四代目又右衛門の頭の中を書いたブログ

MATAEMON'S THINKING BLOG

マダガスカルから帰国し、数日でオーストラリアに出発、そして数日、日本で活動して、三度出国する。スペインへ今回もひとり旅である。

 

今回の目的はイベルフローラ(IBERFLORA)というスペイン最大級の園芸展示会へ招待されたので、ナーセリー訪問もかねての渡欧である。

早朝、おついたちの神棚祀りと氏神様参拝を一日早く行い、伊丹空港から出発した。

そして成田空港で乗り継ぐ。乗り継ぎ時間はあまりないため、バタバタと出発ラウンジで和食といつも楽しみにしているJAL特製のビーフカレーをいただき、満腹でイベリア航空の飛行機に乗り込んだ。個人的にはJALが好みで良く乗っているのだが、スペイン行きはJALの直行便がないうえに乗り継ぎも悪く、シーズン的に安いチケットもないので、今回はイベリア航空を使っての渡欧となった。

機内は比較的空いていて、座席は楽に選べたようであるが、私はいつも非常口前の座席を確保していただくので、エコノミーであってもそれなりに快適である。

さらにお向かいに座るCAさんは、アナウンサーの加藤綾子似のスペインの方。出発前の非常口座席に座る人への役割説明でもやさしく語りかけてくださった。基本語学が苦手な又右衛門であるのだが、こういう時だけは神が降りてくるのか、彼女としっかり会話が成立しているのが何とも不思議である(笑)

 

離陸後1時間ほどで食事が配られたが、満腹なお腹に入れたくなるほどの食事ではなく、少しおかずをいただくだけにして、いつものようにパソコンを出してきて、原稿などデスクワークを行った。

そして出発から6時間ぐらい経った時に、おやつのような感じで、おにぎりもしくはほぼ具のない小さなサンドイッチが配られ、また再び6時間ぐらい経った到着1時間30分前ぐらいに軽食が配られた。内容と味はともあれ、赤いBOXがスペインらしくて良い感じであった。

 

食事や機内サービスは、正直イマイチかもしれないが、比較的静かな時間が流れる機内はそれなりに良かった。ただ経由便の場合は、オランダ スキポール空港かパリ シャルルドゴール空港などヨーロッパでもスペインよりは北にある空港に寄るため約12時間で一旦フライトは終了となるが、直行便だと14時間超の連続フライトなので結構疲れる。

眠れぬ私は、もがくようなパソコン作業を伴う長時間フライトののちマドリード空港に無事到着。国際線に乗り継ぐため急ぎ足で移動した。

以前マドリード空港に降り立ったことはあるが、乗り継ぎは初めてなので、少々戸惑いながら案内掲示板を頼りに進む。そしてサテライトターミナルからシャトルトレインに乗り込み移動。

そして入国審査、手荷物検査の後、やっと搭乗口のあるターミナルへと到着した。その後、時間はほとんど無かったのだが、空腹だったので航空会社のラウンジに駆け込み、ツナサラダをかきこむように食べ、そこでゲットしたリンゴを丸かじりしながら慌てて搭乗口へと進んだら、すでに多くの人が搭乗を済ませていた。何とか間に合って飛行機は無事出発。決して遅刻ではありません、念のため。

出発後約45分でバレンシア空港に到着することができた。あとは預けた荷物が気になるところ。バレンシア空港までのラゲージタグを持っているので本来問題はないはずだが、前々回マダガスカルから帰国するときは、関西空港までのタグをもらいながら上海浦東空港では荷物が降ろされて、それをピックアップしてからチェックインをしなければならないローカルルールで危うく乗り遅れてしまいそうになった。前回のオーストラリアでは、当然のように入国と同時に荷物はピックアップし、国内線に乗り継ぐ。日本と同じである。

さらに前回のマドリード空港に到着の際は、ロストバゲージでオランダに行ってしまい、中に入っていたお土産が無駄になってしまった。そういうことから今回もとても気になってはいるが、無事についてくれることを祈りながら飛行機のタラップをおりた。

すると機体の半ばのハッチが開いて荷物が順次降ろされている。しばらくしても私の荷物はなさそうなので聞いてみると、国際線からの荷物は飛行機の機体の後ろから降ろされ、ターンテーブルまで運ばれる。国内線は機体の半ばから取り出され、タラップを降りたら手渡しとのことであった。スペイン語まじりの英語のため少し怪しいが・・・(^_^;)

ターンテーブルの前でしばらく待って無事自分の荷物をキャッチすることができた。そこからは、お迎えに来ていただいた今回お世話になるアシスタントさんの車に乗り込み、ホテルまで送っていただいた。

そしてチェックインを終え部屋に入って、明日の展示会の準備を行った。この後は、空腹をリンゴとオレンジでしのぎ、シャワーを浴びて、部屋のベッドで短い脚をめーいっぱいに伸ばしながら、ゆっくり休ませていただくことにする。

さて明日はイベルフローラ。今年はどのような出逢いがあるか楽しみである。この時間は日本ではもう日付が変わって10月1日かな。今月も素敵な月になることを祈りつつ、今日はこの辺で横にならせていただくことにします。

 

では、皆様おやすみなさい

毎度のように帰国の途中で最後のブログを書いている。ただいつもであれば長い搭乗中の機内でまとめて書かせていただいているが、今回はそうではない。すでに空港で書く時間があるからである。

 

今回はダウンタウンからリムジンバスにてブリスベン空港に到着し、国内線でシドニー空港へと向かった。そして夜遅くに到着した。

そして翌早朝にシドニーから成田に向けて帰るので、その間ホテルに滞在しても5時間程度なのでもったいないので空港で過ごすことにする。

 

国内線で到着。今までなら最寄りのターミナルに到着していたのだが、今回は勝手が違う。ブリスベン空港の手続きの際に、勝手に便の変更をされ慌てて搭乗したからか、理由はよくわからないがターミナルには到着せず、スーツケースをピックアップしたのち、Tシャツで震えながら、ターミナル行きシャトルバスの到着を、ダウンを着ている人たちに紛れてひたすら待ち、何とかインターナショナルのターミナルに到着。

そこの1階は風が入って寒いため、2階で良い場所を見つけて一晩明かそうとしていたところ、退去命令が出て追いやられてしまった。

そしてわずかに許された一角に陣取り、冷たい地べたに座りながら、スーツケースを机代わりにして、今このブログを書かせていただいている。良いように考えれば、床はかなり冷たいが、背の高い天井で広々としたワンフロアとも言える。与えられた床での一夜を、ありがたく有意義に過ごしたいと思う。場合によっては、いつもと違う思考が働いて仕事がはかどるかもしれないし・・・

私のブログをお読みいただいている方には、毎度同じことを書くな!とお叱りを受けるかもしれないが、今回も素敵な出逢い再会があり、多くに支えられた旅となった。

オーストラリアでのプロジェクトでは、いつも何らかの形でヘルプしてくれるKaoriさん。現役のCAであるにも拘わらず今回も空港で私をピックしてくれて本当にありがたい存在です。

 

また今回からヘルプをしてくれるブリスベンでガーデンメンテナンスをしているYukikoさん。三日間本当にお世話になりました。またお会いできることを楽しみにしています。

 

また今回はタイミングが合わず会えなかったが弁護士しながら手伝いをしてくれるMegumiさん。ラムが大の苦手。そして大きな笑い声が印象的で、オフィシャルの通訳もつとめられるMayumiさん。こんな素敵な人たちが代わる代わる何とか支えてくれている。何と私は恵まれているのであろうといつも思う。

そして何といっても師でありビジネスパートナーであるダニー氏そしてその一家。私を日本のパートナーとして、家族として認めてくれて、多くのものを与えてくれている。もちろん愛犬ロカも一緒である。本当に感謝である。

またオーストラリアの素敵な植物や動物たちが、それぞれの方法で、多くを伝え、支えてくれた。言葉は通じないが、今後の活動をもってお返しができればと思う。本当にありがとう!!!

最後に、今回も又右衛門ブログをお読みいただきありがとうございました。今回は空港で書く時間があったため、機内からではなく、空港で書き終えることができました。

 

冷たい床ではあるけど、足を延ばせられるのはファーストクラス以上です(笑)ここで着替えを布団代わりに敷き詰め、パスポートをしっかり隠し持って眠ります。

それでは・・・ありがとうございました。またどこかで皆さんにお会いできますこと楽しみにしております~~。ちなみに10月11日には幕張メッセにて開催されるGARDEXで講演をさせていただきますので、是非皆様お声掛けいただければ幸いです(^_-)-☆

お・ま・け・・・・

 

自然の中で、住み暮らす動物たち。それを育む植物たち。決して誰が支配者というわけでもなく、お互いがお互いを助け合い、尊重し合い生きてきた。

 

世界を周る中、今、そのバランスが崩れはじめているのを強く感じる。いやもう大きくバランスは崩れてしまったのかもしれない。それはきっと人類自らが支配者であると勘違いした時からであろう。

 

このバランスをもとに戻すことは容易ではない。でも食い止めることは可能でないだろうか。人びとそれぞれが、自然環境に対して意識をもって活動していくことで。

きっと人それぞれ、文明という大義名分のもと行ってきたことの良し悪しの理解はできているはず。そしてその反省もしているはず。ただ残念ながら行動が伴っていないだけではないだろうか。

 

人は言葉や知恵を持ち、自らの力で歩むことができる生き物。今こそ、その能力を最大限に発揮し、多くの生き物とコミュニケーションを持ちながら進んでいかなければならないと思う。支配者ではなく地球のパートナーとして手と手を取り合って・・・・

22日の午後から23日夕方の帰国の途に就くまで、ブリスベンのダウンタウンを昼夜を問わず時間の許す限り歩きに歩いた。

まずは、ホテルに荷物を預けて、未だ行けていなかったローマ ストリート パークランドへ直行。中心部から歩いて約15分で到着した。

高層ビルとバス・トレインステーションに隣接しており、広大な敷地にテーマごとの植栽がなされている。

管理もきれいにされていて、花も多く使われとてもきれいな植栽であった。

更に植物だけではなく、動物にも巡り合えて、長い間歩き続けても飽きが来ない。子供連れで過ごす姿も見られて市民にとても愛されている雰囲気である。

この広大なパークが無料であることが、驚きである。是非、日本でも特に地元でも、このようなパークが増えることを切に願う。

約2時間周遊して、あまり使われていないような感じがする地下道でショートカットし、いったん中心部へ戻った。

 

そしてそのまま以前に行ったことがあるアートセンターを訪問した。その広々した施設には、展示などの多目的スペースやシアターもあり、静かな素敵な空間であった。

そして隣接するミュージアムも見学。老若男女問わず多くの人でにぎわっていた。市民以外の恐らくツーリストや在住外国人の姿も多く見ることができ、このような施設の在り方を学ばせていただけたような気がした。

さすがに足腰がパンパンになり、お腹も減ったので晩御飯。日曜日ということもあり多くのお店が閉まっている。探し続けているとパンダの看板が目に入る。ちょうどアジアンフードが恋しくなっていたので、吸い寄せられるように入っていくと、中華ではなくコリアン料理であった。なんでPANDAという名でコリアン料理かな~~と思いながらも、どちらも好きなのでここに決定。ちょうどハッピーアワーであったので、割安のため2品を注文したが、あまりのボリュームで食べきれず、残りは持ち帰り、夜食兼翌日の朝食にさせていただいた。

晩御飯後は、ホテルで少しデスクワークを行い、再び街中に出かける。ピンクに光るライトアップが怪しげ(笑)といってもここはカジノである。私は賭け事をしないので外からピンクの色だけを楽しませていただいた。

その他にも数時間歩きに歩いて限界が来たのでホテルに戻り、セブンイレブンの$1コーヒー(約80円なので日本より安い)片手にデスクワーク。

 

ただでも回転の悪い頭が鈍り始めたので、甘いものを求めて再び外出。美味しそうな氷を見つけたが、あまりの若い人たちの多さに圧倒され断念。

その近くにあったゴンチャで、タピオカ(カナオカではない!)ミルクティーをゲット。又右衛門の秘めた女子力が目を覚ました瞬間は、日本では決して何人にも見られたくない光景である(^_^;)

 

タピオカは頭の潤滑油として深夜まで糖分を送り続け、空になったと同時に役割を終えた。そして私はベッドに崩れ落ちた。

早朝、目が覚めたと同時に昨日のから揚げの残りをほおばり涼しい間にボタニカルガーデンへといった。

早い時間にも関わらずスタッフが丁寧にメンテナンスを行っていた。涼しい間にメンテナンスをするということもあるが、訪れる様々な人びとを素敵な状況で迎えるためであろう。作業中でも、こちらから声をかけると笑顔と言葉を返してくれる。そのホスピタリティーがとても温かく心地よかった。

続いて川岸を歩きながら、大学やサイエンスセンターなどを見学。とにかく時間がある限り歩き回った。

そしてその途中のフードコートで、素敵なお店に出会えた。ここでは各人がボウルを持ち、ブッフェのように肉や野菜など好きなものを入れて、レジで重さを量ってもらい、100g当たり$3.2払って、好きなスープを選べば調理してもらえる。調味料のトッピングも自由で、麺もお好みで入れられるので、ダイエット中の私にはとってもマッチしたシステムである。とっても気に入った。日本でもできないかな~~と本当に思う。

そして最後の最後まで歩き続け、リムジンバスの時間にホテルに戻り、いよいよ帰国の途に就くこととなった。今回も多くの出逢いがあり、良い出張となった。

 

心配なのは私のパソコンが少しおかしいぐらいかな。無くしたはずの老眼鏡も見つかり、今のところ事故無く帰れそうである。

 

数少ない日本でお待ちの方々。多くのネコちゃんたち。もう少しで帰ります。

今日は、昨日から滞在させていただいているStation Creek Tree Farmを紹介させていただく。

はじめてここを訪れてから恐らく6年になるだろうか・・・・その頃から毎年訪問をさせていただいている。オーストラリアにおいてグラスツリーやボトルツリーなどネイティブ プランツの輸出においては、第一人者といえるナーセリーである。

 

そして、私は代表者であるDanny氏にとても懇意にしてもらっており、多くのことを学ばせてもらっている。いわば師匠であり、家族のような存在である。

 

ゲートから入ると、まずはボトルツリーがきれいに植えられている。

行儀よく並んでいるボトルツリーは、毎年少しずつ良い感じで成長をしている。

その中で、日本向けに、あまり背が大きくならないように枝をカットしながら、ふっくらした形に仕上げようとしているものも順調に成長してくれており、とても楽しみである。

そして一昨年前に日本にもやってきてくれたムーレイが所狭しと並んでいる。壮観である。

中にはこのような変わった形のものもある。本当に珍しい。ドラゴンのようにも見える、ような気がする。

また、わずかになってしまったが、グラスツリー グラウカのBIGサイズも数本待機してくれている。頼もしいばかりである。小さなサイズは、現在当地が干ばつで植物の移動に適さないため、来日が少し遅れることになる。お待ちいただいている方々には申し訳ないが、植物の命を優先させたいのでご理解いただきたく思っている。

 

そして、そしてこの春にここにやってきた驚愕の1本を紹介させていただきたい。

 

それがこれである。

グラスツリー グラウカ である。私が観てきたグラスツリーの中で、群を抜いて素晴らしい一本である。

何と頭が九つにわかれている。九龍という言葉が相応しい一本である。見ているだけで心が奪われそうになる。素晴らしすぎる。

この他にも多くの素晴らしい植物、そして時折やってくる動物や鳥たちと触れ合いながらナーセリーを気が済むまで見学させていただいた。

見学もお腹いっぱいになったので、後ろ髪を引かれる思いもあったがDanny夫妻に見送られ、何度も大きく手を振りながら、出発することにした。

そしてゲートを出る途中の道を遮るような感じで、ロカが待っていて、見送ってくれているのか?拗ねているのか?どっちとも言えるしぐさであった。

 

短い間だったけど素敵なステイになった。本当にありがたく感じている。ロカごめんね。また来るからね。

 

そして、パートナーであるYukikoさんの車で、ブリスベン市内へと向かった。ブリスベン市内で今日と明日の出発までを過ごすことになる。

 

その模様はまた明日にでもアップさせていただければと思っています。ではでは(^_-)-☆

 

Gayndahを早朝出発し、またしばし車を走らせ、数時間ののちに目的地に到着。そして入山。

目の前には多くのネイティブプランツが自生していた。本来ならば写真などで詳細をアップさせていただくのだが、私のブログを見てくださる植物好きの方の中に、まれにではあるが少し行き過ぎた活動をされる方もいるため、今は念のためにこの地の情報は控えさせていただきたいと思う。ブログを読んでいただくのは本当に嬉しいのだが、オーナーやパートナーも含め、まずはこの地の植物を護りたい、という気持ちがあるので、ごめんなさい。

そしてこの地を折り返し、来た道と同じ長い道のりをひた走る。途中いくつかの素敵な街や植物を眺めながら、夕方、Station Creek Tree Farmへと戻った。

つくなり愛犬ロカが出迎えてくれる。相変わらず可愛らしい。

私は基本ネコ好きのため、ワンちゃんと接する機会が少ないのだが、ロカだけは別枠でとても大好きである。いつも顔を見るなり寄ってきてくれて、一緒に遊ぼうと誘ってくれる。その押しに負けて、しばし楽しい時間を過ごす。

そして一通り遊び終えると、横でチョボンとして寝そべっている。まるで我が家の半野良キジのようである。

その後、テラスでコーヒーを飲みながら、素敵な風を受けて、心地よい時間を過ごした。

そして、Station Creek Tree Farmのガーデンを少し拝見した。そこにはネイティブのレアプランツや他国のレアプランツが植栽されていて、とても良い感じに仕上がっている。

毎回このブログでも紹介をさせていただいているが、一番のお気に入りはこの1本。

「グラスツリー グラウカ」ただ普通のグラスツリーとはちょっと違う。いや随分違うが適切であろう。

 

普通のグラスツリーに比べて明らかにシルバーに近いのだが、むしろシルバーからパープルがかっているのである。本当に美しい。話によるとこのようなパープルがかったものは数万本に1本ぐらいのとこと。これを間近で見ることができることにあらためて喜びを感じながら時間は過ぎていき、夕食の時間となったので家に入ることにした。

そしてディナーにはいつものように奥さんが私の好物である鳥肉を用意してくれていた。それも今回はウズラである。かなり美味しい。

美味しい食事をいただきながら、色んな話をさせていただき、夜も更けてきたので、このブログを書いた後、シャワーを浴びてから寝ることにする。明日は、ナーセリーの素敵な植物と驚愕の1本を紹介させていただこうと思う。

 

それでは皆さん今日はこの辺で・・・・・。

早朝、お世話になったB&Bを静かに旅立ち、レッドクリフからのパートナーであるナーセリー「Station Creek Tree Farm」へと向かった。

途中、カフェのテイクアウトで朝食をゲットし、車で揺られながらとても大切なパートナーのDanny氏が待つ街をめざした。

いつもは時間を優先してシティーを抜ける道路で向かうのだが、今回はせっかくなので、ナショナルパークを通る山沿いの道で向かうことにした。

途中レインフォレストや乾燥地など、はっきりと変わる植物がとても面白い。

また今まできいたことのない鳥のさえずりとマイナスイオンのおかげで、心身ともに癒される。

そのような最高に贅沢な時間を駆け抜け、オフィスへと到着。Dannyと奥さん、そして愛犬ロカに再訪の挨拶をして、早速日本から持ち込んだお土産を渡しながら普段のお礼を伝えさせていただいた。

 

その後、ビジネスミーティングを行い、互いの現状報告をし、続いて今後について屈託のない意見交換をさせていただいた。そして今後も引き続き今まで通りの形での強いパートナーシップのもと、互いを尊重し合いながら頑張っていくことを約束させていただくことができた。

そして昼前にはオフィスを出発し、ここで昨日今日とお世話になったKaoriさんとはお別れ。そして再会を約束して、明日入山予定であるグラスツリーが自生する山の近くの街へと向かった。

その途中でも長く続く景色の中に、時折見える興味深い植物やシトラス畑を車窓から楽しみながら、出発から約5時間、距離にして約400㎞で、目的地近くの街「Gayndah」へと到着した。

そして本日の宿のモーテルにカバンを預けて、ディナータイムまで少し街を歩いてみた。

この「Gayndah」はクイーンズランド州で一番古い街とのこと。こじんまりしていて過ごしやすそうである。

また街にはボトルツリーも植わっており、オーストラリア感をめーいっぱい味あわせてくれた。

そのうちの数本は、ボトルツリーの大きな体からは想像ができないような繊細な可愛らしい花を咲かせていた。

そして、街歩きを終えスーパーで買い出しをしてからモーテルに戻り、みんなで食事をしながら歓談し、お腹も満たされたので各自部屋に戻った。

その後一人部屋を出て、暗く静まりかえった街を再び歩きながら、透き通った夜空に輝く星を見つめていると、色々と自らを見つめなおすことができた。

さ~~明日は、早朝この地を出発し、離れた地に、ネイティブプランツが待つ山に入ることになる。楽しみにしながら眠ることにしよう。おやすみ~~~。

 

今回は、オーストラリアのパートナーナーセリーより、重要なミーティングがあるとのことで、ブリスベンへと向かうことになる。その模様をまたブログにてアップさせていただきたいと思う。

マダガスカルから帰国後、バタバタとたまっていたミーティングや作業を終え、当日の朝まで出国の準備を行い、時差ぼけですっきりしない身体が、再度飛行機に乗ることで元通りになることを期待しつつ、再び空路で目的地へと向かう。

今回は、伊丹空港―羽田空港―シンガポール―ブリスベン 出発から到着までちょうど丸一日24時間ぐらいである。

少し早めに見送りのネコたちにお留守番をお願いして自宅を出発。伊丹空港に到着し、搭乗手続きを行い、羽田空港へ向かう。

機内で珍しくウトウトしているうちに羽田空港に到着。出国手続きを終え、しばしラウンジで出発前最後の事務作業。そして飛行機は定刻に離陸した。

機内ではパソコンによる作業とまるで小さい子どものように食事をこぼしてしまったシャツの汚れを拭いながら、ドタバタしているうちに、シンガポール チャンギ国際空港に到着。

トランジットの間は、数日前立ち寄ったローカルルール満載の上海浦東空港と打って変わった快適な時間を空港内で過ごし、再びブリスベン行きの飛行機へと乗りこんだ。

そして、無事定刻に到着。空港にはバオバブ サバイブ プロジェクトをはじめ、私のオーストラリアでのプロジェクトを幾度もサポートしてくれているKaoriさんが早朝にも関わらず迎えに来てくれていた。

1年ぶりの再会を喜び合い、早速車に乗り込んで移動。途中のカフェで朝食をとりながらミーティングを行い、再び車を走らせ、レッドクリフで新しいパートナーのYukikoさんと合流した。

そして3人でグラスハウスマウンテンへと向かった。そして自生しているグラスツリーや ユーカリなどをチェックしながら、一つの山の頂をめざした。

登山道は幾分整備されているので、車道から約40分で頂上に到達。素敵な景色が拡がっていた。そこでしばしの間、景色を眺めながら心地よい風をうけて、すぐ下山。

その後、簡単にランチをいただき、近くのナーセリーやガーデンセンターやショップなどいくつかの視察を行った。


カテゴリー分けされた花苗からネイティブプランツ、資材が並べて売られており、店員も明るく良い雰囲気であった。

その後、夕刻に本日泊まるB&Bへと到着した。するとまずはとてもかわいいネコちゃんが、私を出迎えてくれ、不眠の疲れが一瞬の間やわらぐのを感じた。

またオーナーも部屋の使い方など丁寧に教えてくれ、一夜限りの家族のような雰囲気を楽しませてくれた。

 

その後、歩いて15分ぐらいのところにあるスーパーに夕食の買い出しに向かい、ついでに夕食を済ませた。そして、部屋に戻って明日の準備を整えたので、このブログを書き終えて寝ることにします。

あしたは朝からナーセリーにて打ち合わせ。そして遠く離れた自生地へと向かうことになる。明日も素敵な一日になりますように。おやすみなさい。

当初予定をしていた以上に活動の機会があり、時間が足りずのバタバタであったが、よくありがちな欠航やトラブルもなく、若干の忘れ物や破損があったくらいで、無事帰国の途につくことができた。

少し安いチケットのため経由地が多い。現地時間で12日の昼過ぎにマダガスカルを出発。そしてエチオピア、上海で乗り継ぎ、日本時間13日の夜遅くに関空へと到着する。

そして、いつものように長いフライトの間に、このブログの最終章を書いている。前回のブログで前振りをさせていただいたが、今回のマダガスカル訪問でも豊かな自然、魅力的な植物、温かい人との出逢いが多くあった。

そして素敵な再会を果たすこともできた。それは2年前に電撃訪問させていただいたデュドネ氏である。私の過去のブログを読んで記憶していただいている方も多いと思う。この写真は当時一緒に撮ったものである。

 

彼はアンタナナリボで、とても素晴らしい活動をしているので、あらためて、今回訪問させていただいた写真を使いながら彼の活動に簡単に触れさせていただきます。

彼はとても貧しい生活を送っていた。そして約20年前から街で捨てられたくず鉄を集め、手仕事で器用に加工し、マダガスカルではよく見かける素敵なバオバブなどの置物や、小物入れなどの雑貨を作る事を始め、何とか生きていくための収入源としていた。

 

そうして産み出されたわずかばかりのお金と培った技術を、自らの貯えではなく、身体的にハンディキャップを持っていたり、通常の仕事に就くことができない人たちに教授した。さらに場所を提供し、一緒に活動していくことで、彼らの生活を支え続けてきた。

そして彼の実直な活動は多くの人に受け入れられ、その輪は拡がりをみせ、彼のもとにハンディキャップを持った人たちが集まってきた。彼はそれらを受け入れ、彼らと共に、一緒に生活をすることで、その活動は大きくなっていった。

彼の元には小さな子どもを持った人も多く集まる。そんな人たちのために子どもを預けられる保育園を作った。

 

子供は成長する。十数年続ける中で、その子どもたちにきちんと教育を授けるために小学校を作り、次には中学校、今では高校を作るまでに至った。

さらに隣接するところに畑を作り、そこで環境に配慮したオーガニック農法で野菜を作り、管理をしている。

この他にも彼は施設の中で、プラや生ごみなどにゴミを分別することで循環型の取り組みを実践し、そこで一緒に活動する人や子どもたちにその重要性をしっかり伝えている。本当に素晴らしい活動と言える。そんな素敵な彼との当時の約束を果たすために、2年ぶりに工房を訪れたのである。

施設を見学させていただきながらスタッフの方と彼を探しても見つけることができない。

もしや今日は出かけてしまったか、それと施設にはいるが、私には会いたくないために出てこないの?私のことなど忘れてしまったか?と少しさびしい気持ちになりながら、残念だけど今回はあきらめて帰ろうとしたときに、彼は少し足を引きずりながらゆっくりその姿を現わしてくれた。

 

そして私を見つけると同時に、大きな声をあげながら懐に招き入れてくれた。感動の再会である。彼は前回に出逢った時より、ひげをのばし、少し歳をとったように見えたが、元気そうで、私のこともしっかり覚えてくれていた。

 

工房は音が大きく声が聞き取りにくいため場所を変え、比較的静かな農園に向かい、そこのベンチに腰を掛け、再会の喜びを分かち合いながら、お互いのこれまでの歩みや現状の取り組みなどについて、しばらく話をさせていただくことができた。

そのような会話をしているところに、突然とても明るい2人組の男性が大きな声をあげながらやってきた。彼らもまたデュドネさんと抱き合い喜び合っていた。話を聞くとデュドネさんは彼らともしばらくぶりの再会のようである。デュドネさんの紹介によると彼らは絵や音楽の素晴らしいアーティストであるとのこと。そして彼らも同じように貧しい生活の中から這い上がり、今では名の知れたアーティストにまでなったとのことである。本当に素敵な話である。

そしてその明るい二人は、隣接する場所にデュドネさんと一緒に私たちを招き入れてくれて、素敵な再会と出逢いをラム酒で祝ってくれた。私は、普段は全くお酒を飲まないのだが、この時ばかりは、その素晴らしい縁に感謝し、興奮しながら祝杯をあげさせていただいた。

彼らは、私たちのために植物の音楽を流しながら、素敵な空間を演出し、仲間として一緒に時を刻んでくれた。その雰囲気も私のFacebookのアップを見ていただければ少しは感じていただけるかなと思うのでよろしければ・・・。

そしてしばらくして、私たちは出発しなければならない時間となり、ここでも新たに増えた仲間と互いの活躍と再会を強い握手で約束することとなった。

私たちのマダガスカル訪問中、ローマ法王の来訪があり、多くの人びとがアンタナナリボに集まり、街はいつも以上に活気に満ちていた。

そしてホテルに置いてある新聞をのぞき見ると、そこにはローマ法王がマダガスカルにてバオバブの植樹をされる姿が1面に掲載されていた。

決して全く驕る気持ちがあるわけでも何でもないが、同じ時に、同じ国で、同じバオバブの樹を、地球環境への強い想いを込めてローマ法王は大統領と共に、私たちは村人とともに植樹・植林させていただけたことは、偶然ではあったにせよ、今後の私の心の中で、何らかの支えになってくれるように感じている。

今回の訪問でもまた多くの素敵な縁をいただくことができた。出逢いに本当に感謝である。そして素敵な機会をくださったパートナーやスタッフの皆に感謝すると同時に、それを今後につなげていかなければならないという責任感を私たちは強く感じている。

そして最後に。マダガスカル滞在中、ずっとサポートしてくれた現地パートナーのホスピタリティーにも深く感謝である。可能であれば来春に再訪するので、その時はまたよろしくお願いします。

早かったような長かったようなこの訪問もあと少し。待ってくれているであろう猫たちに会えるのが楽しみである。

さてこれにて又右衛門 マダガスカル訪問記2019を終えさせていただきます。乱文で意味が解りにくいであろう私のつたないブログでありますが、少しでもマダガスカルの素晴らしさや、魅力が伝われば幸いです。また中々文字だけでは伝えきれないので、引き続きFacebookなどSNSでもアップもしていきますので、観ていただければと思っております。

また今回の訪問やマダガスカルについての質問などがありましたら、ご連絡をいただければです。それではこの辺で・・・・・

ヴェルーマ ミサウチャ~~!!!

マダガスカルの首都 アンタナナリボに戻り、数日間活動をさせていただき、色々な方々とミーティングの機会を持つことができた。と言ってもアンタナナリボ市内では、恒常的に道路は渋滞しているため、少し移動するにも数時間を要することが当たり前。アポ入れするのも大きく分けて午前、午後にミーティングを持つぐらいが精いっぱいであるが素敵な出逢いが多くあった。

アンタナナリボ大学で活躍する日本の方と出会うことができ、その素敵さに大いに刺激を受けた。

また行政関係の人にも出逢うことができ、私たちの事業や活動を説明すると、共感していただき、今後サポートしていただけるとのこと。本当に心強く感じる。是非、小さい活動ではあってもマダガスカルと日本の両国が共にしあわせになることを続けていきたいと、あらためて感じた。

そして近くにマーケットがあったので、ランチタイムと兼ねて、駆け足で少し探索をした。

 

マーケットではその国の状況を肌で感じることができるため、時間があるときは必ず行くようにしている。

中にはスリやペスト感染などがあるからと言い、人ごみを避ける旅行者もいるが、私はそれらがそう多いとは思っていないのと、スリや疫病には強いと自負しているので、喜んでマーケットを闊歩する。

そこには新鮮な?肉や魚や野菜、衣料や雑貨の店舗が無数に立ち並ぶ。その活気でかなりエネルギーチャージができた。さらにかわいいお土産をゲットすることもできた。その模様はFacebook(金岡信康)で公開しているので見ていただければと思う(^^)v

移動の途中、時間があれば園芸店を視察。今後の展開に活かすヒントを得ることができた。

そして帰国のための出発の朝も、ホテルのロビーでとても興味深いプロジェクトについての重要なミーティングを行うことができた。後日皆様にも報告できるのではと思っているので楽しみにしていただければと思う。

そして空港に行く前にも視察を行い、出逢い、再会を繰り返したアンタナナリボ市内でのバタバタな日々は、延長した今回の日程でも全く足りずにタイムリミットを迎え、大変お世話になった現地パートナーと固い握手を交わし、近い再訪を約束して、帰国の途に就くことになった。

少し肌寒いアンチラベの朝を迎え、街中で朝食。マダガスカルではおなじみの朝食であるおかゆをいただいた。少し寒かったこともあって、とても美味しく感じた。

おかゆをいただいたのち、IBITY山へと向かった。ここにはパキポ ブレビをはじめここでしか見ることができない所謂、固有種が多く自生している。そしてその素晴らしさを護るため保護区として、アメリカの支援の下、管理がなされている。所定の手続きをして、早速、山に登らせていただいた。目的地まで片道約1時間30分。歩いて登る。

色々な植物に出逢うことができる。


山頂近くにはパキポが自生してきれいな花を咲かせている。

更に岩肌を登るとアロエやカランコエが自生している。その美しさは抜群である。

山の頂上付近から振り返るととても素晴らしい景色が目に飛び込んでくる。そんな素晴らしい眺めと植物と空気で、岩山を走り回った疲れは吹き飛び、時間となったので下山した。

文頭にもあるがここには固有種が多くあり、正直全くと言っていいほど私も何があるか把握できていない。多くがユーフォルビア。そしてそれら多くの植物それぞれに、腹痛の緩和、咳止め、疲労回復など何かしらの薬効があるとのことで、本当に興味深いことであった。また時間があるときに別の機会できちんと報告をできればと思うのでとりあえず写真を数枚アップさせていただくことでお許しを。

IBITY山を降り、再びアンチラベのまちでランチを食べて、首都 アンタナナリボへの帰路についた。

 

途中ユニークな露店販売や新鮮な野菜売り場を眺めながら無事アンタナナリボ市内に到着。そしてスーパーで夕食を買い込もうと思ったが、日曜日でスーパーはお休みのため、ホテルにチェックインして、部屋で日本から持ってきたインスタント食品でお腹を膨らませた。


そしてデスクワークタイムに入ったのだが、ハズキルーペでない私の眼鏡は、移動中に自らのお尻で踏んづけることで壊れてしまい、作業が全く前に進まずのため、ストレス満載のまま深夜になり、出発からほぼ毎日ずっと乗り物に揺られっぱなしであった身体は、静かに崩れ去った。