四代目又右衛門の頭の中を書いたブログ

MATAEMON'S THINKING BLOG

NPO法人 BRA-国境なき奉仕団の集まりのため京都へと向かった。
17日夕方、運よく無料駐車場が空いていたので無事に車を停めることができ、安心してホテルにチェックインすることができた。ホテルの近辺の駐車場は1日最大料金2,500円ぐらいするから、かなりお得な感じがする。

さらに驚くべきは、優秀なスタッフが予約してくれたホテルの宿泊代が格安で、駐車料金を有料と考えたら宿泊代はこちらが心配になるくらいの親切価格と考えられる。かといってホテルの質が悪いわけでもなく部屋はきれいである。欲を言えば、扉がオートロックの方がいいかもとは思う。というのも私は幾度か鍵を忘れたことがあるからである。
実際にこの夜も鍵をかけ忘れて、外出してしまった。ただ私の場合は、オートロックで何度も鍵を閉じ込めているので、どっちにしても問題を起こすのだが・・・・・

夜、国境なき奉仕団メンバーとの懇親会で全国のメンバーと再会。談笑であふれる楽しい食事をいただき、その後ホテルに戻り、遅くにベッドに横たわることにした。

翌朝は地下鉄で国立京都国際会館へと向かった。駅を降りるとメンバーと合流。

1年ぶりに会うメンバーと語り合いながら歩いて約十数分で会場へと到着した。

京都会議にくると、15年前までの青年会議所現役時代に幾度か足を運んだことを思い出す。
新人として訳が分からないままに緊張していた頃、幹事として理事長のセクレタリーをして、汗かきながら走り回っていた頃、理事としての志のもと参加した頃。どれもが懐かしい。
ただ思い出ばかりではない。
今の私を形成するにあたって、大きな学びを与えてくれたのがこれらの時期であったことは間違いないと言える。

そしてビデオが流れる通路をくぐり、会議室へと入った。会議室にはすでに先輩方がお越しになられていて1年ぶりにご挨拶をすることができた。

所定の席に着座すると理事会資料がUSBで配布される。この会議でもペーパーレスを推進しているため、出席者の多くはWi-Fiを繋ぎ、PCかタブレット、スマホなどで会議を進めていく。

準備が整うと、NPO法人BRA-国境なき奉仕団 2020年度 第一回 理事会が開催された。(ちなみにBRAとはThe Borderless Relief Association of JAPAN からきている)
そして議事録署名人に指名いただいた。今年になって社団法人の理事会が2度開催されたがどちらも議事録署名人である。今年は当たり年の予感・・・(笑)

そして本年度、日本青年会議所 会頭、副会頭が会場に来てくださった。正副両名が来ることは異例かもしれないが両名とも国境なき奉仕団委員会に関わられたのでお越しいただけたのであろう。両名とも理事全員と元気に挨拶と握手を交わし退室していかれた。

私は握手の際に、Jヴィレッジに深く関わっていることを告げると、会頭の地元でもあるので、驚いたように嬉しそうな顔をしてくれていた。彼らは今までにないぐらい今年一年は忙しいであろう。是非とも体に気を付けて走り抜いてくれることを願っている。

そして議事はアジェンダに沿って進み定刻に終了。休憩をはさんで総会が開催され、こちらも定刻に終えることができた。その後、メンバーは解散。私は次の目的地に向かうため、伊丹空港をめざした。

伊丹空港にギリギリ滑り込み、そのまま搭乗。これまた定刻に出発することができた。

飛行機の窓からは神戸~芦屋~西宮~伊丹~宝塚の街が一望でき17日の震災が頭に浮かぶ。

もちろん悲しい辛い思いは消えることはない。しかし窓からの景色を見ると、逆境の中からしっかり立ち直った街が見え、むしろさらなる勇気を奮い立たせていただいたように思う。

そして飛行機は約1時間で仙台空港に到着。仙台は少し肌寒く、冬を感じることができた。そこからレンタカーを走らせ、ホテルに到着。ホテル周辺を冷たい風に頬をたたかれながら、少し歩いてみることにした。

少し歩くとお腹もすいたので、体のためにも土地の料理を少しいただいた。これは「ホヤのから揚げ」である。しっかりした食感で結構気に入った。
ただ、一人では時間を持て余す私は、さっと食べてホテルに戻り、このブログを書いている。

今日もバタバタの1日であった。
明日は最終目的地をめざすために早朝に起きなければ。居眠り運転をしないように、日付が変わらない間にPCを閉じるようにする。ではではまた明日。

えべっさん、社内新年会を終えて、完全に仕事モード突入。
そして今日が今年初めてのフライト。やはり向かうは東京。

朝の飛行機の座席は富士山を眺められる反対側だったため、パソコンに向かい今回の提案資料の確認作業をしていると、伊勢か名古屋の上空で素敵な朝焼けを観ることができた。
新年早々とても縁起良く感じられ、嬉しい出発となった。

羽田に到着後、私が顧問をつとめる一般社団法人 日本フローラルマーケティング協会 (JFMA)の理事会と新春セミナーに参加させていただいた。

今回のセミナーの講演は『「お客様にお花を買ってもらうには?」~無意識にその気にさせるメカニズム~』と題し開催され、会場は席数が足らないほどの盛況であった。
内容も、現在私たちの研究所がすすめていることに繋がるものもあり、大変興味深く、多くを学ぶことができた。

そしてその後、別件の打ち合わせに参加したため結構遅くなってしまい、常宿である新橋のホテルに戻り、デスクワークを行っているうちに日付も変わったのでベッドで横になった。

 

次の朝は、毎度ながらの雨。
でも何とか傘がいらない程度なので、資料が入ったリュックを抱えながら歩いて霞が関へと向かった。

霞が関では各所を周り、「みどりの力による街づくり」に関わる新しいプロジェクトや又右衛門の活動の近況を報告することができた。

続いて、いくつかの打ち合わせを終えて、駐日マダガスカル共和国大使館へ向かい、ご挨拶を兼ねて私たちのマダガスカルでの活動や日本での活動を報告させていただいた。

中でも又右衛門の植林活動など「みどりのサバイブプロジェクト」に賛同していただくことができた。
特に環境や動植物の保護に関する考え方は私たちとも近く、両国が今後も協力関係を高めながら慎重に基準をつくり、丁寧に進めていかなければならないと話し合うこともできた。
さらにマダガスカルのパートナー&友人でもある活動家と又右衛門のパートナーシップも大変喜んでいただき、今後の連携を強くするきっかけになったといえる。

気が付けば、あっという間にフライト時間ギリギリになっていたたため、日本においてマダガスカルの素晴らしさを引き続き伝えていくことを約束し、とても価値ある長時間の会談を終えることになった。

今回、今年最初の都内での活動は、途中で雨が降ったり、時間が変更となったりバタバタではあったが、それぞれに大変価値あるものになった。重要な宿題もいただけたので何とか140周年を迎える私たちの課題とし、見事やり遂げたいと思っている。乞うご期待!!!

今年も恒例の「えべっさん(西宮戎)」へ、社員有志で参拝させていただいた。

ただ例年は夕方もしくは日が落ちた頃に参拝をしているが、今回は久しぶりに昼間、それも正午ぐらいの参拝となった。

私は40年以上「えべっさん」に参拝しているが、お昼間に行った記憶があるのは10年前ぐらいにおこった悲劇の時ぐらいである。
どのような悲劇があったかいうと・・・その年は例年のように「本えびす(1月10日)」の夜に「えべっさん」を参拝し、飾り物である「さらえ」などの吉兆を授かり本社にて管理していたものが、次の朝には恐らく落ちたか何かの衝撃で「さらえ」に飾られている大きな面が真っ二つに割れていたのだ。その時にこれは不吉、今日からの1年間思いやられると強く感じ、慌てて買い直しに行った・・・ということを記憶している。

そのようなことがあったため、現在では買い直しができない「残りえびす(1月11日)」はできるだけ参拝をしないのが暗黙の了解になっている。さらに業務の都合から日・火・木曜日は翌日が早朝出勤のため避けるようにしている。そうなると今年の場合、候補日は10日ということになる。

ただ今年は令和になって初めての「えべっさん」。それも10日の「本えびす」であり金曜日も重なり、夜は想像がつかないぐらいの混雑と予想し、今年は例年とは違い昼間の参拝となったというわけである。

というわけで、私たちはお返しする縁起物である吉兆やお札を持参し、午前中に大阪営業所を出発。予想通り車の混雑は少なめで、夜によくある入場規制もなく、すんなりと鳥居と赤門をくぐることができた。

境内の順路はいつもより空いていたためスムーズに進めたが、お清めの手水舎は例年以上に渋滞、お札や福笹を買うところも例年の夜より混んでいて思いのほか時間がかかった。
あくまでも私の想像だが、立ち並ぶ夜店が楽しみであろう学生や子どもたちが昼は学校に行っていてほとんどいないため境内は空いていたが、本えびすに参拝する企業の代表などは商売繁盛などの祈願をが主目的であり、参拝作法を重んじる人が多いため、手水舎や摂社が混んでいたように思っている。

そのようなことを思いながら自分たちも手水舎で清め、お札を授かり、本殿を参拝させていただいた。そして警備の方々に促されるように順路を進むことにした。

そして例年お世話になっている吉兆店にて、1年ぶりの再会を喜び合って、お土産物を渡し合った。

近年、縁起物である吉兆も、お面や俵といったトラディショナルなものの他に、可愛らしい招き猫を飾ったものなどが増えてきている。以前に投稿した私のブログをみていただければわかるが、ネコ好きの私は毎年のようにネコが飾られたものを1つは買っており、今年も1つと選んでいたら、社員の一人の「今年は子(ねずみ)年なのに・・・」という言葉にすごく納得してしまい、今年は比較的トラディショナルなもので本社用、営業所用などいくつかを選んだ。

そして多くの縁起物を授かり、吉兆店の方々と私たちとで大きな威勢のいい掛け声で手を打ち、互いが良き1年間になることを願い、次の神楽殿にて縁起物を祈祷していただいた。

そして順路を進むとスタッフの好物であるワカサギのから揚げがあり、皆が購入しているうちに、私は一足先に順路を進んだ。

しばらく歩くと、これまたお馴染みのお化け屋敷などの見世物小屋が見えてくる。最近デジタルアートで著名なチームラボさんたちとお仕事をさせていただく機会があり、最先端の素晴らしい演出に触れることが多くなってきた中、このようなアナログの見世物小屋の楽しさに興味をひかれた。たださすがに真っ昼間の明るい時には、怖さより愉快さを感じることになったが・・・・

そして「荒えびす」を参拝後、スタッフが追いついてくるのを少し待っている間、本当に多くの人びとが私の前を通り過ぎていった。

しばらくして合流することができ、いったん車に戻って縁起物などを置いて、少しだけ露店を楽しむことにした。
私はお決まりのケバブ屋さん訪問。私の見た目が原因なのか、いつもなぜか他のお客さんから店員に間違えられるのだが、今回は空いていたためか声をかけられることがなかった。
しばし楽しませてもらって再び集合し、大阪営業所に戻り、神棚にお札を祀り、縁起物を飾った。

その後、本社でも同様にお札を祀り、縁起物を飾ったのだが、その時にあることにふと気づいた。よくあるタイプのものであるが例年とは少し違う。お判りでしょうか?写真を良く見ていただければわかると思うのでアップを・・・・

いかがですか?わかりますか?
縁起物の飾り物でよく使われる俵が今までと違う!普通はナチュラルな青刈りの藁、もしくは金色に輝く俵かと思うが、何とこの俵はみどり!それも輝く緑色である。多くの中から候補を出し、最後にスタッフが選んでくれた。何ともGoodチョイスである。

私は今年の年賀状では「HAPPY GREEN YEAR」と述べ、最近の講演でも「これからは金より輝く色は緑」と言ってきただけに、今までにないぐらいにテンションは高くなり、今年一年を力強く歩めそうな気がした。

 

そしてその翌日にはバラエンの新年会を開催し、忙しい中、多くのスタッフが集まってくれた。ただ年末を走り切った疲れからか年明けに体調を崩すスタッフもいて、全員集合とはいえなかったが、本当にありがたいことであった。

宴会中は、普段見ることができない表情や生き生きとした表情で話すスタッフの顔を見ることができ、しあわせな時間を過ごすことができた。

そんな時間は経つのが早く、終了後に参加者で写真を撮り、私は次の予定もあるため、頼もしい愉快なみんなの背中を見送らせていただくことにした。

そして今、このブログを書きながら、その時の写真を見ていると色んなことが頭の中を駆け巡る。数名で始めた卸事業が写真のような顔ぶれで一緒に歩むことができている。またこの写真には登場していない参加できなかったスタッフ。また他事業部の人たち。さらに写真を撮ってくれた人。みんなかけがえのない素敵な人たちである。そんなみんなと今年も活動できることを本当に嬉しく思う。

さらにみんなの顔を見ていると昨日の「えべっさん」の1シーンがフラッシュバックしてくる。それは先ほど書かせていただいたが、私が「荒えびす」でみんなを待っている時のことである。正直、再合流するまで、少し時間があったため不安であった。
ひょっとしてはぐれてしまったのかも?私が待ち合わせをする場所を間違えたか?きちんと場所を伝えられなかったのか?などを少しの間でも不安であった。

それはまるで今までの私の歩み方を見つめ直すためであったかもしれない。きちんと伝えることの大切さ、一人で先に歩くということはどういうことか?を思わせてくれた。それでもきちんとついてきてくれるかけがえのないパートナーがいて、顔を見ることができる喜びに感謝を。

世界中で活動する数えきれない多くの人がいる中、今のパートナーと巡り合えた恵まれた縁に本当に感謝である。

さ~来年は、どんな写真を撮ることができるだろうかとても楽しみである。

今年の元旦も例年と同じく早朝に目を覚まし、まずは自宅の神棚をお祀りさせていただき、ほぼ真っ暗の中、慣れない車で自宅を出発した。
何故慣れない車かというと大晦日の夕方、大阪営業所を出発し、今年最後の本社へ向かう途中で、何と愛車が故障し、そのままレッカーで運ばれていくことになってしまい、結局レンタカーで年を越すというハプニングがあったからである。

そのようなことがありながらも無事新年を迎えることができている御礼を伝えに、収穫したばかりの「大和橘」を持参し、氏神様である山本東の宮 松尾神社を参拝した。そして境内にある猿田彦様に昨年も色々な道を拓いていただけた感謝を、薬師如来様では健康であることの感謝をお伝えした。

松尾神社の後、西の宮である天満神社、隣接の稲荷社を参拝した頃には、随分空も明るくなってきて、予報より温かく感じる夜明けを迎えた。

そして本社の神棚をお祀りさせていただいた後、空いている通勤路を走り、大阪営業所へと向かった。
到着すると、まず事務所と仲卸売り場に新年の澄んだ空気を招き入れ、神棚のお祀りをさせていただいた。

そして大阪営業所の氏神様である春日神社、各摂社を参拝。タイミングよく宮司様にご挨拶することもでき、幸先のいい出足となった。

再び営業所に戻り、年始特有のひっそりとしたJF兵庫県生花(梅田生花・大阪植物取引所)の中心に腰を下ろし、大和橘とお神酒を供えながら、土地の神様に昨年1年間の感謝を伝えていた。

ちょうど1年前の元旦は、年末に今までなかったような挫折を感じる出来事があり迎えた元旦であった。そこからの1年間で気持ちの切り替え、新しいことにチャレンジ出来たか?成長できたか?を思い返してみた。その検証については、次の機会に「MATAEMON’s Annual Report」として報告させていただくが、多くの素敵なご縁に恵まれ、振り返っている時間などなく、しっかり前に進めたように思う。また今まで長年お世話になった団体から離れ、新天地にむかうことにもなったが、それもまた前に進むためのものであり、自らを成長させるためのものであると受け止めている。



そして最後に、この先に控えた大切なプロジェクトへの想いを告げ、お神酒を「又」の字に撒かせていただき、本社に戻ることにした。

春には新しい会社がバラエングループに加わり、新しいメンバーと共に活動が始まる。また東京五輪に関わるプロジェクトやテーマパークなど楽しみな案件が控えている。さらに年々「みどり」の必要性が高まってきているのを感じられている。やりがいが多い取り組みが満載である。

創業140周年を迎える今年も、かけがえのないパートナーたちとともに全ての力を一つにして、国境を越え、業界の枠を越えて頑張っていきたいと思っています。どうぞ引き続きご指導ご協力いただきますよう何卒よろしくお願いいたします。

さ~~~いくぞ~~!みどりの時代の到来だ!!!

謹んで新年のご祝辞を申し上げます。
旧年中はひとかたならぬご厚情を賜り、誠にありがとうございました。
大変多くの皆様から素敵なご縁を頂戴することができ、多くを学ばせていただくことができた一年となりました。

 

2020年。バラエンはおかげさまで創業140周年を迎えます。
これもひとえに皆様方の支えがあってのことでございます。心より感謝申し上げます。

 

私、四代目 金岡又右衛門は、引き続き皆様との出逢い、授かったご縁を大切にして、国内外のかけがえのないパートナーとともに、大地や植物、様々な立場の人からのメッセージをより広く伝えていくために活動をしてまいります。

 

そしてさらに伝統や歴史に学びながら、今まで培ってきたものを最大限に活かし、花き業界の発展と植物の健やかな成長のために尽くすことで、更なる上のステージをめざしていきたいと思っております。

 

つきましては変わらぬお引き立てとご指導ご鞭撻賜りますよう、よろしくお願いいたします。

皆様が健康であり素敵な1年となりますこと心よりお祈り申し上げます。

 

バラエングループ代表 四代目 金岡又右衛門(金岡信康)

2019.12.31

大晦日

例年通り30日は大掃除。私の役割は神棚のお掃除である。1年間の感謝を伝えながら、心静かに祀らせていただいた。そしてその後スタッフと手分けし会社のしめ縄や鏡餅を飾った。

 

そして大晦日の今日は、事務所の机から、年末商戦を見事に戦い抜いたスタッフの背中をみながら、1年間を振り返りこのブログを書いている。

 

今年1年も飛行機に約100回乗るほど、いろんな国を巡り、いろんな人や植物との出逢いがあった。そしてそのどれもが鮮明に頭の中に残っている。しかし一番明確に残っているものは、どれだけ遠い国でもなく、どれだけの絶景でもなく、観たことのない珍しい植物でもなく、一番近くにいるかけがえのないスタッフの姿である。

 

今年の夏、新年度を迎えるにあたり、組織体制の変更を行い、社内向けに経営計画および会社方針説明会を開催した。そして社員ひとりひとり全員の面談をおこない、直接多くの意見を聞かせてもらうことができた。当然ながら厳しい意見もあったが、その多くが会社がより良くなるための言葉であり、とても貴重な私へ思いでもあった。

 

中には表現がうまくできない人もいたが、それぞれの言葉や表情で、今まで私が足りなかったことを教えてくれた。本当にありがたいことである。

 

そして夏以降、新体制のもと、それぞれが問題意識を持ちながら臨んでくれている。中には今までと違った役割になり、毎日大変な思いをしているスタッフもいるだろうが私の前では元気に取り組んでくれている。その逞しい力に、私も大いに励まされている。

 

そのような本年の業務を終えたスタッフが順次帰っていく。全てのスタッフを見送ることはできなかったが、昨年以上に頼もしくなった背中を眺めながら、あらためて感謝の気持ちでいっぱいである。

 

来年2020年。私たちは140周年の節目を迎えることになる。そしていくつかの大事なプロジェクトも予定されている。

今年、達成できなかったことを教訓として、さらに想いを強くして取り組んでいきたいと思う。来年も多くの地に触れ、人に触れ、植物に触れることでたくさん学び、より多くの人に「みどり」の素晴らしさと、植物から預かったメッセージを届けていきたいと思っています。

 

 

最後になりますが、今年も私の拙いブログを読み続けていただけた皆様、本当にありがとうございました。

 

来年も、めげずに書き続けたいと思っておりますので何卒よろしくお願いいたします。

 

さ~2020年。東京五輪に負けないぐらい、エキサイティングであり、セクシーな取り組みができる『バラエン140周年』にするために前へ前へと向かっていきます!!!

それでは良いお年を!!!!!

 

四代目 金岡又右衛門

 

今日はおそらく今年最後の出張で、行先は先週に続き都内である。

いつものように朝一番の飛行機で向かうことにした。

羽田空港に到着後、モノレールと地下鉄を乗り継ぎ赤坂へ。相変わらずの満員電車で汗だくになりながら現地に到着。

 

そして午前中は簡単な作業を終え、せっかくなので豊川稲荷さまに1年のお礼を告げ、午後からは岐阜の加藤さんにお声掛けいただき、都内各所へ訪問することとなった。

 

まずは衆議院議員会館へと向かい、花き関連で普段お世話になっている議員の方々の事務所へご挨拶させていただいた。

 

続いて、農林水産省を訪問。久しぶりに元花き対策室室長(現 総務課長)川合様と再会することができた。

川合様には、室長時代にとても積極的な活動によって花き産業の発展に大きな功績を残していただいた。

会話中も当時と変わらぬ力強い口調で私たちの活動にエールを送っていただき、来年早々にも再訪を!という嬉しいお約束をさせていただいた。

 

さらに参議院議長公邸へ。都内では省庁など幾度か訪問しているが、参議院議長公邸は初めてである。

 

入口では議長秘書の方が私たち一行を出迎えてくださり、しばらくして参議院議長 山東昭子様がお越しになられた。

山東議長はフラワー産業議員連盟としても花き業界に多大な支援をしてくださっており、本当にお世話になっている方である。またバラの花とも深いかかわりがあるなど、素敵なお話を色々と聞かせていただけた。

更に、花やみどりに対する考え方などをお話ししながら公邸内の庭園をご案内いただき、私たちにとって今後の励みになる、とても貴重な時間を過ごすことができた。

 

 

そして来年。今まで成しえなかった新しい大きな扉を開くことができる予感がする。それがとても楽しみである。

 

今日は1年を締めくくる素敵な1日となった。素晴らしいご縁に本当に感謝である。急遽決まった訪問でもあり、まるで一日早いクリスマス サプライズ プレゼントをもらったような気がした。

 

さ~、明日・明後日の主役は赤いサンタに譲ることにして、私は奮闘しているスタッフのもとで、邪魔にならないようにひっそり活動をすることにしよう・・・

16日はヘスペリジン研究会の学会発表はじめ、多くのミーティングのため朝一番の飛行機で都内へと向かった。

午前中、急遽連絡が入り、来年早々のプロジェクトのための打ち合わせを六本木ヒルズで行った。

 

続いて、イタリアでのプロジェクトに関するランチミーティングを行った後、「ヘスペリジン研究会 第11回研究発表会」に参加するため御茶ノ水へと向かった。

 

ここで、「ヘスペリジン」とは何?と思われている方もいらっしゃるかもと思うので少しだけ説明を。

 

ヘスペリジンとは、みかんなどの柑橘類の皮などに多く含まれるフラバノン配糖体でポリフェノールの一種である。効能としては抗酸化・抗炎症作用などがあり、かなり注目が集まってきている。

そこで、私たちが以前から関わらせていただいている「橘(たちばな)」の効能に多く注目が集まり、当学会にて、なら橘プロジェクト協議会 城代表が橘の研究発表をすることになり、学会発表のお手伝いと参加のために会場へと向かった。

到着し、まずは、おおかた飾り付けが出来上がっていたブースに、実際に実のなった橘の木を飾らせていただき、開場前の来場者に説明させていただいた。

ちなみに橘は、柑橘では2種類しかない日本の固有種であり、一時は絶滅危惧種に分類されたこともあるほど希少な植物である。さらに古事記や古今和歌集などにも登場する歴史があり、天皇家が大切にされてきた由緒ある植物である。「左近の桜。右近の橘」という言葉を聞かれた人は多いと思う。雛飾りにある実のなる木も橘である。

さらに花は文化勲章にも用いられており、いかに歴史的にも貴重な植物であるということを知ることができる。

そして定刻に学会発表が始まる。日本全国から集まった名だたる教授や研究者、関係者が研究発表を熱心に聴かれていた。

そのような中、城代表も橘の素晴らしさについて熱弁をふるわれていた。ちょうど城代表の発表の後が小休憩であったが、発表された橘の効能や歴史などのストーリー性、今後の期待度がしっかり伝わったのか、興味を持っていただいた多くの方が、橘のブースに詰めかけていた。

その後も、多くの先生方の発表を聴かせていただき、ヘスペリジンの持つ力を学ばせていただけ、橘への多くの期待を実感することができ、とても価値ある学会となった。

 

学会終了後の懇親会でも普段の活動において接点はあまりないであろう先生方とのご縁もいただき、バタバタながら有意義な一日となった。

翌日は朝一番から四谷でいろんなジャンルで活躍される大手企業との植物に関する取り組みなどのミーティングをさせていただき、かなり面白い取り組みに発展しそうな感じである。

 

午後からも以前から交流があった素敵な方とのご縁で、これまた違った形で他にはないような取り組みのご相談などいただきとても興味津々である。その後も素敵な団体とミーティングをさせていただきワクワクが止まらない状況のまま、帰阪の時間となり羽田空港へと向かった。

今回も素敵な両日となった。あと2週間しかない、いやまだ2週間もある。色んな思いが交錯しながら、とりあえず前に進んでいることが本当に嬉しく感じる。

今日はうめきたにてUMEDAI防災イベント2019にテラプロジェクト みどりのサンタ アンバサダーとして参加させていただいた。

私はテラプロジェクトのブースにて、羽衣国際大学 学生はじめメンバーの皆様と活動をさせていただいた。

私たち以外にも、大阪トヨタさんや藍野大学さんも参加されていた。

その他にはミニ消防車や地震体験車なども来ており、実際に体験させていただくことができ、多くの参加者の驚く声や歓声を耳にすることができた。私も地震体験車に乗せていただいたが、阪神大震災で被災した時に聞こえてきた音や揺れを感じ、少し複雑な思いがした。

また私が10数年前の海外協力活動の時に、協力をいただいた日本レスキュー協会の方々と再会することができ、災害救助犬ラフィーくんとも会うことができた。

雨も降らずとても助かったとはいえ、一日風が強く、展示物やテントを押さえながらの活動にはなったが、多くの訪問者と交流することができ、とても価値ある日となった。

さ~~今年もあと2週間。ゴールが見えてきた分、余計にしっかり足元を見つめながら走り切っていきたいと思います。また皆さんにお会いできること楽しみにしています~~。

12日13日、重要な打ち合わせと講演の機会をいただき都内へと向かった。

いつものように伊丹から飛行機にて羽田へと向かった。この日は天気が良く、富士山がとてもきれいに見える絶好のチャンスと思っていたのだが、明日の講演を控えてまだまだ仕上がっていない資料を作っているうちに、気が付けば到着になってしまった。

羽田到着後そのまま品川でのミーティング。今日は何年ぶりになるであろうか?私が又右衛門と名乗ろうと思ったときに、私のプロフィール用写真を撮っていただいた、とても活躍されている写真家との再会である。

当時は写真家としてTVなどにも出演され、尖った感を出していた人であったが、時を経て今は実業家の雰囲気を出されて更に素敵な感じの方になっていた。

これが、その当時に撮っていただいた又右衛門の写真である。その時から比べてかなり肥ってしまったので自己嫌悪でもあるが、その頃この写真の良さで、本人に会ったときにがっかりした方もいたかもしれないほど、素敵な写真を撮っていただいた。

そのような写真家R氏から、又右衛門も全く変わらないねとは言っていただけたが、少しお気遣いの言葉であったかもしれない(笑)

R氏は、今では写真活動よりも、ほとんど事業活動をされており、とても大成功とのことで私も嬉しく感じた。そして小一時間ではあったが、お互い特殊な仕事をしている者同士、今後は何か一緒にやりましょうと話をし、再会を約束して、とても素敵な時間を終えて次の目的地へと向かった。

 

次の目的地へはバスでの移動。めったに乗ることのないバスに少しおどおどしながら駆け込み目的地をめざしたが、慣れないバスで、「次、とまります」ボタンを押すのを忘れ、しっかり乗り越し、一駅戻ることとなった。

 

お昼からは、訪問者数450万人という業界では明らかに突出したWebマガジン『LOVEGREEN(ラブグリーン)』を運営し、『Botapii(ボタピー)』という大人気のフリーペーパーやミドラス事業を行っているストロボライト社の石塚社長とのランチミーティングをさせていただいた。

 

私は、今年の春から『LOVEGREEN』に「世界の植物紀行 – 四代目金岡又右衛門」としてレポートを連載させていただいたり、一緒にトークショウをさせていただいたり、普段大変お世話になっている。特にトークショウでは、素晴らしい頭の回転で又右衛門をうまくリードしていただき、毎回大成功に導いていただいていて本当に感謝である。

 

連載中のLOVEGREEN「世界の植物紀行 – 四代目金岡又右衛門」記事はこちら・・・

 

そしてランチ後、増床された社屋へお招きいただき、新しく加わられたメンバーも交えて、今後も色々新しいことへのチャレンジをしていくお話をさせていただくことができた。来年も本当にワクワクである。乞うご期待!!!

その後、少し電車で移動し、これまた以前からバラエンのPROTOOL COLLECTIONでお世話になっている、フローリストのシザーケースではトップブランドと言えるカオティックオリジンダブさんを訪問させていただいた。今までのお礼と今後についてのお話をさせていただき、引き続き花き園芸業界において、私たちに重大な役割を授けていただくことができた。これからはさらにしっかりしたプロモーションを行い、この素晴らしい商品を業界にて広めていきたく思う。

そして、また移動。取引先が手掛ける飲食店を見学した後、ホテルに戻り、再集合したスタッフと明日の打ち合わせを行い、各自部屋で作業をおこなわせていただいた。

翌日、日本を代表する超大手グループ企業内のリニューアルしたオフィススペースで「Green Hospitality JAPAN」と題した第一回目の講演の機会をいただき、質疑応答を含め約2時間たっぷりお話をさせていただいた。

正直、日々時間との戦いを行いながら仕事に向かい合っている大企業であり、それも年の瀬を控え、忙しい中での2時間の聴講は厳しいかなと思っていたのだが、様々な部署から多くの人に参加していただき、しっかりと目を向け、耳を傾け植物に向き合っていただけたこと、本当に嬉しく思っています。素敵な機会をいただけたことに心より感謝である。

午後からは東京駅付近と霞が関付近を行ったり来たりしながら2020年のビッグイベントの打ち合わせや報告会を行い、すっかり日も落ち、夜の便で羽田空港から伊丹空港へと戻ることにした。

1年間のうち、東京への出張は、おおよそ20回ぐらいかと思う。その中でも今回の上京は、素敵な再会、出逢いが詰まっていて、とても思い出深いものとなった。

後はこの日が思い出ではなく、きっかけとなり素晴らしい拡がりをみせていけるように、引き続き頑張っていきたいと思う。是非その結果を期待していただきたいと思う。