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四代目又右衛門の頭の中を書いたブログ

今回、数年前から進めていたオーストラリアのバオバブをサバイブするプロジェクト

カナナラの街から約12,000kmの旅を終え、終着地点である広島に到着し、無事大きな区切りを迎えることができた。これもひとえに多くの協力者のおかげである。

 今までこのブログを読んでいただいている方はご存知いただいているかなと思いますが、このプロジェクトは、その名の通り、よくある希少な植物をビジネスやイベントのために輸入するプロジェクトとは全く違い、オーストラリアの一部の地域での大規模な開発などによって行き場を失い、命を絶やすことになってしまうかもしれないバオバブをサバイブし、遠路日本に来て、日本の多くの人とともに、新しい人生?を歩んでいただこうというものであり、それを無事に達成させるのが私の使命であった。

 実は又右衛門はこのプロジェクトに数年前から取り組んでいたのだが、最低気温が10℃を下回り、時には氷点下になる日本では、屋外移植が無理なため、日本以外の国への移植のお手伝いをさせていただくものの、日本への移植はできてはいなかった。

 中にはバオバブに興味を持っていただき、購入を検討したいという民間もあったのだが、必ずしも受け入れに適した良い環境とは思えずお断りをしてきた。

 

それが今回、広島市植物公園にある大温室の改装に伴い、そのシンボルツリーとして大型のバオバブの受け入れが可能と手をあげていただき、約1年前このプロジェクトが動き始めたのである。

 

当然ながらこの大きさのバオバブを輸入し、植栽するのは簡単なことではない。植物自体は強いのだが、気をつけなければならないことが多くある。

 

まず水分を多く含む植物の輸送は打撲などに特に気をつけなければならない。そこから壊死が始まることが少なくないからである。そのためにオーストラリアでの作業はもちろん、海上輸送中で起こりうるトラブルへの準備、そして日本に到着してからも慎重に慎重を重ねてきた。

 

また多湿を嫌うバオバブにとって、南半球から北半球への海上輸送は赤道を通過することでのストレス、台風など予期せぬアクシデントに遭遇する可能性も少なくないため、大自然との兼ね合いもある。

 

さらに、日本の温度変化が大きく多湿の気候では、バオバブに多くのストレスがかかってしまい、ちょっとしたことが枯死につながることもあるので、とても神経を使わなければならなく、最大限の準備を行い、今回何とか、とてもいい状態で広島に届けることができた。

 

実際には、運が良ければ普通に抜き取り作業をし、洗浄して輸送するだけでも大丈夫なかもしれないが、植物の移植は、賭けでもなければ運任せでもなく、命を繋ぐプロジェクトだと私は強く想っている。

 

そのために都内の大学に幾度か通い、両国の有識者にもアドバイスをもらい、オーストラリアのパートナーと密接な連絡を取り合うことで、バオバブの生きる確率をたとえ0.1%でも高めるために多くの労力を費やしてきた。

 そして今回、多くの人からの指導や協力を得て、広島市植物公園に移植を行うことができた。

 

今回のプロジェクトをプロデュースさせていただき、多くの人から様々な協力を得させてもらえ本当に有難く思っています。

 

そして何よりバオバブが色んなことを教えてくれました。本当に感謝です。きっとこのバオバブはこれから又右衛門の進んでいく道も厳しく見守ってくれると思います。

 

そして私 又右衛門も、まだあるこれから進む険しい長い道のりで、迷いが生じたり、自分を見失いかけたりした時、この地を訪れ、この子に触れることになるようなるでしょう。

 

さ~これからも、今までの学びを活かし、植物の命を繋ぐプロジェクトを進めていきたく思っています。「情熱こそが全てに勝る。」頑張ります!!!

 

四代目 緑匠・又右衛門

 

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