四代目又右衛門の頭の中を書いたブログ
MATAEMON'S THINKING BLOG
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一昨日は現地仲間と腹を割っての話ができ良い夜を過ごさせていただき良い目覚めをすることができた。朝起きて窓越しに外を眺めると曇ってはいたがくっきりとした虹がかかっていた。

昨日が沖縄での実質活動としての最終日。千葉にてとても素敵な活動をされている企業の代表が、一緒に取り組ませていただいているプロジェクトの植物選定のために訪問される日である。

朝一番ホテルに迎えに来ていただき、まずは新しい取り組みを検討している事業地を見に行くことにした。広さは4,000坪。広い整備した道もあり、とても魅力的な場所である。水も問題ない。観葉植物だけではなく野菜の生産にも適していて色んな構想が頭に浮かんでくる。とても楽しみである。

この他にも農地などを見学した後、事務所に戻って打ち合わせを行う。打ち合わせがちょうど区切りがつきそうなとき、お客様が到着。早速 ハウス内などを見学いただいた。

ハウス内に入っていただくと、まるで水を得た魚のように施設内をまわり、目を鋭く輝かせながら順番に選定に入る。その選定には躊躇がなく良い品を順番にタグつけされる。

以前にタイより輸入し養生していた大きなビカクシダやバンダにも興味を持っていただけ、タグつけしていただけた。

上から吊るす植物や、大きめの植物を選びながら、一緒に植栽する小さな葉物も選定いただき、進行中のプロジェクトのイメージに近づいて行っている感じがした。

また屋外ではドライエリアに導入するユーフォルビアなど乾燥に強い植物も選択いただいた。


他にはセネガルから輸入したバオバブに、とても強い関心を持っていただけたので提案をしたいと思っている。

その他にも多くの植物を選択いただき、ほぼお腹いっぱいになっていただいたので、遅くなったがお昼をするために沖縄そばを食べに行くことにした。ここのお店は、一番上に野菜がのっているのが特徴である。実は私たちは昨日も同じお店で昼食をいただいたので連続となったが、とても美味しいのでむしろありがたいランチとなった。

ランチ後は、私たちの沖縄名護プロジェクト事業地見学と、他の生産者を訪問いただき、今後についての進め方を協議し、案内を終了させていただいた。お客様は大変満足をいただいたようで、また第2ステップに入る際は、再訪したいとの嬉しい言葉をいただき、ここでお見送りとなった。

そして私は、一通りの課題を無事終えれたので、明日帰阪の飛行機が午前中のため、前泊地の那覇まで送っていただき、来月の再訪を約束してここでお別れとなった。

那覇では以前にお世話になった方がこの地で事業をされているので久し振りに再会し、食事をいただきながら情報交換などとても楽しい時間を過ごさせていただき癒されたひと時となった。

そして今朝ホテルで仕事をしてからチェックアウトし、ゆいレールで空港に移動。

空港内 JALの26番搭乗口に設置されている福助のポーク玉子を買い込む。私の好物である。

帰りの機内でポーク玉子を頬張りながらパソコンのキーボードをたたきながら、今回の訪問を振り返る自分がいた。
今回も新しい事業地などの視察をすることで色々な構想が浮かび上がってきたので前向きに検討したいと思っている。ただまだ進行中のものが多くあり、その中には前に進めていないものもあるため、新しいことに手を出すのは違うという意見も多くあると思う。それは確かに正論である。ただ将来を思い浮かべると、すぐには動かなくても手に入れておかなければならないこともあると考える。実際の私たち大阪営業所も約2年間何も行わずに空家賃を払っていたに近いものがあった。
ただそのおかげもあって新しい縁を授かった時に、すぐに仲卸事業を起こせたという過去もある。何も将来が描けないものに投資するのはおかしいが、将来を見据えての投資は積極的に行わなければ、先細りしてしまうと考えているので今後も前へと進んでいきたいと思っている。

そして窓の外を見ていると一昨日の朝に観た植物から伸びる架け橋のような虹が頭の中に浮かんできた。普通虹の橋を渡るという表現は、あの世に行く表現に使われている。現在花き業界は厳しい状況である。中には事業譲渡や廃業される方も増えてきた。とても大切な活動をしながらも事業の継続が厳しくなられた方もいる。とても残念ではある。ただ私には会社や事業は人と違って虹の橋を渡っても、同じ世で再起できるものであると思っている。そう考えると虹の橋を渡るのは、新たな道に進むためのレッドカーペットとも言える美しい橋だと。
さ~~思いにふけるのは飛行機の中だけにして、今は地に足を降ろして頑張っていこう。素敵な仲間がいることに感謝をしながら・・・・