四代目又右衛門の頭の中を書いたブログ
MATAEMON'S THINKING BLOG
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タイでは雨に打たれ風邪をひきかけたり、道路を歩いていたら、後ろからの車に腕を当て逃げされたりではあったが、まあまあ?無事という状況で帰国することができた。
そして楽しみにしていた先週来日してくれたディクソニア アンタルクティカとの再会を果たすことができた。
サイズは6インチという赤ちゃんのようなサイズから1~2ftの人気のサイズ。
そして5ft以上の大きなサイズ。そして数量限定の10ft以上の特大サイズ。
さらに珍しいマルチタイプなど、錚々たるメンバーがそろってくれている。
中には、今にもはじけそうな芽を膨らませている子もいて、愛くるしくて仕方がない。
この子たちは、輸入前からご注文いただいているもの以外は7月15日より販売開始予定である。価格などについてはローズガーデン植物部にお問合せいただければと思います。(TEL:06-4866-1212)
COVID-19以前と比べて極端な円安、コンテナなど輸送費の高騰を考えると、以前と比べて200%近い費用が掛かっている。さらに今回はしっかり太めのサイズのため、現地での価格も高くなっている。正直かなり高く販売をしなければならないところを何とか工夫してできるだけ変わらぬ価格で提案できればと思っている。
さて今回、私がいない日本において現場の輸入植物担当スタッフは、周りのスタッフやヘルプのパートナーと力を合わせ、傷だらけになりながら植物のこと考え、無事にやり遂げてくれていることにうれしさを感じる。
まさに写真のディクソニアのように若い芽が出る中から、ひとつ抜けでてきてくれている状況であるのではないだろうか。また生花部門でも産地訪問のデビューをするなど、各部門で着実に力をつけてくれている若い世代が増えてきた。ぜひそのままの勢いで成長し大きな葉を広げてくれればと思う。そして中堅や新しく招き入れるスタッフと共に力を合わせ、1日もはやく私のような老体にあたる陽を遮るぐらいの存在になってくれることが楽しみである。
そのような日が早く来ることを期待してやまない。
前回のアップでお伝えしたようにタイ現地での報告は後日にさせていただくとして、昨年訪問させていただいたオーストラリアのナーセリーから素敵な植物が到着した。
それはディクソニア アンタルクティカ、別名ソフトツリーファーンと言われる人気の高い子である。
この植物は私たちでは珍しいベアルートでの輸入になる。何故ベアルートなのかというと、とても単純でアンタルクティカはベアルートでも発根活着あっても枯死率には関わらず、むしろPOT植えにての輸送の方が問題を多く抱えるためである。
そして今回、写真のように、40ftコンテナ満載で到着である。コンテナ内にはとても小さな赤ちゃんのような子から、かなり大きな子までが乗っている。
とても蜜の中であっただろうが、元気いっぱいに到着してくれいるとの連絡を受けてホッと一安心である。
さらに日が変わっての植物防疫所による入念な検査も無事に合格することができ、正式に来日となった。
私はタイにいて直接対面ができなかったが日本のスタッフが奮闘してくれ、素敵な来客を迎え入れてくれていることに感謝である。
私も帰国して少し遅れての七夕再会が楽しみである。
月末の夏越の祓いを終えて、お朔日には改めて清められた?身体で氏神様参りをさせていただけた。
そして3日は、長年お世話になっており幾度も研修旅行にもご一緒させてきていただいていた岩手 安代リンドウのチームが梅田生花市場にて今夏のリンドウ出荷に際し、販売促進のプロモーションと会議のため、朝一番セリ前の時間帯市場においでいただいた。
特に今回の来訪は八幡平市 市長の同行で、とても熱のこもったものであった。そして私もセリに先立ち、市長や部会長とお話をさせていただき、情報交換と私の年内安代再訪、引き続きの様々な約束をし、宝塚へと移動することになった。
地元の宝塚山本では、以前訪問させていただいた確実園本園にて私たちが取り組む自然生態系調和型資材やそれらを使用した栽培技術によるバラへの試用においての経過報告や効果検証などの報告と、確実園代表とミーティングを行わせていただくことができ、新たな学びなどの価値の高い収穫があった。
確実園本園訪問後、地元の飲食店でランチミーティング。全てのお客さんが帰るほどまで、長時間にわたってアースフィール新資材を中心に打ち合わせを行い、夕方に解散。
その後私は、数日前に患った軽めのぎっくり腰がコルセットや飲む痛み止めでは回復せず、整形外科にてブロック注射をうち、そのまま関西空港へと向かった。
さて今晩からのタイ出張。腰など不安も多いが、今回はスタッフも同行のため、次の担い手がバラエングループの海外における取り組みにおいてどのように感じてもらえるか楽しみもある。
訪問中は、私は現地以外にも日本での別の案件をいくつか抱えながらの渡航なのでブログのアップは帰国後時間がとれてからになるかと思うのでFacebookなどにてリアルタイムに近い情報をお届けするように心がけます。それではいってきます。
欧州から帰国後、数日して私とはぐれて別の旅に出ていたスーツケースも無事に帰ってきてくれて一安心。
6月最後の週も、週初めには都内にて、ご紹介していただいた新たな取引先とのミーティングや、既存チームと新たな取り組みについてのミーティングがあり、とても興味深いものとなった。
翌日は、リモートではあるがJETROとの輸出プロジェクト、今春に包括連携協定締結となった「いすみ市」のミーティングなどに加え、セミナーへの参加などの機会を得て、様々な課題の抽出ができ有意義な時間となった。
次の日は、以前より多く指導をいただいてきた香川大学にて教授をされていた深井先生にご指導の機会をえることができ、とても興味深い新たな取り組みに着手できそうなきっかけをいただけ、とても楽しみな1日となった。
さらにその次の日は、再び都内にて私たちの業界を代表する企業との打ち合わせ。午後からは昨年開催予定のドーハ国際園芸博覧会の委員会に出席させていただくなど、とても意義深い一日となり、半年の折り返し地点を迎え、まるでラストスパートのような最終週を迎えることとなった。
そして今日は6月最後の日である30日。6月30日と言えば、夏越の祓いである。
夏越の祓とは、茅の輪をくぐり災厄を祓い清める儀式で、毎年氏神様でおこなわせていただいている。
PCにて検索をしてみると「夏越の祓」は、“今年前半の半年間の穢れを清めて災厄を払う神事であり、このあとの後半も無事に過ごせるようにと祈る行事です。古来日本では、夏を迎えるこの時期、疫病が流行ることが多かったため、厄払いと無病息災のため、茅の輪くぐりが執り行われるようになったと考えられています。”と親切に解説がされていた。またその由来なども書かれているので興味がある方は、少し深堀をされても面白いかと思う。
私は、毎年とおなじように蘇民将来と唱えながら、3回の茅の輪をくぐり、氏神様への半年間のお礼を伝えさせていただいた。
つい先日、一年間のお礼の参拝をさせていただいたのが、もう今日で半年が終わりである。春には一旦終了の重要なプロジェクトを終えたが、全く時間に余裕ができることはなく、むしろ拘束が緩くなった分、他の取り組みに取り掛かる時間ができたため、さらに後半戦は忙しくなりそうである。
そんなこんなの1年間の折り返し地点を無事に迎えることができたことへの神々や植物への畏敬の念と感謝、そして多くの学びを与え、一緒に歩んでくれるパートナーへの深い感謝の気持ちを忘れずに、後半戦を迎えたく思っている。引き続き又右衛門の珍道中を見守っていただければ幸いである。
最後に、皆様のご健康ご多幸をお祈りして2023年の半分を終えたいと思います。では皆様にとって良い後半戦をお迎えくださいませ!!!
今日は舞浜にて開催される一般社団法人 全国花卸協会の理事会・総会に出席させていただくために羽田空港へと向かった。
機内から富士山を眺めようと思っていたが、パソコンに向かって資料づくりをしていると、気が付けばすでに通り過ぎ、その十数分後には、羽田空港に着陸した。
そして空港からは東京ディズニーランド行きのリムジンバスがでており、目的のホテルの玄関まで乗り換えなしで、早くかつ安く到着することができるのでとても便利である。
当然ながら満席の車内はほとんどがディズニーランドに行かれる方で、少し浮いているような感じがしながら1時間弱でホテルオークラ東京ベイに到着した。
到着後、しばらくして理事会が開催され、全国から集まった理事によって議事が進み、無事に定刻終了となった。
その後の総会も理事会同様に滞りなく終了。続いて勉強会が開催され、今回は「2024年問題」について物流に関わられている講師の方からお話を聴き、学ばせていただくことができた。現状のままの方法ではコストがかなり上がるため、物流会社の皆さんも様々な手法で植物のため、業界のために取り組んでいることが理解できる貴重な時間となった。今後は無責任に運賃が高くなって困るということが言えないように感じた。
その後、関係各団体の代表の方々にご臨席賜り、懇親会を開催させていただいた。懇親会では当協会 木本会長の挨拶にはじまり、全国花みどり協会 澤田会長、日本花き卸売市場協会 福永会長をはじめ、ご来賓の方々にもご挨拶いただき、盛大に開催され、あっという間に閉会の時間となった。
そして私は明日からの出張もあるので、懇親会終了後、足早にホテル前のモノレールに乗り、帰路に向かった。モノレールにはヘッド飾りをつけた親子連れやカップルが多く乗っていて、みんな楽しそうにしている光景は、私までも幸せな感じにしてくれるものであった。そしてその雰囲気にのって自撮りをしてみたが、絵面はブランドイメージを崩してしまいそうな感じになってしまった。
ありきたりの言葉ではあるが、やはりリアルで皆さんに会えることは大切である。会話がなくても想いを感じ取れることができる。それは植物と向かい合う時も同じである。私は本年でしばらく続いた当協会の副会長の任期満了である。しっかり若手に引き継ぎを行い、会の若返りを行っていければと思っている。
今後の全国花卸協会の発展を大いに期待をしたいと思っている。
今日は淀屋橋にて一般社団法人青年海外協力隊プラザ・大阪の令和5年度通常総会が開催されるため、久し振り?に大阪市内での活動になった。
開催前に以前より大変お世話になっている先輩と待ち合わせをさせていただき情報交換などを行い、総会会場へと向かった。
花き園芸業界に主軸を置く私が何故今回この会に所属しているのかと思われるかもしれないが、それはもともと国際協力に関する活動もしていたのもあるが、今までマダガスカルやセネガルなどに訪問した際に、外務省やJICAの皆様にお世話になったり、赴任されている隊員の活動に現地で触れ、多くを学ばせていただいたりしてきたので、私の引き出しで何かお役に立てればと思ってのことが主な理由である。
そして、この会を構成される青年海外協力隊員OBや隊員を支援する大先輩たちが、役員の若返りということで、又右衛門にお声掛けいただき、今回理事として就任させていただくことになり、初めての総会・理事会出席となった。
各報告がなされ、その中で新人理事として挨拶をさせていただきながら、議事は滞りなく進み、大先輩たちに温かく見守られながら新人理事として初めての総会・理事会を無事終えることができました。
まだまだ力不足であるが今後も引き続きJICAなどと連携をとりながら隊員の支援活動はじめ国際協力の理解を深める活動をさせていただきたいと思っています。
本来であれば私のような年齢では若返りというのは少し無理があり、どちらかというと若手に席を譲っていく年齢であるべきですが、さらにご活躍されてきた大先輩の皆様の想いを引き継ぎ、少しでもお手伝いができればと思っています。
また新たな取り組みも検討し、より広く国際協力の理解を深めていただくため会員の募集もしていければと思っておりますのでその際はぜひ検討もよろしくお願いいたします。
そして総会終了後は各自解散となり、私は地下鉄と阪急を乗り継ぎ本社に戻る途中に連絡が入ったため、途中下車して再び梅田へと戻り、初めての会社に伺うことになるという少しバタバタした一日となったが、新しく訪問させていただいた企業が植物の価値をより理解いただき、是非健康な植物を様々シーンで取り入れていただけるようになっていただければと思う。
大阪に拠点を置きながら大阪市内よりも都内やその他の地域にいる時間が長い状況が続いており、大げさだが、大阪での活動は何となく懐かしさを感じるというホッとした感じの1日になった。さて、明日はまた飛行機で移動だな~~。体調管理しながら頑張ろう。
今日は午前に神奈川、午後は都内での大切な取り組みと講演のために、怪しい雲行きの中、いつものように伊丹空港から羽田空港へと向かった。
6月に入ってからもバタバタの毎日が続き、未完成の講演のスライドを作りながらの移動であっという間に、羽田に到着。そしてそのまま大船へと向かった。
今回の大船フラワーセンター訪問は、先週高知で開催された日本植物園協会の総会にて、榎本園長と久し振りに再会させていただいたが、話す時間が取れなかったため、あらためての訪問であった。ミーティングに結構長い時間をとっていただけ、とても前向きないい話となった。さらに素敵なヒントやアドバイスもいただくことができた。今後が楽しみである。
その後、久し振りに園内を拝見させていただいた。
水辺には菖蒲やスイレンが咲き、とても良い雰囲気を感じさせていただきながら、次の目的地へと向かった。
電車を乗り継ぎ、予定時間より少し早めに神保町へ到着し、時間調整後、目的地である公益財団法人 都市緑化機構様へと到着した。
今回は、研究会の長である藤田先生に、環境緑化技術共同研究会総会の記念講演としてお声掛けいただき「健康な植物(みどり)の力で地球をリ・デザインする〜輸入植物と自然生態系調和型資材による社会課題の解決〜」と題し、リアルとリモートで講演させて頂きました。
以前からお世話になっている都市緑化機構の方々や、藤田先生にお声掛けいただいたのもあり少し多めにと思い、このような講演のプログラムの内容を用意させていただいたのだが、用意したスライドが300枚を超えてしまったので、さすがにこれはまずいと思いバラエングループの取組事業は新しく作った又右衛門パンフレットをリアル参加者の皆さんにはお配りさせていただくことにして、いっぱい話したいことはあったのでが割愛させていただき、「世界の感動を日本に。日本の感性を世界へ。」として、魅力的な海外の植物、植物輸入についてと輸出のお話をさせていただいた。
後半は、「バラエングループ」による社会の課題解決への取り組み~私たちの考えるこれからの植栽デザイン~として、ローメンテナンスガーデンの必要性やデザットプランツの選び方、あとは土のデザインや見えないデザインの必要性をお話させていただいた。
The Air-Pot System 19 Japanese – YouTube
「マイナスの少ない植栽環境への取り組み」として、画期的な植物育成ポットAIR-POTや、本年春からアースフィール社で販売開始した自然生態系調和型資材などを活用した取り組み、「カーボンニュートラル、ネイチャーポジティブへの貢献」として、【国内植生と栽培植物の機能回復による温室効果ガス固定量の増加と持続的農業推進による農産物の安定生産】を提言させていただいた。
NEWS – EARTH FEEL/アースフィール【地球に触れて、地球を感じて】
そして最後に私がみどりのサンタアンバサダーとしてお世話になっているテラプロジェクトの提言であるGREEN GOLDの時代、共創による“with the world” で講演を締めくくらせていただいた。
正直、今まで植物から預かったメッセージが多く、少しでも多く伝えたかったため資料が溢れてしまったのと、話術の未熟さ、慣れないいつもと違うパソコンでの講演でもありいただいた2時間あっても伝えきれずで、かなり駆け足になってしまいお聴き苦しかったと思いますが、皆様には最後まで熱心にお聴きいただけました。
講演終了後場所かえての情報交換会では熱心に質問や、共感の声もいただき、感動したとまで言っていただき、お世辞とはわかっていても励みになり、私にとって学べる貴重な時間となりました。
これからも地球を救うことができる緑化、花き園芸業界の一員として、さらに学び、皆さんとともに活動をさせていただきたいと思います。
さて今日は遅く飛行機も新幹線もないので、一泊して早朝に帰ります。それでは皆さん素敵な機会をありがとうございました~~~。おやすみなさい。
素敵な機会をありがとうございましたm(__)m
日本植物園協会 58回大会 3日目(最終日)は、参加希望者によるエクスカーションである。今回は3つの魅力的なコースをご用意いただき、その中から私は牧野植物園コースに参加させていただいた。
私がここで言うまでもなく朝ドラの「らんまん」にて現在もっとも注目が集まっている植物園である。
ただ単なるTVの影響で注目が集まっているのではなく、牧野富太郎先生の偉業、功績に触れることができ、素敵な植物や建築、工夫のなされた各ゾーンが魅力的で日本を代表する素晴らしい植物園であるからと言える。
到着時には、又右衛門の行動にはありがちな雨ではあったが、その分新緑が映え、樹々が喜んでいるようにも思える絶好の天気であったように思えた。
まずは、入口に隣接する映像シアターに集合し、3班に分かれて見学をさせていただくことになった。そして私たちはC班として、まずは展示館シアターへと向かった。
展示館シアターでは、牧野植物園の四季など4つ?の映像があり時間帯によって放映されているようである。残念ながら撮影不可のためアップはできないが、とても美しく素敵な映像による紹介となっているので訪問者の方は、まずは展示館シアターにて映像をご覧になってから巡回されるのも良いのではと思う。
続いて牧野文庫や標本庫をご案内いただき、協会会員特別観覧の収蔵品を拝見し、一言では語れない素晴らしい体験をさせていただけた。当然ここも撮影が禁止であるため写真のアップができないのもあるが、私のようなものが写真で伝えきれる素晴らしさではないため、この辺にさせていただきたく思う。
屋内での感動的な展示に続いて、次は土佐の植物生態園を案内していただけた。ここはその名の通り高知県の山地から海岸に至るまでの多様な植物の生育状況がエリアごとに再現されている。
例えば山間部でも高地や中低地ごとに植栽がなされている。
例えばここは海岸線に近いところである。土壌も海岸仕様にされしっかりとした展示がなされていた。
さらに現在ドラマで紹介されている植物や今花が咲いているものを示す札などもつけられ、普段開花が気づきにくい植物の花を観察できるような工夫がなされていて、来園者目線の取り組みが素敵に感じた。
その他には通常期間限定で観覧できるガンセキランの群生地も観させていただけた。前回訪問時はもう少し早めの時期であったので、花は少なめであったが、今回は多く咲いていてとても美しかった。確か今年の観覧は終わったように思うので次回は来年になるかもしれないが、詳細は直接植物園にお問合せいただければと思います。
その他にも高知ならではの野菜や、見るだけでなく、触って、ちぎって、匂いをかいだりして五感で楽しめる「ふむふむ広場」はお子様連れでぜひ行かれればと思う。
その他にもたくさん見どころ楽しみどころはいっぱいあり、もっと滞在したかったが、飛行機の時間もあり、最後に確か昨年新設された植物研究交流センターを見学させていただき、牧野植物園を後にした。
今回、日本植物園協会 第58回大会・総会、そしてエクスカーションを通じて、主催園であった牧野植物園の施設や保存されている資料も素晴らしかったが、それに匹敵するぐらい植物園の皆さんのホスピタリティーは感動的であった。まさに牧野先生の笑顔が浮かんでくるような感じがした。
司会進行や、受付での対応、エクスカーションの案内など、本当に素晴らしかったと思う。その素晴らしさは、植物園中で素晴らしいではなく、数ある色々な施設やテーマパークを合わせた中からでも、秀でたとても素晴らしい施設であると言える。
本当に3日間お世話になりなりました。皆さまのおもてなしに心より感謝です。また訪問させていただきます。
北川村を慌てて出発し、昼から市内にて開催の「公益社団法人 日本植物園協会 第58回大会・総会」会場へと向かった。
又右衛門は、広島市植物公園の日本最大のバオバブ移植プロジェクトを行い、その際に秋篠宮皇嗣殿下へのご説明役を仰せつかった際に、本協会の入会を勧めていただいてから会員とならせていただいている。
今回の総会は昨年同様に日本植物園協会 総裁でいらっしゃる秋篠宮皇嗣殿下にご臨席いただいたため、大変厳しいセキュリティーの中での開催となった。
初日はまず定時総会が開催された。続いて開会式がはじまり主催者である西川綾子会長の挨拶にはじまり、総裁である秋篠宮皇嗣殿下からの「おことば」をいただいた。
そして来賓紹介と高知県知事や高知市長市長の祝辞、今回の高知大会の開催園である牧野植物園 川原園長のあいさつが、とても厳粛な雰囲気に包まれた中行われた。
続いて表彰式、ナショナルコレクション認定証授与式があり、休憩をはさみ会場が変わり、意見交換会が開催された。意見交換会はCOVID-19などの問題もあり飲食はなしで行われた。
ただ今年は意見交換会に皇嗣殿下もご臨席され、多くの会員参加者と順次お話されていた。そして又右衛門は、以前お話をさせていただいてから少し時間が経っているので、私の活動や海外の植物について報告をさせていただき、直接ご意見を賜ることができ貴重な学びとなりました。
また多くの先生方、研究者はじめ会員の皆さまと、新たなご縁をいただくこともでき、初日を終えることになりました。
2日目の午前中は口頭での研究発表会が7つあり、どれもが興味深い内容であった。中でも、私が深く関わらせていただいたのもあるが、広島市植物公園の堀川氏による「国内最大のオーストラリアバオバブの開花」の発表から、皆さんに大切に育てられたバオバブが元気にしていることが伝わってきてとてもうれしく思えた。
そして休憩をはさんで、ポスター発表での研究発表会があり、11つのグループが提案をされていた。皇嗣殿下は全ての発表を丁寧に見てまわられて、発表者と意見交換をされていたのがとても印象的であった。
そして皇嗣殿下が全ての発表をご確認された後、少しの時間ではあるが西川会長や岩科会長などとともに、広島のバオバブや希少な植物についてなどの情報交換、意見交換が、昨日の厳かな開会式とは異なった、とても和やかな雰囲気で行われ、昨日に続いて皇嗣殿下より大きな学び、さらに宿題を授けていただくことができ、今後の活動への意欲が大いに高まるかけがえのない時間となりました。
その時の皇嗣殿下の温かく見守っていただくような笑顔や眼差しがとても印象的で、本当にありがたく感じました。そしてそのような時間は経つのが早いもので、皇嗣殿下は退席されることになり、又右衛門は、今日からまた1年間学びつづけ、また次の機会にしっかりご報告させていただくことを心で誓いながら見送らせていただいた。
その後昼食をはさんで、遊川先生等による生物多様性活動の報告会があり、これもまたとても学びが多く、又右衛門の脳はすでにキャパオーバーになっていた。
再び休憩をはさんで、分野別会議が個別の部屋にわかれて開催され、私は所属である第3分野に出席させていただき、新しくなった又右衛門リーフレットを配布し、1年間の活動報告などを行わせていただいた。
分野別会議終了後、再び会員が一堂に会して分野別会議報告会がなされた。その中で今回より会員になられた半田植物園 半田氏からも報告があり、堂々と報告をなされたのが印象的であった。
そして最後に来年度開催予定の水戸植物園からの挨拶があり、明日のエクスカーションを残して全てのプログラムが終え閉会となった。
そして一旦ホテルに戻り、着替えてから近くにある「ひろめ市場」という昔のフードコートのような素敵な場所にて大好物の鰹のたたきをいただいて、心もお腹も満たされて1日を終えることになった。
今回の大会は、写真撮影が禁止のため写真がなく文字ばかりで、読み辛いアップであったとは思いますがご了承いただければです。さて明日は最終日。これもまた、とても楽しみである。
今日から2泊3日で高知。恐らく?5年?6年ぶりで楽しみである。
いつものように今日も伊丹空港から高知行きの初便に乗り込み高知へと向かった。
ただいつもと違うのは、今回は青い色の飛行機である。久しぶりのANAへの搭乗に少し緊張しながら向かうことになった。
さすが伊丹―高知間は距離も短く、あっという間の到着になった。そして空港でいつもお世話になっているパートナーの半田氏に拾っていただき早速目的地へ向かうことにした。
ただ本来、訪問予定であったところが急遽今回訪問できなくなり、かなり無理なタイムスケジュールではあったが、少し離れた北川村モネの庭マルモッタンに向かうことになった。
空港から約90分。モネの庭に到着。滞在時間は30分もとれないため、まずいつもお世話になっている方々への挨拶とお届けさせていただいた植物たちの健康状態だけでも確認ができればと思ってのアポなし訪問である。
到着後、事務所近くで簡単に挨拶をさせていただいき、その後、早速私たちがお届けさせていただいた植物たちが多く植栽されている「ボルディゲラの庭」へと向かうことにした。
朝一番にも関わらず多くの観光客の方々の間を縫うようにボルディゲラの庭に到着した。
そしてそこには、オリーブの古木やロストラータ・ブルースワンなどのユッカ類、アガベなどが生き生きとした状態で育っていた。
そして、時折吹く風に葉を揺らしている姿を見ると、まるで「おとうちゃん。ここの皆さんに、とても可愛がってもらって、しあわせに過ごしていますよ」と言ってくれているような気がして、涙が溢れそうになった。
そしてしばらく眺めていると、遠くからとても印象的な声が聞こえてきて、その方向に目をやると多くの訪問者を案内している全国?世界的に有名なモネの庭のヘッドガーデナーである川上氏の姿があった。
川上氏は、多くのメディアにも取り上げられ、植物に対する情熱とその技量は半端でない凄い方である。
又右衛門と川上氏が出会ったのは恐らく6年前ぐらいであろうか、この地を訪れた際に、川上氏とお話した時に植物に対する考え方などが一緒で、お互いが意気投合し、新しく「ボルディゲラの庭」を作ることが決まったときに、数ある輸入植物のサプライヤーの中から是非又右衛門にと、大変ありがたいお話をいただいてからのご縁である。
本来であれば、川上氏にゆっくり挨拶をしたかったのだが、多くの方のご案内をされていたので、すれ違いざまに会釈だけさせていただこうとしたところ、私のアポなし訪問に驚かれ大きな声でご挨拶いただき、さらに多くの訪問者の方々に「世界的に活動している方で、ボルディゲラの庭のほとんどが又右衛門さんからの植物です」と、私の紹介までしていただいた。
そして30秒ない時間で、早い再会の約束をして、後ろ髪を引かれる思いで、川上氏とお別れをし、出口へと向かった。
その途中というのは失礼な表現ではあるがモネの庭の代名詞ともいわれる睡蓮(スイレン)などを拝見し、しばし絵画の中に身を置いたような体験をさせていただけた。さすが本国のモネ財団が認める庭である。
ここのことでは、まだまだ書かせていただきたいことはあるが、近いうちに再訪の約束をしたのであらためてご案内できればと思っています。
また今回、バタバタで撮ったのと、元来写真を撮るのは下手なため、この園の素晴らしさが伝わらないと思うので、是非HPなどをご覧いただき、そして現地を訪れていただければと思います。
本当に素敵な場所ですよ~~。