四代目又右衛門の頭の中を書いたブログ

MATAEMON'S THINKING BLOG

今回は、日本をはじめ各国で人気のビカクシダ(コウモリラン)をアップします。

タイにおいてビカクシダは多く生産されており、種類もサイズも豊富である。ただ人気の高騰から、タイのマーケットで見かける機会が激減し、各地に点在するナーセリー(生産者、ブリーダー)との直接取引が多くなってきている。

そのような中、いくつかのナーセリーを周ってきたので、少しばかりアップさせていただきます。

いきなり希少種から。どうですか?ウイリンキーのドワーフタイプ。この美しさには心を奪われます。

これも同じく…。これは親株なので販売はされていませんが、子株であれば譲っていただけるかな?ただ子株と言っても1インチPotが数十万円以上で取引されている。それでも引き合いが多いとのこと。
となると親株はいくら???となるが、別の種は先日数千万円で取引されたとのこと。驚きどころではないですね。写真を撮る手が震えます。

中には子株を購入し、数年~10年ほど育成し、数百万で販売される方も多いとか。植物の株式投資みたいですね。確かに銀行の利息よりはるかに良いかとは思います。大きくなった頃に今のような価格で販売できるかどうかはわかりませんが、個人の判断で株投資をしてください。(笑)

私が購入できるとしたら、このような感じの壁掛けが精いっぱいかもです。(;^_^A

冗談はさておき、私たちは皆さんの要望に応えて手配をさせていただくことができますが、超希少植物ゆえ、見込み輸入はしないため、興味がある方は又右衛門までご連絡ください。点在するナーセリーから選りすぐってご案内をさせていただきます。

ただお金儲けのためだけに植物を扱うお考えの方の問い合わせはご遠慮ください。植物を愛する人限定でお願いします。

他にも、おそらくウイリンキーで、こんなにも大きな成長株も。約10~12年ものですね。直径約80センチ。中々レアです。

見上げていると、怪物君の手のように又右衛門の手が伸びていきそうになってしまいました。もうしばらくここで過ごしてもらうことにし、「迎えに来ますね!」と約束してきました。楽しみにしておいてくださいませ。

そしてタイでのビカクシダでは外せない圧倒的な存在感のコロナリウム。サイズは色々ありますが、大きなものは直径2メートル近くあるものも…。このサイズ感に驚かされるのは私だけではないはずですよね~~~。

コロナリウムを見上げながら、色んな植栽が頭に浮かんできます。思わず「一緒に日本に行こう。私の胸に飛び込んでおいで!!」と言いかけましたが、華奢な又右衛門は押し潰されてしまいそうなので、ぐっと我慢しました。(;^_^A

今回は、印象的なビカクシダのみのアップでしたが、他にもいっぱいあります。また直接皆さんとお会いできた時にでもお話ができればと思っています。ではでは今回はこの辺で。

タイと言えばラン。ランと言えば胡蝶蘭やデンドロビューム、オンシジューム、バンダ、カトレアなど豪華なギフト用鉢植えをイメージする方が多いと思う。確かに日本で販売されている胡蝶蘭などの苗も多く生産されているが、今回は家庭で気軽に楽しんでいただけるものをアップさせていただきたいと思う。

これらがミニのラン。前回輸入のミニデンファレやオンシが好評であったため、今回もまた違った種類を。花がかわいらしい。

これらも可愛い花はつくものの、花がなくても観葉植物のように飾り、葉やバルブを見るだけでも十分楽しんでいただける。管理はむしろ観葉植物よりもしやすいのと、日本の住宅事情にマッチしているので、価格がうまく合えば、ブレイクの可能性を秘めていると思っている期待の商品群である。

ここまでくると、もはやランであるのか?とすら思える。確かに希少な種が多く含まれている。コレクターも気になるのでは、と思う。

ランと言えばCITESに関する手続きを必要とする種が多く、輸入できない種も多いが、私たちは、規制対象種かどうかをしっかり確認し、国際ルールを遵守しているのでご安心いただければです。

いかがですか?面白いと思いませんか?開花株は切り花感覚で手軽に。つぼみがついていないものは、葉やバルブを観葉植物として、花が咲いたらラッキーという感じで楽しんでいただければと思います。

人間ドックを終えて、大急ぎで帰宅。荷物を乗せ換えて、今年3回目となるタイへ向かう。
『おにぎり』と呼んでいる愛車のSMARTを今度は車屋さんにドック入りさせ、蛍池駅へと向かった。

タイの場合は羽田経由の方が仕事もしやすく好んで利用していたが、今回は時間がないのと関空―バンコク間が再開されたので、蛍池からリムジンバスに乗り、関空を目指した。
大阪国際空港を経由したが、関空行の乗客は私しかおらず、寂しいような、申し訳ないような思いであった。

停車中にドライバーと会話をさえていただいたところ、まだまだCOVID-19は大きいとのことであった。

1時間強で関空に到着。

チェックインカウンター付近は人がいなく、またお店もほとんど開いていないため、COVID-19からの復興は感じない状況だった。私は1年前から以前と変わらぬ感じで国内外を移動しており、シンガポールのチャンギ空港はじめ多くの空港を見ているので、関空がとりわけ寂しく感じた。

2025年の大阪・関西万博に向けて関空は改装をはじめているが、『植物(みどり)』が少なすぎると思う。個人的には植栽にどれだけ力を入れているかを施設の評価の上位に持ってきているので、期待したいところである。

渡航はいつもお世話になっている日本航空。そしてこの日も定時出発。機内において丁寧に対応をいただき、落ち着いてバンコクをめざすことができた。

機内で眠れない私は、いつものようにデスクワークを行い、あっという間に6時間弱が経ち無事バンコク スワンナブーム空港に到着した。

バンコクのパートナーと合流するまで、空港内のベンチで一休み。今回も仕事に合わせて緑のスーツケースに、緑のアンクレットをつけてちょっとしたゲン担ぎである。
パートナーと1か月ぶりに再会をして、一緒に国内線にて移動した。徹夜での移動で体力は低下しているが楽しみのほうが勝っている。
今回は1週間弱の行程。どんな出会いが待っているか楽しみである。今回のタイでの活動も、楽しみにしていただければと思います。

ではでは1週間頑張ります。

今回も多くの生産者やマーケットを訪問してきたが、最後に明るい写真を。

再び通りがかったブーゲンビリアの生産者。いつもカラフルでメルヘンチックな色合いに惹きつけられる。そして今回は生産者の方とお話をすることができた。

写真のようなアーチもオーダーから約8か月で仕上がるというのが驚きである。ブーゲンビリアに限らず、タイの植物の成長の速さにはいつも驚かされる。日本においてなかなか需要はないとは思うが、このブーゲンビリアも何かの機会に日本に来ていただければと思う。

他にも素敵な小鉢があり、移動中の私たちを和ませてくれる。

そして今年2回目の約1週間にわたるタイ訪問を無事終えることができた。

今回の訪問は前号まで書かせていただいたように、大きな植物から小さな植物、とても希少な物から、多くの人に迎えていただける植物、さらに生きている植物だけでなく流木やドライのものまで、数多く魅力的な物とご縁をいただけた。
そして早いものは来月から日本に来ていただける。皆さんにリアルに見ていただけることが本当に楽しみである。機会があればぜひ弊社までお越しいただき、ご意見を頂戴いただければ嬉しく思う。

そして最終日、現地パートナーと再訪の調整を行なった。やること。やれること。やらなければならないことでいっぱいである。バタバタと目が回るほどであるが、うれしい喜びである。

さ~、あっという間のタイ訪問。そしてあっという間の2月であった。

3月。この月もすでに重要なプロジェクトが多く予定されている。身体と会社の体調管理もしっかり行いながら前を向いて取り組んでいきたいと思う。

今回のタイ訪問にて何か質問などがあればお気軽にご連絡ください。またこのようなユニークなバラエングループの一員として一緒に活動していただける体力と気力に自信のある方や、ビジネスパートナーとして一緒にプロジェクトを組んでいただける方からの連絡も併せてお受けしていますよ(笑)

ではでは又右衛門、タイへ 2023年2月の連載を最後までお読みいただきありがとうございました。それでは~~(^_-)-☆

タイからは、生きた植物の輸入の他にもいくつかあり、その中からピックアップしてご案内させていただきたい。

その一つが流木の輸入であり、今回のタイ訪問の重要なミッションでもある。この事業は、偶然のつながりから今回までこぎつけたのである。

何度かこの出荷者を訪問し、準備を進めてきており、ようやく積み込みの日を迎えることになった。

事前に土などの付着がないように準備はいただいているが、再度チェックし、洗いながら順に積み込んでいった。

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作業は現地側に任せっきりではなく、一緒に進めていく。

みんなで洗って、みんなで運んで、みんなで積み込む。言葉は通じなくてもコミュニケーションをとり、理解しあい、一緒に進めていく作業は、お互いが学びあえる貴重な時間であり、私たちのめざす仕事の形であると言える。

そのようにして数時間かけてみんなで積み込みを終了。さ~~、あとは書類を整え、検査をしっかり行い日本で待つことになる。

今回は大小の流木、とても良い形のものから、まあまあのものまである。出荷者の強い要望もあり、加工すればよい提案につながるであろうものまで全てを積み込み、40 ftコンテナ一台分となった。早ければ4月には紹介できるかもである。

その他、ドライフラワーや昨年すぐに完売したドライシードなども控えており、順次紹介をさせていただきたいと思う。今後、生きた植物とのコラボレーションでどのような展開になるかとても楽しみである。

今回のブログは、訪れた中のブロメリアなどについてご紹介させていただく。

今までブロメリアの輸入には、正直あまり関心がなかったが、現地からの要望などもあり、訪問させていただいた。

すると結構魅力的なものがあり、農場を周ると少しずつその世界に引き込まれていく。

また大きなものかい!とスタッフには突っ込まれそうではあるが・・・(;^_^A

ご心配なく、このような小さなサイズもある。黒っぽいのが魅力的。

これはブラウンとグリーンのブロメリア。何ともシックな色合いが魅力的である。昔で言えば、このようなシックな色合いは好景気な時に人気が高まるということであろうが、このような色合いの植物が映えるシーンもあるので、あえてそこを注目してチェックを行った。

当然大多数は、写真のような派手なものが多く、人々の支持を得ているのであろうが、個人的にはシックな物に気を惹かれたのであえてアップさせていただいた。ご意見をお聞かせいただければ今後の参考にしたいと思う。

他にも斑入りのバオバブやユーフォルビア ホワイトゴースト。その他今まで見たことのない植物があり、いっぱいドキドキすることができた。さてやりたいことが山積みで、どれから手を付けていくか悩みどころである。

今回は屋内用に提案できる植物をいくつか購入、もしくは確保してきたのでご報告を。
まずタイにおいて屋内の緑化に使えるものとして代表的なものは、フィカスである。ただ一言にフィカスと言っても様々な種類があるので、その中からいくつかを紹介させていただきたいと思う。

屋内用に人気があるベンジャミナ。細分化された種は断定できていない状況のため、ベンジャミナとだけご案内させていただく。現地では圧倒されるような迫力のものがある。このベンジャミナは高さ8mぐらいあるであろうか。このようなベンジャミナはよほどの施設や植物園でなければ導入は難しいであろうが、うまく導入されたときの存在感は半端でないであろう。

このベンジャミナは近いうちに又右衛門エリアに運び込まれ根洗いを行うことになる。ベンジャミナは根を洗うことでの枯死はないであろうが、幹と気根の間に挟まる土も完璧に洗い流さなければならないので、相当の時間と手間がかかる。そしてその後、養生や順化を行い、日本をめざすことになる。皆さんに見ていただけるのが楽しみである。

他には高さ4mのアルテシーマやベンガレンシスなどもある。

最近めっきり減ってしまったインドボダイジュなども又右衛門エリア入りをさせることできた。

フィカス以外には、シダ類をはじめ、変わり種のシェフレラやビカクシダなど、初めてお目にかかるものもあり、ワクワクする。

このブログを読むと魅力的!と思う反面、一番かまえているのがうちのスタッフたちであろう。このような大きな植物が入る温室はどこに??? 「社長無茶しないでください!」と言いたくなるであろう。その気持ちはわかる。でも他の人たちが行わないことを成功させることができるのが私たちの精神であり技である。そしてそのような植物で感動を与えるために進めていきたいと思う。それは決して無茶ではない。その後についてはしっかりとしたプランがある。いやあるであろう。あるかもしれない・・・・(;^_^A

とにかく案ずるより産むが易し?使い方が合っているかどうかわからないが、このような植物のプロジェクトが私たちを成長させてくれると信じているので、社内会議では強く指摘しないでいてくれることを望みます(笑)

このような大きなものだけではなく、日々のお客様に商売をしていただける植物もしっかり提案させていただきますので、ご期待いただければである。

今回はタイ訪問中に気になったヤシ類についていくつかアップさせていただくことにします。

まずヤシと言えば、タイでも多く植栽に使われ、日本でもとても人気が高いビスマルキア。海外に行かれた植物好きなら誰もがその魅力に心を奪われたのではと思う。私もその一人である。

ただ耐寒性があるとは言えず、日本の屋外では沖縄などの温かい地域以外では、余ほどの工夫や好条件でなければ難しいと言える。
以前はその人気の高さからスペインなどから多く輸入されてきたが、最近は日本が輸入できるココピートやピートモスのみで土を一切使わない栽培をしてきたものが弾切れになり、ほとんど輸入ができていない状況であろう。
であるならば、他の植物同様に根洗いして植え替えて出荷すれば良いということになるが、ヤシは繊細な植物のため、根洗いがとても苦手で枯れてしまうことが多くある。特にビスマルキアは敏感なためなかなか難しい。

今回は、これまで培ってきた技術や自社製品資材で、植え替えのテストを行ってきたので、しばらく生育状況を見守っていこうと思っている。そして元気がなくなるようであれば、すぐに土に戻してあげることを前提に取り組んでいる。

他にも存在感いっぱいのヤシが多くある。

以前、セネガル訪問時に一目惚れした幹が黒いヤシの苗や、希少なヤシもある。

ウチワヤシやジャワビロウなどの人気のヤシも多く確認することができた。この中から、日本向けとして選別し、できるだけ植物や生産者に負担がかからない形で進め、皆さんのところに安心してお届けできるように準備を進めていければと思っているので、しばしお時間をいただければである。

今回のブログはランである。タイから日本向けのランと言えば、デンファレがとてもメジャーである。弊社も今まで装飾用、量販用、仏花用に多くのデンファレ(切り花)を扱わせていただいてきた。

以前タイにおける日本への輸出量はトップクラスであったが最近では近隣諸国の需要が日本を追い越す勢いである。近隣諸国の成長が花の輸入量からも感じられる。

タイと言えばデンファレなどのランが特産なので、あらためて訪問している。写真のようにいろいろなデンファレがあり、新鮮さも感じられた。ただ今回は切り花輸入のミッションはないのであくまでも見学とさせていただき、今後検討していきたいと思っている。

こちらは別の農園である。ここにはテーブルの上に置けるものや、ハンキギグタイプのランがあった。

これはミニデンファレ。何とも可愛い仕立てである。うまくプロモーションできれば、結構人気が出るのではと思う。価格も高くない。

その他に、イオノプシスやミニオンシジウムなどもめちゃめちゃ可愛い。

これはミニカトレア。これは少し高価にはなるが、とても可愛い。絶対人気になるであろう。

他にもバンダなど魅力的なものが多くある。このようなタイプは鉢物を扱う園芸店さんでもいいが、切り花専門のお店でもきっと良い商品になると確信している。また花がない時期も観葉として飾っていただける。むしろ観葉として販売し、咲いたら儲けものみたいな感覚で置いていただければと思う。

しばらく時間をいただくが温かくなったころには少しずつ案内させていただくことができると思うので、楽しみにしていただければと思う。

引き続き新しい感覚のランを開拓し、タイ国からの輸入を盛り上げていければいいなと考えたりしている。乞うご期待である。

キャンディーズ 伊藤蘭のファンであった又右衛門の野望である(笑)

今回、タイ訪問の重要なミッションの一つにバラエングループの商品であるマリネックスの紹介がある。

https://www.marinex.co.jp/index.html

マリネックスとは?については上記URLからHPをご覧いただくのが良いかと思いますが、ここで簡単にお話しさせていただくと、日本の限られた地域のごく僅かな場所で採掘できる腐植土を独自の天然ろ過製法にて製品化した海洋性腐植抽出液で、高濃度のフルボ酸やミネラルが絶妙なバランスで含まれているとても優れたものである。

その用途は、農業、花卉園芸、水産、畜産、環境管理に用いられ、多くの実績を残している世界に誇れる資材と言える。そして今回はタイにおいての水産事業分野の訪問である。

水産と言っても様々あるが、ここでのマリネックスの用途は、写真のバナメイエビの養殖場で使われてきた。エビなどの魚病予防・改善、成長促進、歩留まり率の向上などが見込め、フィリピンではかなりの好結果を残している。自社データであれば蓄積資料もあるので、マリネックス社にお問い合わせいただければである。

最近ではベトナムからもその効果に注目頂き、問い合わせが増えてきているが、まずはタイから販売促進をしていくために現地調査を行った。

もとより日本でも水槽にての活魚輸送時にも使われており、エビ以外の水産品への効果も認められている。また水産加工品の品質保持にも一役かっていので、用途は色々考えられる。

さらに、タイで人気の錦鯉にも使われており、錦鯉やランチュウの受賞歴多数のブリーダーや愛好家にもご支持いただいている。

日本で購入されたマリネックスが東南アジア方面で高値で販売されているという情報もあり、その辺の交通整理も視野に入れての訪問であった。

限られている時間のため、多くの人には会えなかったが、お会いできた方には確実に興味を持っていただけたのはうれしいことである。
未知数のポテンシャルをもつマリネックスと開発者の想いである『マリネックスで地球を丸ごと洗濯する」という想いを伝えていければと思っている。

今後の拡がりが楽しみである。