四代目又右衛門の頭の中を書いたブログ

MATAEMON'S THINKING BLOG

今朝もいつものように朝食を済ませ、慌ただしくパッキングを済ませ、チェックアウトして、日本をめざした。

 

ホテルからは中央駅まで歩いて、そこから、シャトルバスでリナーテ空港へと向かう。

 

 

ここでチェックインし、約26kgの旅の友であるスーツケースとしばし、お別れである。

無事日本で再会できることを祈る。

 

出発まではラウンジで過ごし、今回の渡欧のことを振り返っていた。はじめの目的のうちどれくらい進めることができたか?何が足らなかったのか?など色んなことを考え、肩や背中、腕の激痛と戦いながら・・・・
 

 

そうこうしているうちに出発の時間がやってきたので、とりあえずは経由地であるフランクフルトへ到着。ここで約4時間の待ち時間があるので、Free WiFiで、積み上げられた仕事を少しだけ済ますことができた。

そして、成田に向けてのJALに乗り込み、機内で今回のミラノ訪問ブログの最終回を書いている。

今回のミラノでの重要な目的は、ミラノサローネ出展の検討と、商談であった。

どちらも最終段階まではいけなかったが、大きくまたは着実に前に進むことができたと思う。

 

これもミラノの友人や、大阪の友人のおかげである。本当に感謝です。

さらに日本では、大忙しで中々お会いすることもままならない先生や企業の方々と、膝を突き合わし、互いのことや、業界の未来のことの話をすることができ、多くのことを学ばせていただけた。これもまた大きな財産になった。

今回も異国の地に身を置いて、自らと日本を見つめ直すことができたと思う。そしてこれから何が求められているのか?何をしていかなければならないのか?自らの存在意義と照らし合わせながら、多くのことを考えさせられ、パッションとチェレンジスピリットを蓄積することができた。

これも、様々な形でいただくことができた縁のおかげである。

人って素晴らしい。縁って素晴らしい。

 

そのことを改めて実感できる渡欧になったと思う。

ここで得ることができたものを必ず来年、形にして表現したいと思う。

 

それでは、無事 成田経由で伊丹空港、そして自宅に帰ることができることを願って、この訪問記を書き終えることとする

これからも 四代目 金岡又右衛門をよろしくおお願いいたします。

 

グラッチェ!



PS
 今回も四代目 又右衛門ブログをお読みいただきありがとうございました。肩、腕、背中の激痛と戦いながらのため、誤字脱字、乱文でのアップになっていますこと本当に失礼いたしました。ブログ内容について聞きたいことなどございましたら、ご連絡くださいませ。

 

 

今日もまたまた同じように朝食をとった。
明日は帰国の途につくため、ここミラノで活動する最終日である。

 



朝一番から、商談の際に、ご紹介いただいたARMANISILOSへと向かった。

 

私は以前からARMANI好きのため多くの知識は持っているつもりであったが、ARMANIのマネージャーに紹介してもらうまで、このような施設があるとは知らなかった。勉強不足であると少し反省。

入り口で入場料を払い、施設内をゆっくり見回った。その様子は写真のみで。



 


ここではアルマーニのHistoryを見ることができて、アルマーニ好きにはとても面白いのではと思う。


私もゆっくり拝見し、最後にCafécoffeeを飲んで、素敵な空間を楽しませてもらった。

そしてこの場所を後にし、またひたすら歩き始めた。今度の目的地は、ここにたどり着くまでに見かけたマルシェである。



 

土曜日のため多くのお店が立ち並んでいた。さっきのARMANIとは別世界であるが、これも私にはとても居心地の良い空間である。

 

 

 

 

その中で焼き立てのとても美味しそうなチキンを威勢よく売っていた。

 

 

チキン好きの私は、迷うことなく買ってそのままかぶりついた。味は想像通りにとても美味しかった。


そしてしばらくマルシェを周り、再び視察のためにドォーモまで移動。
そこからモンテナポレオーネの間をウロウロ見て回った。そして三度ARMANIビルを訪れ、今回の渡欧でのお仕事の締めとなった。

その後、最後の晩餐としてホテル近くのBARで食事をとり、ホテルでデスクワークを行い、肩の激痛と戦いながらこのブログを書いている。

もう読み直す気力も、間違えが見つかっても書き換える勇気も残っていないので、誤字脱字や乱文はお許しいただければと思っています。

ではでは明日は帰国の途へ。

おやすみなさい。

今朝もいつもの時間に、相変わらず野菜がない少し不満の残る朝食をとった。
この時期のミラノだから、ホテルはどこも結構高く、会社の規定内の1万円で泊まれるホテルは中々難しいので仕方ないとは思うが・・・。

ただ部屋はこじんまりしていて清潔感はあるのとFree WiFiが使えるのでその辺は十分にと言える。

 

 

 

さて朝食を終えると、まずランチミーティング予定の駅に、わざとかなり早めについたので周辺を散策してみた。

 

 

 



 

ヨーロッパで良くある感じのカフェ通りを抜けていくと、全体的に近代的な感じがしてきて、面白いなと思って、そのまま進んで行った。

 

 

 さらに進むと、真新しいビルへとたどり着くことができた

 

 

 

中々素敵な感じである。

 

 

 

そして時間をかけて周辺をみているとビルの間から素敵なビルが見えてきた。

 

 

 

 

そうあの話題のビルである。ここには訪問する予定であったので、この偶然にとても喜びを感じた。

 

 

 

このビルに関しては、エコであるのでOKとか、耐久性が落ちるためNGであるなどの賛否両論あるのだが、あまり深く考えない私にとっては、植物がきちんと育つ環境を用意してあげられているのであれば、見た目にも、住空間としても良いのではと思っている。

 

 

 

しばらく、そのビルやその付近を散策しているうちに、時間となってきたのでランチミーティング会場まで早目に戻ることにした。

 

 

 

そして、今回初めてお会いする方々と一緒に、しばらく振りの和食をいただきながらミーティングを行わせていただいた。

彼らは日本の大手企業から赴任されてきたとのこと。そこで私たちの取り組みを説明し、今後の何かのきっかけをとお願いをさせていただいた。

 

 

 

そしてミーティングを終え、別れ際に一人の方が、実は以前にYahoo!ニュースで金岡さんを見ましたよと言われびっくりした。

 

 

 

 

 

 

その時の写真がこれである。実は私の唯一の趣味と言えるのはトローリングぐらいである。
当時250Kg 4m以上のカジキは結構話題になってYahoo!ニュースや、地元ニュースや新聞にも取り上げてもらったのをおぼえている。私の少ない自慢できるネタである。


そしてランチミーティングは早目に終わったので、少し足を延ばして、プラダ財団のミュージアムへといってきた。

そこでしばらく時間を費やし、ミラノ中央駅へと戻ってきた。そして喉と小腹がすいたので

 

昨晩に続き、同じ店で少しだけ食事を行った。

 

そこでも昨日に続き大先生たちとお話をさせていただき、多くを学ばせていただいた。

 

そして19時、今回の大きな目的の一つである展示会場の下調べをするために、延堂氏と待ち合わせをし、案内をしていただいた。

 

 

 

 

 

 

 

とても素敵な場所だが、今回提案するものが大きいため、実際にそこに運び込めるかなどの心配がある。ただそれさえクリアできれば申し分ない場所であると言える。

そのことは持越しになってしまったけど、何とかうまく調整できることを願っておくしかない。

 

 

 

そして、その周辺もしっかり調査し、お世話になっている延堂氏とともに夕食に向かった。

 

 

 

今回も延堂氏が経営するリストランテへ。

前回のお店も同様、かなり混んでいていい感じである。

 

 

 

私は大好物のコットレット ミネラーゼをいただいた。これもまた美味しい。

 

随所に延堂氏のこだわりが反映されていて、この地で支持されているのがうなずける。

 

 

 

そして、私たちがお世話になっているのに、贅沢なディナーをごちそういただいてしまった。

 

 

 

本当に頭が下がる思いである。あ~~でも美味しかった。
そしてお腹も心もいっぱいになり、食事を終えてホテルに戻ることにした。

気が付けばもう日付も変わってしまったので眠ることにする。
それにしても今日も良く歩いたと自分でも感心する一日となった。

 

今日は、予備日としていたので、特別アポは入れてはいなかったので、半日はホテルでパソコンと向かい合っていた。

それにしても数週間前から悩まされている肩の痛みが一向に良くならない。

キーボードを打つ時間を減らし、シップを貼り、痛み止めを飲んでもほとんど変わらず、デスクワークが進まないので、たまには外を散歩して気を紛らわそうとするのだが中々難しい。こんなことは今までになかったので、ブログを書くのも一苦労。だから今号は短いというわけではないが・・・・

デスクワークと、散歩、各所に連絡を繰り返しているうちに、何だかんだと夕方になった。
今日はこんな感じで一日が終わるかなと思っていたのだが、夕方、以前からお世話になっていて、日本での国家のプロジェクトや、特別なプロジェクトを手掛けられている方と、アポが取れ、ミラノで夕食を一緒にとらせていただいた。

この先生とお知り合いになったのが約8年前で、その間、会いたくてもかなりお忙しい方なので、お会いできた回数は数えるほどであった。

それがこのミラノでゆっくりお会いできるのも何かの縁と感じながら、半夏生ということもあり、タコを含めたリーズナブルなシーフードを美味しく食事をいただいた。



そのミーティングの内容のアップは厳しいが、私たちの活動や、私のことを評価いただき、その上で、色んなアドバイスをいただけた。場合によっては、このアドバイスが私たちの活動を大きく左右するとても重要なものになるかもしれないようなものであった。

 

そんなとても有意義な時間を過ごし、興奮気味で部屋に戻り、眠ることにした。

たまには時間に縛られずに、余裕を持つことも、多くのものを招き入れるのだなーと感じる一日になった。


 

今日は、以前からの憧れであるA社との商談の日である。かなり前の突撃営業から確か7年ぐらいにはなるのではと思う。

 

当時、憧れ意識だけが先走り、実際商談にはなっていなかったと思う。私たちの取り組みを説明するまでが精一杯であった。

 

今回は連絡を入れたら、以前に私が訪問したことも覚えていただいていて、事前の提案にも興味を持っていただき、今回はきちんとしたテーブルでの商談の時間をいただくことができた。

 

商談のためオフィスに案内されると、やっとここまでは来ることができたという実感がした。

 

商談の内容については、OPENにはできないが、今回は憧れではなく、きちんと胸をつきあわせてのミーティングができたので、また一歩前に進んだように思っている。

その先はまだまだ長いかもしれないが、いずれ私か次代には成し得ることのようにも感じることができた。

 

 

そして貴重なミーティングのあと、半年ぶりのドォーモへ。そしてお昼に大好物のコットレットをいただいた。

 

その後、少し時間があったのでコモ湖まで足を延ばしてみた。

 

 

コモ湖はCADORNA駅から約1時間。保養地である。急斜面の山には別送のようなものが立ち並んでいる。

ただこの日は34度ぐらいあってかなり暑く、避暑地とは言えない状況であった。

ここで少し散策をして、再び電車に乗り込んで、ホテルに戻った。

そして荷物を置いて、ディナーミーティングに向かった。

今晩は大阪ではお世話になっていて、既にイタリアでのビジネスで成功されている方にレクチャーいただきながらの食事会である。

 

 

出てきた料理がこれ。本当に美味しい。

素敵なお店ですねと言えば、ありがとうございます。そして驚いたことに、このお店も経営されているとのこと。その活躍ぶりには驚かされた。

 

話を聞いていると、やはり成功されているだけあって多くのことを学ばせていただけた。そしてもっと自分も頑張らなきゃいけないという気持ちと、来年の展示会への参加意欲を一層駆り立てられた。

そんな時間の経つのは早いもので気が付けば23時。ホテルへと戻り、各人部屋に戻ることにした。

今日 ミラノで最も暑い、熱い一日を過ごしたように思えた
*ブルガリホテル OPENCAFE写真

29日の夜、パリ シャルルドゴール空港経由で、ミラノ リナーテ空港に到着した。
 

 

ここからはシャトルバスでミラノ中央駅までいき、そこからは歩いて5.6分でホテルに到着した。ここのホテルは何度か利用したこともあって勝手はわかっているので、動きやすい。(朝食には少し不満はあるのだが・・・)

 

そしてこの日は、開催中のミラノ万博の視察とミーティングである。

 

一緒に行動させていただいたのは、新しいプロジェクト立ち上げのため行程が一緒の、ガーデンデザイナー 矢野TEA氏と、日本各地で色々なプロジェクトを手掛けるA氏や大手企業の方たちとの視察となった。

 

 

会場へは、METROのほうが入場が混んでいないとの情報だったのでMETROでいくことにし、ミラノ中央駅から乗り換えを含めて45分ぐらいで到着した。

 

会場内の模様は文字より、写真で。

 

 

 

まずは入口正面で出迎えてくれるのがミラノのテーマパビリオン ZERO

 

 

 

カザフスタンパビリオン

 

U.A.E パビリオン

 

 

アゼルバイジャン

 

 

 

 

 

中国ブースは今までの印象とは全く違う感じで、外に向けてを意識したものになってきている感じが印象的であった。

 

この他にも当然ながら多くの国が出展していた。
 

 

ここは日本パビリオン。私たちが訪れたときは40分待ちであった。

 

パビリオン出口では4社出展していて、カレーが1200~1500円、ステーキが5000円ぐらいで結構いい値段がしていた。

 

 

 

他にも、かわいいモニュメントや、移動販売車などもあり、多くの人で賑わってはいたが、会場が広いため、パビリオンの入場待ち以外の場所では、混雑も無く広々としていた。

 

 

長く歩いたので小腹がすいたので、アルゼンチンブースで、おやつ代わりに肉を食べてきた。

写真は今日のおすすめで13ユーロ。日本ブースのCoCo一のかつカレーと同じと思えばお得なような気もした。

 

そうこうしているうちに、外は明るくても時間的には夜になってきたので、会場を後にした。

 

そして戻る途中で下車して、CADORNA駅で、いつものオリーブパンを購入し、頬張りながら、その付近を見学し、ホテルへ。

 



そして近くのピッツァリアで夕食を済ませたら、時間は23時近くになったので、部屋に戻ることにした。

 

前回のスペイン同様、9時ぐらいまで明るいので、どうしても夜が遅くなってしまう。

ともあれ今日は良く一日中歩いたので、足がパンパン。お湯に浸かってから眠ることにする。

さて明日は今回渡欧の一番のミッションである会社への訪問。不安と興奮の夜となった。

おやすみなさい。

海外出張の多くは、珍しい植物を輸入し目的で行くのが多いのだが、今回はその逆で日本の素晴らしいものや文化を海外に向けて発信していくのが目的である。

 

 

そのようなことで先週から最後の準備に入り、バタバタと多くの人からの支援や協力が入り、色んなことが動き始めていることを実感できてきた。今回はヨーロッパの超一流ブランドと、ミーティングも予定に入り、とてもワクワクしている。ただ7年前ぐらい前のイタリア訪問とは今回は明らかに違う、もっと素敵なコンセプトを準備できたので、是非、何とか特別な機会を得て、皆様にも報告できるようなプロジェクトにしたいと思っている。

 

 

そんな期待に胸を膨らませて、痛い体に鞭打って、渡欧の準備をしていると、我が家のハクが荷物の上に乗って、スヤスヤ眠っている。

 



さらに着替えを詰め込む際には、このように邪魔してくる。まるで私が行くことを拒んでいるかのように・・・

それか、自分も連れて行って欲しいと言っているかのようにも思えた。

 

そんな仕草に後ろ髪をひかれながらも、大きな夢と希望を背負ってミラノへ旅立つことにする。

 

きっと近いうちに何らかの形で皆さんに、報告ができるのではないかと思う。かなり期待しておいてほしいと思う。

 

では、またミラノでの状況をできればアップしていきます。

 

いってきます。

 

 

 

 

海外での感動を日本へ。日本の感動を海外へ。

今週はグラスツリーに続き、またまた凄いのがやってきた。

 

 

ツリーファーンである。

 

 

今回のツリーファーンは、上記写真のナーセリーからのものである。

このナーセリーには今年の2月の終わりに初めて訪問し、その植物の素晴らしさや、彼らにした出荷できない品種があるということもあるが、何よりお互いの植物に対する考え方、仕事への取り組みで多くが一致したため、日本の総代理店をつとめさせていただける関係を結ばせていただけた。

 

特に私がこのナーセリーの素晴らしいと思ったのが、当然ライセンスをもち、国際ルールに則って出荷はしているのであるが、きちんと自然保護実践し植林を行うなど、自然や植物に敬意をはらい活動しているところである。

 

そんなナーセリーから、サンプル輸入をのぞく、初めての入港であった。

 

いつものようにコンテナヤードの検査を終え、移動後バンだしを行い植物検疫の本検査。

 

 

結果は、植物検疫の皆様に、しっかりと検査をしていただき、前回のグラスツリーに引き続き、見事合格である。

 

私はまた植物検疫検査について、お話させていただくことがあるかもしれないが、いつも思うのが、毎日数えきれないほどの輸入植物や果実が入ってくるのを日々繰り返し、繰り返し検査を行い、そして正確かつ迅速に判断してく。

その使命感にあふれ、日々取り組んでいる姿を目にするたび、私も同じ意識で日本のため、植物のために、ナーセリーとともに、取り組んでいかなければならないことを再認識できる。そして合格ということに胡坐をかかずに、今まで以上に襟を正し、しっかり各方面と協力し、取り組んでいかなければならないという思いになる。

 

植物検疫の皆様には、変わらずに日本のため、そして素晴らしい輸入植物を普及させていくために、今後も大変だと思いますがご活動いただければと思う。

 

 

 

そしてそのような一連の行程を踏んで、今回入荷してきた品種を簡単に紹介させていただきます。

 

●Dicksonia antarctica  (Soft Tree Fern )

 

まずはツリーファーンの代表格である ディクソニア アンタルクティカ。

別名ソフトツリーファーンや、タスマニアツリーファーンの名前で流通していて輸入ツリーファーンの大半はこの種である。

 

 

なので私たちは、このようなユニークな形態のものも集めてみた。

 

この他にも

 

Dicksonia squarrosa  (Wheki Tree Fern)

 

●Dicksonia fibrosa  (Brown Tree Fern)

 

●Cyathea australis  (Rough Tree Fern)

●Cyathea medullaris  (Black Tree Fern)

 

などワシントン条約にて保護され、輸入にはCITESが必要な品種などもあり、とても興味深いものが含まれている。まだまだ順応性をみるためのサンプル輸入のものなど、販売できないものもあるが、是非皆様には、その魅力に触れていただきたいと思っている。

特に現地で私を魅了したブラックツリーファーンのかっこよさには、スタッフも惹きつけられていた。これから、日々育っていくのがとても楽しみである。

 

ツリーファーンはデザットプランツと比べると、水が多く必要なためメンテナンスが必要になってくる。ただ雨水の有効利用などすることで、それ以外のあまりメンテナンスが必要ないことや、噴水や水気の多い所や、木の陰などでは、その特性が十分に発揮され、案外ローメンテナンスで他にはない素晴らしい空間を創り出すことができると思う。

 

私たちは、このような素敵な植物を使い、今後も素敵な空間づくりを、業界の皆さんと協力し合いながら、推進していければと思っている。

また後日、今回の入荷したものを品種別に紹介させていただいたり、また生育状況を、このブログや私のFacebookで紹介させていただいたりしたく思っていますので、ツリーファーンに興味がある方は、また見ていただければと思います。

 

 

 

 

ではでは、週明けのミラノ行の準備を始めます。

おはようございます。

 

今月末にオーストラリアからディクソニアとサイスィアが入荷してきます。

少しでも清涼感を味わいたくなる時期にとっておきの木性シダ

ディクソニア アンタルクティカ Dicksonia antarctica(別名 ソフトツリーファーン)

 

サイスィア (別名 ラフツリーファーン) サイスィアはワシントン条約の規制対象種

サイスィアは発根すれば直射日光にも耐えるので屋外での管理ができるのでお庭などに植えることが出来ます。

 

 

根抜きの状態でのお渡しとなります。 ※根抜きとは・・・↓こんな状態です。

可愛らしいワラビ(新芽)が出るのを待つのも楽しみの1つです。

 

気になった方はお問い合わせください。

薔薇園植物場またはローズガーデン植物部へ

今週、オーストラリアでの弊社が日本総代理店をつとめさせていただいているナーセリーから、すごいのが無事到着した。

 

 

 

オーストラリアのネイティブ プランツの代表格とも言えるグラスツリー(グラックボーイ)である。

 

 

そのグラスツリーの中でも、シルバーブルーの葉が美しく、もっとも人気であり、希少性の高い、グラウカである。

 

 

そしてさらに希少なマルチヘッドである。このサイズは日本で流通させられるものでは恐らく最大級であろう。見事である。

 

今まで、多くの人が、この種のものの輸入に取り組んできたが、成果が残せず、多くの人が断念してきたのだが、昨年、ナーセリーや農学者、政府機関の協力によって、発根済みで輸入に成功した。今も元気に日本で育っている。そして今回さらを進化させ、このような見事なマルチヘッドの輸入することができた。

 

ネットでは、ベアルートでの輸入でも可能とは言われているが、私の経験値では、それはかなり至難の業でリスクが高いのではないかと思っている。それにはグラスツリーの特性があるからである。そしていくつかの課題をクリアし、やっとここまでたどり着けた。

 

 

中にはこんなツインタイプもある。

 

小さなシングルのグラスツリーでさえ、日本ではめったにお目にかかれないため

これだけのグラスツリーを目の前にすると、日本ではないところにいるのかと勘違いしてしまうぐらいである。

 

ここまで到達するには本当に多くの人の協力や支援があった。

 

でもそれだけでは不可能であったと思う。そしてそれらに加えて多くの人の情熱があったからこそである。さらにグラスツリーの応える力があったように思う。

 

それらが相まって言葉にはならない植物と人との会話が成立した結果であると言えるのではないだろうか・・・。

 

近いうちに日本の植物園や各所で観ていただける時が来ると思う。その日が待ち遠しく思える。

 

 

きっとグラスツリーもそう思っているに違いないのではと思っている。