四代目又右衛門の頭の中を書いたブログ
MATAEMON'S THINKING BLOG
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先週初めの兵庫県フラワーセンターに刺激を受け、週中には宮崎からのお客様との打ち合わせ。そして木曜日からは岐阜へと向かった。
今回の岐阜の訪問先は、セントラルローズさんと、河本バラ園さん。そして岐阜県立国際園芸アカデミーの予定である。
まず朝一番に宝塚を出発。途中栗東にて用事を済ませて、お昼前にミニバラ栽培では著名なセントラルローズさんに到着した。
セントラルローズさんは、ヨーロッパの最新の栽培法をいち早く取り入れた革新的なバラ栽培の先駆者であり、広大な施設で栽培し全国に供給している。日本を代表するミニバラの生産者である。
この事業を創業した大西さんは、以前から日本フラワーマーケティング協会で一緒に活動をさせていただいたり、バラ生産つながりということもあったりで随分前から懇意にしていただけている先輩である。
そして今回の訪問は、現在の流通などに関することと、バラエングループが取り組んでいる資材について意見をいただきたくのが主たる目的であった。
まずは到着し、しばし歓談の後にハウス内を見学させていただくことにした。施設を訪問するのは2度目になるが、相変わらずの大規模かつ機能性高い施設での栽培には驚かされる。
まるで大規模工場で工業製品のようにミニバラを栽培しているように感じる。近年路地を中心に費用を抑えながら生産事業を始めた私たちにからすると、この機能的な施設や栽培法は、真似のしようもなく、凄いと言うしかない。あらためてバラ生産をこのような大規模生産体制にしてきた大西さんには感服する。
そしてお昼ご飯を頂きながら、生産や流通、業界の方向性など意見交換をしっかり行うことができ、多くの学びや情報をいただくことができた。そして食事の後、私の祖父金岡喜蔵(2代目 金岡又右衛門)の第2の故郷とも言える揖斐郡大野町へと同行いただいた。
なぜ第2の故郷かと言うと、金岡喜蔵は宝塚でのバラ生産を、岐阜県揖斐郡大野町と山梨県笛吹市に移し、その地で住居を構えて活動をしていたからである。そして同行いただいた大西さんからも岐阜の同地区にバラ生産を持ち込み、現在日本を代表するバラ生産地となるきっかけづくりとなったと教えられた。そしてその活動を始めるにあたり、一緒に取り組んでいただいたのが、河本バラ園さんとのことであった。河本さんは、現在もバラの育種や苗生産を手掛けられる日本を代表する存在である。
そして昨年当時一緒に活動をされていた河本弘元様がご逝去と大西さんから教えていただき、今回私を河本さんまでお連れ頂いたのである。本来であれば昨年にでも駆けつけるべきであったかもしれないが、海外などで訪問することができず今日となったのである。そして現在の代表である茂樹さま、2代目育種家である麻記子さまにご挨拶もさせていただくことができ、短いながらもとても大切な時間を過ごさせていただいた。
大変お忙しい時間にアポなしで訪れたにも関わらず、親切に対応いただいた河本さんには感謝である。そして河本さんを後にするときには、祖父2代目金岡又右衛門が毎日見ていただろう山々が目に入り、そしてその先には私には珍しい青空が広がっていた。きっと祖父が喜んでくれているのであろうと思えると同時に、同じ地の空気を吸うことができ、心が満たされたような気がした。
その後、大西さんに岐阜でも活動する開花園さんにお連れ頂き、情報交換などをさせていただくことになった。そこでの内容については今回控えさせていただくが、今後何かの繋がりになっていけばと思っている。そうこうしているうちに気がついた時には夕方になったので移動をすることにした。
今回、祖父やバラ繋がりとは言え、半日というとても長い時間を割いて、私のお相手いただいた大西様には本当に感謝である。おかげでとても大切な時間を過ごさせていただくことができました。そして再会を約束して、この地を後にし、私は再び一人で宿泊地である可児市へと向かった。可児市のホテルに着いた時には、すっかり陽も落ち暗くなったので、近くの飲食店で簡単に一人ご飯を食べて、その後部屋にこもって明日の会議の準備を行うことにした。さて明日は、岐阜2日目。明日も良い日になりますように。
又右衛門ブログやFacebookをご覧いただいている方々は、又右衛門は神社参りなどの投稿がしばしばあるため神様への信仰心が強い人物であると知っている方も多いかと思う。
そして今日は神といっても「食虫の神(食虫植物の神)」と呼ばれる土居寛文氏と面談があるため兵庫県フラワーセンターを訪問した。
土居さんは食虫植物の世界では知らない人は居ないほどの食虫植物栽培のスペシャリストである。その実績や知識などから『食虫の神』ともよばれ日本を代表する人物である。そう呼ばれる所以は、彼らしか持っていない特別な個体や、知識、栽培技術などが多くあり、同業者も神詣でをする人が絶えないぐらいである。
そのような神的存在である土居さんと又右衛門が知り合ったきっかけは、あるテレビ番組で一緒に出演させていただいたからである。そしてその時に育てている植物の種に違いはあれど、植物への想いや考え方が同様で強く共感し、互いがリスペクトしあう間柄となり、それから「どいちゃん。」「かなちゃん。」と呼び合うぐらいの間柄でお付き合いさせていただいている。
宝塚から車を走らせ約1時間30分で、兵庫県フラワーセンターに到着すると、相変わらずの雨。今日もレインマンぶり発揮である。そしてフラワーセンター入場ゲートには、土居氏が傘をもって待ってくれてくれた。本当に植物にも人にも優しい人柄である。
まずは施設のテーブルで互いが近況報告をし、兵庫県内外の重要なプロジェクトについてのディスカッションを行った。
そしてある程度話を進めることができてから、温室内にて実際の食虫植物を前にて色々なことを学ばせていただいた。
これはネペンテス トランカータ。かなり大きなピッチャー(捕虫袋)である。ここのトランカータは、その種の中でも巨大なピッチャーをもつ特別なものである。
実際に2022年にギネス更新をしたトランカータである。世界一になるまで数十年以上の間、毎日といっても過言でないほど、朝一番と晩に植物に声をかけ、見守りながら手をかけてきた土居氏には、本当に頭が下がる思いである。
これはペルビレイ。土居氏お勧めの種である。アップの写真を見ていただくと、わかるが葉の上にピッチャーあり、まるでクリオネのように見えてとても愛らしいのが特徴である。
その他にも見どころはたくさんあるが、是非皆さんは実際に兵庫県フラワーセンターに行かれて観ていただければと思います。
中には食虫植物より花が好き言う方も様々なコーナーがあるので、趣向に応じで楽しんでいただけるのではと思う。
そして現場でのレクチャーをいただいた後は、再びテーブルに戻って、打ち合わせと、バラエングループが開発している資材の案内をさせていただいた。その中でも、バイオスティミュラントであるマリネックス(高濃度フルボ酸)が食虫植物に合いそうだと興味を持っていただけたので、今度共同で試験を行うことになりそうで楽しみである。
このように久し振りにテーブルで植物管理について話し、このような技術を次世代に継承していく方法などについても話させていただいた。各種の生産者で際立った知識や技術を持っている人の多くは、ほぼ毎日といって良いほど、朝一番と夜には植物に声をかけ、その表情を見逃さない。そして常に探求心をもち研究しつづける。これが神・プロフェッショナルと呼ばれる所以であろう。近年の次世代継承者に同様のことを求めることは酷ではあるし、かなり難しいとは思う。ただ他の関わり方によって達成する方向もあるかもしれない。是非このような時代でも、神・プロフェッショナルと呼ばれるぐらいの人物が出てきてくれることを切望する。大切なものを護るために・・・・・。
そのようなことを話しながらあらためて土居氏から学びと元気をいただけ、名残惜しいが施設を後にした。土居ちゃん。また来るね。(#^.^#)
そして車を走らせ、自然いっぱいの加西市から都会の真ん中である大阪市内のど真ん中へと向かった。そして夕方からの理事会に滑り込み、ここでも新しい取り組みについてのミーティングとなった。ここでは健康な植物の効用について話をさせていただいたところ、大学の先生方に共感いただき、研究をはじめることになりそうである。これもとても楽しみである。この件につきましては、またいずれ報告をさせていただきますので楽しみにしていただければと思います。ではでは~~~。
様々なプロジェクトや取り組みが同じような時期に起ちあがり、そして進行しているのが実感できている。
そしてその中の取り組みの一つである大阪・関西万博に関するものがある。思い起こせばEXPOと名の付くものの取り組みとしては、私が花き業界に身を置き、生花卸のまねごとを始めた頃に、一部の花材手配を依頼いただいてからしばらくご無沙汰をさせていただいたが、主たる事業の生花、植物卸が成長し、植物貿易も実績を重ね、近年では環境に配慮した生産資材開発・製造。それらを活かした生産事業を国内外で手掛け始めることまでに至った。
それらの活動を評価いただいたのか、大阪・関西万博ではいくつかの国から、パビリオンの植栽全般や植物供給などのご依頼をいただけるようになってきた。そして今週、植栽全般をご依頼いただいたパビリオンの植栽施工の前期工事が始まり、又右衛門も現場入りすることになった。
現場では初日から雨が降り続き、又右衛門は相変わらずのレインマンぶりを発揮してしまった。特に初日、2日目は冷たく強い雨と風が身体をたたき、新しい合羽であってもわずかな隙間から水を通してしまい、ジャミラやアンパンマン並みに雨に弱い又右衛門は、顔色なくなってしまうほどで、若いころに何度か行ったことがあるびわ湖バレイというスキー場で、長い時間リフト待ちをしていた時のことや八甲田山という映画を観たことを思い出すほどであった。ただそのような中でも、緊密な関係であるパートナーであり今回の現場の職長をつとめていただいている半田氏はじめ、様々な準備や現場にて調整を行っている弊社植物管理・施工担当スタッフや施工協力メンバーは、過酷な状況にへこたれることなく、しっかりその責任や役割を全うしてくれていることは大きく評価できる。またそのような彼らや私を事務所にて支えてくれるスタッフの支えと連携、さらに各部署の理解と協力があってこそである。本当に貴重な経験を積ませていただいている。
ただ何とか大きな山である前期を終えることができたが、まだまだ施工は途中であるので、さらに気を引き締めて取り掛からなければならない。施工現場から私が離れた週末は天気も回復し、落ち着きをみせてきた。そしてまた新しい取り組みのお声掛けもいただけ、とても充実した思いを持て、心身とも少し充電をすることができた。
それにしても今週は良く雨が降った。昔から「雨降って地固まる」という言葉があるが、私たちの仕事は雨が降ることは決して悪いことではないため、この使い方は正しくないかもが、この厳しい環境があって、さらにこのチームは強くなったように思う。自然の全てに感謝である。さ~~来週も引き続き頑張っていこう。
皆さんからの、てるてる坊主の贈り物をお待ちしております。よろしくです(笑)
今回は、様々な関係から写真がないアップになりますことをお許しくださいませ。
今日で月も変わって3月。気温も数日前から上昇して春を感じるようになってきた。今週初めは祝日であったが、海外企業とのやり取りに日本の祝日は関係ないため、Webミーティングなどを行い、デスクワークが多い1日となった。
火曜日午前には、JETROの輸出大国コンソーシアム支援企業に採択され5年間学ばせていただいてきた取り組みの卒業を迎える最終ミーティングが行われた。思い起こせばドバイへの植物工場輸出のチェレンジに始まり、関連会社のバイオスティミュラント「マリネックス」のアジア輸出などに取り組み、多くの経験値を積み重ねることができた。正直そのことによって会社の金銭的な利益につながったとは言い難いが、時間は少し費やしたが経費をかけることはあまりなく、それ以上に大きな学びを得ることができたのか確実である。JETROの素敵な方々には本当に感謝である。今回の取り組みは一旦終え、今後は私たちが今までの経験とネットワークを活かして、次に与えていただいた新しい取り組みに進んでいきたいと思っている。
午後からは関連会社マリネックスの本社所在地である堺市に移動し、はじめての方々とのミーティングを行った。マリネックスは30年前から開発・製造を行ってきたが、近年になってバイオスティミュラントとして日本でも注目を集まってきている様々な分野で期待の製品である。そして今回は某医科大の博士がお越しいただき、医療としての研究を深めたいとの打診があってのミーティングである。
私たちが以前に血栓溶解に関する特許取得などもしており、私たちにとっても関心が高い分野であり、また人々の健康増進に役立つのであれば、喜ばしいことなので、積極的に協力をしたいと思っている。場合によっては共同研究も始まるかものため、今後がとても楽しみである。
週中は先週に続いて関東方面へと向かった。まずは千葉。いつものように飛行機で羽田空港に向かう。そこからバスと電車を乗り継ぎ、房総半島方面へと向う。そして降り立った駅は君津。約半年ぶりである。
しばらくして駅まで迎えに来ていただいたのは最近新聞はじめいろいろな報道機関からも取り上げられ、さらに注目が高まってきたAlonAlonの那部社長である。どのような活動をされているかは、私の説明では足らないのでネットで検索していただければと思うが、那部社長はハンディキャップをもたれている方々と共に、とても高品質の胡蝶蘭やマンゴを生産する事業などをおこなっているとても素敵な方である。そしてこの事業所の素晴らしいのは働かれている方々の表情がとても生き生きした表情をしており、ハウスの温かさ以上に、人の温もりを感じられる場所であるからである。私たちは見習わなければならないことばかりであると来るたびに感じる。
そして今回は、昨年に納品させていただいた大型フィカスのチェックである。植栽日程が寒くなる時期に向かうため、少し心配はしていたが、とても丁寧な管理をしていただいているので元気な葉を茂らすことができていた。これからは日々温かくなっていくため、さらに茂らせていくと思われるので今後がとても楽しみである。
そして食事をいただきながら、今後の追加植栽や新しい取り組みの相談をさせていただいた後、早い再会の約束をして、再び駅に送っていただき都内へと向かった。
都内では、以前のお世話になったアドバイザーのご紹介で、お話する機会をいただけ、様々な情報交換をさせていただいた。その方はとてもご活躍をされている方で、多くを学ばせていただくことができ意義深い出会いになったと言える。他にもいくつかのミーティングを終えて帰阪することになった。
週末は、雑誌の取材や、代理店をつとめさせていただいている「アクアセル」や、最終段階に入った大阪・関西万博海外パビリオンの植栽などのミーティングが続き、最後までバタバタではあったが、ある意味充実した2月の締めくくりであったと言える。
そして今日はお朔日。朝一番から氏神様を参拝させていただいた。早朝のため辺りはまだ暗かったが、十分に春を感じることができる温かい朝であった。さ~~来週はいよいよ万博会場にて植栽することになる。天気は少し怪しいが、何とかレインマンぶりを発揮しても、大崩れがないことを願っている。
さ~植物ファーストの想いを強く持ち、みんなで力を合わせて頑張っていこう。楽しみながら・・・・・
先週日曜日にインドネシアから帰国。温かいところから寒い日本に戻って身体の節々がきしみながらの1週間であった。
週初めの月曜日は、不在中に停滞していたデスクワークを行いながら、身体のメンテも行い寒さに慣れる1日となった。
週中は、再び飛行機に乗り羽田空港へと向かった。都内では様々なプロジェクトをご一緒させていただいている大手企業の方々との情報交換や、また新たなプロジェクトを企画しているパートナー、さらには初めてご紹介いただいた方とのミーティング、そしてとても大切なところへのご挨拶など、盛り沢山であり、とても有意義な上京となった。ただ今回で全て行えなかったことがあるため、また来週の上京へ持ち越しとなった。
週の後半は、いよいよ大詰めとなった大阪・関西万博の海外数か国のパビリオン植栽工事の最終調整や、2年後に控えたGREEN×EXPO2027 横浜国際園芸博覧会に関する海外との調整、輸出大国コンソーシアム支援企業として支援いただいているJETROの方々と次年度への新たな取り組みについて貴重なアドバイスをいただけたり、25年間パートナーとして一緒に歩ませていただいてきている生産者との情報交換など、色んなことが交錯し、キャパの狭い又右衛門の頭をフル回転させていただき、寒さに負けない熱い1週間となった。
そして今日土曜日は愛知での展示販売会に追っかけて行く予定であったが、深夜まで作業が終わらなかったため、展示会は、腕利きのスタッフに任せることにして、私は居残り自宅でパソコンと向かい合うことにした。
そして作業中にカレンダーに目をやるとあらためて今日は2月22日ニャンニャンニャンの日であることに気づいた。ちょうど1年前には、家族の一員であった保護ネコの「ハク」が他界し、とても悲しく、体調に影響を与えるほどの日々であった。今もまだハクの幻影をみることもあるが、体調に影響を与えることはなく、しっかり活動をできていると自分では思っている。
さ~~来週で2月も終わり、怒涛の3月繁忙期がくる。若干の不安もあるが、多くの仲間と一緒に仕事ができるのが楽しみで仕方ない。期待と花のつぼみが膨らむ3月が待ちどおしい。
昨日今日と都内での活動であった。今年になって海外出張のトランジットのため都内には訪れることはあったが、実際の活動は今回が今年初めてとなる。
今回はグループ会社の担当と一緒での生産者訪問である。空港ではいつも期待されている「りくろーおじさんのチーズケーキ」を仕込んで赤い飛行機に乗ってと羽田へと向かった。現地では又右衛門らしく悪天候での訪問となったが特に欠航などもなく現地に到着することになった。
そして雨が降る中、早速魅力的な自生植物が多い管理地や圃場を順番にまわらせていただいた。
今回の訪問の主な目的は、農業資材の販売やテストを行っていただくためのレクチャーや今後の新しいプロジェクトの方向性の確認と、私たちの新しい担当を紹介させていただき、迫った大きなイベントの材料検査も兼ねてである。
そして雨の中、陽が落ちるまで圃場を周り、暗くなったので一旦ホテルにチェックイン。再集合して食事をしながら遅くまで想いをぶつけ合った。今回ご一緒させていただいた生産者は素晴らしい植物にしたてあげる、まさに職人そのもので、植物に対する強い想いを持っておられ、多くを学ばせていただけるとともに、私たちの責任を強く感じることができた。
どのような取り組みかについては、ここでは控えさせていただくが、とっても面白く生産者の方々や、需要者にとって価値あるものに発展しそうでワクワクしている。またその他も多くのお宝も発見でき大満足の上京であったとだけの報告とさせていただきます。乞うご期待ください。
こんな感じであっという間の24時間。できればあと数日滞在して、じっくり進めたかったが、双方ともに中々時間が取れずで、楽しみな課題を残しての帰阪となった。
それにしても今回も素敵な縁をいただけたこと、本当にありがたく嬉しく思っています。このつながりをもっと強くし、植物を愛する方々に繋いでいきたく思っています。楽しみにしていてくださいませ。
最終日の朝も、鶏のように朝目が覚め、昨晩やり残したことを朝から行い、さっと食事を済ませた後、社内のWeb会議を行った。
内容は間近に迫った大阪・関西万博の植栽施工に関するものである。弊社もいくつかの国の植栽に関わらせていただき、施主さんやクライアントとの最終調整などを行ったりした。そして気がつけば次のミーティングの打ち合わせの時間が迫っていたので慌てて荷物をまとめてチェックアウトし、レンタカーを走らせ約束時間ギリギリでミーティング会場に到着することができた。
このミーティングは今回の沖縄名護プロジェクトの発起人でありキーマンの方と、チーム編成など様々な確認事項を行い、今後の構想をについて制限時間まで語り合うことができた。
そして、ほど近い拠点に向かい建築中ハウスに電気工事の打ち合わせで立ち寄り、確認作業を終えて、東南植物楽園へと向かった。高速道路は工事をしていたものの渋滞もなく、予定より少し早めに到着できたので、隣接する食堂にてランチ。今回は「みそ汁」をいただいた。沖縄で「みそ汁」と言うとドンブリいっぱいの野菜とスパムが入った汁に、白ごはんがついたもので、とてもヘルシーで美味しいものである。(またもやお腹を空かしていたので写真はないですので気になる方はネットで検索をしてみてください。)
お腹も満たされ準備万端で約束の時間をむかえたので現地に向かうことにした。東南植物楽園は去年の11月に開催された日本植物園協会の分野別会議の開催地であり、3ヶ月ぶりの訪問である。そしてその時には、触れる程度でしか話すことができなかったバラエングループの取り組み紹介と情報交換のための再訪である。
そして到着させていただくと日本植物園協会でとてもお世話になっている玉城さんと仲井間さんに出迎えていただき、早速会議室にて情報交換をさせていただいた。
その中で私たちの植物や環境に対する取り組みを話させていただいたところ、園も全く同様に考えておられ強く共感いただくことができた。また高みを目指す植物園ならではの取り組みや課題もあり、私たちの技術を有効につかっていただく提案もさせていただいたところ、早速試験に入っていただくこととなり、私としては双方にとって良いミーティングになったと思っている。また東南植物楽園さんは系列施設もあり母体が医療系と言うこともあるので、環境や人と植物の関係において、様々な取り組みをしながら最適解を求めていかれると思うので、私たちの活動がその一助になればとても嬉しいことであると感じた。
長い時間ミーティングをしていただいた後、園を見学させていただき、3月の再訪を約束して帰ることになった。出口では私たちの車が見えなくなるまでお見送りいただき、来場者に対する心遣いは本当に素晴らしい園であることを再認識させていただいた。
そしてここで沖縄でのパートナーとお別れし、名残惜しいが私は帰路に着くことになった。帰りの道路も渋滞などなくレンタカーの返却場所に到着。そして空港まで送っていただき、搭乗手続きを終えて、搭乗口へと向かった。
搭乗予定機材の遅れに伴い、少し出発は遅れたが、無事に離陸。その機内でこのブログを書かせていただいている。沖縄の生産者が温めてこられた取り組みに、迎え入れいただき約1年間でトントン拍子のように物事がすすみ、新施設を建てるまでに至ったことに、私も驚いている。きっとパートナーもこの加速を同様に感じていると思う。本当に楽しみである。
今回の沖縄ブログの初めにも書かせていただいたが、まずは何といっても大事なのは沖縄地元のキーマンである。それも土地を持っているとか、植物を豊富に持っている、資金が潤沢であるとかではない。地元の人や環境を考え、先を見据え様々なことを立案できる人。このような生産者は正直中々いないのではと思う。そのような人物を起点に、植物の知識、管理などにおいて日本でも秀でた能力を持つメンバーが加わり、縁あって1年前に私も加わることになった。そして何度も夜遅くまで語り合い、本音で想いをぶつけ合うことができた結果、お互いがリスペクトし合うことができる関係となり素晴らしいチームが産声を上げることになった。
さらにまた今回、新しいメンバーも加わり、さらに手がけられることが増え、このチームであれば今まで業界で完結できなかった領域のことができると考える。
いずれどのような活動名であるか?メンバーは?など施設のプレオープンには、公開させていただければと思っている。きっと業界の方々は、その組み合わせに驚いていただけるかと思うのでご期待いただければと思う。
そして私たちの国内外のパートナーや各生産管理地と連携を図り、先人の功績や技術を継承しながら新たな思考を加え、植物のため、植物に関わる人のためになる拠点をめざしていきたいと思います。しかしそこは私がめざしていた到達点ではなく、まだまだ第1章の幕開けです。これからは、同じ想いをもった植物が好きな人と一緒に感動的な物語を作って行ければと思っています。興味がある方は是非繋がっていただければと思います。そのような人に出逢えることを楽しみにしています。
みんな~~自分の会社の肩書や役職もおいてきて、選手に戻って一緒に植物(野球)しようぜ!!!!!
清々しい朝といっても外は真っ暗のためデスクワークを行い、ラジオ体操をした後、昨日のメンバーが再集合して、周辺の山や造園屋さん、生産者を訪問させていただいた。
山には魅力的な植物が沢山あるが、それらを採取すると言う目的ではなく、それら植物から学ばせていただこうと思いながら、色んな所を案内してもらった。
また造園屋さんや、材料屋さんもいくつか周らせていただいた。写真のトックリヤシは、素敵な表情をしているので根強い人気があり、私も昔から扱わせていただいたこともある。
またユスラヤシや八重山ヤシなど、沖縄らしいものも多く見かけることができた。
そして今の時期はちょうど各地で桜祭りが開催されており、街中でも大阪より一足先に桜を感じさせていただいて来た。
お昼には地元のお店で私はトーフチャンプルを食べながら、引き続き昨晩と同じようなテンションで語り合うことになった。
その後本部(もとぶ)周辺まで来たので、熱帯ドリームセンターを再訪させていただいた。昨年の訪問時にも書かせていただいたが、ここには魅力的な植物が多くあり、目の保養となる。
何回来てもゆっくり周りたくなるが、夕方から打ち合わせがあるため、駆け足で周らせていただくことになった。
ちょうど来月から始まるラン展準備もあり、様々な方が集まっていたので、ご挨拶をさせていただき、時間ギリギリまで過ごさせていただいた。
そして再び、拠点のハウスに戻り、建築会社の方々や、金融機関はじめこのプロジェクトに賛同し支えていただいている方々と現地確認しながら、今後の構想などを話させていただき、共感していただくことができた。そして皆さんをお見送りして、一旦ここで仲間とは解散し、私は別の用事があるのでホテルへ一旦戻ることにした。
そして荷物を部屋において再出発。そして用事を済ませて再びホテルに戻り、山積みとなったメール対応やデスクワークを行い、日付も変わってしまったので、ここらでブログ書きを終えて明日に備えることにします。おやすみなさい。
先週 例年にない寒さのタイから戻り、少し平年より暖かい日本に戻ったがやはり寒いな~~と感じながら沖縄へと向かった。
今回は昨年起ちあがった沖縄プロジェクトの候補地を確保し、実際に着工が始まった施設の進捗状況と現場にて各関係者との打ち合わせ。そして日本植物園協会でご一緒させていただいている東南植物楽園への訪問である。
いつものように朝一番の飛行機にて那覇空港向かい少し遅れて到着。駐機場にはジンベイザメがラッピングされた飛行機が停まっていた。初めてではないが見た目に可愛らしく到着早々穏やかな気持ちになれた。
ジンベイザメと言えば若かった頃、市場の懇親旅行に出かけた際に、同行者と、現地でたまたま知り合った人にジョークで「ジンベイザメをプレゼントするよ!」と笑いながら言ったのだが、その方にとっては冗談ではとっていただけなく、申し訳ない思いをさせてしまった経験がある。その際にも謝罪はさせていただいたが、あらためてお詫びを申し上げたいと思います。このブログを読んでいただいていることは万が一にもないだろうが、この気持ちが何らかの形で届いていただければと今でも思っています。
そして到着口をでてレンタカー会社のバスに乗り、レンタカーに乗り換えて、パートナーである生産者の圃場へと向かった。途中は渋滞やトラブルなくの走行であるが、万博や他のプロジェクトの電話が鳴り続き、安全第一なのでPAに停まったり、Bluetoothにて対応したりしながら気がつけば宜野座に到着をした。
事務所で再会を喜び合い、簡単に挨拶をしたのち、仲間とともに少し遅めの昼食をいただいた。昼食はやはりソバ。ただあまりにもお腹が空いていたので、写真を撮るのを忘れてしまった。
そして、パートナーとともに今回のプロジェクトの拠点となる伊差川へと到着。そこには昨年末から建設に入ったハウスは骨組みが建ちあがり、圧倒的な存在感を見せていた。この場所は幹線道路と自然が交差する名護では一等地と言える立地条件である。さらに今年夏にOPENするジャングリアに将来的に繋がる道にも面する予定で、沖縄において将来もっとも成長する有望な場所であるのではと思っている。
そのような場所に最大の高さ10mのハウスなどを配して、植物中心に、飲食や物販、スポーツなどを絡めた取り組みをしようと考えている。ここではプロジェクトの内容はこの辺にしておくが、この取り組みは先人の功績や技術を踏襲し、さらに新しい文化や技術、感性を注入した今までなかった植物の流通と交流の拠点にしていければと考えているので乞うご期待である。
そしてパートナーと共に、ハウスや周辺状況のチェックを行い、あらためてここまでくることができた喜びをみんなで分かち合うことができた。
現地施設のチェック終了後、一旦ホテルにチェックインし、再度集まりみんなで食事をしながら打ち合わせをさせていただいた。この打ち合わせにはこの構想を長年温めてきた中心的存在の地元生産者と、植物の知識において日本で指折りの活動家、そして又右衛門と互いが秀でた能力を理解し、その活動をリスペクトしている者同士が揃い、さらに今回から植栽において経験と知識、技術を有した凄腕が加わり、まさに役者が揃ったといえる状況でテーブルを囲むことができた。
そのようなメンバーが集まっているので、当然会話は盛り上がり、店中にその声が響き渡るほどのものであった。その人物は誰かな?と思っていただける方もいるかと思うが、みんな私と同じでとてもシャイなので、現段階では伏せているが、3月にはハウスが建ち、順次植物も配置され、初夏までには構想の数十%ぐらいまではできあげられるかと思うので、その際には、施設名も含めてご紹介できるかと思うので、興味がある方は楽しみにしていただければと思っている。
そしてラストオーダーも振り切るほど、飲んで食べて語り合って、さらに互いの信頼度が高まり結束力が高まるこの上ない決起集会になった。大興奮である。そして追われるように店をでて、ホテルへと送っていただいた。本当にエキサイティングな1日となった。
さ~~明日は、山や街での材料探しなどの予定。これまた楽しみである。
今日は日本青年会議所 京都会議 会場にて開催されるNPO法人 国境なき奉仕団の理事会・総会に出席のため前日より京都入りをしていた。
昨夕に京都駅に到着。まずは重たいリュックをホテルに預けて、総会前夜の懇親会に出席のため祇園方面へと向かった。歩いて45分ぐらいなので、いつもなら歩くが、数日前から腰痛がひどくなり、今回ばかりはタクシーの贅沢をさせていただいた。
そしてメンバーが集まる会場に到着。各方面で活躍される方々と再会を喜び合い、早速宴が始まった。
そして美味しいとり鍋をいただきながら、時には真面目に、時には熱く、時には笑いこけながらのとても楽しい時間となった。その後二次会にもお誘いいただいたが、腰痛は収まらずのため、一足先にホテルに戻り、腰をゆっくり伸ばし休めさせていただいた。
翌朝は少し回復したので地下鉄にて移動し、会場である国際会館に到着した。
入口には看板があり、20年前に卒業した青年会議所に懐かしさを感じながら、会議室へと向かった。
会議室には定刻前であったが既に多くのメンバーがそろっており、あらかじめ御用意いただいたところに着席させていただき会議開始までの準備をさせていただいた。
議事開始前に本年度副会頭が来られ挨拶をされたのちに、当団体の理事長である松山政司先輩の挨拶にはじまり理事会の各議事が進められていった。
今回は昨秋に開催した能登復興支援プロジェクトの報告や新しく組み直し大幅に若返りをさせた組織体制の発表などもされ、時間いっぱい活発な意見交換もなされ、新年度に向けて意思疎通ができた。そして休憩を挟んで総会も滞りなく終えることができ、1年間のスタートとなった。
またメンバーには昨秋開催した「がんばろう能登~ひとりじゃないプロジェクト~」の想い出アルバムが配布され、持ち帰ることにした。
終了後はランチにお誘いいただいたが、腰痛で皆さんに気を遣わせることになってはいけないのと、接骨院にて治療をしなければならないので、そのまま帰宅することにした。
そして帰宅しアルバムをみながら参加者やメンバーの素敵な表情やジャック・スパロウに扮した又右衛門自身を見ながら当時のことを思い返していた。
今回の理事会・総会にて監事も講評でおっしゃられていたが、様々な災害支援など活動がないことこそが本当は良いことではあるが、日本は様々な危険にさらされている災害大国。色んなことを想定して有事には実際に行動に移せる組織でありメンバーであろうという言葉に大いに共感させていただきました。
さ~安寧な1年間を祈りながら、いつでも動ける心構えで活動していこう。そしてまた1年後にこの場所で会えることを願うばかりである。