四代目又右衛門の頭の中を書いたブログ

MATAEMON'S THINKING BLOG

日曜の夜、大阪市内で開催された「蝕 Shoku vol.1」へと向かった。

このイベントは、Food, Drink, そしてBotanical,に関わるそれぞれの者が今伝えたい事を表現するために開催された。

テーマは「飲食の”Shoku”、植物の”Shoku”を通じて、ゲストの身を心を”蝕”んでいく」というもので、斬新な切り口である。

中央区にあるGARAGE39で、17:00~23:00の間、開催された。

Entrance:Free 入場無料、Drink & Food:Cash On である。

タコスは、エクレ エニシの谷本 悠一氏。

カクテルは、テキーラカクテルを西山 圭氏。ノンアルコールカクテルをセキネトモイキ氏が手掛ける。フード、ドリンク界では最近注目の若手人気実力派である。

そしてアガベは私たちバラエングループが用意をさせていただいた。中でも注目なのはテキーラの原料となるアガベ アスール。関係者に、日本で観ることができるんだととても喜んでいただけた。

 

私は、早い時間に訪問して、素敵な空間でいつもと違ったノンアルコールとフードをいただいた。

とてもいい雰囲気のお店に、通りすがりの人も引き込まれてくる。さらに普段お世話になっている人との偶然の再会もあり、興味深いお話も聞かせていただけた。

 

私はノンアルコールなのだが、素敵なお店や来客者に囲まれ、その魅力にすっかり酔いしれてしまい、あっという間に時間が経ってしまった。

 

今回のような取り組みを今後も続けていければ素敵だと思う。これからが楽しみである。

最後に素敵なメンバーの紹介を下記にさせていただきます。是非またご一緒したい素敵な方々です!!!

 

 

[Food]

谷本 悠一 氏

Yuuichi Tanimoto

owner chef / director

 

「先鋭的且つ地産的に」

形やジャンルにとらわれず、独自の感性で創る料理は、ただ先鋭的な物では構成されず、どの時代にも重要なのは、「古」

古人が作り上げた時代を守りつつも現代に焦点を当てた料理を日々追求する。

「人と人の繋がりの為に創る料理」

料理とは、ある1つのツール。料理を通して様々な文化や人が繋がれる事を心がけている。

2016年大阪にて

ビストロ

「bistro.ENISHI」をオープン。

2019年2月

関西初となるモダンメキシカン料理「Écle.enishi」をオープン。

 

その他、モダンカリグラフィー講師や陶芸家、料理研究家、バーテンダー、音楽イベント等の企画や運営。店舗デザインや空間デザインなど様々な分野で活動の場を広げる。

 

 

 

[Drink]

 

セキネトモイキ氏

【DRINK DIRECTOR】

 

【 DIRECTOR 】京都にてジン&カクテルバーnokishita711 gin & cocktail labo.、The Roots of all evil.を運営

 

【 ORGANIZER 】2018年初開催の[Ginfest. Tokyo]実行委員、フードインスタレーション[飲む植物園]、昆虫食イベント[昆虫食解体新書]など新しい体験を生む飲食イベントをディレクション。

【 BARTENDER 】バーテンダーとしても台湾、ロシア、オーストラリア、アメリカなど海外でのゲストシフトに奔走する。

【 DESIGNER 】ドライフラワーや枯れ木を使った空間づくりも得意とし飲食店舗の空間ディレクションも請け負う。

 

『飲食業を体験産業に』というテーマを掲げ、飲食×空間×体験を駆使したディレクションを仕掛ける現代のへうげもの

 

www.nokishita.net

 

 

[Drink]

 

西山 圭氏Kei Nishiyama

 

関西初のフリーランスバーテンダーとして、ゲストバーテンダー、ケータリング、ドリンクプロデュース、店舗監修、イベント企画・運営、プライベートBarスクール等、幅広くBarカルチャーの普及の為に活動する。

 

・OLMECA ALTOS BLAND AMBASSADOR

・Tequila Maestro

・Mezcalero

・Rum Concierge

・Cigar Manager

 

2018年に開催された、オルメカ アルトス主催「アルトス バンデラ カクテルコンペティション」大阪代表として優勝。

同年11月にはメキシコで行われたオルメカ アルトス主催のバーテンダープログラム「タオナ・ソサエティ・コレクティブ・スピリット」に参加し、世界各国からの参加者の前で日本のバーテンディングを披露した。

 

 

 

[Botanical]

 

バラエングループ

 

明治13年(1880年)創業の花卉園芸グループ(5社)です。

「世界の感動を日本に。日本の感性を世界へ。」届けるべく活動しております。世界各国の植物を日本に紹介。

 

HP

http://baraen.co.jp

 

正殿の儀が行われる22日、都内での大切な宴やミーティングのため上京した。

いつものように伊丹空港を出発。不安定な天候の中、何とか雨に降られず無事出発することができた。

都内に到着後もニュースでも報道されているように、正殿の儀に併せ雨も小雨から上がっていて傘がいらない状況であった。

 

23日は朝一番に下北沢にてOPENしたハンバーガーショップ 「バーガーズTOKYO」を訪問した。

なぜ私がハンバーガーショップのOPENに行くのかというと、この店舗が日比谷花壇が送り出す新しい展開だからで、その視察&お祝いである。

肉感満載の厚いパテにふっくらしたバンズ、さらに3種類のソースで楽しめ、とても美味しい。おかげでハンバーガーに、あらためて魅力を感じることができた。

 

その後初めての下北沢を少し歩き、色んなヒントを得ることができ街の魅力も感じることができた。

 

午後からは表参道に移動。ここではとても素敵なチームの方々との再会をすることができた。意見交換させていただく中で、その方向性が近く、共感できるところが多々あることが再認識でき、場合によっては何かしらアクションを起こすことができるかもしれない今後に、とてもワクワクするようなミーティングを行うことができた。

 

夜は都内で活躍する同級生と再会、素敵なセレモニーに参加をさせていただき、とても充実した1日となった。

24日は朝一番から初めて訪問する会社へと向かった。この会社とは先日、幕張で行った講演の後で名刺交換させていただいたのがきっかけで、ご縁を結ぶことになった。

 

大きな組織として活動されている方々と今後のみどり・植物の在り方に対しディスカッションをさせていただいた。少し一方的な主張をしすぎと思われたかもだが、植物から預かったメッセージをできるだけ伝えたく、弊社の活動と併せてお話をさせていただいた。そのような話にとても丁寧に耳を傾けていただくことができ、とても素敵なディスカッションとなった。

私たちは、植物業界のマーケット規模が小さいためか、街づくりや空間づくりでは、箱ものなどの後回しにされることが多く、大手企業の言いなりになるしかない時が多々ある。しかしもとはと言えば森があり自然がある中に人類が住居を構えて生活を始めたのであり、現状は私に言わせれば逆転現象で、本来は木々を植え、森を再生してからのランドスケープであったり、建築であったりするのが望ましい。しかし私たちの業界は規模が小さいため、その主張を通すことは中々難しい。

 

しかし昨今 みどりの大切さ、効力がうたわれるようになり大きな企業も耳を傾け始めていて私たちにとってはチャンスである。そして今回訪問させていただいた大手グループも「みどりの力」に深い関心を持っておられ、私との時間を作ってくださった。今後どのように進まれるかは未知であるが、私たちの会社とどうこうするというより、このような発信力がある企業によってみどりを推進していただけることを植物に関わる人として本当に嬉しく思うのと同時に、新しい扉を開くことができる機会になるのではととても楽しみである。

 

そしてその夜はオーストラリア大使館よりとても素敵な宴に招かれていたので出席させていただいた。

この度の即位礼正殿の儀に併せ来日されたオーストラリア デイヴィッド・ハーレイ総督が宴を開催された。その招待者はナショナルデーのパーティーとは違い、もっと限られたメンバーであり、その中に私が含まれていたことは本当に名誉なことである。

総督というのは、エリザベス女王陛下の勅命によりオーストラリアに着任されておられる特別なお立場の方である。そのような方とお話をさせていただく機会があり、さらに一緒に写真を撮っていただけるなどとても素敵な時間を過ごさせていただけた。さらに大使閣下はじめ要人の方々との再会もでき、今後も拡大するオーストラリアとの植物を通じた交流への励みとなった。

今回も新たな出逢い、再会があり素敵な状況となった。さ~~引き続き気持ちを引き締め、未来と足元をしっかり見つめながら進んでいこうと思う。楽しみがいっぱいである。

2019.10.19

山本秋祭り

昨日の宵宮、今日の本宮と恒例の祭事が雨の中執り行われた。毎年であれば私も宵宮から参加であるが、少し無理が祟ったのか体調を崩し、市民病院はじめ4つの病院5つの科で受診・検査を余儀なくされ、激しい運動を控えるようにとのことから宵宮は不参加となってしまった。

意識が微妙な中早朝起床。6時30分に西の宮である天満神社に集合した。そこには又右衛門のことを「船長」といって慕ってくれるいつもの若い衆の姿があり、再会を喜び合った。

ただ朝から天候がすぐれず、予報も雨とのことで、通常であれば西の宮のだんじりを東の宮(松尾神社)まで曳航して2台で山本のまちを周るのであるが、安全面などいろいろなことを考慮し、西の宮のだんじりは神事を終えたのち、境内にてお清めを行い、再び蔵入りとなった。

そして一行は業界のことや仕事や家族のことなど色んな話をしながら東の宮まで移動。若い衆を中心に蔵からだんじりを出させていただいた。

そして山本の顔役の重鎮に挨拶をし、写真を撮らせていただいた。さらに園芸に関わる多くの人との再会でしばし歓談、楽しい時間を過ごさせていただいた。

しばらくすると恒例になっている地元幼稚園児たちが到着。だんじりに触れてもらい、記念写真も撮った。地元の祭事に触れてもらえる貴重な機会で、園児もこの日をとても楽しみにしてくれている。是非いつまでも続くものにしていきたい。

そしてその後雨の中、元気な掛け声とともに松尾神社を出発し曳航をはじめた。又右衛門も若手に紛れて定位置である左後方から押させていただいた。

その姿は最近話題になっているラグビーのスクラムのようである。この姿に触発され、なんちゃってラガーマンでもあった又右衛門は更に押す力が増していった。

そして声や気をあわせて山本のまちを曳航し、御旅所で美味しい食事をいただき、更に曳航を続ける。

その後山本園芸流通センターにて山本丸橋のだんじり、地車保存会の方々と合流、しばし交流を図らせていただいた。

 

その後、つながって山本のまちを曳航し、自治会長の御旅所でさらに交流を深めて、それぞれの順路に進んでいくことになった。

山本のだんじりは、引き続き曳航し、正午前に会館に到着。だんじりはグリスアップ。私たちは昼食をいただき、小一時間身体を休ませた。

休みを終えて再び曳航し、西の宮に到着。ここであらためて西の宮のだんじりを蔵から出して、2台のだんじりの顔を合わせることができた。そして御旅所にて食事をいただき、再び国道など山本のまちを周らせていただいた。時折きつく降る雨にさらされ身体は冷えるが、それにも勝る活気で寒さを跳ね飛ばすことができ、これぞ祭り、という感じを得ることができた。

その後も山本のまちを曳航しながら、夕刻 東の宮(松尾神社)に到着した。そこで色んなことを考慮されたのか、夜の曳航は中止となり、私も役割を終えたので帰ることにした。

そして今日一日一緒に頑張った若い衆にまた来年会おうと約束し、お土産に「又右衛門缶バッチ」をプレゼントして、とっても喜んでもらった。

今年も重鎮や彼ら若い衆と一緒に過ごした1日は私にとって素敵な時間となった。是非また来年も一回り逞しくなった青年たちと一緒に活動できることを願っている。

そして、彼らが世界へ向け旅立てる人物になる後押しができればと思っている。まだまだ楽しみが残っている。

そして最後にこのように今年も神事に関わらせていただいたことに深く感謝である。朝一番では正直一日一緒に歩くことすら叶わないかもと思っていた体調であったが、だんじりの後方から肩を入れて押しているうちに、体調不良は筋肉痛へと変わっていき、自然の雨に清められたおかげか、悪化どころか快方へと向かうことができた。神様に本当に感謝である。

氏神様。今年一年も頑張ってまいりますので山本のまちをお守りいただけますよう・・・・・

昨日の素敵なご縁の余韻に浸りながら、本日、講演の機会をいただいた第13回 国際ガーデンEXPO会場である幕張メッセへと向かった。

少し時間に余裕をもって出発したので定刻までは充分に間を持って会場入りすることができた。

 

本日の講演タイトルは「デジタルをつかった誰も見たことのない植物世界」。世界が注目するデジタルアート集団「チームラボ」が展開する「チームラボキッズ」の遠藤香さんと、リアルの植物と共に歩む私、四代目又右衛門によるセミナー&トークセッションで、遠藤さんとは初めての共演でした。

さらにそのモデレーターを何とWebマガジンで450万人超の読者をもち、私も定期投稿

https://lovegreen.net/special/p219994/ させていただいているLOVEGREENを発行するストロボライト社の石塚秀彦社長が担ってくださるというとても素敵な機会でした。

 

トークセッションではデジタルの素晴らしさや価値と対義的なリアル(アナログ)こそができることなど互いの特徴を話し、この両者が関わり合って共創する先端の「植育」への取り組みについて話させていただきました。

 

与えられた時間は一時間と十分ではなかったが、時間いっぱいまで来場していただいた方と一緒に考える機会を作れたのではと思う。

今回も見た目に寄らずシャイで決して話し上手とは言えない又右衛門でしたが、共演者である遠藤さん、モデレーターの石塚さん、素敵な来場者のおかげで、良い意味での緊張はありながらもリラックスしてお話をさせていただくことができました。本当にありがたく思っております。

 

そして講演終了後、ゆっくり展示会を観て周りたかったのだが、超大型台風の接近もあり、帰阪する飛行機が欠航にならないうちにと慌てて羽田に向かい、夕刻帰阪することができた。

昨年の九州や広島、大阪。さらに千葉をはじめとする今年の関東と今までなかったような自然災害が毎年、さらに何回も訪れるようになってきている。

 

台風の轟音に耳を澄まして聞いてみると、大自然からの悲鳴や罵声にも聞こえてくる。打ちつける豪雨を見ると大粒の涙を流しているかのようにも見える。そして静寂を取り戻した夕焼けをみていると美しさの中にも、何もかもが焼き尽くされた地球の姿のようにもみえてくる。まるで私たちがこのまま歩み続けることへの警告をしてくれているかのように…

もっと人は自然や植物に目を向け、耳を傾けて、生かされていることを再認識し、地球の支配者でないことを理解しなければならない。この地球のうめき声を一人ひとりがしっかり聞き取り、何をしなければならないかを真剣に考えなければならない。

 

ともあれこの台風被害ができるだけ小さくあることを願うばかりである。

台風の進路が気になる中、10日朝一番から都内へと向かった。幕張メッセで開催される展示会での講演依頼を受けており、今回の上京はそれへの出演と大切なミーティングのためである。

羽田空港に到着後リムジンバスにて第13回国際ガーデンEXPO(GARDEX2019)が開催されている幕張メッセへと向かった。

 

高速はすいており開場前に到着。しばし時間をつぶして開場直後に入場。いくつか事前にお声掛けいただいていたブースを訪問、その後ざっと駆け足で全体を見学し、次のミーティングのために都内へと移動した。

そして都庁で、大事なプロジェクトに向けての具体的なミーティングを行わせていただいた。どのようなプロジェクトであるかの詳細は、半年後にはご報告させていただけると思うので乞うご期待です。

 

そしてその夜は、フタバフルーツ(有限会社フタバヤ)代表の成瀬さんと一緒にお食事する機会をいただけたので、ワクワクしながらご予約していただいているお店へと向かった。

 

 

ほぼ同時にお店に到着し再会を喜び合うことができた。成瀬さんとは先日弊社の大阪営業所においでいただいた時以来で、都内でお会いするのは今回が初めてとなる。

 

成瀬さんは、昔風に言えば果物屋さんの跡継ぎで3代目ということになる。ただ皆さんも感じているだろうが街から果物屋さんというのは非常に少なくなってきている。それは商店街の閉鎖やスーパーの台頭による影響と言える。花屋さんも同様である。

 

しかしその厳しい中でありながらも、持ち前の他にはない着眼点や企画力そして実行力によって新しいことに取り組み、展開されていて、業界では注目の人物である。またそのような実績を持ちながらも、とても謙虚で人柄もよいため人望の厚い素敵な方である。

 

そのような成瀬さんとお会いするのはまだ2回目でありながら、お互い何代目という跡継ぎであること、果物屋・花屋という近いビジネス環境、そして植物(花・果実)を愛し共に生きているということ、そして将来への考え方など共通点が多いので、すぐに打ち解け合い色々なことをお話させていただくことができた。

 

話の内容はさておき、私にとって多くを学ばせていただきながら、今後いろんなことに一緒に取り組むことができるであろうと実感できるとても素敵なご縁であることは確かと言える。とりあえずこの場では、そのような私たちの取り組みを今後期待しておいてくださいとだけお伝えしたいと思う。

そしてそのような時間は当たり前だが経つのが早く、名残惜しいがお店を後にすることになった。

 

素敵なお店!成瀬さんだけではなく、お食事をご一緒させていただくことができた、とっても素敵な方とお知り合いになることもできて本当に素晴らしい夜となりました。

ご縁に本当に感謝です!また近いうちの再会を楽しみにしています!!

今日は、大阪市立新森小路小学校の創立70周年記念植樹のご依頼をいただいていたので、微妙な天候ではありましたが、訪問させていただきました。

ここ、新森小路小学校は、2年前に又右衛門授業を開催させていただいたところで、その時には多くの児童が植物を通じて環境や命について考え、授業終了時には私のところに集まって多くの質問をしてくれた、とても思い出深い学校です。

樹種には平和や愛の象徴であり、人とひと街とまちを繋ぐ意味も持つ「オリーブ」と、日本の固有種・最古の柑橘である「大和橘」を選ばせていただきました。

植樹に際しては、天然由来の微生物などによってつくられた資材「植栽用オーレス」などをもちいて、環境にやさしい土壌設計をさせていただきました。

この二つの素敵なストーリー、謂れをもつ植物からのメッセージが、少しでも多くの児童たちに伝わっていくことを願っています。

そしてまた、この植物たちがこれからも、この小学校に通う子どもたちとともに育ち、子供たちを見守ってくれると思います。

素敵な機会をいただきました学校関係者の皆様ありがとうございました。またお会いできますこと楽しみにしております!!!

あっという間のスペイン訪問を終え、帰国の途中でこのブログを書いている。

前回は野宿しながらブログを書いたので出発前に終えることができたが、今回はきちんとホテルに泊まったので、いつものように機内で書いている。

機内で出された食事をいただき、ひたすらパソコンと向かい合っている。

CAさんがChicken or Beefと言って出てきたのがこれ。頭の中ではステーキを想像していたが、その期待はもろくも崩れ去った・・・・・

 

確かにこれは肉団子。これをBeefと言われたら・・・・と思ったが、贅沢も言えないので喜んでいただきました(^_^;)

 

お腹も満たされこの数日を振り返っている。今回はアリカンテには向かわなかったため、というかその時間がなく、実質2日間だけのスペイン訪問になってしまい、移動時間の方が長く、少し?かなり?もったいないような気もする。だが、日本で多くのことを、しかも急ぎでやらなければならないため、涙をのんでの帰国である。

そのような短い2日間であったが多くを学べたり確認できたり、素晴らしい出逢いや再会があったりした。

イベルフローラでは素敵な植物もさることながら、地球環境に対する考え方がより重要になってきており、そのような場面での植物の役割や力を信じて活動する人たちと意識の共有を図ることができた。また新しい商品や魅力的なものにも触れることができた。

植物検疫をすり抜けたり、うまく通す方法ばかりを考えるのではなく、又右衛門の考え方である日本の植物を護る輸入に取り組む、植物検疫官と同じ目線で考える、という事の必要性を理解し、一緒に歩んでくれているパートナーとの再会も本当にありがたく思う。かけがえのないものである。他にも新たな取り組みのチャンスを与えてくれるナーセリーもあり、今後が本当に楽しみである。

この13時間超のフライトを終えると、成田空港に到着する。この一か月間、マダガスカル、オーストラリア、今回のスペインと毎回1日以上かかる移動で確かに少し疲れは感じるものの多くの縁をいただけ、十分にそれ以上のものを得ることができたと思っている。

 

日本では、バラエンが組織体制を新しくし、私たちの業界では特に、今まで一番できていなかった改革へと挑んでいる。最初は私も尻込みしているところもあった。スタッフに負担がかかったり、会社も厳しくなったりしないかと不安が先行してしまっていたからである。

 

しかしながら今この時期に行わなければ、来年の創業140周年は迎えられても150年さらに200年は迎えることができないかもしれない。ここにいてくれるメンバーやその家族を最後まで護ることができないかもしれない。

 

ならば思い切って取り組んでいかなければならない。数年先に取り組んだらひょっとしたら私一人でバタバタし、みんながもがき苦しむだけであるかもしれない。でも今なら素敵なスタッフが一緒に戦ってくれる。他社とではなく自社における自分自身と・・・・・

さて帰国するとそんな素敵なスタッフが待ってくれている。みんなは煙たがるかもしれないが私はそんなみんなの背中やお客様の笑顔を見ることができるのが楽しみである。

 

今回も私の海外訪問のブログ連載をお読みいただきありがとうございました。ただでも文章力がないうえに時差ぼけなどでの乱文本当に失礼しました。

年内は長距離での海外出張はこれで終わりかもしれないです。あとは日本でのプロジェクトばかり、早く体調を整えて取り組んでいきます。10月11日には幕張メッセで開催されているGARDEXにおいてあのチームラボ・キッズの遠藤さんとトークセッションを行わせていただきます。それもストロボライトの石塚社長にファシリテーターを担っていただくとても贅沢で素敵なセッションです。是非お時間がある方はお越しいただき、その前後で時間があれば土産話をさせていただければとも思っています。

 

そしていつか読者の皆様にお会いし、ご挨拶をさせていただけますこと楽しみにしております。

そしてこのブログを書き終え、窓から星空を見ようとしたとき、うっすらと雲のような不思議な光が目に飛び込んできた。しばらくは何だか理解できなかったが、数秒後に「あっ!オーロラだ!!」と多くの人が寝静まっている真っ暗な機内で一人叫んだ。

 

何とも言えない不思議な光景にしばし釘づけにされた。それも薄緑のようなオーロラ。まるで又右衛門にご褒美をくれたかのようです。今まで十数回以上は同じような航路にのっているがオーロラを見ることができたのは初めてである。

 

今まで飛行機で眠れぬことが苦しみであったが初めて眠れずにいることが得をしたような気がした。何とも素敵なしめくくりであった。

 

それではあらためて。皆様 ありがとうございました!

 

 

 

四代目 金岡又右衛門

機内だけでなくホテルでも寝付けぬ私は、2時ぐらいから目が覚めていたので、朝食ブッフェ会場のOPEN前から並んで一番に入場し、スペインのホテルならではのハムと卵、チーズの朝食に、甘めの菓子パンとエスプレッソをいただいて気合を入れて出発した。

ホテルをチェックアウトすると昨日に引き続きアシスタント役のMakikoさんが迎えに来てくれていて、車に乗り込み、ヌレスの街へと向かった。

海を横目に観ながら一時間弱で目的地であるナーセリーに到着した。

そこに、昨日イベルフローラで出迎えてくれたPacoさんご夫妻が待っていてくれた。

そして気温が上がる前に、日本向けの植物のチェックや新しくリリースされる植物を紹介していただいた。

まずはこの写真を観ていただきたい。どこかで見たような顔を確認していただけたかと思う。

そうこの限られたエリアは又右衛門エリアそして、日本向けに隔離栽培をしていただいている特別なエリアである。この中には特に隔離栽培を義務づけられている植物が入っているわけではないが、私とナーセリーとが協力し合い、病害虫の侵入を防除し、より良い品質で、安全な状態の植物を日本に届けるために取り組んでいるものである。

細かい目のネットで隔離するだけではなく、地上部もモルタルで固め線虫や病気から守るようにしている。もちろんこのナーセリーでは他国向けにこのような取り組みをしてはいない。日本の植物検疫に対する考え方をありがたいほど理解してくれている。本当に感謝である。

そしてその中では、グッドサイズのアガべやユッカ類のデザットプランツが、来年春の来日に向けて、所狭しという感じにならんで待機してくれていた。

そして違うエリアに移動。ここでは多くのサボテン類が管理されていた。

その他に小型のものではアガベやアガベの交配種などがあり、とても興味深く拝見させてもらった。私たちが今までに輸入したことがないものもあり、来春用に追加注文もさせてもらうことができたので楽しみにしていただければと思う。

そしてこれは昨年から準備されているユッカロストラータ“ブルー・スワン”普通の人より顔が大きい又右衛門と比べてもはるかに大きなサイズそして光沢のある葉は凄い。

中々これだけの大きさは見かけることもできないほど稀なので、鉢上げされて運び込まれたものを優先的にチョイスさせていただいた。

更にこれ!先ほどのブルー・スワンのマルチタイプ。さらにボリュームがあり、シルバーに輝いている。さすがこの手の植物で世界中の専門家から支持されているナーセリーである。

3mを超えるこのサイズはかなりの輸送費がかかるので受注をしてからの手配になる。興味がある方は早急にご連絡をいただければと思う。

他にもとても良い感じで枝分かれしたものもあり、ワクワクさせていただいた。

その他ユッカ類やヤシ類を確認し、時間の許す限りナーセリーを歩き植物やスタッフの方々と会話をさせていただいた。

そして事務所でミーティングを行い、遅めのランチへと出かけた。

 

そこにオーナーの家族、親類、友人までが集まり、私たちのことを歓迎してくださり、とてもありがたい気持ちである。

私の好物や飲み物も覚えていてくださり準備までしていただけ、本当に心温まる歓迎会を催してもらった。そして別れを惜しみながら、記念写真を撮り、ナーセリーを後にした。

そして、再び車に乗り込み、バレンシア駅へと向かった。通訳に写真班、ドライバーと何役も務めていただいたMakikoさんともここでお別れ。本当にお世話になり、素敵な時間を過ごさせていただいた。再会できますこと楽しみにしています。そしてここからは帰路につく。レンフェに乗り込み、マドリードに一人で向かう。

そして2時間弱、揺れる車内でパソコンをしていたため少し乗り物酔いをした感じでマドリード駅に到着。そしてホテルへと向かった。

今回はオーストラリアで経験した空港付近での野宿の教訓を活かしてホテルを手配したので、快適な空間で過ごすことができる。

最後の晩餐はカルフールで仕入れたチキンの丸焼き。これを手でちぎりながら食べる。かなり美味しいのだが、ふと部屋の鏡に映った自分の姿を見てみると、部屋の中にいながらも、インディオが狩りをした獲物を焼いて食べているような光景にも見え、感慨深い気持ちになった(笑)

さ~~明日は帰国。あっという間であった。飛行機に乗り遅れないように早めに仕事を切り上げて、夜の街歩きはほどほどにして、休ませていただきます。

では皆さん。おやすみなさい。

朝、イベルフローラ主催者に手配いただいたホテルで朝食ののち、パートナーへのお土産と、注文書をバックパックにつめこみ、会場であるフェリアへと向かった。

多少の通勤渋滞はあるものの約30分で会場に到着することができた。

ビジネスカウンターでインビテーションを提示し、パスと駐車券、食事券を受け取り、会場である3階へと向かった。

会場に入ると早速大型の植物が目に飛び込んできてテンションが上がる。そしてその会場内を縫うようにして歩いて、まずはいつも大変お世話になっていているViveros Canos社のブースを訪れた。

ブースではViveros Canos社において主に植物の生産・出荷を行っているマリアさんチームが準備をしていた。

ブースには仕上がりが美しいユッカ ロストラータ “ブルー・スワン”をはじめ人気のアガベなどデザットプランツが多く並べられていた。そして開場するや否や多くの人がCanosブースを訪れてきたので、挨拶をした後、まずはオリーブはじめ大型樹木の生産者が比較的多く出展するエリアで、その他の生産者のあいさつ周りや視察見学をさせていただいた。

まずは大型のオリーブばかりを出店しているブースやBONSAIオリーブなどスペイン感満載である。

中にはこのような大きな実をつけるオリーブなどもあって、興味津々である。

これは日本でも人気のブラヘア アルマータ。それも大型である。その他にコンパクトなヤシ類なども多く出展されているが、残念ながらヤシ類のほとんどは土が使われているので日本への輸入はできない。中にはオリーブのように根を洗って植え替えて送れるという生産者もいるが、ヤシ類の多くは根を洗浄して送ると、到着後枯れてしまうのがほとんどのため手は出せない。しかしながらその甘い言葉にのってしまい輸入を試みる日本の輸入者もいるとのことで気をつけなければならないことをご報告させていただく。

 

そのため私たちは苗からピートモスで日本向けに栽培してもらう契約を進めている。仕上がりまでは3~4年かかるかもしれないが、良い品をきちんと届けるためには決して長い年月とは言えない。年明け早々に生産者のところにお邪魔する計画をしているので楽しみにしていただけばと思う。

出展社の中には、海外からの輸入植物を販売する会社もある。例えばガジュマル。恐らくこれは中国であろうかと思う。

他にはボトルツリー。ここではマクロザミアムーレイもあることからオーストラリアやその他の国からの輸入品であろう。その他アガベやサボテン類など多く出展されていたが日本ではやりのコーデックスや希少植物を扱っている業者はいなかったように思う。

続いて隣のエリアに移動。ここでは地球環境の保全をテーマにした大型展示が行われていた。

ここには報道陣も詰めかけて取材が多くされていた。ブースでもエコに関する商品が多いことから、地球環境問題に関心が高まっていることがうかがえる。

他にはバレンシア以外の地方からの共同出店で比較的小型の植物が多く出展されていた。

アジサイや椿、シクラメンなどの出展が多かったが、この辺は日本の生産者が作るものの方が、かなりレベルが高いと感じた。

その他にも野菜を使ったユニークな展示もされており楽しませてくれた。

 

この他のエリアでは園芸グッズの販売や、ユニークなモニュメント。他には季節商材もある。

私たちが扱っている輸入のウッドプランターの方々との再会もできた。

他にも各エリアで講演やシンポジューム、時間帯によっては技術のデモンストレーションも開催されているのでゆっくり見るつもりなら1日十分に楽しむことができる。

そして私たちは展示会終了後のウェルカムパーティーにも招待されていたので、出席させていただいた。このパーティーにはバイヤーや地元生産者など招待された人たちが参加し、情報交換をさせていただくこともできる。

ウエルカムドリンクをいただく人、タバスなどをいただく人など、多くの人でにぎわっていた。

少し移動するとバーベキューもあって手厚い歓迎を受けることができた。そのようにして楽しませていただいた一日は早く過ぎ、深夜になりそうだったので一足先に会場を後にして、ホテルに戻り明日のナーセリー訪問の準備を行った。

さて明日はナーセリー訪問。私たちの来年届く予定の植物が気になるところ。楽しみにしながら横にならせていただきます。

 

おやすみなさい。