四代目又右衛門の頭の中を書いたブログ

MATAEMON'S THINKING BLOG

2026.09.05

無謀な挑戦は是か非か?~罵声と歓声~

今日、札幌競馬場にて応援させていただけているお馬さん「ロゼハイスクール」が札幌2歳ステークスに出走をさせていただけた。

 

ロゼハイスクールは日本で唯一競走馬を生産する公立高校である北海道静内農業高校で生まれた牝馬である。そしてご縁をいただけて昨年から応援をさせていただいている。

 

 

ロゼハイスクールという馬名も、高校の皆さんで考えていただいたまさにハイスクールという文字が含まれるとても「らしい」素敵な名前である。

 

育成牧場時代は私たちの競走馬用マリネックスを飲みながら元気に育ってくれていた。そして小さいながらも足元がしっかりしていて、今年の函館競馬場でデビューし、今日のレースで4戦目となる。正直成績は良いとは言えないが、毎回ひとつずつ課題を解決しながら一生懸命に走ってくれている。

 

 

そして今回の4戦目で北海道での競馬が終了するので、輸送が苦手であり、小柄なロゼハイスクールにとっては、このままの中央競馬で走り続けることは負担もかかり、彼女にとって、あまり良いとは言えない選択とのことで地方競馬への転籍することになりそうである。

 

そのような中、中央最後になるかもしれなおいレースを検討していた時に、管理をしていただいている方から正直タイムからすると厳しいが選択肢として札幌2歳ステークスがあると提案いただけた。ただこのレースはGⅢという重賞レースである。

 

このレースには既に1勝を挙げている強者が集まるため、まだ1勝もしていない馬が勝つのはほぼ不可能なレースである。ただ今回、ロゼハイスクールはこのレースへの出走となった。

 

 

そのことに対してネットの書き込みで、参加賞金狙いか?競馬知らないなら馬主やめろ!などのコメントが多くあった。ただ高校生にとても良い機会を与えてあげられた。馬主の想いが伝わってくるなどの声かけも多くいただくことができた。皆さんのコメントも拝見すると、どれもがごもっともと言えるものである。

 

応援させていただいている私としては、このレースに出生することはとても良い選択であったと思っている。

 

コメントにあるような出走賞金狙いであるならば、勝ち上がりしやすいレースを選ぶであろうし、このレースでタイムオーバーとなれば出走手当すらないため、お金目当てではないのは明らかではある。

 

確かに無謀な挑戦と言われればそうかも知られないが可能性は全くないという訳ではない。様々な条件が変わる中、何が起こるかわからないレースに権利があるなら無謀でも挑戦はするべきだと思う。何よりもまだまだデビューできない馬が多くいる中、早くデビューし、既に3戦しながらも元気にしていることは十分褒められることであり、出走することを拒まれるものではないと思う

 

静内農業高等学校で生産された馬が中央競馬の重賞に出走することは恐らく初めてであろう。このレースに出走を選んだ理由に高校生の夢を繋ぎたいという想いが強くあった。結果は厳しいものであり、苦い思い出になってしまったかもしれないが、良きも悪きも得られるものはあったのではないかと思う。

 

さらに高校では通常の牧場のように多くの馬は育てておらず、毎年1~2頭であるため、馬と馬のコミュニケーションが少なく苦手である。このロゼハイスクールも馬付き合いが苦手のためできるだけ少ない頭数のレースを選ぶのが得策なのでこのレースを選ぶことになった。また多くの高校生に育てられたため人にはとても慣れていて、人好きな馬である。そのためより多くに人が集まる重賞で、多くの人の声援はきっと彼女の大きな支援なる。

 

私は罵声もあるかもしれないが、多くの歓声を受けての周回は、次へのステップに向かう心の支えに確実になったであろう。

 

 

そして、もう虹の橋を渡った母馬の想い、育てた高校生の想い、育成していただいた育成牧場の想い、お世話になった調教師はじめ厩舎やジョッキー、関係者の方々の想い、この子を応援してしてくれている仲間やファンの方々の想いで斤量オーバーとも言えぐらいの熱い想いを乗せて一生懸命は走り抜いたロゼハイスクール。大きなプレゼントを本当にありがとう。

 

 

さ~~次の舞台へ。変わらず応援し続けます。