四代目又右衛門の頭の中を書いたブログ

MATAEMON'S THINKING BLOG

2022.11.03

又右衛門、再びタイへ⑦ ~郊外マーケット~

今日は郊外にある植物団地マーケットへと向かった。

途中、フィカスなど大型植物の生産者を訪問。少し荒削りのため日本に向けては調整が厳しいかも。ただきちんと管理さえすればまだまだ良くなるであろうと眺めながら、次へと進む。

幹線道路沿いにフィカスの大型ポンポンを置いているお店を発見。少しのぞいてみると奥は直接畑に繋がっていて、野性味あふれるポンポンになる前のフィカスを見つけることができた。ただ葉や枝が間延びしやすくコントロールが必要に思える。面白い商材でもあるので連絡先を交換して次へと進んだ。

少し進んだところにカラフルなブーゲンビリア専門のお店を見つけることができた。
色とりどりのブーゲンが形を整えられて並んでいて、少しメルヘンチックな気分にさせてくれた。
さらに進むとオリーブを販売しているところがあった。見るからにスペイン産のオリーブである。

またマキの木や、大きく仕立てたフィカスなどもあった。

さらにフィカスを椅子のように仕立てたものもあり、腰をかけさせてもらい王様気分で記念撮影。
私専用の椅子におもしろいな~~と思いながら、一応値段を聞いてみたところビックリして立ち上がり、ギックリ腰を悪化させてしまった。話によると世界に6つだけと言うがその辺は何とも・・・(笑)

その他にもユニークなものを拝見し、また次へと向かった。
そして目的地の少し前に新しくできたマーケットがあったので見学。植物は通常のマーケットと一緒であったが、少し気になるものがあり、話を聞いてきた。

話を聞いているうちに、血が騒ぎだし、色々深くお話をすることができた。きっと近い将来面白いことができると感じた。

そうしてやっと今日の目的地であるマーケットに到着。広い。とにかく広い。終点が地平線に見えるほど広い。

珍しいものは多くはないかもだが、他のマーケットにないものなどもある。ここに来ればほぼ流通しているものは買えるであろう。とにかくお店も何軒もある。そのような中一軒ずつ見ていくことは不可能なため、車で北へ南へ東へ西へと動きながら見て周った。

途中ビスマルキアなどもあるが、土に植わっているために当然日本へはNG。
ビスマルキアに関しては新しく別の取り組みを検討しているので期待していただきたい。

また寒冷紗を骨組みと併せてセンス良く建てているお店と遭遇。今後のヒントにさせていただこうと思う。

そして全て見終えるころに斑入りのバオバブを見つけることができた。

アフリカやマダガスカルでは見たことがなかったのだが、このような所にあり少し驚いた。小さな苗は流通していると聞いたことがあったが、大きなものは知らなかったので興味深かった。他にもいくつか気になるものを見つけ、連絡先の交換をしてこの日最後の目的地へと向かった。

非常に入り組んだ畑を縫うように走り到着。ここはサイカスを主に扱う生産者である。特にホリダスとカイルンシアナの保有数が半端ない。また発色もよく株もしっかりしていた。

ご存知の通りホリダスやカイルンシアナはワシントン条約対象種でappendix1と2になる希少種である。

見ているだけでうっとりしてしまうものが多くある。さらにオーナーがとても気になることを口にした。

それは現在流通しているソテツには気をつけろと言うことである。どういうことかと言うと、タイや日本だけではなくアフリカでも流通しているものは、純血種でなく価値の低いハイブリッドだというのである。写真でもハイブリッドと純血の違いを説明してくれた。これは貴重な情報である。そして彼らの育てているものは何十年と言う長い年月をかけた純血なので安心していいし、もちろんCITESの発行も可能であるとのこと。最近はこの手の希少種の依頼は少なくなってきたが。
陽も落ちてしまい、これ以上の視察は無理となったので来春の再訪を約束して、市内へと戻ることにした。

市内に着いた頃にはかなり夜も更けてきたので簡単に食事を済ませホテルに戻る。
さて明日は少し足を延ばしての視察。朝も4時起きなので、明日の準備をして休むことにします。おやすみなさい。