四代目又右衛門の頭の中を書いたブログ

MATAEMON'S THINKING BLOG

昨日深夜まで続いたせいか、風邪薬のせいか少し眠気が残ったまま朝を迎えた。

 そして簡単な朝食で大好物のコーヒーを身体に流し込み、気合を入れて7時30分にホテルを出発した。

 と言ってもホテルからササンクロス事務所まで歩いて5分の距離であるが・・・

 そしてミーティングを行っている時に、集落の村長であった方の息子さんが、集落の工芸品をもって私のところに来てくれた。

拝見させていただくと手作りのとてもかわいらしいものである。良ければ村民のためにお土産としてどうですかとのことであった。

私は可愛らしさが気に入ったのもあるが、私が今すぐにできる協力として、素敵な小物を日本の皆さんに紹介したいと思い、持っている全ての工芸品を譲っていただいた。

すると彼はうっすら涙を浮かべていたのが印象的であった。

 これは購入した後で、こっそりと案内人であるサザンクロスのリヴさんが私に教えてくれたのだが、彼はこの収益で、今病気の子どもたちに薬が買えると喜んでいたと・・・。

 

彼は私にセールストークとかで先に言うのではなく、そのことに触れるなど一切せずに、集落の人が一生懸命作りましたとだけを言う姿勢であったことに後から目頭が熱くなった。

 

このように集落の村民に、援助だけをするのではなく、自立できる仕事や活動を教えたり、植物の大切さを教え植林活動したりしているサザンクロスの活動や関わる人たちが本当に素敵であるとあらためて実感することができ、強く胸を打たれた。 

 そして彼を見送り、又右衛門がアンバサダーをつとめさせていただいている「みどりのサンタ」として、サザンクロスが活動支援する集落で買い上げたバオバブの苗を、とても素敵な場所に植えさせていただくことができた。

 


 又右衛門として、みどりのサンタとして、これから10年20年先も、この樹の成長を楽しみながら、現地の皆さんと手をつなぎ活動をしていきたいと強く想った。 

 その後、珍しい植物の収集家を紹介いただき、ユニークな植物を拝見させていただいた。


 中にはうっとりするような物もあり、詳しく話を聞かせていただいた。マダガスカルには、レアな植物を海外に輸出している人がいる。その中には、きちんとした国際ルールに則っとっている人もいれば、グレーな人もいる。全く非合法的な人も多くいるとのこと。

当然私は、合法的な輸出入以外は行わないので、そのことを伝えながら、いろんな話を聞かせていただいてきた。

 

また近いうちに、素敵な植物を皆さんにお見せすることができるようにしたいと思っているので楽しみにしていただければと思う。

 終了後は、サザンクロスの植林用の苗場を拝見させていただき、現場で植林用に何を植えるか?また苗場を活用して植物の養生スペースをつくれるかなどのディスカッションを行った。


 また近くにある最寄りの港も確認し、再び事務所に戻り最後のミーティングを行うことにした。その後、家族の方々が用意してくれたマガがスカルのネイティブ料理を昨晩に続き、家族の方々と一緒にいただき温かな時間を過ごすことができた。

色んなことを話していると時間が経つのは早いもので、出発の時間が近づいたので皆さんに見送られ、後ろ髪をひかれえる思いで空港まで送っていただいた。

そしてチェックインをすると、座席はOPEN!と言われ、座席ナンバーにペンで×をして手渡された。一瞬何のことかと思ったが自由席ということらしい。他国では中々考えられないことに少し驚かされたがマダガスカル航空だしな~~と妙に納得をしてしまった。

飛行機を待つ間は、前回来たときの突然の欠航に遭遇したので、実際に飛行機が到着するのを見るまでは不安なので、気にかけながら待っていると無事定刻に飛行機が到着をした。

今回定刻であったのは、同じ飛行機に大臣が乗っていたらしく、ひょっとしたらそのおかげもあってかな?と、これもまた一人で納得をしていた。

 機内に入るとひとつ前の空港から乗っている人でいっぱいで、まるで新幹線の自由席ようである。そのような中、何とか空いている座席を見つけることができてホッと一安心。そして約1時間でアンタナナリボへと再び到着した。


 持っていた現地通貨のアリアリを使い切ったので、両替を再度して、迎えに来てくれたセルジュさんの車に乗り込んで、ホテルへと向かった。


ホテルに向かう途中では、フォートド―ファンでの取り組みや今後についての話をしながら、いつもよりは少しマシな渋滞に巻き込まれながら1時間少々でホテルへと到着することができた。

今日も1日色んな植物や人に出逢うことができた。もう頭の中がいっぱいでこぼれ落ちそうなので部屋で少し整理整頓をします。

ではでは~~~(^^)v 

今日、明日はフォートド―ファンにあるササンクロスというボランティア団体に届け物があるのと、この地で又右衛門がボランティア団体の活動支援をできる取り組みを始めるための初めての訪問をする。

 

まず今朝は3時に起きてパッキングをすませチェックアウトをした。当然時間が早いでの朝食ビュッフェはないが、昨晩にお願いしたら私のための朝食を準備してくれた。

 朝の4時から準備いただけるHospitalityに感謝である。

そしてホテルにパートナーが迎えに来てくれ、空港へ向かった。

 430分ごろだが、既に街には生鮮物を仕入れる人や販売する人などで行き交う人が大勢いた。 

ただこの時間は、さすがに渋滞はなく、昨日は2時間以上かかったのが約30分で空港に到着することができた。そして空港に到着すると国内線にも関わらず2時間前だが多くのチェックインの人でいっぱいであった。

 なぜ国内線であり、小さな飛行場なのに2時間前に行かなければならないのかを聞いてみると、普通の検査に加えて、ペスト感染者のための熱検査があるのと、オーバーブッキングが日常茶飯事のため、予約していても早くいかなければ席が無くなるからとの答えに、今までの経験値から妙に納得させられてしまった。 

 そして無事ボーディングパスを受け取り(*席番が切れていて明確ではないが(^^;))何とか無事座席が確保できたと安堵し、しばらくの間何もない待合室で出発時間を待つことにした。

 待合室では、飛行機の搭乗を知らせる掲示板などは全くなく、ひたすらアナウンスが頼りである。ただそのほとんどがフランス語のため、私はさっぱりと言っていいほど理解が出来ず、みんなの行動についていくしかない状況に近いので、乗り継ぎでフォートド―ファンをめざすこと私は少し不安を感じながらいた。

 そして待つこと1時間30分で、無事飛行機に乗ることができ、経由地であるチュレアールへ向かった。 

 そして約1時間でチュレアール空港に到着した。そして多くの人がここで降りたので、念のためにフォートドーファンに行くのだが、このまま機内にいればいいのか?いったん降機して、再度搭乗すればいいのかを尋ねてみると、NextNextと言われたので、ボーディングパスはもう一枚あるので、次の飛行機に乗れと言われたと思って、降りようとしたらリュックをつかまれ、ここはチュレアール空港。フォートドーファン空港は次だ!と止められた。さっきのNextはこの意味であったと理解が出来た(笑)。語学力の乏しさを痛感した一瞬であった。

 そして約20分の乗り継ぎを経て出発。約1時間後に無事フォートド―ファン空港へと到着した。空港にはボランティア団体のサザンクロスから迎えに来ていただけていて、そのまままずは、事務所にお邪魔し、簡単なミーティングとお土産などを手渡しし、その後、サザンクロスが活動する集落に向かうことにした。

 集落へは車で約2時間。アンタナナリボと違い、渋滞はないのだが、かなりの悪路のため、かなり時間と体力を要した。


 途中 三角ヤシの群生を見ることができたり、カエンボクなどがきれいに咲いていたりした。その他にもとても気になる木を見つけることができた。

 


 途中パンクのアクシデントもあったが無事にサザンクロスが植林や自立支援を行う1つ目の集落へ到着した。

 そこには秋篠宮殿下と眞子さまが植林されたバオバブの木を拝見させていただくことができた。

 そして又右衛門も隣の集落で植林用のバオバブを購入させていただいた。

 次の集落では、この地でバオバブの置物を作っていただき、それを日本にて販売し、現地での活動支援を行う又右衛門バオバブプロジェクト第2弾の依頼に立ち寄った。


彼は私の申し出に早速、取り組んでいただけるとのこと。サンプルをつくるのでしばし時間を欲しいとのことで、私たちは次の集落へと移動した。

次の集落でも支援プロジェクトの話をさせていただき、まだ時間があるのでサイザル畑を観に行くことにした。

果てしなく続くその広大さは圧巻であった。そしてここでしばらく休憩し、先ほどの集落へと戻ることにした。

 そこには既に出来上がったサンプルを手に、青年が私たちを待っていてくれた。

そして私はこのバオバブの置物の可愛らしさもあったが、手から伝わってくる温かさに感動をし、このプロジェクトを進めることを確定させることを決意した。是非来年皆さんにも触れていただく機会をつくりたいと思うのでよろしくお願いします。

 

そうこうしているうちに時間も遅くなってきたのでこの日は帰路につくことにした。

 

そしてその帰り道で、野生のワオ・レムール(キツネざる)に遭遇した。それも何と双子の子連れである。

 

地元の案内人もこのようなことは今までになかった、又右衛門は本当にラッキーマンだと驚いていた。

 

野生のワオ・レムールと公園や動物園にいるものは少し違って逞しさがあってさらに可愛く感じることができ、とてもほっこりとした気持ちになり、再び帰路についた。

その途中では、さらにいくつかの素敵な植物にも出逢えることが出来た。

そして、暗くなりかけた悪路に身体を大きく揺さぶられながら、約2時間走り続け、サザンクロスの本拠地に無事戻ることができた。


そこにはとても豪華な夕食でご家族が迎えていただき、出国後、ずっとひとりぼっちの夕食であったので、その美味しさと温かさが、とても心と身を癒してくれる本当のご馳走をいただけた。


そしてお腹もいっぱいになり、少しミーティングを行い、ホテルにチェックインしてこのブログを書きました。

中身が濃い一日のためかなりの長文&乱文になりました。にも関わらず見直す気力も体力も残っていないのでそのままアップいたします。ごめんなさい。

肩と腰が痛く中々眠れずのため、朝一番から散歩に出かけた。

陽が登る6時過ぎから既に清掃作業や工事作業も始められている。

 

そしてホテルで朝食を済ませ出発時間までに近くを歩いてきた。

 道路は通勤ラッシュで歩道には多くの人が行き交い、お店も並んで少し歩きづらい状況である。


そしてホテルの近くにあるスーパーマーケット JUMBOの子どもの施設内にある小型のバオバブを今回も見てきた。

私のとてもお気に入りの一本である。

 

高さ3m弱で、この大きさであれば日本ではとても人気が出るサイズである。

ただしかし通常はもっと大きくなるため、このようなものは中々ないのが現実である。

 

そしてこのバオバブに元気をもらい再びホテルに戻り、シャワーを浴びて、目的地へと向かった。

 

 

渋滞がなければ20分のところを約1時間でナーセリーのオフィスに到着。まずはオフィスでマダガスカルの現状や日本やアジアの状況についてディスカッションをさせていただき、お昼からは圃場を見学させていただいた。

 

 とても人気の高い植物やユニークな植物を多く拝見させていただくことができた。

そうこうしているうちに、お昼を大きくまわったので軽くランチを済ませて、このナーセリーの訪問は終えることになった。

 

そして本来ならもう一件を行く予定であったが時間的に難しくなってしまったので、日本から頼まれている本を探しに、アンタナナリブの中心街へと向かった。

 ところどころでジャカランダが満開を迎え、とても美しく見える。

でも市場に入るとそうではない。正直衛生状態も良く無いし、防犯上も良いとは言えない状況である。

 そのような中、正直ペストの問題もあるので、あまり人ごみは控えたいと思っていたが、日本から頼まれた本を探さなければならなかったので市場付近を探し回った。

  

 市場には大勢の人がおり、私に寄ってきて物乞いする子どもたちや、街中で横たわる人たち。

決して衛生上良いとは言えないお店などが立ち並んでいる状況であった。そのような中10件ぐらい探し回ったが結局見つけることが出来ずに今日は断念した。

 そしてこの日は諦めてホテルまで10kmもない距離に2時間以上かけてホテルに戻った。

明日は飛行機で移動のため3時に起床、デスクワークは程々にして横になるようにします。明日明後日は南部への移動のため、さらに通信状態は悪くなるため、アップできないかもですが、可能な限り頑張ります。

ではでは~~~。

 

7日早朝宝塚の自宅から出発をした。

今回の移動行程はまず宝塚を出発し、伊丹空港―成田空港―フランクフルトーヨハネスブルグーマダガスカルという長い行程になる。何と機中泊が2日間続くという、機内で眠れない私にとっては、ほぼ拷問ともいえる行程である。

まず風邪気味で体調万全とは言えないが問題なく伊丹空港を出発し、定刻に少し遅れて成田空港に到着。今回は乗り継ぎ時間が少ないため、ラウンジに駆け込み、バタバタに大好物のビーフカレーをお腹いっぱい食べ、飛行機へと乗り込んだ。

まずはここから約12時間のフライト、優先順位の高いデスクワークを行い、SKY-WiFiのおかげで仕事ははかどり、無事フランクフルトに到着した。

フランクフルトに降りるのは久し振りである。ここ最近1月のドイツで行われるIPMに参加していないため、フランクフルトにくることは本当に少なくなってしまった。

今回は各路線をバラバラに購入したためもあり、日本では南アフリカ航空のチケットを発行できないからドイツに一旦入国し、そしてチケットカウンターで搭乗手続きを行ってから、再び出国手続きを行い、乗り継ぎの飛行機をめざして欲しいとの案内であったが、そうしなくてもそのまま行けるだろうという考えが私にはあったので、ボーディングパスはないが、そのままトランジットで進んでいき、次の出発が予定されるゲートまでとりあえず、行ってみたら、そこはカタール航空であった、そこで職員に問い合わせると出発前1時間ぐらい前にはこのゲートで南アフリカ航空職員が来るから、理由を話して手続きしてボーディングパスを受け取ればいいと教えてもらい一安心できた。実際の私の語学での質問と、ヒヤリング能力では、十分な会話にはなっていなかったと思うが、互いが目を見て話すことで、概ね理解が出来た。

そして搭乗までは約4時間30分。これまた長い。私は地元での工芸品など以外にはあまり興味がないためショッピングで時間をつぶすことができないので、ここでも無料ラウンジにて滞在。

ひたすらサラダとチーズとフランクフルトを7本食べながら、通信環境が整った良い場所で出発までパソコンに向かい今度いつつながるかわからないため、できる限りのことはしておいた。



そして定刻 南アフリカ航空にてフランクフルト空港を出発、ヨハネスブルグをめざした。この間約10時間30分。わたしの座席の隣は感じのいい青年であるが、身体が大きいのでかなり窮屈さを感じる時間であった。この飛行機はWiFiもコンセントもないのと、機内食が終わると、すぐさま真っ暗になったため、私のパソコンが辺りを照らし、キーパンチ音が響くようになったので、パソコンは諦め、参考書に切り替えようとしたが、少し暗いのでこれもほどほどにして、寝ることにチェレンジしてみた。

 

通販で買った四角く膨らまして顔をうずめる枕のような物を持ち込み、お医者さんからいただいた睡眠導入剤を飲んでみた。少し眠りづらかったが、2日連続の機内泊で1日目は一睡もしなかったためでもあるのか、仮眠程度には眠ることができた。

 


そしてほぼ定刻にヨハネスブルグ(南アフリカ)に到着した。南アフリカ訪問は初めてである。来年早々にナーセリー訪問の予定があるので今回はトランジットのみである。この乗り継ぎには1時間少々だったので、足早に移動し、手続きを終えて、トイレに行ってギリギリぐらいで、マダガスカル行きの飛行機に駆け込んだ。

 飛行機の窓から、南アフリカの地を眺めながら、約3時間で目的地アンタナナリボに到着した。

 空港で待つこと数十分、前回お世話になり、今回もサポートしてくれる気心知れたパートナーが迎えに来てくれ、まずは明後日の国内線のチケットを買いに旅行会社へと行った。

 その道中では、植物も生産者も喜んでもらえる方法などを話し合っていた。そして街中は大勢の人がいるので、少し気になっていたペストの話を聞いてみたが、問題ないとは言っていた。私のマスクはしなくていいの?との問いかけには、マスクは病気にかかった人が他の人にうつさないようにするもの。私がマスクしていたら、周りは私を伝染病患者と思うかもと言われ、結局マスクはせずにいた(^^;)


そしてチケットをもらい、ホテルで今回のプロジェクトのキーパーソンと会い、私のビジネスモデルを伝えたところ、概ね共感していただくことができたので、何とかうまく前に進みそうになってきたと思う。

 

その後は、それぞれに忙しいので、ここで解散し、私は近くのJUMBOにミネラルウォータなど買い出しに行き、ホテルに戻り、一人でWelcomeパーティーを行い、2か月前の訪問の思い出に浸っていた。(寂しいぞ~~~(笑))

 

さて明日からは実際の活動。従来に比べ厳しい環境ゆえ、活動に制限が出たり、内容的にまだ公開できないことが多くなったりで、ほわ~~んとしたつまらないアップになってしまうかもしれませんが、断続的になってでも、ブログとFacebookにアップしていきますので時間があれば見てくださいね。

 

それとちなみにマダガスカルはWiFiはホテル以外ではほぼ使えなので何かありましたメッセンジャーかスマホに電話くださいませ。

 

では~~おやすみなさい。

 

今回は、前回のマダガスカルは、グループ旅行と視察であったので、個人的な時間には制約があり、じっくり時間は取れなかったが、大まかに各地を周ったことで可能性を見つかることができたのと、この地で又右衛門ができること。又右衛門しかできないこと。又右衛門がしなければならないことを見つけることができるように思うので、今回再び訪れることにした。

 前回マダガスカルを訪れた時には、病気ではマラリアに注意が必要であったが、今回はそれにもましてペストに注意といくことである。ペストと言えば子供の頃、とても恐ろしい病気のひとつで、黒死病とも言われると教科書でみたことがあり、そのことが脳裏に焼き付いて、当時とても恐ろしい病気である印象が強く残っている。


 そして今流行しているのは飛沫感染のため感染能力の高い肺ペストなので、特に人ごみには要注意である。現在死者は120名以上、感染者は2000人弱とのことであるが、みんなきちんと数えられておらず病院にも行けない子どもたちもいるので、実際の感染者数はその数倍から十倍以上とも言われている。そのような時期に行く必要性があるのか?と言われれば少し返答に詰まってしまうかもしれない。ただの植物輸入を手掛ける者なら、時期をずらしてとか、ブローカーに任せてと言うことが懸命であろうが、私の場合は植物だけであっても自らの足で現地行き、その眼で確かめてくることが信条なので、やはり行かなければならない。

 

では時期を変えればとも思ったが、今まで培ってきた経験や技術が、ひょっとしたらこの厳しい環境でこそ発揮できるのではないか?今だからこそ行かなければならないのではないか?と思い、予定を変更することなく、あえて与えてくれた縁と感じ、訪問をする。当然何かあっては多くの人に迷惑を掛けるので、自らを守ることも忘れずに、できる限りの活動をしてきます。

 今回のマガダスカル再訪において多くの珍しい植物輸入に期待していただいている方も多いかもですが、今回はまずは現地で行われているという乱獲などの現地状況をしっかり把握し、今後は植物や生産者を守るためにも合法的かつ永続的な経済活動にしていくことができる仕組みを作る基礎をまずつくらなければならないと考えています。


そしてさらに、私が依然行っていた海外協力活動による現地NGOへの支援、そして先ほども触れたが、このような厳しい衛星環境に置いて、私たちが培ってきたO-157やノロウィルスをも撃退する除菌テクニックが、何らかのお役に立てないかと思ってもいます。

 

さて往路は約40時間、復路は約48時間の移動でヘトヘトになってしまうかもですが、一生懸命頑張ってきます。

いつものように、帰国の長いフライト中に、このブログを書いています。

 

今回のスペインに渡航の目的は、日本にて私に総代理を任していただいているスペインでも代表的なナーセリー4社へ訪問し、来年度の進め方などのミーティングであった。

 

正直 行くまでは、少しネガティブな報告をうけていたりしていたので、少々心配ごともあったが、その心配の多くは、直接会い、正直な気持ちで接すると互いが理解し合い、とてもクリアにすることができた。

またユニークでチャーミングな植物さんたちも予想以上に良いものに出会えることができた。

 

やはり何年と長い付き合いをしていても、毎週何度もメールでやり取りしていても、直接会わなければ見えてこないものがある。

 

 植物もいくら解像度の高い映像でやり取りできる時代になっても、直接触れ、その声を聞かなければわからないことがある。

 人も植物も全て一緒であることをあらためて実感した。


 今回も多くの植物、多くの人と出逢うことができた訪問になった。是非その声、その想いをゆがめることなく、皆さんに伝えていきたいと思います。本当に出逢いに感謝です。


 今回も拙い誤字脱字の多い乱文いっぱいのブログを読んでいただきありがとうございました。心より感謝いたします。

 

これに懲りず、これからもFacebookやブログをお読みいただき、植物たちの声を聞いていただければと思います。 

 最後に、渡航に際しお世話になった皆様、留守をして迷惑をかけた皆様、ありがとうございました。

 そして日本に来ていただける植物の皆様、本当にありがとうございます。皆さんのお越しを歓迎していますので、心配せずにお越しください。心よりお待ち申し上げます。

 

皆さん。ありがとうございます。

 

四代目 緑匠・又右衛門

ミーティングを終え、さっそく圃場に向かった。お昼が近くなり、小腹がすいたのと、のども乾いたのでもぎたてバレンシアオレンジをいただいた。

 

 

そして小走りに来年鉢上げを希望する植物をセレクトしてきた。

 

 

まずはユッカ ロストラータ ブルー・スワン。若干の個体差もあるので全てがこのような発色とは言えないが、本当に良い色をしていて楽しみである。

 

 

これはリギタ。さすが一番美しいユッカと言われるだけあって、ピッカピカである。

 

 その中でも数少ないマルチの良型もセレクトしてきた。


 これはファクソニアナ。中々のボリューム。ドライガーデンのアクセントにはもってこいである。

 これはヒドラ。絶品である。これを鉢上げすると3m近くになるだろう。インパクト絶大である。依頼いただいている植物園に展示するにはもってこいだろう。

 そして、とても希少なノリナネルソニー トルネード。今年は特に少なく超希少。このウエーブがかかった容姿から地元では又右衛門versionと呼んでくれている。ありがたい話である。

 

 この他にもいくつかの植物を現地確認し、鋭い葉に突かれたり、引っ付き虫の攻撃を受けたりしながら、お気に入りのものを、マーキングすることができた。

 そしてお昼を大きくまわりお腹が空いたので海近くのレストランで、パエジャをご馳走していただき、今回の訪問ランチミーティング兼打ち上げを行いとても良い雰囲気で今回の訪問を終えることができた。食事後は、向かいの浜まで出て、今年行くことが出来なかった海を見て、風に吹かれて、わずか数分であったが、リフレッシュもできた。

 

その後オフィスに戻り、宿泊地であるバレンシアに送っていただき、パートナーと別れることになった。

 

その後、バレンシアのお気に入りのお店で、簡単な食事で、今回のスペイン訪問の全てのビジネスの行程を無事に終えることができた祝盃を上げ、お腹も心も満たされ、部屋に戻り、デスクワークと帰国の準備を行った。

 

これで今回の又右衛門 スペイン訪問は以上です。中々良いものをセレクト出来ました。

満足です~~~。

さ~~。帰国。気を抜かずに、パスポートをしっかり持って帰ります(笑)

早朝ホテルをチェックアウトし、アリカンテ駅でモーニングセットを食べ、薄暗い中、再びrenfeに乗り込んだ。

 


 

車窓から見える海がとてもきれいである。今日は天気があまり良く無いのと、早朝のためあまり海は綺麗に見えなかったが、それでも美しい景色が時折目に飛び込んできた。

 

 

そして今日の打ち合わせ資料を整理したりしていたので時間は早く経ち、約1時間30分後、バレンシア駅に到着した。駅にはユッカ類やアガベ類などデザットプランツに関してスペインのリーディングカンパニー、世界でもトップクラスであるViveros Canos社のエレナさんが迎えに来てくれていたので、ここでも互いに再会の喜び合い、早速オフィスのあるヌレスの街に向かうことにした。

 

 

到着後すぐに、建設中の又右衛門エリアを見せていただいた。あとはこれらにコンクリートを打ち、土との接触をさせないようにしてほぼ完成になる。

 

本社オフィスの隣という一等地に、他国や他業者には与えられていない又右衛門エリアをつくっていただけるとは、本当に光栄なことで、感激である。

 

そしてテンションが上がったまま、まずはオフィス近くの圃場を拝見させていただいた。
*但しここでの写真はまだ出荷準備中の圃場のため、まだまだ仕上がっていないので品質は、これからもっと良くなってくることを付け加えさせていただきます。


 

まずは、ここからやってきてくれる植物で圧倒的な数量を誇る人気の「ユッカ ロストラータ ブルー・スワン」品質が不安定で日本の気候に適していないメキシコ産に比べ、圧倒的な品質の高さである。最近ではタイなどから類似したものがつくられてきているが、スペインの同社は、自社で組織培養し、高品質のものを産み出し続けているので、品質が高く、常に進化し続けているのが素晴らしい。

 

 

続いてこれも人気の「ユッカ ロストラータ ヒドラ」。とても分頭(枝分かれ)し、その姿が伝説上の龍 HIDRAに似ていることからつけられた名前。

写真は下葉処理をしていないので、モジャモジャ感ありだが、これをトリミングするととてもいい感じに仕上がってくる。

 

 

これはユッカ グロリオサ 日本の屋外でたまに見かける種なので、雨が降ろうが雪も積もろうが全く問題ない。でも日本にあるならばと輸入しなくていいのではと思われるだろうが、グロリオサがマルチヘッドになり、うまく良い形でボリューム感が出ている仕立物のものは見たことがないので今回皆さんのお声も聞きたく準備中である。

 

 

またこれは ユッカ ファクソニアナ。これも皆さんの評価が聞きたく、来日準備に入らせていただいた。

 

 

その他にユッカ フィリフェラや稀少なリネアリス。シルバー色ならピカイチのリギタ、移植が難しいエラータなどが順次仕上がってくるので楽しみにしていただいたらと思う。

 

 

ユッカ以外では人気のダシリリオン。メキシコ産が品質不安定なのと、今後入荷が難しくなるのは必至のため、人気は急上昇すると思われる。これもスペイン産のためメキシコ産に比べ、圧倒的に品質がいい。ただこの株で約10年。メキシコ産のような大きなものになるまでは数十年以上はかかるであろう。



 

その他にもヤシ類や、100年オリーブ®をはじめ、アガベ類も昨年の早春から秋にかけて来日予定ですので是非歓迎していただきたく思います。

 

そしてそうこうしているうちにお昼を大きくまわったので、出荷圃場の視察はここで終了し、ランチを食べに行くことにした。

この続きは次回にさせていただきます~~。

昨日快適なランチを終え、レストランオーナーに来春再会の約束をしてホテルに戻った。
そしてもう一社のパートナーであるナーセリーが結婚式の出席直後のバタバタの中、迎えに来ていただき、互いが再会の喜びを伝えあい、早速農場へと向かった。 

 

オフィスに近い場所で、今春セレクトした樹齢約800~1000年のオリーブが、順次作業に入り、管理されていた。

 



 

その他に、又右衛門エリアと呼ばれる日本向けの特別な出荷待機スペースには、200~300年ぐらいのものや100年オリーブ®が順調に生育し、あとは出荷を待つ体制になっていた。

 

それ以外に、昨年とても人気があった背の低いサファリシリーズが、同サイズは少量での準備になったが、さらにグレードアップしたビッグサファリの出荷準備が整っていた。

 

手ごろな大きさゆえ、きっと皆さんには喜んでいただけると思っていますので楽しみにしておいてください。



そして全てのチェックが終わり、オフィスで出荷時期の調整などを行い、また今後の進め方のディスカッションを行い、可愛い猫たちにお別れを告げ、ナーセリーを後にし、アリカンテ駅前のホテルまで送っていただき、末永いパートナーシップを約束し、ここでお別れとなった。

 

 

 

ホテル到着後、荷物を置き、港周辺の植栽を視察してきた。港周辺はヨットレースで著名なVOLVO CUPが開催中であったため、とても賑わっていた。

 その後、街をぶらつき、いつもの「Oh! my Cut!」の前を通り、お気に入りのレストランで、ディナーを食べた。


ここは、リーズナブルなセットメニューがあり、サラダにメインに新鮮で豊富なシーフードが出て、コーヒーもついており、ボリューム満点でリーズナブルである。

 

アリカンテで泊まる時は、いつもここで食事をさせていただいている。ここで十分なまでにお腹を満たすことができ、夜も更けてきたので部屋に戻り、ブログを書き、その他デスクワークと明日が早朝出発のための簡単なパッキングを済ませて、日付も変わったことだし眠ることにした。

おやすみ~~。

今日はエルチェで私が日本総代理店をつとめるビジネスパートナーのナーセリー2社を訪問した。

 

少し時差ぼけのせいか夜中の3時から目が覚めたのでそのまま机に向かいデスクワークを行っていた。

 



そして朝7時になったが辺りは写真のようにまだ暗い。そのような中、朝食会場OPEN715分には食事をいただいた。

 

私はこのホテルに泊まると必ず朝食に出てくる写真のミニ白菜?みたいなものが大好きで必ず7~8個ぐらいは食べている。その他種類は多くないが、素朴で美味しいので、ここでの朝食が気に入っている。

 

そして朝食を終えたらさすがに辺りは、陽ものぼり明るくなっている。そして部屋に戻り荷物をパッキングして、定刻に迎えに来てくれた車に乗り込み、ナーセリーへと向かった。

 



まずは入り口近くの樹齢1500年ぐらいのオリーブがいつものように迎えてくれる。

そしてまずオフィスにて今後のことを打ち合わせと、ちょうど今、このナーセリーから日本へ向けて出荷されてきているのでそのことについてディスカッションを行った。

 

 

そしていくつかの圃場をまわり、オリーブの選別を行った。

 

 

他にいくつか興味深いタイプのものや他に品種もチェックし、お昼前にオフィス近くに戻った。

 

 

 

オリーブ以外に、私のお気に入りのペッパーベリーが色づきかけていた。私はこの樹に実がなった鈴なりになった姿がとても大好きである。そのため写真のような大きなものではないが、苗木は既に日本に輸入済なので気になる方はお声掛けくださいませ。

 

 

それとナツメヤシがちょうど食べごろだったので、パワー充電のために食べようと思い、登らせていただき収穫させていただいた。よく熟れていてとても美味しかった。そしてこのナーセリー訪問は終了し、一旦荷物を預けているホテルへと戻った。

 


 

そしてランチをとろうと思ったが、お気に入りのRICARDO13OPENのため、それまでの小一時間、街をぶらついていると駅近くで地元の収穫祭らしきものが開催されていたので、見学をさせていただいた。

 

 

殆んど食べ物で、オリーブ製品やチーズ、野菜、フルーツ、ドルチェを販売してとても賑わっていた。

 

美味しそうなものが多くあったがランチ前なので搾りたての100%ザクロジュースを飲んだ。程よい甘さがとても美味しかった。

 

その他にも工芸品の販売やくじ引きのようなものもあり、親子連れや、学生、年配の方でみんながそれぞれ楽しそうにしていたのが印象的であった。

 

 

そうこうしていると、お気に入りのRICARDOOPENの時間になったので、軽く食事を済ませ、「来年また来るよ!」と約束し、ホテルへと戻り、午後からの訪問先の迎えに車を待つことにした。

本来なら午後の分を続けて書いたほうがいいのだが、少しアップ量が多くなってしまうのと、不眠が続いているのと、出発前から通院している肩の傷みもかなり増してきたので、今日のところは痛み止めを飲んで横になってみます。

 

ごめんなさい。明日続きは書きます!多分・・・(笑)

 

では眠れないだろうけど、おやすみなさい!