着した。さらにここから約30分で目的地

に到着した。




まずはこの土地の持ち主に挨拶し、本日の行程と簡単なディスカッションを行った。

話によるとこの広大な土地は何と8万エーカーとのこと、その広さには本当に驚かされた。

そして気もそぞろになってきたので、早速 再び車に乗り込み、自生地へと向かう。

 

しばらくするとパッと目の前が拡がり、巨大な岩山が目に入った。ここで彼らはこの岩をスフィンクスと呼んでいる。確かに切り立った岩山はスフィンクスのようである。

 

スフィンクスを横目に、さらに山中へと進む。



すると目の前に、あの追い求めてきたマクロザミア ムーレイ(Macrozamia moorei)の自生でかつ群生しているではないか。

感動のあまり思わず車を降りて、散策。



4mをこえるものや、ユニークな形の物など興味深いものが多くある。一言で表すと宝の山である。



これなどは龍の形そのものである。特に龍にこだわりを持つ私は一目惚れである。この個体が日本に来ることがあれば、是非見に来ていただければと思う。



この他に、グラスツリー ジョンソニーも見かけることができる。

 

このようなスポットが8万エーカーの広大な土地に点在していて、ここから、ムーレイが掘り出されていく。豪快かつ丁寧に次のような行程で進んで行く。

 



そして途中の平坦な広い場所まで4WDで運ばれる。


そこで丁寧に洗浄。ノミのようなもので、根の間をほじりながら洗浄をしていく。

 


 

そして洗浄されたものを並べ、大型の運搬トラックが到着すると、順次積み込んでいくのである。

以上のような行程を、丁寧に時間をかけて行い、ここから約600km離れたLowoodに移動させ、もう一度洗浄およびチェックを行う。

 

さらに大事なのがこの種はワシントン条約対象品種のためCITESなどの書類や手続きをきちんと行い、全て揃ってから海外へと旅立っていくのである。

私たちはこの行程を現地において再確認し、その後ベースキャンプに戻り、ミーティング後、みんなで遅めのランチをとり、そして名残惜しいが、この地を後にして、宿泊地のROMAへの帰路についた。

 

そして夕刻、ROMAに到着。Dannyは疲れ切った状況なので、そのままホテルに戻り、私たちは街中を散策し、軽く食事をとって、早目に部屋に戻り、各自デスクワークをおこなった。

ここから私が選んだものが日本に来るのは、早ければ今夏から秋にかけてかもしれない。是非皆さんには楽しみにしていただければと思う。

 

今回全ての行程を簡単であるが、公開させていただいたが、その目的は、この作業の大変さなどを知っていただきたいためである。ただきちんと理解しておいてほしいのは、当然この山は個人の持ち物であるので他の人はオーナーの許可なしでは入山できない。当たり前だが、木々を持ち出すことはもちろん不可能である。

ここでムーレイを採取するには、持ち主の許可、そして政府の許可が必要である。その両方を最近取得できたのは私のビジネスパートナーであり、友でもある Station CreekDannyである。



そしてDannyの日本の窓口を全て任されている私の責任は重大であるので、できる限りの努力を行い、皆さんに紹介していきたいと思っている。

(*最近はオーストラリアのグラスツリー(旧名ブラックボーイ)などをヨーロッパ経由の並行輸入で日本に輸入を試みる輸入者も多くなってきたが、植物に負担がかかりすぎて、後に枯れてしまうことが、都内でも多く見られるので、できればそのようなお金儲けだけを目的としたハンティング行為は植物のためにも控えていただきたいと思っている。)

私は彼らの使命をしっかり受け止め、大地や植物への尊厳の念を第一に、植物の「生」「命」にこだわりをもって活動し続けていきたいと思うので、ご期待いただければと思います。


さらに今回、この地で凄い?素晴らしい?光景を目の当たりにした。このことについては、このオーストラリア訪問記の最終にでもアップできればと思っています。

 

さて明日は4時過ぎに起床なので、このブログを書き終えたのですぐに眠ります。

 

おやすみなさい。