四代目又右衛門の頭の中を書いたブログ

MATAEMON'S THINKING BLOG

昨日、朝一番からのリモートミーティングを終え、午後からしっかり雨が降る中、都内へと向かった。

夕方には府中に到着。先日、私たちの活動に興味を持っていただけた方から求職についての問い合わせがあり、ちょうどタイミングも合ったので、バラエングループの方向性などについて私から個別説明会をさせていただいた。

とても前向きな方であり、私たちの活動に興味をお持ちで、共感をしていただけているというとても嬉しく感じる方であった。今後についての最終結果はでていないが、今まで培ってきた海外経験を活かした貿易や、又右衛門やバラエングループの活動を広く伝えるための活動をされたいとのことで頼もしいばかりである。そして何より植物に対する想いがしっかりあるので、是非花き園芸業界で活躍してほしいと思っている。そして縁あって私たちと一緒に歩んでもらえることになったときは、いずれ紹介をさせていただこうと思う。

そして雨が上がった翌日19日
普段からお世話になっているよみうりランド HANA-BIYORIにてナチュラリスティックガーデンでは世界の第一人者であるPIET OUDOLF(ピィトアゥドルフ)氏が監修するガーデンが初めて日本でOPENし、そのセレモニーに参加をしてきた。

セレモニーは以前に植栽したパラボラッチョ前のステージで駐日オランダ王国ペーターファン・デル・フリート大使や稲城市 高橋市長、よみうりランド 溝口社長、北原取締役、そして今回の取り組みを企画し実現させたプロジェクト ヘッドガーデナーの永村裕子氏が列席され開催された。

大使閣下はじめとする来賓の方々からのメッセージがあり、それに加えてピィト氏からのビデオメッセージもあり盛大に執り行われた。

その後、晴れた良い天気の中、実際のガーデンに移動し、今回の取り組みなどの説明がなされた。

今回このガーデンのOPENまでには永村氏の多大な努力があったと思う。パートナーながらあっぱれだと思う。そして植栽のために日本各地から集まった素晴らしいガーデナーやHANA-BIYORIスタッフの皆さんの取り組みに敬意を表したいと思う。

これから日々素敵な変化をしていくガーデンがとても楽しみである。

今日は、大阪青年会議所で大変お世話になった先輩から植樹のご依頼をいただき、大阪 中之島公園へと向かった。

大安の午前中が好ましいと思い日程を決めていたため、無類の雨男である又右衛門は天気の心配ばかりをしていたが、当日は予報通りにとてもいい天気で、今年一番の温かさというおまけ付きの日になった。
土曜日の公園ということもあり、寝ころびながら本を読んでいる人や、フリスビーを楽しむカップルや、お弁当を食べている親子連れなど、多くの皆さんが陽気を楽しまれていた。

まずは先日、あらかじめ建設局と打ち合わせして確認した場所の穴掘りから始め、その後いつものような手順で桜の植樹を行った。
ご依頼主様のご家族も参加され、穴掘りから特別な土壌改良、植え込み、支柱たてまでの一連の作業を見ていただき、実際にお手伝いもしていただきながら楽しく進めることができた。

人出の多い中での施工のため、安心安全に最大限の注意を払うことは当たり前であるが、仕上げには行政の指導に則った支柱施工を行い、しっかりシュロ縄などで固定し、無事に全てを終えることができました。

皆様の温かい眼差しを受けて行う記念植樹、植物もさぞかし嬉しいのではと思います。
この桜がご依頼主様とそのご関係の皆様、ここを訪れる皆様に見守られながら育ち、そしていずれ皆様を見守る大樹になることを願っています。素敵な1日をありがとうございました。

今日は、朝一番に農場の改修状況のチェックを行い、その足で香川県をめざした。

今日、香川へ向かう目的は香川大学農学部で深井教授(元学部長)の退職最終講義を聴講するためである。

農場で段取り確認し、そのまま高速をひた走る。途中、SAでガソリンを補給し食事をいただき、約3時間で池戸の農学部へと到着。
パートナーである半田氏と合流し、早速会場へと向かった。

少し早めに着いたが、講義室には深井先生がいらっしゃり、挨拶をして今までの謝意を伝えることができた。

講演は「花と向き合う」と題されており、先生の歩み、様々な角度からの研究など、とても興味深い内容で多く学ばせていただくことができた。

講演終了後には在学生や卒業生、関係者などから花束が多く手渡され、深井先生の人望の厚さを垣間見ることができた。

その後、深井先生への届け物を運び、常にオリーブやレインガーデンなど様々なプロジェクトでお世話になっているパートナーの半田氏と、オリンピアンのオリーブ冠でお世話になっている岡崎氏とともに、先生の部屋で少しお話をすることができた。

今回、何故リモートと同時並行で行われる最終講義を香川まで受けに行ったかというと、最後の機会なのでということもあったが、その他に以前先生のところの学生を弊社で預からせていただいた経緯などがあり、大変お世話になっており、どうしても一度は直接講義を受けたかったためである。

先生からお預かりした学生は、とてもピュアで素敵な学生であった。ただまだまだ私の経営者としての資質など足らないところが多く、社内で大成させてあげることができず、今では違う業界で活躍してくれていると思う。今彼女を迎えるともっと何かできたのではないかとは思うが、時間は巻き戻せないので、学びとして今後に活かしていきたいと想う。

先生の部屋を出るときに、退職後に一緒にできるプロジェクトや、やってみたいこと、行ってみたいところなど共通するところも多くあり、むしろ退職後の方が繋がりは深くなりそうだという想いがわき、本当に楽しみである。

深井先生。長い間お疲れさまでした。今日はとても深いい話を聴かせていただきありがとうございました。引き続き学ばせていただきたく思っておりますので何卒よろしくお願いいたします。

またお伺いいたします。

今日は又右衛門が会員である日本植物園協会主催の第19回植物園シンポジウム「守り、つなぐ、江戸園芸」が神代植物園で開催された。

以前から江戸園芸や古典園芸には関心があり、浮世絵とのコラボレーションに関わらせていただいていたので大変楽しみにしていたシンポジウムである。私は現地にて参加予定であったが、この会でもCOVID-19の影響により、オンラインでのみの参加しかできなくなり、自宅からの参加となってしまった。

『第1部 江戸の園芸植物を守る』では、
「日本植物園協会ナショナルコレクション認定制度と現在までの認定コレクション」としてナショナルコレクション委員会の倉重祐二様から丁寧な説明とご紹介があり、ナショナルコレクションの意義や目的などについて知識を深めることができた。

続いて「江戸の花サクラソウ~品種と栽培文化の継承に向けて~」として、さくらそう会世話人代表・日本植物園協会名誉会員の鳥居恒夫様から、サクラソウの魅力や生い立ちから現在にいたるまでを写真でご紹介いただき、サクラソウの奥深さを学ぶことができた。

さらに「江戸の園芸と令和のガーデニング 古くて新しい植物 松葉蘭」について、日本松葉蘭連合会・静岡伝統園芸保存会の落合啓二様のご講演により、松葉蘭の魅力と古典園芸への興味がさらに深まった。中でも「松葉蘭」と「マツバラン」の呼び方も園芸品種ともともとの種で変えているとのことに、へ~~っと、うなずかされることが多かった。

その後「ナショナルコレクション制度を活用した江戸の園芸植物の保存」として神代植物公園松井映樹園長と演者によるパネルディスカッションも開催され、興味深い内容のお話を多く聞けました。

『第2部 江戸の園芸文化を知る』では「神代植物公園のウメコレクションとウメ園」として神代植物公園園芸係長の石川等様からウメ園の案内があり、あっという間に3時間が経ってしまい、学びと楽しみをたくさんいただき閉会となった。

今回のシンポジウムは、現地で観たかったのが正直なところであるが、来年の楽しみが1つ増えたと思っておくことにしたいと思う。
それにしても園芸は奥深いものであると実感できる1日となった。

今日3月3日は、「世界野生生物の日」である。

幼かった頃は3月3日といえば「ひな祭り」で、旧家だったこともあり女の子はいなかったが大きな雛飾りがあり、その日は少し贅沢な食事であったことを憶えている。
学生の頃には、家業の花屋の手伝いで、節句用の桃のパック花を作る忙しさに翻弄されていた日でもあった。
そして私が家業に加わることになってからは、任されたのが生花部門であったため、パック花用の桃を手配するために、多くの産地を回っていたことが思い出される。
近くの川西や池田の産地に始まり、和歌山それに茨城など矢口桃や新矢口桃の手配で、色んな所を買い付けや契約のために回っていたことが懐かしく感じる。

そして10数年前から世界を周り、様々な国の大地を踏み、多くの動植物たちと出逢ったことから3月3日は「世界野生生物の日」というのがまず頭に浮かび上がるようになってきた。

世界に飛び出した頃には、あまりにもユニークな植物に出逢うことで驚きを感じ、時には手に入れたいという衝動にかられそうになったこともあったが、国際ルールの遵守をできなければ又右衛門活動とはいえないため、自制していた時期もあった。今は植物をまもらなければならないという気持ちが強く、3月3日は「ひな祭り」同様に「世界野生生物の日」が多く人に知られるようになればと思っている。

是非、皆様も野生生物との共生、共存について今一度考えていただければと思う。

文明と言う大義名分のもとに行われてきた人間本位の開発によって失われる命や自然があることを。そしてそれは取り戻せないということを。

決して同じことを繰り返さないために・・・

気がつけばもう3月。今年のお朔日参りも今日で3度目。確かに陽も長くなり、少しばかり温かくなったような気がしますね。

毎月のお詣りをして事務所に戻ると、私の机に「花卉園芸新聞」が届いており、先日取材していただいた記事が掲載されていました。

今月から順次始動させていくローズガーデンリユースマーケット。
この取り組みは実際には数年前から進めていた計画であり、COVID-19による影響など厳しい状況に少しでも早くと思いながらも中々スタートまでこぎつけられなかったのだが、担当スタッフの強い力もあり何とか事業開始までこぎつけることができた。

そもそもこのような事業をはじめようと思った理由は何かというと、単純に社会全体と同様にエシカルや持続可能、環境配慮などが当たり前になっていく中、花き仲卸としてやれることがないかということであった。

しかし、今まで新品の商品を売ることで収益を得てきた卸なので、経営に影響は与えないであろうか?今まで支えてくれている資材メーカーとの関係性を崩してしまうことにならないか?などを考えて、踏み切れずにいた。

そのような中、COVID-19影響が本年になっても続き、大きな装飾などの機会が大幅に減った取引先が増え、花器の使い道が無くなってしまったり、新しい花器を購入する利益を産み出せていなかったり、様々な問題を抱えることになってしまったため、環境のためもあるが、少しでも日々お世話になっている花店やフラワーデザイナーのお役に立てればと思い準備を進めていた。

資材の仕入れ先などとの関係性が悪くならないかの心配もあったが、資材メーカーの方々とお話をすると、コンテナ不足で十分な供給ができない状況でもあり、私たちの取り組みに対して、問題提議をされることは無かった。むしろ支持するので引き続き協力関係を保ちながら、進めていきましょうという言葉をいただけ、今回この機会にこそ始動させるべきという判断に至りました。
正直、古物商の認可は持っているものの、まだまだリユース業界の知識は乏しく、試行錯誤を繰り返してきたが、この方法が正しいというまでには至っていない。少々見切り発車的なところがあるので、これからは皆さんの言葉を丁寧に聞き取りながら、柔軟に、より良い仕組みづくりのためルール変更をしていければと考えています。

使い道が限られている大きな花器や、なかなか手が出なかった高価な花器をシェアしたり、倉庫に眠っていた花器を有効活用できたり、使い捨てに切り替わっていたスタンドなども再利用できたりすることになるであろう。
今までリサイクルショップに持ち込めば二束三文の扱いであったものが、価値をわかる人、有効活用できる人に、それなりの価格で手渡せられるようになることでwin-winの関係が構築され、少しでも花き関係の方々の支援に繋がればと思っています。

まずは皆さんからの提供から始まるこのビジネスモデル。どしどし持ち込んでいただければと思っています。

詳しいことは薔薇園植物場大阪営業所 事業企画 0668673900までお問い合わせくださいませ。

今週も多くの重要なリモート会議があった。
23日は、午前中は社内会議もあり出席。その会議が終わる否や、車に飛び乗り淡路島へと向かった。
淡路夢舞台にて昨年リニューアルオープンされた「あわじグリーン館(旧称:奇跡の星の植物館)」へ、稲田館長とのミーティングためである。

稲田館長は、私も関わらせていただいたシンガポールのガーデンズ・バイ・ザ・ベイにてランドスケープの設計を行われたり、シンガポール植物園や牧野植物園などにも関わられたり、とても活躍されている方であり、昨年のリニューアルの際に館長に就任されたのである。

そして今回はまた新しいプロジェクトのため現地で打ち合わせをすることになった。

大阪営業所から1時間強で現地に到着。早速稲田館長と再会し、温室である館内へとむかった。

稲田館長にご説明をいただきながら、館のコンセプトや、今後の取り組みなどをお話しした。

ちょうどこの時はランの特別展でもあり、素晴らしいランが多く飾られていた。
中にはシンガポール植物園との友好関係によって贈られてきたランや、館長のネットワークによる国内の生産者から集まったランが多く飾られていて、さすがと感じることが多くあった。

その他にも希少なソテツや巨大なアロエ ディコトマなどもあり、行くたびに心が躍る施設である。

稲田館長が就任され、いろいろな改革もなされている。
特に植物の命を大切に考えておられ、持続可能な植物園をめざすなど私の活動と共通点も多く、意思の疎通もでき、色んなことで意気投合することができた。

安藤忠雄先生によって設計された素晴らしい夢舞台の施設や温室を最大限に活かし、植物の素晴らしさを様々な方面から表現できれば、日本でも有数であり、世界的な植物館になるであろう。

このような施設は日本では他に作られないかもしれないと言える。
そのような素晴らしい施設が地元兵庫にあることを誇りに思うとともに、厳しい環境であるかもしれないが、何とかこのような施設を世界に発信できる価値ある施設として永年残していきたいと強く想った。

私にできることはわずかかもしれないが、兵庫県民として、日本国民として、植物に関わる者として、引き続き積極的に関わっていければと思う。

2月16日、日本みどりの研究所が運営する「みどりのフェアトレードショーケース」における寄付贈呈セレモニーを開催いたしました!

「みどりのフェアトレードショーケース」は、一般社団法人テラプロジェクトが総合企画し、一般社団法人日本みどりの研究所(代表理事 金岡信康)が運営している、社会貢献やSDGs貢献要素をもった商品やサービスを紹介するサイトです。

この度、カタシモワインフード株式会社と株式会社毎日放送(以下:MBS)は、MBS社員がカタシモワイナリーでブドウ栽培に挑戦し、そのブドウで製造されたスパークリングワインをSDGs商品「MIDORI」と名付け、インターネットサイト「みどりのフェアトレードショーケース」を通じて販売する取り組みを始められました。

この取り組みはMBSのSDGs活動の一つで、「MIDORI」の売上の一部が、都市緑化推進活動「One Green プロジェクト」(一般社団法人テラプロジェクト:理事長 小林昭雄)に寄付され、購入したすべての人が緑化活動に貢献できる仕組みになっています。

そしてこの度、MBSスパークリングワイン2020「MIDORI」の寄付贈呈式が行われ、MBS社員参加のもと、カタシモワインフード株式会社高井社長から一般社団法人テラプロジェクト小林理事長へ目録が授与され、小林理事長から高井社長へ感謝状をお贈りしました。

当日私は参加できませんでしたが、皆様からのご厚意をしっかりと受け取らせていただけました。心から感謝申し上げます。ありがとうございました。

私たちは引き続き「みどりのフェアトレードショーケース」をはじめ、様々な機会を通じて、健康な植物(みどり)によって緑化活動に貢献していきたいと思っています。

下記は当日の次第になります。

●日 時:2月16日(水)午後1時30分
●場 所:一般社団法人テラプロジェクト(大阪市北区小松原町2番4号 大阪富国生命ビル4階)

【式次第】
●進行:一般社団法人テラプロジェクト 専務理事 峯平慎哉 氏
●開式:午後1時30分 
●紹介:カタシモワインフード株式会社 社長 高井利洋 氏
:一般社団法人テラプロジェクト 理事長 小林昭雄 先生
:株式会社毎日放送エリアプロデュース局SDGsプロジェクト担当局長 田中将徳 氏
:株式会社毎日放送 エリアプロデュース局SDGsプロジェクト室長 三村千賀 氏
:株式会社毎日放送 エリアプロデュース局 SDGsプロジェクト室 赤城賢彦 氏
:一般社団法人日本みどりの研究所 代表理事 金岡信康(欠席)
●目録贈呈 
●寄付者挨拶
●感謝状 贈呈
●謝 辞 
●記念撮影
●閉式

↓報告書はこちらから
http://thera-projects.com/news/?c=zoom&pk=384
↓SDGsソング「MBSスパークリングワインMidoriの取り組み」はこちらから
https://dizm.mbs.jp/title/?program=sdgs&episode=84
↓みどりのフェアトレードショーケースはこちらから
https://midori-fairtrade.com/

今日は久しぶりにマリネックスから。

現在HPのリニューアルなど、バタバタではあるが、様々なテストには余念はない。その一部をご紹介。

いつものように豆苗を食事として頂いてから、水耕栽培でテストを行う。

まずは水道水のみで栽培したものである。

続いてマリネックスを主に、試作品であるオリジナルの新資材で栽培したもの。明らかに違いが出ているのをわかっていただけると思う。

あと写真はないが、冬の室内を華やかに彩ってくれるシクラメンの葉の黄化がかなり抑制されるなど、非常に期待できる結果が出てきており、また商品化に一歩近づいたと言える。

その他、地方自治体や公園などから、河川や池の水質改善の依頼や、土壌改良、有機による管理方法の改善相談などもあり、今まで培ってきた技術や製品が役に立てていることを嬉しく感じる。
中には、温暖化が進み厳しい状況であり、これからはマリネックスなしでは持続可能な農業は難しいとまで言っていただける篤農家もいらっしゃる。また農福連携にはこのような天然由来の資材を活用した栽培で安心安全をとも言ってもらえている。

最近では花き園芸栽培や緑化、進化する植物工場や陸上養殖、複合型のアクアポニックスでも利用していただき、殺菌や免疫力向上による病気害虫の抑制、旨味向上などの報告がきている。さらに医療機関や消費者の方から喜びの声もいただけており、多方面から多くの期待が寄せられている。

マリネックスはとても小さな会社ではあるが、大きな課題に挑戦しようと思っている。
そしてこれからのエシカルな花き園芸・農業には必要な会社だと感じる。
引き続き研究・開発を進めていきたいと思っているので、応援いただければ嬉しく思う。

一昨日昨日と、都内での活動である。
いつものように朝一番の飛行機で羽田に向かい、羽田から京急で目的地に向かう。

移動はよく利用する電車である。その理由は比較的横浜方面は空いているのと、何といってもまるで別料金を払う特急のような綺麗な車内で乗り心地が良く安心感があるからである。いくらマスクを二重にしているからと言っても、やはり万全を期してと思うので、目的地まではできるだけ安心できる路線を使う。

京急川崎駅からJR川崎、JR稲田堤から京王稲田堤での少し距離がある乗継を、人の間を縫うように進み、ホームまで階段を駆け上がり列車に乗り込む。おかげでアプリの乗り換え案内が示す到着時間より20分早く着くことができた。今までの中でのベストタイムを記録した。これはきっと連日の五輪の影響もあるのかもしれない。

そして目的地のよみうりランドに到着。そこでのミーティングを終え、隣接するHANA-BIYORIへと向かう。

まずはいつものようにパラボラッチョの健康診断を終え、模様替えされた植栽などを見学した。

パートナーでもあり以前からお世話になっている永村氏チームが手掛けた世界的に著名なPiet Oudolf 氏のガーデンも見学。芽吹き始めた球根などがちらほら。3月のOPENが待ち遠しい。

そして素敵な花に囲まれた手水舎の龍にご挨拶をして、次のミーティングへ向かうことにした。

電車を乗継ぎ、東京駅に向かう途中で、Facebookをチェックしていると、同郷で活躍されているダリアジェンヌの梓さんのアップが目に入った。見てみると、何と有楽町マルイにてポップアップを出されるとのことで、途中下車し陣中見舞いに行ってきました。

梓さんは、元タカラジェンヌであり、現役のダリアの生産者という素敵な経歴を活かした魅力的な活動をされていて多方面から注目されている。地元宝塚では話す機会をもつどころか会うことすらもめったになかったので、まさか東京で久しぶりに再会する機会があるとは思っていなかった。この日も梓さんはお客様の対応、私は会議のため、ほんの少しの立ち話しかできなかったが、世界に向けて一緒に何か取り組みたいねということになり、お互いがエールを送り合い、私は次の目的地へと向かった。

ホテルに入ると早速Wi-Fiを繋げて、リモートで、あるプロジェクトに際してヒヤリングを行い、様々なことを学んだ後、日付が変わるまでデスクワークを行い、軽くシャワーを浴びて、ベッドに横たわった。

翌朝、会議資料に目を通し、リモート会議に参加。会議終了後は慌てるようにホテルをチェックアウトして、またまた空いている路線を選び移動。

午後は、久しぶりの国立競技場である。東京五輪開催中は、全く入れなかったので少し心配であったが、私たちがお届けした植物はとても元気にしていて、久しぶりの再会がとても嬉しかった。きっと多くの人に見守られてお世話いただいたからだと思う。感謝である。

そして今後についてなどの打ち合わせを終えると、また急ぎ足で地下鉄に乗り込んだ。

次の目的地はギフトショーが開催されている東京ビッグサイト。本当であれば明日の午前の予定であったが、降雪でダイヤが乱れるとの情報だったので、無理矢理この日の夕方に詰め込んだため、見学できる時間は1時間程度しかなかった。

まずはパートナーであり、以前からお世話になっているミュールミルさんのブースを拝見し、ご挨拶をしてきた。相変わらず広いスペースに魅力的な花器をうまくディスプレイされており素敵な仕上がりであった。

他にも興味深いブースもあったが、人が多いところを避けているといつものようにしっかり見ることが難しかったが、相変わらずの嗅覚が働くのか、いくつかの興味深いブースを拝見することができた。

また会場を移動中には数名であるがマスク越しの又右衛門を見つけ、お声掛けいただいたりして、あっという間に時間が過ぎてしまい、後ろ髪を引かれるような思いで会場をあとにした。

そして無事、搭乗時間前に羽田空港に到着。予定していた便にて伊丹空港へと向かうことができた。

今回の都内出張は、いつも以上によく走ったように思う。それは帰りの伊丹空港から少し離れた駐車場まで歩く時、足腰や膝がガクガクになっていたことが物語っていた。やはりリモート会議が多いせいで、かなりの運動不足になっているからということもあるだろう。少し温かくなったら、せめて週末には机やパソコンから離れて、外に出て運動をしなければならないと強く感じた。

でなければ、COVID―19が落ち着いた時に、アフリカやヨーロッパの大地などを走り回ったり、木に登ったりできないだろうから・・・。多くの出会いとともに、そのようなことを気づかせてくれる今回の出張となった。