四代目又右衛門の頭の中を書いたブログ

MATAEMON'S THINKING BLOG

2026.10.10

【又右衛門スペイン紀行2026年10月⑦】~その他植物その1~

ここではオリーブ以外の植物で日本の方々から依頼の多い植物の写真をお届けします。

 

 

まずはユッカ ロストラータ。メキシコ原産のものから葉が広くシルバーブルーのものを選抜したものをディッシュカルチャなどで増やした種。この種をスペインで開発生産したさきがけが、VIVEROS CANOS。そしてその種はブルースワンと名付けられた。今ではブルースワンはほぼ一般名称になっているほど。この種の特徴はメキシコの自生しているものとは違い、スペインで栽培されているので日本の気候に順応がしやすい。また分頭しているものではメデューサ、ヒドラなどがあり日本でも高い人気を誇っている。本年日本に輸入したものは、兵庫県生花の入り口付近に並べさせていただいているのでスペインに行かなくても見れるので是非お越しいただければと思っている。

 

 

 

 

続いてアガベの写真を。近年は苗の段階からココピートにて栽培されているので土が着いていないものが多い。かといってこのまますぐに送れるかと言えば話は別で路地栽培中に強い風が吹くこともあるので、新しいココピートに入れ替えることが賢明である。

 

 

続いてはヤシ類。ヤシ類は以前の人気もあり、ココピートもしくはピートモスを種もしくは小さな苗から作っているものはかなり少なくなっている。オリーブは洗浄してもほぼ問題はないし、アガベは空輸であればベアルートでも問題なく日本に到着する。ただヤシは簡単にはいかない。根を洗うことをものすごく嫌がるので根の洗い方やその後の処理に特別な手法が必要となってくる。私たちはまずココピートやピートモスで育てられたものを探し、なければ独自の手法で洗浄および管理を行うようにしている。そこではマリネックスの出番が必要な時もある。

 

 

これはビスマルキア。私の訪問先はピートモスで栽培していたので大掛かりな洗浄は必要ないであろう。ただビスマルキアはタイの農場で栽培を始めているので必ずしも長距離輸送となるスペインから輸入しなければならないこともない。あと日本で人気はあるが耐寒性が少し低いため本州の路地植えはNG。

 

 

これはチャメロプス ボルケーノ。しまった葉が美しい。耐寒性があるため人気がある。

 

 

チャメロプス フミリス。これも耐寒性があり植栽に使われることもある。

 

 

前途のフミリスのシルバーブルー。セリフェラ。シルバーの葉が美しい。大きな株より小さな鉢が好まれる傾向にあるか。

 

 

ヤシ紹介のトリとして日本でも大人気で枯渇状態の、スペイン国内においてもとっても手に入りにくい「ブラヘア アルマータ」特にココピートもしくはピートモスにて栽培されものを持っているナーセリーはほぼない。ただほぼ無いということは、全くないという訳ではない。

 

今回のスペイン訪問することによって、しっかり現物確認と一部を確保することが可能となった。また今後の情報を手に入れることができた。これだけでも渡欧の価値があったとも言えるかもしれない。ただこれを日本にすぐに輸入するかどうかは今後の課題にしたい。

この他にもトリスリナックスやナノロプスなどもチェック。一般的なワシントニアなどは大量に生産をされていた。

 

この辺りでこの号のアップを終えて続きは次号で紹介をさせていただきます。引き続きよろしくです。