四代目又右衛門の頭の中を書いたブログ
MATAEMON'S THINKING BLOG
MATAEMON'S THINKING BLOG
幕張でのIFEX GARDEXへの急遽の展示会の翌日、私はタイへと向かう。
出発先日に宝塚に戻り、小さなスーツケースから、大きないつも勇気を与えてくれる友でもある海外用のスーツケースに心と荷物を詰め替えて出発をした。
その姿を見送る半野良キジくんが、私に「あんたの方がよほど野良やね!」と言われているような気がした。
今回のタイ訪問はいくつかの目的がある。全てをお話しすることはできないが(変ないやらしいことはありません笑)もちろん進行形のビジネスと、新たに関わることになるかもしれない案件、それとNGOに関わることである。
タイへの訪問は10回以上にはなると思うが、バンコクから離れた地での、井戸掘り作業や、学校づくりのお手伝い、施設の子供たちとの交流などで、プライベートな時間は殆んどなかった。今でも気温40度を超える炎天下の下での、運動会でヘロヘロになったことは記憶に新しく、そのなつかしさを胸に抱えての出国となった。
17日の夜に伊丹空港を出発。羽田空港を経由し、早朝、バさんンコクに到着。
ホテルに到着すると、現在でもビジネスパートナーである田中氏が待っていてくれた。
彼とは十数年前に、私が大阪青年会議所より出向で、日本青年会議所の国境なき奉仕団委員会に所属させていただいた時からの付き合いで、当時副委員長をつとめられた金森さんにも現在大変可愛がっていただいている。
そして今回は、金森さんはネパールでのNGO活動を終え、バンコク経由で帰国するのに、私もうまく時間を調整することができたので、久しぶりの異国の地での合流の運びとなったのである。
到着した日は、日曜日。今までになく時間があったので、気をつかわないメンバーとともにバンコク周辺を散策した。
朝ごはんをホテルで済ませ、水上マーケットに行ってみようということになり、タクシーに乗って1時間半で到着。
一人1500+オプション500バーツの2,000バーツで約2時間の水上マーケットを楽しんだ。
結構スピード感があるボートに乗り込み、お土産物屋さんや、寺院や観光スポットに上陸し楽しむことができる。おまけにヤシ類や色んな植物を見ることもでき、結構面白く初めての人には価値あるものだとおもった。
その後またタクシーに乗り込んで、昼食を済ませて帰るのだが、結構渋滞をしていて、ホテルに戻ったのが夕方。半日観光のつもりが、1日観光になってしまった。
そしてしばらくして、新たに先輩も加わり、みんなでディナーに行くことにした。ディナー中は当時の思い出話や今後についてのことなどの話をさせていただくことができた。そんな楽しい時間は過ぎるのは早く、とても名残惜しい気持ちでいっぱいながら、夜も更けてきたので、ホテルの部屋にもどることにした。
そして、翌早朝、先輩たち先着隊は私一人をバンコクに残し、帰国の途についた。
素晴らしき皆さん。本当にありがとうございました。また海外のどこかの地へともに向かうことができる日を楽しみにしています。
例年この時期には幕張メッセでIFEX・GARDEX(アイフェックス・ガーデックス)が開催される。
弊社も、数年間オリジナルの花器やプリザーブドフラワー(和・メリア)、はさみ、シザーケース、ワーキングユニフォームなど「又右衛門」「FIORE・FIORA(フィオーレ・フィオーラ)」などのオリジナルブランドを発表してきた。
そして昨年、一昨年は希少な輸入植物を「MATAEMON SELECT PLANTS」として発表させていただいてきた。その結果、私たちと海外ナーセリーとによる取り組みと、そこから生み出される植物の状態の良さを、日本の多くの人や海外のナーセリーの方々に認知していただけるようになり、日本では北海道~沖縄の方々からお問い合わせやご注文をいただけるようになった。また海外のナーセリーからも、弊社へ代理店として活動いただけないかという希望のご連絡をいただけるようになってきた。
IFEXはそのような結果を残すことができた展示会であったが、同じところに収まるのではなく、新しい出逢いを求めて、今年は例年とは違った告知活動をしていきたく考えていた。その一つが先日発表させていただいた「TEA‘sDesign」としての取り組みである東京新橋 アトムCSタワーの屋上にての研究デポ開設である。さらに拠点の豊中で新たな取り組みを検討しているため、本年のIFEX・GARDEXの出展は見送ることにしていた。
本年はそのような予定であったのだが、今春の上海での展示会で知り合い、先日の渡欧を含め、2度の接点から、スペインのFinca Hermosaというかなり大手のナーセリーから日本総代理店としてのofferがあり、急遽IFEX開催の2日前に合意に至り、急遽のFinca Hermosa社のGARDEXの出展のヘルプをさせていただくことになりました。
急遽の出展のため、正直準備不足は否めない状況であったが、本年輸入をされていた造園会社の社長さまや、スタッフさんの素敵なお心遣いと、ご協力を得て、何とか出展をすることができた。
今回はいつも出展させていただくブースとは場所が違い、正直ターゲットであるお客様は殆んど来ることは無かった。そのため実際の注文などは昨年などに比べるとかなり低いことになった。あらためてブース選定や見せ方の必要性を身に染みて感じた。
そのような中でも、今回提案させていただいた上記写真のような小型のオリーブに興味をもっていただき、高評価をいただくこともできた。ただしこのまま注文を待ったのでは販売にはつながらないだろうとので、来春に向けてネーミングなどをきちんと行い、ブランド化したうえで、プロモーションすれば、きっと成果は残すことが可能であると感じた。
でもしかし、私は販売金額だけで展示会の成果をはかろうとは思っていない。展示会の醍醐味は何よりも出逢いであると思っている。新たな人との出逢い、そして再会などそれは様々である。今回は少ない機会であったが素敵な出逢いがあった。
ユニークな展開をしているメーカーさんと出逢い、また一緒に商品化を行うことが出来そうな出逢いがあった。また先日弊社においでいただきながら、直接お会いすることができなかった造園されている方にも、この機会に出逢えた。また長くお付き合いいただいている大手小売店の新しいバイヤーの責任者の方ともお話しすることができた。
また私たちの活動に興味を持っていただいた方がFacebookなどをみて、わざわざ私に逢いに来ていただいたり、「ブログ見ています」「FB楽しみにしています」など励ましの言葉を掛けに来ていただいたり、本当にうれしく感じる時間となった。
さらに、私が展示会入り口で、取引先と待ち合わせのため、ウロウロしている時に、私に「写真をお願いします」とお声掛けいただき、てっきり私は、その方の写真を撮ってあげればいいのかと思っていれば、一緒に写真をと言うことであった。さらにその際にファンですとうれしい言葉もかけていただき、ありがたい気持ちになった。その時はとてもバタバタしていて、本来ならきちんとご挨拶をさせていただかなければならなかったのだが、それができずにいるのが、今でも少し心残りである。もしその方がこのブログを読んでいただいていれば、nobuyasu-kanaoka@baraen-rosegaden.co.jp もしくはFacebookからでも是非ご連絡いただきたく思っています。そして後日、是非どこかでお逢いさせていただき、あらためてご挨拶と少しでも植物の話をさせていただければと思っております。再会を楽しみにしています。よろしくお願いいたします。
そんなこんなの展示会で、今回も小さなしあわせを得ることができた。この素敵な縁をきっかけに、是非皆さんとともに大きなしあわせへと紡いでいきたいと思う。
今回弊社ブースのお越しいただいた皆様、出店に際しご協力いただいた皆様。本当にありがとうございました。
またどこかでお逢いできるのを楽しみにしております。ではまた~~。
7日に帰国し、そのままJF兵庫県生花 大阪(大阪植物取引所・梅田生花市場)で開催されているトレードフェスタに合流させいただいた。
この展示会も今回で20回目となるとのこと。弊社の拠点もこの地になり、仲卸としてもお世話になっているので、当然ながら出展させていただいた。
スペースに限りがあるため大きなものは搬入できないので、隣接する弊社販売棟への案内をさせていただいた。
今回 ご紹介させていただいたのは、何とか3年を迎えた貿易事業の案内と、新しい事業として取り組みを始めた「TEA‘sDesign」や「緑匠・又右衛門」の活動について触れさせていただいた。
https://www.facebook.com/teas.design
詳細についてはFBから見ていただければと思います。また「TEA‘sDesign」のHPも今月中に公開できるかと思いますので、良ければチェックいただければと思っています。
輸入植物も、手掛けて3年。今ではとても素敵なナーセリー6社の日本総代理店をつとめさせていただくまでになりました。
これもひとえに、素敵な植物、素敵な生産者、素敵なパートナーの皆様との縁から始まったもの。本当に素敵な出逢いに感謝です。
今後とも出逢いを求め、世界中を周りますので、よろしくお願いいたします。
>
早朝4時30分チェックアウトをし、タクシーにてバレンシア空港へ。
約20分で空港へ到着。チェックインを済ませ、出発までカフェにて待機。
そして、約1時間30分。パリ シャルルドゴール空港へ到着。悪天候での運航だったので、無事着陸した時には、機内から拍手がおきていた。
そして次の出発まで空港内でウロウロ歩き回り過ごした。
過ごすこと約4時間。定刻 関空行の飛行機に乗り込んだ。
そして今、機内で今回の渡欧を記したブログの最後を書いている。
今回の渡欧もそれぞれの地で、様々な人と出逢い、多くのご縁や学びをいただけた。中には今後の弊社の活動を大きく左右するのであろう出逢いもあった。本当に縁というものは不思議であり、大切なものであることを実感した。そして素敵なご縁に恵まれている私自身を実感できました。本当に皆さん。ありがとうございました。
多くの皆さんや、天地、自然に感謝をしながら、このブログを書き終えます。
毎度のことながら、毎晩電池切れ状態で書いたブログのため、見直すこともせず、だらだら乱文乱筆であることを許していただきたく思っています。
さ~帰国した日は、大阪植物取引所のトレードフェア。合流して現場の役に立たなければ・・・
今日午前中は、また別のナーセリーと商談を行うことになった。そのことに関しては、社外秘のため、また別の機会で形にして提案できればと思う。
数時間にのぼりミーティング終了後、駅まで送っていただき、再び空港のあるバレンシアへと列車で戻ることにした。
夕方、バレンシア駅に到着。そこから徒歩でホテルへ。到着したホテルはとってもアットホームな感じである。
フロントは普通のテーブルとノートパソコンのみ。
そして部屋に案内されるのだが、乗ったエレベーターは、L字型で扉が開くようになっており、とてもユニークであった。
4階の私が泊まる部屋に到着。そのこじんまりさがとてもいい感じであった。
ただ洗面とトイレは共用だったので少し不便さはあったのだが、小奇麗だったので十分に思えた。
そして荷物をおいて、バレンシアの街へ最後の晩餐を食しに行くことにした。
今回の渡欧で最後の晩餐だからといって、豪華なディナーをいただくというわけでなく、いつものように、以前訪れたことのあるカフェにて、簡単に済ませることにした。
そして最後の夜も、狭い部屋でスーツケースをデスク代わりに、パソコンと格闘。ただ明日朝の起床は3時30分。あまり寝る時間がないので、早目に寝ることにした。
朝一番、ホテルのビュッフェ会場が開くのを待ち、一番乗りで食事を済ませ、前回も訪れたナーセリーへと向かった。
このナーセリーは、オリーブの扱い本数では、かなり大手に入るであろう。さらに売り場面積の拡張や、施設の充実にも、かなり力を入れているのが一目でわかる。その中には、興味深いタイプのものが、数多く置かれていたが、そのままでは日本での流通は難しく思えるが、私たちによって、デザインすることで、大きく生まれ変わり、ヒット商品を創り出せることができるのではと感じた。
そして一旦圃場を後にして、午後からは、ラ・マンチャ方面のオリーブ畑に向かうことにした。車で約1時間30分。目的地に到着。
ここには樹齢千年を超えるオリーブが多くあり、その迫力を肌で感じることができた。
恐らくこのオリーブで樹齢1500年ぐらいであろう。折角のなので、パワーをいただき、旅の疲れを少し取っていただき、しばしここで視察を行い、再び帰路へとついた。
その途中で食事をとったのだが、初めていくこのお店がまた、かなり美味しい。
特に魚介が美味しく、贅沢なタコや赤貝?特産の海老の美味しさは格別で、このブログを読んでいただいている方に申し訳ないぐらいである。
それだけで、十分なのだが、さらにメインの肉料理。これまた美味しい。
もうひとつおまけに、デザートまで。さすがに食べられなかったので、写真だけを撮って、ごちそうさまをさせていただいた。
このような素敵なミーティング兼スペシャルランチをいただき、夕方遅くにホテルへと戻ってきた。
そしてこの日も、シャワーを浴びて、街へと出かけた。
単純にこの重機が欲しいなと思ったが、かなり高価のようなのであきらめることにした。商品や植物に関しては決して諦めないし、妥協もしないわたしだが、この重機は簡単にあきらめる私を弊社スタッフは許してくれるのであろうかと、ふとみんなの顔を思い浮かべてしまった。スタッフの皆様、ごめんなさい。
その他に露店も出ており、このような綿菓子やリンゴ飴もあり、大人たちに紛れて、子供たちも多く訪れていた。その他会場を簡単に視察し終え、ディナーを食べ、ホテルへと戻った。
そして引き続きデスクワーク。気が付けば深夜になったので、横になることにします。
今日は植物に食物。どちらも大変エキサイティングな一日になりました。
お疲れ様~~。おやすみなさい。
朝一番の列車で、バレンシアからエルチェに向かった。
早朝出発のためホテルで食事はできず、駅で簡単にコーヒーを飲み、列車に乗り込んだ。
出発してから約2時間、アリカンテ駅に到着した。駅にはいつものようにパートナーの会社から迎えに来ていただいており、車に乗り込み約20分で、エルチェに到着した。
エルチェには以前からのビジネスパートナーである2社があり、初日は2社とのミーティングである。
まずは1件目。ここは、私が初めてスペインよりオリーブを輸入した会社で、Officeではいつものメンバーが笑顔で出迎えていただけた。
そして簡単にミーティングを行い、早速、圃場を視察した。
昨年とは少し違ったものもあり、元気に活動しているのが確認できてほっとした気分になった。その後来年度の仕込みで、デザインなどの話し合いを行い、お昼すぎにホテルにチェックインをした。
朝食は殆んどとれなかったので、チェックイン後、早速行きつけのお店で、ランチをとることにした。
このお店は、スープがとても美味しい。この他に、サラダ、メイン、デザートがついて、9ユーロ。ちなみにフランス シャルルドゴール空港でのコーラは4ユーロ弱なので、それから比べるととても安く、さらに美味しいため、いつも多くの人でにぎわっている。
そして食事を堪能して、次のナーセリーへと向かった。
このナーセリーは、ヤシ類を主に扱っている。
今年は40℃を越える夏の暑さで、思ったように生育してないものもあり、万全の品質までには、もう少し時間がかかるように感じたので、年内はスぺインにて養生になるであろう。
これはDypsis decaryi ディプシス。植物園からも依頼が来る希少な品種。うまく育っていてくれればと思っていたが、もう少し養生が必要である。このままの輸送もできなくはないが、輸送中のストレスや、日本に着いてからの生育によっては、かなり厳しい状態になってしまう可能性が高いので涙をのんで今回は見送ることにしようと思う。
後は、今後についてのミーティングをデスクで行い、夕方遅くになったので、ホテルにもどり、シャワーを浴びて、食事がてら街中へ出かけた。
この日、詳細はわからないが、おまつりのようで、マリア様の像を、神輿のように女性が担ぎ、街中を歩いていた。
しばし、初めて出くわすお祭りを見学し、いつも通うお店へと食事に向かった。
ただ到着が少し早く、お目当ての店がまだ準備中のため、近くのタパス屋さんへ。
ここで本日の反省会と明日の予定についてしばしミーティング。そうこうしているうちに、時間も経ったのでお目当ての店へと移動。
魚介も新鮮で、大好物のムール貝をひたすら食べ続け、お腹も心も満たされた気分になったので、ホテルに戻りました。
そして再びデスクワーク。気がつけば深夜になったので、そろそろ眠ります。
おやすみなさい。
昨日の宿泊は、ヌレスという街の近くであった。朝7時、足早に食事を終えて、お迎えの車に乗って、まずはViveros Canos社のOfficeに向かった。
移動中では、朝早くでもあるが、昨晩の喧騒とは全く違った静けさである。何故昨晩が騒がしかったというとFOOTBALL(サッカー)のゲームが開催されていたからである。
ヌレスの人口は約45,000人そしてサッカー場の収容人数が23,000人で満席状態のこと。まさに人口の半分が、FOOTBALLに熱狂しているということになる。それを聞かされると街中が騒がしくても当たり前だとすぐにわかった。結果は地元チームが1-0で勝利したとのこと。まー何にせよ、良かったと感じた。
しばらく雑談した後、車はオフィスに到着した。そしてデスクで今日の予定を確認し、早速現地を見回った。
いつも目的地に行く途中には、このようなアガベ アメリーカナをときどき見かける。このアガベは開花すると枯死するため植栽には向いてないかもしれないが、そのフォルムはユニークである。
しばらくして、オリーブの圃場へ到着。ここでオリーブについての今後の取り組みや、日本以外の海外出荷の相談などを行ってきた。
ここで少しTEA TIMEをして、事務所近くの出荷場へ戻り、出荷間際の植物のチェックを行った。
これはダシリリオン ロンギッシマムこの中から状態のいいものを送ってもらう。
相変わらずの美しさのユッカ ロストラータ ブルー・スワン。このナーセリーの一押し商品である。
これはユッカ リネアシス、ユッカ ケレタロエンシス。美しい形。
これはトリーミング前の ユッカ ロストラータ ヒドラ。幹の分岐具合は、まだ見えないが、トリーミング後はいい感じに仕上がると思う。
そして、なんとダシリリオン ウォーレリーのカール。突然変異で出たのだろう。彼らは、ノリナ ネルソニー トルネード同様に別名 KANAOKA MODELと嬉しそうに言っていた。何にせよ。このようにネタとして言ってもらえるのもありがたいと感じながら愉快に視察をした。
これは人気の100年オリーブ(百年オリーブ)数は潤沢にないが、いい感じで仕上がってきている。来年の到着が楽しみである。
そうこうしているうちに、ランチタイム。いつも行きつけのレストランで食事をごちそういただけた。
そこでレストランの素敵な店員さんに、私がつけているネックホルダーがどこで買えるのかをきかれたので、買ったばかりで汚れてもいなかったので、そのまま差し上げた。
食後のデザートは焼きリンゴ。大好物でもあり、お昼から食事を堪能できた。
午後は主にデスクワーク。今後のことや、日本総代理店の契約更新などについての意見交換を行い、夕方まで熱く語り合った。
最終的にさらにこちらとしては常に向上心を持ち、オリジナルや高品質のデザットプランツを供給してくれるViveros Canosへの不満はなく、先方も弊社への信頼は揺らぎないものであるとのことから複数年の日本総代理店契約を更新することになった。
でもしかし、私は思う。
日本総代理店として他社には無い素敵な植物を販売できるということより、こんな素敵な人たちの代弁者であり、彼らとともに歩むことができることを何より誇りに思う。と言うことを・・・。
そしてミーティング終了後、バレンシアまで送っていただき、食事を済ませ、ホテルに戻り、デスクワークを終えて、深夜ベッドに横たわった。
9月30日 今年2回目のスペイン訪問である。
今回の訪問は、FERIA VALENCIAで開催される展示会「IBERFLORA2015」への参加と、新しいナーセリーおよびビジネスパートナー訪問のための渡欧である。
9月30日の早朝に宝塚を出発。西宮経由で関空に到着。そして午前便で出国、パリ シャルル・ド・ゴール空港経由で、深夜 バレンシア空港に到着した。その後すぐにシャワーを浴びて、デスクワークを行い就寝。
翌日 タクシーでIBERFLORA2015 会場へ。
会場入り口には出展者であり、弊社が日本総代理店をつとめさせていただいているViveros Canosのマリアさんが迎えに来ていただき、再会のハグとともに早速会場のViveros Canosブースへと向かった。
Viveros Canosブースには、このナーセリーオリジナルの、日本でも大人気のデザットプランツ「ユッカ ロストラータ ブルー・スワン」や「ユッカ ロストラータ ヒドラ」などが展示されていて、多くの人を惹きつけていた。
ここで少しミーティングをさせていただいたのだが、日本同様、ドイツ、フランスなどでも人気が高まってきているようで注文も増えてきたとのこと。私たちとしては人気の高まりは喜ばしいことである反面、成長にとても時間がかかるデザットプランツの品薄はつらいと伝えたが、以前から予約し確保しているのと、強固なパートナーシップから、極力日本向けは確保すると、とてもうれしいことを言っていただけた。本当にありがたい話である。
そしてミーティングを終え、展示会開場を数時間まわったので下記にアップします。
以前からのビジネスパートナーや、友好関係であるナーセリーを含む、バレンシアを中心に活動するエリアの視察
次にその他の地区でのナーセリーなど
資材関係のブース
途中で予約していただいていたランチをいただいた。
この巨大な食べ物は一見 パエジャ(パエリア)のようだが、お米ではないので
FIDEVA フィデヴァと言うらしい。とてつもない鍋に、エビが数百匹も敷き詰められていて、これで何人分?と言うぐらいの大きさであった。
味は少し塩味がきいていて、エビの風味が強く、とても美味しい初体験の料理であった。
このようなランチをはさみ、数件のビジネスパートナーと初めて会うナーセリーと興味深い話をさせていただき、さらにこれはいける!というネタもいくつかつかんで、気がつけば夕方になったので、ホテルを予約しているヌレスの街へと向かった。
そして部屋でしばらくデスクワークをして、Viveros Canosの方々とディナーに向かった。
今回のディナーは自宅にご招待いただけき、いつもと少し違った感じで、美味しい料理もいただき、とても楽しく過ごさせていただいた。
何から何までお世話になった、Team Viveros Canosには本当に感謝である。
そして名残惜しいが、夜も更けてきたので、ホテルに戻り、実質の初日は終わりを迎えることになった。
27日28日は月見とスーパームーンでお月さんが注目を浴びる日がつづいた。私もそれにのっかり、オーストラリアからのショートステイで来てくれているゲストへのホスピタリティーとして、素敵な月を見ながらのおもてなしを工夫させていただいた。
27日は自宅でのバーベキューをおこなった。オーストラリアの人の多くはバーベキューが大好きなので、日本の食材を炭火で焼くバーベキューを設営し、ワイワイガヤガヤ言いながら開催。
そのような設営で、私が貢献できることは少ないので、せめてコスチュームぐらいはと思い、このような感じで参加させていただいた。その心意気をかっていただけたのか、調理の腕前は別として、とても喜んでいただくことができ、みんなで楽しい時間を過ごすことができた。(90%は自己満足かもしれないが・・・)
そして28日はスーパームーン。大忙しで通常業務や打ち合わせ終えて、ゲストを連れて神戸の街を案内した。
私は最近、大阪市内に出るよりは、東京都内に出る方が多く、神戸市内に出るよりは、海外に出るほうが多いような状況。
そんな中、久しぶりにみる神戸の夜景は、美しさに加え、懐かしさも感じ、とても心地よい時間を過ごすことができた。
それと同時に、もっとこの地で、活動してみたいという気持ちが高まり、ゲストが夜景の美しさに一喜一憂している間も、私は月を見ながら色んなことを考えていた。その中には具体的に可能性のあるものや、ちょっと夢物語的なものもあるが、多くの人にとって価値あるものになるのであれば、何とか実現できるようにしたいと強く思うことができた神戸の夜であった。そして連夜のムーンイベントを終え、帰路につくことにした。
帰宅すれば、昨日のバーベキューの時に飾った、ススキの横で、ハクが月を見上げていた。
きっとこの時のハクは、自分をウサギだと思っているのかな~~と一人で勝手に想像をしていた。
素敵な月光を浴び、少し浄化されたかな。9月もあと少し。頑張っていきますね。