四代目又右衛門の頭の中を書いたブログ

MATAEMON'S THINKING BLOG

週末帰国し、たまっていた仕事を前に進ませ、月曜から東北に向けて出発した。



今回は三沢空港から向かうため、伊丹からの便が取れず、またもや関空出発になった。そして羽田を経由し、三沢に到着へと向かう。三沢は米軍キャンプ地もあるためか、多くの外国の方が搭乗され、ほぼ満席であった。そして空港でレンタカーを手配し、無事ホテルに到着した。

 

ホテルに到着して、三沢在住の同級生と合流し、地元のお食事処に案内をしてもらった。そしてそこで三沢名物の「バラ焼き」をいただいた。

 

一見バラ肉の入った普通の野菜炒めにも見えるが、少し普通とは違った。その違いはつけだれである。通常焼肉は、肉などの素材より味の濃いタレにつけて食べると思うが、ここでは初めに濃い味付けがされていて、そこにかつおだしのような薄味のつけタレで、油や味を落とすような感じで食べるのがスタンダードらしい。では初めから薄味にすればいいのではなど思ってしまうかもだが、このちょっと不思議な食べ方が結構いいかんじであった。



そのような感じで、すこしの間地元の方々とともに、思い出話や植物について、そして頭の上を通るミサイルのことなどを話しながら楽しい時間を過ごさせてもらいました。本当にこのように今まで続いてきた、安息の日々が、核やミサイルなどで脅かされることは、何とか避けなければならないと強く感じました。そして楽しい時間もそこそこで切り上げ、その後ホテルに戻り、明日のミーティング資料を整理し、この日は就寝した。


 

翌日朝食後 岩手 安代をめざした。今年二回目になる。高速道路を使わずとも時間が間に合いそうなので、下道を走り約2時間半で到着した。

 

早速、ミーティングと視察を行い、夕方に生産者の皆さんと懇親会をさせていただいた。前回訪問時にこの日程は誕生日を迎える人が2名いるので、その誕生会も兼ねて、焼肉パーティーを行った。



内容はふんだんな分厚い肉とキムチと豆腐のみ。あとは飲み物と言う品揃えで、かなりたんぱく質の補給をすることが出来た。そしてひたすら植物のこと。未来のこと。おバカな話を何度も何度もローテーションのように繰り返し、遅くまで腹を割って話がすることができ、とても素敵な時間となった。

 

そして深夜ホテルに戻り、翌日は再度事務所で、まとめのミーティングを行い、私は帰路についた。

 

その途中で種差海岸を初めて訪れみた。そこでは今まで観た景色とは違う、何とも素敵な光景が目の前に拡がり、一瞬の間ではあったが、とても清々しい空気に包まれることができた。

 

そのような素敵な空間に後ろ髪をひかれながら、また空港をめざした。

そしてまだ少し時間があったので、一昨日の夜の食事処で教えていただいた珍しい植物がいっぱいあるという園芸店を教えていただていたので、寄ってみることにした。

 

そうするとそのお店のエントランスには、私が植物輸入を始めたぐらいの時に、スペインから一緒に日本にやってきたユッカ ロストラータ ブルー・スワンと思われるものが堂々と飾られていた。どのような経緯でここに来たのか、必ず私が選んだ植物と言う証拠はないかもしれないが、あの幹の独特なフォルムは間違いなく私が厳選したものだと確信できた。そしてその確信が持てたと同時に、本州の最北端に近い所で、思いがけず再会できたことに、目頭が熱くなってしまった。

私は折角なのでお店の方に、ご挨拶をさせていただきたいと思ったのだが、残念なことにお店はおやすみで誰もいらっしゃらないようであったので、この子に挨拶をし、写真を撮らせていただきこの場を去ることにした。

 

また次に来たときはきちんとご挨拶させていただきたいと思う。写真を撮らせていただいたお礼と、この子を可愛がっていただけているお礼を兼ねて・・・

 

そして、夕刻になったので、三沢空港に向かい、予定より早く空港に到着したので、空港でこのブログを書いている。

 

帰りは、三沢空港をでて、羽田を経由し関空へ。そして自宅へ。ついた頃には、また日付が変わりそうかな~~。でもいいや。無事に帰れるなら、そんな素敵なことはない。

空軍基地を前に、上空を飛び交う戦闘機を観ながら、ふとそのような気持ちを抱いている自分がいた。

 

何が言いたいかわかりにくいブログですみません。そろそろ搭乗開始かな~~。

 

ではでは~~(^^)v

 

前回アップからまた一週間がたってしまった。もう少し頻度をあげたいとは思っているのであるが、あまりのバタバタで全く余裕がなかった。

 

ただそういうと私たちの本業である生花仲卸の仕事が忙しかったのであろうと思われる人もいるかもしれないがそうではない。仲卸の仕事は素敵なスタッフが、全て自主的に活動するスキルを十分に持ってくれているので安心である。むしろ私が加入する方が、バランスを失い、邪魔をするようになってしまうので、今年も任せっきりで、遠目にみているのが本当である。

 

 

そんなスタッフに助けられ、私は相変わらず色んな新しいことにチャレンジをさせていただいている。その中には、おかげさまでやっと形にできたもの。もうすぐ発表できるもの。5年後、10年後、20年後に実を結ぶかもしれないものがある。とても楽しみである。

ただ全てが順調なわけではない。ミスもある。自然偶発的なトラブルもある。自分が描いていたシナリオ通りに行かないことが多々ある。そしてそこから歯車が狂い、自らのバランスを崩してしまうこともある。そして考え、悩み、苦しんでしまうことになった。今年のお盆はちょうどそのような時期にあたってしまった。

 

単なる偶然か必然かわからないが、今年のお墓掃除の時、家族は、それぞれの予定があったため私だけの参加であったため、おかげで一人お墓に向かい、しばらくゆったりとした時間を過ごすことができた。

そして、色んなことが思い起こされてきた。小学生の頃から家業を手伝い、お盆になるとお墓の花や仏壇の花を売りに、スーパーマーケットの店頭に立っていた時のことから順番に、色んなことが溢れるように・・・



 

そして今の自分にたどり着き、改めて自分を見つめ直すことで、ひょっとして自分中心のシナリオを書こうとしていないか?植物が一番の行動になっているか?地球のことを考えているか?本当に生産者やパートナーのためになっているか?言葉だけにならず行動も伴っているか?などを考えることができたのと同時に、自分の甘さ、未熟さ、弱さを痛感することができた。




そして少しうつむき加減であった私が、お墓に刻まれた「金岡 又右衛門」の字をなぞる様に触れたとき、萎えかけていた気持ちが、勇気と温かく優しい息を吹き込んでもらえたような感じがし、短い時間であったが私の人生において、とても大切な時間であり、多くを授かることができた今年のお盆であったと思う。

4日・5日宝塚 山本園芸流通センターにて「山本納涼まつり」が大盛況で開催された。同時期に近くでは淀川花火大会、神戸花火大会が開催されるも、長蛇の列ができるまでのお祭り盆踊りを自称関西三大夏祭り?(笑)と又右衛門が勝手に呼び、今年も地元メンバーとして参加させていただいた。

 このお祭りは、宝塚山本の園芸関連が中心となり、自治会やその他地元の団体などの大御所から若手が協力し、企画から設営、進行など全てを自分たちの手で行っており、その中のくじ引きやゲームなどは若手で形成される山本青年研究会が主導で行っている。


 そしてもう青年と言えない年齢になった又右衛門は、中でも一番楽であろうお面売りの役割を任せていただき、今年で3年目になる。


 

1日目の4日は、お気に入りのショッカーに扮したグダグダ感満載の又右衛門で、売り場に立たせていただいた。

お客様には、大変失礼ながら、いつもと違う感覚で、時には少し悪ぶったシュールな符丁のセールストークも交えながら、接しさせていただき、私自身が楽しませていただいている。

 

ただ最近では、そんな又右衛門を楽しみにしてくださる方も出てきていただけ、わざわざお祭りに来ていただけるようにもなってきた。さらに差し入れを持ってきていただける方などもいらっしゃり、本当にありがたい話である。

 2日目は、いつもの現地での又右衛門活動スタイルで売り場に臨んだ。そこには又右衛門の活動を支援したり、一緒になって取り組んでくれる人も来ていただけたり、少しの間だけどもお話もできて、とても素敵な時間を過ごせた。

そして地元のShiho Kanaokaさんが、とっても素敵な1枚を届けに来てくれた。

名前と年頃からすると、私の娘と思われるかもしれないが、彼女は私の園芸関係の先輩のお嬢さんで、美術関係の仕事に進まれていている。

似顔絵と言えば、それまでかもしれないが、私から何一つ要望を出していないにも関わらず、最近輸入した植物や一緒に住んでいるハク(白猫)キジ(キジ猫)、さらにアンバサダーをつとめている「みどりのサンタ」までも、自ら見つけ出し、私の活動を理解していただいた上で描いていただけていることが伝わってきて、本当にうれしく感じた。

 

私と同じ地元であるというのもあるが、このように人の立場になって仕事をできる人は、きっとこれからも多くの人に愛され、活躍していくのであろうと思えた。


 また市内外で活躍する方々もお越しいただき、励ましの言葉をいただくことができ、勇気と元気をいただける日となった。そして、この二日間のお面売りを通じ、私は色んなことを感じ、考えていた。


 開催本番では、山本では多くの役をされている重鎮の方々が、他団体を引き連れ、若手を指導し、お尻を叩いてくれる。やぐらの上では、自ら大汗をかきながら老体に鞭打って(笑)太鼓をたたき続けている。盆踊りでは先頭に立って、みんなを引っ張っていかれている。さらに時間があればゴミも拾われている。


 自治会や婦人会、青年研究会やその他の多くの団体の方も、それぞれが一生懸命お祭りを盛り立て、来ていただいている方々に、笑顔いっぱいに接されている。

 無料ビンゴゲームや原価割れであろう物販も、全く地域の子どもたちへのサービスと言える。

 また目に見える開催中の陰には、若手が中心となって、先週からの準備、そして開催翌日の日曜日も休みを返上して、うだるような暑さと戦いながら片付けや掃除をしている姿がある。



私は、そのような中、諸事情があるとしても本番の二日間しか参加できていないにも関わらず、先輩として温かく迎えてくれ、素敵なお面売りの仕事を与えてくれる。本当に有難い話である。


私は、このお面売り場から、この山本のまちの結束力の強さ、Hospitalityをあらためて強く感じることができた。そしてこの輪が永続的であるために、この若手の将来のために、先人から受け継いだ宝塚山本の園芸の素晴らしさを伝えるために、又右衛門として微力ながらでも貢献できること、又右衛門でしかできないこと、やらなければならないことを、ずっと考えていた。


たかがお面売り。されどお面売り。

大人から子どもまで多くの人に触れることができ、またその場所からの光景は多くを気付かせ、多くを学ばせてもらえることができた。


これからも時にはお面をかぶり、時にはお面をつけない素顔のままで、真正面から取り組んで行きたいと思う。

宝塚山本の素晴らしい皆さんとともに・・・・

今日はおついたち。いつものように早朝より、自宅、会社の神棚をお祀りし、氏神様を参拝させていただき、会社の新年度でもある今月が始まった。

 

そして午後より打ち合わせを2件行い、夕方からの大阪富国生命ビル4階で開催される智の木協会の第11回 ワークショップに参加させていただいた。

 

http://www.chinoki.jp(智の木協会URL)

 

この日の講演は、㈱カスタネット 代表であり防災ソムリエとも呼ばれている植木 力(うえき ちから)さんである。

 

今までの私たちと違った観点からの防災についての考え方や、それらを活かした組織づくり、商品づくりなど多くのものを学ばせていただいた。

 

そして何より印象に残っているのが講師のお名前である。まさに「植木の力」である。何とも私たちの業界にとっては、芸名に使えるような、素晴らしい名前であることが印象的であった。

 

 そして講演終了後は、交流会にも参加させていただいた。

理事長である小林昭雄先生の挨拶から始まり、近い距離での情報交換をさせていただく中、私、又右衛門にも挨拶の機会をいただき、色んな方々に挨拶をさせていただくことができ、とても有意義な交流をさせていただくことができました。皆様には本当に感謝です。

さて、これからも認定会員の一員として、さらに学びを深め、多くの人に植物からのメッセージを伝えていければと思っています。

皆様お世話になりました。そして今後ともよろしくお願いします。


最後に、智の木協会を、ご存知ない方もいらっしゃるかと思いますので、その素晴らしいコンセプトや活動主旨が書かれているものを下記に添付させていただきます。是非ご一読いただければと思っています。

 

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現在、地球温暖化の進行が懸念され、二酸化炭素削減によるCool Earth活動の重要性がクローズアップされています。また、化石燃料資源から植物バイオマス利用への転換など、植物の多様な機能を生かすことが強く求められています。

  昨今、緑豊かで和やかな生活空間や都市環境の創出を、企業などの法人と大学人が連携して進めるフラッグシップ活動の推進が不可欠であるとの認識が深まって参りました。そして、緑の環境づくりの重要性から樹花に寄せる個の関心が日々深まり、街づくりや公園、学校への植樹、さらに、林野への植林などを通じ、Cool Earthの実現に向けた社会貢献に寄与したいとの思いは市民レベルで高まりつつあります。

  法人等が個々にシンボルの樹花を認定し、それを暮らしに生かす活動を積極的に支援するシステムの必要性から、植物機能を生かす一連の活動を推進する組織づくりを大阪大学に所属する教員が中心となり進め、この度、「智の木協会」として発足することになりました。

  法人は社会をリードする「全智全能をもつ巨人であって欲しい!」との市民の思いはCSR活動として具現化しつつあり、法人が緑豊かで和やかな居住空間づくりのためのフロントランナーたることは、持続可能な美しい環境づくりを進める上で不可欠であり、このような活動を牽引する人づくりも重要と考えます。また、幼児期より、植物に関心をもち大樹に育てあげる苦労、結実させた喜びを見出すことは「植育」の目指すところであり、植物のもつ素晴らしさに触れることは豊かな人格を形成する上でも重要です。

 

21日の日比谷花壇さまでの、パネルディスカッションを終え、ミニ打ち上げをして、その後、羽田空港へと向かった。

 

羽田に向かったのは帰阪のためではなく、オーストラリアよりStation Creek Tree FarmDanny夫妻が来日されるので、そのお迎えである。

Danny
は私が植物輸入を手掛けたときのパートナーであり、今も変わらず私の師であり、友であり、家族のように接してくれている素敵なパートナーである。彼とのきっかけなどを話すと言葉で書きつくせないので、ここでは控えさせていただきます。

 

彼から輸入させてもらっているのは、グラスツリー(ブラックボーイ)をはじめ、ボトルツリー、マクロザミア ムーレイなどの希少なものが殆どである。それも大型のものが多く、今ではパーミットが出なくなったものもあり、日本全土はもちろん海外からの問い合わせもいただくようになってきた。

 

そんなパートナーが、今回は奥さんを連れて1週間来日のため、時間の許す限り案内をさせていただいた。

 到着の翌日は、埼玉の方に盆栽を一緒に観にいかせていただいた。私も初めてお邪魔するとこころでその素晴らしさは、息を飲むほどであった。


その後、秩父温泉にて、旅籠に泊まり、日本の風情を味わっていただいた。


そして、一緒に都内に戻り、そこからはお互い別々の経路で大阪へと向かった。

 日付が変わり翌日、大阪で園芸店などを案内させていただきながらミーティングを行った。

 

その後夜には前回案内した彼のお気に入りの焼肉店でディナーをとった。

この焼肉店は「丑乃匠」といって福島で開業されていて、ともかく美味しい。海外の方をお連れすると、皆が「Wagyu 和牛 ワギュー」といってこのおいしさに驚きの声をいただける。以前からオーナーや店長さんにも、大変懇意にしていただき、自信をもっておすすめできるお店なので、大事なお客さんをよく案内させていただいている。今回も、全員お腹をさするほどいっぱいお肉をいただいて、それぞれ帰宅をした。

 

 

翌日からは互いに別々の行動になり、彼らは京都、翌日は箱根を楽しみ、Facebookのアップをみると、とても日本を満喫していただいたようである。

そして28日、都内でスカイツリーにて私たちは再会をした。彼らは少し疲れたようでもあるが、その表情から充実された日本を過ごされていたのを感じられ、とてもうれしく思えた。

 

わずかな時間の再会であったが、この数十分が私たちにとって何よりも大事であり、愛おしい時間であったように思える。

 

私は、英語が満足に話せないため十分に言葉で伝えることができない。でも彼らとは深い絆が出来ている。ひょっとしたら言葉はいらないかもしれない。むしろ言葉がないほうが深い絆を結ぶことができるのかもしれないと思えた。植物と同じように・・・。

 

これからもこの絆を大切にし、彼らをはじめ、世界各国を代表する素晴らしいサプライヤーで構成されるワールドチームの一員として、日本の皆さんに素敵な植物と植物のメッセージをお届けしたいと思う。そしてそのチームの日本代表として日本の植物や文化の素晴らしさを世界に向けて発信したいと思っていますのでご期待いただければと思っています。


最後になりますが、彼らに喜んでいただけたのは私の努力ではなく、いつも私にアドバイスやご協力をいただいている日本の皆さんのHospitalityに他ならない。本当に心より感謝したいと思っています。皆さんありがとうございました。

 

そしてDanny。気をつけて帰ってくださいね。11月の再会を楽しみにしています。

又右衛門としては珍しく、朝一番の新幹線で都内へと向かった。

 

今日は日比谷花壇 本社にて「オフィスグリーン リノベーションセミナー」が開催され、そのパネルディスカッションに出席と、来場者への事業説明のためである。



今回の提案は、植物のもつ力を活かして、コミュニケーションや発想の豊かさをもたらす、オフィスのパブリックオープンスペースをデザインする「niwa office~ニワ―クスタイル~」として日比谷花壇さんが主催・提案するものである。

その中で、水・光・緑を駆使し空間をデザインする装景師として日比谷花壇の芹田博幸氏、ガーデンデザインとクラフトワークを巧みにあやつる座景師としてTEA’s Designの矢野TEA氏、そして世界の魅力的な植物の紹介や、植物や土のデザインをおこなう緑景師として私 緑匠・又右衛門が担当し、3人揃って「三景師」として創り出される空間づくりを提案させていただきました。また、そこにはハイレゾリューション音源を活用した空間音響デザイン・システムも組み合わされ、さらに素敵な空間演出となりました。


当日は午前午後とも多くの方にお越しいただき、オープンフロアにて設えられた今までなかった公園のようなパブリックオープンスペースを実際に体感していただき、高い評価をいただくことが出来ました。

 これからも私は、健康な植物、土によってこそ産み出すことができる居心地の良い空間づくりを提案していきたいと思っております~~~。

 



お越しいただいた皆様。ご協力いただいた皆様、心より感謝申し上げます。
そして日比谷花壇の皆様、素敵な機会をありがとうございました。また新しい世界が創り出されて行くことを期待しています。

今日は毎年恒例であるJFグループ 生産者協議会がエクシブ八瀬離宮で盛大に開催された。

 

定刻に総会が始まり、無事終了後、いつも大変お世話になっている日本体育大学理事長 JF兵庫県生花 特別顧問の松浪先生の講演を拝聴した。

 

いつもながらの内容の面白さと、実践の積み重ねから滲み出してくる想いの強さと、伝える力の素晴らしさには、ただただ敬服するばかりである。私はオーストラリアから続いている睡眠不足のため、座っては眠気に負けている日々が続いているが、先生の講演中は全く眠気もなく、あっと言う間に終了時間となった。そしてその後、少しの休憩時間を挟んで、懇親会に参加させていただいた。

 懇親会は、当会会長の加藤様の挨拶、松浪特別顧問、本年度よりJF兵庫県生花の代表取締役に就任された東社長の挨拶などがあり、今までと少し違った緊張感で会は開催された。


また私のような若輩を東社長、松浪先生、加藤会長と席を並べていただき、また業界の重鎮の方々と同テーブルにしていただいたため、さらに緊張する状況であった。

 

そのような中、松浪先生や大先輩からアドバイスやエールを直接いただけ、毎年顔を合わす業界の方々や、普段お世話になっており生産者、市場関係者とも交流させていただくことができ、有意義な時間を過ごさせていただいた。

 

また今回は、初めて会った方も多く、中にはとてもユニークな活動をされている人も来られていた。立ち話程度の少しの時間しかなかったが、互いがそれぞれの活動に興味を持つことができたため、今後何か一緒に面白いことができるのではないかと期待してみたいと思っている。

 

宴会中には急遽少し与えられた又右衛門の挨拶時には、同い年であり、私よりずっと以前から、趣味の園芸などメディアで活躍しているトミーこと富山昌克氏が飛び込みで壇上に上がってくれ又右衛門に熱い応援メッセージを送っていただけた。また業界の重鎮の方々からも支援のお言葉をいただけ本当に有難い一日であった。

 

開催から約2時間と言う時間があっという間に過ぎ去り、気がつけば中締めの時間となり、帰宅する者、2次会に行く者などそれぞれがこの空間を後にした。

 

私は次の日に控えた都内でのパネルディスカッションの参加準備のために会社に寄らなければならないため、皆さんと別れて駐車場に向かった。そこで再度トミー氏にバッタリ会い、最後にさらに強いメッセージをいただいた。

 

私は彼からのメッセージの本当の意味をしっかり受け止め、多くの皆さんへ植物の素晴らしさを今後も精一杯伝えていかなければならない。またそのような機会を多く作っていかなければならないということを、自らの胸に刻むことができた。

 

本当に素敵な1日になった。皆さん本当にありがとうございました。

昨日深夜に宝塚に到着し、仮眠をしたのち、大阪営業所へ出社した。

 

今日は、朝一番から(一社)テラ・プロジェクト 小林理事長(大阪大学名誉教授)はじめ事務局の方に訪問いただけた。

 



弊社の1000年オリーブをはじめ、海外からの希少な植物を実際に観ていただき、その植物の健康な姿に驚かれていた。またコンテナ町屋になどの提案にもお褒めの言葉をいただくことができ、いつも大御所 小林先生が私のことを金岡(又右衛門)先生と呼んでいただけることへの面目が、少したったかもしれないと感じとれた。(笑)

 

その後しばしの間であったが、ミーティングを行い、今年12月に控えた「みどりのサンタ」プロジェクトのイベントにむけて色んな発想を抱いていただけたことと思う。

そしてお互い一旦事務所に戻り、午後に再集合して、車で一緒に岡山へと向かった。

 

岡山では、日本オリーブ社や牛窓オリーブ園を訪問させていただき、12月のイベントの話をさせていただいたり、今後についてのお話などをさせていただいたり、とても有意義な時間を過ごさせていただいた。

特にこの素晴らしいロケーションを、観ながらのミーティングは色んな想像が膨らむのと同時に、疲れた身体を大いに癒してくれた。

 本当はもっとここに居ることができれば良かったのだが、次の予定があるために、再度訪問することを約束し、この地を後にした。

 そして車で移動。6時過ぎに岡山市内に入り、ここでもとても素敵な方々との面談の機会をいただくことができ、具体的に話すことはできないが、今後のチャーミングな取り組みの実現へ大いに期待を持つことができた。

その後夕食をご馳走になり、夜も更けてきたので、帰路につくことにした。

 

今回、色んな方々との出逢いがとても素敵であった。さらに道中には、小林理事長の専門分野からの視点などの指導をいただき、多くを学ぶことができた。

 

さらにテラ・プロジェクト 専門委員として、「みどりのサンタ」アンバサダーとして、使命感をもって、これからも自らの足で世界を周り、私たちの想いをプレゼンテーションしていかなければならないと、さらに強く思うことにつながる日になった。

今日は、昨年 OPENしたCafé Amazonの一号店がある福島 川内村へ向かった。

 

今回は飛行機での日帰りで、かなりタイトなスケジュールのため、福島空港に到着後、すぐにレンタカーに乗り込んだ。そして約一時間で現地に到着。

 

 

到着後、すぐに目に入ってきたのが3.11プロジェクトの皆さんや鎌田さんの協力によって、きれいに咲いていた花たちであった。

 



そして、気になるのが昨年植栽されたオリーブ。オリーブは寒い所が苦手ではある。おそらくこの川内村で越冬した実績はないのではないだろうか。

それもそうである、冬は-10℃を軽く超え-15℃になることもある極寒の地であるからである。

 

そのような地にオリーブを植栽するということに異論を唱える方もいらっしゃるかもしれない。でも私は、まず土づくりにこだわり、植物自身の免疫力を高め、しっかり防寒対策をおこなえば越冬させることができる自信があったのと、この地にオリーブを植えることはとても意義あると思っていたので植栽を実行した。何故オリーブを植栽したかについては・・・最後に。

 

 

そして春には桜も咲き、多くの人が訪れた。

 

 

店内の植栽も、丁寧にメンテナンスされていたため、多少の傷みはあるものの枯れることなく、メンテナンスすることで、また元気な顔に戻っていった。

 

さらにまたグリーン追加することで、Café Amazonらしさが増したように思う。

 

そして到着後5時間。一滴の水も飲まずに集中することで午後4時過ぎタイムリミットまでに何とか形に知ることができ、お土産に美味しいコーヒーをいただき、再びレンタカーで空港へと急いだ。

 

途中で給油を行い、何とか出発前に滑り込み、ホッと肩をなでおろしたのだが、搭乗手続きをするカウンターが、少しいつもと違う。よくよく見てみると何とまさかの欠航である。

 

天気は悪くいないのに、何故と聞いてみると、滑走路に小型飛行機が停まっていて、滑走路が使えないとのこと・・・。

正直、小型飛行機なら少し横に動かしたりできないかなどと思ったが、それぞれのところで色んな事情があるのだろうと思い、受け入れるしかなく、今後の帰り方を聞いて宝塚をめざした。

 

 

帰路は

福島空港~(バス)~郡山駅~(東北新幹線)~東京~(東海道新幹線)~新大阪~
~(JR)~大阪~(徒歩)~梅田~(阪急)~蛍池~(徒歩)~伊丹空港 である。

 

飛行機で1時間半のところ6時間半、現地から家までを入れると、8時間の移動になった。

正直、欠航によっての残念な気持ちが強く、続いている出張と不眠で身体も疲れていて、さらに空腹のため、又右衛門はイラッとしていたが、帰るころには、おかげで新幹線の間では、ずっとパソコンに向かうことができ、たまったデスクワークがはかどった。その他の移動中では、この地とオリーブについてなど色んなことを今一度考える時間ができたので、とてもよかったと思う。もっと前から前向きに思えればいいのだけど・・・。又右衛門はまだまだですね。

 

最後に、私がこの地にオリーブを植栽した想いを綴ったものを下記です。

 

今回この地へのオリーブの植栽は単なる北限へのチャレンジでもテストではない。
また結果として越冬できたのも
ラッキーではなく、きちんと準備し、地力を高め、植物の免疫力を高めることができたからであろう。

でもそれだけでもない。私は何より、このオリーブを歓迎し、いつも声をかけてくれた多くの村民の方々や、布団をかけるように、わらを敷き詰め、いつも見守ってくれたCafe Amazonの第一号店を川内村にOPENさせた岩本泰典社長はじめ、スタッフの熱い想いがあったからだと言える

私は不可能と言われたこの地で、このように越冬できたのは、色んな意味でとても意義深いことと言えると思う。
そして想いからなる力のポテンシャルは本当に無限であるとあらためて感じることができる
1日にとなった。

 

 

さて次はこれからこの地はかなり暑くなる。植栽された植物にとって初めての夏を何とか元気に過ごしてほしいと切に思う。

最後の最後に。川内村の皆様。ご挨拶もできずにすぐに帰り申し訳ございませんでした。皆様も植物も健やかに過ごされますことお祈りしています。そしてまたお会いできますこと楽しみにしております。

昨日今日と「生き物文化誌学会 第15回 学術大会 大阪大会」に出席の機会をいただき、国立民族学博物館を訪れた。

 

モノレールにて万博記念公園駅にて降り、太陽の塔の横を通り、会場へと向かった。

 

 

そして塔の背面に周り、暑い中であったがしばしその背中を見つめていた。

私はこの両面を観る度に、色んなことや今までの活動、言動などを思い起こし、それは植物が第一の考えに反してないか?植物や人を傷つけていないか?先祖様の意向に沿っているか?自己中心でなかったか?など自らを見つめ直すことができるきっかけになる。

会場には全国から大学の教授、研究機関、動物園、植物園、水族館などの館長などが出席され、正直、今まで参加させていただいた会とは違う空気感で、正直少し緊張してしまった。

さらに秋篠宮殿下もお越しになられていらっしゃったので尚更であった。



10時に受付をさせていただき、1030分からお昼まで3会場に分かれたセミナーを受けさせてもらい、いつもと違う知識を入れさせてもらえた。


昼食後は「私たちは、いかに生き物文化に親しむか?―ミュージアムの挑戦―」と題したシンポジュームが4時間にわたり開催された。

 

シンポジュームの前半は、各立場でご活躍の先生方の講演があり、後半はパネルディスカッションであった。そしてそのパネルディスカッションが本当によかった。

 

 

今まで、花き業界の講演やパネルディスカッションの司会や出席などを経験してきたが、そのほとんどが、パネラー同士がお互いを尊重したり、気遣ったりの発言で、最後に進行役がうまくまとめるというものであるが、今回出席させていただいた会のパネルディスカッションは全く異なり、観る人(来場者)の視点に立ったミュージアムのあり方と、観られる立場(動物・植物)から視点のあり方で、お互いが意見をぶつけ合うという本当に面白いものであり、多くを学ばせていただくことができた。

 

シンポジューム終了後の交流会にも参加させていただき、今までお話させていただくことができない立場の方とお話をさせていただきことができたり、久しぶりの再会もあったり、とても素敵な一日となった。

今回の学会参加は、又右衛門の生き物の命に対する想いをさらに高め、自らの使命を強く心に刻むことができた日となったと言えるであろう。これを励みにさらに使命感をもって頑張ります。