四代目又右衛門の頭の中を書いたブログ

MATAEMON'S THINKING BLOG

8月23日(火)、テレビ東京 『WBS(ワールドビジネスサテライト)』にて(株)松本微生物研究所の菌根菌の取り組みが特集されました。

松本微生物研究所は、微生物分野において日本を代表する研究開発技術を有し、バラエングループと長年にわたり「植物のため、生産のため」にパートナーとして活動、ご指導いただいてきた研究所です。
松本微生物研究所とのご縁については、かなり長くなるのでまた別の機会にご紹介できればと思いますが、出会いのきっかけは微生物分野において多大な功績を残し著名な故小林達治先生、牧先生、永座先生であり、その指導が私たちのアースフィール社に引き継がれており、現在に至っている状況です。

さて、今回注目が集まり報道もあった菌根菌は、植物の根に共生し、菌糸をのばすことで高温乾燥した環境でも養分を効率的に運ぶことができるため、植物の耐乾性が上がり暑さに強くなるなど地球の温暖化対策や肥料使用量低減などに期待ができるといえます。
今回の報道はネギなどでしたが、野菜のみならず花き園芸全般、緑化植栽などの生育にも大きく貢献が期待できる環境に優しい資材であるといえます。
一度共生に成功すると、あとは増殖するので、1年で収穫が終わる野菜類であるより、多年生の草木、樹木の方がその価値が発揮できるのではと思います。

松用や一般樹木用に関してもリリース済みですので、気になった方は info@baraen-rosegarden.co.jp までお気軽にお問い合わせください。

さらに今春からバラに最適な菌根菌の共生実験に挑み、みごと共生を確認することができました。
そして今秋に「バラ用アーバスキュラー菌根菌」をバラエングループよりリリースする予定ですので乞うご期待です。

先日Facebookにアップしたところバラの大先生にもお声掛けいただき、その価値を実感することができています。

やっとバラエンらしい提案をすることができ、歴代又右衛門も喜んでくれるかなーと勝手に思ったりしています(笑)
引き続きバラエングループは、土や水など見えないデザインの重要性に注視し、輸入に頼らない国産の天然由来のものによる環境に配慮した各種資材を企画開発・生産・販売することで、社会の課題解決に寄与できるよう活動していきます。

以下当日の放送内容の一部です。

https://www.tv-tokyo.co.jp/mv/wbs/feature/post_257779/

「肥料高騰で農家悲鳴 収量増へ“知られざる菌”開発」
農業に不可欠な化学肥料が高騰しています。半年ごとの価格変動をグラフにしましたが、この半年で2倍近く価格が上昇していて、農作物の値上がりや収穫量の減少につながるのではと懸念されています。こうした状況を受け、今、化学肥料に頼らない技術の開発が進んでいます。カギは寄生する「菌」です。

2022.08.24

地蔵盆

今日24日は地蔵盆。
令和2年3年と私が当番の年であったが、COVID-19の影響で地元の集まりは中止となりずっと延期であった。
そして今年も感染者数はさらに増加していたが、重症者は減少し、お祭りなども開催されるようになってきており、自分たちも開催するかどうかを悩んでいた。
最終的には、地蔵講の皆さんの意見を集約し「このような厳しい環境において、多くの子どもや村人を見守っていただいているお地蔵さんのために3年間何もしないというのも違うだろう。このような状況だからこそおまつりしよう」と、かなり制限をかけた上で、地蔵講のみが集まり日頃の感謝をお伝えすることになった。

前日にはお供えのスイカや最中、飲み物などを買い出しに行き、地蔵講の皆さんがご近所や毎年お供えいただいている方々に今年の開催についてお伝えするなど多くの協力を得て無事に準備を終えることができた。

当日早朝にお供えや提灯などの設置、賽銭箱の入れ替えを行い、おまつりを行った。

その後私は、リモート会議に出席のため一旦自宅に戻り、会議終了後、令和2年3年そして4年分のお賽銭を数えた。
そして再びリモート会議に出席、会議終了後、遅めの夕方にお地蔵さまに再集合し、お賽銭3年分の報告をし、来年の当番の方の確認と、来年度以降の開催方法などを地蔵講の皆さんでお話し、本日のお供え物を分配した。

3年間当番でありながら何もできていなかったのが、本年度のお地蔵さまのおまつりを終えることができて、少し肩の荷が軽くなったような気がした。

そして私は、自宅に戻り夜のリモート会議に出席。終了後、明日からの海外出張の準備を大慌てで行い、早朝から深夜まで、いつもと一緒といえばそうかもしれないが、バタバタの1日を終え、寝床に横になった。

今回の地蔵講は、普段、外に(他府県や海外など)出っぱなしで地元の方々との会話がかなり減っている私にとっては、多くを学べる貴重な1日になった。
そしてそのような私に「信康くんは、外でがんばっているのを知ってるから良いんだよ~~」と言ってくれるご近所さんの声がとても温かく嬉しく思え、大きな励みになった。さらに明日からの海外など外で多くを学び、何らかの形で地元の方々に喜んでもらえるような活動につなげたいと思いながらゆっくり目を閉じることになった。

さ~25日からは海外。今回のタイ訪問の主な目的は、バンコクへの日本の花き園芸品および日本文化に関する商品の輸出創出、拡大のための訪問である。
渡航中もしくは帰国後にまたアップしますので楽しみにしておいてくださいね。

週初めは関連先がお盆休みであったので出張で汗を流した。週中からは自社も含めてお盆休みもあけたので色んなことが動き出しバタバタの一週間であった。

出張から戻った週中は、まずはJETROの輸出大国コンソーシアム支援企業として取り組んでいる植物工場などのリモートミーティング。
リモートミーティングが終わってすぐに、社内報告会の第一回目を行った。
そしてすぐに大阪市内に向かい用事を終えて、宝塚に戻り夕方から地蔵盆の打ち合わせを行い、ご近所様へ順番に挨拶にまわった。

翌日は朝一ミーティングを終え、甲南学園(甲南高校・中学)へ。
甲南学園では愚息がお世話になっており、また甲南大学の評議員を務めたこともあり深く関わらせていただいてきた学校である。

山内校長にお声掛けいただき、また同学園育友会であり私と大阪青年会議所時代に同期入会でお世話になった田中氏にお繋ぎいただき、秋にイベントを行うため、今回はその打ち合わせに伺うことになった。

打ち合わせ中は、山内校長や田中氏から色んなことを学ばせてもらいながら、身内感満載のとても居心地の良い時間を過ごすことができました。
来月のイベント。ちょっと?随分?私には背伸びしなければならないことかと思うが、自らの学びの場と思ってチャレンジしたいと思っています。甲南学園の皆様。当日よろしくお願いします。

その後、場所を変えてランチミーティング。
続いていつもご指導をいただいている神戸植物防疫所へと向かった。
神戸植物防疫所では、今秋に予定されている日本植物園協会の技術講習会のご相談をさせていただいてきた。

急な連絡にも関わらず、ご担当の方や上席の方へご挨拶の機会をいただき、さらに快く協力のお返事までいただくことができ本当にありがたく感じる。それとともに、今後も植物防疫所の皆様にご指導いただきながら植物貿易を進めていく気持ちがさらに強くなった。
その後は、神戸煉瓦倉庫に向かった後、宝塚に戻ることになった。

金曜日も朝一番からパートナーとの輸出事業の打ち合わせと二回目の社内報告会。続いて月が替わってすぐのイベントの打ち合わせと、伊丹の施設で植物選定などを行い、元気そうなバオバブの姿を確認し、バタバタの一日を終えることとなった。

そして週末はパソコンに向かい続けてのデスクワーク。その間にブログを書いている。来週は海外出張もあり、またバタバタが続く。

あ~~~時間を有効に使えるスキルが欲しい!!!と嬉しい悲鳴をあげる又右衛門であった。

先週はバラエングループの主たる事業である生花卸、販売がお盆商戦のピークであった。

今年のお盆は、生産の遅れもありかなりの品不足で前半は高騰と言っていいほどの高値、終盤に下落という状況であった。
そのような中でも、弊社熟練スタッフは、様々なネットワークと経験にて、しっかり対応ができていたのではと思っている。現場にいない私が把握できておらず、ご迷惑をおかけした取引先様がいらっしゃれば、この場をお借りしお詫び申し上げますが、そのような声は今のところ耳に入っておらず、手前味噌ながら弊社のスタッフは頼もしく、その気力、体力には頭が下がる。本当に感謝である。

スタッフの頑張りを感じられるおかげで、私は新しいプロジェクトなど山積みの課題を日々進めることができた。さらに合間を縫って、実家の仏壇のお祀りやお墓参りをしっかり行うことができ、ご先祖様に日々の御礼とご報告をすることができ何よりであった。

8月15日も、まだ明けて間もない時刻にご先祖様をお墓にお送りし、初代又右衛門に今後の誓いをして、その足で伊丹空港へと向かい、都内へと向かった。

そして先週に続いて進化生物学研究所へと向かう。
この日は、先週に学びきれなかったことと来週からの海外プロジェクトに関しての予見整理のために、実績のある先生方からお話を聞くことができた。先生方の知識の深さには驚きしかない。
また湯浅理事長からもワンポイントアドバイスをいただくことができ、貴重な時間となった。

その後、いつものように植物たちやレムールたちに挨拶をして、バスに揺られながらのパソコン作業で少し酔いながら次の目的地へと向かった。

16日は、久しぶりの四ツ谷である。数年ぶりかもしれない。
四ツ谷では2016年のチェルシーフラワーショウのメダリストであり、深く関わらせていただいたパートナーでもあるCHIHORI SHIBAYAMA氏と様々なことについてお話をすることができた。

そしてランチをはさんで、霞が関へと向かった。今回の訪問先は農林水産省。以前よりお世話になっている方に、ご協力とご指導をいただくことができた。大いに感謝である。

そうして暑い東京での活動を終えて、帰阪。
都内のアスファルトに囲まれた空間は本当に暑かった。ペットボトルの水もすぐに無くなり、給水しなければ熱中症になりかねない。

ただ熱中症にかかるのは人だけではない。動物もそうだろうし、きっと植物も同様ではないかと考える。その形の表れが高温障害かもしれない。

私たちは適宜水を飲むことで回避できるかもしれないが、植物はそういう訳にもいかないであろう。そこで私たちチームはそれに対応する資材を、もうすぐリリースすることができるかもしれないのでご期待いただければと思う。

引き続き「植物をまもる。生産をまもる。地球をまもる。」をモットーに、ユニークなグループ力によって進めていきたいと思う。きっと歴代又右衛門も見守ってくれるであろうと思っている。

8月8日は「ひょうたんの日」、皆さんご存知でしたか?と胸を張って言いたいところではあるが、実は私、ひょうたんから多くのご縁をいただいているにも関わらず、このことは頭に入っておらず、全てのミーティングを終え、帰路にて同行いただいたパートナーから教えてもらったのである。お恥ずかしい限りである。ひょうたんさんお許しを。

さて、そのことは置いといて、あらためて今日8月8日は「ひょうたんの日」です。
では何故8月8日になったのかと言うと、皆さんも想像されたかと思いますが、ひょうたんの形が数字の8に似ているというのが由来とのことです。納得ですね。

今日がひょうたんの日であることを意識していたわけでもなく、いつものように新しいプロジェクトの相談と、植物の定期点検のために都内へと向かった。

午前中は赤坂。とても良い状況で生育をしており、管理されていらっしゃる方々の植物への愛情を十分に感じ取ることができ、大変うれしく思いました。

午後からは打ち合わせのために東京農大に隣接する進化生物学研究所へと向かった。
そして研究所所長・理事長である湯浅先生と面談させていただき、新しいプロジェクトの相談と、いくつかのことについてご指導をいただくことができた。

その中でも特に興味深かったのは「ひょうたん」の話題であった。ひょうたんは1万年前頃にアフリカより日本に伝わったとのこと。1万年前といえば縄文時代の早期ですね。驚きです。

ひょうたんは日本最古の栽培植物とも言われており、その用途は多岐にわたっていた。特に土器より軽いため、水の運搬などにも用いられ、各国の生活において多く利用されてきた。
特に航海において水は欠かせないが、積める重さにも制限があったため、重い土器ではなく、ひょうたんのような軽いものは重宝されたようである。

他にも書き出したら終わらないぐらいのひょうたんのお話をたっぷり聞かせていただくことができた。ひょうたんに興味を持たれた方は、この続きを湯浅先生が執筆された「ヒョウタン文化誌」を読まれたらと思います。

持ち時間も無くなってきたので、研究室での打ち合わせを一旦終えバイオリウムを再び見学し、植物やカメ、レムール達に挨拶をした。

バイオリウムでは、以前マダガスカル視察にご一緒させていただいた伊藤先生と再会することができた。
月末から手掛ける新しいプロジェクトについて触れてみると、その大きなヒントとなるような活動をされていたと聞き驚きであった。まさに“瓢箪から駒”のように感じた瞬間であった。さらにその場で無理を言って、来週に再訪し、ご指導をいただけるとのことで、本当にありがたく、またツイていると思えた。

そして最後は3人で写真を撮り来週か再来週の再訪を約束して、次の打ち合わせに向かうことにした。

次の打ち合わせでは、私たちの製品を海外展開したいとお考えの方との面談。製品の価値を高く評価いただけており、とても嬉しく感じるとともに、今後に期待をしたいと思った。

このような感じでバタバタのスケジュールを全て終えて、地下鉄で宿泊地へと向かうことにした。

その電車の中、初めて湯浅先生にお会いした時のことを考えた。
埼玉 寄居で全国愛瓢会の展示会が開催され、その会場にご挨拶に行かせていただいてからのご縁であったことを思い出し、本当に懐かしく感じた。

まさかその時には、マダガスカルに同行させていただいたり、客員研究員にしていただいたりするまでの関係になるとは思っておらず、ひょうたんから始まった湯浅先生や、そこからさらに広がったご縁、数字の「8」漢字にすれば「八」、まさに末広がりのご縁を感じた。

まさに「ひょうたんの日」に相応しい素敵な1日となった。

8月1日は、バラエングループの核となる有限会社薔薇園植物場が新年度を迎える日である。
昨年度は多くの皆様にお引き立ていただき、また学ばせていただきながら、無事に新年度を迎えることができたことを心より感謝申し上げます。ありがとうございました。

そして新しい期を迎え皆様にご報告があります。
先月のことではありますが、2022年7月1日に、バラエングループの関連企業としてバラエンクリエイティブ株式会社を新たに展開することになりました。
これでバラエングループは6社になりました。これもひとえにグループ各社を支えていただいてきたお取引先様、そして多くを学ばせていただいている国内外のパートナーの皆様、そして手前味噌と言われるかもしれませんがグループ各社において、厳しい環境の中、私を支え、日々一緒に歩んでくれているかけがえのない社内パートナーの努力のおかげです。本当にありがとうございます。

グループ6社と言っても大きなグループ企業のような盤石なものではなく、全部が集まっても中堅企業1社にも満たない、とても小さなグループでしかありません。しかしながら、各社とも、それぞれ独自の知識や技術、製品、サービスを有したとてもユニークな活動があり、それらが共創することで、今後展開していく活動はきっと魅力的なものになると自負しています。

引き続き本年度も「健康な植物(みどり)の力で社会の課題を解決する。」ために社員一同実直に取り組んでまいりますのでご指導賜りますよう何卒よろしくお願いいたします。

バラエングループ代表 四代目金岡又右衛門&素敵な仲間たち

 

以下 バラエンクリエイティブ株式会社の案内です。

【VISION】
『健康な植物(みどり)の力で地球をリ・デザインする』
バラエンクリエイティブ株式会社は、エシカルな観点による都市空間や暮らしのステージを創造します。地球環境に配慮した持続可能なボタニカルプロデュースを行います。

【MISSION】
私たちは、バラエングループ創業140年を超える歴史において、生産、流通など花卉園芸とともに生き、植物から多くのことを学んできました。また、農業や環境への関わりを深めることによって、生き物や水、土の役割、重要性に気づかされました。

さらに、世界を舞台に活動し、日本の伝統的な園芸技術や文化、感性を取り入れながら、斬新かつ大胆な発想によるデザインを発表することで、多くの繋がりを生むことができました。

プラネタリー・バウンダリー(地球の限界)に達した現在、見た目の美しさなど人からの視点だけではなく、植物やその他の生き物の視点を取り入れたデザインでなければならないと痛切に感じています。

そして今こそ、バラエングループ各社のシナジーと国内外に拡がる様々なジャンルのパートナーと力を合わせ、国境や時代、生き物にシームレスなデザインを提案し、あらゆるものが共生する美しい地球であるために、社会の課題を解決するデザインを生み出していかなければならない。それがバラエンクリエイティブ株式会社の役割と考えます。

バラエンクリエイティブ株式会社
代表取締役社長 金岡信康(四代目 金岡又右衛門)

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