四代目又右衛門の頭の中を書いたブログ
MATAEMON'S THINKING BLOG
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今回の沖縄訪問目的は、先日パラグアイから無事大阪に入港し、植物検疫をパーフェクト合格した後、沖縄名護に移送させたケイバ インシグニス(チョリシア)の着荷と設置状態の確認と、その他育成中の植物の確認、そして進行中のプロジェクトについての重要な打ち合わせと植物園訪問である。
14日朝、暗いうちから起床し1日早いが、自宅 会社にて15日恒例である神棚の榊交換を行ってからいつものJALにて那覇空港をめざした。
途中大事な契約ごとに必要な印鑑証明を用意しながら何度もチェックしておきながら机に上に忘れてきてしまい、かなり焦ったが今はコンビニでプリントアウトできるとのことで、何とかフォローでき沖縄入りをすることができた。
那覇空港には定刻より少し遅れての到着。そこには現地パートナーが迎えに来てくれていており、早速車に乗り込んで北部をめざした。
北上中に、日本植物園協会でもお世話になっている東南植物楽園を訪問した。以前に弊社開発資材などをお預けしており、そのテストの進捗状況などを確認する予定であったが、担当の方が体調を崩されたので、詳細の確認ができず、バックヤードを案内いただき現状把握をし、9月に再度訪問し、実際に私が施工することを約束することになった。
そして北上しパートナーの本家敷地内になるガジュマルをチェックさせていただいた。この素敵なガジュマルが現状の計画であれば整備によって行き場がなくなるとのことで、それであるならば進行中の名護プロジェクトに移設ができればとのことである。とても素敵な樹であるし、今まで地域の方々に愛され、地域の方を見守ってくれていたであろうと思うので、その考えに大いに賛同させていただき、早速進めていきたいと思った。ただこのような樹であるので簡単にはいかないため、かなり事前準備も必要なので、引き続き進めていこうと思う。とても楽しみである。
続いてさらに北上し、名護プロジェクトの中心地である伊差川に到着。年の初めにハウスは完成し、晩春に貯水タンクを埋設させ、後は順次植物の搬入となる。
そして先々週に遥か遠い国パラグアイから大阪にやってきてくれた2本のチョリシアが無事にパーフェクトで植物検疫を合格したので、そのまま沖縄へ移送し先週末に名護に到着。※チョリシアがどのような樹であるかはブログの最後に記載していきますね
そして現地パートナーが設置をしていただけた。素晴らしいプロの腕前である。これであれば台風でもOKであろう。大きなハウスの両脇に2本の巨木が凛と立つ姿は、まるで風神雷神のようで存在感抜群であった。
以前よりここのハウスが建った頃から、周囲の人は何ができるのだろう?と強い関心を持っていただいているようだが、さらにこの2本のシンボルツリーが入ることで、その注目度は高まると思っている。また約1週間後にOPEN予定であるジャングリアと近隣のため、そこを訪れる人の目にも入ると思うので、もっと注目されると思う。当初はジャングリアのOPENまでに完成させようとも思ったが、地域の状況などを踏まえて考えると、無理にOPENを合わせることは得策ではないと考え、じっくり無理せずに進めていこうと思っている。
いずれこの施設の名称や目的、どのようなメンバーで行うなどはあらためて発表をしたいと思っているが、花き園芸業界で世界的に注目されるメンバーや、日本を代表する腕前のプロフェッショナルが力を併せて取り組むので大いに期待していただければと思うし、バラエングループ次世代の取り組みになるとも言えるので、自らも大いに期待している。
そして現場の打ち合わせを終えた後に、カフェで今後についてのミーティング、続いてディナーミーティングをコアなメンバーで腹を割って話し、考えは大筋で合意でき、お腹も心もいっぱいになったのでホテルの部屋に戻り明日に備えることにした。
ケイバ インシグニス(チョリシア)
Chorisia insignis
アオイ目パンヤ科
学名:Chorosia insignis (Ceiba insignis)
生産国:ブラジル、アルゼンチン
別名パラボラッチョ(Palo Borracho)はスペイン語でPalo(樹)borracho(酔っ払い)の意味です。ブラジルからアルゼンチンにかけての南米原産のアオイ目パンヤ科セイバ属の熱帯落葉高木です。冬になる果実は、紡錘形で中に長い綿状の繊維に包まれた種子が多数あり、6月ごろ実が割れて、風媒花として飛散します。この繊維は、昔は毒矢を防ぐ防矢チョッキに使われたそうですが、今はクッション、ぬいぐるみ、枕等の詰め物に使われています。材は軽いので、漆器や下駄の素材とされ、南米では樹木が街路樹として利用されます。 同科の樹にバオバブ(Baobab)などがあります