四代目又右衛門の頭の中を書いたブログ

MATAEMON'S THINKING BLOG

はじめてのホテル。時間的なものと精神的なものが重なり、少し寝不足気味であったが、ホテルの朝食をいただき、最近控えめにしているコーヒーを数杯流し込んで、しゃきっとさせてレンタカーに乗り込んだ。
今日は久留米の園芸センター付近の取引先への訪問であったが、早めにホテルを出て少し時間ができたので、花き園芸生産で有名な田主丸へと向かった。

実は、予定がはっきりしていなかったためアポなしの訪問ではあったが、内山園芸さんが出荷の手を止めて対応してくださった。

内山園芸さんとは展示会でよくご一緒することがあり、懇意にしてもらっている。

圃場には出荷を控えた素敵な鉢物が多く並んでおり、その一角で私が頼んでいる稀少なものをしっかり確保してくださっていた。嬉しい限りである。
あまりにも急な訪問であったのでご迷惑をかけてはいけないと思い、早めに帰ることにしたが、短い時間の中でのとても親切なご対応に人柄の良さがにじみ出ていた。内山さん。ありがとうございました。

少し移動し久留米緑化センターに寄り、車の窓からさっとだけ拝見した。
久留米と言えば約10年前訪問した時に、とても可愛いヒヨコの形をしたトピアリーに出会い、それにひかれて出荷できるものを全て送ってもらったことを思いだした。
その時にFacebookにアップしたところ多くの問い合わせをいただき、瞬時に完売したことが懐かしい。このように各地を周ると思ってはいなかったものに出くわすこともあるので、生産者訪問は価値がある。

そして九州地区で園芸センターの多店舗展開をされている平田ナーセリーさんへ。
今日は新しいプロジェクトのミーティングのため、もちろん事前アポはありで訪問させてもらった。
売り場と隣接するハウスなど広大な土地であるため、少し迷いながら無事に本社事務所へと到着した。
そこには平田社長がお待ちになっており、久しぶりの再会となった。
以前は展示会で見かけると声をかけてくれていたが、最近はCOVID-19の影響もあり、展示会が激減しているので中々お会いすることがなかったが、相変わらず柔和でありながら力強さを感じる方であった。
そして早速お互いの状況についてお話をした。

平田ナーセリーさんは歴史もあり、生産から販売までされており、いつも素敵な取り組みをされている。
さらに小売りについては大型店舗の多店舗展開もされており、地域の園芸発展に寄与されてきた。

そのような平田社長と、さっと互いの考えをすり合わせていくだけで、今までにない取り組みなど、いくつかのプロジェクトが思い浮かんでくる。
それも構想や希望だけではなく、実際の販売や生産に携われている企業である平田ナーセリーさんなので、話も早く、実現性も高く感じている。また平田ナーセリーさんと一緒だからこそできることも浮かんできて楽しみである。
この場ではどのようなプロジェクトかは言えないが、うまくいけばすぐに取り組めるもの、具体的にできることもあるので楽しみである。

そして時間となり、今後は積極的に進めていくことを互いに確認し、久留米を後にした。

福岡空港にもどり、出発まで素敵な方とミーティングを行った。
今まで違う業界で活躍されてきたことを活かし、私たち花き園芸業界に新しい風を吹かせてくれそうな方である。その方とは飛行機が出発する間際まで花き園芸業界の抱える課題や今後についてざっくばらんにお話することができた。

この2日間の九州は、開発、共創、協力など様々な取り組みについて貴重な議論ができた。
多くの方々からの指導を受けながら進めてきた環境に優しい農業、花き園芸業の発展の一助となる取り組みである。
またひとつ悲願の花のつぼみが膨らみかけたことを実感するとともに、これを実装させることが大切であり、重要な役割を担わなければならない責任感を強く感じることができた九州訪問であった。

今週はお彼岸。卸の現場は総員出動し、お花の供給で大忙しである。
その現場ではもはや戦力外ともいえる私は、府内の生産者のもとを訪ねたり、いくつかの大事なプロジェクトの会議に出席したりが続き、バタバタの一週間であった。

ヒガンといえば、まずお墓参り。もちろん私も金岡家のお墓参りをした。
またヒガンといえば、彼岸団子。最近はお供え用のものはスーパーや和菓子屋さんで買うことが当たり前のようになってしまったが、私が小さい頃はおばあちゃんが自宅で小豆を炊いて作っていたことを思い出す。その頃の刷り込みか、私はあんこ(つぶあん限定)が大好きである。一時は「講演のお礼は、あんこでOK」と言っていたぐらいである。

それとヒガンといえば、彼岸花。この時期には田舎のあぜ道ではよく見かける。
今年初めての彼岸花は先週の九州出張にて見ることとなった。
少し前置きが長くなったが、その九州出張のことを今回は書きたいと思う。

今回は、朝一番の飛行機で伊丹空港から福岡空港へと向かった。天気はやはり雨。相変わらずのレインマンである。

そして空港からレンタカーで長崎へと向かう。途中サービスエリアで、気になるパンを見つけて購入、再び高速を走り、目的地である諫早へと到着した。
今回の長崎での目的は、パートナーと進めている農業用資材の試作ができたため、今後についてのミーティングである。

そのパートナーとは少し前からのお付き合い。農業や環境分野において研究と実践を繰り返してきて、驚く実績も持っている方である。年齢は90歳。もちろんという言い方は失礼かもしれないが、リモートでの打ち合わせができる方ではない。そのため現地にてしっかり聞き取りをしたいと思った。

今回、いくつか製品の開発に取り組んだが、化学合成品などは使わずに、全て天然の物質によるものである。すでに実績もある溶液を、特殊な製法で混合させたもので、バラエングループの試験農場でも防虫・殺虫の効果が確認できている。さらに今回バラエングループの資材に加えることで、強化されたオリジナル資材をいくつか作ることができた。

適応するものとしては、製品A~Dは温室コナジラミ、ヨトウムシ、葉ダニ、スリップス、カイガラムシなどに効果実績があり、フザリウムやボトリチスなどの菌類にも効果が期待できる。
また植物の生育の補助も行える。ただ化学品ではないので使用上のテクニックも必要になるが、テクニック次第では、その効果はまだまだ未知数である。
さらに畜産においても家畜の健康な成長の助けになるであろうと思っている。
まさに農家にとっては待ち望んでいたものであり、私が10数年前に地球と生産者の健康を守るために起ち上げたアースフィール社の悲願である。そのヒガン(彼岸)の花がもうすぐ咲きそうで、期待も夢も蕾も膨らんでくる。

このような魅力的なミーティングは半日かけてもまだまだ終わらず、移動の時間がきたので後ろ髪を引かれる思いで長崎の地を後にし、宿泊地である久留米へと向かった。

再びレンタカーに乗り込み、約2時間で久留米に到着。
ホテルにチェックインして、部屋に荷物をおいて、テイクアウトのお店に駆け込んだ。外は引き続き鉛色の雲が広がる暗い空なので、カラフルな餃子を購入。

さらにお昼にサービスエリアで購入した派手目のメロンパンをホテルの部屋でいただいた。色が綺麗だったからかもしれないが、気分が明るくなったような気がする。
さ~明日は久留米で活動。久しぶりなので楽しみである。

今日は最近ご縁をいただき、お近づきになったシャンプーハットのてつじさんのプロジェクトに触れてきました。

てつじさんは、本職の芸能以外に、山田錦(酒米)を自ら育て、日本酒まで(それも美味しい)手掛けられたり、京都の綾部市において空き家の再生プロジェクト(アヤベダファミリア https://ayabeda-familia.com/)を起ち上げたり、とてもアクティブに活動されている。
そしてその空き家プロジェクトの一周年を迎えるとのことでお誘いいただき、本日、陣中見舞いをかねて何かお手伝いができればと思い、綾部へと向かった。

綾部へは、宝塚から一般道をひた走る。台風が過ぎ去ったあとで、頭をたれ気味の稲穂や、しずくののった彼岸花を横目に見ながら約2時間で現地へと到着した。

まずは再会を喜び合い、私から1周年のお祝いに、又右衛門特製の金のはさみを手渡したら、とても喜んでくださり、早速シザーケースに入れておられた。
そしてすぐさま、このプロジェクトに参加されている皆さんに一人ずつ丁寧に又右衛門を紹介してくださった。本当に気遣いをされる素敵な方である。

皆さんには、私は植物屋であるということと、野菜の有機栽培や、健康な建築と庭の融合などについて活動をしているとお話をした。通常では「そのような取り組みは大切ですね」と関心されて終わることも多いが、ここに関わる人全てが人や動物の環境を大切にする活動をされていて、私が植物でそのような取り組みをしていることを喜んで、一瞬にして私を仲間に入れていただいたような感じでとても嬉しく思えた。

作業をしていると特製の自動販売機が到着した。その自動販売機はメンバーがデザインされアヤベダファミリアのネームやコンセプトが刻まれている素敵なものであった。

メンバーは各自で着々と作業を進めていく。この写真にある扉はスライドでもなく観音開きでもなく、回転して開くユニークなつくりである。さらに扉には贅沢なまでに煤竹(すすだけ)がたくさん使われている。この煤竹は古民家にあったものらしい。現在、煤竹は数がなく貴重な素材である。素材も良いがコンセプトとデザインも素晴らしいものである。

私は特に手伝えるところがなかったため、庭続きの裏山へと向かった。基本は特に珍しい植物があるというわけではないが、それでも探していると興味深い植物もあった。少し思いついたことがあり、山を降りて、てつじさんに耳打ちすると、とても気に入ってもらえ、早速取り組むということになった。これでまた面白いプロジェクトを一つ加わえることができた。これについてはまた後日紹介します。

少し遅めのランチのため、一緒に地元のおそばをいただきに向かった。それもてつじさん運転というとても贅沢なランチである。

しかもお蕎麦もとても美味しい。最高である。普段は麺類を多くいただかない私だが、美味しさに負けてしまい、気がついたら一杯を平らげてしまった。

そして、また現場に戻り、作業を眺めながら今後の植栽のことを考えながら、再び山へと入り考えてみたりした。

そのような間にも、次々と近くの人がやってくる。中には有機栽培や微生物農法に強く興味を持っている方もおられて「また次はいつ来るの?」と声を掛けてくださる。ありがたい限りである。

地元の人が、街から入ってきた人を遠目に観ながら警戒している光景を、いくつかの地域で目にしているが、ここではそのようなこともなく、多くの人が好意的に関心を持たれている。これもてつじさんの人柄や関わる人の素敵さからくるものだと思う。

少し前までは、私が一方的にテレビから伝わる芸風を観て笑っていただけであったが、ちょっとしたきっかけでてつじさんと知り合い、今まで画面からは伝わらなかった自然や物に対してリスペクトする気持ちや強い想いをヒシヒシと感じることができました。
そしててつじさんの「ゴミと言うものはない。全てが意味あるもの。その全てを活用していく。」という考えに、強く共感することができました。本当に素晴らしい取り組みです。

今回、私は少しの間の腰掛のような関わり方しかできなかったが、そのような私を迎え入れてくれて本当に嬉しく思う。それもこのプロジェクトに関わる方々は、宮大工の方や建築の方、設計士、デザイナー、日本を代表するようなゼネコンや不動産業、電気業、行政の方々などのスペシャリストであり、ユニークな考えやアイデアをお持ちの方々ばかりである。さらに植物に関するメンバーが増えたことにとても喜んでもらえるなど、本当に嬉しい出逢いの1日であった。

てつじさんの立ち上げた「アヤベダファミリア」。著名人や有名企業でありがちな、イメージ戦略のようなものではなく、自らプロジェクトを起ち上げ、自らが先頭に立って推進してくことは本当に素晴らしい。

だからそこに集まるメンバーもまたとても個性的で素敵な方々ばかりというのが腑に落ちる。

てつじさんには本当に感謝ですね。私とのプロジェクトは始まったばかりですが、楽しみがいっぱいです〜。皆さんも乞うご期待です。「アヤベダファミリア」是非検索してのぞいてみてくださいませ。

朝一番から部屋に閉じこもって、とても重要なイベントのリモート会議、続いて昼からも政府の支援を受け、海外輸出事業として取り組んでいるプロジェクトの会議。

少ない容量の脳を使い頑張り、破裂寸前になったので、終了後一転、外に飛び出し、車で淡路島に向かった。

今日の目的地は「兵庫県立公園あわじ花さじき」。
通年で素敵な花が咲き誇るとても人気のスポットです。そして私が今回訪問する理由は、9月18日からはじまる「淡路花博20周年記念花みどりフェア」秋期開催に設置される又右衛門プロデュースの樹齢約1000年のオリーブのフォトスポット、そのメンテナンスのためである。

強い風を受けながら頑張ってくれているオリーブくんに、オリジナル有機資材でメンテナンスを行ってきました。
しっかりメンテナンスは行いましたが、オリーブくんにとって何よりも力になるのは多くの人が、この地を訪れ、オリーブくんに声をかけてくれること!!!
是非、皆様には、covid-19対策をしっかり行って、おいでいただければ幸いです。

また花みどりフェアでは淡路島各地で様々なイベントも開催されています。

予定されていた9月25日の私のワークショップはなくなりましたが、他にも素敵なイベントがあるようです。開催の有無についてはHPなどでご確認ください。

是非、心地よい風を受けに、淡路島にお越しくださいませ。

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『みなとつながる「花 緑 食の島」淡路』をテーマに、兵庫県淡路島の各地で様々な展示やイベントが開催されます「淡路花博20周年記念 花みどりフェア」が、9/18日(土)に秋期開幕します。
春期の開催にて設置した、当社代表 四代目金岡又右衛門プロデュースによる「1000年オリーブフォトスポット」が、好評につき、秋期開催期間中も展示されることとなりました。
愛と平和の象徴オリーブは、接ぎ木によって広く伝わったことから「人と人、国と国をつなぐ」シンボルともいわれています。
兵庫県立公園あわじ花さじきで、樹齢約1000年の日本最大級のオリーブの木と一緒に想い出の1枚をどうぞ!

[開催期間]
9/18日(土)~10/31(日)
9:00~17:00 ※最終入園16:30

[開催場所]
兵庫県立公園あわじ花さじき

▼淡路花博20周年記念花みどりフェア公式サイト

https://www.awajihanahaku20th.jp/event/detail.php?eid=123

今日は、又右衛門プロツールコレクションにおいて、皆さんから高い評価をいただいている又右衛門花鋏(はなばさみ)に、新色が加わり、販売スタートしましたことをご報告いたします。

商品名は又右衛門花鋏「もえぎ」です。
薄くもなく濃くもなく、独特の輝きと、薄いグリーンの爽快感が感じられる仕上がりとなりました。

鋏の表面には、刃物製造において歴史と実績のある新潟三条からこだわりの鋏を世に送り出している外山刃物の「四代目 秀久」の刻印が記されています。

裏面には、僭越ながら、四代目秀久氏とともに歩んできた「四代目 又右衛門」を刻んでいただきました。

さらに、別パターンとして「MATAEMON」と刻んだバージョンも製作しました。

何故今回はこのように2パターンを製作したかというと、その訳は凄くわかりやすく、どっちにしようか悩んだので、両方作りました!というのが回答です。
ひょっとしたら両方欲しいという方も出てこないかな?という甘い考えは、ほんの少ししかありません。
ちなみに「又右衛門」も「MATAEMON」も刻まなくていい!という意見の方には、申し訳ございませんが、その意見は私に直接伝えず、担当にこっそり告げていただければ今後の製作に活かしたく思います。

冗談はさておき、この鋏は、見た目は少し現代風にポップな感じで、見た目を重視したようにも見えますが、その機能は、さすが文久から続く宗家秀久と言えるだけのことがある切れ味です。
最近はこのタイプが、手から滑り落ちないと専門職の方もお使いいただいたり、形が可愛いとのことから海外の方への進物にしていただいたり、とても好評です。

是非お近くにお越しの際には手に取ってその感触と輝きに実際に触れていただければと思っています。
またこのようなオリジナル資材や環境資材、ときめくような植物も今後どんどんリリースしていきたく思っていますので、お取り扱いいただければ幸いです。

有限会社薔薇園植物場 事業企画課 TEL06-6867-3900 までご連絡くださいませ。

2021.09.06

素敵なご縁。

朝一番から商品の写真撮りのために、大阪市内のスタジオに向かった。
そしてその機会に又右衛門自身の撮影もしていただくことになった。

最近スケジュールが詰まっていることもあり、少し疲れ気味の表情をスタイリストさんにうまく補修してもらう。
周りにおだてられ、うまくのせられて、その気になっての勘違い撮影していただいた。

このままカメラマンにうまくその気にさせられていけば、ヌードでもOKというテンションだったが、さすがにそれは誰も望まなかったので、程よく撮影終了(笑)
この写真は何に使われるのか?衆議院選挙か?写真集出版か?それとも・・・
そのうちに案内されるので、期待もせずにお待ちくださいませ。

午後からは別のミーティングを行い、さらに夕方からは素敵な方とのご縁をいただきお話をすることができた。その素敵な方とは・・・

テレビでよくお見掛けするシャンプーハットのてつじさんである。
てつじさんは植物が大変好きということで、会話もはずみ、とても楽しい話を聞かせてもらった。
京都の綾部にて活動をされており、その活動は植物が多く関わるため、又右衛門も関わらせてもらうことになった。
さ~これからどのようなプロジェクトに発展し、どのような魅力的な場所になるかワクワク感がいっぱいで、皆様にも乞うご期待である。

このようなご時世であり、大変忙しく、人気のあるの方なので、長時間話すことはNGであるが、そのような限られた時間で、てつじさんの植物への想い、人を気遣う温かな心、物腰の柔らかさなど、本当に人柄の良さが伝わってきて、とても心地よい時間をすごさせてもらえた。本当に素敵な機会をありがとうでした。

今日も魅力的な人に巡り合えた素敵な一日となりました。皆様ありがとうございました。再会を楽しみにしています。

昨日、朝から重要な2つのリモート会議を終え、慌てて空港に向かい、急ぎの新しいプロジェクトの打ち合わせのために深谷へと向かった。

夜遅く深谷に着いた時には、レインマンぶりを発揮し、雨がシトシト降っていた。
駅前のコンビニで、飲み物と簡単な食事を買い込んで、ホテルへチェックイン。改装して間がないのか、真新しい室内でベッドの寝心地もよい。
朝は簡単なビュッフェスタイル。これで4千円代の価格は、中々のコスパである。

今朝は昨日に続いての雨模様。さらにもっと強く降っている。
そのような中、以前からお世話になっている吉田さんがホテルまで迎えに来てくださり再会を果たした。
打ち合わせ会場に向かう車の中で「雨男ですみません」と私がいうと、「雨男・・・良いですね。雨はとっても貴重です」と返ってきた。普通の生活において雨男というとネガティブな印象の方が強いが、農業に関わっている人や海外に行くと雨男、レインマンはとても喜ばれる。雨や水の大切さを知っているからこそであるとあらためて思う。

吉田さんは、以前、行政にてその手腕を振るわれてきた凄腕の持ち主で、退職後NPO法人地域環境緑創造交流協会の要職に就かれ、更に幅広く活躍されている。

早速、私の現在の取り組みや今後の考え方について話をすると、とても共感していただけ、話がどんどんと前へと進んでいく。
そこに代表である富田さんも加わり、さらに話が加速する。
お互いの考え方、進む方向性、そしてニーズもばっちり一致している部分もあり、今後プロジェクトを一緒に進めていくことになった。

それも花き園芸だけにとどまらず、農業、水産、畜産、加工食品、さらには街づくり事業へも一緒に取り組んでいくことになると思う。きっと素敵な結果を様々なジャンルで残すことができると確信している。また一つ楽しみなプロジェクトが生まれた。

今回の訪問は数時間であったが、とても価値ある時間となった。
この訪問が明日になっていたら、ある大きなプロジェクトにおいては時期を逸していたかもしれない状況。とてもいいタイミングでの訪問となった。

スピード感をもって取り組んでいくことを約束し、降り続く雨の中、駅まで送っていただき、私は都内にむけて列車に飛び乗った。

電車の中で、パソコンを触っていると、また新しいオファーが舞い込んでいる。これもまた興味深いものである。

不要不急の移動を自粛しながらも、緊急性のある取り組みについて現地に赴くことはある。
そうでなければ産業や植物の今後に多大な影響を与えてしまう可能性があるからである。今回もそのようなものであったといえる。引き続き、自粛をしながら花き園芸産業の発展や街づくりに尽力していきたく思う。ワクワク感がいっぱいである。