四代目又右衛門の頭の中を書いたブログ
MATAEMON'S THINKING BLOG
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今朝もいつもの時間に、相変わらず野菜がない少し不満の残る朝食をとった。
この時期のミラノだから、ホテルはどこも結構高く、会社の規定内の1万円で泊まれるホテルは中々難しいので仕方ないとは思うが・・・。
ただ部屋はこじんまりしていて清潔感はあるのとFree Wi-Fiが使えるのでその辺は十分にと言える。
さて朝食を終えると、まずランチミーティング予定の駅に、わざとかなり早めについたので周辺を散策してみた。
ヨーロッパで良くある感じのカフェ通りを抜けていくと、全体的に近代的な感じがしてきて、面白いなと思って、そのまま進んで行った。
さらに進むと、真新しいビルへとたどり着くことができた
中々素敵な感じである。
そして時間をかけて周辺をみているとビルの間から素敵なビルが見えてきた。
そうあの話題のビルである。ここには訪問する予定であったので、この偶然にとても喜びを感じた。
このビルに関しては、エコであるのでOKとか、耐久性が落ちるためNGであるなどの賛否両論あるのだが、あまり深く考えない私にとっては、植物がきちんと育つ環境を用意してあげられているのであれば、見た目にも、住空間としても良いのではと思っている。
しばらく、そのビルやその付近を散策しているうちに、時間となってきたのでランチミーティング会場まで早目に戻ることにした。
そして、今回初めてお会いする方々と一緒に、しばらく振りの和食をいただきながらミーティングを行わせていただいた。
彼らは日本の大手企業から赴任されてきたとのこと。そこで私たちの取り組みを説明し、今後の何かのきっかけをとお願いをさせていただいた。
そしてミーティングを終え、別れ際に一人の方が、実は以前にYahoo!ニュースで金岡さんを見ましたよと言われびっくりした。
その時の写真がこれである。実は私の唯一の趣味と言えるのはトローリングぐらいである。
当時250Kg 4m以上のカジキは結構話題になってYahoo!ニュースや、地元ニュースや新聞にも取り上げてもらったのをおぼえている。私の少ない自慢できるネタである。
そしてランチミーティングは早目に終わったので、少し足を延ばして、プラダ財団のミュージアムへといってきた。
そこでしばらく時間を費やし、ミラノ中央駅へと戻ってきた。そして喉と小腹がすいたので
昨晩に続き、同じ店で少しだけ食事を行った。
そこでも昨日に続き大先生たちとお話をさせていただき、多くを学ばせていただいた。
そして19時、今回の大きな目的の一つである展示会場の下調べをするために、延堂氏と待ち合わせをし、案内をしていただいた。
とても素敵な場所だが、今回提案するものが大きいため、実際にそこに運び込めるかなどの心配がある。ただそれさえクリアできれば申し分ない場所であると言える。
そのことは持越しになってしまったけど、何とかうまく調整できることを願っておくしかない。
そして、その周辺もしっかり調査し、お世話になっている延堂氏とともに夕食に向かった。
今回も延堂氏が経営するリストランテへ。
前回のお店も同様、かなり混んでいていい感じである。
私は大好物のコットレット ミネラーゼをいただいた。これもまた美味しい。
随所に延堂氏のこだわりが反映されていて、この地で支持されているのがうなずける。
そして、私たちがお世話になっているのに、贅沢なディナーをごちそういただいてしまった。
本当に頭が下がる思いである。あ~~でも美味しかった。
そしてお腹も心もいっぱいになり、食事を終えてホテルに戻ることにした。
気が付けばもう日付も変わってしまったので眠ることにする。
それにしても今日も良く歩いたと自分でも感心する一日となった。
今日は、予備日としていたので、特別アポは入れてはいなかったので、半日はホテルでパソコンと向かい合っていた。
それにしても数週間前から悩まされている肩の痛みが一向に良くならない。
キーボードを打つ時間を減らし、シップを貼り、痛み止めを飲んでもほとんど変わらず、デスクワークが進まないので、たまには外を散歩して気を紛らわそうとするのだが中々難しい。こんなことは今までになかったので、ブログを書くのも一苦労。だから今号は短いというわけではないが・・・・
デスクワークと、散歩、各所に連絡を繰り返しているうちに、何だかんだと夕方になった。
今日はこんな感じで一日が終わるかなと思っていたのだが、夕方、以前からお世話になっていて、日本での国家のプロジェクトや、特別なプロジェクトを手掛けられている方と、アポが取れ、ミラノで夕食を一緒にとらせていただいた。
この先生とお知り合いになったのが約8年前で、その間、会いたくてもかなりお忙しい方なので、お会いできた回数は数えるほどであった。
それがこのミラノでゆっくりお会いできるのも何かの縁と感じながら、半夏生ということもあり、タコを含めたリーズナブルなシーフードを美味しく食事をいただいた。
そのミーティングの内容のアップは厳しいが、私たちの活動や、私のことを評価いただき、その上で、色んなアドバイスをいただけた。場合によっては、このアドバイスが私たちの活動を大きく左右するとても重要なものになるかもしれないようなものであった。
そんなとても有意義な時間を過ごし、興奮気味で部屋に戻り、眠ることにした。
たまには時間に縛られずに、余裕を持つことも、多くのものを招き入れるのだなーと感じる一日になった。
今日は、以前からの憧れであるA社との商談の日である。かなり前の突撃営業から確か7年ぐらいにはなるのではと思う。
当時、憧れ意識だけが先走り、実際商談にはなっていなかったと思う。私たちの取り組みを説明するまでが精一杯であった。
今回は連絡を入れたら、以前に私が訪問したことも覚えていただいていて、事前の提案にも興味を持っていただき、今回はきちんとしたテーブルでの商談の時間をいただくことができた。
商談のためオフィスに案内されると、やっとここまでは来ることができたという実感がした。
商談の内容については、OPENにはできないが、今回は憧れではなく、きちんと胸をつきあわせてのミーティングができたので、また一歩前に進んだように思っている。
その先はまだまだ長いかもしれないが、いずれ私か次代には成し得ることのようにも感じることができた。
そして貴重なミーティングのあと、半年ぶりのドォーモへ。そしてお昼に大好物のコットレットをいただいた。
その後、少し時間があったのでコモ湖まで足を延ばしてみた。
コモ湖はCADORNA駅から約1時間。保養地である。急斜面の山には別送のようなものが立ち並んでいる。
ただこの日は34度ぐらいあってかなり暑く、避暑地とは言えない状況であった。
ここで少し散策をして、再び電車に乗り込んで、ホテルに戻った。
そして荷物を置いて、ディナーミーティングに向かった。
今晩は大阪ではお世話になっていて、既にイタリアでのビジネスで成功されている方にレクチャーいただきながらの食事会である。
出てきた料理がこれ。本当に美味しい。
素敵なお店ですねと言えば、ありがとうございます。そして驚いたことに、このお店も経営されているとのこと。その活躍ぶりには驚かされた。
話を聞いていると、やはり成功されているだけあって多くのことを学ばせていただけた。そしてもっと自分も頑張らなきゃいけないという気持ちと、来年の展示会への参加意欲を一層駆り立てられた。
そんな時間の経つのは早いもので気が付けば23時。ホテルへと戻り、各人部屋に戻ることにした。
今日 ミラノで最も暑い、熱い一日を過ごしたように思えた
*ブルガリホテル OPENCAFE写真
29日の夜、パリ シャルルドゴール空港経由で、ミラノ リナーテ空港に到着した。
ここからはシャトルバスでミラノ中央駅までいき、そこからは歩いて5.6分でホテルに到着した。ここのホテルは何度か利用したこともあって勝手はわかっているので、動きやすい。(朝食には少し不満はあるのだが・・・)
そしてこの日は、開催中のミラノ万博の視察とミーティングである。
一緒に行動させていただいたのは、新しいプロジェクト立ち上げのため行程が一緒の、ガーデンデザイナー 矢野TEA氏と、日本各地で色々なプロジェクトを手掛けるA氏や大手企業の方たちとの視察となった。
会場へは、METROのほうが入場が混んでいないとの情報だったのでMETROでいくことにし、ミラノ中央駅から乗り換えを含めて45分ぐらいで到着した。
会場内の模様は文字より、写真で。
まずは入口正面で出迎えてくれるのがミラノのテーマパビリオン ZERO
カザフスタンパビリオン
U.A.E パビリオン
アゼルバイジャン
中国ブースは今までの印象とは全く違う感じで、外に向けてを意識したものになってきている感じが印象的であった。
ここは日本パビリオン。私たちが訪れたときは40分待ちであった。
パビリオン出口では4社出展していて、カレーが1200~1500円、ステーキが5000円ぐらいで結構いい値段がしていた。
他にも、かわいいモニュメントや、移動販売車などもあり、多くの人で賑わってはいたが、会場が広いため、パビリオンの入場待ち以外の場所では、混雑も無く広々としていた。
長く歩いたので小腹がすいたので、アルゼンチンブースで、おやつ代わりに肉を食べてきた。
写真は今日のおすすめで13ユーロ。日本ブースのCoCo一のかつカレーと同じと思えばお得なような気もした。
そうこうしているうちに、外は明るくても時間的には夜になってきたので、会場を後にした。
そして戻る途中で下車して、CADORNA駅で、いつものオリーブパンを購入し、頬張りながら、その付近を見学し、ホテルへ。
そして近くのピッツァリアで夕食を済ませたら、時間は23時近くになったので、部屋に戻ることにした。
前回のスペイン同様、9時ぐらいまで明るいので、どうしても夜が遅くなってしまう。
ともあれ今日は良く一日中歩いたので、足がパンパン。お湯に浸かってから眠ることにする。
さて明日は今回渡欧の一番のミッションである会社への訪問。不安と興奮の夜となった。
おやすみなさい。
海外出張の多くは、珍しい植物を輸入し目的で行くのが多いのだが、今回はその逆で日本の素晴らしいものや文化を海外に向けて発信していくのが目的である。
そのようなことで先週から最後の準備に入り、バタバタと多くの人からの支援や協力が入り、色んなことが動き始めていることを実感できてきた。今回はヨーロッパの超一流ブランドと、ミーティングも予定に入り、とてもワクワクしている。ただ7年前ぐらい前のイタリア訪問とは今回は明らかに違う、もっと素敵なコンセプトを準備できたので、是非、何とか特別な機会を得て、皆様にも報告できるようなプロジェクトにしたいと思っている。
そんな期待に胸を膨らませて、痛い体に鞭打って、渡欧の準備をしていると、我が家のハクが荷物の上に乗って、スヤスヤ眠っている。
さらに着替えを詰め込む際には、このように邪魔してくる。まるで私が行くことを拒んでいるかのように・・・
それか、自分も連れて行って欲しいと言っているかのようにも思えた。
そんな仕草に後ろ髪をひかれながらも、大きな夢と希望を背負ってミラノへ旅立つことにする。
きっと近いうちに何らかの形で皆さんに、報告ができるのではないかと思う。かなり期待しておいてほしいと思う。
では、またミラノでの状況をできればアップしていきます。
いってきます。
海外での感動を日本へ。日本の感動を海外へ。
今週はグラスツリーに続き、またまた凄いのがやってきた。
ツリーファーンである。
今回のツリーファーンは、上記写真のナーセリーからのものである。
このナーセリーには今年の2月の終わりに初めて訪問し、その植物の素晴らしさや、彼らにした出荷できない品種があるということもあるが、何よりお互いの植物に対する考え方、仕事への取り組みで多くが一致したため、日本の総代理店をつとめさせていただける関係を結ばせていただけた。
特に私がこのナーセリーの素晴らしいと思ったのが、当然ライセンスをもち、国際ルールに則って出荷はしているのであるが、きちんと自然保護実践し植林を行うなど、自然や植物に敬意をはらい活動しているところである。
そんなナーセリーから、サンプル輸入をのぞく、初めての入港であった。
いつものようにコンテナヤードの検査を終え、移動後バンだしを行い植物検疫の本検査。
結果は、植物検疫の皆様に、しっかりと検査をしていただき、前回のグラスツリーに引き続き、見事合格である。
私はまた植物検疫検査について、お話させていただくことがあるかもしれないが、いつも思うのが、毎日数えきれないほどの輸入植物や果実が入ってくるのを日々繰り返し、繰り返し検査を行い、そして正確かつ迅速に判断してく。
その使命感にあふれ、日々取り組んでいる姿を目にするたび、私も同じ意識で日本のため、植物のために、ナーセリーとともに、取り組んでいかなければならないことを再認識できる。そして合格ということに胡坐をかかずに、今まで以上に襟を正し、しっかり各方面と協力し、取り組んでいかなければならないという思いになる。
植物検疫の皆様には、変わらずに日本のため、そして素晴らしい輸入植物を普及させていくために、今後も大変だと思いますがご活動いただければと思う。
そしてそのような一連の行程を踏んで、今回入荷してきた品種を簡単に紹介させていただきます。
●Dicksonia antarctica (Soft Tree Fern )
まずはツリーファーンの代表格である ディクソニア アンタルクティカ。
別名ソフトツリーファーンや、タスマニアツリーファーンの名前で流通していて輸入ツリーファーンの大半はこの種である。
なので私たちは、このようなユニークな形態のものも集めてみた。
この他にも
●Dicksonia squarrosa (Wheki Tree Fern)
●Dicksonia fibrosa (Brown Tree Fern)
●Cyathea australis (Rough Tree Fern)
●Cyathea medullaris (Black Tree Fern)
などワシントン条約にて保護され、輸入にはCITESが必要な品種などもあり、とても興味深いものが含まれている。まだまだ順応性をみるためのサンプル輸入のものなど、販売できないものもあるが、是非皆様には、その魅力に触れていただきたいと思っている。
特に現地で私を魅了したブラックツリーファーンのかっこよさには、スタッフも惹きつけられていた。これから、日々育っていくのがとても楽しみである。
ツリーファーンはデザットプランツと比べると、水が多く必要なためメンテナンスが必要になってくる。ただ雨水の有効利用などすることで、それ以外のあまりメンテナンスが必要ないことや、噴水や水気の多い所や、木の陰などでは、その特性が十分に発揮され、案外ローメンテナンスで他にはない素晴らしい空間を創り出すことができると思う。
私たちは、このような素敵な植物を使い、今後も素敵な空間づくりを、業界の皆さんと協力し合いながら、推進していければと思っている。
また後日、今回の入荷したものを品種別に紹介させていただいたり、また生育状況を、このブログや私のFacebookで紹介させていただいたりしたく思っていますので、ツリーファーンに興味がある方は、また見ていただければと思います。
ではでは、週明けのミラノ行の準備を始めます。
今週、オーストラリアでの弊社が日本総代理店をつとめさせていただいているナーセリーから、すごいのが無事到着した。
オーストラリアのネイティブ プランツの代表格とも言えるグラスツリー(グラックボーイ)である。
そのグラスツリーの中でも、シルバーブルーの葉が美しく、もっとも人気であり、希少性の高い、グラウカである。
そしてさらに希少なマルチヘッドである。このサイズは日本で流通させられるものでは恐らく最大級であろう。見事である。
今まで、多くの人が、この種のものの輸入に取り組んできたが、成果が残せず、多くの人が断念してきたのだが、昨年、ナーセリーや農学者、政府機関の協力によって、発根済みで輸入に成功した。今も元気に日本で育っている。そして今回さらを進化させ、このような見事なマルチヘッドの輸入することができた。
ネットでは、ベアルートでの輸入でも可能とは言われているが、私の経験値では、それはかなり至難の業でリスクが高いのではないかと思っている。それにはグラスツリーの特性があるからである。そしていくつかの課題をクリアし、やっとここまでたどり着けた。
中にはこんなツインタイプもある。
小さなシングルのグラスツリーでさえ、日本ではめったにお目にかかれないため
これだけのグラスツリーを目の前にすると、日本ではないところにいるのかと勘違いしてしまうぐらいである。
ここまで到達するには本当に多くの人の協力や支援があった。
でもそれだけでは不可能であったと思う。そしてそれらに加えて多くの人の情熱があったからこそである。さらにグラスツリーの応える力があったように思う。
それらが相まって言葉にはならない植物と人との会話が成立した結果であると言えるのではないだろうか・・・。
近いうちに日本の植物園や各所で観ていただける時が来ると思う。その日が待ち遠しく思える。
きっとグラスツリーもそう思っているに違いないのではと思っている。
先週末 スペインから帰国し、その翌日は全国花卸協会で大分 別府温泉へ。
朝一番の飛行機で大分空港に向かい到着。そこにはユニークなモニュメントが私たちを出迎えてくれた。私はこういった金属物が大好きである。
そして早速タクシーに便乗させていただき、会場である杉乃井ホテルへ到着。このホテルはとにかく大きく、風呂に入るのもバスに乗って移動するぐらいの規模で驚かされた。
総会開始まで少し時間があったので、せっかくなのでホテル近くの鳥天でかなり有名な東洋軒で昼食いただいた。内容については特に記載することは・・・だが。
午後から総会、研修会を経て、懇親会さらに二次会へと参加させていただいた。
この会は、老舗の仲卸がほとんどで、出席者も重鎮がほとんど。私はまだまだ新参者の部類である。そんな私でも快く受け入れていただき、今回も多くの方々と交流させていただくことで、多くの学びを得ることができた。
そして日曜日に宝塚に戻り、月曜は帰国の整理、火曜日は一か月ぶり?の都内へ。
日本フローラルマーケティング協会の理事会、総会、セミナー、情報交換会のためである。
ここでも、多くの人との出逢いがあった。
さらにはその夜は、ちょっと異色の集まりでかなり面白いワクワクするような新しいプロジェクトでの打ち合わせを銀座で行った。そして翌日、大阪、神戸で同様の打ち合わせを行う。その内容は後日発表ができると思うがかなり面白いことになると思う。
この一週間、晴れたり曇ったり大雨だったり、天気はめまぐるしく変わっていた。さすが梅雨である。私も帰国してこの一週間は、夢あり現実ありの本当にバタバタであった。きっとここの一週間で頭を駆け巡ったことは、私たちの将来に大きくかかわってくるような気がする。
この先、いつの日か自分の人生を振り返った時に、この一週間が私の転機になったと実感することになるかもしれないと感じた。
今、帰りの飛行機の中で、このブログを書いている。
帰りのフライトは比較的空いていて隣が空席であるため、広々つかえてくつろぎやすかった。
おまけに前後には小さな子供や赤ちゃんがいて、泣き続けたり、走り回ったりで、にぎやかで快適である。というのも、私は飛行機では眠れないために、11時間続けてパソコンと向かい合うため、いつも気にするキーボードを叩く音がかき消されるからでる。
今回の渡欧を振り返ってみると、とても大きな4つの意義深いことがあった。
その一つは当然商品の調達である。今回も他には無いであろうユニークな植物やレア植物、今後大きく期待できる分野のデザットプランツ 、ローメンテナンス プランツを手配することができた。
2つ目に新たな出逢いである。今回もまた新しいナーセリーと出逢うことができた。縁に本当に感謝である。
そして3つ目ビジネスパートナーの進化である。これが本当に感動的であった。
デザットプランツの多くは、山から採取したものを流通させてきたのが一般的であった。
それにオリジナルの方法で養生させることで、他にない高品質のものの流通を可能にしてきたのだが、それに加え、ナーセリー側での新しい取り組みも進んできていて、さらに美しく、強く、感動的な植物に進化していくであろう。いつかとんでもないものもできてくるかもしれない。本当に楽しみである。
そして最後に、つながりである。
スペイン、オーストラリアに加え、メキシコ、アルゼンチンなどへ、つながりが拡がっていることである。そしてそのどれもが、世界が認めた各国を代表するナーセリーである。
それは珍しいものを届けるためのネットワークではない。いかに植物を生かすかというキーワードで集まった人たちから生まれたものである。きっとこの輪はもっと拡がっていくのであろうと感じている。
今回もまた出逢いは本当に大切であることを実感することができた。このような素晴らしいナーセリーたちの多くから、日本で唯一のビジネスパートナーとして、私たちを選んでいただけていることを本当に誇りに思う。あらためて身が引き締まる思いである。
これはナーセリーの方たちが創り上げたオリーブの木で作ったチェス盤である。これを私たちにお土産として渡してくれました。そしてそれ以上の眼に、心に焼きつけてくれた思い出、さらに将来への希望という無形の素晴らしいお土産をいただけたことに心より感謝したいと思います。
私はこの園芸業界の多くの先輩諸兄から比べれば、まだまだ足らないことも多い未熟者です。でも、植物や生産者への尊厳の気持ちと情熱だけは誰にも負けずに、自らの信じる道を切り拓きながら進んでいきたいと思っています。
風に立つライオンのように・・・
最後になりますが、今回もまた稚拙なスペイン訪問記ブログを読んでいただきありがとうございました。これからも引き続き、植物の声、生産者の声を一人でも多くの人に伝えるため情熱をもって歩み続けていきますので 四代目 又右衛門を何卒よろしくお願いいたします。では皆様、どこかで直接お会いできますこと楽しみにしています。
ここからまずトランジット先のパリ シャルルドゴールへと向かい、約2時間で到着。
出発まで3時間ほどあったため、一旦入国し、近くにあるエアロヴィレにむかった。
ここは新しいモールで、マーク&スペンサーなどのスーパーマーケットや、H&МやZARAのカジュアル ブランドの多く、そして子供服ブランドなどだけでも10店入っていて、完全にヤング ファミリー向けである。さらにシネマもあった。
通路もかなり広くとられていて、空間が広い上に、人がいないため尚更広く感じる。ここで約一時間を過ごし、またシャトルバスで空港に戻った。
そして出国審査やセキュリティーチェックを済ませ、出発ゲートへ向かったのだが、
使用機材遅れのため30分遅れての出発となり、余裕ができたため、空港内を探索した。