四代目又右衛門の頭の中を書いたブログ
MATAEMON'S THINKING BLOG
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週末、急遽 福島県に行くことになり仙台空港経由で福島へ行ってきた。そして帰阪後の週明け、荷物を持ち換え八丈島を訪問してきた。今回の訪問は昨年より始めた八丈島プロジェクトの進捗確認とその他の打ち合わせのためである。
まず伊丹空港でお土産に大変喜ばれる「りくろーおじさんのチーズケーキ」を買い込む。たまにしかいかないが店員の方も顔を覚えていただいていて、いつものように笑顔で送り出していただけた。
羽田空港で赤い飛行機から青い飛行機に乗り換えて、少し遅れたが無事に八丈島空港に到着。そこにはパートナーであるI氏が迎えに来ていただけていたので早速車に乗り込んでまずはこの村の重鎮であるT氏に挨拶に伺う。T氏は以前より私のことをとても気にかけてくれていて、訪問をとても歓迎してくれている。とてもありがたい大先輩である。
数か月ぶりの対面のため、現状の報告と今後の進め方などの相談をさせていただき、世間話も交え、終始笑顔で話をさせていただくことができた。
続いて、前回訪問時に又右衛門セレクトプランツとして確保をしていただいている農場に向かうことにした。ここにはとてもユニークで魅力的なロべがある。ロべとは私たち業者間で言われるもので正式にはフェニックスロベリニーである。通常は1本のまっすぐに立った幹の頂点に葉があるのが殆どであるが、この写真を見ていただくと頭が8つもあり、とても希少なものになる。おまけに大きすぎずバランスも良いとての価値ある1本である。
これは昇竜のようなフォルムで一目惚れしたロべたち。どれもが美しい曲線美で個性的なため、龍好きの又右衛門が一目惚れした逸品。このような逸品は見かけた時に確保しなければ次にいつ出逢えるかわからないのと、どれもが魅力的のため、数本だけを選ぶことができず、それならめぼしいものを全てと思って確保させていただいたものである。我ながらこの品揃えにドキドキしている。
他にも発色の良いヤシなどをチェックし、追加で新たなものにもマーキングさせていただくことができた。
その後I氏の圃場に行き、出荷準備中のシェフレラをチェックさせていただいた。I氏は芸術的なセンスと栽培技術を併せ持った特別な腕前を持ったプロフェッショナルで、昨年より私たちと新たな取り組みを始めていただくことになったかけがえのないパートナーである。
写真を見ていただいたらわかると思うが、他にはないものが殆どで、生産品と言うより作品という言葉がふさわしいものばかりである。このような作品は園芸店の枠を越え、インテリア業界などで大いに歓迎される植物であると確信している。
他にも他とは違う視点で生産した植物作品を世に出しているので目が離せない存在である。このような植物をどのような機会を起点に販売開始をするか、ただいま模索中である。
個人的にはI氏と又右衛門による個展のような感じで開催できればとも思っているので楽しみにしていただければと思う。気になる方は又右衛門までご連絡をいただければと思う。
そして夜は、いつものメンバーに加えて、長年八丈島で活動しているパートナーと合流して、ビジネスミーティングであり、宴会のようでもある食事会を開催していただき、明日葉の天ぷらや、海苔、島寿司などをいただき遅くまで尽きることなく、色々な話ができ、決起集会のようでもある、七夕の素敵な夜を過ごすことができた。
翌日は昨晩お世話になった方の圃場を訪問させていただいたり、さらに追加にて植物の確保をさせていただきいったりしてきた。そして最後に昨日続いて大御所のT氏のところに新たなメンバーと一緒に顔出しをして、交流を深めながら今後に向けての決起集会とも言えるような力強い後押しもしていただけるとても意義深い時間となった。その後早い再訪を約束して後ろ髪をひかれる思いで帰路に着くことにした。
帰りも青い飛行機赤い飛行機を乗り継いで無事に伊丹空港に到着。中身の詰まった二日間となった。さてさてまた面白いことが始まろうとしている。ご期待ください。そして一緒に楽しみましょう(^^)/
韓国から帰国し、氏神様参拝や重要なミーティングを終えて、海外からの貨物の到着連絡が入った。それはケイバ インシグニス。別名チョリシア。
パラグアイから約3ヶ月という長い船旅でやってきてくれた。そして港でバンカクをさせていただいた。バンカクとは本検査を行う前の事前検査で、これをパスすると実際にバン出し(コンテナからおろすこと)を行って植物防疫所の方々による植物検疫(検査)を行っていただけるのである。
バンカクは問題なくOKをいただけ、植物自体も根は当然カラカラに乾いているが(むしろ乾いてなければ問題)幹肌を見る限り、写真のように緑が見えているので十分生きている。また写真では撮れなかったが新芽も出ているので一安心である。あとはコンテナからおろして本検査を行っていただき、見事合格すれば日本に上陸と言うことになる。とても楽しみである。
そして翌日は、又右衛門のスペインでの活動を長年サポートしてくれており、昨年バラエングループのスペイン事業所の開設にあたり責任者として就任いただいたMakiko氏が大阪営業所にやってきてくれた。彼女は堪能なスペイン語と大阪弁を操る、とても頼りがいのあるパートナーで、なくてはならない存在である。
そこで簡単にミーティングを行い、大阪営業所の案内とスペインから届いた植物をチェックしてもらった。
そして再びミーティングを行いながら、情報交換を行っていると、あっという間に時間が経ってしまい、私は次の会議に出席する時間になったので、次のスペインでの再会を約束して名残惜しいがここでお別れとなった。
しばらくの間に韓国やパラグアイ、スペインなど色んな国からの訪問があり、ちょうど大阪・関西万博が開催しているからもあるからであろか頭の中では「こんにちは~~♪こんにちは~~♪世界の国から~~~♪2025年のこんにちは~~~♪」の歌が流れていた。
そんな感じで今週もあっという間に終わり。週明けからはまた海外。といっても日本の海外が続き、そして本当の海外出張となる。
おかげさまで目はだいぶ治ってきているので、あと少しの辛抱かな。さ~~来週も頑張っていこう。どのような週になるか楽しみである。
今朝、昨晩に教えてもらった美味しいと言われるホテル近くのパン屋さんへ行ってみた。
又右衛門は基本米食(和食)派なので、普段パンはあまりいただかないが、せっかくのお勧めなので今回は韓国でのお粥はあきらめてパンを食べて1日をスタートした。
手配いただいたレンタカーに乗り込み、まずは今、韓国でブーム?人気スポット?になっている植物いっぱいのベーカリーカフェを訪問することを勧められたため、代表的な店舗をいくつか訪問することにした。
まずは郊外にあるカフェ。自動車道路に面していて、日本で言うサービスエリアや道の駅のような感じである
確かに広々とした施設内に多くの植物が配置されている。特別デザインされたものではない感じではあるが素敵な空間である。
そしてショーケースにあるパンも美味しそうである。ここでパンを選んでカウンターで飲み物を注文するのは日本と同じである。
そしてパンとコーヒーをもって2階にある見晴らしのよいシートに向かう。ここもとても広い空間なので開放的である
人気があるのは景色が良く見えるベンチシート。そこから見える山の向こうは北朝鮮。ここに来た人は田園風景を眺めながらゆったり過ごすのが人気らしい。
私は、それより施設内の植物の方が気になるので真反対の施設内部側に陣取り、しばし時間を過ごさせていただいた。そこから見える景色は植物以外に、訪問したカップルなどが笑顔で写真を撮る光景が印象的であった。
ただ朝もめったに食べないパンをいただいた上に、ここでも再びパン。さすがに全部食べ切れず半分をお持ち帰りすることにして、次の目的地をめざすことにした。
次に訪問したのは著名なガーデンセンター。私は今回初めての訪問である。
広々とした店舗内に、輸入植物を含めた屋内外用の多くの植物や資材が販売されていた。
価格は日本での販売価格と近いような印象がある。
中にはこのような木製のオブジェもある。私がインドネシアに行ったときに気になっていたものであるので、どこの国からか聞いてみたところタイやその周辺国とのこと。そこで製造されたかどうかわからないが、現会長である両親が海外をまわって集めてきたとのこと。何となく私と同じような感じにも思えた。
販売価格は結構するが競馬場関係が購入されたり、一部レンタルも行ったりしていて人気であるとのこと。私たちもレンタルを始めよう検討していたため、その考えの後押しをしていただいたような気がした。
あと良いヒントになったのは、植物を植え込む際に使う用土は大きな容器から、自分の好みで調合し買えると言うことと。出口付近(入る時には入口)で、ここで買ったPOT(鉢)に自分で植え替えてから、持って帰ることができるシステムになっている。確かにこの形式であれば、家を汚さず余分な土も購入しなくても良いので、これは良いアイデアであると思った。早速もう一工夫して日本でも活かしていこうと思った。
他にもいろいろな植物を拝見し、社長自らゆっくり話を聞かせていただき、こちらからは私が扱う輸入植物や、日本クオリティの植物、資材を案内させていただいたところ高い関心を持っていただけ、今後に繋がる貴重な時間となった。忙しい中時間をとっていただいた若き社長に感謝である。そして今後が楽しみである。
そしてお昼も随分過ぎたので簡単にランチをいただき、ネコと戯れ、今日の最終目的地へと向かった。
ここも有名な植物いっぱいのベーカリーカフェである。15時のカフェタイムであったせいもあるのか駐車場も満杯であった。
店内に入るといっぱいの植物に加え、にぎやかなオーナメントや水場もあり多くの人が写真を撮っていた。
システムはどこも同じで、気に入ったパンをチョイスする。甘そうではあるが美味しそうである。
そしてカウンターで飲み物と一緒に購入し、お気に入りの場所にてゆっくり過ごす。私は植物が気になるので、植栽に一番近い場所にてしばし観察。
多くの来場者はこの写真にもあるひな壇にて靴を脱いでゆっくりお話をしながら過ごされている。
特にひな壇上部からは景色もよく、この辺り席が人気であるのがわかる。来場者の多くは特に植物に興味があると言うよりも、植物がある素敵な空間を求めてこられているのであろうと思った。
このサイズを日本にて展開するには少しハードルが高いであろうが、いくつか活かせるヒントは得られたので少し工夫をしてみようと思うのと、このような施設で植物のクオリティを高め、私たちが提唱する環境に配慮した健康な植物の導入や管理を進めることで、さらに良い空間になるのでではと感じることができた。
現在韓国ではこのようなカフェが増えているとのこと。その理由としてはこのような癒しの空間を求める人がいる需要があるのと、もう一つ韓国は相続税がとても高いため、このような施設を法人としてつくることで対策しているとのことである。ま~いずれの理由にしても、植物いっぱいの施設が増えることは、花き園芸業界にとっても、来場者にとっても得るものが増えるので良いことである。
そのようなことを感じながら、ここでは何とかパンを食べきって、お腹もパンパン。頭の中も情報でパンパンになりながら帰路に着き、渋滞に巻き込まれながらも無事にホテルに到着。部屋にてデスクワークを行った後に、ディナーミーティングを行い、部屋にて持ち帰ったパンを少しいただいて深夜ベッドに倒れ込んだ。
翌朝である最終日も朝ごはんは昨日から残っているパン。さすがにパンは飽きたと思いながらも、それしかなかったのと、無駄にしたくないと思いながら、コーヒーとともにお腹に流し込んだ。
そして先日来日いただいた関係会社であり韓国にて事業展開するMARINEX KOREA社の代表とミーティングを行った。当社には弊社から素材や技術などを提供してきた関係である。
代表者はとてもマリネックスの効果を高く評価し、長年携わっていただいて来た方である。マリネックスの効果についての研究は分野によっては日本より成果が出ているものも多くあり、参考にできるところもある。ただ近年、交通事故などにて前に進められなかったこともあり、足踏み状態であったが年内には活動再開の目途も立ち再稼働を目指しているので、今後の飛躍がとても楽しみである。特に美容分野ではとても面白いと言える。
今回のミーティングも前回に続き長くなったが、その分お互いの想いはしっかり確認ができたので引き続き日本からも支援をしていき、日韓両国協力し合いながら技術を含めた全てを高めていき、普及させていきたいと思っている。是非このような取り組みに興味を持っていただける方はご一報いただければ幸いである。
このアツいミーティングを終えた頃はお昼前になったので、私は帰国のため仁川空港をめざしトラブルなく到着。
新しくなった第2ターミナルは日本の空港と比べて随分広々として素敵であった。様々な事情があるとは思うが、日本の空港も世界の玄関口である以上、素敵であることを望んで止まない。またそのような取り組みが行われるのであれば、今まで培ってきた技術や魅力的な植物の提供は惜しまない。是非そのような機会があること願っている。
短いですがこれにて韓国紀行は終わりです。新しい取り組みも始まるので、また近いうちに再訪になるかと思いますので続編を楽しみにしていてくださいませ。
さ~~帰国したら南米からの植物が届いているころ。これもまた期待値大である。