四代目又右衛門の頭の中を書いたブログ

MATAEMON'S THINKING BLOG

先週帰国し、その間に山積みになったことや、新しいプロジェクトの打合せのための国内出張などを繰り返しているうちに、もうクリスマスを迎えることになりました。

私は、一般社団法人 テラプロジェクト(小林昭雄理事長)の専門委員、「みどりのサンタ」アンバサダーとして、活動をさせていただいていますが、今年は様々なプロジェクトが重なり中々コミットできずにいました。

ただ「みどりのサンタ」の考えである“都市と心にみどりを運ぶ”という目的のもと、クリスマスだけではなく365日、植物や地球の健康のために活動はしています。

まだまだ微力ですが、引き続き皆さんにご指導ご協力いただきながら実直に取り組んでいきたく思っております。

このような活動に共感、興味を持っていただける方がいらっしゃいましたら是非ご一緒にと思います。待ってま~~す。

今日はいよいよ最終日である。朝一番から最後の力を振り絞れるように、ホテルの外でスープをいただき、部屋に戻ってパッキングを行った。

そしてホテルのスタッフの皆さんに「KANAOKAさ~~ん。コップン カー!!」と見送られ、再来月にまた来るね!と告げてホテルを出発した。決して素晴らしい施設とは言えないが、フロントもレストランも、名前を憶えてくれて笑顔で接してくれると嬉しく感じる。日本ではそのような待遇のホテルは、行きつけである新橋の小さなホテルぐらいである。

午前中は、モカラ生産者への再訪である。ここの生産者は少し課題を抱えていて、その改善のためにマリネックスを試用いただいている。

数か月試用いただき、正直完全に課題解決ができたとはいかなかったが、改善の兆候が見られるとのことで引き続き使用をしたいという申し出をいただいたので、私もお役に立てるのであればと喜んで継続をさせていただくことにした。

今回の課題は、この農園だけではなく、タイ全土にある課題のため、良い結果を残せれば、大いに役に立てるし、私たちにとっても大きなビジネスチャンスになると思っているので楽しみである。

継続供給と来年2月の再訪を約束して移動することにした。

本日最後の訪問先に行く前に、いつものようにランチ。最終日のランチも、スープにすることにした。

車で約1時間。今回タイでの最終訪問地であるナーセリーに到着した。ここは私たちとパートナー契約をするヤシが専門のナーセリーである。

ここではビスマルキアやオールドマンパーム、コペルニクスなどの比較的スタンダードな種類のヤシ苗や小鉢を日本向けにつくっていただいている。

さらに新しく葉の裏側がシルバーのヤシなど数種。

それに葉の裏がブルーであるヤシ「Sabal Yapa」これも珍しい。そして中には写真のようにカールしたものがあり、とてもユニークである。

さらにはとても珍しいヤシなどもあり、今後に向けて新しい種を仕込むことができた。来春には日本にて紹介できるものが多いと思うので楽しみにしていただければと思う。

今後の双方の役割と約束事について話をさせていただいた。少し厳しめのことを言うことにはなったが、将来このナーセリーとしっかりビジネスをしていくのと、次世代もその関係を継承していくための進言であった。はじめは理解できていなかったような表情であったが、ゆっくり想いを伝えていくと、少しずつ理解をしめしていただけるようになり、最後には互いが笑顔で、前を向いて話をすることができ、2月もしくは3月の訪問を約束させていただくことができた。

この方たちがパートナーである。又右衛門の頭の上には、いつもと違うハットがのっているのがわかると思う。これはこのナーセリーの若い彼女たちが私へのプレゼントとして用意していただけたものである。本当に嬉しく思う。

そしてこのナーセリーも近い将来、Tuckさんという若い彼女が継承していくとのことである。そのような次世代の継承者に、大いに期待したいと思うのと同時に、共に学び合いながら、必要であるならば支援を惜しまないつもりである。是非ともタイ、日本両国の若い力が手を繋ぎ、今後も一緒に歩んで行っていただければと思う。

これで全ての行程を終えることができ、素敵な彼女らに見送られて、空港へと向かうことにした。少し渋滞にあいながらもスワンナプーム空港に到着。出国審査を終えて、深夜便の関空行き機内でこのブログを書いている。

 

私は眠れぬ機内で周りに迷惑にならないように電気を消して、バックライトのあかりを頼りに、キーボードを静かにたたきながら、今回のタイ訪問を振り返っていた。数えてみれば今年は7回タイを訪れた。それは植物の仕入れだけではなく、資材の営業や、大学との連携など様々なプロジェクトのためである。そのどれもが価値あるものである。

ただその全てが良い結果にたどりついたとは言えない。中には約束が履行されず関係が切れてしまったものもある。しかしながらその多くは良い方向性で進んでいっていると言える。そして来年も2月3月、5月とお取引先様の同行や共同研究のための訪問が続くであろう。正直体力的にきつい時もあるが、それより期待の方が大きいため楽しみである。

さ~日本は寒くなっているようである。宝塚の最低気温は1℃ぐらいのようである。自宅は少し高い山手のためおおよそ0℃近くになるかもである。今日のバンコクの最高気温は34℃ぐらいだったので気温差33℃である。体調管理に気を付けて、残された今年の時間をしっかりと頑張っていきたいと思います。

これにて「又右衛門 タイ紀行12月」を終えさせていただきます。いつもながらブログでは書ききれないことが多くあるため、何か気になることがあれば、又右衛門を見かけたら、気軽にお声かけいただければ嬉しく思います。

それでは~~~。コップンカップ!!!

今朝は少し贅沢して不足していた生野菜を食べるためにホテルで朝食をとった。

お値段は350バーツ。約1,400円である。とんでもなく高い訳ではないが、露店でのカオトムが60バーツと考えれば、やはり高く感じてしまう。しかしスタバのアップルパイが190バーツと比べると安くも感じる。

 

そのようなことを言っていると、うちのスタッフに、行き先が決まっているかどうか知らされていない高額の巨木を集めている費用のことを考えれば??と指摘を受けそうだが・・・

いつものようにパートナーの車で、市内から西へと向かった。週末ということもあり比較的道もすいていたので、遅れることなく目的地に到着した。

今日は、九州本社で全国的に食品輸送されている園田陸運という大手企業のタイでの農業展開をされているSonorikuさんへの訪問である。

 

到着すればすぐに今回ご面談いただく吉田様がお迎えに来ていただけ、早速ミーティングをさせていただいた。

 

今回の私どもの目的は、弊グループ開発のバイオスティミュラント「マリネックス」の案内である。早速同資材の簡単な説明をさせていただくと、現在のSonorikuさんの農業展開において、有効であるのではとの返事をいただけた。

さらに、別途 自然生態系調和型資材「アースフィールシリーズ」にも関心を持っていただき、早速年明けから試用を初めていただけることになった。

ある程度、机上での話を終え、せっかくなので圃場に向かうことにした。Sonorikuさんは、オクラの生産に関わられていて、マリネックスの効果に期待を強く持っていただけた。

他にはベビーコーンなどもあった。ここでは水田転作など私たちが日本で推奨している農法に近いものなどを行っており、方向性が似ているので、色んな所で共感することができた。

最後には良い関係性を保ちながら、お互いにとって良い取り組みとなるように進めていくことを約束して、同社を後にした。今回 ご対応いただいた吉田様、その他スタッフの皆様、農場の方々皆さんが素敵な笑顔で対応していただけたのが、とても印象に残っている。きっとこのような企業は農業、工業など業種に関わらず、伸びていくのであろうと感じるとともに、学ばせていただくことができた。本当にありがたく思う。

今後、私たちの開発する資材や技術が、Sonorikuさんやタイにて良い結果をもたらすことができるのを実践していければと思っている。とても楽しみである。

その後は、毎度のように途中のお店で簡単に食事。まだ本調子ではないので、今回もスープをいただいた。

バンコクへの帰路の途中にいくつかのマーケットを視察しながら帰ることにした。以前と違う目新しい商品を見つけることはできなかった。今まで開けていた店舗が撤退して空店舗になっている光景を多く見ることになった。タイもCOVID-19が明けてから、衰退気味のようである。その厳しさは日本と同じである。

そのようなことを考えながら、いくつかのマーケットを視察。最後のマーケットを周る頃には陽も落ちかけ、店舗も店じまい。

そして今日1日の活動を終えて約2時間かけてバンコクに戻ることにした。さ~~明日は最終日。何とか体力は持ちそうである。明日も頑張っていこう!!!

 

今日は、以前から何度か訪れ、交流を続けているパタヤのノンヌット トロピカルガーデンへ向かった。

https://www.nongnoochtropicalgarden.com/

パタヤから南へ車で約20分のところにある広大なテーマパーク。何とその広さは約1700ライ(約270ヘクタール)。私の計算があっているとするならば、東京ディズニーランド5個、横浜園芸博覧会会場が数個ある規模感である。

ただそこには一般が入れないバックヤードやシークレットな場所もあり、通常ではそこまでの大きさは感じられないかもしれないが、それでもかなり巨大である。ちなみに私は何度か訪れ、通常では入れない場所にも行っているのでその巨大さは体感済みである。

そこに世界から集まられた希少かつ巨大でユニークな植物、1000頭以上はあるであろう恐竜や動物のモニュメント。それらの迫力は圧倒的である。

シアター正面で迎えてくれている巨大な可愛い恐竜と足もとで写っている私と比べていただければ、一目瞭然である。

パーク内では、オーキッドガーデン、デザットプランツガーデンや世界各国の庭園など計30以上のテーマ別ガーデンが点在している。国際園芸博覧会顔負けの規模である。

また象やトラに触れられるイベントや、環境学習を学べるエリアもあり、特に子どもたちを迎えるための全ての要素が詰まったテーマパークといえる。

今回はあるプロジェクトのミーティングとお届け物があったため再訪させていただいた。
私たちは渋滞もあり少し遅れての到着であったが、担当いただいているキーマンといつも同行いただく素敵なスタッフに出迎えていただき、お話をさせていただくことができた。

ミーティングの最後には2027年横浜で開催予定のGREEN×EXPO 国際園芸博覧会があることの案内をさせていただき興味をもっていただくことができた。そして今回は日帰りということもあり、パーク内をゆっくり探索させていただくことはできなかったが、今後に繋がる様々なお話が出来たことは有意義であった。

引き続き交流を深めながら両国、私たちにとって発展のあるものにしていければと思っているので、楽しみでいっぱいである。

※写真は前回に一緒に撮影させていただいたカンポン代表とボードメンバーとの写真です。

前回訪問時にはカンポン代表自らパーク内及び普通では見ることができない場所などもご案内していただき、驚きの連続であった。

今回のアップでは、私の下手なスマホ写真ではその素晴らしさが伝えられないので、ノンヌットガーデンさまより、HPやFacebookでの写真を又右衛門が使用することを正式に許可いただいてのアップになります。

ま~それよりも圧倒的な迫力を感じるためには是非一度、皆さんも行ってみてください。必要であれば案内もさせていただきますよ~~。

昨晩、日本にいる時から少し胃の調子が良くなく、食事には気を付けてはいたが、いつもと違う海外の環境と毎日移動しながら食事では、負担も積み重なってきたのか、中々回復まではいかず、自然治癒はあきらめて薬局にて購入した薬を飲むことになった。

その効果で、完治とはいかないが、おかげさまで楽にはなった。

なので、朝食を採って体力回復をと思ったが、ホテルの朝食は高いのと、胃に優しく軽く食べられるものが少ないので、駅前の新しいコンコースの植栽チェックを兼ねて外に出ることにした。

BTSのプロンポン駅からEMSPHEREまでのコンコースを歩いてみたが、特に際立ったものではなく、普通に植栽が施されているという感じであった。普通にといっても日本では駅前のコンコースで植栽されているのは少ないため、植栽があることでも素敵であると思った。

駅前のEMPORIUM正面にはフェイクではあるが、クリスマスツリーも飾られており、年末ムードが高まってくるのを感じることができた。

朝ごはんに消化の良いカオトムかジョーク(どちらもおかゆみたなもの)を探しに、駅前をウロウロ。

ただ中々、美味しそうなのを見つけられなかったので、もう少し歩いて有名なお店に向かうことにした。

ここはミシュランも取得しているお店である。ここで麺抜きのスープを注文をすることにした。

注文してほどなく持ってきていただけた。味は濃くなく辛くなく、栄養もありながら、胃の負担も少なく、とても美味しくいただけた。そして60バーツを支払って、急ぎ足でホテルに戻り、車に乗り込み出発をした。

午後からのアポまで少し時間があったのでチャトチャック(JJマーケット)へと立ち寄ってからいくことにした。

あまり時間はなかったので、さっとだけ見てきたが、これといって興味深いものは見つけることはできなかった。

以前に比べればずいぶん減ったが、今でも日本から植物を買い付けに来る方々もいるようだが、個人の趣味家の収集レベルであれば良いが、今ではチャトチャックマーケットで、珍しいものを見つけることは中々できないし、個人取引のため価格も高いので、あくまでも参考にしかならない状況である。ただここの出展者とつながっていることで、情報収集をすることはできるので、たまに訪れることは意義があることである。さっとマーケットを一周して、車に乗り込み次の目的地へと向かうことにした。

今日は日帰りにてタイにおいて著名なナーセリーとメージョー大学との打ち合わせのためにチェンマイへと向かう。

朝4時起床。少しのデスクワークと準備をおこなって、パートナーと共に空港に向かい、早朝ということもあり渋滞もなく、空港へと到着した。

飛行機は定刻に出発。そして定刻に到着することができた。そしてレンタカーをかりて、ナーセリーへと向かう。

約1時間で到着。ここはタイにおいて希少な植物に関して、とても著名な活動家が展開している施設である。

厳重に管理された圃場には、珍しい植物が所狭しと並べられている。いつ来ても感心する品揃えである。

今回、ここに来た理由は、お互いの利点を活かして、今後プロジェクトを起こしていくためである。どのようなことを行うかは、現時点では控えさせていただくが、きっと誰かに悪影響を与えるものではなく、お互いにとって、植物にとって価値あるものにできると思っているので楽しみである。

お互いの方向性を確認し、準備をはじめ、再会することを約束して、次へと移動をした。

移動の途中でランチをいただいた後、さらに車を走らせメージョー大学へと向かった。タイにおいてメージョー大学は、農業分野に関して、とても功績を残している大学である。

私たちの開発するバイオスティミュラントであるマリネックスの効果検証や研究を進めていただくための打ち合わせである。すでに前回訪問時にサンプルをお渡しし、実験を進めていただいているが、その効果がすでに顕著に表れているとのことで、来年本格的に共同研究を進めていくためのミーティングを行った。

来年から始める研究と検証のスケジュールを確認し合い、来春スタートに向けて価値あるミーティングをすることができた。

今後はこのマリネックスを皮切りに、弊グループが開発する自然生態系調和型資材である「アースフィールシリーズ」へと検証の幅を広げていき、いずれはタイにおける環境に配慮した農業や環境事業に貢献できると確信している。また先生からは学生の弊社受け入れなどの提案もいただき、今後とも深く関わりを持ち合いながら進めていければと思っている。

今回日帰りのチェンマイであったが、このような二つの将来にむけたミーティングをできたことはとても有意義である。早速日本に戻って、次の準備を進めていくことを楽しみにしながら来年の再訪を約束してメージョー大学を後にした。

さ~~今晩はバンコクに戻り、明日はまた別の地に向かうことになる。しっかり体調管理を行いながら頑張っていこう。

今日は、バンコクに向かうために朝一番の便で伊丹空港から羽田空港へと向かう。

まずは、チェックイン。先々週 メキシコに向かう際にアメリカをトランジットするので、ESTAを持っておらず空港職員の方々共々大慌てになってしまったことを思い出す。

さすがに今回はビザも必要なく行き慣れたバンコクのため落ち着いて30kg弱のスーツケースを預けて、落ち着いた気分で、手荷物検査場を通ろうとした時に背後から「金岡さ~ん。おカバンお忘れですよ~~。」と優しい声でJALの地上職員さんが声をかけてくれた。

そして私にカバンを手渡して、とても素敵な笑顔で「間に合ってよかったです。」と声をかけていただけた。実はそのカバンは大事なノートパソコンとパスポートが入っていたので、ESTAどころの話ではないところであった。

そんな相変わらずの自分に反省をしながら、機内に乗りこむと、お出迎えのCAさんが、「昨日もお乗りいただきましたね。いつもありがとうございます。」とお声をかけていただき、とても良い気分での出発となった。あらためて又右衛門が無事に活動できているのはJALさんのおかげであると言える。心より感謝である。

伊丹空港から小一時間で羽田空港に今週3度目の着陸をした。そして国際線ターミナルへ移動。その際に特別な動きをしたわけでも段差があったわけでもなく、膝上筋肉の付け根辺りに痛みが走り、しばらく立ちつくしてしまった。確かにメキシコの大転倒の頃から、脛当たりも少しおかしくシップを毎日貼っている状況だし、昨日も何度か段を踏み外したりしているので足元に要注意しておかなければと感じた。また最近は目も疲れやすく、瞼の中にゴロゴロしたものがあるので、帰国後は眼科での処置が待っているので、足元のチェックをしようと思う。周りに迷惑をかけないためにも。

定刻に離陸。スワンナブーム空港をめざす。途中、大気が不安定なところを通過しているとのことで大きな揺れはあったが、無事に定刻より少し早めに到着することができた。

到着後、入国審査は結構混んでいたので、新しく更新したAPECカードという切り札を使って、ほぼ並ばずに入国させていただいた。

スーツケースを引き取ったが、足が不安なのと、かなり重たい荷物なのでタクシーに乗ろうとかと思ったが、やはりいつもの勿体ない病が頭をよぎり、トレーニングを兼ねて押したり、引いたり、持ち上げたりしながら満員電車とBTSを乗り継いでホテルへと向かうことにした。

大体予定通りの時間にホテルに到着。カウンターでは私のことを覚えてくれているスタッフが多く、スムーズにチェックインすることができた。そして部屋に入ったまでは良いが、シャワーがとても冷たい。さらにセーフティーBOXも壊れていたので、フロントに申し出て、修理交換をしてもらった。

バンコクのパートナーとの事前ミーティングの時間まで、少しだけ時間があったので、明日の朝食などの買い出しにディスカウントスーパーへといってきた。

そのスーパーに行く途中、ずっと建築中であった商業施設がOPENしていた。

クリスマス前ということもあり、ルミナリエばりのイルミネーションで多くが集まっていた。この商業施設にはIKEAや様々なブランドが入居していた。

1階はフードコートで多くの飲食店が入っている。お寿司やラーメン、タイフードなどがあり、OPENして数日で土曜日ということでかなり混んでいてほぼ満席で椅子取りゲームのような状態であった。

私はその状況を縫うように、買い出したリンゴとヨーグルトを抱えて通り抜けて、年季の入ったホテルの部屋に戻って、荷物を冷蔵庫にいれて再出発。パートナーと合流してディナーミーティングを行った後、再び部屋に戻らせていただいた。

さてと、これから約1週間、バンコク拠点に毎日移動しながらの活動になる。そのため日々アップするのはFacebookにして、何か伝えたいことがあるときに、このブログもアップできれば思いますのでよろしくお願いします。

2023.12.05

願い

朝、ホテルでミーティングを終え、大切な打ち合わせのため移動。

またこの地を訪れることができたことへの感謝を伝えるために参拝をさせていただいた。

ちょうど私と同時ぐらいに本殿に向かい、お賽銭を入れ、鰐口を鳴らして手を合わせている親子がいらっしゃった。

しばらく私が、感謝を込めた祝詞をあげ、再訪できたことのお礼、植物や関わる多くの人への幸せへの願いを伝えさせていただき終える頃、親子から大きな声で「お父さんの仕事が見つかりますように。」「お父さんの病気が治りますように。」との願いごとが聞こえてきた。

私も、日々悩みながら、たまに藻掻きながら、中々思うようにはもどかしさもあるが、自分以外の人に対して願える今がある。あらためて一緒に歩み、助けてくれるパートナーに感謝し、その幸せを願わなければならないと感じた。そのような日になった。

週末メキシコからほぼ無事に帰国し、日曜は自宅で時間にせかされないデスクワークであったため時差ボケ以外はしているものの、体力は十分戻ったように思える。

今日は社内会議終了後、都内へ移動。ホテルに早めにチェックインを行い、急いで会議の準備をおこなった。

会議終了後の夕方、虎ノ門ヒルズへと向かった。立ち並ぶ高層ビルの森の真ん中にたち、3日前までのメキシコとのギャップをものすごく感じていた。

そして、虎ノ門ヒルズステーションタワーへと向かった。今日は、ご縁をいただき【TOKYO NODE 開館記念企画 蜷川実花展~Eternity in a Moment 瞬きの中の永遠~ 内覧会】に参加させていただくためである。開場前から多くの人が詰め掛けていた。その中には、私と同じ人間とは思えないほどの素晴らしいスタイルの方々や雰囲気を持った方が沢山来られていた。世間知らずなので私はわからなかったが、恐らく著名な方々がいっぱい来られていたようである。

そのような中、ずんぐりむっくりの又右衛門は、夜景を観た後、開場と同時に人込みを縫うように作品を順番に拝見させていただいた。

展示には、美しいもの、

迫力があるもの

考えさせられるものなど、どれもが蜷川さんらしさがあり、圧倒的なものであった。

そのような異次元の体験に感動をさせられながら、植物の偉大さや魅力も再認識できる機会になったと言える。

観覧終了後には、蜷川さんがエントランス付近にいらっしゃり、皆さんのお相手をされていたので、私も以前に仕事で関わらせていただいたお礼もあり、ご挨拶をさせていただいてきた。

そして写真もご一緒いただけ、漲る魅力を間近で感じることができた。

(※関係者の方から許可をいただきアップしています。)

さらに会場には素敵な作品を世に出されているデータサイエンティストの宮田裕章さんも来られており、ご挨拶をさせていただくことができた。相変わらず素敵な魅力に満ち溢れた方である。他にも多くの方が沢山のいらっしゃる中、以前の又右衛門であれば気後れして、すぐにその場を離れていたと思うが、今回はそのような思いは少なくなり、十分に作品を堪能させていただき、ホテルへと戻ることにした。

虎ノ門ヒルズをでて振り返ったとき、また先ほどのように先週のメキシコの大地との違いを大きく感じていた。

大自然の大地の上にそびえたつ植物たち。そして大都会の地の上にそびえたつ建物たち。いずれが良くて優れているということはない。どちらも感動を与えてくれる。学ばせてくれる。どちらも本当に素晴らしい。

その二つの素晴らしさの中での違いは何か?とたずねられたらとしたら、やはり大自然、植物は私たちを生かせてくれているということではないかと思う。

私にはこのようなビルや蜷川さんのような素敵な作品を作ることはできない。しかし、私たちを生かせてくれている植物と隣り合わせで一緒に活動をすることができる。

また来場者のような美しさや煌びやかさもないだろう。恐らく数年前までであれば、その空間に尻込みをしてしまっていたであろう。しかし今の私にはそのような気後れはない。それは植物という素晴らしい生き物とともに、活動をさせていただけているという尊い役割を担っているという自負があるからであろう。

これからも植物への畏敬の念を抱きながら、活動をすることを誓いながら一人、アスファルトで固められた地面と大自然の大地との感触の違い、その足音となって聞こえてくる声に耳を傾けながら、夜は更けていき1日の終わりを迎えた。

さ~~明日は別のプロジェクトで、とても大切な畏れ多い方との打ち合わせである。しっかり役割を完遂していきたいと思う。楽しみである。

いよいよ今日は帰国の日。朝4時30分にホテルを出発。しばらくしてモントレイ空港に到着。

約1週間前の到着であったが、とても久し振りのような気がしながら、チェックインを行い出国することにした。

定刻に出発した飛行機は何ら遅延もなくダラス空港に到着し、少し並びはしたがトランジットもスムーズに、薬とバッゲージタグを失くす以外はトラブルなく羽田空港行のJAL便の姿を見るととても安堵した気分になることができた。

そして定刻にダラスを出発、羽田に向かう機内で、このブログを書いている。

今回、スタートでESTAの取得をしていないことが飛行機搭乗30分前までわからずで、大汗をかいたという出発にはなったが、メキシコでは本当に充実した時間を過ごすことができた。

そのような時間を過ごすことができたのは、現地にてのほとんどのお世話をしていただけたパートナーのロドリゴさんのおかげである。メキシコにおける植物の知識は物凄く豊富で、様々なことを教えていただけた。

ロドリゴさんをご紹介いただき、今回のメキシコ訪問にご同行いただけた深井先生には本当にお世話になった。素敵なご縁だけではなく、常に一緒にいていただけ、サボテンなど植物だけではなく、メキシコの慣習など多くの知識を授けていただくことができた。深井先生いなくして、メキシコ訪問は成り立っていなかったと言える。この場をお借りして心より感謝申し上げたい。本当にありがとうございました。

メキシコでは平地から標高約3800mの山頂まで、毎日色んな植物や動物を見て触れることができとても多くの学びや知識を得ることができた。

ただそれだけではない。大地に立つとその先には同じ目の高さでいる様々な植物たちが見えている。

そして足元を見ると、大地にめり込み、全ての物を下から見ているサボテンはじめ植物たちがいる。

上を見上げると、崖に張り付くように下を見ているかのような植物たちもいる。メキシコは植物の量が豊富だとは決して言えないが、色々なところに植物があり、その生き方から多くを学ばせていただけた。

さらにそのシーンごとに、文字にはできないがかけがえのない何かのメッセージを得ることができたように感じた。

長い道をひたすら走り続け、時には険しく、縫うように登っていく山道を進みながら、

己の生き方を照らし合わせてみる自分がいた。

一体今の自分はどのような目線で、様々なことを見ているのであろか?どのような道を進んでいるのか?何度か照らし合わせても答えは出てはこない。もちろんゴールなども見えているはずもない。

ただただ多くの人や植物に育てられたことだけは、しっかりわかるようにはなれた。そしてその恩に報いるために、これからもしっかり前に進んでいきたいと思う。

前へ。前へ。

これで今回の【又右衛門 メキシコ紀行】を終えさせていただきます。乱文やよくわからなに日本語にも関わらず、最後までお読みいただいた皆様ありがとうございました。

実際には書ききれないことが沢山ありますので興味がある方は、どこかで又右衛門を見かけときにでも、お気軽にお声掛けいただければと思います。

それでは。また!!!