四代目又右衛門の頭の中を書いたブログ

MATAEMON'S THINKING BLOG

皆さんこんにちは!
植物とともに幕張メッセに到着しました。

頑張って今年も出展させていただきます~~。

今年の出展品はスペインやオーストラリアからの素敵な植物を紹介させていただきます。
中にはワシントン条約でも付属書Ⅰといって一番厳しい規制のものも並べさせてもらっています。 (もちろん国際ルールに則って輸入しました~~)
3日間フルに出ていますので、お時間のあるかたは、陣中見舞いに来てくださいね。
それと会期2日目の 10月10日 11:30分より 「輸入植物の今後の可能性について」と題し セミナーと植物のプロモーションをさせていただきます。
人前で話すのが大の苦手なシャイな四代目 又右衛門がカミカミながら、ずっこける姿は 人に自信と勇気を与えると思いますので、是非見に来てください。
当然無料ですよ~~。
ではでは。明日皆様に会えるのを楽しみにしています。

今日、先月のブログでアップさせていただいたオーストラリアから素敵な植物が関西空港に到着した。

それはCYCAD そてつ。

ソテツ類は、ワシントン条約で保護されているものが多く、今回輸入したものもその一つ。

 

特にこの中の2種類はワシントン条約の中でも、付属書Ⅰ(Appendix Ⅰ)に属するものである。付属書Ⅰとは基本として商用での入荷はNGで学術目的にのみ許可。

であるなら私が輸入できるはずはないが、これには例外があって、出荷国で認可がおりている農場で、種子より育てられた証明されたもので、さらに様々な手続を輸出国側と入国側の両国で行ない、輸出入の承認がおりたものにだけ許されるもの。

 

そんな素敵な植物が、全てをクリアして、やっと今日日本の地に降り立ちました。

これらの植物は、少し静かな田舎で静養してもらって、再び10月9~11日

幕張メッセで開催されるIFEX2013の薔薇園グループブースに登場します。

 

当日はオーストラリアからこのソテツを栽培しているビジネスパートナーの

CYCAD INTERNATIONALのJosefさんも来日されますので、お時間がある方は是非お越しくださいませ。

寂しがり屋の又右衛門が首を長くして皆様のお越しをお待ちしています。

皆さんこんにちは。

今日はいよいよローズガーデン植物部の新棟オープンです。

皆様のおかげで何とかここまでこぎつけることができました。心より感謝いたします。

 

思い起こせば、私が入社した時の担当は、このような根付きの植物でした。

そして半年あまりで、切花の担当になり約30年間ほとんど切花一筋でやってきて、

一昨年から植物をさわりはじめました。

そして皆さんから多くをご教授いただき、何とかここまでたどり着くことができました。

本当にありがとうございます。

これからもスタッフ一同、皆様に愛され、必要とされる植物卸になれるようにがんばってまいりますので、今後ともよろしくお願い申し上げます。

本日スペインからの素敵な植物が、新棟に入荷してきました。

長旅本当にお疲れ様でした~~。

 

本当ならもう少し早い到着予定でしたが、様々な事情からこんなにもギリギリになりました。かなり冷や汗ものです。ある意味オープン1日前に到着させる方が難しいぐらいですよね。

 

これらが今回の到着の植物です。

 

今回のメイン ユッカ ロストラータ ブルースワン。いかがですか~~。

かなりの素敵さです。私がこのナーセリーの代理店をつとめさせていただく、きっかけになった植物です。

まだ入荷したてで、本来の葉色に戻ってはいないですが、このヘッドの大きさ。綺麗なシルバー色は、見ていて惚れ惚れします。従来のロストラータとは存在感が全然違いますね。

 

このロストラータの葉が風に揺らされた時、キラキラとシルバーブルーになびきます。

まさに「ブルースワン」です。

 

これは、ロストラータ ヒドラ。これも通常のロストラータとは一味違った分岐の仕方がユニーク。個人的にはキングギドラを思い出してしまう。入荷の際に葉が少し痛んでしまったが、根はしっかりしているので、結構早く回復するのではと思っています。

 

これすごくないですか~~。このウェビーな葉っぱ。何故か親近感が湧いてくる!!

このノリナはナーセリーを訪れた時に見かけた逸品。何百本に一本このような感じのものが出るらしい。思わず数本しかないもの全部キープしてきたのです。これはしばらく、観察日記用かもです。すみません。

ただ残念なことに大きくなるとこのウェーブは消えてしまうこともあるらしいです。

髪の毛みたいにパーマできればいいのにね・・・

 

その他にダシリリオンや少しながらブラヘア アルマータなど入荷はしたんですが・・・

少し葉が傷んでいますので、しばらく養生して回復が確認してから出荷しようと思っていますのでよろしくお願いいたします。

 

でも今回は葉の傷みがあるものもありますが、全ての植物とも根がしっかりしているため

早く安心してお届けできる商品に仕上がると思っています。

 

さ~~明日は、植物部の新棟オープン。素敵な出逢いがありますように・・・。

皆様こんにちは。長年更新できていなかったHPをリニューアルさせていただきました。

 

これからは皆様に見ていただきやすいHPになりますようスタッフ一同で更新していきますのでよろしくお願いいたします。

 

またご意見等ございましたらご連絡いただければ幸いです。

 

それとブログも少しリニューアルされました。

 

ただ残念ながら、私の写真の下手なところや、文章力の無さは更新する事ができませんでした。

申し訳ございません。

 

その代わりではないですが、今まで以上情熱をもって活動して行きますので、拙いブログですが、お読みいただければ幸いです。

 

しばらくの間、慣れない環境で、時間がかかったりするかもしれませんがご了承くださいませ。

それでは今後ともよろしくお願いいたします。

今回のオーストラリア訪問で感じたことや再確認できたのは、
まずこのグラスツリープロジェクトを成功させるのはそう簡単なものでは無いと。
とても根がデリケートなグラスツリーの根の洗浄方法や土の問題、共生菌の問題など
多くの課題が山積みではある。
恐らくお互いに大きなリスクを背負い、また投資もして行かなければならない。
数年以上かかるかもしれない。でもお互いはあきらめずにチャレンジしていくことになった。
それはお金儲けではなく、お互いの夢のために。パイオニアであるために。
そして私たちの友好関係と夢の続きを子孫に受け継がせていくために・・・・・

そして、あたらしいパートナーとなったナーセリーとも同じである。
これから難関はいっぱいあるだろうし、トラブルもある。
意見の食い違いから喧嘩もあるかもしれない。
でも自分の会社のエゴや感情だけでは決して投げ出したりしない。
それは、この様々な出逢いの機会を与え、協力や支援があったからこそ気持ちをつないでいけると思う。

オーストラリアの二つの会社はもとより、
今回に至るまでオーストラリア大使館の西川様には本当にお世話になった。
またゴールドコーストにはともみさんといういつも助けてくれる人がいる。
そして今回ダーウィンでのお手伝いに際し、協力と支援を頂いた豪日協会の皆さん。
そしてたいへんな仕事にも関わらず、笑顔でやり抜いてくれた、あさこさん。
そして私の不在を支えてくれているスタッフのみんな。
本当に本当にありがたいです。こころより感謝です。
またまた多くの人とのつながりが出来ました。ありがとうございました。
恩返しにはなりませんが、今回の取り組みは、
10月2日のローズガーデン植物部 新売場OPENや10月9~11日のIFEXにて発表させていただきます。
またIFEXの2日目10日の11:30より事前申し込み制ですが、
今回のオーストラリア訪問とスペイン訪問のことをお話させていただきます。
ではでは、引っ張りすぎた?今回のオーストラリア訪問記もこれで終わりです。
さて今度はどこに行くことになるのかな~~。
最後の最後にオーストラリアの素敵な夕焼けを送ります。
四代目 又右衛門

正確にはまだ日付が変わっていないから最終日ではないが、ナーセリーから空港へ向けて車を走らせた。
車には、ナーセリーのオーナー夫婦、通訳の女性と私。
時速は約130km、かなり早いがこれもノーザンテーストの法定速度。
時より出逢うトレイントラックの長さに驚く。
まさに電車そのもの。
さらに初めて体験したブッシュファイアー。
綺麗といっていいのかどうかわからないけど、幻想的であった。

まるで幼少期に見た奈良の若草山の山焼きを思い出した。(ちょっと違うか~~)
このブッシュファイアーの原因は、豪日の情熱野郎の火が燃え移ったと勝手な解釈をして車窓から見つめていた。
きっとその火を見つめ、その火が眼球に映っている私は、星飛雄馬か花形みつるのようであったかもしれない。左門豊作ではなかったことを祈る。
そうして、しばらくしてダーウィン市内に近づいた。
時間はもう夜中になろうとしている。でも誰もが眠ったりしていない。
今回のことで興奮しているのであろうか・・・
ただみんな喉をからしている。それは激論で交わしたからであろう。
でも一番大変だったのは通訳さんであったと思う。なぜならば、私と彼との間に入って話をするのだから、当然足し算して、私たちの倍を話していることになる。確かに喉がかすれている。おまけに色んなことを考え、頭を使い、気を遣い間に入ってくれた。
彼女は、必ずしもライセンスをもっている人ではない。でもほぼ初対面に近い、ボランティア的なお願いを快く引き受けていただいた。そして期待以上の役割をしてくれた。
多分ヘトヘトであっただろう。本当に感謝です。
この場をかりてあらためて、ありがとうと言わせて欲しいと思います。
そうこうしているうちに、ダーウィン空港へついた。
そしてここで、みんなと握手、そして抱き合い G‘Day Mate!と言い合い
互いが互いの背中を背中で見送った。
その後、私は、シドニー、成田を経て伊丹空港、そして宝塚に着いた。

●5日目 視察、商談最終日
皆さんより一足早く私だけ起きて、あらためて施設や、ボタニカルガーデンを2周した。
昨日よりじっくりみることができたので、今後のイメージが湧いてきた。
そして朝食後、さらにもう一度,
次は、みんなでナーセリーを周った。

*このナーセリーが評価された認証マーク



このナーセリーにもいくつかの特徴がある。
大きな特徴は、耳慣れない言葉かもしれないが、世界的に種の保存を目的としたワシントン条約の付属書Ⅰ、Ⅱの植物を輸出できるという政府認可の特別なライセンスがあるということと、世界でここにしか輸出できない品種のものがあるということ。

*この種はかなりのレア物
ワシントン条約のⅡは、輸出国政府が承認したものについてのみ海外に輸出が出来、それを輸入することができるというものであるので比較的簡単かも。
ただ付属書Ⅰというものは、本来は学術目的以外、商用など目的に輸出入が決して出来ないというものである。
但し、これには例外があり、彼らはその例外を適用できる資格を有しているので、輸出入が正々堂々とできるのである。これはとても大きなこと。
今まで同業や愛好家の中にはそのような植物を異国で採取したり、こっそり持ち帰ったりしてビジネスをしている会社や個人がわりといる。
しかし私たちの会社は(どこの会社当たり前かもだが)は当然ながら、いくらお客様の要望があったとしても、法的、倫理的に問題があるビジネスはいくら需要や利益があっても行わないというのがポリシーなので手を出せなかったものがこのナーセリーと提携することで例え一部でも提供できるようになるのだからである。
そしてそのような貴重である素敵な植物を見せていただき、またオフィスへ戻った。
そして、家族とランチを頂いた。
かなりおいしかった。
メインディッシュはバラマンディー。


バラマンディーはこの辺に生息する大きな魚で、スポーツフィッシングとしても人気が高い。自称セミプロアングラーの私は腕試しをしたかったが、川を見ることすらできず、次回の楽しみとすることになった。
ランチが終わり、さてミーティングも大詰め。
そして今後についての最終決断になった。そこには何のためらいも無く、彼が差し伸べた手に私が手を差し伸べることになった。
お互いが強く握り締めあった。ここまた分厚い扉が一つ開いた。そしてそれと同時に背中に重たいものがのっかった感覚がした。
と、なると後は、これからの手続。今からなら場合によってはIFEX2013にも間に合うかもしれない。色んな準備を始めた。
ただ先ほどにでてきたワシントン条約Ⅰのものの手続はそう簡単ではない。以前もその手続の面倒さから断念した人もいたらしい。またその件の意見の食い違いで、同じ話の論争が数時間続いたが、何とか出口を見出し、出発のギリギリに折り合いをつけることができた。そして荷物をまとめ、深夜の出発の飛行機に乗るために、この地を後にした。

4日目 ダーウィン到着
ブリスベンを出発し、多くの感動にくるまれながら約4時間、 ダーウィン空港へ到着。
待たせてはいけないと足早に、飛行機をおりて、ゲートをくぐり、
荷物を取りにターンテーブルがある場所に向かおうとしたら、
私の方を向いて手を振るオージーと小柄な可愛らしい女性がいた。
誰に振っているのかな?よくある人違いかな?と思いながら近づいていくと、
さらに寄ってきて? Mr Kanaoka?という。
なんで??とかなりキョトンとしてしまい、しばらく経って迎えに来てくれた生産者と、
通訳をかってでてくれた豪日協会の女性であったことがわかった。
確かに迎えに来てくれているはずで、そして待ってくれているのだから、
私がびっくりするのがおかしいのであろうが、私にはそれなりの理由があった。
それは迎えに来てくれている場所が、飛行機を降りてすぐ売店があるところで、
荷物をとるターンテーブルの手前であったからである。
私もいくつかの空港をまわったけど、記憶の中ではそんな空港は記憶にないからだった。
本当は、初めて会う人たちに対し、第一印象は肝心だと思って、自分なりの
ハチャメチャ英語だけど、喜びは思いっきり伝えたいためにオーバーアクション気味
で表現しようと思っていたのに、いきなり肩透かしをくらってしまった感じがした。
そんなハトが豆鉄砲を食らったかのような表情にきっと彼らも???と思ったはず。
その言い訳をさせていただきながら、挨拶も早々に車に乗り込んで目的地にむかった。
車を快調に走らせている中、彼が急遽車を止めた。
いったい何があったのかなと思っていたらこの写真。

スイカを買うために選び始めた。
日本でも道路サイドで桃やりんご、たまにカニを売っている光景を見るけど、それとは大きく違い
何となく今回は、大陸的というか、とても心地よい良い感じがした。
せっせとスイカを積み込むとクイーンズランドと同じようなハイウェイをひた走る。
ただ同じようなハイウェイでも景色が違う。それは生物のいる感を感じられないと言うか何と言うか・・・
クイーンズランドの時は、広い草原の道路わきには羊や山羊、馬や牛、時にはカンガルーだったけどノーザンテーストでは、岩が多く、赤土、さらに動物はほとんど見られず、あるのはこれ!

何にだと思いますか?これは蟻塚です。
こんな蟻塚が無数にある。かなり驚いた。
そこで迎えにきてくれた生産者Joeに「何でこんなに大きく高い蟻塚をつくるんだろう?」
聞いてみるといとも簡単に答えてくれた。
それは「NICE! View!!」だって~~~。
かなりうけた。どこの国でもオヤジはおやじか~~と思った(笑)
そして数時間して目的地に着き、早速、ナーセリーとボタニカルガーデンを見学






自生や地植えされた植物、栽培された植物を明日の為の予習のように
簡単に拝見させていただいてるうちに夜が更けた。
素敵な夕焼けを背にオフィスへと入り早速、
植物の説明と相互の取り組みについての相談をさせていただいた。

今回のこのナーセリーとのミーティングの目的は大きく2つ。一つは植物と施設の確認。
そして肝心なのは以前からペンディング状態であったこのナーセリーとの
取引についての最終確認であった。お互いの今後を見据え話は尽きない。
そうこうしているうちに時間も経ち夕食の時間に。
今晩の夕食はホームメードカレー。

シンプルであったけどその分とても温かく感じ、余計においしく感じた。
食後も話は尽きない。そうこうしているうちに、外はもう暗くなっていた。

お互いの方向性を確認し合い、結論は持ち越して、この日は休むことにした。
続きは次回に・・・

4日目 ブリスベンからダーウィンへ
今朝は6:00起床
そしてダニーや奥さんの手厚い見送りを受けて空港へ向けて出発した。
今日も空港へは息子さんのピーターが送ってくれる。本当にありがたい。
空港までの1時間あまり、ピーターと今後について話し合った。彼もグラスツリーの日本への輸出は容易でないことを理解している。
でもここであきらめるわけには行かない。
そして私たちはチャレンジャーであり、フロンティアになろう!!と誓い合った。
さらにこのビジネスを、次の世代にも受け継がせていこうと約束した。
そんな話をしていると、あっという間に空港へと到着した。
そして名残惜しいが、ここで彼と別れた。

ブリスベン空港の国内線は比較的わかりやすかったが、チェックインカウンターは結構混んでいる。
そこでセルフチェックインを試みる。
さすがに少し戸惑った。そこにとても美しい地上アシスタントが着てくれて
ほとんどの作業を手伝ってくれた。
本当に助かった。カンタス航空の自動チェックインは、預ける荷物もセルフで、ラゲージタグも自分で発行し自分でつける。
おかげで、とてもスピーディーなチェックインができた。
その後も問題なく搭乗ゲートまでたどり着き、ブリスベン地を飛び立った。
ダーウィンまでのフライト時間は約4時間。その飛行機の中でこのブログの記事を書いている。
飛行機の座席全てにi-Padが用意されている。結構快適。
私はi-Padユーザーではないが、触っているうちに楽しくなってきて欲しくなったがここは我慢。Let’s Noteがあるので早く使いこなせるようにしなければなので・・・。
さていざダーウィンへ。どんな感動が待ってくれているのか楽しみだ。