四代目又右衛門の頭の中を書いたブログ

MATAEMON'S THINKING BLOG

2025.05.23

【又右衛門スペイン紀行2025年5月⑤】~エルチェ~

昨晩遅くにガンディアのホテルに到着。日付が変わってからの就寝になったが、いつものように深く眠れず、気がつけば外は明るくなりかけていた。

 

 

そして昨日、車の中で今日のホテルは海の前だから是非朝は浜を散歩したらいいよと言われていたのを思い出し、さっと準備をして浜に出たら、目の前に素敵な朝焼けが飛び込んできた。私の下手な写真でも美しく観えるので、その場に立つと本当に素晴らしい景色であったと理解いただけると思う。

浜にはウミネコが戯れ、波が打ち寄せる。ウミネコの鳴き声と波の音が交互に私の中に滞っている何かを洗い流してくれているような気がした。

 

たった数分であったがとても贅沢な時間を過ごした後、部屋に戻り荷物をまとめて、迎えに来てくれたスタッフの車で、エルチェへと向かった。

 

エルチェのナーセリーに向かう途中、かなり雨が降っているけど来るのか?と連絡が入る。ずーっと雨が降っていなかったのだが珍しく雨が降っているとのこと。それも豪雨と。さすがレインマン又右衛門だと言われながら予定を変更することなく現地へと向かった。

 

1件目のナーセリーは、今年オリーブの古木を納入していただいた方々である。まずは現在到着中のオリーブについてディスカッションを行う。いくつかの課題も見えてきたので次回からの取り組み方法をじっくり話し合うことができた。

 

そして小雨になった時点で、車に乗り込み主に大きなオリーブがあるところ主に拝見させていただけた。このオリーブは樹齢1000年ぐらいであろうか、かなりの迫力である。これよりも大きなオリーブの提案はいただいているが、これも日本国内を移動できるかどうかわからないほどのサイズである。

 

そしてその他にも魅力的なオリーブを紹介いただき、雨が強くなってきたので再訪を約束して、次のナーセリーへと向かうことにした。

 

 

次のナーセリーは、フィカスの種類が豊富なナーセリー。以前輸入させていただいたこともあり懇意にさせていただいている。

 

ここでは以前から取り組み、現在日本ではかなり品薄になっているブラヘア アルマータの件について話をさせていただいた。また私の海外のネットワークを活かしてスペインに輸入したいと言うことであったので、前向きに話を詰めさせていただいた。これについては私たちも以前から考えており、現状の日本のマーケットにおいて行き詰まり感もあるので、積極的に取り組んでいければと思っている。面白い展開になりそうである。

 

そしてランチ後、今日3つめのナーセリーに向かった。ただここはアポを入れていなかったので面談は難しいかなとは思ったが、突然の訪問にも関わらず私たちを歓迎していただいた。

 

そして話を聞かせていただくと以前私がお世話になっていたときのメンバーはすっかり入れ替わってしまっているとのこと。少し寂しさをも感じた。ただ私のことを知っていただいており、今後についての提案などもいただけたので再検討してみたいと思う。

 

ミーティング後、残り少ない就業時間を使って、各圃場を連れていっていただいた。時間の関係もあり、植物はわずかしか観ることができなかったため特別な植物を観ることができなかったが、AIR-POTを使用し栽培管理している事は大いに歓迎できるものであった。そこでバラエングループは日本での販売を一手に任されていると伝えると驚いたような顔で喜んでいた。

 

そんなこんなで盛り上がってのミーティングであったが金曜日の夕方遅くであったので帰社されるため、またコンタクトを取り合うことを了解して帰ることにした。

 

 

帰る途中にも他のナーセリーを訪問したが雨がきつかったのもあり皆さんも帰宅されていて、今日はこの辺で終わりにして、一旦ホテルへと戻ることにした。ちなみにこの写真はニュースになっているものを引用させていただいたのだが、大雨どころか洪水レベルである。あらためてレインマン又右衛門の威力を自ら感じてしまった。

 

しばらくしてホテルに到着。ベルボーイ?ベルキャット?のお出迎えでチェックインし、しばし部屋でデスクワークを行ってから、現地スタッフとは最後の夕食になるので、アリカンテまで移動し、いつものお店で軽く食事をしながら打ち合わせをおこなうことにした。

食事後は、それぞれは部屋に戻り各自作業を行った後、明日に備えることにした。

さ~~明日は最終の活動日。良き日になることを願って眠ることにします。おやすみなさい。