四代目又右衛門の頭の中を書いたブログ

MATAEMON'S THINKING BLOG

第17回 国際ガーデン&アウトドアEXPOが10月11日(水)~13日(金)の日程で開催されますが、その会期中の10月11日(水)13時~14時の後半30分間にて、「ネイチャーポジティブの実現に向けた社会課題を解決する植栽デザイン」と題し、又右衛門がお話をさせていただきます。

https://biz.q-pass.jp/f/7403/agri_t_seminar23/seminar_register?fid=i4C55mbWCd3RmopI&tag=9333&co=gardex

持続可能な社会の実現のために、花き園芸、緑化・造園業界の役割や様々なデザインや考え方、バラエングループの最新技術について提案をさせていただきたく思っています。

30分という短い間でのお話になり、当日はさわりの部分になるかもですが、植物や環境への強い想いをもつ皆様と繋がる良い機会であると思っておりますので、是非ともお越しいただきますようよろしくお願いいたします。

希少な植物の貿易や国内外のイベント活動をしている又右衛門の印象を持っていただいている方には、「見えないデザインの必要性」などについて語る、いつもと少し違う顔で登壇する又右衛門の話をぜひ聴きに来てくださいませ。

そしてお時間が許される方はバラエングループブースにもお越しくださいませ。
当日皆さまとの出逢い、再会を楽しみにしております。

今回は第17回 国際ガーデン&アウトドアEXPOが10月11日(水)~13日(金)の日程で開催されます。

私たちバラエングループは、スペイン、オーストラリアやタイなど世界各国に拡がるパートナーからの魅力的な植物に加えて雑貨小物、さらにグループが手掛ける日本の逸品も紹介させていただきます。

また世界が注目するバイオスティミュラントである「マリネックス」、

新しく開発した自然生態系調和型資材「アースフィールシリーズ」の提案をさせていただきます。

またイギリス発の画期的な植物育成ポット「AIR-POT」も紹介させていただきます。

会期中の3日間は、私が講演させていただく11日13時~14時と休憩時間以外は会場におりますが、会場にて様々な役割をいただいておりますので、席を外していたり、ご予約のお客様とのミーティングをさせていただいたりしておりますので、お越しになられる方は、事前にお声掛けいただければ、在籍しお待ちしていますので申し付けくださいませ。

皆様におかれましてはお忙しくされていらっしゃるとことと存じますが、何とぞお時間調整いただき、お越しいただけますことお願い申し上げます。

なお差し入れにおはぎなどのあんこ(特に粒あん)などや、おひねりなどのお気遣いは結構でございます(笑)

探し物は何ですか♪と懐かしいフレーズの歌が、最近特に頭の中で流れてくることが多くなってくる。作詞者のメッセージとは意味が違うであろうが・・・・・

週明け月曜日、環境に配慮した資材や技術の開発の定例ミーティングを三木で行い、その後大阪に戻り、次のミーティングに向かう途中で、財布がないことに気づき、何度も何度も車やカバンの中を探してみたが見つからず明日からの出張に困ったと思っていたところ朝にミーティングを行ったカフェで見つかり一安心。

そして事業地である豊中市への提案のため市役所を訪れさせていただいた。具体的にはどの部署とか、どのような取り組みなどについては控えさせていただきますが、とても協力的でアグレッシブな方々との面談となり、私たちの取り組みの活力になったと言える。本当にありがたく思う。引き続き地域、市民に対し植物を通じて私たちができることを提案していきたいと思っている。乞うご期待である。

ミーティングを終えると、再び三木へ。そして預かっていただいたお店にいき、しばし離れていた財布とご対面。また一緒に旅を始めることになった。

12日午前には10月11日~13日に幕張メッセにて開催されるGARDEXの出展と講演の打ち合わせと、午後からは近隣の施設の方々との初めての面談。私が以前にやり残したことの一部をできるのではないか?また多くを学ばせていただけるのではと思っている。とても素敵なご縁をいただけたので積極的に取り組んでいきたく思っており期待が大である。

13日には都内にて、一般社団法人 日本花き卸売市場協会と私が所属する一般社団法人 全国花卸協会との「花き流通に関する情報交換会」が開催され出席をさせていただいた。

ここ数年COVID-19の影響でリアル開催ができていなかったが、今回久し振りにリアルでの開催となった。市場協会様には特別な設えをしていただき、とても有意義な機会となった。市場協会の皆様には感謝である。

私たち仲卸はほとんどの事業者が市場内にて活動をさせていただいている。ある意味仲卸の成長は、市場の成長とリンクするところもある。しかしCOVID-19から市場も仲卸も様々な取り組みを始めている。小売りも生産も同じである。特に24年問題による輸送流通の変化は大きい。これからは市場や仲卸の事業範囲が重なってくることが多くなるであろう。

そのような中、競争も激化するかもしれないが、決して争うのではなく、互いが切磋琢磨し、志や目的が一致する者同士が互いに力を合わせ、それぞれの特性を持たして共創の世界をつくっていくことができる時代の訪れを願っている。実際にそのような動きも始まりつつある。

さて今週末から再び海外へ。これからも引き続き、机の中にも、カバンの中にあるはずもない志を同じくする仲間や自らの居場所を、国境を越えて見つけていきたいと思っている。健康な植物(みどり)が溢れる世界になるために。

見つけにくいものかもしれないが、これが私の「探し物」かもしれない。

そしてその先に拡がっている風景こそが私にとっての夢の中の世界かもしれない。

都内から帰り、昨日は今年3回目の秋田である。今日も前回同様朝一番の秋田空港行で向かうことにした。

出発時には心配していた台風影響もなく定刻に出航。緑の稲穂の黄色のコントラストを眺めながら無事に秋田空港へと到着。

そしてなまはげの歓迎を受けて、レンタカーの受付カウンターへと向かった。今回はレンタカーの予約も忘れず、そしてニッポンレンタカーと日産レンタカーの間違えもせずに無事に受付を済ましてから送迎車に乗り込み、営業所で車をあてがってもらい、松の産地である三種町(旧八竜町)へと向かった。

車を走らせること約1時間。目的地である三種に到着することができた。

皆さんも報道などでご存知の通り、全国的な猛暑であり、ここ三種地区は、台風の時にも雨は少なく、水不足による大きな被害が予想されていた。途中では水不足による農産物の被害を多く見かけて正直不安であった。

実際に松の生産圃場に到着すると、むしろ例年より順調ともいえる圃場がいくつもあった。この圃場などは、緑が濃く、秋田の松とは思えないほどの色合いであった。

この圃場の写真を見られた方は、草だらけ、ほったらかしと思われるかもだが、よく見ていただくと、その中にある松はしっかり緑色をしているのが確認できるかと思う。

この草さんたちが、土の乾燥抑制になり、松を守ってくれたと言える。本当にありがたいことである。

中にはこのように細くしなやかな曲線美をもつ魅力的な松を見かけることができる。我ながらうっとりする出来栄えである。

そして各圃場を順番に周り、天候ストレスによる生育不良対策などの対策のために各地の土壌調査を行い、生産者の方と打ち合わせするために移動することにした。

そしてその途中で順序は逆になってしまったが、氏神様を参拝させていただき、再訪とこの地に関わらせていただくことになった御礼をさせていただいた。

そして生産者の方々に、まだまだ残暑ではあるが、きりたんぽ鍋をごちそうになりながら、今後の進め方について深く話し合い、お互いの想いが合致していることを確認できたので、お互いが笑顔で来月の再訪を約束して、今回の訪問は終了となった。この件につきましてはまたあらためて皆さんに報告をさせていただきたいと思います。

そして眠い目をこすりながら、再びレンタカーにて宿泊地である秋田市内へと向かった。

無事にホテルに到着した後、簡単に食事を行い、各自部屋にて過ごすことにした。私は夕食時に頼んだ夜食の好物である焼きおにぎりとコーヒーを飲みながら、机に向かい夜も更けてきたので休むことにした。

翌朝、朝一番でホテルを出発。レンタカーを返して、7時30分に空港で搭乗手続きを行い、予約していた安い便の羽田空港経由伊丹空港行で帰阪することにした。しかしここからちょっとしたアクシデントがあった。

一応羽田空港からの飛行機は秋田空港に10分遅れで到着し、そのまま折り返しで羽田空港に向かう予定であったが、羽田空港が台風の影響により、着陸できない場合は秋田空港に帰るという条件付きであった。まず大丈夫であろうと思ってそのまま何の不安もなく、搭乗そして離陸をした。

羽田近くになると確かに飛行機の揺れが激しくなり、中には数名体調を崩される方も出ているようであった。そしてしばらく羽田空港上空を旋回しながら、待機をしていたが、機内放送が流れて、着陸不能なため秋田空港に引き返すとの連絡があった。万事休すである。

ただ誰のせいでもない自然のいたずらなので、受け入れて再び 秋田空港へと向かった。

再び、着陸。またもや、なまはげの歓迎を受けて、JALの受付カウンターで帰阪のための手続きを行うことにしたが、どの便も満席で7時間後の19時前の便を何とか確保していただき、ホッと一安心して、15時のキャンセル待ちも行ってから、それまでは秋田空港でデスクワークをしながら過ごすことにした。

15時過ぎに、私のキャンセル待ちがとれたため思ったより早く帰れると思ったが、他にも急いでいる人がいたので、席を譲ることにして、私はまたもやクーラーが良くきいて寒い空港内のラウンジで震えながら過ごすことになった。

やっと伊丹空港行の飛行機に乗りこむことができ、朝の一旦の出発から10時間後にあらためて秋田空港を出発することができた。

伊丹空港の到着締め切り時間ギリギリで無事に着陸。今回で再び風邪のような症状をぶり返しながらも何とか今日中に自宅に帰ることができたのはありがたいと思いながらも、長く居ることになった秋田に、もうあきた!とは言わないがちょっと疲れた今回の訪問となった。

ともあれ元気な松たちが見ることができたことが何よりである。皆様年末を楽しみにしてくださいませ。

昨日今日と新しい取り組みのお声掛けをいただき、関東方面をへと向かわせていただいた。

いつものように始発の飛行機で羽田へと向かう。今回こそは何も失くしものをしないようにと心に近い早朝出発した。そして定刻に羽田に到着。通常であればここから、電車かモノレールで移動であるが、今日は房総方面のため、リムジンバスにて向かうことにした。

アクアラインを利用したリムジンバスは本当に便利であっという間に木更津に到着。そして一駅電車で移動し、君津へと予定時間より大幅に早く到着することができた。

そしてしばらくして、お世話になっている方からのご紹介にてお声掛けいただいたAlonAlonの那部さま、設計デザイン会社の方々と合流し、早速、現地を訪問させていただいた。

まずは事務所近くにいるネコちゃんにご挨拶。とても居心地が良さそうな顔をしている。その素振りから歓迎していただけたようである。

そして事務所にて今回のプロジェクトについての想い、設計デザイン会社の方々からの説明をお聞きし、植物活動家としての植物の選び方、建築物のあり方などをお話し、早速現場を拝見させていただいた。

とても魅力的な施設で、ひとつずつチェックをしながら確認をさせていただいた。そしてその上で植栽方法や土壌についてなど気がついたことをお話させていただくことができた。

その後、以前より取り組まれている胡蝶蘭やマンゴー栽培施設を見学。栽培されている植物もだが、そこで作業されている方々の輝いている眼差しが本当に素敵で、その表情は、この施設の全てを物語っているように感じることができた。

それと同時に、ここまで施設や就労されている方々を育ててこられた那部さんの後姿はとても広く、光の源へと向かっていかれているな~と感じました。

今後はどのような役割をいただけるかは先方次第ですが、施設の方々、ここで一緒に暮らす植物のために、私ができることを提供できればと思っています。今後が楽しみである。

翌日は、浜松町で朝一番から営業&ミーティング。ここでもあらためて一緒にプロジェクトを進めていければということになり、楽しみである。そしてまだまだ話したいことがあったが時間切れとなり、小走りで駅に向かって移動することになった。

お昼前には赤坂にてとても重要な面談があり、訪問させていただいた。内容をお伝えすることはできないが、とても重要な任務を授かることができた。何とか私がもつ全ての能力を用いて実直に任務を遂行させていただければと思っている。ワクワク感と身震いする想いが同居した時間となった。

そして続いてまた小走りで横浜 関内へと移動した。途中以前からお世話になっている方にバッタリ路上でお会いすることができ、歩きながらの短い時間ではあったが、今後についての意見交換をさせていただくことができた。

その後、大きなイベントにおいてのヒヤリングを、協会のメンバーとともに受け、ここで今回の出張の目的は一旦終了となった。

この他にも長年お会いできていなかった先生などにも再会ができるなど、いつもよりバタバタでありながら、良い縁が繋がる日となったと思う。今の自分の能力ではひょっとしたら限界かもしれない。ただ自分で限界を決めてしまうとそれ以上の成長もないであろうから周りに迷惑が掛かるまではできるだけチャレンジしていきたいと思っている。

大切な植物や人びとの笑顔につなげていけるのであれば・・・・・

さて今日が最終日。いつものように歩いてホテルに向かい、ホテルには時間通りに到着した。

昨日までの企業訪問を終えて、今日はバンコクでの展示会「ASEAN Sustainable Energy Week 2023」に参加してきた。

何度か近くまで来たことはあったが、中に入るのは初めてである。やはり新しくなった施設は広々としていてとてもきれいである。

そして開場とともに入場し、まずは日本から出展されている団体などを順番に案内いただいた。

まずは東京公社による共同ブースにて各社お話を聴かせていただいた。基本は畑違いの展示会であったが、中には少し気になる技術もあったのでいくつか質問をさせていただいたところ関心を持っていただけたので、今後に繋がればと思っている。

そして現地コーディネータに案内され日本から出展している各社を訪問。皆さん元気な企業でこのように海外で出展されることは素晴らしいと感じた。

その後は残った30分ほどが各自自由時間となったので、私はBOIで少しお話をさせていただいた後、目的なくぶらついていると、各ブースがほとんどが無機質なブースの中に植物が多めにあったブースがあったので、少しお話を聞かせていただいた。

ここは工科大学のブースで、工学でありながら、若い先生が、植物がもたらす効果などについても研究をされていた。そこで私は日本で様々な機関と繋がり、その中で「健康な植物のもつ力」について研究をしていることと、他国や日本でも研究は進み、エビデンスも出てきていることなどを伝えると、とても興味をもっていただけ、バラエングループと共同研究を進めたいとまで提案いただけた。

今後については未定ではあるが、今後お互いが協力的に進めていくことを約束し、ブースを後にした。そして展示会視察を終えて、最後のプログラム参加のため移動となった。

移動後次のプログラムの前に、参加者皆さんと一緒に飲茶をいただく。私は普段あまり食べない飲茶なので、すぐにお腹が膨れてしまい、極度の眠気に襲われながら、会場であるホテルに向かうことにした。

そして今回のタイ グリーンミッションの最終プログラムのビジネスマッチング会に出席。会場にはありがたくコーヒーサービスが用意されたので一気に3杯を飲み、シャキッとしてオープニングに臨むことができた。

まずはタイ王国大阪総領事館 領事から開会の挨拶があり、この会は開会された。

続いてタイ企業からのニーズ発表として、3社から事業やタイが欲している技術などをお話しいただけた。

休憩をはさんで日本からの企業PRの時間をいただき、日本から4社が逐次通訳でのプレゼンがなされ、各社から製品や技術についての発表がなされた。

そしてマリネックス社として参加させていただいている私は、2番手にてPRの時間をいただけた。

そこではバラエングループとしての想い、マリネックスの可能性はじめ、健康な植物(みどり)の力や必要性について少しではあるがお話をさせていただいた。

多くが工業系のエコや環境に対する活動をされているので、中には興味がなかった方もいたかもしれないが、私にとってはその方が好都合で、普段植物やみどりの力にあまり関心がなかった方々に対して、話が出来ることはとてもありがたい機会であった。

工業系の方々は、カーボンニュートラルにむかい、様々な技術でCO2排出の削減をめざしていただいている。とても大切なことである。

そこで私たち植物に携わっているものは、いかに排出されたCO2を植物が効率的に吸収できるかを考え、健康な植物を街に拡げる取り組みを進めていかなければならない。そして管理においては化学農薬・肥料を抑え自然生態系調和型資材や技術などクライメートテックとして気候変動対策をおこないながら地球への負担を軽減することが必要である。まだまだ私たちの業界は意識が薄いかもしれないが、その輪を少しずつでも拡げていければと思っている。

そして日本の全社がPRを終え、隣の会場に移動し、立食の懇親会に参加させていただき、多くの皆さんと情報交換をすることができ、時間となったので、主催者や参加者の皆さんに挨拶をさせていただき会場を後にした。

突然降ったらしい雨も上がった帰り道は、今回のグリーンミッションで多くの人から学ばせていただき、国内外の方と新たなご縁もあったせいか、3日間の通った中で、一番軽やかに感じる。

そして毎回通る度に、手を合わさせていただいた寺院に最後のお礼を伝え、しばらくしてホテルに到着。その後、車輪を失ったスーツケースの修理が間に合ったので一緒に帰国の途についた。

今回のタイ訪問で前半はいつものように植物に関する取り組み、後半はうってかわって工業関係のミッション。正直、前日までは工業系のミッションに参加するよりも、ひとつでも多く植物の産地を回ったほうが良いのでは?と思うこともあったが、実際はそのようなことはなく本当に良い機会であった。おすすめいただいた方々、主催でお世話になった大阪商工会議所の皆さんに本当に感謝である。

さ~あと数十分で関空に到着。今回もホテルや空港のクーラーの寒さに、少し体調を崩してしまったが、マリネックスを飲んでしっかり回復させて、9月も頑張っていこう。今回の土産話をみんなにするのが楽しみである。

さて今回のアップは、8月のタイ訪問の大きな目的の一つである大阪商工会議所が主催する8月28~30日の3日間開催された「タイ グリーンミッション」に参加してきたことについてアップをさせていただく。

私たちの業界でグリーンと言えば、植物のことと思うが、私たちの業界をでればグリーンは環境という捉え方をするので、ここでのグリーンミッションは環境ミッションであり、そこに私は参加してきたということになる。決して花き園芸業界のミッションに参加してきたわけではないことをまずはお伝えさせていただきます。

何故、今回は花き園芸業界以外のミッションに参加させていただいたかというと、本年JETROの輸出大国コンソーシアム支援企業に薔薇園植物場が採択され、その担当していただいている方の推薦があり、内容を拝見したところ、少し興味があったので、勉強がてらにという気持ちで応募させていただいたところOKとのことで、申し込みを済ませて参加ということになった。

この3日間の集合場所である指定ホテルは、ホリディ イン バンコク シーロムであるが、少し値段がはるので、私は徒歩で30分のところにある良心的な価格のホテルに宿泊し、毎日楽しみながら通わせていただいた。

初日。指定ホテルに朝7:30分集合し、引率していただく大阪商工会議所のお二方と、参加者の方にご挨拶をさせていただき、早速大型バスに乗り込み視察研修へと向かった。

1番目はParfun Textile Co.,Ltd.を訪問。

まずはタイに進出されている日系企業で婦人・紳士下着を中心とした製品の企画・設計・生産、アパレル向け生地の生産などをされている会社を訪問。無駄のない特殊な製法をおこなっており、排水などに微生物を使用するなど、環境に配慮した取り組みをされていた。訪問しながらいくつかのアイデアも浮かんできたので、またお話が聞ければと思っている。

2番目はThai Hirakawa CO., LTD.を訪問。

この企業も日本から進出しており、各種ボイラ、圧力容器、熱交換器等の設計、製造、販売及びメンテナンス。安定したビジネスになっているように感じたのが印象的であった。

3番目はFOMM (ASIA) Co., Ltd.訪問。

とてもユニークな車を販売している企業である。この車は洪水時でも車体が浮き、水上でも、モーターによって動くことができるという強者である。実際に試乗もさせていただき、個人的には興味がわいている。

これで初日の視察は終わり、参加者の皆さんで夕食会が行われ、懇親を深めることができたり、ご指導をいただくことができたりした。

2日目。Eastern Economic Corridor of Innovation (EECi)訪問。

個人的には視察で行ってみたいと思っていた企業である。タイ、ラヨーン県ワンチャンにある東部経済回廊(ECC)の中心にあり、5つのミッションを掲げ、イノベーション創出や、QoL、持続可能性、自給率などの向上を目指すイノベーション総合施設。

広大な敷地に、最新のテクノロジーを持っている。植物の育成のための施設などがあり、今回の訪問で私の活動に少し近い部署もあるので興味深く見学をさせていただいた。

見学後立ち話ではあるが、私たちの取り組みを説明させていただくと関心をもっていただけたので、帰国後にあらためて連絡し、場合によっては再訪の可能性もあるのではと思っており楽しみである。

施設内で昼食をいただき次の訪問先へと移動した。

午後はNEIS&TOCALO(Thailand)Co.,Ltd. を訪問。

表面処理である溶射や溶接、機械加工を用いて、鉄鋼メーカーにサービスを提供している。

その技術力は素晴らしく、今後大きく拡張もされるようで、まだまだ需要がありそうで、うらやましくも感じた。またスタッフの皆さんが明るかったのも印象的であった

今回は遠方での視察であったので2か所の訪問で、おおよその予定通りで指定ホテルにもどり、今日は解散となった。

私はホテルに一旦戻り、重たい荷物を軽い荷物に変えて別の打ち合わせのために移動し、深夜遅くに部屋に戻り、そこから日本とのやり取りをおこなっていると、朝方になってきたので、目覚まし時計をガンガンにかけて眠ることにした。

初日の農業分野での調査などを終え、週末は花き園芸生産者をまわらせていただいたので、その中から少しピックアップを。

まずは、日本での正規販売を委託いただいたヤシを専門とする生産者さん。

とてもまじめな方たちで、色んなことを一緒に研究をしてくれている。写真のようにビスマルキアもココピートで順調に成長をしてくれている。

他にも日本への輸出仕様にしたものも、しっかり根付いているようであった。

また3~5年後のために、最初からココピートでの生産も順調に始められていた。ここからどのような植物が芽を出してくれるかは内緒(笑)乞うご期待である。

他にアデニウムの生産者を再訪。色々なタイプのものを保有していて、私たちのオーダーに応じて生産をしてくれる魅力的な生産者である。

 

アデニウムは、日本で安価に流通する品種など、播種から半年も経たずして、そこそこのサイズに生長するものから、写真のような葉がとても小さく、生長が遅くかなり長い年月が必要なものもある。

他に葉の丸いものや、幹が黒いもの、花の色や咲き方にも特色があり結構奥が深い。このような中から半年後や数年後の需要を想像しながら、仕込んでいくのは少し不安もあるが、楽しみでワクワクする。ただいずれにしても大切な植物の命を預かるので、無責任な簡単な気持ちで行ってはいけないことであることだけは、いつも頭の中に叩き込んでいる。

他には、とてもユニークな形のブレーニアも見ることができた。中には8ヘッドのものもあり、目を輝かされてしまった。

モカラの生産者とも会うことができ、とても大切な宿題もいただくことができた。

デンファレを生産し、多くを日本に輸出している方ともお会いすることができた。実際に取引はないものの、いつもFacebookで応援していただけるので、今回はリアルでお会いし、話が出来たのでことは、とても嬉しい思いがした。

その他いろいろな生産者の方々とお会いできたが、まだ公開することができないため、今回はこの辺で・・・・・

Facebookはありがたいもので、スーツケースが不調とアップすると早速バンコクでの修理屋さんなどを教えてもらえた。何とか帰国までには直してもらえそうなので一安心である。

さて今日は今回の訪タイの目的の一つである農産物の調査で市内スーパーをウロウロさせていただいたので少しご報告。

私の活動は、もちろん花き園芸が主役ではあるが、最近の活動を見ていただいている方はご存知かなと思うが、農業にも携わっており、実際にグループ会社のマリネックスやアースフィールからは、有機JAS適合のバイオスティミラントや自然生態系調和型資材などを開発し、農業においても、広くお使いいただいている。

千葉の著名なトマト生産者もおつかいいただいており、「甘味、酸味のバランスが良い、旨味のあるトマトができる。」「日持ちが向上する」との声もいただけている。

そして本年度 JETROの輸出大国コンソーシアム支援事業に採択いただき、輸出事業に積極的に取り組んでいて、今回の訪問時に、少し時間をとって、タイで販売しているトマトを少し探求したいと思って、スーパーや百貨店でいくつかのトマトをピックアップさせていただいた。

それぞれに特徴がある。日本から来られてタイでつくられているトマトや日本から輸入しているもの、タイでタイ人が作っているものなど色々である。

どれが美味しいか?お値ごろか?などについては、品種も価格も違うし、一回買っただけで判断して、コメントするのは大変失礼な話だし、人によって好みも違うので、ここでは控えさせていただきたい。

平均気温が高いタイにて、美味しいトマトをつくり流通させるのは苦労がいると思うが、是非私たちの資材を使っていただければ、さらに美味しくなるのではと思い、きっとチャンスはあると思いながら、ひたすらホテルの部屋で食べ続けさせていただいた。

それと私たちが日本で取り組みを始めて、大きな効果が確認できているサツマイモについても少しリサーチ。あくまでも焼き芋ではあるが、甘味や触感などをチェックさせていただいた。

ここでも私たちの作り出す特殊な苗やオリジナル資材を使えば、大きな効果が得られるだろう感触も手にすることができた。

もちろん、数回来ただけで判断も何もあったものではないが、日本での経験値や新しい技術は、入り込む余地はあると言えるだろう。

今後は、タイにても花き園芸、水産、畜産含む農業、観賞魚などのペット、環境分野でも製品と技術を拡げていければと考えている。簡単なことではないが、簡単でない分やりがいもある。今後の展開を見守っていただければです。

今回のタイは、いつもの先日来の生産地での取り組み進行状況の確認などもあるが、メインは、出張後編の日程で開催される大阪商工会議所が主催する「タイ グリーンミッション」に参加するためである。バラエングループのメインの花き園芸とは少し違うかもしれないが、農業、環境などについては関わるところもあり、相談してみたところ是非とお声掛けいただいたのと、むしろ普段接点の少ない人たちから学ぶことが多いのもあるので、申し込ませていただき、今回のタイ訪問となったのである。

さて出発当日。出発前の社内ミーティングを行い、多くの並行している取り組みについて確認を行った。そして昼一番には、薔薇園植物場の新年度の会社方針について説明をさせていただき、終了後、荷物を積み込み、伊丹空港へ送ってもらった。

今回は、会社方針説明会を急遽差し込んだため、伊丹空港から成田空港を経由し、スワンナプーム空港に向かう。

今回は天候の不安もなく、ただあるのは私のいつもの物を失くしてしまう不安ぐらいでの出発である。飛行機も定刻に出発。いつものようにJALのCAさんに、お迎えいただき、

いつもの非常口座席に座り、バンコクへと向かった。

今回は隣に座られる方もいなかったため、広く使わせてもらえ、デスクワークも会社や自宅同様に快適に進めながら、定刻より早めの到着となった。

そして入国審査ゲートは夜遅いのもあり、すいていたのでスムーズに。そしてターンテーブルで荷物を待つこと10分程で、無事に荷物が出てきてピックアップ。そしてスーツケースの上に、資材が入った重いバッグを載せると思うように動かない。

おかしいなと思いながら向きを変えてみて、何とか行けそうだと判断して、階下へと降りていった。そして機内では最終電車には間に合わないだろうと思うのと、今回は、リュックも含めると3つのバッグで約50kgになるため、腰痛もちの私には移動が大変なので、今回はタクシーでの移動と決めてはいたが、階下に降りて、多くの人が小走りで駅に向かっている姿を見ていたら、まだ最終電車に間に合うんだと思うと、急にもったいない精神がこみあげてきて、同じように小走りで、ホームに向かい、無事に電車に乗ることができた。

タイのタクシーは日本から比べるとかなり安く、ホテルまでは日本円で2500円ぐらいだが、多くはメーターを倒さず、中には通常の数倍もの値段を要求するドライバーもいて、それを値切ったり交渉したりすること自体が好きでないのと、電車を乗り継げば300円未満ぐらいで最寄り駅まで行けるのを知っているのでどうしても、気が進まないのである。

そして動きが不自由なスーツケース苦労しながら押したり、ひっぱったりしながら、エスカレータやエレベーターを探しながら、何とかBTSの最終にも間に合った。

そして宿泊施設の最寄り駅に到着し、ここからホテルに向かうのだが、さらにスーツケースの動きが悪くなり、中々動かせずに、ガタゴトの歩道を進んでいると、とうとうスーツケースの車輪が欠けてしまっていたようである。

そこからはさらに悲惨で、担いだり、無理矢理引きずったりしながらホテルに向かったので、腰は痛くなるは、横断歩道を横切る時、車に急がされて、思いバッグがずり落ち、手首や指をひねるや、血豆ができるはで、かなりハードな移動となった。それでも汗だくになりながら、ホテルに到着。部屋に入って荷物を置いて何とか一息つくことができた。

思い起こせば空港でピックアップした時に、慌てずしっかり見ていれば、車輪が壊れていたことは見つけられていたと思うし、タクシーに乗れば、こんなことはならなかったかもしれなかったな~~と思いながらも、ボロボロになりながら山を登り切ったような、妙な達成感に包まれながら深夜シャワーを浴びて、しばらくしてネコのいないベッドで横になった。

さてとスーツケースどうしようかな???

明日起きてから考えよう・・・・。おやすみなさい。