四代目又右衛門の頭の中を書いたブログ
MATAEMON'S THINKING BLOG
MATAEMON'S THINKING BLOG
今日はスペインでも北部にあるパートナーのナーセリーを訪問した。
今回の訪問は、今春にセレクトしたオリーブの状況確認とその他の植物のチェックである。
このナーセリーは、樹齢1000年以上を多く保有していて、その農場は圧巻である。
中には高さ10m以上のものもあり、観るだけでもエキサイティングなのに、この中からチョイスするのはワクワクである。
ただあまりに大きすぎて日本での需要は本当に限られてしまうのと、通常の方法での輸送が厳しいため、その条件で選ぶのもかなり難しい。
そのような中、今春選んだものは順調に育っており、物によれば早ければ来春に日本に来るものも出てくるであろう。とても楽しみである。
中には、ちょうどその形が椅子のようになっていて大人一人が腰かけられるような感じ。
私もオリーブさんに挨拶して座らせていただき、オリーブ王子の気分を味わせていただいた。(笑)
そしてその他の植物や日本で人気の出そうなものをチェックして、ここでのワークを終え、駅へと向かった。
駅前で食事を済ませ、列車レンフェ(renfe)にて移動
約5時間でアリカンテに到着。そこからTAXIで定宿のホテルにチェックインした。
チェックイン後荷物だけをおいて、すぐさま行きつけのレストランであるRICARDO
に向かうと、いつものようにオーナーは温かく向かえてくれ、私はミネラルウォーターで乾杯し、軽めのディッシュでいただいた。
その後食事を終え、部屋に戻りこのブログを書いていると、既に日付は変わったので、そろそろ眠ることにします~~。
明日は日曜日だけどナーセリーには無理を言い、2件訪問させていただく予定。天気も問題なさそうなので一安心。ではではおやすみなさい。
今回の目的は、今春にオーダーしたオリーブやデザットプランツの仕上がり具合の確認と、増床予定である日本向けの特別出荷スペース(又右衛門エリア)の進捗状況確認、次年度に向けてのミーティングが主である。
一昨日東京から戻り、昨日は慌ただしく準備を整えて今朝早く宝塚を出発した。
今回はまず伊丹空港を出発し、羽田空港へと向かう。そして経由地であるパリ シャルル・ド・ゴールをめざした。
今回パリまではJAL便であったため出発前に大好物のオリジナルビーフカレーをお腹いっぱい食べ機内に乗り込んだ。
そして定刻に出発。いつものように機内で眠れない私はパソコンに向かい、ひたすらデスクワークを行った。
到着の2時間前には、ランチで吉野家の牛丼が出てきたので、少し不思議な気持ちでいただいた。ちなみに必要ない情報だろうが、私は昔から牛丼は吉野家派である。
そして日本を出て約11時間30分でシャルル・ド・ゴール空港に到着した。
少しラウンジで待機した後、20分遅れのエールフランス便に搭乗。現地時間の20時にバルセロナに到着した。
そして自宅を出て約24時間後、無事ホテルにチェックインすることができた。
さ~機内で眠れなかったので明日からの視察に備え、今日は早めに寝るとします。
おやすみなさい。
11日~13日の間 幕張メッセで国際フラワー&プランツEXPOが開催され、その初日に見学をさせていただいた。
この展示会が新設され、私たち薔薇園グループとして、空間デザインやプロツール、園芸資材、そして最近の大型稀少輸入植物等をこの場で発表してきたが、今年は出展しなかった。
その一番の理由は、数年前から取り組んでいたバオバブ プロジェクトと同時期になる可能性が高く、もし重なった場合は出展取りやめにしなければならなく、多くの人に迷惑をかけてしまうかもしれないということであった。
それと、何年間か続けて出展させていただき、直接植物を見ていただいたのと、多くのメディアや口コミのおかげで、業界の方々には又右衛門プランツのクオリティーの高さを認知していただくことができたので、今後は、違う方法で、より多くの皆さんに元気な植物を観ていただくための取り組みを考えているからである。
今回、会場を周らせていただいていると多くの方に今年はどこで出展していますか?と聞かれたり、楽しみにしていたのに残念とお声掛けいただいたりして、正直少し寂しい気はしたが、来年以降の再出展を含め、新しい取り組みを検討し、またご紹介させていただきますので、ご期待いただければと思っています。
この展示会でお会い出来ませんでしたお仲間の皆様、申し訳ございませんでした。
今回、数年前から進めていたオーストラリアのバオバブをサバイブするプロジェクト
カナナラの街から約12,000kmの旅を終え、終着地点である広島に到着し、無事大きな区切りを迎えることができた。これもひとえに多くの協力者のおかげである。
今までこのブログを読んでいただいている方はご存知いただいているかなと思いますが、このプロジェクトは、その名の通り、よくある希少な植物をビジネスやイベントのために輸入するプロジェクトとは全く違い、オーストラリアの一部の地域での大規模な開発などによって行き場を失い、命を絶やすことになってしまうかもしれないバオバブをサバイブし、遠路日本に来て、日本の多くの人とともに、新しい人生?を歩んでいただこうというものであり、それを無事に達成させるのが私の使命であった。
実は又右衛門はこのプロジェクトに数年前から取り組んでいたのだが、最低気温が10℃を下回り、時には氷点下になる日本では、屋外移植が無理なため、日本以外の国への移植のお手伝いをさせていただくものの、日本への移植はできてはいなかった。
中にはバオバブに興味を持っていただき、購入を検討したいという民間もあったのだが、必ずしも受け入れに適した良い環境とは思えずお断りをしてきた。
それが今回、広島市植物公園にある大温室の改装に伴い、そのシンボルツリーとして大型のバオバブの受け入れが可能と手をあげていただき、約1年前このプロジェクトが動き始めたのである。
当然ながらこの大きさのバオバブを輸入し、植栽するのは簡単なことではない。植物自体は強いのだが、気をつけなければならないことが多くある。
まず水分を多く含む植物の輸送は打撲などに特に気をつけなければならない。そこから壊死が始まることが少なくないからである。そのためにオーストラリアでの作業はもちろん、海上輸送中で起こりうるトラブルへの準備、そして日本に到着してからも慎重に慎重を重ねてきた。
また多湿を嫌うバオバブにとって、南半球から北半球への海上輸送は赤道を通過することでのストレス、台風など予期せぬアクシデントに遭遇する可能性も少なくないため、大自然との兼ね合いもある。
さらに、日本の温度変化が大きく多湿の気候では、バオバブに多くのストレスがかかってしまい、ちょっとしたことが枯死につながることもあるので、とても神経を使わなければならなく、最大限の準備を行い、今回何とか、とてもいい状態で広島に届けることができた。
実際には、運が良ければ普通に抜き取り作業をし、洗浄して輸送するだけでも大丈夫なかもしれないが、植物の移植は、賭けでもなければ運任せでもなく、命を繋ぐプロジェクトだと私は強く想っている。
そのために都内の大学に幾度か通い、両国の有識者にもアドバイスをもらい、オーストラリアのパートナーと密接な連絡を取り合うことで、バオバブの生きる確率をたとえ0.1%でも高めるために多くの労力を費やしてきた。
そして今回、多くの人からの指導や協力を得て、広島市植物公園に移植を行うことができた。
今回のプロジェクトをプロデュースさせていただき、多くの人から様々な協力を得させてもらえ本当に有難く思っています。
そして何よりバオバブが色んなことを教えてくれました。本当に感謝です。きっとこのバオバブはこれから又右衛門の進んでいく道も厳しく見守ってくれると思います。
そして私 又右衛門も、まだあるこれから進む険しい長い道のりで、迷いが生じたり、自分を見失いかけたりした時、この地を訪れ、この子に触れることになるようなるでしょう。
さ~これからも、今までの学びを活かし、植物の命を繋ぐプロジェクトを進めていきたく思っています。「情熱こそが全てに勝る。」頑張ります!!!
四代目 緑匠・又右衛門
今回のバオバブ サバイブ プロジェクトとの意義に共感を持っていただけ、各メディアが取り上げていただけた。
私が拝見した広島ホームテレビさんでは当日のニュースで10分間も取り上げていただき、私たちの活動の主旨をも含め伝えていただけた。
他にもテレビ新広島さんやNHK、新聞でも取り上げていただき、このプロジェクトのもつ意味を多くに人に伝えていただけた。
このように現地での状況、関わる人の活動、植物のメッセージの真実を伝えていただけ本当にうれしく思う。
遠路オーストラリアまで同行密着取材をしていただけたメディアの皆様、当日お越しいただいた方々、本当にありがとうございました。心より感謝申し上げます。
これからも一人でも多くに人に植物からのメッセージを伝えていくことができる活動をしてまいりますので今後ともよろしくお願いいたします。
10月1日 早朝 バオバブを載せたトラックは、最終目的地である広島へと出発した。
国道2号線をひたはしり、無事2日の早朝にトラブルもなく、広島市植物公園に到着した。
そして1日旅の疲れを癒してもらい、3日朝多くの報道陣に囲まれながら、いよいよ植栽する大温室へと移動させた。
ただこれが簡単にはいかなかった。何故かと言うと、大温室の入り口までは、大きな特殊トラックを横づけできるものではないからである。まずは入場ゲートを交わし、茂った周りの樹の枝を切りながら、細い道をスレスレで何とか、大温室の入り口までたどり着いた。
そしてここが最後の難関。小さかった入り口をギリギリ拡げられる大きさまで事前に拡幅工事をしてもらったのだが、それでも本当にギリギリである。
トラックから降ろし、入り口前 大型クレーンで釣り上げ、数メートル動かし、そして一旦降ろして、また吊り上げ、そして降ろす作業を何度も繰り返して、やっとのこと温室内に入ってもらうことができた。
そしてここで長い道中バオバブを保護してくれたラッピングをはがし、その姿を多くの人の前に観ていただいた。
さらに、ここでクレーン部隊はスリングを巧みにあやつり慎重にバオバブを垂直にたてることに成功を見事にさせた。
その後、植栽場所に運び、多くの関係者、報道陣に見守られながら、所定の場所に見事にそびえ立つことができた。
その瞬間、多くの人から拍手が巻き起こり、数年前からの想いが頭の中を駆け巡り、目頭が熱くなるのを覚えた。
その後、固定のための地下支柱などを施し、安定したのを確認し、スリングとラッピングを外し、ほぼ作業を終えることができた。そして関係者など多くの人と記念写真を撮らせていただいた。
そしてこのプロジェクトで、東京 オーストラリアと又右衛門に密着取材をしてくれていた広島ホームテレビの渡辺美佳アナウンサーとも記念写真を撮っていただき、喜びを分かち合うことができた。
そしてこの日の行程をすべて終え、一旦ホテルに戻ることした。ちょうどその頃、数局この話題を取り上げていただき放送をされていた。特に広島ホームテレビの「Jステーション」では大々的に取り上げていただき、多くの方から番組を観ましたとご連絡をいただくことになった。そして私たちは今回の関係者の方々と打ち上げを行い、夜遅くまで喜びを分かち合い、とても思い出深い広島の夜を過ごさせていただいた。
翌日、朝から仕上げの作業を行い、一行はこの地を後にした。
今回多くに人に助けられ、この植物の命を繋ぐプロジェクトを最後までできたことを本当にうれしく思います。本当にありがとうございました。
きっとこのバオバブはこの地で多くの人に愛されながら元気に生きていってくれると思います。そしてそれ以上に多くの人に、命の大切さを伝え、愛を振りまいてくれるでしょう。
また改めてこのプロジェクトのまとめを時間がある時にアップさせていただきます。そして、このプロジェクトの1時間特番は春に放送予定ですので決まり次第ご連絡させていただきます。
長い間このプロジェクトを見守り応援していただいてくれた皆様本当にありがとうございました。
そして最後にバオバブくん。日本に来てくれて本当にありがとう!!!
緑匠・又右衛門
数年前からオーストラリアにおいて大規模な開発などにより行き場を失ってしまうバオバブを救う活動をパートナーとともに又右衛門も行っており、この7月にも、とても大きなバオバブをサバイブしたことをこのブログやFacebookにてアップさせていただいたと思うが、そのバオバブが先月末、カナナーラを出発し、ブリスベンを経て、大阪そして今日 広島へと無事到着をした。
バオバブは7月の訪問後、約2か月キャサリンで養生したのち、陸路でブリスベンまで移動。
そしてオーストラリアでの検査に合格後、大阪に向けて出港した。
そして、そのバオバブをのせた船の航行を支援するかのように、天候も味方してくれて、出港は遅れたものの無事予定通り大阪港へと入港した。
約3か月ぶりにコンテナヤードでバオバブと再会を果たすことができた。そして何といっても一番気になるのがバオバブの健康状態であったが、見た目も触感も臭いも問題なく、運命の植物防疫所のチェックを迎えた。
植物防疫所の入念なチェック。指示通りに全てのラッピングを外し、頭の先から根の入り組んだところを検査していただき、検査官の何かの仕草にも息を飲むぐらいの緊張の時間を過ごした。
その結果、土付着無し、病気無し、虫無しとの報告。あとは残された線虫検査の連絡を待つこととなった。そして待つこと数時間。見事に合格との連絡を受けることができ、強い喜びと同時に何とも言えないほどのホッとし胸を撫で下ろす想いを体中で感じた。
と言うのも、ここで殺虫のため条件付きなどになると、多額の費用も必要になるが、このバオバブの命にかかわる問題であるからである。繰り返すがいくらパーフェクトな事前準備を行ったにせよ万が一のことがあるので、本当にホッとしたというのが正直な気持ちである。
その数日後、バオバブをコンテナヤードから作業施設に移動させ、慎重に輸送用車両に積み替えた。
そしてその翌朝 大阪のトラックヤードから陸路にて広島をむかうことになった。
私たちはその姿を見送り、そこから目的地までは、ドライバーにバオバブを委ね、現地での植え込みのための準備を進めることになった。続きは次のアップに!!!
今日は朝一番から大阪市内でTV収録を終え、神戸ハーバーランドへと向かった。
今日は神戸ハーバーランド街びらき25周年記念を迎えるにあたり、神戸煉瓦倉庫に、歴史的にも縁の深いオリーブ広場をつくる機会をいただき、無事OPENを迎えることができた。
ここには樹齢約500年の古木を筆頭に300年が3本、100年が4本の合計8本の元気なオリーブを植栽させていただいた。
当日は朝から市民や観光客、関係者の皆様など、とても多くの方々に来られ、長い時間眺めていただいたり、木肌に触れ樹の温もりを感じていただいたり、記念撮影を撮っていただいたり、多くの人が歓声をあげながらオリーブに囲まれたこの空間を楽しんでいただけたと実感しています。もし時間がある方、また近くに行かれた方は、是非この場所を訪れていただければと思います。
私はオリーブと関わりが深い神戸のまちと多くの街が繋がり、様々な交流ができることを願っています。
これからもこの場所で多くの素敵な方々が繋がりながら、いろんな活動やイベントも行っていきたく思っていますので、是非皆さん一緒に素敵なことをはじめましょう。
この地で多くに人に出会えますこと楽しみにしています。
そしてこの模様は、先日より又右衛門の密着取材をしていただいているTV局の方々に収録をしていただいておりますので、また放映時間などはあらためてご報告いたします。
最後に多くの関係者の皆様、そして手前味噌かもですが、素敵なパートナーである福中氏(シューヘイ)のおかげで、このような素敵なことが実現できたことの報告と感謝の意を伝えたいと思います。ありがとうございました!!!
さ~~ここからもっと、もっと拡げるぞ~~。
今回の記念事業の詳細と、又右衛門がこの地にオリーブをもって想い、メッセージを下記に!
●神戸ハーバーランド街びらき25周年記念事業
「神戸煉瓦倉庫オリーブ広場」
主催:神戸ハーバーランド株式会社
協賛:有限会社薔薇園植物場、智頭町森林組合
協力:インターナショナルオリーブアカデミー神戸(顧問:神戸大学名誉教授中西テツ先生)、地域創生連携活動コンソーシアム、神戸煉瓦倉庫再生プロジェクト
先週末、今春渡欧した際にセレクトしたスペイン産ユッカ類などが到着し、植物検疫などをパーフェクトにクリアして、無事日本に入国をしました。
最近は、ヒアリやウィルスなどにより植物検疫は、厳しさを増す中、今回も万全な出荷体制の元での輸入のため、病気、虫、土付着もなくパーフェクトとの検査結果であった。輸出者であるViveros Canos社の努力に敬意を表したいと思う。
このコンテナには、人気の高いユッカ ロストラータ“ブルー・スワン”の各サイズをはじめ
とても人気で入荷後すぐに売り切れてしまうパリ―、オバティフォリアはじめアガベのコンパクトサイズ各品種
それに少量ながらカリナバス フーケリー、ディオスコレアの入荷である。
今回の入荷も燻蒸などがないため順次出荷できると思います。ご興味のある方は私と違ってしっかり者の弊社安部まで問い合わせくださいませ~~。
秋に入り、色んなイベントが続いてきます。幸先の良い秋のスタートになりました。
さて年末まで、この調子を持続し、一気に駆け抜けるぞ~~~~(^^)v
今週はお彼岸と言う繁忙期でありながら、又右衛門はNPO活動などで東京、神戸、大阪、千葉と相変わらずバタバタの一週間であった。
そのどれもが、来年度に向けての物が多く、体力的にはきつかったが、充実したものであった。
そして週末の今日は、千葉の大栄花園さんへ訪れた。
大栄花園の高橋さんは、シクラメンなどのブリーダーでもあり、生産されているものは、誰もが知っているほど品質の高いものばかりである。
そしてさらに素敵なのは、育種、生産だけにとどまらず自ら小売りもされており、小売りの難しさ、厳しさも実感され、それを商品化に活かしているところである。
生産・流通が小売りをすることに賛否両論あるかもしれないが、私はとても大切なことであると思う。何と言ってもエンドユーザーの声を直接聞くことができるのはとても大切な事であり、それがフィードバックし、最終的に生産に活かされ、より良い流通へと繋がっていくからである。又右衛門としてもこのようなことが続いていくことを願っています。
また高橋さんの店舗では又右衛門プランツも扱っていただいており、多くの方々に評価いただいているとのこと。このようなちょっと見た目怖そうで植物とは縁遠くみられる2人だが、植物に対する愛情とそのこだわりは群を抜いているかもと思う。