四代目又右衛門の頭の中を書いたブログ

MATAEMON'S THINKING BLOG

2026.10.12

【又右衛門スペイン紀行2026年10月最終回】~帰国の途~

全ての行程を終えて、帰国日前日のホテル、空港のラウンジ、機内でこのブログを書いている。

 

 

帰国のために空港近くに向かう日の朝、スペインでのパートナーとホテルのロビーでミーティングを行った。彼は若いながらも一昨年起業したのもあり、ビジネスに積極的でフットワークが軽く、面白い人物である。

 

 

実際に広い土地を購入し事業も始めている。海外での事務所を起ち上げもしている。そのような彼は、又右衛門のことをとても信頼をしてくれており、スペインや私が生産などを始めたタイでも、一緒に事業を起こしたいなどとの提案もいただけた。また私が知らない輸出テクニックや情報も聞かせていただき、学ばせてくれた。とてもありがたいことである。他にも今後についてのすり合わせを行った後、お互い次の予定へと向かうことにした。

 

彼を見送った後、スペインに到着してから、いくつかSNSやメールでお声をかけていただいた方の中から、特に熱心にご連絡をいただいたナーセリーを訪問。起業してから6年とまだ経験が浅いほうである。彼が事業を進める中で、日本への輸出にとても強い関心があるとのことであったので、お会いできたのもご縁であるのと、若い彼の将来に期待し、日本の植物防疫について、私の知り得る知識を伝えさせていただいた。その中身は決して希望に満ちた話ではなく、日本への輸出条件の厳しさである。その伝えた内容に一瞬顔を曇らせることもあったが、すぐに顔を上げ、それでも努力して成し得たいとのことであったので、また何かあれば連絡をしてくれればと伝えさせていただいた。植物とともに彼の成長が楽しみである。

 

 

最後のナーセリー訪問を終え、エルチェを出発し宿泊地であるバレンシアに向かう。久し振りにバレンシアの街中に入った。その中にあるマーケットを見学した後、お気に入りのお店で、パートナーのMAKIKOさんと反省会と慰労会を兼ねた最後のミーティングをしながら遅めのランチをすることにした。

 

 

選んだメニューは私の大好物である「ピミエント・デ・パドロン」シシトウとピーマンの間ぐらいの大きさで、日本では中々味わえないものである。前回のスペインでは食べられなかったのと今回は昼食抜きや夕食抜きも多っかたため、ご褒美も併せて二皿をたいらげた。

 

 

ランチミーティング後、お互いが連日の活動で疲れているため観光することもお土産を買うこともなく、そのままホテルまで送っていただき、近い再訪を約束してお別れとなった。今回もMAKIKOさんには本当にお世話になった。連日の長時間運転や、夕食を省く日がほとんどで申し訳ない思いをさせてしまったことを反省している。ごめんなさい。

 

おかげさまで私はスペインのケンタッキーを味わい日本との違いを感じることができたり、スーパー通いで多くの情報を得ることができたり、それはそれで有意義なものであった。

 

 

そして再び到着時と同じホテルにチェックイン後、近くのスーパーで最後の晩餐用に、これまた好物のブラータチーズと翌朝用にヨーグルトとバナナ1本を購入し、ホテルの部屋でミネラルウォター片手に一人打ち上げを行い、帰国の準備をしながらゆっくり休ませていただいた。

 

 

翌朝、レインマンの私であるが良く晴れていたので、電車ではなくいつものように露地を通ってバレンシア空港に向かう。暑くも寒くもなく気持ちが良い。そして無事に空港に到着。チェックインもできたが、今まで航空会社は違ってもバレンシアから東京まで預かってくれていた荷物だが、今回はパリ シャルルドゴール空港でピックアップせよとのこと。時間のロスや手間が増えるもパリにも行けたということを前向きに考えるようにして数時間パリに降り立った。

 

 

シャルルドゴール空港ではターミナル移動に少し戸惑ったが、無事に出発ターミナルに到着。チェックインまでの時間、コーヒー約600円のマクドナルドでデスクワークを行い、定刻に搭乗。

 

 

そして最後のブログを機内で書いている。今回のスペイン訪問では多くの人、植物、そして考え方に出逢えることができた。

 

 

約1週間スペインを訪問し、ナーセリー側から日本に対してかなり厳しい意見をいただいた。それもほとんどのナーセリーが同様の想いを持っていた。日本とスペイン間での植物貿易の規制が不均衡であるとのこと。そのためスペインのナーセリーは対抗措置が始まったという声もあった。かなり現状規制にストレスを抱えているようであった。

 

 

又右衛門は、ガバメントでなければ、検査官でもないため、回答をできる立場ではないが、日本の植物、生産者、農業を護るための措置であることを根気よく伝えていった。中には植物を見る時間も無くなるほど、長い時間ご意見をいただくこともあった。その口調の強さから怒鳴られているのかと思うぐらいであったが、現地パートナーからは怒っているのではなく、ビジネスパートナーであり友である又右衛門に、自分たちの想いをしっかりと聞いて欲しいという表れであるとのことであった。

 

 

各ナーセリーを周り、耳を傾けながら、私たちの対応について根気強く話させていただいた結果、日本には金輪際送らないと言っていたナーセリーも、又右衛門にだけ出すという方や、日本の立場を理解していただけ、引き続き日本向け出荷に最大限の注意を払っていくとの声もいただくことができ、胸を撫でおろすことができた。

 

スペイン現地に又右衛門が入ったという情報を手にされたナーセリー数社?もっと?から、SNSやメールにて。是非ナーセリーに来て欲しいとご連絡いただけ、実際に予定には入れていない初めてのナーセリーを訪問することによって良き植物を提案いただけたり、通りすがりで私のことを知っている方々に声を掛けられ、一緒に写真をお願いされたり、名刺交換をお願いされたり、一緒に事業を行えないか?などまでの話もいただけた。

 

 

これも毎年定期的にスペイン訪問ができていること。現地にてMAKIKOさんがアテンドしてくれること。そして今回もスペイン訪問を可能にしてくれ、日本を任せるこができる仲間のおかげである。心から感謝している。今回も現物の土産は無いが、良い情報と植物は持ち帰るのでお許しいただければである。

 

 

さて今回のスペイン訪問で、また新しいものを背負うことになったような気がする。ただでも今夏大きな責任を背負うことになったにも関わらず・・・・・。でも今は、私の分も背負ってくれる者が加入し、仲間の背中も広くなった。おかげで又右衛門が大事にしている縁の連鎖を大切にしていける。ありがたいことである。

 

きっとブログをお読みいただいている皆様にも、いつか繋がると思うので、引き続き又右衛門に鎖を繋がないようお願いします。

 

 

さてと、これでブログ(又右衛門スペイン紀行2026年10月)を書き終えることにし、日本をめざそう。和食が恋しい・・・

 

 

今回も又右衛門スペイン紀行2026年10月をお読みいただきありがとうございます。相変わらずの乱文ですがご容赦くださいませ。次回のスペインは年明けの来年早々の根洗いか、春の出荷か、また同じこの時期かはわからないが楽しみにしていただいていれば嬉しく思います。また遅れていますスペインツアーもできれば行いたいと思っていますのでご期待いただければと思います。

 

 

ムーチョグラシアス