四代目又右衛門の頭の中を書いたブログ

MATAEMON'S THINKING BLOG

早朝目覚めて、窓から外を見てみると、やはり雨。それも結構しっかりと降っている。私の昨日のてるてる坊主の精度が低すぎて、逆に雨を呼んでしまったかのようにも感じた。

そんな気分が重たいまま、開店すぐのホテルの朝食会場へと向かった。店員の方に人数を聞かれ「1人です」と答え、テーブル席に案内していただいた。

そのテーブルの向かいには、くまもんが座ってくれていた。何と粋な計らいで、ほっこりするものを感じた。そしてくまモンも見つめながら食事をしていると、まるで私に「あ~~ん」と言っているようにも感じる。さらに食べ続けているとその食欲にくまモンは驚いたような顔をしているようにも思えた。

その後部屋に戻り、デスクワークを行った。そして小降りになったのを確認し、3つに分かれている会場のメインでもある「街なかエリア」を散策した。

メイン展示としてニコライ・バーグマン監修の庭が大きなスペースであったので、さっとだけ拝見した。

そしてバスターミナルの植栽が雨が降った後でもあり生き生きしているのが印象的であった。

その後、アーケード内を再び散策していると移動式でバラを売っているお花屋さんに遭遇した。ROSEBIKEというらしい。

少し興味があったので声をかけさせてもらった。話によると実店舗も持ちながら移動販売もしているとのこと。価格はバラ5本で1000円とのことであった。品質や価格などについては明言しないが、このような形で花が買えるのは海外では当たり前の光景なので、それはそれで良いのではと思った。

一通り見学したのち熊本駅へと向かい、近くのSCの植栽を見学。その後移動し、3会場のうちの一つである“水辺のエリア”へと向かう。
あまりに時間をおしてしまったのでタクシーに乗らざるを得ない状況になり、乗ったのは良いが、相変わらずあわてん坊の私は、雨がやんで必要なくなった傘をしっかり持って、とても大事なスマホを車内に忘れてしまい、慌ててタクシー会社に連絡をしたところ、降ろしてもらったところまで持ってきていただき、事なきを得た。

そして、35年ぶりにリニューアルされた動植物園を見学。くまモンではなく本物のクマにも会うことができた。

植物園の中央では大花壇が設置され、スタッフの方々が丁寧に管理をされていた。

次の目的地に行くために足早に見学をしたが、動物園エリアでは、動く動物たちを見た小さなお子さんたちが、笑顔で楽しまれているのが印象的であった。また植物園エリアでは、女性が花と一緒に写真を撮っている光景が印象的。

庭園のコンテストには、年配の男性や行政の方々であろう人たちが集まっていた。
同じ一つのエリアでも、来場者によって嗜好がはっきり分かれていることをあらためて気づかされ、今取り組みを始めているプロジェクトの参考にすることができた。

そして無料のシャトルバスに乗り水前寺成趣園を見学した。初めて訪れたが、とても趣がある庭園である。

池の鯉と松の深い緑の山と明るい緑のコントラストを楽しみながら周りを歩くと、入口からちょうど180度進んだところに大きな梛(ナギ)の樹があった。
そこからもう半周を歩いてちょうど一周で拝観を終えた。この頃には恐らく2万歩は歩いたであろう。足は疲れていたが、そのまま歩いて路面電車の駅をめざした。

待つこと数分で電車が到着し、再び「街なかエリア」に向かい、一旦ホテルへ戻ることにした。ほぼ電池切れ状態でホテルに戻ってデスクワークをし、お腹が空いたので食事をとった。その後、足を湯船につけながら、一日を振り返り、新しいことをいろいろと考える時間を取り、夜も更けてきたので電気を消してベッドに倒れ込み、眠りについた。

今朝もご飯のテーブルの向こう側では、昨日と同様にくまモンが笑顔で出迎えてくれている。朝食のテーブルの向こうには笑顔のパートナーがいる。出張が多く早朝出勤族の私には、何よりの御馳走であり、とても嬉しい限りである。なので今日はお味噌汁をお裾分けした。

そしてお腹がいっぱいになりくまモンに見送られて部屋に戻り、荷物をまとめて、再びバスターミナルへ向かう。その途中、パートナーでもある永村裕子氏が関わる花壇なども拝見。素敵に管理されていることがとても印象的であった。

ターミナルに到着し、空港行きのリムジンに乗るまでの間、施設内の植栽をゆっくり見学し、出発時間になったのでバスに乗り込んだ。

時間に少し余裕があるぐらいに空港に到着。空港施設や買うことがないお土産をみながら、出発までの時間を楽しませてもらった。そして、機内でこのブログを書いている。

全国都市緑化フェアの次回開催地は、北海道の恵庭である。そこでも以前からとても活躍されている方がいて、訪問がとても楽しみである。
そして来年2023年には仙台で開催予定のこと。そこにもパートナーがいるので素敵な開催になると思っている。

是非、近い将来に地元兵庫でも開催をできることを願っている。できれば宝塚でと言いたいところだが、中々難しいであろうから神戸か淡路、姫路あたりであれば可能だと思っている。もしそのようなことが計画されるならパートナーと共に精いっぱい創り上げていければと思っているので期待をしていただければと思う。

前編後編にわかれたブログをお読みいただきありがとうございました。
最後になりますが熊本にて全国都市緑化フェアに関わられた全ての方々に敬意を表します。まだまだ会期がありますので大変かと思いますが、植物と共に素敵な空間をおつくりいただければと思っています。そして今回が一過性のイベントではなく、しっかり地元に根付いたものになってくれると信じています。3日間お世話になりました。ありがとうございました。

今回の熊本訪問は、「第38回全国都市緑化くまもとフェア くまもと花とみどりの博覧会」が3月19日から開催されており、その状況を拝見するための訪問である。

昨晩最終の飛行機で秋田から戻り、荷物を入れ替えて、翌早朝に熊本をめざした。いつものように飛行機での移動である。

出発地の伊丹空港はどんよりした天気であっても、当たり前かもだが上空は青空。実は熊本空港は初めてのため少しワクワクした気分での着陸。ただいつものようにレインマンぶりを発揮して、雨の歓迎となった。

空港を出ると、くまモンカードの販売機が目に入り、可愛かったのでゲットし、早速活用してリムジンバスにて熊本市内をめざした。

バスを降車後、右も左もわからずスマホで検索するも中々うまく機能せず、大きなアーケードの下をうろうろ。10分後に迫った重要なリモートミーティングへの参加にかなり焦りを感じていたところ、何とかホテルに到着。ただチェックインにはまだ時間が早く、どうしようかと考えたところ、何と偶然にもそのビルの2階に快活CLUBを発見。さらにそのビルには全国都市緑化フェアの事務局まであるという偶然に驚きながら、快活クラブへ入会して個室に入った。

Wi-Fiは安全性を考慮して、テザリングで行い、外に声が漏れない程度の音量で、リモートミーティングを無事終えることができた。

ミーティング終了後は、熊本が地元であり世界的に活動している永村裕子さんとランチミーティングを行った。
裕子さんとはイギリスのチェルシーフラワーショウで出会ってから、日本でもご一緒している。イベントの企画などを行っており、お互いの職域を理解しあえている素敵なパートナーであり、多くを学ばせてもらっている方である。今回は1時間ほどのミーティングであったが、その短い時間でも生き生きと目が輝いているパートナーとの会話に、元気をいただくことができた。更なる飛躍を期待できる方だな~~と思いながら、引き続きこの関係性を保っていきたいとあらためて感じることができた。

ランチミーティング後、ホテルの計らいでアーリーチェックインをさせてもらい、副会長をつとめている全国花卸協会のリモート理事会に参加した。会議は木本会長のもと各ブロック長との意見交換を行い、6月の総会に向けての役員人事などについて話し、約2時間で閉会となった。

リモート理事会終了後も雨は降り続いていたため、引き続いてアーケード内での展示物などを拝見した。

そして陽が落ちるころにはホテルの部屋にこもり、たまったデスクワークを行うことができた。

明日は、晴れてくれたらいいなと思い、てるてる坊主を小学校以来作ってみたが、その効果は如何に・・・明日が楽しみである。

今回は、昨年から企画してきた持続可能な花き園芸、農業をめざしたプロジェクトの始動で秋田へと向かった。

大阪での業務を終えて、夕方の便で出発。最近秋田地方では雨が少なく困っているとのことで、ひょっとしたら雨男の又右衛門が行けば降るかもなどと機内で談笑しながら、定刻に秋田空港に到着した。

そして予約していたレンタカーに乗り込み、宿泊地である秋田駅周辺へと向かった。いつもであれば能代近くに宿泊するが、この日は風力発電関係の方々が多く利用されているとのことで予約ができず、駅周辺のホテルとなった。

ホテル到着後、郷土料理のお店でさっと食事をいただき、明日のためのミーティングを行った後、各自部屋に戻ることにした。

翌朝、駅前の地面には水たまりができていた。夜中のうちに雨が降ったようである。自分で言うのも何だが、さすがである。きっと手にしたお土産の551の豚まんより良いお土産になったのではと感じながら、産地へと向かった。

そして、約1時間で海岸沿いの生産地に到着した。以前からお世話になっているパートナーの元気顔を見ることができ、まずは一安心。少しお話をした後に、それぞれの畑の状況を確認させてもらった。

相変わらず、よくしまった魅力的な松を多く確認することができた。

そして、一部昨年の植え替えの際に、マリネックス社のMM土(マリネックスミネラルソイル)を施したところを確認すると、他とは大きく違った生長ぶりを確認することができた。写真の中で、よく伸びて緑が濃い松の列だけがMM土を使ったものである。写真では確認しづらいかもしれないが、現地では歴然とした違いがある。

ただ生産が松のため、生長することがプラスかどうかもあるので、引き続き経過観察をしていこうと思う。ただ、松でなければ、この成果は大いに期待できるものであると言える。本当に楽しみである。

さらに今回は新しい取り組みとして外生菌根菌を同じチームの研究所から送ってもらい、実際に仕込んできたので、今回どのような結果が出るか、これもまた楽しみである。

そうこうしているうちにお昼になったので、昼食をとりながらのミーティング。
初めて会うスペシャリストもいて、この地区のポテンシャルの高さに大いに期待をもてた。

そして再び、畑にもどり現地パートナーと今後についての打ち合わせをして、早い再訪を約束して帰路につくことにした。

桜と菜の花が美しい道を走る。このような素敵な景色が5km、いやもっと長い距離続いており、お花見をしながら空港へと向かった。
途中、道の駅などでトイレ休憩を行いながらも、少し早めに空港に到着することができた。

今回の秋田プロジェクトは、とても恵まれた環境にて育まれたとても魅力的な松があるにもかかわらず、現場では高齢化が進み、様々なものが値上がりし継続が厳しい状況であるので、これを失い花き園芸業界の大きな損失としないよう、何とか持続可能なものにするのが目的である。

そしてその目的達成のために、チーム又右衛門の卓越した技術や経験を注ぎ込んでいきたいと思っている。

すでに今回も新しいメンバーを加え、話し合うことで新たな発想もでてきて、とてもわくわくするものになり、先に強い光がさしているのを感じることができた。
この産地も、継続するどころか、新しいものを産み出し、さらに名を馳せるところにできるかもしれない。それは日本だけではなく海外にむけてでもある。

さらに松だけではなく、他の花きや、農産物もあり、八竜町はまだまだ可能性を秘めている。辰年生まれの又右衛門にとって、とても居心地の良い場所でもある。

帰路に就く前にお詣りした氏神様に「良く来たな!」と言っていただけたような気がしたのは、単なる思い上がりではないと思っている。

2年後の辰年に何とか結果を出したいと思っているので乞うご期待である。

先週、都内でのミーティングを終えて帰阪し、15日は大阪でのミーティングを終えて再び週末はイベントのため都内での活動となった。

そして18日は、3度、打ち合わせのためによみうりランドへと向かった。
空を見上げると今にも振り出しそうな雲行きに「またか~~」と思いながら少し早めに現地へ到着した。

まずは、先日オープンしたPIET OUDOLF GARDENを見学してきた。

一面にチューリップが咲いて、その隙間から宿根草が花を咲かせており、素敵な空間となっていた。この後チューリップが咲き終わり、宿根草の花やグラスが生長してまた違った景色になっていくのが楽しみである。

そして植栽をしたパラボラッチョくんの定期診断をした後、新たなプロジェクトの打ち合わせを、花に囲まれたテラスにて行った。
内容についてはまだお話できるものではないが、植物が活躍できる機会であるのは確かなので楽しみにしていただければと思う。

その後、昨日イベントで滞在していた品川にもどり、異業種で親交の深い方と植物談義をすることができた。
直接会うのは久しぶりだったが、植物や植物が織りなす空間への想いや考え方が近く、共感できるところがたくさんあるのは、以前と変わらずで、とても嬉しく思えた。最近少しうつむきかかる所があった私に刺激をもらえて、とても素敵な時間となった。

さらに場所を少し変え、新たに手掛け始めたプロジェクトのミーティングを行った。
私が今まで関わってこなかった分野であるので、若干の不安もあるが、それ以上に大きな期待があり、わくわくするものである。
今までの私が行ってこなかった?苦手だと逃げていたかもしれない分野なのだが、自己改革と研鑽のために取り組んでいければと思っている。そのようなミーティングを終え、帰路につくことにした。

帰路の途中、飛行機の窓から外をぼんやり眺めながら考え事をしていた。
実は、以前の取り組みにおいて、認識不足があり少しボタンを掛け違えたことで、意図している方向と違ったことになってしまい、そのことがずっと気になり、夜中にはうなされてしまうほどであった。支えていただいている多くの方々との会話によって、少し顔を上げられる様になってきたように感じている。

ともあれ思い悩んでも解決にはつながらない。さらに前に進むにはこれからも色んなことに出くわすこともあるだろうと思う。強烈な向かい風も、同様の追い風を併せることで竜巻のようにとても強い力で上昇させることが可能であると思っている。またのその逆に渦潮のように下方へ引き込むようなものになるかもしれない。いかに澄んだ目で見極めることができるかが必要となるであろう。

過去は過去としてしっかり反省と、償いを行い、経験として前に進んでいかなければならない。でなければ過去はただ単に他人に迷惑をかけてしまっただけのものになってしまい、何ら学びにはならない。そのためにも実直を肝に銘じ、引き続き取り組んで行ければと思う。

皆様には引き続き、厳しくご指導いただけることを切に願います。

2022.04.15

JICA訪問

昨日の全国花みどり協会の総会終了後、品川にてパートナーと簡単なミーティングを行い、その後、麹町のJICA本部へと向かった。

JICAの皆様には、海外でのプロジェクト、特にアフリカにおいて大変お世話になっている。
その時に目の当たりにした厳しい環境や課題について、相手国と少しずつ取り組みを始めていたがCOVID-19の影響で渡航が難しくなりペンディング状態であった。
現在、少しずつではあるが落ち着きをみせはじめていると感じたので、再びアフリカなど海外に向けてのプロジェクトを動かすべきと判断し、その事前ヒヤリングのための訪問である。

JICAの皆様に今回も温かく迎えられ、多くのアドバイスをいただくことができ、少し前に動かしていけることを感じることができた。いつもながら感謝である。

私たちのような零細企業が単独でなしえることではないであろうが、アフリカ諸国においてはインフラ整備や都市化も必要であり、その際にはまず自国の貴重であり美しい自然環境や文化をしっかり守りながらの開発が必須であると思っている。

先進国が開発によって引き起こしてきた環境問題など、同じ道を歩んでほしくないと思う。そしてその教訓を活かした開発方法を教示することこそが先進国のあるべき姿であり責務と言えるのではないであろうか。


そのようなことをしっかり行うことで素晴らしい大自然と文明の調和ができ、誰もが羨むような国になるのではないだろうか。
私たちは戻りたくても戻れない開発をしてしまった。
であるならば世界のみんなが望む万物が共生する素晴らしい国をみんなの手で創り上げていけばいいのではと考える。

国境を越えて、地球市民として、持続可能な社会をめざして・・・

今日は、今月2回目となる都内への出張。
いつものように始発の飛行機に乗るために宝塚を出発。いつものように雨が私の出発を応援してくれている。
定刻に伊丹空港を出発し、羽田空港に到着。そこからはお気に入りの京急にて品川へと向かう。途中は乗り換えもなく本当に便利である。

目的地である品川プリンスホテルに予定より少し早く到着したので、少し時間をつぶしてから会場へと入ることにした。

今日はここで「一般社団法人 全国花みどり協会」の設立総会が開催された。
「全国花みどり協会」とは、東京五輪にてビクトリーブーケの提案や様々なプロジェクトを行ってきた「日本花き振興協議会」が東京五輪終了で一旦区切りがついたので、あらためて花き園芸業界を代表する団体が力を合わせて業界の発展のために取り組んでいくことを目的として設立したものである。

参加団体は、
●一般社団法人 日本花き生産協会
●一般社団法人 日本花き卸売市場協会
●一般社団法人 全国花卸協会
●一般社団法人 日本インドア・グリーン協会
●一般社団法人 日本生花商協会
●一般社団法人 JFTD
●公益社団法人 日本いけばな芸術協会
●一般社団法人 花の国日本協議会
の8団体である。私は全国花卸協会のメンバーとして今回の総会に出席した。

総会は、発起人代表の福永様の挨拶からはじまり、農林水産省から来賓の挨拶をいただいた。続いて各参加団体からの強いメッセージがあり、締めに前日本花き振興協議会の磯村会長から挨拶があり、その後、議事が始まった。

議事ではJFTDの澤田様が初代会長へと選出され、各団体の長が理事に就任されることになった。その他の議事も全員一致で可決となり、全ての議事を終えることになった。

また総会の締めくくりとして澤田会長からとても熱のこもった挨拶があり、私も花き園芸業界の一員としての責務を全うし、業界の発展のために取り組んでいこうと感じた。

2025年には大阪・関西万国博覧会、2027年には横浜国際園芸博覧会が開催され、きっとこの協会は深く関わっていくことになるであろう。
これからが本当に楽しみである。

少し遅くなりましたが、一昨年に記念植樹した樹齢約1000年のオリーブが新聞などに掲載していただけましたので報告いたします。

ライオンズクラブさまが、東京五輪開催の記念とオリンピック・パラリンピックのアスリート支援の想いをこめて、このプロジェクトを企画されました。

その際に東京五輪エンブレムのデザインをされた著名なアーティストである野老朝雄氏のモニュメントと又右衛門の1000年オリーブが選出され大変光栄に思っています。
そして、又右衛門オリーブを一昨年に国立競技場近くに植樹させていただきました。

先日、オリーブの成長を確認するために現地を訪れ、半年ぶりにオリーブくんの元気な姿を確認することができ、とても嬉しく思っております。
当日は丸川前東京オリンピック・パラリンピック担当大臣にも驚きとお褒めの言葉をいただくことができました!

東京五輪は無観客開催になったため、開催中は一般の皆様に観ていただくことができず少し残念な気持ちもありますが、世界各国から集まったアスリートたちを見守ってくれていたと確信しています。

今後は都立明治公園予定地に植樹されますので、ぜひ皆様にもその雄大な姿を観ていただければと思っております。

5日。新年度に入り、初めての上京。いつものように朝一の飛行機で羽田へと向かった。

通常であれば、最近お気に入りの京急にて中心地へと向かうが、今回はまず大田市場に用事があったので、モノレールにて向かう。

流通センターで下車して徒歩で向かう途中、ヤマト関連施設の前を通るのだが、その玄関には素敵な彼が鎮座していた。

これは意図しているものかどうかはわからないが、ネコ好きを割り引いたとしても、この光景が素敵に感じた。いつかこの子が子猫をくわえていてくれないかと希望を待ちながら挨拶をして市場へと向かった。

市場では今後の仲卸のあり方などの情報交換を行い、有意義な時間を過ごすことができた。

その後、新橋に移動し、本年から始めようとしているプロジェクトに関してランチミーティングを行い、とても良い感触で進めることができた。

その後はまた以前から大変お世話になっている先生と、環境やガーデン、木材の利活用についてのプロジェクトの意見交換を行い、大変貴重な学びと、私たちの取り組みと活動の場のヒントをいただくことができた。

新橋でのミーティング終了後、横浜に移動。素敵な夜景を観ながら、宿泊施設へと向かった。

そして目的地であったホテルに到着し、チェックインをしようとしたら、予約がないとのこと。ネットで予約をしたはずなので、再度検索してもらっても見つからないということで、ホテルを出て、予約したのは確かなのでどこのホテルを予約したのかを思い出そうと、再び夜景を観ながら、“よこはま~~。たそがれ~~♪”と口ずさみながら、記憶をたどっていた。

そうしたら観覧車が綺麗なブルーの点灯にかわり、頭の中では“街の明かりがとても綺麗ね横浜 ブルーライト横浜~~♪”と流れてきて、あらためて自分が結構な年齢に達してきていると認識させられた。

そしてしばし色んな手段で、何とかホテルを思い出して、無事にチェックインすることができた。

初めて泊まるホテルで、とてもリーズナブルなホテルだが、部屋がコンパクトでとてもきれいである。するとまた“よこはま~。たそがれ~。ホテルの小部屋~~♪”が頭の中で流れてきて、さすがにオヤジ化してしまっていることを再認識せざるを得なかった。

そして、6日朝、目覚める。実は今日は誕生日。実質として歳を重ねることになった。そして朝食後、近くの横浜市役所前の花壇を観に行ってきた。

薔薇をはじめ、春の花が綺麗に咲いていおり、とても素敵である

また環境に配慮したガーデンもあり、さすが2027年に横浜国際園芸博覧会を開催する都市であると感じるとともに、地元の宝塚も園芸の街とするのであれば、様々な取り組みをしていかなければならないと思えた。

その後、新年度に入って重要なプロジェクトのミーティングが久しぶりにリアル開催となったので参加した。そこで更なる力を蓄えさせてもらい、全ての予定を終えて、帰路につくことにした。

空港まではお気に入りの京急にて横浜から乗り換えなしに羽田に到着。大阪に向かう飛行機からは綺麗な富士山。そして周りの山々も観ることができ、今回の価値ある上京を物語っているように思えた。

また一つ歳を重ねた又右衛門。賞味期限はそう長くはない。でもまだまだ「やりたいこと」、「やれること」、「やらなければならないこと」が多く残っている。その活動には、賛否あるかとは思うが、植物に目を向けて取り組んでいきたいと思っている。

重要なこの歳もしっかり走り続けていきたいとあらためて強く想える1日になった。

今日から4月。そして1日といえばエイプリルフールなのですが、今年は本当の話を・・・

花卉園芸新聞4月1日号1面『注目の新資材』に、バラエングループの育成用POT「AIR-POT(エアポット)」とマリネックスが掲載されました。

「AIR-POT(エアポット)」は、イギリスで開発され25年以上にわたって改良を積み重ねてきた植物の生長を促す画期的なPOTです。また英国王立キューガーデンの3000種類以上の植物や、ミラノ万博植栽用植物においても採用されるなど、その実績は折り紙付きです。また今年のリリース以後、名だたる植物園や大学、生産者からもご連絡いただけています。ただ近年、その効能の素晴らしさから類似した商品も出回るようになってきているようですので、お選びの際はリサイクル原料を用いた環境に優しい「AIR-POT(エアポット)」をご指名いただければと思っています。

詳しくは下記にYouTubeのリンクをはっておきます。日本語で紹介しておりますので是非ご覧いただければと思っています。
▼AIR-POT紹介YouTube https://www.youtube.com/watch?v=1qg3MoaMT3w

「マリネックス」は100%天然由来であり最近注目がとても高まってきたフルボ酸を多く含む海洋性腐植抽出液です。わずかしか採取できない原料から自社独自の製法にて抽出した稀なる資材になります。

発根や花芽分化の促進、日持ち向上、耐寒性・耐暑性の向上にもつながり、温暖化などによる影響の軽減が期待できます。また吸着分解などによる土壌改良、水質改善も可能で、実際にダイオキシンの無毒化の特許も取得した夢のような資材です。
今までは年間生産量に限界があり全国各地の一部の著名な農業や花き園芸栽培、水産、畜産、環境関係の方々に業務用として販売を行ってきましたが、今回、消費者向けの商品展開も始めることになりましたので、あらためて自己使用と小売販売用としてご検討いただければ嬉しく思っております。

▼マリネックスHP https://www.marinex.co.jp

皆様に4月1日に御案内する嘘のような素敵な二つの商品のご紹介でした。よろしくお願いします。

今回は、静岡からおいでいただいたパートナーに弊社をご案内し、その後、淡路島へと向かった。

桜もちらほら咲き始めている春の陽気に包まれ、静かな海を横目にみながら、約1時間で淡路夢舞台に到着。

到着するや否や、まずあわじグリーン館に向かった。
グリーン館では稲田館長に迎えていただき、館長室で簡単なミーティングをした後、先日から取り組んでいるプロジェクトである「しんかのにわ」の施工状況のチェックを行った。

安藤建築の素敵な温室の一角に「しんかのにわ」を設置し、子どもたちなどに植物の進化や命などについて考えてもらえる機会を創出するという稲田館長肝入りの取り組みで、今回打診をいただいたのである。

私は稲田館長には普段からお世話になっているのに加え、何より又右衛門が兵庫県民として、この日本を代表する素敵な温室を最大限に利活用し、より多くの人びとに植物から預かったメッセージを伝えられればと思っていたので、喜んで参画させていただいた。

今回新たに導入された植物を紹介すると、まずは「ディクソニア アンタルクティカ別名ソフトツリーファーン」がある。

現場では、施工・管理されているスタッフの方々に図鑑やネットに載っている情報ではなく、又右衛門が現場にて見て触れた情報をお伝えさせていただいた。

他に「マクロザミア ムーレイ」。ワシントン条約appendix2に分類される希少な植物である。3年で約1cmしか成長しないと言われており、その計算からすると今回導入されたものはおおよそ樹齢600~800年になるかと言える。

幾度となく繰り返されたブッシュファイヤーで焼け焦げた木肌が、その歴史を物語っており、植物の管理情報だけではなく、植物にまつわる話も併せてご紹介させていただいた。

この区域には他に私のオーストラリアのパートナーから届けられた「ジュラシックツリー」などもあり、とても素敵な環境になりつつある。

また別の区域にはなるが、これもまたオーストラリアの希少な固有種である「ザンソレア(グラスツリー)」も持ち込ませていただいた。
「ザンソレア(グラスツリー)」には、ジョンソニーやオーストラリスなどいくつかの種が存在し、グラウカはブルーがかった葉で希少種になる。
さらにグラウカの中でも2種あり、そのうちのグラウカsspアンガスティフォリアは、シルバーブルーが強くとても美しくさらに希少。
特に1mを超えるものの輸出制限や、現在採取制限指定区域なっているなど、輸出入が難しくなってきているのと、この種の特性から輸出入におけるストレスをとても受けやすいため、とても貴重である。

この種も木肌が黒いのはブッシュファイヤーで焼け焦げているためで、オーストラリアの自然環境の厳しさをうかがい知ることができる。

このような植物が新しく仲間入りしているので、是非皆さんにもご覧いただければと思う。いつ完成かについては、4月中旬かと思われるが、正確なことは直接お問い合わせしていただければと思う。

またパネル展示として稲田館長が手掛けられてきたシンガポールのプロジェクトなど素晴らしい実績の紹介もされていて興味深い。

また今の時期はらん展が開催されていて、とても魅力的なランが数多く飾られている。
東京での期間限定のらん展も良いが、仮設でなく植物に囲まれた中でのらん展は素敵なので是非訪問されればと思う。

他にも素敵な花や植物がいっぱいなので是非です。

また夢舞台は世界的建築家である安藤忠雄先生の設計が本当に素敵である。世界に誇れる施設であるので、ここをゆっくり歩いてみるだけでも価値がある。私は植物活動家として、このような素敵な建築に触れると、無性に植物を融合させてみたくなる。

是非いつの日か経験を積み、感性を研ぎ澄ませて、このような舞台と世界の植物を融合させて魅力的な空間を創り出せるような活動家になりたく思う。そのような気持ちを奮い立たせてくれる1日となった。まだまだ楽しみがいっぱいである。