四代目又右衛門の頭の中を書いたブログ

MATAEMON'S THINKING BLOG

今回の北海道は農業の中でも本業である花き生産農場ではなく牧場訪問が目的である。そして牧場といっても牛やヤギではなく馬、それも競走馬である。そのことについてアップさせていただきます。

 

 

グループ会社が開発・製造するマリネックス社が、野菜生産だけでなく畜産現場においても著しい成果をあげてきたため、数年前に「競走馬用マリネックス」をリリースし、各試験にも合格をしたものの、今までと違う業界での活動はかなり苦戦を強いられてきた。

 

ただ今春の宮崎の育成牧場訪問時に、北海道をベースに国内外で活動する競走馬業界に精通し、顔も広いとても素敵な方とご縁をいただけたおかげで今回の訪問に至った。

 

 

昨晩、実はちょっとした自爆トラブルで目を刺して傷つけてしまい、左目の白目が全て血の色になってしまいさらにした瞼から血が溢れるような状況になってしまったため急遽眼科へと駆け込み治療をしていただいてから一晩明けて出発となった。

 

 

出発の朝は台風2号の影響もあり雨が心配されたが、雨はほんの少しだけで飛行機の遅延もなく、目の痛みだけを除けば順調に新千歳空港に到着。そのままレンタカーを借りて競走馬の一大産地である日高地方へと向かった。

 

途中渋滞などのトラブルもなく、予定より少し早く静内に到着。そこで今回も大変お世話になったエージェントのI氏と合流。ミーティングを兼ねたランチをいただいた後、まず静内の生産牧場を訪問させていただいた。

 

この牧場では、競走馬の生産についてなどを学ばせていただき、実際に当歳馬(今年産まれた馬)も拝見させていただくことができた。

 

またここでは牛も飼っておられて、畜産におけるマリネックスの効用などにも触れさせていただくことができた。

 

 

その後一旦宿泊施設にチェックインした後、最終集合して、静内の素敵な場所で会食をさせていただいた。その時のメンバーについてはここでは控えさせていただくが、競馬について深い見識をもつ、とても素敵な方々であったので、多くを学ばせていただくことができた。この時間だけでも今回訪問をさせていただく価値があったと言える。素晴らしい機会をつくっていただけたI氏には感謝である。

 

 

翌日は、I氏に日高育成牧場付近を案内していただいた。

 

 

育成牧場周辺を一望できるところに連れていっていただき、各施設について教えていただくことができた。この施設の総面積は東京の渋谷区と同じ広さと言うことに驚かされ、また各施設の役割、その充実度にも感心させられるばかりであった。今まで会いたかった馬や関係者の方々とお会いすることができ、とても幸せな時間を過ごすことができた。

 

午後からは静内に移動。ここでも素敵な生産牧場を紹介いただいた。中にはこの夏の競りに上場予定の馬も拝見させていただき、その迫力に圧倒されっぱなしであった。その他にもいくつかの施設を訪問した後、宿泊施設へ移動。チャックインを行って少しだけ部屋で休憩をして、この夜は昨日の生産牧場の方と、本日訪問した牧場の方と、そしてI氏と一緒に会食をさせていただいた。

 

若い生産者の方々と長年国内外での活動で経験と知識が豊富なI氏とご一緒させていただいた食事は、学ばせていただけただけではなく、私が取り組んできたマリネックス事業や、その他の農業における取り組みとが彼らの競走馬生産とリンクすることが多くあり、大いに盛り上がるとても貴重な機会となった。

 

今後は、さらに一歩進めた活動ができるのではと思っている。とても楽しみである。そして夜も更けたので名残惜しいが会食場所を後にして宿泊施設へと戻ることにした。

 

最終日はまず育成牧場を見学。厩務員の方などにもお話を聞くことができ、管理施設や食事である飼い葉なども拝見し、今後の提案に大いに役立てることができた。

 

 

その後、育成牧場を見学。実際に今夏に上場もしくは販売される競走馬たちを前にして色々とレクチャーを受けさせていただいた。

 

 

競走馬を前にして、教えていただけることは、大きな学びとなっただけではなく、色々な未来への想像が膨らんでいく時間となった。

 

 

そしてとても有名な人気店のお蕎麦屋さんにて、今回最後のミーティング兼食事をさせていただくことにした。ここのお蕎麦は美味しいのだが、私にはこの連日で大いに受けた刺激で、目が血走るほどの興奮を掻き立てられ、そばをいただいた記憶がなくなるほどであった。それと同時に、3日間ご一緒いただいた素晴らしいI氏のアドバイスや繋いでいただいた方々とのご縁によって、今まで私にはなかった構想が頭に浮かびあがってくることになった。

 

 

この構想の実現は大部分が未知の分野であり簡単ではないため、数年で達成できるものではないかもしれないが、とてもやりがいを感じるとともに、このような素晴らしい方々とであれば夢ではないと思う。とても楽しみである。

 

そして食事を終え、大変お世話になったI氏ともここでお別れ、再会と互いの活躍を祈念し合い、それぞれが帰路に着くことになった。

 

 

この3日間。目は痛かったがしっかりと目に焼き付いた光景がある。それは青く広がった牧場、海、空。そしてとても澄んだ目の馬。そしてそしてご縁をいただいた皆さんの目。どれもが美しく輝いていた。皆さん本当にありがとうございました。お世話になりました。近いうちに再訪します。その時はきっと私の目も治って輝いているはずです!!!

弾丸タイ訪問から帰国し、父の日を宝塚で過ごしてあらためて都内へと向かった。

 

週初めは、もう30年になるであろうか長年大変お世話になってきたお取引様の創業者でいらっしゃる方の偲ぶ会が開催され出席をさせていただいた。会場にはかなり多くの方が臨席され、故人の素晴らしい功績が表されている式であり、その遺影はとても輝きに満ちたものであった。そしてこの会に出席をさせていただくことの意義を噛みしめながら、故人そして親族や会社の方々への御礼を伝えさせていただくことができた。本当にありがとうございました。どうか安らかにお眠りいただけることをお祈り申し上げます。

 

 

偲ぶ会終了後、急いで帰社し着替えを行って伊丹空港へと向かう。羽田空港では走りに走ってホテルに駆け込み、何とか夕方からのWebミーティングに参加させていただいた。今回のWebミーティングは、グループ会社のマリネックス製品をお取り扱いいただいている新しい企業の方に「マリネックスとは?」についての講習を兼ねたミーティングである。

 

内容は、マリネックスの農業、花き園芸、水産、畜産、環境に対しての効能や実績についてであり、その内容に強く関心を持っていただくことができ、今後の拡がりを期待したいところである。

翌日は、朝から面談と電話で社内ミーティングを行った後、午後から品川にて昨年起ちあがった沖縄プロジェクトのリアルミーティングを開催した。いつもは沖縄で開催するが、本プロジェクトの発起人の一人兼キーマンであるメンバーが都内がベースであるので今回は品川での開催となった。

 

ミーティングは参加メンバーで、組織の再編を含めて、当初の構想通りに進めていくことに対してコンセンサスもとることができた。その後、場所を新橋に移し、デザイナーの方を交えて情報交換を行い、親睦を図ることができ、とても意義深い1日となった。

 

 

きっと私たちのミーティングと参加メンバーの目は、この街のネオンより輝いていたはず。今はそのこと気づいてないのが殆どの方であろうが、きっとさらに輝きを増していき、多くの方にご理解をいただける日が来ると思うので楽しみにしておいてくださいませ。

 

今回は現地1泊、機中1泊でタイへ行ってきた。今回の渡航目的は、以前からお世話になっているノンヌット トロピカル ガーデンにて、最近国内外で注目が高まっている資材「アクアセル」とバイオスティミュラントの「マリネックス」による植物育成・管理の講習をするためである。

 

「アクアセル」に関しては、以前より代理店として活動し、特に海外においてお任せいただいているが、今回のノンヌット トロピカル ガーデンは東京DLの約5倍という広大な敷地に、溢れんばかりの巨大かつ希少な植物を保有されている。そのような素晴らしいロケーションでの提案のため、その成功如何によっては今後を大きく左右するものになるため「アクアセル」の講義はスペシャリストの片桐氏を招聘して行うことにした。

 

 

いつもの朝一番の飛行機で伊丹空港から羽田空港に移動。そこで片桐氏と合流。タイ バンコクへと向かう。往路の機内では、もっぱら花き園芸について語り合いながら気がつけばバンコク スワンナブーム空港に到着した。

 

着後は、かなり激しい雨の中、電車を乗り継ぎ、予定より少し早く最寄り駅であるプロンポンに到着。そして雨の上がってくれたので濡れることなくホテルにチェックインすることができた。

 

そして荷物を部屋において、すぐ再集合し、案内も併せて近くの商業施設の植栽視察を行った。

 

近年、バンコクでも施設内に植栽を施すことが多くなってきており、デザインなどは国内外で活躍する方も増えて、素敵なものも多く見かける。ただデザインは良いのだが、管理で苦戦をしている状況を多く見かける。それらの改善のために私たちの考える植栽方法はかなり有効であろうと話し合いながら、周辺を探索した。その後現地パートナーと合流し、ディナーミーテングをしっかり行い、明日に向けて各自早めに休むことにした。

翌朝5時に起床し、朝ごはんをいただいてから、車に乗り込みノンヌット トロピカル ガーデンへと向かった。途中ところどころで激しい雨に打たれることもあったが、2時間強で到着することができた。

 

 

到着後しばらくして、責任者のW氏が到着。早速 車で講習を行う管理施設へと向かった。そこには既に多くの方が集まっていた。その方々は、植物管理をおこなう約1,000人のうち自身が管理する植物の担当責任者である。

 

そして早速、片桐氏による「アクアセル」による植栽とはどのようなものかを写真で紹介。その素敵さに一同は目を丸くしているのが印象的であった。

 

そして実際にレクチャーを行うと、皆が身を乗り出し、食い入るように観察していた。

 

 

質問タイムには結構踏み込んだ質問もありその熱心さには驚かされた。

 

 

さらに「マリネックス」の説明をさせていただくと、その効能にとても興味をもっていただき、サンプルを手渡すと、我先にと言う感じて手にしていただくことができた。

 

そして最後には試験としての対象を設置し、来月の結果を再度見に来ることを約束し、熱気を帯びた講習は終了となった。今回、タイで初めての講習会開催であったが、その熱心さには驚かされた。語弊はあるかもしれないが、タイでの講習を、ここまで真剣に聞いていただけるとは思ってはいなかった。

 

タイで色々な方とお仕事をさせていただいているが、中々約束を守っていただけないなどルーズであったり、スローペースであったりする人が多いが、ここノンヌット トロピカル ガーデンでは、全くそのようなことなく、日本で開催する講習会に参加される方より、熱心であったと思う。それはこの施設での素晴らしい教育と、植物を愛でる国民性と植物の生育への関心の高さだと言える。このような方々が調和し取り組んでいるので、この施設はここまで素晴らしく成長をしてきたというのが納得できた。

 

この分だと1ヶ月後には、成果が目に見えて出てきているのではと大きな期待をして講習会を終えることになった。

その後、半屋内の施設を見学し、ランチをいただきながらミーティング。そこにはボードメンバーの方もいらっしゃり、「日本の技術を大いに歓迎する。今後とも協力をお願いするとともに、このノンヌット トロピカル ガーデンの素晴らしさを日本で伝えていただければ」とおっしゃっていただけたので、又右衛門として引き続きの協力を約束させていただいた。

 

 

ランチ中には、タイらしいスコールにレインマン又右衛門が加わったような豪雨になったが、数十分で収まり、専用車で施設内を周らせていただいた。

 

 

まだまだ紹介させていただきたいものは多くあるが、あまりにも多すぎるので、興味ある方は是非ノンヌット トロピカル ガーデンのHP https://www.nongnooch.world/landing をチェックされたらと思う。

 

 

同行の片桐氏は初めてのため、この施設のスケール感に終始驚かれていたとともに、「アクアセル」の可能性を十分に感じていただけたと思う。幾度も訪れている私でさえも来るたびに拡大され、新しい植物やモニュメントが増えていくことに驚いているので当然であろう。

 

 

お互いがそのような感動に興奮しながら、後ろ髪を引かれる思いでこの地を後にした。そして片桐氏をホテルに送り、私はミーティング後空港に向かい帰国することになった。

 

 

今回、スペシャリストの片桐氏に貴重な時間を費やし現地でレクチャーしていただいたことは、とても意義深いものであった。あらためてこの機会を提供いただいた関係者の皆様に、片桐氏、参加者の皆様に、ここで感謝をのべたいと思います。ありがとうございました。

 

 

今後は又右衛門としてはガーデンの素晴らしさを日本に。「アクアセル」「マリネックス」だけではなく、日本の素晴らしいものをどんどん紹介をしていきたいと思う。

 

まさに私のモットーである「世界の感動を日本に。日本の感性を世界へ。」であろう。引き続き頑張っていきますので、是非一緒に歩んでいきたいと思いますので共感いただける方は是非、又右衛門まで直接ご連絡をいただければと思います。待ってま~~す。

バタバタの週末を終えた月曜日から開催終了間際になってきた全国都市緑化フェアの視察の予定を入れていたが、多くの用事が入ってきたのと、天候と自らの体調がイマイチであったため岐阜に行くのを諦めて、久し振りに事務所で仕事をさせていただいた。

 

 

その頃大阪営業所のローズガーデンには、先日スペインからユッカ ロストラータ“ヒドラ”が多くやってきてくれており、とても賑やかな状態であった。

 

ヒドラは最近生産がかなり減ってきており、人気も再沸してきた種になる。大きなヘッドにシルバーブルーが美しい“ブルースワン“とは違い、グリーンが強めで野性味が残るメキシコ産ロストラータにも似た雰囲気をもちながら、日本になじみやすいスペイン産の特徴を持ち合わせているため、人気がある

 

 

このヒドラは頭が10ほどあるとても希少なもの。他にも今回は多くのヒドラが来てくれて、皆さんのお迎えを待っているかのように感じているので、養生期間を終え、解禁になれば是非お越しいただければと思っています。

 

次の日は強い雨が降る中、雑誌の取材やその他打ち合わせが続き、私たちが沖縄で展開する新しい取り組みに対して金融機関の方がとても興味深い提案をしていただくことができ、モチベーションが上がる。

 

 

夜には青年会議所時代から懇意にしていただいている方と久し振りの食事会。とても興味深い話と、とても貴重なご縁も繋いでいただけそうでとても素敵な時間となった。さらにそのお店での美味しい食事は、私たちの時間に花を添えていただけ、素晴らしい1日を締めくくりとなった。

 

 

次の日はグループ会社であるマリネックス社に、韓国から関連企業のMARINEX KOREA(韓国マリネックス)の代表が来られ、久し振りの対面でのミーティングをさせていただいた。

 

 

MARINEX KOREAは私たちから材料と技術を供給し、韓国にて活動をしていただいている大切なパートナーである。そして取り組みによっては、日本より多くの実証実験を重ね実績も保有している。

詳しいことについては別の機会でお話をさせていただこうと思うが、農業にはじまり植物工場、水産や養鶏などでも実績が豊富。とくに美容分野でも結果を残し注目を受けている。さすが韓国と言う感じである。そして今回のミーティングでも、今後の展開や協力関係の再確認を行うことができた。

 

そして来月ぐらいに今度は私が訪韓し、契約関係の取りまとめを行おうと考えている。今までの互いの努力をしっかり形にするために、COVID‐19などの影響で中断していたプロジェクトも再び稼働させることが視野に入ってきた貴重な面談となった。

 

そのような週の前半、新しいこと、再び始めることなどがぎっしり詰まった新しいスタートとなる日々であった。どれもがこれからが楽しみである。

月末の国内外の出張が続き、気がつけば6月。新しい月が始まった。

 

お朔日には氏神様へのお礼の参拝、各所神棚をお祀りして、週末は京都へのイベントなどに参加。そして新しい週がスタートした。

 

 

週初めは初めて面談する方とのWebミーティングにはじまり、次の日から茨城 美浦へと向かうが、相変わらずの大雨。さすがに今回は空港の屋根続きの駐車場に停めようかなと思ったが、やはり贅沢に感じてしまい、濡れるのを覚悟でいつも停めさせていただいている24時間550円の駐車場に停めて歩くことにした。ただ今回は対策を講じて、ゴム草履持参である。その甲斐もあってスニーカーを濡らすことなく空港に到着。無事に伊丹空港から、羽田空港に到着。そして羽田空港から電車を乗り継ぎ、夕方土浦に到着した。

 

 

翌日途中参加のメンバーを駅でピックアップし美浦へと向かった。美浦では先日マリネックスの納品などで必要なJRA美浦トレーニングセンターの通行証の受け取りをさせていただいた。

 

 

そして、先月から急遽お世話になることになった和田雄二厩舎を訪問させていただいた。和田先生とは今まで数回立ち話程度でしかお話をさせていただいたことがなかったが、今回は厩舎にてお話する機会をいただけた。和田先生は、とても誠実でお優しいで、私たちのわからないことにも親切に教えてくださり、大変勉強になった。またどのようなことで和田先生とのつながりができ、今回のスタートになったかなどについては別の機会でお話ができればと思っている。その後折り返すように最終の飛行機で羽田空港から伊丹空港へと戻り、とても充実した日となった。

 

そして次の日は、以前より大変お世話になっている施設へのオリーブ植栽である。このオリーブはクライアントの方と一緒にスペインを同行した際に気に入られたオリーブである。とても良い品である。日本に来るまでは厳しい条件であったが、何とか持ちこたえてくれたと言えるだろう。後は植物の生命力に託したいと思う。数か月後が楽しみである。

 

 

翌日金曜日は大阪市内で一般社団法人青年海外協力隊プラザ・大阪の通常総会が開催され新年度のスタートとなった。

 

 

そして土曜日。プライベートのことになるが長男 信宏の結婚披露宴がジェームス邸にて開催され、はじめて新郎の父という役割で出席をさせていただいた。今回新郎新婦の意向で、限られた親戚のみでおこなうアットホームな挙式であったので、皆様にお声掛けは控えさせていただきました。今まで私をお招きしていただいた方々には、大変失礼をしたかもしれませんが順次機会を持たせていただき、皆様にはご挨拶をさせていただこうと思っていますのでお許しくださいませ。

 

 

披露宴での新郎の挨拶でも触れさせていただいたが、私は彼が生まれた頃は、みんなが寝ている深夜に出社し、またみんなが寝静まった頃に帰宅するという日々で、正直彼を育てたという思いはなかった。その理由は少し言い訳がましくなるかもだが、それは単なる育児放棄ではなく植物と子育てはよく似ているところがあると思っているからでもある。温室で育たられた植物は外に出れば生きていけない。肥料をいっぱいもらい続けた植物は、肥料なしでは生長ができなくなくなってしまう。そのため私は、野に放たれても生きていける木や草のように、自然の動きや風の流れを読み取り、予期せぬことが起こった時でも耐え抜く力を持って欲しいと言う意味もあったからである。

 

 

そして今日、このように素敵なお嫁さんを迎えることができたのは、友人や先生方、会社の方々なども含めた社会の人に育てていただけたおかげである。皆様には本当に感謝である。であるので、これからはより一層社会の一員としての自覚と責任感をもち、家庭や会社を護りながら育ててくれた社会の方々に、その恩を返していかなければならないことを忘れずに、歩んでいって欲しいと思う。

 

 

このような感じで新しいスタートがぎっしり詰まった週となった。又右衛門としては肩の荷がおりたというよりも、むしろ新たに背負った感じもするが、どれも嬉しい重みである。さーこの重みを楽しみに変えて、引き続き国内外の皆様のもとへ届けていきますので、よろしくお願いいたします。

 

月曜日夜遅くスペインから帰国し、翌朝寝坊気味で慌てて準備し、自宅を飛び出した。

この日の目的地は又右衛門が正会員として活動させていただいている日本植物園協会 第60回大会・総会が開催される浜松である。

 

 

本社に車を置き、阪急電車、JR在来線、新幹線と乗り継いで訪問である。

 

新幹線の車内で朝・昼兼用のおにぎりを頬張り、スマホにて仕事をしていると景色も観られないままに小雨の降る浜松駅に到着した。相変わらずのレインマンである。

 

 

駅からは小走りで大会会場であるアクトシティー浜松コングレスセンターに到着。手荷物検査を終え、何とか始まったばかりの会場に駆け込み、「もっとつながる植物園に~私たちはウェルビーイングにどう貢献できるか~」がテーマの植物園交流会に参加させていただいた。

 

そして記念撮影を行い、公益社団法人日本植物園協会 総裁 秋篠宮皇嗣殿下ご臨席のもと開会式が執り行われた。(ご臨席中は写真撮影禁止のため写真は掲載ございません)

 

まず西川会長による主催者あいさつ、皇嗣殿下によるおことばを賜り、来賓である静岡県知事、浜松市長から祝辞をいただき、来賓紹介のあと、本大会の開催園代表の、公益社団法人浜松市花みどり振興財団 塚本このみ理事長の挨拶で本大会の開催となった。

 

その後表彰式、ナショナルコレクション認定証授与式、日本植物園協会60周年の案内があり、開会式は閉会となった。

 

 

そして休憩を挟んで、別の会場に移動し意見交換の時間となった。意見交換会は食事をしながら名誉会員、正会員、賛助会員が一堂に会し和やかな雰囲気で開催された。

 

そして開催中には秋篠宮皇嗣殿下が各テーブルをお周りになられ、大御所の名誉会員と新しく入会したばかりの会員と何ら差もなく、一人ひとりにお声掛けされていく。いつもながらそのお姿、目線の低さには頭が下がるばかりである。そして又右衛門にもいつものように優しい目でお声掛けいただける。秋篠宮皇嗣殿下は、はるか高いところにおいでになる方ではいらっしゃるが、又右衛門にとっては植物の先生でもいてくださり、いつもお気軽にお声掛けいただけている。先月や先々月にお会いさせていただいた時にも、私に宿題を授けていただけるなど、今の仕事を続ける上での励みであり、本当にありがたいお方でいらっしゃる。

 

またこの会では以前から交流のある方との再会、新しい方との出逢いの機会があり、あっという間に時間が経ち、中締めとなった後も、中々帰られる方も少なく、私もしばらくこの場所にて交流をさせていただいた後ホテルに向かうことにした。

 

 

意見交換会ではお話に夢中であまり食事をとれなかったので、せっかく浜松に来たのでので、うなぎをいただきホテルにチェックイン。部屋で明日の準備を行うことにした。

 

翌朝、海外ではホテルの朝ごはんが用意されるまでに出発する場合が多いが、今日は少し時間がとれたのでご飯をとコーヒーをいただくことができる贅沢な時間を過ごせた。そして資料を抱えて2日目の会場へと向かった。

 

 

会場に向かう高架下では地元大学と企業?が連携した空間づくりがなされており、温かみを感じることができた。

 

 

大会2日目は、午前中は研究発表会として口頭発表とパネル発表が行われ、さすが植物のプロフェッショナルと言える方々の発表がなされていた。ちなみに昨年の大会では、私たちもパネル発表をさせていただき大きな反響をいただくことができた。

 

お弁当をいただき午後からは、植物園の各分野に分かれての会議に参加、私は第3分野に属するため、そこで同分野の方々からの発表を聞かせていただき、私も海外展開など近況についてお話をさせていただいた。

 

そして休憩を挟んで分野別会議報告会のあと、定時総会が開催され無事に審議終了。その後委員会報告を終えて、予定時間を少しおしてしまったが、全ての議事を終え、無事に大会・総会は閉会となった。

 

 

最後に第60回大会・総会の開催園である「はままつフラワーパーク」の皆さんが壇上に上がられ、参加者の皆さんにご挨拶をされ、会場からは皆さんへ大きな拍手が送られた。それは関係者の皆さんへのホスピタリティへの高さへの称賛である。毎回ながら多くの参加者が出席する大会に加え、秋篠宮皇嗣殿下のご臨席など、通常の何倍も様々な準備をしなければならないので、開催園には本当に頭が下がる思いである。

 

 

2日目終了後は、浜松餃子をいただくことにした。浜松餃子はもやしがのっているのが特徴である。そして少しタレは甘めに感じる。普段は王将の餃子をいただいているので、いつもと少し違う触感と味に、新鮮味を少し感じた。

 

昨日総会を終え今朝3日目はエクスカーション。いわゆる大会・総会に付帯して任意参加の視察である。このプログラムの多くは大会主催園や地域の著名な施設を周ることが多く、参加者の事情によって午前のみのコースと午前午後ともの参加コースが用意されていて、私は午前のみのコースに参加させていただく。そして今日も朝食後、高架下の植栽を眺めながら、集合場所へと向かった。

 

集合時間の15分前に到着したが、すでにそこには大型バス2台と参加者のほとんどが詰め掛けていた。

 

 

そこには数年前から交流させている神谷輝紀さんの顔もあった。実は今朝起きてテレビをつけた時、めざましTVのキラビトという番組で紹介されていたのを偶然見かけて、その後すぐに再再会したので、とても面白く感じ笑いあった。

 

 

神谷さんは、世界を代表するストーンアーティストで大活躍中の人物である。普段からMessengerなどで情報交換をしたり、今回の意見交換の時にもお話をし近い将来一緒にプロジェクトを組む話などをしたりするなど懇意にしていただいている。これは是非具現化したいことなので今後積極的に取り組んでいくことを固い握手で約束し、私は午前中のAコース。神谷さんやパートナーの半田さんは午前午後のBコースなので、ここでお別れしそれぞれのバスへと乗り組むことになった。

 

浜松駅を出発。車中でも情報交換をしながら約1時間で「はままつフラワーパーク」に到着。そこには塚本このみ理事長はじめ園の皆様に出迎えていただき、早速視察の説明をいただいた後に、みんなで視察をさせていただいた。

まずは広い園内の向こうに大温室が目に入ってくる。素敵である。

 

 

順番に進んでいくと大きなクマなどが目に入ってくる。とても良く管理がされている。また管理がしにくい箇所には、独自の工夫がされており、学ばせていただくことができた。

 

 

続いて移動しながら植物や施設に関することをお聞かせいただきながらバラ園を訪問。ちょうど見頃もあり多くの人でにぎわっていた。とてもよく管理をされていた。

 

 

隣接する温室内も拝見した後、残り時間は自由と言うこともあり、私はひとりで駆け足で色んな施設拝見してきた。

 

広大な植物園は魅力的で、ゆっくり過ごしたいなと思うが、そのような時間はないのでまた移動。

 

 

吉谷先生のガーデンを拝見しながら、帰るための集合場所へと向かった。

 

今回の視察では、寡黙に作業をされている素敵なスタッフの姿を幾度も見かけることができた。この園が素晴らしく管理できているのは、こなみ先生はじめ、真摯に植物に向き合っているスタッフがいらっしゃってこそとあらためて感じることになった。

 

 

そして視察の最後に、今回の大会の慰労と感謝を述べた後、再々訪問の約束をして、帰りのバスに乗り込み、出発した浜松駅へと向かった。

 

浜松駅到着後は、いつものような一人になり、一番早いひかり号で帰阪することにした。

 

今月初めタイに始まり帰国後すぐに北海道、またすぐにスペインそしてこの浜松と、会社や家で過ごす時間はほぼなく荷物を入れ替えるくらいしかなかった出張の連続であった。これで一旦出張は途切れる。体調を崩さず、いつものような落とし物などなく、無事に駆け抜けることができたことと、不在で負担をかけたスタッフには本当に感謝である。

 

さ~~次の出張まで少し気分転換してみようかな。5月ももう終わり。来月も頑張ろう。

さてと、今日は帰国だけの日になる。朝早めに起きてパッキングを行い、部屋を整えてから予定通りの時間にチェックアウトを行い、地下鉄は使わず歩いてバレンシア空港へと向かった。

 

ただバレンシアに着いてホテルに向かう時に使った裏口のような通路が通行止めになっており少し焦ったが、地元の方が親切に教えていただいたので迷うことなく無事に空港に到着。チェックインもスムーズに終えることができた。

 

 

そしてまず往路と同じコースで帰るため、まずはパリ シャルルドゴール空港をめざす。約2時間半のフライトであったが、今回の訪問を振り返っているうちにあっという間に到着。往路よりは少し複雑な経路をたどりながらも無事に予定されている出発ゲートまでたどり着くことができた。

そして出発のまでのトランジットの約7時間をラウンジで過ごし、このブログを書いている。

 

今回の訪問は大変お世話になっているクライアント様の取り置き分の植物のチェックと新たに検討いただいている植物をチェックするための訪問がメインであった。おかげさまでご依頼いただいた植物は全てとても良い状況であった。新しく私が提案したい植物も、他社からの依頼があるようだが、特別に私を優先していただけるとのことでありがたいことである。早速帰国したら提案にいこうと思う。さらにその他にも次のプロジェクトに胸を張って推薦できる植物とも、いくつか出会えたのはとても大きな収穫であった。

 

また現地にて色んな方々との情報交換をすることで、今後大きな影響があるような重要事項などを見聞きでき、今後どのようなことが起きてくるかなどの重要な事柄を察知することもでき、Webミーティングなどでは決して得ることができない情報や感覚を肌で感じることができたのは何よりもの収穫であった。

 

 

 

正直、ドアtoドアで片道24~30時間の移動。今回のように一回も連泊はなく、毎日早朝から深夜までの活動は少々体に応える年代になってきており出張は控えたいなとも思っていたが、このような情報を手に入れられるのであれば、無理してでも再訪しなければならないと感じた。早ければこの10月になるであろう。

 

 

植物の売り買いだけであれば私たちの優秀なスタッフに代行はしてもらえるであろうが、海外にてアンテナを張り情報収集を行い、今後の進め方や経営にいかすことは、マニュアル通りではいかないため、簡単に引き継げることでもないため、形にできるまでもう少し頑張ろうかな?と思った。

 

さらに私のアテンドをしていたこの約1週間。朝ごはんも食べる時間がないほど早い朝から、晩御ごはんもレストランに行く時間も無く数度しか食べられないほどのバタバタの中、ドライバーと通訳、ガイドをしっかり行っていただいたMAKIKO氏には本当に感謝である。そんな彼女とも一緒にビジネスを行っていくため、そして笑顔で再会できるように新しいプロジェクトも起こしていくためにも、又右衛門はもうひと頑張りしなきゃであると思えた。

 

さ~~あとは日本行の飛行機に乗り込むまで居眠りしないでラウンジで待つことにする。今回も又右衛門スペイン紀行2025年5月を最後までお読みいただきありがとうございました。このブログがいつものようにアップされれば又右衛門は無事に日本に帰り国内で活動していることになります。皆さんにお会いして今回の報告を直接できることを楽しみにしています。ではでは~~~。

さ~今日は実質最終活動日。それも午前中だけである。今日は前回より取り置きをしていただいている植物のチェックと新しい提案をいただくために懇意にしているナーセリーを訪問した。

 

 

まずは高さ約13mもある背の高いオリーブ。既にきれいに洗浄をされているのを確認することができた。私の荷物であるのでかなり念入りに行っていただけた。その際には少なからずダメージはあったと思うが、しっかりした芽や葉が出ていてとても良い状態であったと言える。到着が楽しみである。

 

以前にも入荷したテーブルオリーブ。お気に入りのスタイルに再び仕上げていただくためいくつかをセレクトさせていただいた。

 

 

他にはとても良い形のチョリシアも順調に生育していた。さほど大きなものではないが、とても愛くるしいフォルムである。ここで預かっていただいているうちにも、いくつかのバイヤーから譲ってほしいとの連絡があったそうである。この子ももうすぐ日本に来ることになるであろう。楽しみにしていただければと思う。

 

 

他には写真のような手の込んだ細工をしているものを観ることができた。うまく仕立てていたのが印象的である。おそらく中国であろう。この繊細さには頭が下がる思いである。

 

他にもお互いのタイムリミットまで多くの植物を紹介していただき、今後の打ち合わせを行った後に秋の再訪を約束しお別れをした。その後いくつかのナーセリーに挨拶に行こうとも思ったが土曜日の午後のためほぼ休みのため、ここでスペインでのナーセリー訪問を終えて、今日の宿泊地であるバレンシアに向かうことにした。

 

 

バレンシアについた頃には、大幅に昼をまわっていたが、超遅めのランチとして現地スタッフお勧めのGOYAというレストランを訪れた。ここはコンテストで何度も優勝しているお店で簡単に予約もできないが、現地スタッフが懇意にしているため特別に席をつくっていただけた。

 

そしてしばらくして今回食べたかったカルドッソ(カルドソ)が運ばれてきた。カルドッソはスペイン・バレンシア州の米料理の1種で欧風の雑炊、リゾットのような感じである。バレンシアといえばパエリャ(パエージャ)が有名だが、スープ感が豊富なカルドッソも私は大好きである。そして勝手に今回強行軍であったスペイン訪問の心身のご褒美にアツアツのカルドッソをいただき、とても満たされた気分になることができた。

 

食事が終わる頃に、オーナーシェフであるフェルナンドさんがテーブルにまで来ていただけお話をさせていただくことができた。そして食事の最後にはシャンパンを使った特別なデザートまでプレゼントしていただき素敵な時間を過ごさせていただけた。

 

その後、空港に近いホテルにチャックイン。今回の訪問でも奮闘していただいたバラエングループ スペイン事業所のMAKIKO氏と最後のミーティングを行って、再会を約束してお互いが背中を見送ることになった。

 

その後私は夜食をスーパーで買い物し、眠気が来るまでパソコンと向かい合い、眠る前にシャワーを浴びてスペイン到着最初の夜と同じホテルでスペイン最後夜を過ごさせていただいた。さ~明日は帰国のみである。落とし物失くし物しないように最後まで気を引き締めていこう。

 

昨晩遅くにガンディアのホテルに到着。日付が変わってからの就寝になったが、いつものように深く眠れず、気がつけば外は明るくなりかけていた。

 

 

そして昨日、車の中で今日のホテルは海の前だから是非朝は浜を散歩したらいいよと言われていたのを思い出し、さっと準備をして浜に出たら、目の前に素敵な朝焼けが飛び込んできた。私の下手な写真でも美しく観えるので、その場に立つと本当に素晴らしい景色であったと理解いただけると思う。

浜にはウミネコが戯れ、波が打ち寄せる。ウミネコの鳴き声と波の音が交互に私の中に滞っている何かを洗い流してくれているような気がした。

 

たった数分であったがとても贅沢な時間を過ごした後、部屋に戻り荷物をまとめて、迎えに来てくれたスタッフの車で、エルチェへと向かった。

 

エルチェのナーセリーに向かう途中、かなり雨が降っているけど来るのか?と連絡が入る。ずーっと雨が降っていなかったのだが珍しく雨が降っているとのこと。それも豪雨と。さすがレインマン又右衛門だと言われながら予定を変更することなく現地へと向かった。

 

1件目のナーセリーは、今年オリーブの古木を納入していただいた方々である。まずは現在到着中のオリーブについてディスカッションを行う。いくつかの課題も見えてきたので次回からの取り組み方法をじっくり話し合うことができた。

 

そして小雨になった時点で、車に乗り込み主に大きなオリーブがあるところ主に拝見させていただけた。このオリーブは樹齢1000年ぐらいであろうか、かなりの迫力である。これよりも大きなオリーブの提案はいただいているが、これも日本国内を移動できるかどうかわからないほどのサイズである。

 

そしてその他にも魅力的なオリーブを紹介いただき、雨が強くなってきたので再訪を約束して、次のナーセリーへと向かうことにした。

 

 

次のナーセリーは、フィカスの種類が豊富なナーセリー。以前輸入させていただいたこともあり懇意にさせていただいている。

 

ここでは以前から取り組み、現在日本ではかなり品薄になっているブラヘア アルマータの件について話をさせていただいた。また私の海外のネットワークを活かしてスペインに輸入したいと言うことであったので、前向きに話を詰めさせていただいた。これについては私たちも以前から考えており、現状の日本のマーケットにおいて行き詰まり感もあるので、積極的に取り組んでいければと思っている。面白い展開になりそうである。

 

そしてランチ後、今日3つめのナーセリーに向かった。ただここはアポを入れていなかったので面談は難しいかなとは思ったが、突然の訪問にも関わらず私たちを歓迎していただいた。

 

そして話を聞かせていただくと以前私がお世話になっていたときのメンバーはすっかり入れ替わってしまっているとのこと。少し寂しさをも感じた。ただ私のことを知っていただいており、今後についての提案などもいただけたので再検討してみたいと思う。

 

ミーティング後、残り少ない就業時間を使って、各圃場を連れていっていただいた。時間の関係もあり、植物はわずかしか観ることができなかったため特別な植物を観ることができなかったが、AIR-POTを使用し栽培管理している事は大いに歓迎できるものであった。そこでバラエングループは日本での販売を一手に任されていると伝えると驚いたような顔で喜んでいた。

 

そんなこんなで盛り上がってのミーティングであったが金曜日の夕方遅くであったので帰社されるため、またコンタクトを取り合うことを了解して帰ることにした。

 

 

帰る途中にも他のナーセリーを訪問したが雨がきつかったのもあり皆さんも帰宅されていて、今日はこの辺で終わりにして、一旦ホテルへと戻ることにした。ちなみにこの写真はニュースになっているものを引用させていただいたのだが、大雨どころか洪水レベルである。あらためてレインマン又右衛門の威力を自ら感じてしまった。

 

しばらくしてホテルに到着。ベルボーイ?ベルキャット?のお出迎えでチェックインし、しばし部屋でデスクワークを行ってから、現地スタッフとは最後の夕食になるので、アリカンテまで移動し、いつものお店で軽く食事をしながら打ち合わせをおこなうことにした。

食事後は、それぞれは部屋に戻り各自作業を行った後、明日に備えることにした。

さ~~明日は最終の活動日。良き日になることを願って眠ることにします。おやすみなさい。

昨晩はさっと眠りにつけた分、午前3時には目が覚めたので日本との連絡ごとなどを行い、昨晩買ったヨーグルトをいただき荷物をまとめて夜明け前にホテルを出発した。

 

 

そしてパートナーであるVIVEROS CANOS DONBENITOに到着した。

 

 

ここは名前の通り先日訪問したスペイン ヌレスにあるVIVEROS CANOSのドンベニト農場である。ここは肥沃な土地と乾燥した気候のため高品質のユッカはじめヤシやダシリリオンなどを42haの広大な敷地で大量生産している。

 

 

まずは皆さんと再会を喜びあい、早速農場を見学させていただいた。まずはヤシ類。チャメロプスやブテアヤシを見学。ただヤシ類は根の洗浄によるリスクが高いため入荷は現在控えている。

 

続いてダシリリオン ロンギッシマム。手ごろなサイズ感である。最近ではメキシコ産の幹あがりのダシリリオンが入荷してこないため、このサイズでの展開をさせていただいている。他にもシルバーカラーが美しいダシリリオン ウォーレリーなども生産がされていた。

 

 

続いてユッカ フェリフェラ。鋭い葉先が特徴で運搬などではスタッフを大いに苦しめている。これは特別なフォルムのフェリフェラであるが、他にも魅力的なフォルムもあったのでマーキングさせていただいた。

 

ちょうどはユッカ グロリオサの掘り取り作業中であったので見学させていただいた。この作業は日中40℃を超える環境下では植物にも人にも負担が大きいため、朝10時までの作業とのことであった。

 

 

役割分担をしっかり行いながら手際よく掘り取っていく。そして作業をしながらも笑顔で対応する。ナイスガイの集まりである。

 

そして掘り取ったユッカを倉庫に運び込みココピートで植え込んでいくのが一連の作業である。

 

 

そして本家本元のブルースワンである。ここでは今までと違った栽培方法で、事前に土などかけらもない苗を、POTごと栽培。このことによって根洗いによる植物の劣化を防ぎ、作業効率も高まってきているとのことである

 

 

また従来の方法によるブルースワンも順調に生育していたので来年も安定的に皆さんにお届けできると思う。

 

そしてまだトリミング前でわかりにくいが、明らかに5ヘッド以上あるマルチタイプが元気にしていた。ここでもマーキングをさせていただいたのと、トリミング後に再度セレクトさせていただき、来年春に日本などの送る準備をしていただくことになるので大いに期待いただければである。

 

 

他にもリネアリスのマルチなども少ないがあったので予約を入れることにした。

 

 

他にヒドラも少ないがあったのを確認できた。ただこのヒドラの出荷までにはあと4年ほどかかるとのこと。さらに今後生産中止になるかもなので、ヒドラファンの方は、早めの確保がおすすめである。

 

このような感じで畑を確認後、打ち合わせを兼ねてCaféにてコーヒーをいただき、続いて事務所近くの管理地を拝見させていただいた。

 

 

ここには良質のブルースワンが多く管理されており、出荷を間近に控えていた。そして各種のチェックを行い、今後について話をして、私たちは帰路に着くことにした。

 

ここで今から夏にかけて掘り起こしたユッカたちが順調にいけば来春に日本にやってきてくれることになるので、その時は皆さんに見ていただき思うのでFacebookなどを通じて案内させていただきます。

 

 

そしてレンタカーに乗り込み、スペイン事業所のMAKIKO氏の運転で、出発地のセビリア駅へと向かい、往きと同じく約2時間30分で駅に到着することができた。そしてレンタカーを返却し、予約した列車まで少し時間があったので今日もまた遅めのランチをいただいた。

 

 

アンダルシア料理の代表のひとつサルモレッホをいただくとアンダルシアの血が身体を流れ、フラメンコを踊るような足取りとなって、バレンシア行の列車に乗り込むことができた。

 

 

そしてセビリアから約5時間でバレンシアに到着。駅に置いてあった車に乗って宿泊地のあるガンディアへと向かう。

そして約1時間。随分夜遅くなったがホテルに到着。遅くまで安全に運転してくれたMAKIKO氏を見送り私は部屋で一日を振り返りながらブログを書いている。

 

明日はバレンシアのオリーブ出荷のメッカ エルチェに向かう。再びパートナーの笑顔に出会えるのが楽しみである。