四代目又右衛門の頭の中を書いたブログ
MATAEMON'S THINKING BLOG
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早朝ホテルをチェックアウトし、アリカンテ駅でモーニングセットを食べ、薄暗い中、再びrenfeに乗り込んだ。
車窓から見える海がとてもきれいである。今日は天気があまり良く無いのと、早朝のためあまり海は綺麗に見えなかったが、それでも美しい景色が時折目に飛び込んできた。
そして今日の打ち合わせ資料を整理したりしていたので時間は早く経ち、約1時間30分後、バレンシア駅に到着した。駅にはユッカ類やアガベ類などデザットプランツに関してスペインのリーディングカンパニー、世界でもトップクラスであるViveros Canos社のエレナさんが迎えに来てくれていたので、ここでも互いに再会の喜び合い、早速オフィスのあるヌレスの街に向かうことにした。
到着後すぐに、建設中の又右衛門エリアを見せていただいた。あとはこれらにコンクリートを打ち、土との接触をさせないようにしてほぼ完成になる。
本社オフィスの隣という一等地に、他国や他業者には与えられていない又右衛門エリアをつくっていただけるとは、本当に光栄なことで、感激である。
そしてテンションが上がったまま、まずはオフィス近くの圃場を拝見させていただいた。
*但しここでの写真はまだ出荷準備中の圃場のため、まだまだ仕上がっていないので品質は、これからもっと良くなってくることを付け加えさせていただきます。
まずは、ここからやってきてくれる植物で圧倒的な数量を誇る人気の「ユッカ ロストラータ ブルー・スワン」品質が不安定で日本の気候に適していないメキシコ産に比べ、圧倒的な品質の高さである。最近ではタイなどから類似したものがつくられてきているが、スペインの同社は、自社で組織培養し、高品質のものを産み出し続けているので、品質が高く、常に進化し続けているのが素晴らしい。
続いてこれも人気の「ユッカ ロストラータ ヒドラ」。とても分頭(枝分かれ)し、その姿が伝説上の龍 HIDRAに似ていることからつけられた名前。
写真は下葉処理をしていないので、モジャモジャ感ありだが、これをトリミングするととてもいい感じに仕上がってくる。
これはユッカ グロリオサ 日本の屋外でたまに見かける種なので、雨が降ろうが雪も積もろうが全く問題ない。でも日本にあるならばと輸入しなくていいのではと思われるだろうが、グロリオサがマルチヘッドになり、うまく良い形でボリューム感が出ている仕立物のものは見たことがないので今回皆さんのお声も聞きたく準備中である。
またこれは ユッカ ファクソニアナ。これも皆さんの評価が聞きたく、来日準備に入らせていただいた。
その他にユッカ フィリフェラや稀少なリネアリス。シルバー色ならピカイチのリギタ、移植が難しいエラータなどが順次仕上がってくるので楽しみにしていただいたらと思う。
ユッカ以外では人気のダシリリオン。メキシコ産が品質不安定なのと、今後入荷が難しくなるのは必至のため、人気は急上昇すると思われる。これもスペイン産のためメキシコ産に比べ、圧倒的に品質がいい。ただこの株で約10年。メキシコ産のような大きなものになるまでは数十年以上はかかるであろう。
その他にもヤシ類や、100年オリーブ®をはじめ、アガベ類も昨年の早春から秋にかけて来日予定ですので是非歓迎していただきたく思います。
そしてそうこうしているうちにお昼を大きくまわったので、出荷圃場の視察はここで終了し、ランチを食べに行くことにした。
この続きは次回にさせていただきます~~。
昨日快適なランチを終え、レストランオーナーに来春再会の約束をしてホテルに戻った。
そしてもう一社のパートナーであるナーセリーが結婚式の出席直後のバタバタの中、迎えに来ていただき、互いが再会の喜びを伝えあい、早速農場へと向かった。
オフィスに近い場所で、今春セレクトした樹齢約800~1000年のオリーブが、順次作業に入り、管理されていた。
その他に、又右衛門エリアと呼ばれる日本向けの特別な出荷待機スペースには、200~300年ぐらいのものや100年オリーブ®が順調に生育し、あとは出荷を待つ体制になっていた。
それ以外に、昨年とても人気があった背の低いサファリシリーズが、同サイズは少量での準備になったが、さらにグレードアップしたビッグサファリの出荷準備が整っていた。
手ごろな大きさゆえ、きっと皆さんには喜んでいただけると思っていますので楽しみにしておいてください。
そして全てのチェックが終わり、オフィスで出荷時期の調整などを行い、また今後の進め方のディスカッションを行い、可愛い猫たちにお別れを告げ、ナーセリーを後にし、アリカンテ駅前のホテルまで送っていただき、末永いパートナーシップを約束し、ここでお別れとなった。
ホテル到着後、荷物を置き、港周辺の植栽を視察してきた。港周辺はヨットレースで著名なVOLVO CUPが開催中であったため、とても賑わっていた。
その後、街をぶらつき、いつもの「Oh! my Cut!」の前を通り、お気に入りのレストランで、ディナーを食べた。
ここは、リーズナブルなセットメニューがあり、サラダにメインに新鮮で豊富なシーフードが出て、コーヒーもついており、ボリューム満点でリーズナブルである。
アリカンテで泊まる時は、いつもここで食事をさせていただいている。ここで十分なまでにお腹を満たすことができ、夜も更けてきたので部屋に戻り、ブログを書き、その他デスクワークと明日が早朝出発のための簡単なパッキングを済ませて、日付も変わったことだし眠ることにした。
おやすみ~~。
今日はエルチェで私が日本総代理店をつとめるビジネスパートナーのナーセリー2社を訪問した。
少し時差ぼけのせいか夜中の3時から目が覚めたのでそのまま机に向かいデスクワークを行っていた。
そして朝7時になったが辺りは写真のようにまだ暗い。そのような中、朝食会場OPEN7時15分には食事をいただいた。
私はこのホテルに泊まると必ず朝食に出てくる写真のミニ白菜?みたいなものが大好きで必ず7~8個ぐらいは食べている。その他種類は多くないが、素朴で美味しいので、ここでの朝食が気に入っている。
そして朝食を終えたらさすがに辺りは、陽ものぼり明るくなっている。そして部屋に戻り荷物をパッキングして、定刻に迎えに来てくれた車に乗り込み、ナーセリーへと向かった。
まずは入り口近くの樹齢1500年ぐらいのオリーブがいつものように迎えてくれる。
そしてまずオフィスにて今後のことを打ち合わせと、ちょうど今、このナーセリーから日本へ向けて出荷されてきているのでそのことについてディスカッションを行った。
そしていくつかの圃場をまわり、オリーブの選別を行った。
他にいくつか興味深いタイプのものや他に品種もチェックし、お昼前にオフィス近くに戻った。
オリーブ以外に、私のお気に入りのペッパーベリーが色づきかけていた。私はこの樹に実がなった鈴なりになった姿がとても大好きである。そのため写真のような大きなものではないが、苗木は既に日本に輸入済なので気になる方はお声掛けくださいませ。
それとナツメヤシがちょうど食べごろだったので、パワー充電のために食べようと思い、登らせていただき収穫させていただいた。よく熟れていてとても美味しかった。そしてこのナーセリー訪問は終了し、一旦荷物を預けているホテルへと戻った。
そしてランチをとろうと思ったが、お気に入りのRICARDOが13時OPENのため、それまでの小一時間、街をぶらついていると駅近くで地元の収穫祭らしきものが開催されていたので、見学をさせていただいた。
殆んど食べ物で、オリーブ製品やチーズ、野菜、フルーツ、ドルチェを販売してとても賑わっていた。
美味しそうなものが多くあったがランチ前なので搾りたての100%ザクロジュースを飲んだ。程よい甘さがとても美味しかった。
その他にも工芸品の販売やくじ引きのようなものもあり、親子連れや、学生、年配の方でみんながそれぞれ楽しそうにしていたのが印象的であった。
そうこうしていると、お気に入りのRICARDOがOPENの時間になったので、軽く食事を済ませ、「来年また来るよ!」と約束し、ホテルへと戻り、午後からの訪問先の迎えに車を待つことにした。
本来なら午後の分を続けて書いたほうがいいのだが、少しアップ量が多くなってしまうのと、不眠が続いているのと、出発前から通院している肩の傷みもかなり増してきたので、今日のところは痛み止めを飲んで横になってみます。
ごめんなさい。明日続きは書きます!多分・・・(笑)
では眠れないだろうけど、おやすみなさい!
今日はスペインでも北部にあるパートナーのナーセリーを訪問した。
今回の訪問は、今春にセレクトしたオリーブの状況確認とその他の植物のチェックである。
このナーセリーは、樹齢1000年以上を多く保有していて、その農場は圧巻である。
中には高さ10m以上のものもあり、観るだけでもエキサイティングなのに、この中からチョイスするのはワクワクである。
ただあまりに大きすぎて日本での需要は本当に限られてしまうのと、通常の方法での輸送が厳しいため、その条件で選ぶのもかなり難しい。
そのような中、今春選んだものは順調に育っており、物によれば早ければ来春に日本に来るものも出てくるであろう。とても楽しみである。
中には、ちょうどその形が椅子のようになっていて大人一人が腰かけられるような感じ。
私もオリーブさんに挨拶して座らせていただき、オリーブ王子の気分を味わせていただいた。(笑)
そしてその他の植物や日本で人気の出そうなものをチェックして、ここでのワークを終え、駅へと向かった。
駅前で食事を済ませ、列車レンフェ(renfe)にて移動
約5時間でアリカンテに到着。そこからTAXIで定宿のホテルにチェックインした。
チェックイン後荷物だけをおいて、すぐさま行きつけのレストランであるRICARDO
に向かうと、いつものようにオーナーは温かく向かえてくれ、私はミネラルウォーターで乾杯し、軽めのディッシュでいただいた。
その後食事を終え、部屋に戻りこのブログを書いていると、既に日付は変わったので、そろそろ眠ることにします~~。
明日は日曜日だけどナーセリーには無理を言い、2件訪問させていただく予定。天気も問題なさそうなので一安心。ではではおやすみなさい。
今回の目的は、今春にオーダーしたオリーブやデザットプランツの仕上がり具合の確認と、増床予定である日本向けの特別出荷スペース(又右衛門エリア)の進捗状況確認、次年度に向けてのミーティングが主である。
一昨日東京から戻り、昨日は慌ただしく準備を整えて今朝早く宝塚を出発した。
今回はまず伊丹空港を出発し、羽田空港へと向かう。そして経由地であるパリ シャルル・ド・ゴールをめざした。
今回パリまではJAL便であったため出発前に大好物のオリジナルビーフカレーをお腹いっぱい食べ機内に乗り込んだ。
そして定刻に出発。いつものように機内で眠れない私はパソコンに向かい、ひたすらデスクワークを行った。
到着の2時間前には、ランチで吉野家の牛丼が出てきたので、少し不思議な気持ちでいただいた。ちなみに必要ない情報だろうが、私は昔から牛丼は吉野家派である。
そして日本を出て約11時間30分でシャルル・ド・ゴール空港に到着した。
少しラウンジで待機した後、20分遅れのエールフランス便に搭乗。現地時間の20時にバルセロナに到着した。
そして自宅を出て約24時間後、無事ホテルにチェックインすることができた。
さ~機内で眠れなかったので明日からの視察に備え、今日は早めに寝るとします。
おやすみなさい。
11日~13日の間 幕張メッセで国際フラワー&プランツEXPOが開催され、その初日に見学をさせていただいた。
この展示会が新設され、私たち薔薇園グループとして、空間デザインやプロツール、園芸資材、そして最近の大型稀少輸入植物等をこの場で発表してきたが、今年は出展しなかった。
その一番の理由は、数年前から取り組んでいたバオバブ プロジェクトと同時期になる可能性が高く、もし重なった場合は出展取りやめにしなければならなく、多くの人に迷惑をかけてしまうかもしれないということであった。
それと、何年間か続けて出展させていただき、直接植物を見ていただいたのと、多くのメディアや口コミのおかげで、業界の方々には又右衛門プランツのクオリティーの高さを認知していただくことができたので、今後は、違う方法で、より多くの皆さんに元気な植物を観ていただくための取り組みを考えているからである。
今回、会場を周らせていただいていると多くの方に今年はどこで出展していますか?と聞かれたり、楽しみにしていたのに残念とお声掛けいただいたりして、正直少し寂しい気はしたが、来年以降の再出展を含め、新しい取り組みを検討し、またご紹介させていただきますので、ご期待いただければと思っています。
この展示会でお会い出来ませんでしたお仲間の皆様、申し訳ございませんでした。
今回、数年前から進めていたオーストラリアのバオバブをサバイブするプロジェクト
カナナラの街から約12,000kmの旅を終え、終着地点である広島に到着し、無事大きな区切りを迎えることができた。これもひとえに多くの協力者のおかげである。
今までこのブログを読んでいただいている方はご存知いただいているかなと思いますが、このプロジェクトは、その名の通り、よくある希少な植物をビジネスやイベントのために輸入するプロジェクトとは全く違い、オーストラリアの一部の地域での大規模な開発などによって行き場を失い、命を絶やすことになってしまうかもしれないバオバブをサバイブし、遠路日本に来て、日本の多くの人とともに、新しい人生?を歩んでいただこうというものであり、それを無事に達成させるのが私の使命であった。
実は又右衛門はこのプロジェクトに数年前から取り組んでいたのだが、最低気温が10℃を下回り、時には氷点下になる日本では、屋外移植が無理なため、日本以外の国への移植のお手伝いをさせていただくものの、日本への移植はできてはいなかった。
中にはバオバブに興味を持っていただき、購入を検討したいという民間もあったのだが、必ずしも受け入れに適した良い環境とは思えずお断りをしてきた。
それが今回、広島市植物公園にある大温室の改装に伴い、そのシンボルツリーとして大型のバオバブの受け入れが可能と手をあげていただき、約1年前このプロジェクトが動き始めたのである。
当然ながらこの大きさのバオバブを輸入し、植栽するのは簡単なことではない。植物自体は強いのだが、気をつけなければならないことが多くある。
まず水分を多く含む植物の輸送は打撲などに特に気をつけなければならない。そこから壊死が始まることが少なくないからである。そのためにオーストラリアでの作業はもちろん、海上輸送中で起こりうるトラブルへの準備、そして日本に到着してからも慎重に慎重を重ねてきた。
また多湿を嫌うバオバブにとって、南半球から北半球への海上輸送は赤道を通過することでのストレス、台風など予期せぬアクシデントに遭遇する可能性も少なくないため、大自然との兼ね合いもある。
さらに、日本の温度変化が大きく多湿の気候では、バオバブに多くのストレスがかかってしまい、ちょっとしたことが枯死につながることもあるので、とても神経を使わなければならなく、最大限の準備を行い、今回何とか、とてもいい状態で広島に届けることができた。
実際には、運が良ければ普通に抜き取り作業をし、洗浄して輸送するだけでも大丈夫なかもしれないが、植物の移植は、賭けでもなければ運任せでもなく、命を繋ぐプロジェクトだと私は強く想っている。
そのために都内の大学に幾度か通い、両国の有識者にもアドバイスをもらい、オーストラリアのパートナーと密接な連絡を取り合うことで、バオバブの生きる確率をたとえ0.1%でも高めるために多くの労力を費やしてきた。
そして今回、多くの人からの指導や協力を得て、広島市植物公園に移植を行うことができた。
今回のプロジェクトをプロデュースさせていただき、多くの人から様々な協力を得させてもらえ本当に有難く思っています。
そして何よりバオバブが色んなことを教えてくれました。本当に感謝です。きっとこのバオバブはこれから又右衛門の進んでいく道も厳しく見守ってくれると思います。
そして私 又右衛門も、まだあるこれから進む険しい長い道のりで、迷いが生じたり、自分を見失いかけたりした時、この地を訪れ、この子に触れることになるようなるでしょう。
さ~これからも、今までの学びを活かし、植物の命を繋ぐプロジェクトを進めていきたく思っています。「情熱こそが全てに勝る。」頑張ります!!!
四代目 緑匠・又右衛門
今回のバオバブ サバイブ プロジェクトとの意義に共感を持っていただけ、各メディアが取り上げていただけた。
私が拝見した広島ホームテレビさんでは当日のニュースで10分間も取り上げていただき、私たちの活動の主旨をも含め伝えていただけた。
他にもテレビ新広島さんやNHK、新聞でも取り上げていただき、このプロジェクトのもつ意味を多くに人に伝えていただけた。
このように現地での状況、関わる人の活動、植物のメッセージの真実を伝えていただけ本当にうれしく思う。
遠路オーストラリアまで同行密着取材をしていただけたメディアの皆様、当日お越しいただいた方々、本当にありがとうございました。心より感謝申し上げます。
これからも一人でも多くに人に植物からのメッセージを伝えていくことができる活動をしてまいりますので今後ともよろしくお願いいたします。
10月1日 早朝 バオバブを載せたトラックは、最終目的地である広島へと出発した。
国道2号線をひたはしり、無事2日の早朝にトラブルもなく、広島市植物公園に到着した。
そして1日旅の疲れを癒してもらい、3日朝多くの報道陣に囲まれながら、いよいよ植栽する大温室へと移動させた。
ただこれが簡単にはいかなかった。何故かと言うと、大温室の入り口までは、大きな特殊トラックを横づけできるものではないからである。まずは入場ゲートを交わし、茂った周りの樹の枝を切りながら、細い道をスレスレで何とか、大温室の入り口までたどり着いた。
そしてここが最後の難関。小さかった入り口をギリギリ拡げられる大きさまで事前に拡幅工事をしてもらったのだが、それでも本当にギリギリである。
トラックから降ろし、入り口前 大型クレーンで釣り上げ、数メートル動かし、そして一旦降ろして、また吊り上げ、そして降ろす作業を何度も繰り返して、やっとのこと温室内に入ってもらうことができた。
そしてここで長い道中バオバブを保護してくれたラッピングをはがし、その姿を多くの人の前に観ていただいた。
さらに、ここでクレーン部隊はスリングを巧みにあやつり慎重にバオバブを垂直にたてることに成功を見事にさせた。
その後、植栽場所に運び、多くの関係者、報道陣に見守られながら、所定の場所に見事にそびえ立つことができた。
その瞬間、多くの人から拍手が巻き起こり、数年前からの想いが頭の中を駆け巡り、目頭が熱くなるのを覚えた。
その後、固定のための地下支柱などを施し、安定したのを確認し、スリングとラッピングを外し、ほぼ作業を終えることができた。そして関係者など多くの人と記念写真を撮らせていただいた。
そしてこのプロジェクトで、東京 オーストラリアと又右衛門に密着取材をしてくれていた広島ホームテレビの渡辺美佳アナウンサーとも記念写真を撮っていただき、喜びを分かち合うことができた。
そしてこの日の行程をすべて終え、一旦ホテルに戻ることした。ちょうどその頃、数局この話題を取り上げていただき放送をされていた。特に広島ホームテレビの「Jステーション」では大々的に取り上げていただき、多くの方から番組を観ましたとご連絡をいただくことになった。そして私たちは今回の関係者の方々と打ち上げを行い、夜遅くまで喜びを分かち合い、とても思い出深い広島の夜を過ごさせていただいた。
翌日、朝から仕上げの作業を行い、一行はこの地を後にした。
今回多くに人に助けられ、この植物の命を繋ぐプロジェクトを最後までできたことを本当にうれしく思います。本当にありがとうございました。
きっとこのバオバブはこの地で多くの人に愛されながら元気に生きていってくれると思います。そしてそれ以上に多くの人に、命の大切さを伝え、愛を振りまいてくれるでしょう。
また改めてこのプロジェクトのまとめを時間がある時にアップさせていただきます。そして、このプロジェクトの1時間特番は春に放送予定ですので決まり次第ご連絡させていただきます。
長い間このプロジェクトを見守り応援していただいてくれた皆様本当にありがとうございました。
そして最後にバオバブくん。日本に来てくれて本当にありがとう!!!
緑匠・又右衛門
数年前からオーストラリアにおいて大規模な開発などにより行き場を失ってしまうバオバブを救う活動をパートナーとともに又右衛門も行っており、この7月にも、とても大きなバオバブをサバイブしたことをこのブログやFacebookにてアップさせていただいたと思うが、そのバオバブが先月末、カナナーラを出発し、ブリスベンを経て、大阪そして今日 広島へと無事到着をした。
バオバブは7月の訪問後、約2か月キャサリンで養生したのち、陸路でブリスベンまで移動。
そしてオーストラリアでの検査に合格後、大阪に向けて出港した。
そして、そのバオバブをのせた船の航行を支援するかのように、天候も味方してくれて、出港は遅れたものの無事予定通り大阪港へと入港した。
約3か月ぶりにコンテナヤードでバオバブと再会を果たすことができた。そして何といっても一番気になるのがバオバブの健康状態であったが、見た目も触感も臭いも問題なく、運命の植物防疫所のチェックを迎えた。
植物防疫所の入念なチェック。指示通りに全てのラッピングを外し、頭の先から根の入り組んだところを検査していただき、検査官の何かの仕草にも息を飲むぐらいの緊張の時間を過ごした。
その結果、土付着無し、病気無し、虫無しとの報告。あとは残された線虫検査の連絡を待つこととなった。そして待つこと数時間。見事に合格との連絡を受けることができ、強い喜びと同時に何とも言えないほどのホッとし胸を撫で下ろす想いを体中で感じた。
と言うのも、ここで殺虫のため条件付きなどになると、多額の費用も必要になるが、このバオバブの命にかかわる問題であるからである。繰り返すがいくらパーフェクトな事前準備を行ったにせよ万が一のことがあるので、本当にホッとしたというのが正直な気持ちである。
その数日後、バオバブをコンテナヤードから作業施設に移動させ、慎重に輸送用車両に積み替えた。
そしてその翌朝 大阪のトラックヤードから陸路にて広島をむかうことになった。
私たちはその姿を見送り、そこから目的地までは、ドライバーにバオバブを委ね、現地での植え込みのための準備を進めることになった。続きは次のアップに!!!