四代目又右衛門の頭の中を書いたブログ

MATAEMON'S THINKING BLOG

2019.06.29

千葉大学「花葉会」セミナー

マダガスカル ナショナルデー レセプションの翌日は、千葉大学において花葉会が主催するサマーセミナー&交流会に参加させていただいた。

 

 

私は、花葉会のセミナーへの参加が初めてであり、場所も少し迷いながらの開会前の現地到着となった。

 

セミナー会場に到着し受付を済ますと、ずっしりと重い資料を渡され、セミナー室へ移動、そして定刻にセミナーは開催された。

 

 

今回の花葉会サマーセミナーは、「東京オリンピック後の花・緑産業の未来を考える。~植物を介した健康、街づくり、人づくり~」がテーマで、興味深いテーマのため参加をさせていただいた。

 

セミナーの講師陣6名と各題目は下記の通り

 

●「花壇活動が人を街を変える~自治体や地域住民が求める植物とは~」

千葉大学環境健康フィールド科学センター 渡辺 均教授

 

●「住民参加型の花壇活動の推進」

東京都葛飾区環境部環境課 課長補佐 早坂幸一郎氏

 

●「植物セラピー効果とその活用法」

千葉大学大学院 園芸学研究科 岩崎教授

 

●「都市緑化における花と緑の多様性と可能性」

(株)日比谷アメニス 景観環境二部主任 水野 妙子氏

 

●「緑化ビジネスの新潮流」~今、お客様が求められているキーワードとは?~

(株)パーク・コーポレーション parksERs ブランドマネージャー 梅澤伸也氏

 

●「屋内メンタルヘルスケア緑化における様々な可能性」

~LED照明、ハイドロカルチャーの可能性~

(株)プラネット 代表取締役 大林 修一氏

 

以上の内容で各人約1時間の講演となった。それぞれの方々による特色ある講演は、

新たに学べたこと、自分の考えが検証されたものなど、役に立つ内容であり、

資料もしっかりいただくことができ、満足できる内容であったと思う。

 

更にその後の交流会では、講師をつとめられた方々や参加者の皆さんと情報交換をさせて

いただくことができた。そしてその話の中でもやはり良く取り上げられたのは、昨日の都内

であった企業とのミーティングでも取り上げられた内容と同じで、今は環境配慮やSDGs、

トレサビリティーの明確化は当たり前であり、それに意識がまだきちんとできていなけれ

ば花き業界や企業は問題であり、今後は厳しいであろうと・・・。私と思っていることと同

じであった。

 

また他には、普段の私たちの取り組みに関心をもっていただいた方から支援や協力の

言葉をいただけたり、学生と話させていただく機会もあったり、実りのある1日となっ

た。

 

そこで特に重要だなと思ったのは、解らないもの知らないものについては、自分の肩書など

関係なしに、たとえ相手が教授であっても学生であっても、勇気を出して、見栄を張らずに

聞くことができるかどうかであるということだった。これからも多くの人から学ばせてい

ただきながら、多くの人に大切なことを伝えていければと思う。

 

 

それとあと一つ嬉しかったのは誰とは言えないが、地球と人との関わり合いに対して同じ

問題意識を持ち、今後はどのように進んでいかなければならないかを考えている人

がいたことである。純粋に嬉しかった。

 

いつかその目的に向かって一緒に取り組んでいくことになるかもしれないという、

嬉しい予感も感じさせていただける素敵な1日となった。