四代目又右衛門の頭の中を書いたブログ
MATAEMON'S THINKING BLOG
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沖縄2日目。朝一番で名護からパートナーとともに名護から那覇へと向かった。天気は雨。昨日の昼までは長く雨が降っていなかったとのことで、さすがのレインマンぶり発揮である。
雨のせいもあってか高速道路は事故で渋滞。予定より少し遅れて那覇に到着した。早速ミーティングで新しいプロジェクトの事業計画作成などについて協議、続いて今後についてしっかり打ち合わせを行うことができた。比較的感性先行で行動する又右衛門にとっては必要な手順である。そこで短期中期のビジョンをすり合わせなどの打ち合わせを終えると少し情報交換を行い、再訪を約束しふたたび名護に戻った。

少し遅めのお昼はプロジェクト事業地近くの人気店にタイミングよく並ばず入れたので、ソーキソバをかきこみ、再び移動。新しいプロジェクトへの拡大には欠かせない存在である地元建設会社を訪問し、今後の方向性などを報告させていただいた。
この会社は現在の事業地取得から今後の展開など大きく助けていただき、さらに支援も含めた指導もいただける方々でとてもお世話になっている。今日も温かい言葉に加え、的を射たご意見もいただけて本当にありがたく思えた。さらにしっかり背中を押していただき気を引き締めて、今後も取り組みますとお答えし、次の打ち合わせ場所へと向かった。

車で移動し約10分 沖縄名護プロジェクトの事業地に到着。そこにはもう一人の共同事業者である仲間が先行して到着しており、再会を喜び合った。彼は誰であるかは、本人の希望もあり今のところは伏せているが、彼は植物の知識やセンスにおいては、明らかに業界を代表する人物である。最近では自身の名を伏せて都内の駅隣接である新しい商業施設でその技術と感性を披露し、花き業界ならず様々な業界から賛辞をいただけた実績も保有している。さすがのナイスガイである。


私はまず先日パラグアイから直接日本に来ていただけた2本のケイバインシグニス(チョリシア)のチェック。深い緑のしっかりした葉をいっぱいたくわえこの地における門番のような存在感で、堂々とその元気な姿を見せてくれていた。

ハウス内に移動し、次の工事の打ち合わせと、少し前までそれぞれのメンバーが大きなプロジェクトに関わらなければならなかったのもあり、足踏み状態であったここでのプロジェクトの打合せも行った。そして何とか年内にお披露目に近いプレイベントを行い、そこから整備や準備を整え、今春のOPENをめざすことを仮決定させ、おのおのが各役割を行っていくこととした。この日程についてはあらためて皆様に報告したいと思っているのでお楽しみにしていただければである。
一通りの現場打合せを終えて場所を移動し、陽も落ちたので晩御飯をいただきながら、現状や今後について、さらに深い話を時間の許す限り本音で話し合い、互いの意向を確認し、それぞれが帰路に着いた。

私はホテルに到着し、好物の沖縄ぜんざいを食べながらデスクワークをできるだけ進め、身体の電池が切れそうになったので、腰に巻いたコルセットを外してベッドに横たわることにする。
さ~明日は都内から別のプロジェクトでお世話になっている方がお越しいただき、私たちの植物を見ていただけるので楽しみである。明日も良い日になりますように。
今日から3日間 沖縄での活動である。今回の目的は、昨年より進めている沖縄名護プロジェクトの進捗確認と新しい取り組みに対しての重要な打ち合わせ、生産パートナーの訪問と弊社資材の説明のためである。
出発前の夜、打ち合わせ資料や荷づくりなど行っている時に、少し力の入れ方が悪かったのか、腰にピリッとした感覚を憶えた。これはまずいと思い、そろりそろりと歩きながら、腰にいっぱいタイで買ってきた痛み止めを塗り込み、コルセットで固定し、何とか準備を行い、後はゆっくり横になることにした。

いつものタイミングで自宅を出発し伊丹空港へ。朝一番の那覇行きの飛行機に乗るために搭乗口へと向かった。搭乗口には修学旅行生150名ほどが待機。みんな楽しそうな顔をしている。その姿に以前に地元の中高一貫校でPTA会長をつとめていたことを思い出し、懐かしさを感じていた。そして飛行機に乗ろうとした時に、背後から声をかけられ振り向くと、そこには弊社の若手スタッフの顔があり、少し驚いた。彼に聞いてみると単身で買い付けに向かうとのことであった。
そして機内に乗り込み、窓の外を眺めながら、立派に育ってきている若いスタッフの姿と、美しい海からの照り返しの眩しさで、目を細めながら定刻に那覇空港へと到着した。
そこには様々な取り組みを一緒に行っているパートナーの沖縄植物園の仲座代表が迎えに来ていただけた。本来であればレンタカーを用意して自身で私から出かけるべきであるがレンタカーを借りるのには費用もかかるのと、借りるために小一時間が必要になり時間ロスが多い。そこで迎えに来ていただければ移動中に同乗する密室だけでしかできない情報交換などの会話ができ、とても有意義な時間となるから、いつも遠慮なしに送迎をお願いしている。
空港を出発し那覇にてとてもご活躍のお花屋さんを訪問させていただいた。実は再来週にとても大切なイベントがあり、そこでのお花をお願いしているのでご挨拶に伺わせていただいた。

そして北上しよくお邪魔する食堂でランチ。みそ汁をいただいた。ソーキそばや沖縄そばも大好きだがここではいつもこのみそ汁を注文する。ダイエット中の又右衛門はソバと違ってご飯の量を減らすことができるのでありがたい。

その後、古くからのパートナーであり、一緒に私たちを歩んでいただけている天久園芸さんを訪問し、新しい提案をさせていただいた。代表である天久学さんは、素晴らしい技術を有し、他社とは一線を画した仕上げの植物を出荷されていて、この業界ではダントツの評価である。

その学さんが、私たち開発の環境に配慮した資材に関心を持っていただけ、早速一緒に新しい取り組みを始めていただけることになり、今まで素晴らしかった植物がより良くなると思われとても楽しみである。他にも私たちの海外生産や事業展開などにも評価をいただけ、私たちも進んでいる方向性が間違っていないことのなどの確信を持つことができた。

天久園芸さんは、多くの生産者が事業継続を苦しむ中、まだまだ拡張を続けており、そのパワーには驚かされ、多くの刺激をもらうことができる。そのような人物と引き続き信頼関係を保ち一緒に取り組みんでいただけることを心より感謝である。今後も花き業界に多くの素晴らしい植物を供給するとともに、刺激を与え、多くを学ばせてくれる業界には欠かせない生産者であることは間違いないので、末永く一緒に歩んでいただけることを願い、近い再訪を約束しこの地を後にした。

その後は、パートナーの圃場にいくつか訪問し、預けている植物などをチェックし、場所を移動し、テーブルの上で、さらに深堀りした打ち合わせを行った後、宿泊するホテルに送っていただき1日が終了。あとは部屋で明日の重要なプレゼンの準備を行い、日付が変わる頃にちょうど眠くなってきたので、明日の朝にして休むことにします。おやすみなさいませ。明日も良い日になりますように。
今日はお朔日。霜月、神帰月(かみかえりづき、しんきつきなど)の始まりである。あくまでも旧暦ではあるが先月の10月の神無月は全国の神々が、出雲大社に集結するため、他の地方には神がいなくなる月という意味で、それに対し11月は「神帰月」ともいい、神々がそれぞれの地方に戻ってくる月とのこと。

なので早速朝まだ薄暗い時間から宝塚山本の氏神様である松尾神社を参拝し、日ごろの御礼と報告をするために参拝をさせていただいた。
私はここ数年でタイ、秋田、沖縄名護、八丈島にて生産に関わる事業を起ち上げ、奈良でも始めることになる。日々のバタバタと年齢を重ねたせいもあり、時間の流れが日々加速していくような気がする。あっという間にあと二ヶ月で今年も終わりである。
そして周囲の目を向ければ、色んな動きが活発になってきている。以前から花き市場の集約はしなければならないと言われてきたが、ここにきて様々な個々が抱える課題に加え24年問題などの社会課題も相まって、必要に迫られての集約が活発化してきているように思える。私たちのメイン事業である市場内仲卸も、同様の状況であり、市場と同じ動きになるように思える。
そのような中、私たちバラエングループは、生産および生産補助事業、貿易事業などリスクが高いため他社が行わない独自の展開での活動に重きを置いて取り組んできた。そしてここにきてまだ誰にも話せない私の内のみに秘めたプロジェクトも湧き上がってきている。もちろん慎重に判断をしなければならないが、たとえその道が厳しく険しい道であっても、みんなが必死で繋いでくれている流れを止めないために。覚悟をもって決断しなければならないと思っている。
震えるな!奮えろ!又右衛門。高みをめざして前へ。前へ。
みんなの驚く顔がその先にあるはず・・・
今週は久しぶりに飛行機に乗らずに比較的近い場所での活動であった。週初めは新しいガーデンのご依頼をいただいた幸先の良いスタートとなり、続いて事業とは間接的な繋がりである団体のセミナー&パーティーや社団法人に新しく加入するための面接など今後に繋がるありがたいご縁をいただくことができた。

週中には大和 山野辺の道という素晴らしいロケーションにて、自然農法を実践しているパートナーの畑を訪問。そこで栽培されたサツマイモやトウガラシ、ナスなどの収穫のお手伝いをさせていただきながら、実地で学ばせていただくことができた。

さすが自然農法による土。触るとホクホクしている感触が手のひらから伝わってくる。化成肥料によって固くなっている土とは一目?一触?瞭然である。思わず手袋を外してにぎりしめてしまう。柔らかい。その土がのった手のひらを顔に近づけると、自然の香りが漂ってくる。うまく文字で伝えられないのがもどかしくなるぐらいである。

私は次の約束があるので早々にこの地を離れることにしたが、帰り際に是非この畑の柿を食べてみて欲しいとのことで、お言葉に甘えて一枝持ち帰らせていただいた。
そして次の目的地に行く前に、ほど近い石上神宮(いそのかみじんぐう)を参拝させていただき、来年から始める生産の報告をさせていただくことにした。

車で約30分。以前より大和橘の生産などで関わらせていただいている「なら橘プロジェクト」の城会長の事務所を訪問し情報交換をさせていただいた。
「なら橘プロジェクト」とは、準絶滅危惧種に指定されている日本固有の原種であり最古の柑橘「大和橘」を守り、広めるために活動をしており、毎年神社やお寺などを中心に植樹活動を行っています。

その苗木の生産をバラエングループが一手に担わせていただいているのである。ただ生産量はまだまだ少なく市場には中々出回らない希少な柑橘であり、その香りの素晴らしさは巨匠も認めるぐらいで、さらに実だけでなく葉や花にも価値があるため日本を代表するシェフやパテシエがこぞって使用し、高級料理店からお声かけていただけるまでになっている。ありがたいことである。

またハンドクリームなどの生産も始まっており、今後どのように拡がっていくか、とても楽しみである。

そして事務所に隣接する農地を見学させていただいた。先ほどの山沿いの畑とは違い、ここは大きな道路にも面しており使い勝手の良い土地になる。

今回この地を見学させていただいたのは、現在 特殊な植物の管理地拡大のため候補地を探しているためである。
この周辺は比較的温暖である。山とは少し離れているため虫も少な目である。そして何といっても大事である水が潤沢にあるということである。農業にとっては何よりも大切である。ただ条件の良いところは利用料も当然高くなってしまうので、きちんと試算し検討をしたいと思っている。楽しみである。

この地で柿の木をしばらく見つめ、大空に近いところで光り輝いた実もあれば、地に落ちて輝きを失った実もあることが今の自身やその周りが重なり、妙に心に沁みた。それぞれの秋を感じる。
週初めは、しばらく行うことができなかった社員面談を丸一日かけて行った。面談にはやむを得ない事情で参加できなかったメンバー以外全ての仲間が貴重な時間をさいてほぼ全員出席していただけた。
面談では、しっかりとした口調で想いや考えを伝えてくれる人や、苦手ながら必死に言葉をひねり出してくれた若手メンバーまで、みんなが業界の現状、会社の事情などの足元を見ながらも、しっかり前を向いて一緒に歩んでいくことが感じられる貴重な時間になったと言える。まだまだ越えなければならない壁、壊さなければならない壁が多くあると思うが、その壁こそが私たちを強くしてくれると思っているのでさらに高みにむけて進んでいきたいと思う。
21日は以前から協業をはじめ数年前より実質の経営を行うことになった秋田 三種町(八竜町)へと向かった。

朝一番の飛行機で伊丹空港を出発し定刻に秋田空港に到着。気温は7℃少し肌寒い。さすが東北である。早速迎えに来てくれた現地スタッフの車でバラエングループの秋田事業所・八竜松生産圃場へと向かった。

空港を出発し、約1時間半で現地入り、まずは現地にて奮闘していただいている前農場経営者にご挨拶し、順番に生産圃場を周ることにした。

前年よりさらに拡大した圃場や新たに取り組む生産方法などを視察し、順調な仕上がり具合に胸を撫でおろすことができた。

同行者である大手市場の方にも高く評価をいただくことができた。これらの写真だけを見ると草が沢山生えており手入れが行き届いてないと思われる人もいるだろうが、これこそが私たちが取り組む環境や植物に優しい手法である。今夏は今までなかったような酷暑であり、多くの作物に影響が出た年であるが、私たちの圃場はその影響はほぼなく、私たちが行った生産方法や、ここでは今のところは伏せさせていただく技術による成果だと思っている。


その後、氏神様を参拝させていただき、日ごろのお礼を伝えさせていただいた。

場所を変えてメンバーが集まりランチミーティング。その部屋ではストーブが置かれ部屋を暖めていただいた。

さらに秋田名物のきりたんぽ鍋で体も温めていただき、皆さんの心のこもったおもてなしで心も温めていただけた。そのような環境のため、打ち合わせもうまく進めることができ、今年の出荷を目の前にし、士気が高まる時間となった。さ~これからの1ヶ月。繁忙期に入るが全員健康で駆け抜けることをできることを願ってこの地を後にした。

夜は秋田駅周辺のホテルに宿泊。パートナーと夕食をしながら情報交換などをさせていただけ貴重な時間を過ごさせていただいた。

そして午前中は秋田駅周辺で過ごして次の目的地である横浜へと向かうために、秋田空港をめざした。
普通で考えれば秋田空港から羽田空港に向かうのが効率の良い当たり前の移動であるが、少しでも経費削減のために変更ができない安い往復チケットを随分前に購入しており、その後に横浜での会議が飛び込んできたため変更できず、チケットを廃棄し取り直すしかないため一旦伊丹空港に戻り、そのまま30分で飛行機を乗り継ぎ羽田空港に向かうことになる。
ただここで想定外のことに。あまり納得いくものではないが秋田発伊丹行きの飛行機が20分遅延。そのため伊丹空港着陸は20分遅れ。降機した時は出発の5分前で既にドアクローズしており、出発準備の飛行機を恨めし気に見つかるしかなかった。出発時間の前には搭乗口に到着していたので、とても残念な気持ちになった。
ただ文句を言っても仕方ないし、私を待つことで乗る予定であった飛行機が遅れて多くの人が私の様な思いになるなら、私一人が残念な想いをすれば良いと自分に言い聞かし、次の飛行機で羽田へと向かうことにした。

約束の時間を大幅に遅れて大森駅に到着。そこでは以前よりご指導いただくことが多く、私たちの活動にも関心を持っていただけている大先生と合流し、何とか近況報告や情報交換をさせていただくことができた。
先生は多角的であり高い位置、低い位置からの視点を持ち合わせ、私にはない思考などをご教示いただけ、今後の活動に活かすことができる貴重な時間となった。その後近いうちの再会を約束して駅でお別れをして私は横浜のホテルに向かうことにした。ただ駅を降りるとお決まりの雨。しばらく雨が止むのをまっていたがむしろ強くなってきたので、傘を買うためにコンビニに駆け込む。最近は傘も値上がりをしたようで格好高い。悩んだ挙句に、ヨーグルトだけを手にして、再び雨の街をひた走る。途中デパートや居酒屋の軒下を濡れないように綱渡り、たまたま雨宿りした軒先がマッサージ店の前で、横に立っていた女性が優しい声で「お兄さん。いらっしゃ~~い。」と声をかけてきたので、本能的にヤバいと感じたので、息が切れたまま再び走り出し、やっとのことでホテルに到着。ついた頃にはほぼ全身濡れていた(;^_^A 決して傘を買うお金を持ってなかったわけではないが、勿体ない精神の方が勝ってしまいこのような結果に。やはり折り畳み傘は常備しなきゃですね。
そして濡れた服をハンガーにかけ、ヨーグルトを食べながら明日のミーティングの準備とデスクワークを行って深夜ベッドに倒れ込んだ。

翌朝は比較的ゆっくりした時間に出発し、ミーティング会場に到着。バラエンチームはリアルとWebでの会議に参加させていただき、プロジェクトの進捗などを聞かせていただいた。

ミーティング終了後は久し振りの参加ということで多くの方にお声掛けいただき、貴重な情報交換などや相談もさせていただくことができたのでリアルで参加させていただいた甲斐があったのは確かである。その後は電車を乗り継ぎ再び羽田空港へ向かい、予定通りの飛行機で伊丹空港に到着することができた。今回は北へ。南へ。東へ。そして西へと移動がちぐはぐな活動になり、体調を崩しかけたが何とか持ちこたえることができたので一安心。週末はゆっくりできれば良いが、今の予定では少し難しそうである。ま~~なるようになるかな???
ともあれ前に向いて進んでいこう。高市総裁ではないが、働いて。働いて。働いて。それが私の役割ですから(^^)/ ※よい子はまねをしないように(笑)
昨日は先日オーストラリアで掘り上げを行ったシンボリックな植物が日本に到着し、その検査が港で行われた。

ただ検査状況やどのような植物かについては、非公開のため写真は控えさせていただくことをお許しいただければである。
今回と届いた植物は40ftコンテナ4台6本。そのうち2本はコンテナ1台に1本しか載らない超BIGSIZEである。

早朝からコンテナから植物を降ろす作業を行う。大きな胴体から伸びている枝葉をおらないように丁寧に曲げながら収納しているため、取り出す作業も丁寧に行わなければである。そして半日かけて無事にコンテナより降ろす作業を行った。

その後昼からは植物防疫所による検査が始まった。実績のあるファームであり、実際に又右衛門も渡豪し掘り上げから根の洗浄まで立ち会ったとはいえ、やはり緊張する時間である。何故ならばもし検査不合格となれば、その対応としては、莫大な費用と植物に大きな負担をかける燻蒸もしくは積戻しをし返送となる。ただ恐らくオーストラリアには返送ができないため、日本以外の国で受け入れが可能である国を探さなければならないからである。
検疫官の方々の鋭い眼が、植物に集中している空気を全身で感じながら、1本1本丁寧に検査を行っていただくのを私たちはただただ見守った。そして植物自体の検査が終了。ただこれで全てが終わりではない。続いて運ばれてきたコンテナ内部の検査となる。何故コンテナ内部の検査が必要かというと、輸送中には葉が多く落ちる。また樹についていた虫や土が落ちて残っているかもしれないからである。もし4台のコンテナのどこかに虫や土、病気の痕跡があれば全てのコンテナが不合格になるのでる。
そしてどれぐらいの時間が経ったのかがわからないほどで、文章では伝えられないぐらいである緊張の時間が経ち、検査を全て終えてた疫官の方々が、私たちの方に向かわれ、検査結果を検疫協会の方に伝えられた。そして協会の方は私たちの方にお越しいただき、先ほどまで硬かった表情の口元が少し緩んだ感じで一言「合格です!」と伝えていただけた。と同時に、強張っていた全身の力がスッと抜けるような気がした。
今回もこのようにパーフェクト合格をいただけたのは、植物防疫所の方々による日々のご指導であり、その指導をきちんと海外で履行していただけたパートナーの努力である。本当に嬉しく思う。あとはこの植物を無事に届け植栽することになるこれもかなり慎重に行わなければならない作業である。ともあれ第2関門は無事に突破できたので、このまま気を引き締め取り組んでいきたいと思う。
そして翌日は大阪営業所でしばらく養生していたこれもまた超BIGSIZEのオリーブの移植である大型トレーラーと大型クレーン2台が出動し、無事に移植を終えることができた。かなりの迫力でちょうどその場を見られていた一般の方が、かなり驚かれていたのが印象的であった。

オーストラリアからの植物、スペインからのオリーブ、北海道からのコニファー他にも多くの特別な植物が集う施設の開園来年である。是非多くの方々に観ていただければと思っています。それまでは公開できないことが多いのでこの辺にさせてくださいませ。来年をお楽しみに(^^)/
一昨日、昨日、と関東圏での活動。一昨日はいつものように朝一番の飛行機で伊丹空港から羽田空港へと向かった。

羽田空港からリムジンバスにて舞浜へ。そして東京ディズニーランドへと言いたいところだが、そのまま舞浜駅に向かい、電車に乗り換えて目的地に向かった。そして午前中は、大切なミーティングを行い、再び移動。

午後は最近OPENした高輪ゲートウェイ駅に隣接する商業施設NEWoManと向かった。なぜ今回見学に向かったかというと、ここで使われている植物の多くが、私たちが数年来業務提携し協業体制に入っている生産者である沖縄植物園から供給をされているからである。沖縄植物園とは業務提携と言えば固くなるので、私たち風に簡単に言えば、しっかり手を握り、肩を組んだ仲間である。


施設内に入ると、程よく植物が配置されており、多くの人が買い物などで訪れていた。そして要所には植物のあるベンチもあり心地良さそうな面持ちでくつろがれている方も多くいた。


ただこれだけであれば、特筆するところは限定的であるがのだが、上層階に何かあるかもと思い上層階行きエレベーターを探したところ、約100名が並んでおり、また次の機会にしようかなと思ったが、スタッフの方に聞いたところ待ち時間は5分~10分ということで、それであるならせっかくなので上層階である28階29階へと向かったところ、心が湧き踊るような空間が拡がっていた。



その空間は市場流通ではない超一流の植物がとてもバランスよく配置されている。何といっても人との距離感が絶妙である。


場所によっては明るい場所もあれば暗い場所もある。そのような中でもその場所に順応した植物のため元気にしている。これは生産地でその場所用に管理されていたからできることであり、準備の素晴らしさを物語っていた。

場所によっては植物に適したライトアップもされており、植物への熱い想いが伝わってくる。仲間の植物なので手前味噌と言われるかもだが、業界内外の人関係なしに、この場所で得られるものが確実にあると思うので、お近くに行かれた際にはとは言わずに、遠くの方でも是非見学に行き、この空間に身を置いていただければと思います。

昨日はお茶の水で開催された花の国日本協議会が主催するフラワーサミット2025に参加させていただいた。
フラワーサミットは7年前??ぐらいに壇上でお話させていただく機会があってからの参加である。会場・リモート参加を含めて300人を超える人が参加し大変賑わっていた。
近年は自身の活動をよりし易くし、業界の繁栄に直接的に貢献したいという意味もあり、業界団体の役員などを辞退させていただいたことがあり、今回の様な大人数のイベントから遠ざかっていたため、まるで同窓会に出席させていただいたような気分も味わえ、とてもありがたい時間となった。

サミットでは多くの学びがあり再会と新しいご縁がいただけとてもありがたかった。それと長年バラエングループが取り組んできた生態系や環境配慮の取り組みなども積極的になり、自分たちが歩み進めてきたことの方向性が間違ってなく、私たちの開発した製品や技術を活かすことができると確信できるのとともに、それらをしっかり発信し業界や社会に対する貢献がまだまだできていないことへの反省もすることにもなった。
今後は今まで培ってきたものを、多くの方々と共有し花き園芸業界が正しく成長するための役に立ててればと思う。2027年のGREEN×EXPOまでもう1年半しかない。その中で自身の役割をしっかり認識し、実直に進んでいければと思うので引き続きご指導いただければと思っている。
さ~今から雨の東京を出発し、新たに持ち上がった大きなプロジェクトの打合せと社内会議である。大阪は雨が降っていないことを願っている。
今日は10月10日。この日は体育の日??だったのでは?と記憶していたのは私だけであろうか(苦笑) あらためてネットで確認すると数十年前には既に第二月曜日に制定されていたとのこと。ちょっとした浦島又右衛門である(;^_^A
ということを思いながらブログをかいています。今回は昨日と今日にJF兵庫県生花 大阪本部(大阪植物取引所、梅田生花)で開催されたノムラさんが主催する展示会にお声掛けいただいたので、又右衛門プランツはじめ他社とは重複しない植物や資材を陳列させていただいた。

せっかくなのでどのようなものを出展させていただいたかを案内させていただくとします。


まずは今回の一押しと言える 八丈島プロジェクトのパートナーである石井敏一氏との「敏一TOSHIKAZU×MATAEMON又右衛門」としてリリースさせていただいた特産のシェフレラやコンシンネ。写真が下手な又右衛門なので、この芸術的なフォルムをうまく伝えきれないだろうが、多くの方が興味を持っていただけた。八丈島からシェフレラは多く出荷されるがこのような独特なフォルムは敏一氏ならではであろう。

また又右衛門セレクトとして集めた重量感のあるシェフレラにも多くの人が関心を持っていただいた。

これは昇龍のようなフォルムのフェニックス ロベリニー。その美しさに魅了された方も多くいた。今回は資材の展示会に出展のため、私たちの植物を買い求めに来る人は少なかったが、全国展開する同業の方たちも、これらの植物を高く評価していただけ、また価格もこの仕上がりや希少性を考えるとかなり安い。都内での展開であれば倍の価格で販売できるのではとの高い評価いただくことができた。

他には近年注目されているAIR-POTや

タイで又右衛門が厳選してきた流木

マダガスカルプロジェクトとして進めている木彫り、その他オリジナルプロダクトなども提案させていただき、色んな方から温かい言葉や支援のお声をかけていただけ、今までの活動に共感や評価をいただけ、私たちの励みになり、今後に繋がるとても良い機会となった。
この展示物の評価は、都内の方にもいち早く伝播され、既に来春の展示について打診もいただけた。どのような場所でいつに開催かは明確には決まっていないが、確定次第ご報告するので是非お越しいただければ嬉しく思います。
さてと週末もゆっくりする時間はないが、週明けからの出張に備えて、心身を落ち着けていければと思っています。ではでは皆さん。よい週末を。
週初めからは出張もないため大阪営業所にてミーティングや会議などが続いた。会社を経営されている所には、皆さんも同じようにM&Aのお誘いがきているかと思う。
弊社も10年ほど前から、毎週のように様々な仲介会社を通じて封書やメールにて打診がある。そのほとんどは、送っていただいた方には申し訳ないが封書は開封することなく、メールは読むことなくスルーをしてきた。ただたまたま時間があるときに開封してみると、送られてきた当初から内容が変わってきているのを感じる。
送られてきた当初は「会社を譲渡しませんか?」「クライアントからの要望でお声掛けさせていただいています。」などが多かったが、近年は「私たちの活動に興味をもっているファンドがいます。是非話を聞いて・・・」などが混ざってくるようになった。さらに最近多くなって来たのが「会社を譲り受けて欲しい」というものがかなり増えてきた。
これに関しては全く関心がないわけではなかったので、せっかくの機会なのでお話を聞かせていただき、自身が歩んでいく中で学ばせていただけた。現状私たちは高額な対価を支払い会社を譲渡していただくということは、まだ考えていないが、同じ志をもち一緒に活動することで会社を成長させ、互いの大切なスタッフに明るい将来を見させていけるのであれば、協業なども含め進めていくことも必要であると考える。
もしこのような考えに賛同して花き園芸産業と自らの発展のために、どちらが上であるとか関係なく、同じ方向性で活動を共にしていただけるのであれば大歓迎であるのでお声掛けいただければ嬉しく思います。
今日は、牧場訪問と、講習会参加のため愛車(愛称チョロQ)で滋賀県へと向かった。朝のため渋滞にはまりながら、まずは午前中の訪問地信楽へ向かう。

信楽と言えば、まず思い浮かぶのは信楽焼。そして信楽焼と言えばタヌキの置物が頭に思い浮かぶであろう。確かに町にはタヌキの置物を陳列、販売されるお店を多く見かけた。

そのような景色を横目に見ながら市街地を少し離れたぐらいの場所に、目的地である信楽牧場に到着することができた。牧場と言えば牛、馬、羊など様々な動物を管理する畜産を営むものがあるが、今回は馬。それも競走馬を育成する牧場である。
そして今日は信楽牧場の会長である中内田克二様にお会いするために訪問をさせていただいた。競馬ファンであればご存知の方も多いであろうが信楽牧場は、外厩と呼ばれる競走馬を育成することを目的とした牧場である。そしてその外厩を日本で最初につくった先駆者であり、歴史ある牧場である。そして長男が現在牧場経営をされ、次男は日本を代表する中内田調教師である。皆さんが素晴らしい経歴の持ち主である。
そのような中内田会長とは、とある施設で知人を通じて出逢い、それ以降は私の様な若輩でもいつも優しい笑顔で接していただけており、今回お願いをして訪問ができることになった。

訪問中は中内田会長のお父様の活動から、信楽牧場を開設に至る経緯など普段ではお聞きすることができないような話や、今まで育成されてきた馬のことなどを聞かせていただくことができた。また多くの輝かしい成績を残された名馬たちの写真を拝見し、あらためて
素晴しい功績を目の当たりにすることができた。
さらにバラエングループの取り組みにも共感いただけ、関心も持っていただけた。話の中では私たちが今まで壁にぶち当たっていることなども相談させていただくと、とても親切に教えていただけ大いに学ばせていただくことができた。本当にありがたい時間であった。
まだまだ教わりたいことはあったが、多くを教えていただくと小さな私の脳みそは許容範囲を超えてしまうので、厚かましくも近い日に再度訪問をお願いして後ろ髪をひかれる思いで牧場を後にした。

それにしても私の様な新参者を迎え入れるだけでなく、しっかりと耳を傾け、寄り添ってお話をしていただけるとても素敵な方であった。それは今までの輝かしい功績に裏付けされた先を見据えた考えや取り組み、何といってもお人柄であると感じた。そして自分自身もそのような人物にならなければならないとあらためて気づかされた。
そして再び愛車で移動。目的地近くで昼食をいただき、午後はJRA栗東トレーニングセンターへと向かった。そして年に一度開催されるJRAおける飼料販売に関する講習に、「競走馬用マリネックス」を製造・販売する会社として参加させていただいた。
講習会場には、多くの会社が参加されしっかり講習に耳を傾けていた。毎年の開催のため大きな変更はないものも、随所に重要な変更箇所あり、資料とあわせて丁寧に指導をしていただくことができ、このようなことを毎年きちんと行うJRAはさすがであると感じることになった。
そして終了後、再び愛車で帰社することになった。今日は植物ではなく馬に関することであったが、全く畑違いではない。馬の健康を維持するためには牧場施設を健康なものにしなければならなない。そここには私たちが開発した製品や培ってきた技術が役に立つであろう。今夏の猛暑は馬自身も牧場にとっても大きな負担であったであったと思う。それもきっと軽減できると確信している。まだまだ実績こそ少ないが、必ず結果を出せるという確信があるので粘り強く取り組んでいきたいと思う。決してへこたれずに・・・・・