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  • 又右衛門 > 又右衛門 セネガルへ⑧ 市場調査~天国と地獄~

四代目又右衛門の頭の中を書いたブログ

今日の深夜に帰国の途につくので、本日が現地で活動できる最終日になる。まずはいつものように朝食を食べに行く。

 まずはお気に入りのバオバブジュースを飲みほす。通常朝食は7時スタートのはずだが、ゆっくり準備のスタッフは、結局全部出そろうのに8時までかかっていた。そのおかげではないが、心地良い潮風にうたれながら、すっかりなついた友だちとじゃれあい、デスクワークをすすめながら、最後の朝食を楽しんだ。

そして、ホテルでTOMOさんと、最終オーダーシートの確認などを行ったのちに、市場調査のためMbourへと向かった。

ここMbourは大きな市場であり、多くの人が集まる。当然そのためにかなり用心が必要である。

 比較的治安が良いセネガルであってもこのような大きな市場は細心の注意を払わなければならない。実際にリュックどころかポケットにも平気で手を入れてくるのである。ただこれはセネガルに限らず、人が多く集まるところでは常に起こっていることである。



海側では、魚が売られている。その匂いは結構凄い。苦手な人は数分ももたないだろう。新鮮な魚がいっぱい並んでいると言われても、地面かテーブルかわからないとこに、多くのハエがたかっている状況は、まるで岸に打ち上げられ、そのまま放置され死んでいる魚と変わりなく感じてしまう。どうしても日本の環境との違いに違和感が出てしまう。



また包丁で刺身のように切る習慣があまりないらしく、中にはすり身にして販売している人もいる。

 陸側では、食品から日常品まであらゆるものが売られている。その店舗数は数えきれないほどである。


ビサップの花やバオバブの実も売られている。その他にも多くのものが売られていた。そしてこの地にはあまり長居しないほうが賢明と思い、目的のものを購入し次の区域へと移動した。 

 ここでは頼まれものをしていたので 見てきた。コラという楽器である。セネガルやマリで使われているものである。そこでうまく信用できる店を紹介していただけ気に入ったものを購入し、車に乗り込みこの地を離れた。


そしてTOMOさんのオフィスと工房を訪問。TOMOさんが創り出すインテリア雑貨は私の専門外ではあるがその精度やセンスの良さは私でもすぐわかる。海外で人気であるのもうなずける。きっと彼女とコラボすると面白いモノやコトができると感じた。乞うご期待といえるかもしれない

 そしてお腹もすいてきたので、近くのお店に連れていっていただきセネガルの代表的料理チェブジェンをいただいた。おすすめのお店ということもあり、かなり美味しかった。


ただそこから私のうっかりで地獄を味わうことになってしまったのである。それは付け合わせにある唐辛子から食べてしまったのである。見た目はピーマンの小さなものかと思ったので、一気に丸ごと食べてしまった。その辛さは相当であった。聞くと地元の人でも辛すぎて食べない人が多いとのことである。

普段辛いもの好きの私は今まで色んな辛いものやもっと辛いものを食べてきたので平気だと思っていたが、すきっ腹に一個丸ごと一気に食べたものだから、その辛さに反応したのは口の中より胃の中であった。

食べて数分後、胃に激痛が走る。まるで鋭利なナイフを飲み込んでしまったかのような痛みである。美味しいものを食べながら、これはやばいとすぐさまわかり大量の水を飲むが一向に収まる気配がない。たまりかねてトイレに駆け込む。あまりの痛さに、お腹を抱えトイレの中でしゃがみ込むどころか倒れてしまった。そして何リットルも水を飲み胃の中を空っぽにしようと試みるが中々そうはいかない。正直頭の中では、今日は帰れないだろうとも思いながら意識も遠のいていく感じがした。そしてまた水を飲み続けるといただいたご飯は出ることもなく唐辛子が出ていくのがわかった。何故かというと喉と口の中に激痛が再び走ったからである。

 

すると少しずつ胃の痛みが和らいできて、何とか起ちあがることができた。そして席に戻ると万能薬ともいえるバオバブジュースを何杯も飲み続けることで、再度動けるようになった。話を聞いていると少し大げさのように思われるかもだが本当に痛かった。結石や靭帯断裂、複雑骨折など様々な痛みを経験してきたがその中でもトップクラスのものであった。私にとってこの数十分はまるで地獄のような時間であった。



その後、TOMOさんから提案いただいていた空中からのバオバブの調査であったがこのような体では無理かなとも言われたが、この機を逃したらもうできるときはないかもしれないと思い、最後の力を振り絞って小型飛行機に乗り込んだ。



飛行機というかまるで大型のドローンに乗るような気分である。

 まずは滑走路を走り離陸 一気に高く上がり、眼下に街をみる。



そしてバオバブフォレストへと向かう。

 今までバオバブは見上げることばかりであったので、上空からバオバブをみたり、同じ高さでバオバブの森を走り抜けたりするのは当然初めてで、本当に鳥になったような気分でとても爽快であった。そしてその瞬間一気に胃の傷みは消えていった。本当に不思議なぐらいに。さっきまでの地獄から天国に登れたような気さえした。



飛行中の映像は出来れば動画をお見せしたいぐらいである。可能であればFacebookであげてみます。そして短い空中調査ではあったが、バオバブが自生しているところの条件や、立ち並ぶ規則性、さらに木の成長点などを観ることができとても価値ある学びとなった。そしてさらに飛行かバオバブジュースのおかげかは断定できないが随分回復させることができたのが何よりだった。

 そのように大げさだが天国と地獄を味わうことができ価値ある体験であった。そしてその後は最近はやってきたワックスの生地やセネガルテイストのものを探しに行きサリーというにぎやかな街へと向かい、見学をしてきた。

 そして夕方、一旦ホテルに戻り、汗びっしょりの身体を洗い流して、帰りのパッキングを行った。

 そしてTOMOさん一家と夕食兼最終ミーティングをホテルで行い、夜9時半本当にお世話になったTOMOさんと再会を約束して、お別れとなった。本当に手際よく献身的に助けていただいたおかげで、予定の数倍のことができたのではと思う。本当にありがたく思った。



そしてガソリンスタンドで頼んでいたものを受け取り、ブレーズ・ジャーニュ空港へと向かう。そして無事到着した。ここで長い期間ハンドルを預けていたドライバーチームと固い握手を交わしてお別れとなった。

 

後はチェックインを行い、このいっぱいの荷物を無事に日本に持ち帰れば今回の任務は終了となるのだが・・・。

 

まずは荷物を預けようとチェックインカウンターに行くと重いから預け入れ荷物は1個のみと言われる。そんなわけないでしょ?と強くいい、メンバーズカードを差し出すと、もう一個追加を受け入れてくれた。ただそのためには段ボールのままでは不可能なのでラッピングをするようにと指導され、結構高額なラッピングを行った。

そして再びチェックインカウンターに行き、荷物を預かっていただき、チケットをもらい出国手続きの長蛇の列に並んだ。しばらくしてやっと順番がまわってくると思ったときに、ふとチェックインカウンターで渡したカードがないことに気づく。財布にもポケットにもない。まさかカウンターで渡したまま返してもらってないのではと思い再びチェックインカウンターに戻る。

そうすると案の定、軽い感じで「あるよ!」と当たり前のように渡される。確かに返してとは言ってないが、明らかに返し忘れでしょ!と思ったが、まー何よりも戻ってきたことで十分なのでホッとし、笑顔であらためて出国手続きの長蛇の列にならんだ。そして数十分後無事手続きを済ませ、定刻からかなり遅れた飛行機に乗り込むことができた。その頃には日付も変わっていた。

本当に今日も色んなことを経験できた貴重な一日となった。さ~後は無事に帰りつくだけである。早くネコたちにも会いたいものである。

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