四代目又右衛門の頭の中を書いたブログ

MATAEMON'S THINKING BLOG

2022.11.18

又右衛門、岩手へ。~八幡平花卉生産部会創立50周年記念大会~

一昨日は、花き産業の発展に寄与された、なにわ花いちば取締役会長の大西様のお通夜に参列した。多くの花き関係者が弔問されており故人との最後の時間を過ごさせていただいた。取引のみのお付き合いにはなるが、色々お世話になっており、少し早いご逝去がとても残念に感じた。バラエングループ関係者一同ご冥福をお祈り申し上げます。お疲れ様でございました。安らかにお眠りください。

そして昨日は盛岡にて開催される新岩手農業協同組合八幡平花卉生産部会創立50周年記念大会に招待され、盛岡へと向かった。

まずは4時に起き、大阪営業所に立ち寄り、その足で伊丹空港へと向かった。

今日は快晴。雨の心配はなさそう。ただ朝の気温はマイナスということで、今年初めてダウンベストを着こんでの訪問になった。

花巻空港に到着すると、そこには送迎バスで迎えに来ていただけていて、早速乗り込み式典会場である盛岡グランドホテルに到着した。

ただ開場までは約3時間があるので、開催されているワークショップなどを拝見しながら、生産者の方々や市場の方々としばし歓談をした。

開場前には、平素から大変お世話になっている大田花きの磯村代表もお越しになられ、少し離れたところから大きな声でお声掛けいただき、しばしお話をして、ほどなくして開場となり席へと進んだ。

しばらくして開会。主催者挨拶から始まった。

岩手県知事、八幡平市長はじめ代表される方々からの来賓挨拶があった。

続いて畠山氏による経過報告として記念誌にそって安代リンドウの成長過程のダイジェスト報告があり、その軌跡の素晴らしさを改めて感じることができた。また最後には50周年を共に迎えることができなかった長年のパートナーであり、又右衛門活動の理解者、支援者であった小笠原氏のことに触れられ、私も当時の思い出が蘇り、こみあげるものがあった。

その後様々なお立場の方々に感謝状が贈呈され、大会決議がなされたあと第一部である式典が終了した。

第二部までの休憩の間、以前からお世話になったり、お世話させていただいたり、海外研修などを行い、一緒に学び、一緒に泣き笑いしてきた生産者はじめ安代の皆さんと、思い出話や今後の取り組みなどについて、久しぶりに話をすることができた。とても嬉しく、日常を取り戻していくことができていることを感じられた。
休憩をはさんで、着席すると第二部である祝賀会が始まった。

テーブルにはリンドウが素敵に飾られていた。

私のテーブルの左隣りは、リンドウの育種などにおいて著名なスカイブルー・セトの瀬戸社長で、仕事の話からオフの話まで聞かせていただき、とても勉強になった。私たちグループの取り組みにも興味を持っていただけ、年明けには再訪し、新たな取り組みを一緒にチャレンジしていただけるとのことで、今からとても楽しみである。

また右隣には八幡平の普及センターにて畜産などの経験豊富な所長にもお話をお聞かせいただき、またまた素敵なご縁をいただくことができた。

生産者の方々、そのご家族の皆様にもご挨拶をすることができ、溢れる笑顔に産地としての力を感じた。各市場の方々と久しぶりの情報交換もでき、とても有意義な時間となった。

その後、同じホテル内での2次会も開催され、絞られたメンバーになり、少しラフな感じでまた一歩深く入った話ができた。

その後は駅前に場所を変え有志だけの3次会。とても面白く熱い時間を過ごすことができ、とても良い時間となった。そして皆さんとの再会、共に発展していくことを約束して、長く短い1日の宴席はお開きとなった。

一夜明けて、今、帰阪する途中でこのブログを書いている。本来であれば昨年に開催される予定であったがCOVID-19の影響でずれ込んだ。その1年間のうちにもリンドウ生産者はさらに成長し、強い想いをもって生産に向かい合っていることが感じられた。

今回の訪問で様々な方々との出逢い再会ができ、既に来年に向けての新しいプロジェクトも立ち上がりそうである。まだ雪も降ってはいないが来春の雪解けが楽しみで仕方ない。

最後になりますが、安代と私を繋ぎ、長年一緒に活動していた小笠原氏の姿をこの宴席でみることはできなかったが、今まで一緒にプロジェクトを起こし、一緒にプライベートを楽しんできた思い出は、50周年を迎えた中でも褪せることなく、さらに濃くなってきているようさえ感じられた。きっとこの宴席に臨席してくれて、みんなの姿を見ながら目を細めてくれていたと思う。本当にありがとうね。

しばらく中止していた又右衛門海外研修を再開させたいと思っている。
また一緒に行こうね。ねっオガさん!想い出の場所に・・・・・