四代目又右衛門の頭の中を書いたブログ
MATAEMON'S THINKING BLOG
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沖縄から帰り、荷物を片付け、少し眠ると朝。そして今日は以前から訪問が中々叶わなかった武田薬品 京都薬用植物園を訪問することができた。
京都薬用植物園の方々とは、毎年開催される日本植物園協会の総会では顔を合わせており、お話もさせていただけている関係で、会う度に近々訪問させていただくと言いながら、うまく時間調整ができずにお伺いできずで、2年越しで今日やっと訪問させていただくことができた。
朝、宝塚、豊中を出発した時は、相変わらずの雨。それもどしゃ降りであった。そのこともあり、道は渋滞し約束の時間に少し遅れてしまったが、何とか無事に到着することができた。

しばらく山沿いの細い道を縫うように車を走らせていると、目の前に素敵な園が見えてきた。そして門をくぐると、とても素敵な建物が見えてきた。ここが植物園の事務所である。その建築は植物園の事務所とは思えない素敵な建築であった。そして玄関を入ると遅れたにも関わらず笑顔で私たちを出迎えていただけた。

そしてとりあえず荷物を置かせていただき、まずはタケダの歴史に触れることができる展示部を特別に案内付きで拝見させていただけた。

会場内には歴史的な展示物が多くあり、とても興味深く拝見することができ、今まで知らなかった薬について学ぶことができた。ただ私にとっては先代から代々引き継がれ、さらにはいち早くグローバル化をしてきた企業精神に多く学ばされ「世界に尽くせ」という言葉が深く胸に刺さった。
しばらく展示物を拝見させていただいたが、このままではキリがないので一旦場所を応接室に変えて、バラエングループの取り組みや開発している製品の案内をさせていただくことにした。
私たちからはいくつかの製品の説明をしたところ興味を持っていただくことができ、さらに私たちから共同でのテストができる機会をもっていただければ、積極的に関わらせていただくことの提案を好意的に検討いただき、さっそく試験導入をしていただくことになりそうである。多くの症例や特許も取得はしているが、まだまだエビデンスが足らない私たちにとっては、とてもありがたいことである。今後が楽しみである。
そして室内でのミーティングを終え、せっかくなので雨ではあるが薬用植物園を見学させていただいた。

園にはハーブをはじめいろいろな植物が植えられている。それも見たことはないが聞いたことがある植物が多く、ネームプレートを見ているだけでも楽しくなる。


さらに、特別にその葉を食べさせていただけた。ハッカでスッとするものから、ピリピリするもの。


ものすごく苦いものから甘いものまで、口の中が混乱するほどいろんな味を楽しませていただけた。その味に一喜一憂する私たちはまるで少年少女のようなものであったと思う。

特に温室内のバニラは見事であった。
この園では、今ではこの植物をつかって薬をつくっているとかビジネスにつなげているのではなく、この園を運営することでより多くの人に、薬の歴史や由来、役割などを伝えていくために運営しているとのこと。本当に素晴らしい取り組みであると感じた。

今回は雨のためゆっくり時間をかけて観ることができなかったが、それでも結構長い時間楽しませていただけ、とても有意義な時間となった。本当にお世話になりました。是非時間をつくって再訪したいと思います。ありがとうございました。そして一緒に取り組めることを楽しみにしています。

そして帰り際には、園の横を流れる川に堆積する白川砂を眺めながら、後ろ髪をひかれる思いでこの地を後にした。
午後からは、車を走らせ大阪市内へと向かった。時間がタイトなので途中コンビニで簡単に燃料補給し、いつもお世話になっている神戸植物防疫所へと向かった。
今回の訪問は明日、輸出する植物の検査である。検査は無事に合格し、書類を受け取った後に帰社。雨がまだ降り続いている中、輸出用の植物の荷造りを行い、準備万端で帰宅し、後は自分の荷物をつくるだけとなった。
帰宅後遅くまで荷造りはかかってしまったが、何とか日付が変わるまでには終わることができ休むことにした。さて明日からまた海外。少し疲れ気味だが頑張っていこう。
2日目。現地パートナーは朝暗いうちから作業。私はデスクワークを行い、ホテルを9時に出発し、昨晩に続いてコアなメンバーでとても大切なミーティングをカフェで行った。

そして早めにランチをいただき、一人は現場に戻り、私とパートナーは、先日掘り上げたベンガレンシスの状態を確認するため、新しく設置された圃場を訪問した。


AIR-POTに植えられたベンガレンシスは順調に生育しているようである。このようなサイズは、すぐに行き場所が決まるわけではないが、ぴったりはまる施設はあると思うのでしっかり管理しながら、その機会を待とうと考えている。このブログをみて気になる方は是非ご連絡をいただければである。
その他にもパキラやエバーフレッシュの畑をチェックさせていただき、今後について話をおこない次の生産者のところへ行くことにした。

ここは以前から大変お世話になっている生産者。その腕前はピカイチで誰もが認める沖縄を代表する生産者である。ここの代表とは以前から大変懇意にしていただけており、弊社の西田氏とは特別な関係でもある。

まずは生産中の植物を拝見させていただいたが、この精度には驚かされる。さすがの一言である。そして職人さんも全て一流で手際よく確実に進めていく姿は美しさを感じることができた。
そして事務所でしばらく市場流通の変化を受けて今後の展開についての意見交換をおこない、安定した品質の高い花き生産品の供給を続けるために引き続き協力をしながら進めていくこことなった。
そして今晩のディナーミーティングに向かう前にホテルで汗を流した後、会場へと向かった。今晩の会場は名護に嫁いだ娘がバイトする質のかなり高い民謡を聴くことができ、さらに美味しい地元料理がいただけるお店である。

そこに今回の名護プロジェクトの起案者であり中心人物のN氏、そして若手No,1といえる園芸家のW氏と又右衛門、それに加え、地元に移り住み今回のチョリシアの植え込みも行ってくれ、大きな工事もしっかりこなすY氏が加わり、役者も揃った中でしっかり夢を語り合うことができた。

その私たちの更なる結束の深まりと、次のステージに向かうことを応援し祝うかのように三線と唄で師匠とお弟子さんとで盛り上げていただけた。そしてその姿を見ている長女の笑顔を見ることができたのがとても嬉しく、この事業をさらに大きく進めていくことへの勇気づけにもなった。

この夜は語り合い、唄い、踊りながら「これぞ沖縄!」を体感し、久し振りに駆け引きなく盛り上がった夜となった。
翌朝は名護でのプロジェクトを進めるにあたり、多大な協力とご指導をいただいている地元の武国建設さまに今後についての方向性を報告に伺った。
事務所では金城社長はじめ専務や常務までお忙しい中ご参加いただき、私たちの報告にしっかり耳を傾けご指導や支援などの温かい言葉をおかけいただけた。さらに金城社長は、又右衛門ブログまでをお読みいただけていて、今回のシンボルツリーの到着も我が事のように喜んでいただけ、本当にありがたく思えた。

そして今、目の前に見えている景色が着地点でなく、そこからさらに拡がる第二ステージへの想いをパートナーと伝えさせていただけ、ありがたい支援の言葉もいただけとても心強く思えた。その後最後に会社の前で記念写真を撮らせていただけ、近いうちの再訪を約束して次へと移動することになった。

近くでそばをいただいている間も都内の花き業界であれば皆が知っている企業の社長や市場から今回の取り組みについて問い合わせの電話が続くなど、多くの人の期待を背負っているのを実感できている。ただ慌てると躓くこともあるので、しっかり地に足をつけて焦らず急いで進めていきたいと思っているので興味のある方は直接ご連絡をいただければと思っています。

その後は生産者のところに向かい、弊社開発の資材の試用をしていただくために納品に向かった。きっと良い結果を出せると思うので期待をしたいと思っている。
これで今回の沖縄訪問のミッションは全て終了となったので、パートナーに那覇空港まで送っていただき、近いうちの再訪を約束してそれぞれの航空会社へと向かうことになった。

今回の訪問で達成できなかった項目もあるが、予想以上に前に進んだこともあり、非常に充実した訪問となったことを振り返りながら今機内でパソコンでこのブログを書いている。
さて明日は京都と輸出の検疫で大阪である。明日も忙しい1日。頑張っていこう(^^)/
今回の沖縄訪問目的は、先日パラグアイから無事大阪に入港し、植物検疫をパーフェクト合格した後、沖縄名護に移送させたケイバ インシグニス(チョリシア)の着荷と設置状態の確認と、その他育成中の植物の確認、そして進行中のプロジェクトについての重要な打ち合わせと植物園訪問である。

14日朝、暗いうちから起床し1日早いが、自宅 会社にて15日恒例である神棚の榊交換を行ってからいつものJALにて那覇空港をめざした。
途中大事な契約ごとに必要な印鑑証明を用意しながら何度もチェックしておきながら机に上に忘れてきてしまい、かなり焦ったが今はコンビニでプリントアウトできるとのことで、何とかフォローでき沖縄入りをすることができた。

那覇空港には定刻より少し遅れての到着。そこには現地パートナーが迎えに来てくれていており、早速車に乗り込んで北部をめざした。

北上中に、日本植物園協会でもお世話になっている東南植物楽園を訪問した。以前に弊社開発資材などをお預けしており、そのテストの進捗状況などを確認する予定であったが、担当の方が体調を崩されたので、詳細の確認ができず、バックヤードを案内いただき現状把握をし、9月に再度訪問し、実際に私が施工することを約束することになった。

そして北上しパートナーの本家敷地内になるガジュマルをチェックさせていただいた。この素敵なガジュマルが現状の計画であれば整備によって行き場がなくなるとのことで、それであるならば進行中の名護プロジェクトに移設ができればとのことである。とても素敵な樹であるし、今まで地域の方々に愛され、地域の方を見守ってくれていたであろうと思うので、その考えに大いに賛同させていただき、早速進めていきたいと思った。ただこのような樹であるので簡単にはいかないため、かなり事前準備も必要なので、引き続き進めていこうと思う。とても楽しみである。

続いてさらに北上し、名護プロジェクトの中心地である伊差川に到着。年の初めにハウスは完成し、晩春に貯水タンクを埋設させ、後は順次植物の搬入となる。

そして先々週に遥か遠い国パラグアイから大阪にやってきてくれた2本のチョリシアが無事にパーフェクトで植物検疫を合格したので、そのまま沖縄へ移送し先週末に名護に到着。※チョリシアがどのような樹であるかはブログの最後に記載していきますね

そして現地パートナーが設置をしていただけた。素晴らしいプロの腕前である。これであれば台風でもOKであろう。大きなハウスの両脇に2本の巨木が凛と立つ姿は、まるで風神雷神のようで存在感抜群であった。
以前よりここのハウスが建った頃から、周囲の人は何ができるのだろう?と強い関心を持っていただいているようだが、さらにこの2本のシンボルツリーが入ることで、その注目度は高まると思っている。また約1週間後にOPEN予定であるジャングリアと近隣のため、そこを訪れる人の目にも入ると思うので、もっと注目されると思う。当初はジャングリアのOPENまでに完成させようとも思ったが、地域の状況などを踏まえて考えると、無理にOPENを合わせることは得策ではないと考え、じっくり無理せずに進めていこうと思っている。
いずれこの施設の名称や目的、どのようなメンバーで行うなどはあらためて発表をしたいと思っているが、花き園芸業界で世界的に注目されるメンバーや、日本を代表する腕前のプロフェッショナルが力を併せて取り組むので大いに期待していただければと思うし、バラエングループ次世代の取り組みになるとも言えるので、自らも大いに期待している。
そして現場の打ち合わせを終えた後に、カフェで今後についてのミーティング、続いてディナーミーティングをコアなメンバーで腹を割って話し、考えは大筋で合意でき、お腹も心もいっぱいになったのでホテルの部屋に戻り明日に備えることにした。
ケイバ インシグニス(チョリシア)
Chorisia insignis
アオイ目パンヤ科
学名:Chorosia insignis (Ceiba insignis)
生産国:ブラジル、アルゼンチン
別名パラボラッチョ(Palo Borracho)はスペイン語でPalo(樹)borracho(酔っ払い)の意味です。ブラジルからアルゼンチンにかけての南米原産のアオイ目パンヤ科セイバ属の熱帯落葉高木です。冬になる果実は、紡錘形で中に長い綿状の繊維に包まれた種子が多数あり、6月ごろ実が割れて、風媒花として飛散します。この繊維は、昔は毒矢を防ぐ防矢チョッキに使われたそうですが、今はクッション、ぬいぐるみ、枕等の詰め物に使われています。材は軽いので、漆器や下駄の素材とされ、南米では樹木が街路樹として利用されます。 同科の樹にバオバブ(Baobab)などがあります
今日は地元兵庫県のまちを久し振りに訪問した。今回の訪問目的は、バラエングループの開発した技術や製品を活かした農業展開による「ひとづくり」「まちづくり」である。

そのためにまずは地域で長年積極的に活動されているN氏と面談をさせていただいた。N氏はとても能動的に活動されている大先輩であり、積極的に様々な取り組みをされている。そのような中、私たちの活動にも共感をいただけ、今回私たちの訪問を歓迎いただけた。
ミーティングではお互いが思ったことを正直に伝え合うことができる貴重な機会となり、多くのことが明確になったため、今後に向けて協力関係をさらに強化し取り組んでいくことになった。
どのような取り組みかというと目的としては、環境に配慮した農業を通じた「ひとづくり」、「まちづくり」をめざそうというものである。
その目的達成のために「ひとづくり」は、町民方々と共に環境に配慮した農法を共有しながら米生産を行うことで技術の向上とともに人とひとの繋がりを高め、「まちづくり」としては、地域生産米として町内や学校給食などで消費することで町民の健康増進と共に町外にも積極的に発信、販売をおこなうことで、町のブランドを高めていこうと考えている。
具体的な手法としては、この地に流れる神の河から得られる澄んだ水、健康な苗に、私たちの開発した資材や技術によって健康で美味しいお米を生産し、神河又右衛門米として全国展開をめざすというかなり厚かましい考えである。確かに大きすぎる目標かもしれないが、この地の豊富な水と今まで培ってきた技術を有すれば、他地域のブランド米と肩を並べることも夢ではないし、そのプロセスを多くの方々と協業することで、かけがえのないものが得られると考えている。

また又右衛門は変わったことを考えていると思われるかもしれないが、来年の秋には美味しいお米でつくったおにぎりを一緒に食べたいと思っているので楽しみにしていてくださいませ。
週末、急遽 福島県に行くことになり仙台空港経由で福島へ行ってきた。そして帰阪後の週明け、荷物を持ち換え八丈島を訪問してきた。今回の訪問は昨年より始めた八丈島プロジェクトの進捗確認とその他の打ち合わせのためである。

まず伊丹空港でお土産に大変喜ばれる「りくろーおじさんのチーズケーキ」を買い込む。たまにしかいかないが店員の方も顔を覚えていただいていて、いつものように笑顔で送り出していただけた。

羽田空港で赤い飛行機から青い飛行機に乗り換えて、少し遅れたが無事に八丈島空港に到着。そこにはパートナーであるI氏が迎えに来ていただけていたので早速車に乗り込んでまずはこの村の重鎮であるT氏に挨拶に伺う。T氏は以前より私のことをとても気にかけてくれていて、訪問をとても歓迎してくれている。とてもありがたい大先輩である。
数か月ぶりの対面のため、現状の報告と今後の進め方などの相談をさせていただき、世間話も交え、終始笑顔で話をさせていただくことができた。

続いて、前回訪問時に又右衛門セレクトプランツとして確保をしていただいている農場に向かうことにした。ここにはとてもユニークで魅力的なロべがある。ロべとは私たち業者間で言われるもので正式にはフェニックスロベリニーである。通常は1本のまっすぐに立った幹の頂点に葉があるのが殆どであるが、この写真を見ていただくと頭が8つもあり、とても希少なものになる。おまけに大きすぎずバランスも良いとての価値ある1本である。


これは昇竜のようなフォルムで一目惚れしたロべたち。どれもが美しい曲線美で個性的なため、龍好きの又右衛門が一目惚れした逸品。このような逸品は見かけた時に確保しなければ次にいつ出逢えるかわからないのと、どれもが魅力的のため、数本だけを選ぶことができず、それならめぼしいものを全てと思って確保させていただいたものである。我ながらこの品揃えにドキドキしている。

他にも発色の良いヤシなどをチェックし、追加で新たなものにもマーキングさせていただくことができた。

その後I氏の圃場に行き、出荷準備中のシェフレラをチェックさせていただいた。I氏は芸術的なセンスと栽培技術を併せ持った特別な腕前を持ったプロフェッショナルで、昨年より私たちと新たな取り組みを始めていただくことになったかけがえのないパートナーである。



写真を見ていただいたらわかると思うが、他にはないものが殆どで、生産品と言うより作品という言葉がふさわしいものばかりである。このような作品は園芸店の枠を越え、インテリア業界などで大いに歓迎される植物であると確信している。

他にも他とは違う視点で生産した植物作品を世に出しているので目が離せない存在である。このような植物をどのような機会を起点に販売開始をするか、ただいま模索中である。

個人的にはI氏と又右衛門による個展のような感じで開催できればとも思っているので楽しみにしていただければと思う。気になる方は又右衛門までご連絡をいただければと思う。


そして夜は、いつものメンバーに加えて、長年八丈島で活動しているパートナーと合流して、ビジネスミーティングであり、宴会のようでもある食事会を開催していただき、明日葉の天ぷらや、海苔、島寿司などをいただき遅くまで尽きることなく、色々な話ができ、決起集会のようでもある、七夕の素敵な夜を過ごすことができた。
翌日は昨晩お世話になった方の圃場を訪問させていただいたり、さらに追加にて植物の確保をさせていただきいったりしてきた。そして最後に昨日続いて大御所のT氏のところに新たなメンバーと一緒に顔出しをして、交流を深めながら今後に向けての決起集会とも言えるような力強い後押しもしていただけるとても意義深い時間となった。その後早い再訪を約束して後ろ髪をひかれる思いで帰路に着くことにした。

帰りも青い飛行機赤い飛行機を乗り継いで無事に伊丹空港に到着。中身の詰まった二日間となった。さてさてまた面白いことが始まろうとしている。ご期待ください。そして一緒に楽しみましょう(^^)/
韓国から帰国し、氏神様参拝や重要なミーティングを終えて、海外からの貨物の到着連絡が入った。それはケイバ インシグニス。別名チョリシア。

パラグアイから約3ヶ月という長い船旅でやってきてくれた。そして港でバンカクをさせていただいた。バンカクとは本検査を行う前の事前検査で、これをパスすると実際にバン出し(コンテナからおろすこと)を行って植物防疫所の方々による植物検疫(検査)を行っていただけるのである。

バンカクは問題なくOKをいただけ、植物自体も根は当然カラカラに乾いているが(むしろ乾いてなければ問題)幹肌を見る限り、写真のように緑が見えているので十分生きている。また写真では撮れなかったが新芽も出ているので一安心である。あとはコンテナからおろして本検査を行っていただき、見事合格すれば日本に上陸と言うことになる。とても楽しみである。

そして翌日は、又右衛門のスペインでの活動を長年サポートしてくれており、昨年バラエングループのスペイン事業所の開設にあたり責任者として就任いただいたMakiko氏が大阪営業所にやってきてくれた。彼女は堪能なスペイン語と大阪弁を操る、とても頼りがいのあるパートナーで、なくてはならない存在である。

そこで簡単にミーティングを行い、大阪営業所の案内とスペインから届いた植物をチェックしてもらった。
そして再びミーティングを行いながら、情報交換を行っていると、あっという間に時間が経ってしまい、私は次の会議に出席する時間になったので、次のスペインでの再会を約束して名残惜しいがここでお別れとなった。
しばらくの間に韓国やパラグアイ、スペインなど色んな国からの訪問があり、ちょうど大阪・関西万博が開催しているからもあるからであろか頭の中では「こんにちは~~♪こんにちは~~♪世界の国から~~~♪2025年のこんにちは~~~♪」の歌が流れていた。
そんな感じで今週もあっという間に終わり。週明けからはまた海外。といっても日本の海外が続き、そして本当の海外出張となる。
おかげさまで目はだいぶ治ってきているので、あと少しの辛抱かな。さ~~来週も頑張っていこう。どのような週になるか楽しみである。
今朝、昨晩に教えてもらった美味しいと言われるホテル近くのパン屋さんへ行ってみた。


又右衛門は基本米食(和食)派なので、普段パンはあまりいただかないが、せっかくのお勧めなので今回は韓国でのお粥はあきらめてパンを食べて1日をスタートした。
手配いただいたレンタカーに乗り込み、まずは今、韓国でブーム?人気スポット?になっている植物いっぱいのベーカリーカフェを訪問することを勧められたため、代表的な店舗をいくつか訪問することにした。

まずは郊外にあるカフェ。自動車道路に面していて、日本で言うサービスエリアや道の駅のような感じである

確かに広々とした施設内に多くの植物が配置されている。特別デザインされたものではない感じではあるが素敵な空間である。


そしてショーケースにあるパンも美味しそうである。ここでパンを選んでカウンターで飲み物を注文するのは日本と同じである。

そしてパンとコーヒーをもって2階にある見晴らしのよいシートに向かう。ここもとても広い空間なので開放的である

人気があるのは景色が良く見えるベンチシート。そこから見える山の向こうは北朝鮮。ここに来た人は田園風景を眺めながらゆったり過ごすのが人気らしい。

私は、それより施設内の植物の方が気になるので真反対の施設内部側に陣取り、しばし時間を過ごさせていただいた。そこから見える景色は植物以外に、訪問したカップルなどが笑顔で写真を撮る光景が印象的であった。
ただ朝もめったに食べないパンをいただいた上に、ここでも再びパン。さすがに全部食べ切れず半分をお持ち帰りすることにして、次の目的地をめざすことにした。

次に訪問したのは著名なガーデンセンター。私は今回初めての訪問である。


広々とした店舗内に、輸入植物を含めた屋内外用の多くの植物や資材が販売されていた。

価格は日本での販売価格と近いような印象がある。

中にはこのような木製のオブジェもある。私がインドネシアに行ったときに気になっていたものであるので、どこの国からか聞いてみたところタイやその周辺国とのこと。そこで製造されたかどうかわからないが、現会長である両親が海外をまわって集めてきたとのこと。何となく私と同じような感じにも思えた。
販売価格は結構するが競馬場関係が購入されたり、一部レンタルも行ったりしていて人気であるとのこと。私たちもレンタルを始めよう検討していたため、その考えの後押しをしていただいたような気がした。

あと良いヒントになったのは、植物を植え込む際に使う用土は大きな容器から、自分の好みで調合し買えると言うことと。出口付近(入る時には入口)で、ここで買ったPOT(鉢)に自分で植え替えてから、持って帰ることができるシステムになっている。確かにこの形式であれば、家を汚さず余分な土も購入しなくても良いので、これは良いアイデアであると思った。早速もう一工夫して日本でも活かしていこうと思った。

他にもいろいろな植物を拝見し、社長自らゆっくり話を聞かせていただき、こちらからは私が扱う輸入植物や、日本クオリティの植物、資材を案内させていただいたところ高い関心を持っていただけ、今後に繋がる貴重な時間となった。忙しい中時間をとっていただいた若き社長に感謝である。そして今後が楽しみである。

そしてお昼も随分過ぎたので簡単にランチをいただき、ネコと戯れ、今日の最終目的地へと向かった。

ここも有名な植物いっぱいのベーカリーカフェである。15時のカフェタイムであったせいもあるのか駐車場も満杯であった。

店内に入るといっぱいの植物に加え、にぎやかなオーナメントや水場もあり多くの人が写真を撮っていた。


システムはどこも同じで、気に入ったパンをチョイスする。甘そうではあるが美味しそうである。

そしてカウンターで飲み物と一緒に購入し、お気に入りの場所にてゆっくり過ごす。私は植物が気になるので、植栽に一番近い場所にてしばし観察。

多くの来場者はこの写真にもあるひな壇にて靴を脱いでゆっくりお話をしながら過ごされている。

特にひな壇上部からは景色もよく、この辺り席が人気であるのがわかる。来場者の多くは特に植物に興味があると言うよりも、植物がある素敵な空間を求めてこられているのであろうと思った。
このサイズを日本にて展開するには少しハードルが高いであろうが、いくつか活かせるヒントは得られたので少し工夫をしてみようと思うのと、このような施設で植物のクオリティを高め、私たちが提唱する環境に配慮した健康な植物の導入や管理を進めることで、さらに良い空間になるのでではと感じることができた。
現在韓国ではこのようなカフェが増えているとのこと。その理由としてはこのような癒しの空間を求める人がいる需要があるのと、もう一つ韓国は相続税がとても高いため、このような施設を法人としてつくることで対策しているとのことである。ま~いずれの理由にしても、植物いっぱいの施設が増えることは、花き園芸業界にとっても、来場者にとっても得るものが増えるので良いことである。
そのようなことを感じながら、ここでは何とかパンを食べきって、お腹もパンパン。頭の中も情報でパンパンになりながら帰路に着き、渋滞に巻き込まれながらも無事にホテルに到着。部屋にてデスクワークを行った後に、ディナーミーティングを行い、部屋にて持ち帰ったパンを少しいただいて深夜ベッドに倒れ込んだ。
翌朝である最終日も朝ごはんは昨日から残っているパン。さすがにパンは飽きたと思いながらも、それしかなかったのと、無駄にしたくないと思いながら、コーヒーとともにお腹に流し込んだ。
そして先日来日いただいた関係会社であり韓国にて事業展開するMARINEX KOREA社の代表とミーティングを行った。当社には弊社から素材や技術などを提供してきた関係である。

代表者はとてもマリネックスの効果を高く評価し、長年携わっていただいて来た方である。マリネックスの効果についての研究は分野によっては日本より成果が出ているものも多くあり、参考にできるところもある。ただ近年、交通事故などにて前に進められなかったこともあり、足踏み状態であったが年内には活動再開の目途も立ち再稼働を目指しているので、今後の飛躍がとても楽しみである。特に美容分野ではとても面白いと言える。
今回のミーティングも前回に続き長くなったが、その分お互いの想いはしっかり確認ができたので引き続き日本からも支援をしていき、日韓両国協力し合いながら技術を含めた全てを高めていき、普及させていきたいと思っている。是非このような取り組みに興味を持っていただける方はご一報いただければ幸いである。

このアツいミーティングを終えた頃はお昼前になったので、私は帰国のため仁川空港をめざしトラブルなく到着。


新しくなった第2ターミナルは日本の空港と比べて随分広々として素敵であった。様々な事情があるとは思うが、日本の空港も世界の玄関口である以上、素敵であることを望んで止まない。またそのような取り組みが行われるのであれば、今まで培ってきた技術や魅力的な植物の提供は惜しまない。是非そのような機会があること願っている。

短いですがこれにて韓国紀行は終わりです。新しい取り組みも始まるので、また近いうちに再訪になるかと思いますので続編を楽しみにしていてくださいませ。
さ~~帰国したら南米からの植物が届いているころ。これもまた期待値大である。
週末は、目の痛みもあり軽いデスクワークと半年間で蓄積したものを落とし、清めるために夏の大祓のため氏神様を参拝した。

先月末にかけて目や足の怪我があったり、肩こり腰痛など身体全般に軋みを感じたりしたためもあり、少し無理したのかもと思えたので日々のお礼を兼ねてのお詣りをしてきました、おかげさまで少しリフレッシュした気分で、韓国へと向かうことができた。
今回の韓国訪問は約10年ぶりで久し振りである。そこで何故韓国訪問なのかというと、私たちが扱う製品に興味を持っていただけた企業との初めての面談と、バラエングループ会社と緊密な関係を持つ韓国法人の訪問がメインである。

久し振りに関西空港からの国際線出発で、随分雰囲気が変わっており、少し戸惑いながらラウンジで過ごしてから、仁川行きの飛行機で韓国をめざした。

定刻無事に仁川空港に到着。そこにはパートナーが迎えに来ていただき流暢な日本語でエスコートをしていただけた。


途中、飲み物を買ってきていただける合間に空港内の植栽を拝見した。よくある置き型ではなく、床に埋め込み式になっていて良い感じに仕上がっていたのが印象的であった。その後車に乗って移動。
街中に近づいた時にはランチタイムであったので食事をご馳走になってから事務所や倉庫を拝見した。事務所では以前問い合わせいただいた製品以外の植物をはじめバラエングループの扱う商品について話をさせていただいたところ関心を持っていただけた。
そして今後も協力関係を続けていくことを約束してミーティングを終えることとなった。その後は私の宿泊予定のホテルまで送っていただけ、再会を約束してお別れとなった。

私はホテルにチェックインし、現地で合流予定のパートナーが来るまで、部屋でデスクワーク。しばらくしてパートナーが到着。その後、ミーティングを兼ねての食事。

せっかくなので韓国と言えば焼肉なので、ホテルの近くで焼肉をいただきながら、色々な打ち合わせをさせていただき、コンビニによってから部屋に戻ることにした。
と言う感じで、久し振りの韓国の初日を無事終えることができた。さ~~明日もどのようなご縁があるか楽しみである。
今回の北海道は農業の中でも本業である花き生産農場ではなく牧場訪問が目的である。そして牧場といっても牛やヤギではなく馬、それも競走馬である。そのことについてアップさせていただきます。

グループ会社が開発・製造するマリネックス社が、野菜生産だけでなく畜産現場においても著しい成果をあげてきたため、数年前に「競走馬用マリネックス」をリリースし、各試験にも合格をしたものの、今までと違う業界での活動はかなり苦戦を強いられてきた。
ただ今春の宮崎の育成牧場訪問時に、北海道をベースに国内外で活動する競走馬業界に精通し、顔も広いとても素敵な方とご縁をいただけたおかげで今回の訪問に至った。
昨晩、実はちょっとした自爆トラブルで目を刺して傷つけてしまい、左目の白目が全て血の色になってしまいさらにした瞼から血が溢れるような状況になってしまったため急遽眼科へと駆け込み治療をしていただいてから一晩明けて出発となった。

出発の朝は台風2号の影響もあり雨が心配されたが、雨はほんの少しだけで飛行機の遅延もなく、目の痛みだけを除けば順調に新千歳空港に到着。そのままレンタカーを借りて競走馬の一大産地である日高地方へと向かった。
途中渋滞などのトラブルもなく、予定より少し早く静内に到着。そこで今回も大変お世話になったエージェントのI氏と合流。ミーティングを兼ねたランチをいただいた後、まず静内の生産牧場を訪問させていただいた。

この牧場では、競走馬の生産についてなどを学ばせていただき、実際に当歳馬(今年産まれた馬)も拝見させていただくことができた。

またここでは牛も飼っておられて、畜産におけるマリネックスの効用などにも触れさせていただくことができた。

その後一旦宿泊施設にチェックインした後、最終集合して、静内の素敵な場所で会食をさせていただいた。その時のメンバーについてはここでは控えさせていただくが、競馬について深い見識をもつ、とても素敵な方々であったので、多くを学ばせていただくことができた。この時間だけでも今回訪問をさせていただく価値があったと言える。素晴らしい機会をつくっていただけたI氏には感謝である。

翌日は、I氏に日高育成牧場付近を案内していただいた。

育成牧場周辺を一望できるところに連れていっていただき、各施設について教えていただくことができた。この施設の総面積は東京の渋谷区と同じ広さと言うことに驚かされ、また各施設の役割、その充実度にも感心させられるばかりであった。今まで会いたかった馬や関係者の方々とお会いすることができ、とても幸せな時間を過ごすことができた。

午後からは静内に移動。ここでも素敵な生産牧場を紹介いただいた。中にはこの夏の競りに上場予定の馬も拝見させていただき、その迫力に圧倒されっぱなしであった。その他にもいくつかの施設を訪問した後、宿泊施設へ移動。チャックインを行って少しだけ部屋で休憩をして、この夜は昨日の生産牧場の方と、本日訪問した牧場の方と、そしてI氏と一緒に会食をさせていただいた。
若い生産者の方々と長年国内外での活動で経験と知識が豊富なI氏とご一緒させていただいた食事は、学ばせていただけただけではなく、私が取り組んできたマリネックス事業や、その他の農業における取り組みとが彼らの競走馬生産とリンクすることが多くあり、大いに盛り上がるとても貴重な機会となった。

今後は、さらに一歩進めた活動ができるのではと思っている。とても楽しみである。そして夜も更けたので名残惜しいが会食場所を後にして宿泊施設へと戻ることにした。


最終日はまず育成牧場を見学。厩務員の方などにもお話を聞くことができ、管理施設や食事である飼い葉なども拝見し、今後の提案に大いに役立てることができた。

その後、育成牧場を見学。実際に今夏に上場もしくは販売される競走馬たちを前にして色々とレクチャーを受けさせていただいた。

競走馬を前にして、教えていただけることは、大きな学びとなっただけではなく、色々な未来への想像が膨らんでいく時間となった。

そしてとても有名な人気店のお蕎麦屋さんにて、今回最後のミーティング兼食事をさせていただくことにした。ここのお蕎麦は美味しいのだが、私にはこの連日で大いに受けた刺激で、目が血走るほどの興奮を掻き立てられ、そばをいただいた記憶がなくなるほどであった。それと同時に、3日間ご一緒いただいた素晴らしいI氏のアドバイスや繋いでいただいた方々とのご縁によって、今まで私にはなかった構想が頭に浮かびあがってくることになった。

この構想の実現は大部分が未知の分野であり簡単ではないため、数年で達成できるものではないかもしれないが、とてもやりがいを感じるとともに、このような素晴らしい方々とであれば夢ではないと思う。とても楽しみである。
そして食事を終え、大変お世話になったI氏ともここでお別れ、再会と互いの活躍を祈念し合い、それぞれが帰路に着くことになった。

この3日間。目は痛かったがしっかりと目に焼き付いた光景がある。それは青く広がった牧場、海、空。そしてとても澄んだ目の馬。そしてそしてご縁をいただいた皆さんの目。どれもが美しく輝いていた。皆さん本当にありがとうございました。お世話になりました。近いうちに再訪します。その時はきっと私の目も治って輝いているはずです!!!
弾丸タイ訪問から帰国し、父の日を宝塚で過ごしてあらためて都内へと向かった。
週初めは、もう30年になるであろうか長年大変お世話になってきたお取引様の創業者でいらっしゃる方の偲ぶ会が開催され出席をさせていただいた。会場にはかなり多くの方が臨席され、故人の素晴らしい功績が表されている式であり、その遺影はとても輝きに満ちたものであった。そしてこの会に出席をさせていただくことの意義を噛みしめながら、故人そして親族や会社の方々への御礼を伝えさせていただくことができた。本当にありがとうございました。どうか安らかにお眠りいただけることをお祈り申し上げます。

偲ぶ会終了後、急いで帰社し着替えを行って伊丹空港へと向かう。羽田空港では走りに走ってホテルに駆け込み、何とか夕方からのWebミーティングに参加させていただいた。今回のWebミーティングは、グループ会社のマリネックス製品をお取り扱いいただいている新しい企業の方に「マリネックスとは?」についての講習を兼ねたミーティングである。
内容は、マリネックスの農業、花き園芸、水産、畜産、環境に対しての効能や実績についてであり、その内容に強く関心を持っていただくことができ、今後の拡がりを期待したいところである。
翌日は、朝から面談と電話で社内ミーティングを行った後、午後から品川にて昨年起ちあがった沖縄プロジェクトのリアルミーティングを開催した。いつもは沖縄で開催するが、本プロジェクトの発起人の一人兼キーマンであるメンバーが都内がベースであるので今回は品川での開催となった。

ミーティングは参加メンバーで、組織の再編を含めて、当初の構想通りに進めていくことに対してコンセンサスもとることができた。その後、場所を新橋に移し、デザイナーの方を交えて情報交換を行い、親睦を図ることができ、とても意義深い1日となった。

きっと私たちのミーティングと参加メンバーの目は、この街のネオンより輝いていたはず。今はそのこと気づいてないのが殆どの方であろうが、きっとさらに輝きを増していき、多くの方にご理解をいただける日が来ると思うので楽しみにしておいてくださいませ。