四代目又右衛門の頭の中を書いたブログ

MATAEMON'S THINKING BLOG

2015.12.17

大人気!

おはようございます。

 

何やらローズガーデン植物部で大人気の商品が・・・

次から次へと注文が入るそう。

葉ボタンのみの寄せ植えでした。

フリフリしている葉ボタンは可愛いです。雨の滴もいい感じ

作るのに追われている模様です。

 

 

2015.12.16

今日のバラ 

おはようございます。

 

雨があがり少し気温が下がった気がしますが、それでも暖かいですね。

 

さて、今日のバラは新品種が3種類あります。

 

まずは、『プライムチャーム』

明るい感じに写っていますが、パープルよりの濃いピンクバラです。

シックな感じの色目になっています。

 

『アイス・ジュエル』

オフホワイト?系のバラ

外側のグリーンが本来の色目を際立たせたとても可愛らしいバラです。

 

『ヌーベル・マリエ』

たぶん真っ白なバラなんでしょうが、所々にピンクが混じっています。

咲くと大きくなりそうな品種ですね。良い香りもしますよ!

 

2015.12.13

新たな出逢い

今週も神戸、京都、東京そして大阪での打ち合わせや案件などバタバタの一週間であった。

神戸へはオリーブの旅立ちとスタッフとの打ち合わせ。

京都では、内容がOPENにできないが、とてもワクワクする案件を担当させていただける可能性が高まってきた。

東京では、来春控えた新しいプロジェクトへの取り組みがスタートした。

そして大阪には素敵な二方に来ていただけた。

この方は、モデルであり、実業家であり、とても活躍をされている方で、私たちのTEA’sDesignの取り組みに、アドバイスもいただけ、今後お手伝いもいただけることになりそう。

私は見ての通りの野獣系なので、彼女のような繊細なセンスは持ち合わせていない。そのような足らないところを指導していただけると、本当に心強い。

そしてもう一人。
とても素敵な人に巡り合えたかもしれない。それは私たちの仕事に興味をもっていただき、弊社の門をたたいてくれた方である。彼女は海外での生活も豊富で、私たちにないものを多く持っている。ただそれだけでは、普通の応募になってしまうが、彼女は私たちの取り組みにも関心を持っていただけたよう。

私と同じテンションで活動するのは容易なことではないかもしれないが、これから新しいことにチェレンジにする私たちと共に歩んでくれる気概をもったメンバーになっていってくれるかもしれない。

是非、素敵なお客様や植物に触れながら、頼もしい先輩たち、世界を代表するパートナー、そしてとても世話の焼ける経営者に囲まれ、将来、この会社を引っ張っていくことができる熱い人に育っていって欲しいと思う。とても楽しみである。

そんな色々な出逢いがあり、ドキドキ、ワクワクの一週間であった。


2015.12.08

神戸へ。

今日は開業を控えた株式会社ラスイート様の、「ラ・スイート神戸オーシャンズガーデン」

「神戸みなと温泉 蓮」の特別内覧会にご招待いただき見学をしてきた。



何故訪問させていただいたかというと、スペインからやってきて、弊社にてオーガニック農法にてきっちり管理し、実をいっぱいつけた樹齢約300年オリーブが、ここで新たな人生?(樹生?)を歩ませていただくことになったからである。

三宮からの送迎バスに乗り、5分少々で到着し、「神戸みなと温泉 蓮」から順路に沿って見学させていただいた。





バスがつくなり、親切にスタッフがご案内いただき、豪華で広々とした施設を案内いただいた。

施設内には



●屋内・露天大浴場●混浴温水プール●屋内フィットネスプール●岩盤浴・溶岩浴・ホットヨガスタジオ●リラクゼーション●飲食施設●宿泊施設などがあり、全て高級な作りになっており、その辺の温泉施設のとは、明らかに一線を画した比べものにならない素敵な空間が出来上がっていた。

各フロアには多くのスタッフがとても丁寧に案内をしていただき、いつもの自分と違った時間を味あわせていただきことができた。


最上階からは神戸港を一望でき、とても見晴らしがよく、夜景もとても綺麗であろうと感じた。

そして、温泉棟をでて「オーシャンズガーデン」へ向かう

 

まず入り口の正面のとても目立つところに、オリーブが飾られていた。

そして中には、清々しいチャペルやとても広い披露宴会場、多くの機能的な控室など、婚礼をされる方には、とても喜ばしい施設に仕上がっていた。

このような素敵な施設、そして幸せいっぱいの人に囲まれ、そして海風を受けながら新たな人生を歩めるオリーブはとても幸せであろうと感じ、あらためてこの仕事をさせていただけたことの喜びを感じることができた、そのような日になった。

2015.12.05

松市

12月に入ると、生花市場では迎春用商材の大市が、毎週のように行われる。その中でも2大大市が松市と千両市である。販売店はこの大市で、年末に販売する松、千両を手配する。

 

 

そのため私たち仲卸としても、年末の一大イベントであり、ある意味一年間の真価を問われる日と言えるであろう。そしてその松市を本日迎えた。

 

今年は全般的に、天候の加減から不作の年。しかしそのような中でも、超一流の商材を日本全国から入荷させることができた。

 

 

 




 

自分で言うのも恐縮ですが、このような不作の年でも、一級品を集めることができたスタッフのポテンシャルの高さには脱帽である。

 

 

中にはこんなユニークなものもある。せっかくの松なので根を残してみた・・・。
結び具合、龍のような木肌。場所も指定し、限定販売にてデビューをさせてみようかと思っている。どんな反応が出るか楽しみである。「又右衛門松」にでもしようかな・・・()

 

私自身は、世界を飛び回り新しい色んな方面や商品づくりにチャレンジしながら前へ前へと行くタイプなので、若干の不安定さがつきまとう。そのような中、現場のスタッフは、会社の芯となる最も重要な事業を、しっかり地に足をつけ、基本に忠実でありながら、現状にとどまらず、前へ前へと力強く進めながら実践できているから、このような成果が出せているのではと思う。

 

さ~。今年の年末商戦の幕開いた。松の品揃えは、どこにも引けを取らないと胸を張れる。またそれ以上に逞しく日々成長するスタッフの素晴らしさは、もっと胸を張れると言える。

本当に頼もしいばかりである。

11月も今日が最後になりました。週末はかなり冷え込み、冬の訪れを実感させられました。

そのような中、少し前に届いた、個人的にですが、ちょっと温かくなるニュースがありましたので報告させていただきます。

今夏に設立させていただいたTEA’Designメンバーの「矢野TEA」、「緑匠・又右衛門」の両名がそれぞれウッドデザイン賞を受賞いたしました。

 

・「矢野TEA」デザインの「木香 TOKYO FURNITURE」がライフスタイルデザイン部門で受賞。

・「緑匠・又右衛門」による森林保護活動「持続可能な森林利用のための国際交流拠点」がソーシャルデザイン部門で受賞です。

それぞれの賞とも、大変お世話になっているアトムリビンテック社のCSタワーにおいて、アーバンスタイル研究所の方々をはじめ、多くの皆様のご支援、ご協力によって生み出されたものですので、本当にうれしく思っております。

ただ、今から始まろうとするこの流れは、出発点でしかなく、まだまだ純粋な源流の如く、細い小川のようなものです。そのためこれからも、多くの出逢いを重ね続け、熱い思いと力を合わせながら、いずれ大河になることをめざし、頑張っていきますので、今後とも何卒よろしくお願いいたします。


これからも皆様からのご縁を大切にし、自然、植物、自然を力いっぱい愛し、情熱をもって取り組んでまいりますので、今後ともご指導よろしくお願いいたします。

また弊社の関連FBページにて先日にアップさせていただいておりますため重複する方もらっしゃるかもですが、大半の皆様にはご連絡ができておりませんでしたので、あらためて私よりアップさせていただきます。

既にご連絡がいっております皆様には、度重なるご連絡になりますこと、深くお詫びいたします。

2015.11.25

都内へ。

今週も会議のため都内へ。

 

 

全国花卸協会の理事会と日本花き卸売市場協会との意見交換会やその他ミーティングで、いつものように都内へ向かった。

 

 

ちょうど今回のフライトで今年のJALへの搭乗は、70回を超え10万ポイントを超えたようで、来年も同じステータスを継続できることになった・・・。これで海外出張時はラウンジが使え、カウンターでのお寿司が食べられるという、ささやかな喜びに包まれた。()

全国花卸協会の理事会では、来年30年を迎えるため、新たな取り組みなどについて積極的な意見交換がなされた。

 

 

その後場所を移動し、市場協会の方々との情報交換会も開催され、市場の今後の指針などについて報告や仲卸の現状や今後の協業について積極的に意見交換がなされとても有意義な時間を過ごさせていただけた。

 

その前日には、霞が関に行く用事もあり、普段事業所から見つめる仕事と、霞が関にて自らを振り返ることで、多くのことを学べたように思う。

 

既に50歳を超えたが、まだまだやりたいことはある。やらなければならないことがある。

 

そのために太陽のようにギラギラした情熱が必要である。それとまた静寂の中にも粛々とした情熱も必要であるということを、月明かりが改めて気づかせてくれた。そんな上京になった。
 

おはようございます。

もうすぐ12月なのに、暖かい日が続きますね。

エルニーニョ現象の影響で寒気が流れ込んでくるのが弱いみたいです。

 

さて、今日のバラ!久しぶりのご紹介です。

『クリスタルドレス』

ベージュ系の大輪のバラです。巻も多くしっかりしています。

くすんだピンクが良い感じです。

実際はもう少しベージュ色をしています。

 

気になった方は 仲卸ローズガーデンまでお問い合わせください。

 

2015.11.22

出雲 神迎祭

週末は、神迎祭の神事に参列と1年間のお礼のご挨拶のために出雲を訪れた。

 

初めて、ある方にお勧めいただいて、神迎祭に参列して、恐らく今回で6年でないかと思う。その間に多くの神社を周り、ガイドマップなどでは紹介されていないことなど、今では私が担当する輸入植物以上に、詳しくなってしまったかもしれない。

 

さて空港に着くと、毎年恒例の出向えをしていただいた。確か数年前にこの光景をNEWSに撮られていたり、その他で新聞記事に乗せていただいたりで知人から連絡があったのをおぼえている。そのため今年もシャイな私は少しうつむき加減で到着ゲートに進んだ。

 

 

 

その後レンタカーで、特に私が崇拝する神 素戔嗚尊が祀られる須佐神社を訪れた。毎年のように、順序を違えず参拝させていただき、大杉さんと呼ばれる霊験あらたかな杉の木にもご挨拶していただき、思っていることをお伝えさせていただいた。

 

 

そして参拝後、数年前から立ち寄るようになった須佐屋さんへ。

私はこの油揚げがとても気に入っている。この大きさで、ちゃんと席に座らせていただき、お茶もいただき、さらに手厚くもてなしていただけて、何と200円である。

そんじゃそこらのジャンクフードとは違い、とても美味しい。そして心もお腹も少し満たされ、次への目的地へと向かった。

 

須佐神社の参拝後、色んな所をまわり、レンタカーを返却し、出雲でお世話になっているタクシー会社の方の車に乗り換え、神迎神事が行われる稲佐の浜へと向かった。

 

浜への到着は、4時ごろ。既に多くの人が陣取っていた。そして私は一人なので、その間に入れていただき、神事開始までの3時間を浜で過ごした。

 

 

そして19時。厳かに神事が始まり、約30分で稲佐の浜を後にして、神楽殿までお移りになられました。

 

その後私はホテルに戻り、お腹が空いたので、恐る恐る一人で焼鳥屋にいき、カウンターで、ノンアルコールビールを片手に、オーナーと談笑し、酔っぱらってホテルにもどった。

そして、コンビニで買った濃いコーヒーに持ち替えて、日課のデスクワークを行い、深夜就寝した。
 

 

22日は、朝一番に食事を済ませ、まず大社に向かい、鳥居をくぐり、祓社、手水舎、拝殿、本殿を参拝後、十九社、素鵞社など摂社末社を参拝させていただいた。

 

 

その後、神楽殿を経て、ここも新しくなった上の宮を参らせていただき、下の宮を経て、

あらためて稲佐の浜を訪れ、今回の参拝を終えることにした。

 

 

この木はその途中で、出逢ったイチョウの木。とても力強くそそり立つ姿は、素晴らしく、パワーとともにまた少し考えなければならない課題を授けていただいたように感じた。

 

 

そして、参拝後帰る途中に、大変人気の高い「かねや」さんで、出雲そばをいただき、少しブラブラして、バスに乗り込み空港へ。そして伊丹空港へと帰り着いた。

 

 

私は、この出雲の地で色んな縁を授かっている。それは人と人だけではなく、様々なものとつなげていただいている。本当にありがたいと思っている。

 

この両日で、また新たなご縁と縁の深まりをいただけたように思う。

 

知らず知らずに巡り合っている全ての「ご縁」に感謝し、その出逢いを感じることができる人にならなければならないと、あらためて思えた良い機会になった。

 

本当にありがたいことである。感謝です。

 

 

今日は迎春用花材の松・千両の大産地 茨城の波崎を訪問。私が最初に、この地を訪れるようになって20年ぐらいになる。その間一度も欠かさずに毎年この地に来ている。

 

私が卸しを始めた頃は、新参者のため正直中々良いものが手に入れられずにいたが、数年間、根気強く、年に何度もこの地を訪れるようになり、やっと私の活動を認知していただくことができ、老舗問屋の皆さんと肩を並べられるようになり、今では、他社に引けをとることのないものを出荷していただけるようになってきた。ありがたい話である。

今日はまず、朝一番に農協に顔出しをして、順番に生産者をまわった。

 

 

最初は、結び松を出荷していただいている生産者を訪れた。

 

正直昨年は少し木が太くなりすぎて、物によっては扱いにくいサイズもあったが、今年はまずまず細めにも仕上がっていた。

 

中には、木肌が龍のようにも見えるものもあり、ピンときた私は、少しアレンジをさせていただき、新しい商品化を試したみたいとお願いしたところ、快く受けていただくことができた。今年はトライアルになるが、うまくいけば定番化してみたいと思っている。

 

 

ちなみにネーミングから売り先まで、私の頭の中では、ほぼイメージ出来ているので楽しみである。また皆さんにご意見をいただきたいと思っているのでよろしくお願いします。

 

いずれにしても、多くは出荷できないものなので今後も大事に育てていければと思っています。

 

 

そして枝若松の生産者を訪れる。毎年安定した品質のものをいただいており、今年も同じように出荷のお願いをしてきた。

 

またこの生産者さんも、新しいことに取り組んでいただけるパワーがあり、迎春商材以外の生産をしてもらえないだろうかなどのお願いもしてみたところ、前向きに検討していただけそうなので、地の利を生かした商材を提案し、委託生産をしていただけないだろうかと考えている。また来年以降が楽しみである。

 

 

そして、長い間お世話になっている助右衛門さんを訪問。

 

ここは私が仲卸を始める時に、この地での千両や松の供給に、まず一番にご支援いただいた生産者さんである。当時存命であった先代から色んなことを教えていただいたことの思い出は記憶に新しい。

 

その後を継いだ息子さんも、相変わらず支援いただいている。現社長はいろんなことにチェレンジする方なので、時折うまくいかない年もあるだろうが、それは彼の経験として積み上げられている。いずれにしても、彼のようにチャレンジすることは生産者にとってとても重要なことだと思う。是非、今後にも期待したいと思っている。
 

 

そして次は荒波農園さんを訪れた。

 

この生産者さんの特徴は、波崎屈指の選別での品であると言える。ここも先代からの厳しい眼による選別を行っていて、今も引き継がれている。販売の要を息子さんに渡し、作業を続ける厳しい眼は今も健在である。
 

 

今年、全国的に千両の実ののりや、松は色があまり良くない不作の状況ではあるが、例年通りとまではいかないかもしれないが、ここでは厳しい選別により、良い状況の品を選りすぐり出荷していただける。ありがたい話である。

今回はこれらの生産者さんを今年も周らせていただき、短い間だがお話をさせていただいて、皆さんが口にされるのは、やはり価格の問題である。

数年間掛かって作ってきた大事な花であり、年に一回の販売チャンスしかない品にも関わらず、安く販売されると正直継続が難しいとのこと。当たり前のことである。

 

かなり前からであるが、大量販売と言う名のもとに、価格を抑えての出荷を要求する量販店が多くある。でもしかしこのように年に一回のもので、今後減産傾向にある植物は同じように扱うのは、私は違うと思う。

確かに安く売る努力も必要だが、価値をきちんと認め、相応の価格で売る努力はもっと必要である。正月に松を飾る意味、千両を飾る意味、文化としての必要性をきちんと消費者に伝えることはできているだろうか?私は疑問である。

 

そしてそれがきちんとできていないにもかかわらず、低価格販売で販促をかけるのは大きな間違いである。

 

私は生産者の努力を評価し、販売者との調整をきちんととって、持続可能なビジネスにしていかなければならないと常々思う。松や千両に限ったことではなく。

それこそが私たち川中の立場として、一番行わなければならないことではないだろうか・・・