四代目又右衛門の頭の中を書いたブログ

MATAEMON'S THINKING BLOG

2019.05.08

大和の国にて

今日は、朝一番から郡山にてミーティングを終え、大和の国で植物と戯れていました。
今日は天気も良すぎてかなり暑い。さらに植物はかなり棘のきついものなので少し苦戦。

手に何度も棘が刺さり、思わず痛い!と叫んでしまうこともしばしば。

そのような中、愛刀 「又右衛門はさみ」とスコップ、つるはしを駆使して、香川からヘルプに来てくれた半田さんに指導をいただきながら、福中氏とともに移植のための準備を行った。

そしてお昼になり、いったん休憩するために車に戻ると、私の穴だらけの手に合わせるように車のタイヤも・・・・・久しぶりのパンクに疲れは倍増。

ただこれぐらいのことでへこたれることはなく、ご飯を食べて再び、酷暑の畑に戻る。

そしてまた数時間、棘との闘い。

作業途中に、地元で太陽をいっぱい受けて育った美味しいトマトでチャージを行いながらせっせと活動し、夕方に何とか植物100数本分の移植準備を終えることができた。

その後場所を変え、大和橘の状況を確認に行くことにした。すでに新芽が伸び、つぼみを多く持つものもある。

橘は文化勲章のデザインに用いられている。もとのデザインは桜だった。昭和天皇が桜花は潔く散る武士道を象徴するもの。文化人の勲章としては不適当なのではないか。橘は桜とともに昔から珍重されている、と指摘。さらに『古事記』『日本書紀』の故事を引いて「広く各方面の文化に尽くしたる者のための勲章には、寧ろ(橘が)適当なるべしと云」った結果、現在の意匠になった(『内閣制度七十年史』)。とのことである。

その橘の可憐でありながら強さも清らかさも感じさせる姿に触れ、さらに言葉では言い尽くせない素敵な香りに包まれると、さっきまでの疲れが全くなかったことのように思えるほど癒された。

橘って本当に素晴らしい。今更ながら大和橘プロジェクトに関われることの喜びに浸りながら帰路につき、夜には帰宅することができた。

少し清められた感じもしたそんな素敵な1日を終えることができました。