四代目又右衛門の頭の中を書いたブログ
MATAEMON'S THINKING BLOG
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先週はバラエングループの主たる事業である生花卸、販売がお盆商戦のピークであった。
今年のお盆は、生産の遅れもありかなりの品不足で前半は高騰と言っていいほどの高値、終盤に下落という状況であった。
そのような中でも、弊社熟練スタッフは、様々なネットワークと経験にて、しっかり対応ができていたのではと思っている。現場にいない私が把握できておらず、ご迷惑をおかけした取引先様がいらっしゃれば、この場をお借りしお詫び申し上げますが、そのような声は今のところ耳に入っておらず、手前味噌ながら弊社のスタッフは頼もしく、その気力、体力には頭が下がる。本当に感謝である。
スタッフの頑張りを感じられるおかげで、私は新しいプロジェクトなど山積みの課題を日々進めることができた。さらに合間を縫って、実家の仏壇のお祀りやお墓参りをしっかり行うことができ、ご先祖様に日々の御礼とご報告をすることができ何よりであった。
8月15日も、まだ明けて間もない時刻にご先祖様をお墓にお送りし、初代又右衛門に今後の誓いをして、その足で伊丹空港へと向かい、都内へと向かった。
そして先週に続いて進化生物学研究所へと向かう。
この日は、先週に学びきれなかったことと来週からの海外プロジェクトに関しての予見整理のために、実績のある先生方からお話を聞くことができた。先生方の知識の深さには驚きしかない。
また湯浅理事長からもワンポイントアドバイスをいただくことができ、貴重な時間となった。
その後、いつものように植物たちやレムールたちに挨拶をして、バスに揺られながらのパソコン作業で少し酔いながら次の目的地へと向かった。
16日は、久しぶりの四ツ谷である。数年ぶりかもしれない。
四ツ谷では2016年のチェルシーフラワーショウのメダリストであり、深く関わらせていただいたパートナーでもあるCHIHORI SHIBAYAMA氏と様々なことについてお話をすることができた。
そしてランチをはさんで、霞が関へと向かった。今回の訪問先は農林水産省。以前よりお世話になっている方に、ご協力とご指導をいただくことができた。大いに感謝である。
そうして暑い東京での活動を終えて、帰阪。
都内のアスファルトに囲まれた空間は本当に暑かった。ペットボトルの水もすぐに無くなり、給水しなければ熱中症になりかねない。
ただ熱中症にかかるのは人だけではない。動物もそうだろうし、きっと植物も同様ではないかと考える。その形の表れが高温障害かもしれない。
私たちは適宜水を飲むことで回避できるかもしれないが、植物はそういう訳にもいかないであろう。そこで私たちチームはそれに対応する資材を、もうすぐリリースすることができるかもしれないのでご期待いただければと思う。
引き続き「植物をまもる。生産をまもる。地球をまもる。」をモットーに、ユニークなグループ力によって進めていきたいと思う。きっと歴代又右衛門も見守ってくれるであろうと思っている。
8月8日は「ひょうたんの日」、皆さんご存知でしたか?と胸を張って言いたいところではあるが、実は私、ひょうたんから多くのご縁をいただいているにも関わらず、このことは頭に入っておらず、全てのミーティングを終え、帰路にて同行いただいたパートナーから教えてもらったのである。お恥ずかしい限りである。ひょうたんさんお許しを。
さて、そのことは置いといて、あらためて今日8月8日は「ひょうたんの日」です。
では何故8月8日になったのかと言うと、皆さんも想像されたかと思いますが、ひょうたんの形が数字の8に似ているというのが由来とのことです。納得ですね。
今日がひょうたんの日であることを意識していたわけでもなく、いつものように新しいプロジェクトの相談と、植物の定期点検のために都内へと向かった。
午前中は赤坂。とても良い状況で生育をしており、管理されていらっしゃる方々の植物への愛情を十分に感じ取ることができ、大変うれしく思いました。
午後からは打ち合わせのために東京農大に隣接する進化生物学研究所へと向かった。
そして研究所所長・理事長である湯浅先生と面談させていただき、新しいプロジェクトの相談と、いくつかのことについてご指導をいただくことができた。
その中でも特に興味深かったのは「ひょうたん」の話題であった。ひょうたんは1万年前頃にアフリカより日本に伝わったとのこと。1万年前といえば縄文時代の早期ですね。驚きです。
ひょうたんは日本最古の栽培植物とも言われており、その用途は多岐にわたっていた。特に土器より軽いため、水の運搬などにも用いられ、各国の生活において多く利用されてきた。
特に航海において水は欠かせないが、積める重さにも制限があったため、重い土器ではなく、ひょうたんのような軽いものは重宝されたようである。
他にも書き出したら終わらないぐらいのひょうたんのお話をたっぷり聞かせていただくことができた。ひょうたんに興味を持たれた方は、この続きを湯浅先生が執筆された「ヒョウタン文化誌」を読まれたらと思います。
持ち時間も無くなってきたので、研究室での打ち合わせを一旦終えバイオリウムを再び見学し、植物やカメ、レムール達に挨拶をした。
バイオリウムでは、以前マダガスカル視察にご一緒させていただいた伊藤先生と再会することができた。
月末から手掛ける新しいプロジェクトについて触れてみると、その大きなヒントとなるような活動をされていたと聞き驚きであった。まさに“瓢箪から駒”のように感じた瞬間であった。さらにその場で無理を言って、来週に再訪し、ご指導をいただけるとのことで、本当にありがたく、またツイていると思えた。
そして最後は3人で写真を撮り来週か再来週の再訪を約束して、次の打ち合わせに向かうことにした。
次の打ち合わせでは、私たちの製品を海外展開したいとお考えの方との面談。製品の価値を高く評価いただけており、とても嬉しく感じるとともに、今後に期待をしたいと思った。
このような感じでバタバタのスケジュールを全て終えて、地下鉄で宿泊地へと向かうことにした。
その電車の中、初めて湯浅先生にお会いした時のことを考えた。
埼玉 寄居で全国愛瓢会の展示会が開催され、その会場にご挨拶に行かせていただいてからのご縁であったことを思い出し、本当に懐かしく感じた。
まさかその時には、マダガスカルに同行させていただいたり、客員研究員にしていただいたりするまでの関係になるとは思っておらず、ひょうたんから始まった湯浅先生や、そこからさらに広がったご縁、数字の「8」漢字にすれば「八」、まさに末広がりのご縁を感じた。
まさに「ひょうたんの日」に相応しい素敵な1日となった。
8月1日は、バラエングループの核となる有限会社薔薇園植物場が新年度を迎える日である。
昨年度は多くの皆様にお引き立ていただき、また学ばせていただきながら、無事に新年度を迎えることができたことを心より感謝申し上げます。ありがとうございました。
そして新しい期を迎え皆様にご報告があります。
先月のことではありますが、2022年7月1日に、バラエングループの関連企業としてバラエンクリエイティブ株式会社を新たに展開することになりました。
これでバラエングループは6社になりました。これもひとえにグループ各社を支えていただいてきたお取引先様、そして多くを学ばせていただいている国内外のパートナーの皆様、そして手前味噌と言われるかもしれませんがグループ各社において、厳しい環境の中、私を支え、日々一緒に歩んでくれているかけがえのない社内パートナーの努力のおかげです。本当にありがとうございます。
グループ6社と言っても大きなグループ企業のような盤石なものではなく、全部が集まっても中堅企業1社にも満たない、とても小さなグループでしかありません。しかしながら、各社とも、それぞれ独自の知識や技術、製品、サービスを有したとてもユニークな活動があり、それらが共創することで、今後展開していく活動はきっと魅力的なものになると自負しています。
引き続き本年度も「健康な植物(みどり)の力で社会の課題を解決する。」ために社員一同実直に取り組んでまいりますのでご指導賜りますよう何卒よろしくお願いいたします。
バラエングループ代表 四代目金岡又右衛門&素敵な仲間たち
以下 バラエンクリエイティブ株式会社の案内です。
【VISION】
『健康な植物(みどり)の力で地球をリ・デザインする』
バラエンクリエイティブ株式会社は、エシカルな観点による都市空間や暮らしのステージを創造します。地球環境に配慮した持続可能なボタニカルプロデュースを行います。
【MISSION】
私たちは、バラエングループ創業140年を超える歴史において、生産、流通など花卉園芸とともに生き、植物から多くのことを学んできました。また、農業や環境への関わりを深めることによって、生き物や水、土の役割、重要性に気づかされました。
さらに、世界を舞台に活動し、日本の伝統的な園芸技術や文化、感性を取り入れながら、斬新かつ大胆な発想によるデザインを発表することで、多くの繋がりを生むことができました。
プラネタリー・バウンダリー(地球の限界)に達した現在、見た目の美しさなど人からの視点だけではなく、植物やその他の生き物の視点を取り入れたデザインでなければならないと痛切に感じています。
そして今こそ、バラエングループ各社のシナジーと国内外に拡がる様々なジャンルのパートナーと力を合わせ、国境や時代、生き物にシームレスなデザインを提案し、あらゆるものが共生する美しい地球であるために、社会の課題を解決するデザインを生み出していかなければならない。それがバラエンクリエイティブ株式会社の役割と考えます。
バラエンクリエイティブ株式会社
代表取締役社長 金岡信康(四代目 金岡又右衛門)
今日はしばらく弊社にて育成していた「1000年オリーブ」くんの旅立ちの日。
このオリーブくんは、スペインのナーセリーでよく見かける既に掘り上げ仮植されたものではなく、実際のオリーブ畑で過ごしていたときに出逢いました。
そしてその地の権利移譲と共に、第二の人生(人じゃないけど)を歩むことになり、約4年前に4人家族で遥々日本に来てくれました。
弊社が入場する市場を通じてご紹介いただいた方が、私たちの活動を大いに評価してくださり、この日を迎えることになりました。
80tラフタークレーンで吊り上げられているところを眺めていると、ちょうど涙がこぼれずにいてくれました。
プロフェッショナルな方々によって特殊トレーラーに載せられ、威風堂々とした姿で旅立っていきました。
約1000年のうちのたったわずか数年ですが、弊社で過ごしてくれていた大切な命は私たちに大きな感動と学びを与えてくれました。感謝しかありません。
これからは、新しい素敵なところで多くの方々に愛され、過ごすことになりますが、嬉しさ半分に、寂しさと、少しホッとした気持ちが入ったちょっぴり複雑な心境です(*^^*)
さてと、また新しい子を迎えにいかなきゃ!!!みんな許してくれるかな(笑)
今月、スペインからのコンテナが到着し、検疫を終えて養生に入りました。
コンテナ内で極力植物を傷めないように余裕をもっての輸送である。
現在コンテナ不足や円安の影響によって、輸送費が高騰する中、少しでも費用を抑えるために無理をして詰め込んだりしなければ中々採算が取れないところだが、植物に過度な負担をかける訳にもいかない。
私たちができるだけ努力をすれば、取引先もご理解いただけるかと思っている。勝手な考えであればごめんなさい。
というわけで、今回のコンテナで来てくれた植物たちを紹介。
まずは “ユッカ ロストラータ ブルースワン”。相変わらずの発色。風になびく姿はまさにブルースワンという感じです。
そしてこの子は、その小さい版。まだまだ小さい株ですが、何と言っても本家本元であるViverosCanos社で選抜され、そのスペイン圃場で育った血統。今は小ぶりでも後に大きく違いが出てくるので、乞うご期待である。
そして、人気のアガベ各種。
それと “ダシリリオン ロンギッシマム” の小さなサイズなどが、今回ブルペン入りをしました。また養生を終えれば、販売できるかと思いますので楽しみにしておいてくださいね。
今年になって初めて福島県へ。
今回は、昨年から重要なプロジェクトなどでもお世話になっている矢祭園芸(グリーンルーツ)さまはじめ、福島県の南から北へと訪問をしてきましたのでご報告を。
いつものように朝一番の飛行機で伊丹空港を出発。
これまで福島県を訪問する時には、福島空港か仙台空港からレンタカーでの移動であったが、今回は急遽の予定変更の可能性もあるので、羽田空港からレンタカーで矢祭へと向かうことにした。
出発した時は青空が広がっていたので今日の天気は大丈夫かな?と思っていたが、目的地が近づくにつれて厚い雲で覆われはじめ、途中ゲリラ豪雨もあり、相変わらずのレインマンぶりを発揮してしまう。
そのようなこともあり少し予定時刻を過ぎてしまったが羽田空港を出発して約4時間、無事に矢祭園芸(グリーンルーツ)さまへ到着した。
そこには昨日まで京都で開催していた花き園芸の展示会に出展されていた金澤代表が帰ってきておられ、昨年の4月に訪問して以来リアルでお話をすることができた。
昨年ご指導をいただいたプロジェクトの進捗状況や今後についての話をしたり、花き生産や育種についてなど多くのご意見をお聞かせいただけ、大いに参考になった。
ミーティング中には新しく育種されたものや栽培出荷されるブラックベリーなどをいただいた。
特にこの大粒のブラックベリーは酸っぱくなく、甘みがあり、とても美味しい。
ま~花き栽培や育種では驚かされることも多かったが、果樹やトマトも手掛けられ、そして優れたものを世に出されることにはただただ頭が下がる思いがした。
そして奥様を交えて今後の新しい取り組みについてのお話をし、育種家に対してや花き園芸業界への私の想いをお伝えしているうちに、あっと言う間に時間が経ってしまった。これ以上お時間をいただくことはできないので、再訪を約束して後ろ髪を引かれる思いでこの地を後にすることになった。
今回の訪問では多くを学びながら、色々共感もいただけ、さらに強い力で後押しや支援までもしていただけ、嬉しく思うと同時に癒された感じがするとても有意義なものとなった。
再訪や今後が楽しみである。
そして翌日以降には福島市での桃生産の現場を見学したり、米生産の現場を拝見するなど時間がある限り活動。
まだまわりたいところもあったが時間切れとなったので、羽田空港に向けて片道約350kmの道のりを走り続け、無事レンタカーを返却し、羽田経由で伊丹へと戻ることができた。
久しぶりの福島。まだまだできることがたくさんあって今後が楽しみである。
あっという間のオランダ滞在も終わり、帰国となった。
出国前のPCR検査も無事に陰性となり、日本に向けて帰国ができる。
先々月のスペイン出張の時よりはドキドキ感は少ないものの、やはり結果が出るまでは落ち着かなかった。
それも街中ではマスクをしている人などほとんど見かけることがなく、マスクをしている私たちが少し不思議そうな目で見られるぐらいだったので心配ではあった・・・・
ちなみにこの写真は夜の22時頃。
この時期のオランダは夜23時頃まで明るく、あっという間に日付が変わる。
そして日本と連絡を取ったりしていると、気がつけば朝ごはんの時間になっていることもあったが、毎日が学びであり刺激であったので、疲れを感じることはあまりなかった。
少し疲れた時には粒あんに匹敵するぐらいの好物であるアップルケーキ(パイかタルトかケーキかは微妙だが・・・)をいただき、心身ともにチャージすることができたので元気いっぱいである。
それもとても有名なWinkle43!!!ネット情報で訪れたが本当に安くて美味しかった!
ただ今回の渡航中に、信じられないような出来事があり、はじめは自分の耳を疑った。
とても悲しいことであり、残念で仕方ない。私にできることなど何もないが、心からご冥福を祈りたいと思う。このようなことは決して許されるべきではないのは当たり前である。ただその出来事一つひとつには何か意味があるのであろうと強く感じた。
また身近な小さなコミュニティーであっても日々色んなことが起こる。
それは、世界のニュースのような大きな出来事ではなく、多くの人が知ることもないような出来事ではあるが、当人にとっては、とても大きな出来事であったりするかもしれない。そして、それらもきっと其々に意味があることであるだろうと感じている。
私はまだまだ勉強が追いついていない。そういっても残された時間はそう多くはない。休まず動けることに感謝し、引き続き進んでいきたい。素敵なパートナーやスタッフと共に・・・・・。まだ見ぬ世界へ。
これが又右衛門の七夕に願うことである。
と言うわけで写真がほとんどである今回の「又右衛門、七夕に発つ シンガポール~オランダ編」が終了である。
私のよくわからない日本語を楽しみにしてくれている人には、手抜きと言われればそうかもしれないが、写真で見る方がよほどよくわかるという人もいるであろう。それは納得である。ただ現場で観て感じることは、その何倍も素敵であるので是非とも皆さんも少し足を延ばして、シンガポールやオランダにも行っていただければと思う。
お友達も増えますよ~~~(^^)v
さてと帰国した日から、国内の出張が続いていく。七夕に流れる星のように・・・。
どこかの街へ向かって・・・・・。
今日のアップは、今回の渡航で目に付いたカラフルなものをピックアップしてみました。
花あり、野菜あり、建物あり、ファニチャーあり。
どどどどど~~っとお届けします。
続いてオランダでのカ・ラ・フ・ル
今までのアップと重複する写真もありますがお許しを。
又右衛門は、人生派手に生きたいとは思わないですが、シンプルながらいろどりある生き方をしたいものだな~~と思ったりもしました。
良い刺激になりました。
市街地を外れて、電車やタクシー、レンタサイクルを活用し、酪農現場や植物園、コミュニティーガーデンなどを観てきたのでその写真を。
いかがですか?
仕事としての酪農の現場や、環境活動をされている人たちに、弊グループの活動、特にマリネックス社の製品や、アースフィール社の活動に大変共感いただけたことは嬉しく思えた。
私は外国語が苦手であるが、目的や進む方向性が同じであれば通ずることが多くある。
年内には今までと違った視点から産み出されるとても魅力的な取り組みについて発表できる時が来るであろう。
そしてその私たちの活動が新たに海外に拡がることに、乞うご期待である。
ここではオランダの市街地での素敵な建築や、植栽を紹介したいと思うが、どの駅か場所まで記憶がないのでダダダ~~と写真だけ!
いかがですか。素敵な建物、素敵な植栽がいっぱいですね。おかげさまで目が肥えました。
あと市街地を移動するにはやはり電車の1日券を買うのが楽かなと感じました。
ただ私のように、すぐ失くす人にはNGです。あと長期滞在ならデビットカードのようなものや、日本でいう交通系ICカードみたいなものがあるのでその方が良いですね。
参考までに。