四代目又右衛門の頭の中を書いたブログ

MATAEMON'S THINKING BLOG

沖縄から戻り準備をして今日は滋賀へ車で向かう。居眠り運転をしないようにしっかりサプリでしっかり目を覚まして高速で向かう。途中渋滞もあり少し冷汗をかいたが、無事に第一目的地である栗東に到着した。

今日は競馬好きの人なら誰でも知っている栗東トレーニングセンターへ向かった。ここは日本中央競馬会(JRA)が管理されており、納品業者などに毎年講習などが行われている。いつもながらJRAさんのきっちりした指導には頭が下がる思いである。業務の内容から通常の民間よりも厳格なものであるべきであろうが、それにしてもここまでしっかりした業務を行われることは、民間企業として大いに学ぶべきことがある。

その後、軽く食事を済ませて、以前から懇意にしていただき、弊社資材を活用いただいているRose Farm Keijiへと向かった。ここはご存知の方も多いブレイク中のWABARA ブランドで国内外にて展開され、高い評価を得られている。そして今回は様々な企画商品などを手掛ける著名な國枝健一氏に新商品の案内をさせていただくために訪問した。

國枝氏は弊社POTやバイオスティミュラントをいち早く導入いただき、その製品の効果を実感し認めていただけている弊社にとってはとてもありがたい方である。

そして今回も新しく提案する商品の価値を感じていただけ、早速試していただくことになり今後に大きく期待を持てることになった。

そして現場打ち合わせの終わりに、新しくリリースされた「おうちで育てるばら」をご紹介いただいた。このバラは部屋の中で楽しみながら栽培し楽しむという切り花の良さと庭で育てる鉢植えの良さを兼ね備えている魅力的な商品である。そしてこの取り組みに弊グループの開発商品などもご使用いただいている。このような取り組みにご使用いただけることに喜びを感じます~~。

現在開発中の商材の案内をさせていただくことをお約束して、滋賀での活動を終えることになった。これも今後どのような効果を出せるかとても楽しみである。

日曜日早朝に帰阪し、そのまま今週に開催される講義の準備を行って眠い目をこすりながら朝一番の飛行機で沖縄に向かった。

最近毎週以上に飛行機に乗っているような感じである。そして定刻に那覇空港に到着。そこにはパートナーが迎えに来ていただけていて1ヶ月ぶりの再会を喜び合った。

そして拠点のある宜野座に向かう途中、たまたま地元開催の植木まつりに遭遇し、はじめて見学をさせていただいた。時折ユニークな盆栽などもあり楽しむことができた。

そして昼食後長年お世話になっている沖縄でTOPクラスの生産者を再訪。施設内や新しい圃場を案内いただくことができた。多くの生産者が廃業を余儀なくされている中、意欲的に拡大されている姿に、力強さと素晴らしさを感じた。

その後、今回のプロジェクトの中心地である宜野座の植物園へと向かい、今後についてのミーティングを行い、新しい名護の施設の進捗チェックを行った後、いったんホテルにチェックインして、夜は新しく始めるプロジェクトの中心メンバーが寄り合い、遅くまで今後の進め方について話し合うことができた。

翌朝も中心メンバーでしっかりミーティング目的を共有することができた。そして生産地訪問、ホテルでのデスクワークを繰り返し、昨日に続いて夜会。今まで以上に結束力が強まり互いの目標がクリアになり、方向性の一致も確認でき、今まで以上に結束力が強まり、その可能性を互いが感じることができた。

そして帰阪の翌朝も送っていただく車の中で、ひたすら話し合いをすすめ期待感でいっぱいでの帰阪となった。

機内では連日の半徹夜での眠気もあるが進めなければならない宿題が山積みのため、お気に入りの福助の厚焼きポーク玉子を一気に頬張り、コーヒーを流し込むことで、頭をシャキッとさせてパソコンと向かい合っているうちにあっという間に大阪伊丹空港へ到着することができた。

色んな課題が山積みで冷汗や涙が流れそうになることもあるが、目標に向けて頑張っていこう。

今日は都内に向かい聖心グローバルプラザ・ジャスミン(青年海外協力隊旧事務局・旧広尾訓練所)にて開催された「青木大使を偲ぶ会」のお手伝いと参列、墓参をさせて頂きました。

予定時間より少し早めに現地についたので、夕方から会場となるジャスミンにてランチをいただいていると順次関係の方がつかれたので、打ち合わせをさせていただいた後に、まずは青木大使のお墓まいりをさせていただくため青山墓地へと向かった。

ただ青山墓地の広さを良く知っていなかったため、地図は持ちながらも中々たどり着くことができずであった。そしていけないとは思いながら墓地を走り続けて何とか到着。息を切らしながら墓前で手を合わせていただくことができた。

再び会場にもどり打ち合わせと準備をさせていただき、皆様の到着を待つことになった。

しばらくして青木大使ご令室の直子様はじめ元大使、協力隊OB・OGJICA関係の方々がお越しになられ、定刻に会は始まり、隣接の記念碑の前で献花と黙祷が行われた。

その後会場にもどり皆様方の挨拶があり、ご用意させていただいた献花台に順次お花を供えられた。

その後先輩方の青木大使とのエピソードなど聴かせていただける挨拶を拝聴ができ、あらためて青木大使の偉大さを感じさせていただくことができた。

そして乾杯の後に歓談タイムとなり、多くの先輩から素敵なご縁をいただくことができました。そして今回の発起人でもあり、長年交流していただいているジャーナリストの岩田公雄氏など多くの方との再会もでき、色んな会話をしているうちに気がつけばあっという間に中締めの時間となった。

そして皆さんをお見送りした後に、ご令室を囲み運営スタッフの方々と記念写真をとって、この会はお開きとなった。今回この会の開催にあたって主体となって活動された家田さんはトラブルに巻き込まれながらも、しっかり準備から当日の仕切りまで行われており頭が下がる思いである。このような素晴らしい皆さんの支えをいただけるのも青木大使そしてご令室のお人柄と感じ入ることになり、あらためて気づかされることになる良いご縁となった。皆さんに感謝です。

今日は、4月13日に開幕をした大阪・関西万博へむかった。

OPEN前まではご依頼いただいた海外パビリオンの植栽、植物供給、暑熱対策の相談などで何度か訪れることがあったが、視察来場者として初めての訪問となった。

平日と言うこともあり大きな待ち時間も無く、少し並んで入場することができた。

まずは全体の一感覚を頭に入れるために大屋根リングにあがりぐるっと一周と言いたいが、時間がないのでくるりと半周してリングから各パビリオンを観させていただいた。

素敵なデザインの建築物や植栽もあり、遠目ではあるがとても興味深く拝見することができた。その後は興味のある各パビリオンを見学したかったが、今回は植栽工事や植物納品、その他の関係で交流があるパビリオン訪問を優先して順番にまわっていくことにした。

そしてお世話になったパビリオンで今後のミーティングや先日ご縁をいただいた国の関係者にご挨拶をして回ると、お昼どころか腰掛けて休憩することもままならず、あっという間に時間切れとなった。

今回の訪問では興味深いパビリオンや植栽もあったが、ほぼ観ることができなかったので会期中に時間をとって何度か訪問したいと思っている。

ざっとだけしか観ることができていないが国やゾーンごとに素晴らしい植栽もあったし、残念な状態であった植栽も観ることになったが、いずれにしても造園緑化や花き園芸業界の様々な業者さんが関わり尽力され、多くの植物が利用されていると感じた。是非皆さんも大阪・関西万博の訪問の際には植栽・植物にも目を向けていただければ嬉しく思います。

今日は久しぶりに淡路方面に向かうことにした。先週末にタイでお世話になっている生産者の方が来日されており、観光のお手伝いのために淡路島へと向かった。

私の目的は、淡路島各施設に生産者をお連れするのと、この4月からリニューアルOPENしたあわじグリーン館の見学と新しく館長に就任された石田氏へのご挨拶である。石田館長とは以前よりお世話になっており、この日も丁寧に私たちの訪問を出迎えていただけた。

早速館内を見学。いつもながら迫力ある植物たちにうっとりである。

そしてランのアーチを潜り抜け、私たちが送り出した植物たちが植えられているゾーンへ。とても元気そうにしている姿をみて嬉しく感じました。

そして和のゾーンへ。タイの生産者が興味深く見学していたのが印象的であった。

その他のゾーンも見学をさせていただいたのち次へと向かうことにした。あわじグリーン館はリニューアル前もシンガポールのランや食虫植物など素敵な植物で楽しませていただけたが、リニューアル後も新たなゾーンなど仕掛けもあり引き続き大いに期待できる。楽しみである。植物活動家として兵庫県民として、この施設が長く引き継がれていくことを切に願うばかりである。

温室をでて隣接する淡路島国営明石海峡公園を足早に見学した。ちょうど淡路花博25周年記念「花みどりフェア」が開催されており、チューリップがとてもきれいであった。タイではチューリップはないため、訪問者もとてもきれいと喜んでいただけたようである。

駆け足で公園を見学後は素晴らしい安藤建築を案内しバタバタはあったが見学を終えて移動をした。その後はPASONAさんの施設を見学したり、淡路夢舞台公園の見学などをしたりして、兵庫県淡路島を満喫していただいた。今回の訪問者は日本の花き園芸や文化に強い関心をもち日本で技術を学び、将来的にそれらを活かしてタイにて活動をしたいという想いがあり日本に来ることがめざしていたが、その思いは叶わずで、今回は観光としてしか来日することができなかった。そのため私たちは一切指導などをおこなうことが出来ずに、観光としての案内だけに終えることになった。日本の花き園芸を海外に送り出すきっかけになるとても良いきっかけであると思っていたので、とても残念であった。

私たちは省庁からの方向性に則って日本の花き園芸を世界へ届ける活動をする一方、その絶好の機会となる日本での研修に対して厳しい制限をかけることへの矛盾を感じながらも、目を輝かせて日本の花き園芸を見つめている訪問者の顔をみていると、将来的に実現ができるように関係者に指導をいただきながら準備をしなければならないとあらためて感じることになった。まだまだ勉強です。

その他にも私たちが送り出した植物たちも元気にしてくれており、嬉しい限りである

それはスーダン共和国 本国政府機関からの連絡であった。どのような問い合わせであったかはここでは控えさせていただくが、幾度かメールにてやり取りをさせていただいたり、Webミーティングを開催したりしたが、通信が不安定なこともあり、本国とは近日中に駐日スーダン共和国大使館を訪問し、今後についての進め方などを検討することが望ましいということになり、今回の訪問となった。

大使館到着後、とても丁寧に対応をいただけ、早速応接室へ案内されました。今回は臨時大使も歴任されたDeputy of Head MissionのAli Mohamed Ahmed Osman Mohamed様、直々にご対応いただけ、今回の訪問理由とバラエングループの活動についてお話をさせていただいた。

そしてスーダン共和国の現状などについてお聞かせいただいた後に、農業、環境配慮に向けた取り組みについて意見交換を行い、私たちの唱える『健康な植物(みどり)の力で社会の課題を解決する』活動について共感していただけました。また私たちの製品や技術にも興味をお持ちになられたので新しいプロジェクトが始まりそうです。

大阪・関西EXPO が開催中でありTICAD9 やGREEN✕EXPO 2027が控えており、そして2030年そしてその先に向けて私たちこそができることを提案し、一緒に歩んでいければと思っています。

身長差によって目線の高さは大きく違うが、同じ目標に向けては目線を揃え決して背伸びすることなく実直に取りは組んで行きたいと思っています。素敵なご縁に感謝です。

先週、西の大阪から東の都内へ。そして北の秋田へ。そしてそして南の宮崎への移動である。

この宮崎では、植物園訪問と、地元で素敵な活動されているローズガーデン、そしてグループ会社が開発する海洋性腐植抽出液・高濃度フルボ酸であるマリネックスの中で、特別な存在である「競走馬用マリネックス MARINEX GOLD」の持てる力を伝えるために牧場を訪問させていただいた。

北海道がサラブレッドの産地であることはご存知の方も多いが、宮崎も注目される生産地である。そして今回イベントなどの情報をいただき当地を訪問させていただいた。

そしてその甲斐あって競走馬を生産や飼育さらに調教される方々との多くのご縁をいただき、中々実現しなかった展開に少し陽が差してきたように思う。この縁を大切に今後も進めていければと思う。

青島亜熱帯植物園を訪問。大温室はメンテナンスのため入ることができなかったが、その他の温室などをガラス越しに拝見させていただいた。

花壇の植え替えをしており、しばし植え替え方法を見学させていただいた。

園内にはイペ―の木がちょうど満開で青い空とのコントラストがとても美しかった。

そしてせっかく宮崎に来る機会であったので、「こどものくにガーデン」を再訪してきた。ここのガーデンは東京HANA-BIYORIの施工の際にご縁をいただいた、Kaori Minamotoさんが管理をされている。

決して広大なガーデンではないが、バラがとても美しいガーデンである。バラの見頃は5月中旬前後からで、まだ開花はしていないため華やかさはないものの、開花した花に気をとられない分、つぼみや葉の美しさをしっかり観ることができ、園芸家の私には現状に美しさを感じ、このまま順調に進めば最盛期にはきっと美しいガーデンになることが容易にわかった。

また久し振りにKaoriにお会いさせていただくこともでき、今回の宮崎訪問の最後を素晴らしい笑顔で締めくくっていただけた。

素敵なガーデンは、素敵な活動とそれを支える素敵な方々、そして素敵な笑顔によって成り立たせることができている。あらためてそれらの大切さを感じ、学ばせていただいた。

今回久し振りの宮崎。すぐに花開くものではないかもしれないが、開花には必ず必要となるご縁をいただけたといえる。次回の宮崎訪問がいつかはわからないが楽しみである。

昨日羽田空港に駆け込み、無事搭乗できて北の地 秋田へと到着した。

秋田空港にはまだ明るい間に到着したが、機内アナウンスによれば気温は約5℃。タイとの気温差は30℃。おまけにレインマンぶりを発揮し雨が降っている。また数時間前までは都内で桜開花を楽しめるとても暖かかであったため、真冬のようなこの気候に身体は少し驚いたような感じであった。

さらにここまで寒いと思っていなかったため割と薄着で来たため外に出るのが億劫になってしまったのと、元来一人で食事をするのが苦手な私は、夕食はコンビニで調達し、ホテルの部屋でひっそりいただくことにしたが、暖房のきいた部屋で身体は暖かいが、心は少し寒さを感じることになった。そしてしばらく宿題を済ますためパソコンと戯れ、早めの深夜に就寝することができた。

今日はバラエングループが継承させていただいた秋田での根引き松「八竜松」生産事業の進捗確認のため現地訪問である。今朝一番、昨年から現地に乗り込み奮闘してくれている斎藤氏お迎えの軽トラに乗り、様々な情報交換をしながら圃場のある能代へと向かった。

まずは今年になって苗を植えたばかりの圃場のチェック。きれいに整列しているのが、まるで小学一年生が集まった朝礼のようで、とても可愛らしさと同時に、元気に育って欲しいと願う気持ちが湧いてくる。

ただ当たり前のようにまっすぐ並んでいる松だが、簡単なものではない。全てペアによる手作業で行われている。当然田植え機のようなものはないので、とても重労働である。

後で書かせていただくが、事前に選別された苗を、スコップでこじ開けられた穴に植えていくのである。

等間隔でテンポよく植えていく手際よさは秀逸である。ただ傍目にみて感じるほど安易なものではない熟練の技であり、かなりの重労働。私が砂地の畑を歩くだけでも足をとられてしまうぐらいのところを一日中中腰で作業する。若者でも音を上げてしまうような作業を人生の大先輩たちは笑顔でやってのける。本当に頭が下がる思いである。

そのような先輩方に感謝の意を伝えて、他の圃場へ向かう。ここは今年末に出荷が予定される圃場。順調に仕上がってきていて安心することができた。

 

 

さらに厳選された松が植わっている圃場へと向かった。写真のように日本人の感性と自然感のある個性豊かな趣のある松に仕上がってきている。中には売らずに置いておきたいとすら感じるものもあるぐらい。素敵だ。

そして根引き松生産の他にもいくつかのチャレンジをしてくれている。それがこれ。斎藤氏が新しい取り組みとして手掛けてくれているもの。大きな手でこのような細やかな作業をしてくれている。チャレンジ精神に拍手である。早ければ今秋に製品として送り出すこともができるかもなので乞うご期待である。

そして最後に先ほど植えていた苗の選別作業をおこなっている方々へご挨拶にいかせていただいた。そこには長年この生産をまもり出荷をし続けてくれている加賀谷さんの姿があった。そして皆さんの手を止めて邪魔にならないようにご挨拶と、色々なことを教えていただいた。

そしてしばらくすると圃場から戻ってこられたのかパートナーのお一人が手に白いひもを握りしめてもってきてくれた。恐らく先ほど苗をほどいて圃場に植える際にでる残った紐であろう。それを束ねて大切に持ってきて再利用してくれているのであろう。

私はその姿を拝見した時に、あらためて農業とは?と、この根引き松「八竜松」生産チームの素晴らしさを実感した。この白い紐。金額にしたら大したことではないであろう。それを大切に持って帰り、再び利用してくれることはエコという一言では片づけられない、農を生業をとする方々の考え方や、戦中を生きてきた大先輩の生き方を垣間見ることができたように感じ、あらためて学ばせていただくことができた。本当に感謝である。

現在の松生産の圃場面積は約10町歩、100反である。100反というと30,000坪。甲子園球場のグランド面積は約4,000坪なので、その約7.5倍である。そのような面積を手作業にて植え、そして収穫していくのは、いくら熟練メンバーとはいえ簡単なことではないことは簡単にご理解いただけるかと思う。そしてこの生産も高齢化は着実に進んでいる。

私は正直このままで十数年生産を続けていくことができるとは思わない。しかしこの地の根引き松生産やそれを今まで何とか繋いできた大先輩の想いを途絶えさすわけにはいかない。そして今まで支えてくれた仲間と一緒に活動できる場所として大切にしなければならないと考える。当然継続のためには利益も大切であるが、それよりも優先しなければならないこともあるように感じている。それをあらためて感じながら、後ろ髪をひかれる思いでこの地を後にした。

そして再び軽トラに乗り込んで、今後のあるべき姿や将来の目標などを語り合いながら空港まで送ってもらい私はひとり定刻の飛行機にて大阪へ帰ることになった。

帰阪の機内では美しい山々を観ながら先日来の取り組みを振り返っていた。沖縄に続いてタイ、そしてこの秋田その他にもまだまだある。この全てのプロジェクトを成功させることは夢のようなことかもしれないが、一緒の想いをもって歩んでくれる仲間が力を併せれば全て可能であると信じる。

俺たちの想い。そしてかけがえのない仲間たち。今がその時!咲き誇れ!!!

昨日早朝にタイから帰国し、そのまま社内会議に出席、そして次の予定のためバタバタのまま宝塚本社へと向かった。

そして重たいスーツケースから洗濯物などを取り出し、必要なものをリュックに詰め込んで、翌早朝に再び空港に向かい羽田空港へと向かった。都内は冷たい雨が降っていて、気温35℃のバンコクで過ごしていたので結構寒く感じた。

そして都内で大切な方の植物のメンテナンスに向かう途中、目の前に大きなビルが見えてきた。数日前までバンコクで高層ビルの損壊などを目の当たりにしてきたので、このような日本の頑丈なビルに安心感と、ある意味誇りにも感じられた。ビルの屋上緑化での植物ボリュームはバンコクの方が圧倒的に上ではあるが・・・・

そしてこの近くに来ることがあれば参拝させていただいている豊川稲荷別院へお礼と報告をしてきました。ちょうど花まつりであったので甘茶をいただくことができ、清められた身体で、植物のメンテナンスを行うことができました。

そしてその後、タイでのプロジェクトなどでお世話になっているお取引先様を訪問し、情報交換とミーティングを行った。

翌朝はかなり早めに起床し電車で移動。せっかくなので石神井公園で一瞬だけ桜を見てから、久し振りにオザキフラワーパークさんを訪問させていただいた。

オザキフラワーパークさんは、以前から又右衛門の特別イベントをくんでいただくなど、尾崎代表と懇意にさせていただいてきた。そして当時からすると私の活動にも変化が出てきたので、久し振りに直接お会いし情報交換をさせていただいた。

相変わらず店内はボリュームいっぱいの花で埋め尽くされ、多くのお客様が来られていた。ここ最近は鉢物特に花鉢の市況が低迷しているのだが、オザキさんを見る限りそのようなことはあまり感じることがなく、さすがだな~~と思った。

そして今回は尾崎代表とご子息が一緒に席についていただけたので、あらためてバラエングループの取り組みについてお話し、情報交換や今後についてのお話をさせていただくことができた。

途中スタッフの方とのお話の機会をいただけ、さらに美味しいランチをいただきながらのミーティングは今後に繋がるとても有意義なものであった。

そしてご子息の年齢を聞くと、私の長男と同級もしくは1つ違いの同年代。次回は愚息も同行し、次世代同士で新しい扉を開いて行ってくれれば良いな~~と素直に思った。そのような前向きなミーティングは時間が経つのも早く、あっという間に制限時間となったので、再会の約束をしてオザキフラワーパークさんを後にし、次なる目的地秋田へと向かった。

そして搭乗時間ギリギリに羽田空港に到着。今回は今のところ落とし物、忘れ物なく秋田へ向かうことができそうだ。又右衛門よくできました!!!(笑)

一昨日から沖縄へと向かった。今回の訪問は、昨年に起ち上がり、準備段階である沖縄名護プロジェクトの活動拠点となる施設建設の進捗確認および主要関係者とのミーティングである。

那覇行き朝一番の飛行機で伊丹空港を出発。少し遅れて那覇空港に到着。そこには本プロジェクトの中心人物であるナーセリーのパートナーが空港に迎えに来ていただけており、早速、車で名護方面へと向かった。

その途中で特別な植物を管理されている施設を拝見。今まで見たことがない種の植物や、魅力的なフォルムの植物に既に又右衛門は興奮状況となった。

そしてランチミーティングを挟んで、パートナーの各施設を巡回。以前訪問時よりも新しい圃場も増え、明らかに拡大しているのが直ぐにわかった。現在の生産面積を確認すると施設が約5,000坪、露地栽培面積が約15,000坪合計20,000坪、つまり65,000㎡。東京ドームのグランド面積の約5倍である。驚きの広さである。

食事を終え、拠点の中心地にて、植物生産について議論を交わし、昨年に大阪から名護に移動したビカクシダやバオバブなどもタイの環境にあわせた施設を準備していただき、その中で元気にしてくれていた。

その後昨年に起ち上げた名護プロジェクトの拠点となる伊差川ICに離接する事業地へと向かい、建築や路盤工事の進捗確認を行うことにした。前回訪れた時は、ビニールシートで覆われていた状況であったが、今回三度訪れると、すっかりビニールも張られて足場も外され、巨大なハウスがそびえ立っていた。

面積はそんなにも広くないが、カタの高さが8m、一番高いところで10mという生産ハウスはそうあるものではない。何故このような背の高いハウスをつくったかと言うと、色んな使い道は考えているが、まず当たり前に背の高い特殊な屋内用植物を受け入れることが可能になっていることは想像できるかと思う。ただそれだけではなく、ここの施設を運営するメンバーは、植物の知識、技術、保有数など日本を代表し、世界に誇れるメンバーであるので、どのような展開になるか今後を楽しみにしていただきたいと思う。

その後いったんホテルにチェックインしてボードメンバーだけでディナーミーティングを居酒屋で行った。毎度のように夜が更けるまで、腹を割って話し合い、今後についてを熱く語り合うことができた。
翌朝は課題解決のために地元の会社などを訪問、その後圃場に立ち寄り、真剣なまなざしで、一生懸命作業を行うスタッフの手をとめていただき、一緒にランチ向かい、食事をしながら情報交換をさせていただいた。

又右衛門は「てびち」特有のねっとりに、手や口がベトベトになり、スタッフの方々に手先の不器用さを露呈することになってしまった。

そして皆さんとは再会を約束してここでお別れ。私とプロジェクトリーダーと二人は、近隣の生産者を数件見学し、その後カフェにて今後の展開について再確認と、運営や役割についてなどを時間の許す限り協議させていただき、課題と目的を共有することができた。

その後はホテルまで送っていただき、私はまた別のメンバーとディナーミーティングや情報交換を行い、深夜ホテルにもどり、明日の帰阪の準備をして眠ることにした。

朝イチ簡単に食事を済ませ、チェックアウトした後、搭乗時間までにはかなり早いが、ゆっくりデスクワークがしたいため、空港へと向かいラウンジにて数時間パソコンと向かい合い、1時間となったので搭乗口へと向かったときに少し考えさせられる光景を目にすることになった。

そこにはJALとANAの飛行機が重なって見えていた。飛行機をあまり乗らない人には、意味が分かりにくいとは思うがロゴやイメージカラーからJALは赤派や赤組、ANAは青派や青組と言われる。それは日本を代表する素晴らしい航空会社2社が、顧客囲い込みのためにマイルをためてもらえるポイントやステータスを、2社に分散させるよりも1社にまとめた方が優遇されるような仕組みにしているため、航空会社の会員からはJAL派とANA派すなわち青と赤で区別しているのである。

私は普段JALに乗らせていただいている所謂赤派ではあるが、八丈島や福島に行くときはANAにお世話になっている。このような2社やその他の航空会社は、ライバル?競合?にはあるが、戦闘機でないので撃ち合うことはなく、空の安全を第一に、サービスなどで競い合い、時には協力をしあいながら営業をしている。

花き業界においても、大手2社にわかれるとは言えないが系統はある。いくつかの大きな企業、著名な活動家もいる。そして彼らはチームを組んで活動する時もあれば企業として競合になり活動をする時もある。それは一緒であろう。しかし花き園芸業界の中には自己を優先させるための活動に注力し他社を敵味方に区分けしチームを組んで時には強引に敵を討とうと活動をしている人もいる。長きこの業界にいて感じるところであり、自らもそのような時には応戦しなければならないと思う気持ちが心のどこかにあるのも確かである。

ただ今、花き園芸業界はかなり厳しい状況である。そのような中で、互いが撃ち合うのではなく、協力し合いながら新しい扉を開いていかなければ業界全体が衰退してしまう。本当にピンチである。大阪・関西万博の次には2027年にGREEN×EXPO2027横浜国際園芸博覧会という大舞台が控えている。そこではつまらない小競り合いや自己を優先させた位置取りをするのではなく、それぞれが切磋琢磨し、敵味方ではなく次代の担い手が積極的に関われる環境を提供していかなければならない。

これからは私も、この海のように透き通った思いで花き園芸の発展に取り組んでいかなければとあらためて感じさせてくれた赤と青の翼であった。まだまだ修行が足らないことを気づかせてくれた2社に感謝である。