四代目又右衛門の頭の中を書いたブログ
MATAEMON'S THINKING BLOG
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又右衛門ブログやFacebookをご覧いただいている方々は、又右衛門は神社参りなどの投稿がしばしばあるため神様への信仰心が強い人物であると知っている方も多いかと思う。
そして今日は神といっても「食虫の神(食虫植物の神)」と呼ばれる土居寛文氏と面談があるため兵庫県フラワーセンターを訪問した。
土居さんは食虫植物の世界では知らない人は居ないほどの食虫植物栽培のスペシャリストである。その実績や知識などから『食虫の神』ともよばれ日本を代表する人物である。そう呼ばれる所以は、彼らしか持っていない特別な個体や、知識、栽培技術などが多くあり、同業者も神詣でをする人が絶えないぐらいである。
そのような神的存在である土居さんと又右衛門が知り合ったきっかけは、あるテレビ番組で一緒に出演させていただいたからである。そしてその時に育てている植物の種に違いはあれど、植物への想いや考え方が同様で強く共感し、互いがリスペクトしあう間柄となり、それから「どいちゃん。」「かなちゃん。」と呼び合うぐらいの間柄でお付き合いさせていただいている。
宝塚から車を走らせ約1時間30分で、兵庫県フラワーセンターに到着すると、相変わらずの雨。今日もレインマンぶり発揮である。そしてフラワーセンター入場ゲートには、土居氏が傘をもって待ってくれてくれた。本当に植物にも人にも優しい人柄である。
まずは施設のテーブルで互いが近況報告をし、兵庫県内外の重要なプロジェクトについてのディスカッションを行った。
そしてある程度話を進めることができてから、温室内にて実際の食虫植物を前にて色々なことを学ばせていただいた。
これはネペンテス トランカータ。かなり大きなピッチャー(捕虫袋)である。ここのトランカータは、その種の中でも巨大なピッチャーをもつ特別なものである。
実際に2022年にギネス更新をしたトランカータである。世界一になるまで数十年以上の間、毎日といっても過言でないほど、朝一番と晩に植物に声をかけ、見守りながら手をかけてきた土居氏には、本当に頭が下がる思いである。
これはペルビレイ。土居氏お勧めの種である。アップの写真を見ていただくと、わかるが葉の上にピッチャーあり、まるでクリオネのように見えてとても愛らしいのが特徴である。
その他にも見どころはたくさんあるが、是非皆さんは実際に兵庫県フラワーセンターに行かれて観ていただければと思います。
中には食虫植物より花が好き言う方も様々なコーナーがあるので、趣向に応じで楽しんでいただけるのではと思う。
そして現場でのレクチャーをいただいた後は、再びテーブルに戻って、打ち合わせと、バラエングループが開発している資材の案内をさせていただいた。その中でも、バイオスティミュラントであるマリネックス(高濃度フルボ酸)が食虫植物に合いそうだと興味を持っていただけたので、今度共同で試験を行うことになりそうで楽しみである。
このように久し振りにテーブルで植物管理について話し、このような技術を次世代に継承していく方法などについても話させていただいた。各種の生産者で際立った知識や技術を持っている人の多くは、ほぼ毎日といって良いほど、朝一番と夜には植物に声をかけ、その表情を見逃さない。そして常に探求心をもち研究しつづける。これが神・プロフェッショナルと呼ばれる所以であろう。近年の次世代継承者に同様のことを求めることは酷ではあるし、かなり難しいとは思う。ただ他の関わり方によって達成する方向もあるかもしれない。是非このような時代でも、神・プロフェッショナルと呼ばれるぐらいの人物が出てきてくれることを切望する。大切なものを護るために・・・・・。
そのようなことを話しながらあらためて土居氏から学びと元気をいただけ、名残惜しいが施設を後にした。土居ちゃん。また来るね。(#^.^#)
そして車を走らせ、自然いっぱいの加西市から都会の真ん中である大阪市内のど真ん中へと向かった。そして夕方からの理事会に滑り込み、ここでも新しい取り組みについてのミーティングとなった。ここでは健康な植物の効用について話をさせていただいたところ、大学の先生方に共感いただき、研究をはじめることになりそうである。これもとても楽しみである。この件につきましては、またいずれ報告をさせていただきますので楽しみにしていただければと思います。ではでは~~~。
様々なプロジェクトや取り組みが同じような時期に起ちあがり、そして進行しているのが実感できている。
そしてその中の取り組みの一つである大阪・関西万博に関するものがある。思い起こせばEXPOと名の付くものの取り組みとしては、私が花き業界に身を置き、生花卸のまねごとを始めた頃に、一部の花材手配を依頼いただいてからしばらくご無沙汰をさせていただいたが、主たる事業の生花、植物卸が成長し、植物貿易も実績を重ね、近年では環境に配慮した生産資材開発・製造。それらを活かした生産事業を国内外で手掛け始めることまでに至った。
それらの活動を評価いただいたのか、大阪・関西万博ではいくつかの国から、パビリオンの植栽全般や植物供給などのご依頼をいただけるようになってきた。そして今週、植栽全般をご依頼いただいたパビリオンの植栽施工の前期工事が始まり、又右衛門も現場入りすることになった。
現場では初日から雨が降り続き、又右衛門は相変わらずのレインマンぶりを発揮してしまった。特に初日、2日目は冷たく強い雨と風が身体をたたき、新しい合羽であってもわずかな隙間から水を通してしまい、ジャミラやアンパンマン並みに雨に弱い又右衛門は、顔色なくなってしまうほどで、若いころに何度か行ったことがあるびわ湖バレイというスキー場で、長い時間リフト待ちをしていた時のことや八甲田山という映画を観たことを思い出すほどであった。ただそのような中でも、緊密な関係であるパートナーであり今回の現場の職長をつとめていただいている半田氏はじめ、様々な準備や現場にて調整を行っている弊社植物管理・施工担当スタッフや施工協力メンバーは、過酷な状況にへこたれることなく、しっかりその責任や役割を全うしてくれていることは大きく評価できる。またそのような彼らや私を事務所にて支えてくれるスタッフの支えと連携、さらに各部署の理解と協力があってこそである。本当に貴重な経験を積ませていただいている。
ただ何とか大きな山である前期を終えることができたが、まだまだ施工は途中であるので、さらに気を引き締めて取り掛からなければならない。施工現場から私が離れた週末は天気も回復し、落ち着きをみせてきた。そしてまた新しい取り組みのお声掛けもいただけ、とても充実した思いを持て、心身とも少し充電をすることができた。
それにしても今週は良く雨が降った。昔から「雨降って地固まる」という言葉があるが、私たちの仕事は雨が降ることは決して悪いことではないため、この使い方は正しくないかもが、この厳しい環境があって、さらにこのチームは強くなったように思う。自然の全てに感謝である。さ~~来週も引き続き頑張っていこう。
皆さんからの、てるてる坊主の贈り物をお待ちしております。よろしくです(笑)
今回は、様々な関係から写真がないアップになりますことをお許しくださいませ。
今日で月も変わって3月。気温も数日前から上昇して春を感じるようになってきた。今週初めは祝日であったが、海外企業とのやり取りに日本の祝日は関係ないため、Webミーティングなどを行い、デスクワークが多い1日となった。
火曜日午前には、JETROの輸出大国コンソーシアム支援企業に採択され5年間学ばせていただいてきた取り組みの卒業を迎える最終ミーティングが行われた。思い起こせばドバイへの植物工場輸出のチェレンジに始まり、関連会社のバイオスティミュラント「マリネックス」のアジア輸出などに取り組み、多くの経験値を積み重ねることができた。正直そのことによって会社の金銭的な利益につながったとは言い難いが、時間は少し費やしたが経費をかけることはあまりなく、それ以上に大きな学びを得ることができたのか確実である。JETROの素敵な方々には本当に感謝である。今回の取り組みは一旦終え、今後は私たちが今までの経験とネットワークを活かして、次に与えていただいた新しい取り組みに進んでいきたいと思っている。
午後からは関連会社マリネックスの本社所在地である堺市に移動し、はじめての方々とのミーティングを行った。マリネックスは30年前から開発・製造を行ってきたが、近年になってバイオスティミュラントとして日本でも注目を集まってきている様々な分野で期待の製品である。そして今回は某医科大の博士がお越しいただき、医療としての研究を深めたいとの打診があってのミーティングである。
私たちが以前に血栓溶解に関する特許取得などもしており、私たちにとっても関心が高い分野であり、また人々の健康増進に役立つのであれば、喜ばしいことなので、積極的に協力をしたいと思っている。場合によっては共同研究も始まるかものため、今後がとても楽しみである。
週中は先週に続いて関東方面へと向かった。まずは千葉。いつものように飛行機で羽田空港に向かう。そこからバスと電車を乗り継ぎ、房総半島方面へと向う。そして降り立った駅は君津。約半年ぶりである。
しばらくして駅まで迎えに来ていただいたのは最近新聞はじめいろいろな報道機関からも取り上げられ、さらに注目が高まってきたAlonAlonの那部社長である。どのような活動をされているかは、私の説明では足らないのでネットで検索していただければと思うが、那部社長はハンディキャップをもたれている方々と共に、とても高品質の胡蝶蘭やマンゴを生産する事業などをおこなっているとても素敵な方である。そしてこの事業所の素晴らしいのは働かれている方々の表情がとても生き生きした表情をしており、ハウスの温かさ以上に、人の温もりを感じられる場所であるからである。私たちは見習わなければならないことばかりであると来るたびに感じる。
そして今回は、昨年に納品させていただいた大型フィカスのチェックである。植栽日程が寒くなる時期に向かうため、少し心配はしていたが、とても丁寧な管理をしていただいているので元気な葉を茂らすことができていた。これからは日々温かくなっていくため、さらに茂らせていくと思われるので今後がとても楽しみである。
そして食事をいただきながら、今後の追加植栽や新しい取り組みの相談をさせていただいた後、早い再会の約束をして、再び駅に送っていただき都内へと向かった。
都内では、以前のお世話になったアドバイザーのご紹介で、お話する機会をいただけ、様々な情報交換をさせていただいた。その方はとてもご活躍をされている方で、多くを学ばせていただくことができ意義深い出会いになったと言える。他にもいくつかのミーティングを終えて帰阪することになった。
週末は、雑誌の取材や、代理店をつとめさせていただいている「アクアセル」や、最終段階に入った大阪・関西万博海外パビリオンの植栽などのミーティングが続き、最後までバタバタではあったが、ある意味充実した2月の締めくくりであったと言える。
そして今日はお朔日。朝一番から氏神様を参拝させていただいた。早朝のため辺りはまだ暗かったが、十分に春を感じることができる温かい朝であった。さ~~来週はいよいよ万博会場にて植栽することになる。天気は少し怪しいが、何とかレインマンぶりを発揮しても、大崩れがないことを願っている。
さ~植物ファーストの想いを強く持ち、みんなで力を合わせて頑張っていこう。楽しみながら・・・・・
先週日曜日にインドネシアから帰国。温かいところから寒い日本に戻って身体の節々がきしみながらの1週間であった。
週初めの月曜日は、不在中に停滞していたデスクワークを行いながら、身体のメンテも行い寒さに慣れる1日となった。
週中は、再び飛行機に乗り羽田空港へと向かった。都内では様々なプロジェクトをご一緒させていただいている大手企業の方々との情報交換や、また新たなプロジェクトを企画しているパートナー、さらには初めてご紹介いただいた方とのミーティング、そしてとても大切なところへのご挨拶など、盛り沢山であり、とても有意義な上京となった。ただ今回で全て行えなかったことがあるため、また来週の上京へ持ち越しとなった。
週の後半は、いよいよ大詰めとなった大阪・関西万博の海外数か国のパビリオン植栽工事の最終調整や、2年後に控えたGREEN×EXPO2027 横浜国際園芸博覧会に関する海外との調整、輸出大国コンソーシアム支援企業として支援いただいているJETROの方々と次年度への新たな取り組みについて貴重なアドバイスをいただけたり、25年間パートナーとして一緒に歩ませていただいてきている生産者との情報交換など、色んなことが交錯し、キャパの狭い又右衛門の頭をフル回転させていただき、寒さに負けない熱い1週間となった。
そして今日土曜日は愛知での展示販売会に追っかけて行く予定であったが、深夜まで作業が終わらなかったため、展示会は、腕利きのスタッフに任せることにして、私は居残り自宅でパソコンと向かい合うことにした。
そして作業中にカレンダーに目をやるとあらためて今日は2月22日ニャンニャンニャンの日であることに気づいた。ちょうど1年前には、家族の一員であった保護ネコの「ハク」が他界し、とても悲しく、体調に影響を与えるほどの日々であった。今もまだハクの幻影をみることもあるが、体調に影響を与えることはなく、しっかり活動をできていると自分では思っている。
さ~~来週で2月も終わり、怒涛の3月繁忙期がくる。若干の不安もあるが、多くの仲間と一緒に仕事ができるのが楽しみで仕方ない。期待と花のつぼみが膨らむ3月が待ちどおしい。
今回のバリ島は、月曜日の夜に出発し、日曜日の昼に帰る行程であったが現地4泊、機中2泊で、実質活動ができたのは4日間であった。そして若干体調を崩したものの、無事に日本に向けて出発し、機内や4回の乗り換えの合間をぬって、インドネシア紀行の最後を書かせていただいた。
バリ島を訪れたのはおおよそ35年前。その時から比べて空港は大きく綺麗になり、中心街にはホテルが立ち並ぶ都会となっていたが、田舎に行くと自然の中にとても素敵なヴィラやcafeが多くできて、当時とは全く違う雰囲気であった。
ただ寺院や森など自然の素敵な風景も遺されておりとても素敵な光景を見ることができた。
また移動中にはとても記憶に残った2本の巨木があった。その一つがこの写真。移動中に目に飛び込んできた。その圧倒的な存在感に鳥肌が立つほどであった。恐らくであるがフィカスであろう。その見た時の驚きは、はじめて一人で訪れたドイツのケルンの大聖堂を見た時に匹敵するほどのものであった。枝などが落とされてていたため幹が露出し、まるでサクラダファミリアのような雰囲気を出していた。
もう1本の木もフィカス。先ほどの大樹とは対照的に、こちらは無残にも大きく折れてしまっていた。この樹の周りで折れた枝などを片付けている人の話では、三日前の豪雨と風で倒れてしまったとのこと。その姿は痛々しく、悲鳴が聞こえてくるようであった。この樹も数百年という長い間この地で無事に育ってきたのが、世界的な異常気象による自然災害にてこのようになってしまったのは天災ではあるが、その異常気象の引き金となったのは、度の過ぎた開発など人の手によるものであるなら人災とも言えるように感じ、この樹からとて強いメッセージが発せられていると感じた。
今回のバリ島では、私が客員研究員をつとめさせていただいている進化生物学研究所の湯浅理事長率いるご一行とも合流することができた。さらに以前オーストラリアのバオバブサバイブプロジェクトにてお世話になった広島市植物公園の方々や、湯浅理事長に同行したときご縁をいただいた方などにも再会することができ、とても嬉しく思えた。一行の行程もかなりのハードスケジュールのため、体調を崩される方も多かったようであるが、湯浅先生はご高齢にも関わらず、相変わらずお元気にされており、その体力には頭が下がる思いがした。また湯浅先生からはOPENにはできないが、とても大事な集まりについてお話をいただけ、帰国後あらためて研究所にお伺いすることになった。
今回、久し振りのバリ島にて短いながら色んなことを体感し、今後に繋がる可能性があるもの見つけることができた。ただマリネックスに関しては錦鯉の普及もタイほどではないため、また機会をみてのチャレンジとする。他には新しく現地でヴィラを建設されるオーナーから植栽についてのご相談もいただくこともできたのも有意義であった。また素敵な方々とのご縁もいただけ、ある方にお会いすることができ力強いパワーをいただけた。さらに素晴らしい場所にお連れ頂いた時には、ありがたい声を聞くこともできたように感じた。そんな素敵な訪問となった。
そしてこのブログの最後に、神々の島と言われるバリ島でとても心に残った言葉をお伝えしたいと思う。それは「Tri Hita Karana(トリ・ヒタ・カラナ)」という言葉である。
「トリ・ヒタ・カラナ」とは神、自然、人々との関係という3つの要因が調和して、初めて平和と繁栄が達成され、しあわせへと繋がるという考え方である。まさにその通りであるとバリ島に来てあらためて感じることができた。
このようにあらためて素敵な地に訪れることができたこと。そしてこの地に導いていただけた皆様には、とても感謝である。次にこの地を訪れることができるのは、年内か来年かそれとも35年後であろうか、まだ私にはわからない。今の私にわかるのは、この地に訪れることになったのは、きっとインドネシアとのビジネスのためではなかったのではないか?それはもう目の前まで来ている険しい峠を越え、大きくな山を登るために必要な心眼と勇気を養い、それらを登りきることが可能な様々な能力を授かるためであったのではないかと思っている。この又右衛門の言葉の意を理解できる方は、今はまだ誰もいないであろう。ただ近い将来きっと皆様にも、どのようなことか伝えることができる日が近づいていると信じている。そのためにも神と自然と人との繋がりを大切に実直に歩んでいくことにする。悩まずに。前へ前へ。
又右衛門インドネシア紀行をお読みいただきありがとうございました。相変わらずの乱文、失礼しました。これに懲りず引き続きブログをお読みいただければ幸いです。
テレマカシー
今回はローカルマーケットやソウルフードを紹介いただければと思う。
まずは、ローカルフードいくつかご紹介。特に新しくバナナプロジェクトを企てているのでバナナ料理から。
タイには又右衛門の好物である焼きバナナがあるが、バリではあまりメジャーでなく、タイと同様の揚げバナナ(バナナの天ぷら)が多く売られている。ただタイではあまり見かけない蒸しバナナがあった。甘さは焼きバナナより強く、少しねっとりとした触感であるが、油を使っていない分美味しくいただけた。
コロッケのような感じの食べ物。「ピサンゴレンケジュ」と言うらしい。味も見た目通りのバナナコロッケと言う感じである。これにチョコやチーズをかけて食べるらしい。
これは「ルピス」というもの。海藻や葉をすりつぶしたトロトロしたものをバナナに絡めたものである。バナナ自体はあまり甘くなく、見た目ほど食べにくいものではなかった。
これは「コレック?」見た目の通りのみたらしバナナである。味は皆さんでも想像できると思う。他にも茹でバナナやバナナ雑炊みたいなものもあるらしい。全て食べきれなかったのでタイと比べることはできないかもだが、現在のところ又右衛門はタイの焼きバナナに軍配をあげたいと思う。ただとても良い勉強になった。早速、帰国したらプロジェクトに反映できると思うので良い体験ができた。
他にもおなじみのナシゴレンやサテイ、バクソー他、いろいろバリのソウルフードをいただくことができた。ただ久し振りに独特な香辛料が入ったインドネシア料理を中心に食べているのと、出国から毎晩数時間しか眠る時間がとれなかったため、少し体調を崩してしまった。辛いものには気をつけてはいたのだけど、少し甘かった。不覚である。とは言え仕事に差し支えるほどではなく過ごすことができた。
植物のマーケット以外に、地元の方々が利用するマーケットもいくつか回ってみた。私は海外に行くと必ずと言っていいほどマーケットを訪れるようにしている。その理由は、その国、地域の生活を覗き見ることができるからである
果物や野菜、鶏などの生鮮品から衣料や日用雑貨など生活に必要なものはほぼ揃う。
簡単な食事もできるBAKSO(バクソー)という団子の入ったスープである。もともとは中国から来たとのことであるが、ソウルフードとして根付いている。暑い国なので塩味は強めであるが、美味しくいただけた。ちなみに日本円で150円であった。
またお土産物を売っているエリアもあるので観光で来られた方は、色々回られるのが良いかも。ただ色んな所から声をかけられるので、少しストレスもあるかもしれないが、値段交渉をしながら楽しく過ごされればと思う
夜にはナイトマーケットがあり、お昼のマーケット同様に、生活必需品のほとんどが売られている。
小さな子供の乗り物と女性の下着売り場に囲まれての食事している風景は、ナイトマーケットならではの光景にも感じた。
このような感じで、地元の方々と一緒に買い物や食事をすることで、生活を感じることができる貴重で、とても楽しい時間を過ごすことができるので、今後も機会があれば積極的に訪問したいと思う。是非皆さんも行かれることをお勧めする。ただ潔癖症の方は衛生的に少し気になるかもしれない。それと私のような注意力散漫の方は、十分に身の回り品にご注意をしてくださいませ。
今回のアップはこの訪問で訪れた植物園や素敵な景色などを紹介できればと思う。
今回訪れたのはバリ植物園である。ここはパワースポットとしても人気があるとのこと。その理由は後にご紹介を。
空港周辺から約2時間 バリ島北部のブドゥグルエリアという場所にある。この地域は標高も高く、随分涼しく感じられる。又右衛門も半袖では少し寒く感じた。
バリ植物園は敷地がとても広く、園内をすべて歩いて観て回るのは不可能と言える。ただマイカーでも要所は観て回ることは可能であるので、主だったところを見学してきた。
ここは園内にあるハウス。カクタスなど乾燥地域の植物が展示されている。園内を覗いてみると
サボテンやユッカ類など乾燥に強い植物が展示されている。これと言って珍しいものがある訳ではないが、熱帯地域の方々にとってはこのような植物を観ることができるのは貴重な場所かもしれない。
その近くには、ランの保全しながら鑑賞できるエリアがある。現在はまだ花の咲いていない時期であったが300種以上のランが咲き、多くの人でにぎわうとのことである。
その周辺はこの地域の植生を活かした展示がなされていた。あるプロジェクトで参考になるものがいくつか見つけることができた。
そして車で少し進むとバリ植物園がパワースポットと言われるエリアに到着である。
それはとても大きなガジュマルである。見事である。後に知ったことであるがこのガジュマルに願い事をすると叶うとのことで、カップルなども多く訪れるとのこと。私が行った時は撮影に訪れた男女とクルーがいたぐらいでとても静かで、厳かな感じがした。
ガジュマルを観て折り返した周辺もとても素敵な空間で、時間が許されるのであれば、しばしここで瞑想をしたいと思うぐらいであった。
駆け足で植物園を見学し、その近くにある植物を販売しているところを訪問し、情報収集をさせていただいた。
これはインドネシア バリの固有種と説明してくれたが、その情報が正しいかどうかの判断は私にはつかない。ただ可憐な花で素敵であった。他にもいくつか写真を
専門外の植物も多くわからないものも多くあるが、参考までに写真をアップしておきます。
植物園周辺から街にもどると造園用などの樹木が販売されている。見た感じタイとよく似ている。価格は各店でリサーチできたわけではないがタイより高い感じである。
その中でとても気になった古木に出逢えた。車から遠目に見た時はよくわからなかったが、近づいてみると何と・・・
プルメリアである。そして見事な古木である。とても素敵だ。樹形もよくできれば一緒に日本に来て、皆さんに観て欲しいと思うような存在であった。
バリ島には他にも植物はたくさんあったが、ピンとくるものには出会えなかった。インドネシアの珍しい植物はバリ島にはあまりなくやはりジャワ島かなと言う感じである。ジャワには取引先もあり、希少な植物を提案してくれる人もいるが、日本で管理するにはそんなに簡単ではないのと、私自身コレクターでもないので、その辺は日本人で経験値も高く、精力的に動いている方々が既にいるのでお任せしたほうが良いとあらためて感じた。
専門の植物に関して大雑把な案内となったが、限られた時間ゆえお許しをいただければです。ではまた次号で。
今回のアップはバリ島訪問中に立ち寄ったストーン製品を製造販売する事業者と前回とは別地域で活動される木製品事業者をピックアップしてお届けしたいと思う。ぐだぐだ下手な日本語での説明は少なく写真を主のアップにします
バリ島でも仏像などを製造するところは多く、同業が特定の地域で集合している。その中で一軒に飛び込んでみた。
入口からはアンティークなものや仏像ばかりかと思っていたが、案内いただき中に入るとデザインされたものも多くある。すべてここでデザインをし、製造をしている。素材は、もともと石が多かったが最近はグラスファイバーなど軽量のものが主流になってきているとのこと
これは軽量で水に浮くと言っていた。少し不気味さもあると思うが・・・・・
他には洗面などに使うものが海外からの依頼が多いと言っていた。そして丁寧に案内いただいた後、又右衛門オリジナルも作れるので、検討をいただきたいと言っていただけ、次へと移動をした。
もう一軒も飛び込みでのヒヤリングであった。ここは私たちの領域に近い植木鉢などをつくっている。実はここにある器の周りに石を貼り?差し?たデザインが気になっていたが多くの生産者は、壊れやすいや装飾が取れやすいので輸出には向かないと言われてきた。ただここの店は、しっかり製作しているので大丈夫と自信があるようであった。
確かに見た目にも、触った感じもしっかりしているようには感じた。またセンスもそこそこ良いのではと思う。
またタイルのようなものもあり、うまくすれば立ち上げ中のプロジェクトで使い道があるのではと感じた。さらにここも時間はかかるがオリジナルでの製造も可能ですと言っていただけたので、帰国後検討してみたいと思う。
また宿泊地に戻る時に、前回よりさらに大きな木製品のオブジェもあったので立ち寄ってみた。中々の迫力である
この短期間でまわれた石や木製品の事業者は、正直そう多くないので当てもののようなものであるので、今後は現地パートナーに協力をいただき、もう少し深堀していきたいと思っている。 是非皆さんからもこのような製品に対しご意見、アドバイスをいただければと思っている。
もともと今回初めにインドネシアを訪問する目的の一つとしてあったのが、流木などの手配であった。と言うのはタイからの輸入がかなり難しくなり、次の候補や、手に入れたいものがあったので、インドネシアを訪問し現地の情報を入れておきたいと言うのもあった。
そこで今回の行程で木製品を販売する店舗をいくつか見てきたので少しばかり紹介させていただく。ただし慢性的な渋滞に加え、大雨などもあり、多くを周ることができなったので簡単に。
バリでは流木を他の島から持ってきて加工をしているようである。そのため通常タイなどで輸入してきた自然形の流木はほとんどみることができなかった。調査不足であるのが否めないが、現地でしかわからないこともあるのでご容赦いただきたい。
ただ写真のような自然形をいかしたオブジェのようなものや、ベンチなどもある。
加工をされたものでもデザイン性が高く、良い感じのものもある。
珪化木(木化石)のようなものもある。インドネシアでもあるらしい。
ウッドチップを使って動物なども作っている。ライオンなどは中々のできである。
トーテムポールのようなものもある。中にはとても可愛いものも多くあった。他にも仏像のようなものもたくさんあったが、今回の目的とは大きく外れるためスルーさせていただいた。
ただ一つ、とても気になったものがあったので調査を進めてみたいと思う。それをもし輸入することになった場合は、あらためて紹介させていただきたいと思う。他にも多くあったが、ビビッと来るものがあまりなかったのとあまり多く書くと、次のアップが億劫になってしまうので今回のご紹介はこの辺で。
今年2回目の海外はインドネシアである。今回の目的は、植物と流木や資材、さらに弊社開発のバイオスティミュラントの輸出調査になる。ただ限られた時間のため、当然深堀はできない。
ただ現在進めているタイでのプロジェクトとの連動性の検討や、農業から植栽までの調査、それとここの地で私たちが必要とされることがあるのか?またビジネスとしての可能性を肌で感じるための渡航である。
そのためこのブログを通じてアップできることにはかなりの制限があり、今回のアップの次は帰国となってしまうかもですがご容赦いただければと思う。
10日夜に伊丹空港を出発し、羽田空港~シンガポール~インドネシアと乗り継いでの行程になる。ただ相変わらずバタバタがあり、いきなり伊丹空港で躓きかけた。ただ今回のバタバタは私個人のおっちょこちょいではなく飛行機の遅延である。
私自身は余裕をもって伊丹空港に到着したが、チェックインを行った際に、使用する飛行機が遅延しているとのことであった。それでも羽田での乗り継ぎには余裕があるかなとデスクワークを行っていると、アナウンスが流れ、私の乗る予定の飛行機の次の羽田便は、機材遅れで出発制限時間に間に合わないため欠航とのことである。これを聞いて私の乗る予定も場合によっては欠航するのではと、かなり焦ったが、チェックインの際にカウンターで、以前行政の取り組みにてお世話になった素敵なJALの方が、笑顔で優しく手を振って見送ってくれたことを思い出すことで、心を落ち着かせて、搭乗予定の飛行機が到着するのを、心を落ち着かせて待つことができた。●●さん。ありがとございました。
ちなみにご存知の方も多いかと思うが、伊丹空港は離発着の制限時間が早く、確か20時45分か21時まででなければならないというルールがある。そのため次の便は欠航となったのである。そして私の乗る予定の飛行機の搭乗の際には係りの方が、離陸制限時間が迫っていることを告げ、スムーズな搭乗を促されていた。そのおかげか私の乗る飛行機は20時45分ごろに離陸ができ無事に羽田空港に到着。出国手続き後、少し食事をとってからシンガポール行きの飛行機に乗ることができた。
深夜便のためできれば眠りたかったのだが、いつものように機内では中々眠れないため、周りの方に迷惑にならないようにパソコンで宿題をしながら、途中軽い機内食を少しだけいただいて約7時間30分でシンガポール チャンギ空港に到着した。
そしてターミナル間をシャトルで移動。まずはTransferDeskにて乗り継ぎの手続きを行い、食事をするためにラウンジがどこにあるか聞いてみると、帰ってきた言葉は「もうボーディングタイムを過ぎていますよ!」と笑顔ではあるが忠告をされたため、急いで搭乗口へと向かった。
ただ急いでいるとはいえ、やはりチャンギ空港の植栽は気になるので、メインのジュエルは、観ることはできなかったものの、目に入る植栽をみながら駆け足でチェックし、皆さんに迷惑がかからないような時間で搭乗口に到着した。
そして手荷物検査を終えて待合にて、しばし時間を過ごして久し振りのシンガポール航空の飛行機に無事野乗させていただいた。
機内では同じような軽い食事が出され、これも味見程度にいただくことにした。何故しっかりいただかないかというと、先日から痛めている腰の保護のためコルセットで固めているために、食べきれないのである。フードロスを失くさなければならない時代に、とても申し訳ない気持ちを持ちながら、頑張って食べられる分だけいただき、約2時間でインドネシア デンパサールへと無事到着。入国審査もFASTLANEを使わせていただけ、若干心配であったスーツケースを受け取り、到着口へと向かった。
空港には今回お世話になるパートナーが迎えに来ていただけており、ご挨拶をさせていただいた後、車に乗り込み移動をさせていただいた。さ~~わずか約4日間。どこまでこの国、この地の植物触れ、感じることができるかわからないが、楽しみである。