四代目又右衛門の頭の中を書いたブログ

MATAEMON'S THINKING BLOG

2022.04.25

第38回全国都市緑化くまもとフェア くまもと花とみどりの博覧会 後編

早朝目覚めて、窓から外を見てみると、やはり雨。それも結構しっかりと降っている。私の昨日のてるてる坊主の精度が低すぎて、逆に雨を呼んでしまったかのようにも感じた。

そんな気分が重たいまま、開店すぐのホテルの朝食会場へと向かった。店員の方に人数を聞かれ「1人です」と答え、テーブル席に案内していただいた。

そのテーブルの向かいには、くまもんが座ってくれていた。何と粋な計らいで、ほっこりするものを感じた。そしてくまモンも見つめながら食事をしていると、まるで私に「あ~~ん」と言っているようにも感じる。さらに食べ続けているとその食欲にくまモンは驚いたような顔をしているようにも思えた。

その後部屋に戻り、デスクワークを行った。そして小降りになったのを確認し、3つに分かれている会場のメインでもある「街なかエリア」を散策した。

メイン展示としてニコライ・バーグマン監修の庭が大きなスペースであったので、さっとだけ拝見した。

そしてバスターミナルの植栽が雨が降った後でもあり生き生きしているのが印象的であった。

その後、アーケード内を再び散策していると移動式でバラを売っているお花屋さんに遭遇した。ROSEBIKEというらしい。

少し興味があったので声をかけさせてもらった。話によると実店舗も持ちながら移動販売もしているとのこと。価格はバラ5本で1000円とのことであった。品質や価格などについては明言しないが、このような形で花が買えるのは海外では当たり前の光景なので、それはそれで良いのではと思った。

一通り見学したのち熊本駅へと向かい、近くのSCの植栽を見学。その後移動し、3会場のうちの一つである“水辺のエリア”へと向かう。
あまりに時間をおしてしまったのでタクシーに乗らざるを得ない状況になり、乗ったのは良いが、相変わらずあわてん坊の私は、雨がやんで必要なくなった傘をしっかり持って、とても大事なスマホを車内に忘れてしまい、慌ててタクシー会社に連絡をしたところ、降ろしてもらったところまで持ってきていただき、事なきを得た。

そして、35年ぶりにリニューアルされた動植物園を見学。くまモンではなく本物のクマにも会うことができた。

植物園の中央では大花壇が設置され、スタッフの方々が丁寧に管理をされていた。

次の目的地に行くために足早に見学をしたが、動物園エリアでは、動く動物たちを見た小さなお子さんたちが、笑顔で楽しまれているのが印象的であった。また植物園エリアでは、女性が花と一緒に写真を撮っている光景が印象的。

庭園のコンテストには、年配の男性や行政の方々であろう人たちが集まっていた。
同じ一つのエリアでも、来場者によって嗜好がはっきり分かれていることをあらためて気づかされ、今取り組みを始めているプロジェクトの参考にすることができた。

そして無料のシャトルバスに乗り水前寺成趣園を見学した。初めて訪れたが、とても趣がある庭園である。

池の鯉と松の深い緑の山と明るい緑のコントラストを楽しみながら周りを歩くと、入口からちょうど180度進んだところに大きな梛(ナギ)の樹があった。
そこからもう半周を歩いてちょうど一周で拝観を終えた。この頃には恐らく2万歩は歩いたであろう。足は疲れていたが、そのまま歩いて路面電車の駅をめざした。

待つこと数分で電車が到着し、再び「街なかエリア」に向かい、一旦ホテルへ戻ることにした。ほぼ電池切れ状態でホテルに戻ってデスクワークをし、お腹が空いたので食事をとった。その後、足を湯船につけながら、一日を振り返り、新しいことをいろいろと考える時間を取り、夜も更けてきたので電気を消してベッドに倒れ込み、眠りについた。

今朝もご飯のテーブルの向こう側では、昨日と同様にくまモンが笑顔で出迎えてくれている。朝食のテーブルの向こうには笑顔のパートナーがいる。出張が多く早朝出勤族の私には、何よりの御馳走であり、とても嬉しい限りである。なので今日はお味噌汁をお裾分けした。

そしてお腹がいっぱいになりくまモンに見送られて部屋に戻り、荷物をまとめて、再びバスターミナルへ向かう。その途中、パートナーでもある永村裕子氏が関わる花壇なども拝見。素敵に管理されていることがとても印象的であった。

ターミナルに到着し、空港行きのリムジンに乗るまでの間、施設内の植栽をゆっくり見学し、出発時間になったのでバスに乗り込んだ。

時間に少し余裕があるぐらいに空港に到着。空港施設や買うことがないお土産をみながら、出発までの時間を楽しませてもらった。そして、機内でこのブログを書いている。

全国都市緑化フェアの次回開催地は、北海道の恵庭である。そこでも以前からとても活躍されている方がいて、訪問がとても楽しみである。
そして来年2023年には仙台で開催予定のこと。そこにもパートナーがいるので素敵な開催になると思っている。

是非、近い将来に地元兵庫でも開催をできることを願っている。できれば宝塚でと言いたいところだが、中々難しいであろうから神戸か淡路、姫路あたりであれば可能だと思っている。もしそのようなことが計画されるならパートナーと共に精いっぱい創り上げていければと思っているので期待をしていただければと思う。

前編後編にわかれたブログをお読みいただきありがとうございました。
最後になりますが熊本にて全国都市緑化フェアに関わられた全ての方々に敬意を表します。まだまだ会期がありますので大変かと思いますが、植物と共に素敵な空間をおつくりいただければと思っています。そして今回が一過性のイベントではなく、しっかり地元に根付いたものになってくれると信じています。3日間お世話になりました。ありがとうございました。