四代目又右衛門の頭の中を書いたブログ

MATAEMON'S THINKING BLOG

初日の農業分野での調査などを終え、週末は花き園芸生産者をまわらせていただいたので、その中から少しピックアップを。

まずは、日本での正規販売を委託いただいたヤシを専門とする生産者さん。

とてもまじめな方たちで、色んなことを一緒に研究をしてくれている。写真のようにビスマルキアもココピートで順調に成長をしてくれている。

他にも日本への輸出仕様にしたものも、しっかり根付いているようであった。

また3~5年後のために、最初からココピートでの生産も順調に始められていた。ここからどのような植物が芽を出してくれるかは内緒(笑)乞うご期待である。

他にアデニウムの生産者を再訪。色々なタイプのものを保有していて、私たちのオーダーに応じて生産をしてくれる魅力的な生産者である。

 

アデニウムは、日本で安価に流通する品種など、播種から半年も経たずして、そこそこのサイズに生長するものから、写真のような葉がとても小さく、生長が遅くかなり長い年月が必要なものもある。

他に葉の丸いものや、幹が黒いもの、花の色や咲き方にも特色があり結構奥が深い。このような中から半年後や数年後の需要を想像しながら、仕込んでいくのは少し不安もあるが、楽しみでワクワクする。ただいずれにしても大切な植物の命を預かるので、無責任な簡単な気持ちで行ってはいけないことであることだけは、いつも頭の中に叩き込んでいる。

他には、とてもユニークな形のブレーニアも見ることができた。中には8ヘッドのものもあり、目を輝かされてしまった。

モカラの生産者とも会うことができ、とても大切な宿題もいただくことができた。

デンファレを生産し、多くを日本に輸出している方ともお会いすることができた。実際に取引はないものの、いつもFacebookで応援していただけるので、今回はリアルでお会いし、話が出来たのでことは、とても嬉しい思いがした。

その他いろいろな生産者の方々とお会いできたが、まだ公開することができないため、今回はこの辺で・・・・・

Facebookはありがたいもので、スーツケースが不調とアップすると早速バンコクでの修理屋さんなどを教えてもらえた。何とか帰国までには直してもらえそうなので一安心である。

さて今日は今回の訪タイの目的の一つである農産物の調査で市内スーパーをウロウロさせていただいたので少しご報告。

私の活動は、もちろん花き園芸が主役ではあるが、最近の活動を見ていただいている方はご存知かなと思うが、農業にも携わっており、実際にグループ会社のマリネックスやアースフィールからは、有機JAS適合のバイオスティミラントや自然生態系調和型資材などを開発し、農業においても、広くお使いいただいている。

千葉の著名なトマト生産者もおつかいいただいており、「甘味、酸味のバランスが良い、旨味のあるトマトができる。」「日持ちが向上する」との声もいただけている。

そして本年度 JETROの輸出大国コンソーシアム支援事業に採択いただき、輸出事業に積極的に取り組んでいて、今回の訪問時に、少し時間をとって、タイで販売しているトマトを少し探求したいと思って、スーパーや百貨店でいくつかのトマトをピックアップさせていただいた。

それぞれに特徴がある。日本から来られてタイでつくられているトマトや日本から輸入しているもの、タイでタイ人が作っているものなど色々である。

どれが美味しいか?お値ごろか?などについては、品種も価格も違うし、一回買っただけで判断して、コメントするのは大変失礼な話だし、人によって好みも違うので、ここでは控えさせていただきたい。

平均気温が高いタイにて、美味しいトマトをつくり流通させるのは苦労がいると思うが、是非私たちの資材を使っていただければ、さらに美味しくなるのではと思い、きっとチャンスはあると思いながら、ひたすらホテルの部屋で食べ続けさせていただいた。

それと私たちが日本で取り組みを始めて、大きな効果が確認できているサツマイモについても少しリサーチ。あくまでも焼き芋ではあるが、甘味や触感などをチェックさせていただいた。

ここでも私たちの作り出す特殊な苗やオリジナル資材を使えば、大きな効果が得られるだろう感触も手にすることができた。

もちろん、数回来ただけで判断も何もあったものではないが、日本での経験値や新しい技術は、入り込む余地はあると言えるだろう。

今後は、タイにても花き園芸、水産、畜産含む農業、観賞魚などのペット、環境分野でも製品と技術を拡げていければと考えている。簡単なことではないが、簡単でない分やりがいもある。今後の展開を見守っていただければです。

今回のタイは、いつもの先日来の生産地での取り組み進行状況の確認などもあるが、メインは、出張後編の日程で開催される大阪商工会議所が主催する「タイ グリーンミッション」に参加するためである。バラエングループのメインの花き園芸とは少し違うかもしれないが、農業、環境などについては関わるところもあり、相談してみたところ是非とお声掛けいただいたのと、むしろ普段接点の少ない人たちから学ぶことが多いのもあるので、申し込ませていただき、今回のタイ訪問となったのである。

さて出発当日。出発前の社内ミーティングを行い、多くの並行している取り組みについて確認を行った。そして昼一番には、薔薇園植物場の新年度の会社方針について説明をさせていただき、終了後、荷物を積み込み、伊丹空港へ送ってもらった。

今回は、会社方針説明会を急遽差し込んだため、伊丹空港から成田空港を経由し、スワンナプーム空港に向かう。

今回は天候の不安もなく、ただあるのは私のいつもの物を失くしてしまう不安ぐらいでの出発である。飛行機も定刻に出発。いつものようにJALのCAさんに、お迎えいただき、

いつもの非常口座席に座り、バンコクへと向かった。

今回は隣に座られる方もいなかったため、広く使わせてもらえ、デスクワークも会社や自宅同様に快適に進めながら、定刻より早めの到着となった。

そして入国審査ゲートは夜遅いのもあり、すいていたのでスムーズに。そしてターンテーブルで荷物を待つこと10分程で、無事に荷物が出てきてピックアップ。そしてスーツケースの上に、資材が入った重いバッグを載せると思うように動かない。

おかしいなと思いながら向きを変えてみて、何とか行けそうだと判断して、階下へと降りていった。そして機内では最終電車には間に合わないだろうと思うのと、今回は、リュックも含めると3つのバッグで約50kgになるため、腰痛もちの私には移動が大変なので、今回はタクシーでの移動と決めてはいたが、階下に降りて、多くの人が小走りで駅に向かっている姿を見ていたら、まだ最終電車に間に合うんだと思うと、急にもったいない精神がこみあげてきて、同じように小走りで、ホームに向かい、無事に電車に乗ることができた。

タイのタクシーは日本から比べるとかなり安く、ホテルまでは日本円で2500円ぐらいだが、多くはメーターを倒さず、中には通常の数倍もの値段を要求するドライバーもいて、それを値切ったり交渉したりすること自体が好きでないのと、電車を乗り継げば300円未満ぐらいで最寄り駅まで行けるのを知っているのでどうしても、気が進まないのである。

そして動きが不自由なスーツケース苦労しながら押したり、ひっぱったりしながら、エスカレータやエレベーターを探しながら、何とかBTSの最終にも間に合った。

そして宿泊施設の最寄り駅に到着し、ここからホテルに向かうのだが、さらにスーツケースの動きが悪くなり、中々動かせずに、ガタゴトの歩道を進んでいると、とうとうスーツケースの車輪が欠けてしまっていたようである。

そこからはさらに悲惨で、担いだり、無理矢理引きずったりしながらホテルに向かったので、腰は痛くなるは、横断歩道を横切る時、車に急がされて、思いバッグがずり落ち、手首や指をひねるや、血豆ができるはで、かなりハードな移動となった。それでも汗だくになりながら、ホテルに到着。部屋に入って荷物を置いて何とか一息つくことができた。

思い起こせば空港でピックアップした時に、慌てずしっかり見ていれば、車輪が壊れていたことは見つけられていたと思うし、タクシーに乗れば、こんなことはならなかったかもしれなかったな~~と思いながらも、ボロボロになりながら山を登り切ったような、妙な達成感に包まれながら深夜シャワーを浴びて、しばらくしてネコのいないベッドで横になった。

さてとスーツケースどうしようかな???

明日起きてから考えよう・・・・。おやすみなさい。

今日は大阪市内にて、施設開発を行っている某大手企業にて講演依頼があり、時間厳守のため電車で向かうことにした。

駅から目的地に向かう途中では、ネコちゃんに激励され???定刻に無事到着することができた。

今回の講演も「健康な植物(みどり)のちからで、社会の課題を解決する」をお題目に、バラエングループが新しく提案する自然生態系調和型資材として展開する細胞膜透過性資材を使用した技術による、プラネタリーバウンダリー対策とネイチャーポジティブの実現に寄与する取りについてお話をさせていただいた。

参加者は植栽の専門家ではないが、これからの植栽のあり方などに興味を持っていただけ、講演時間の1時間、参加者全員が真剣な面持ちで、耳を傾けながら、集中して聞いていただけていたのが印象的であった。

私たちの提案は、従来の植栽管理や農業とは違った視点での取り組みであるため、従来のやり方が沁みついている専門家よりも、スッと吸収していただいているように感じた。

講演終了後にも、積極的に質問に来られ、今後のご相談もいただくことができ、今までなかった魅力的な取り組みができそうな予感がして楽しみである。

講演終了後には、日本みどりの研究所の事務所がある富国生命ビルにて実験中の植栽の状況確認などを行うとともに、今後の取り組みについてテラプロジェクトの小林理事長からご教授をいただくことができた。明日から出張の準備のため、早めに帰宅することにした。

帰りの電車は、早めの時間であったので、座ることができ、車内でパソコンを開いていたが、急に睡魔が襲ってきて、とりあえずパソコンを片付けるまでは記憶があるが、その後の記憶がなく、気がつけば降りる予定の山本駅を寝過ごし、売布神社駅までいってしまった。普段は長時間の飛行機でも眠れないのだが、わずか25分の電車で寝過ごすとは思っていなかったため、何となくショックであった。ただおかげさまで10分ぐらい熟睡でき、そのおかげで帰ってからも明日の社内会議の資料も作ることができたので、良い充電となったと言える。

さて明日から出張。自宅のネコちゃんたち、転げてないで留守番をよろしくです。

久し振りに北部にあるオリーブの管理地を訪問しました。

以前からのオリーブもあるが、今春日本に来てくれて、納品前の養生中であるオリーブくんとの再会。

今回のオリーブくんは、日本で完全に土での栽培もあり、若干芽吹きも遅いようだが、しっかり育ってくれていてホッとする。迎え入れていただける方の笑顔が頭に浮かんできて嬉しくなってくる。それにしても大きさ以上に迫力を感じがするとても魅力的な存在。恐らく樹齢は約700~1000年ぐらいかな。人によっては1200年以上と言う人もいますが・・・・

背は低めだがどっしりしていて安心感があるお気に入りの子である。

まるで龍のようにも思える又右衛門のとてもお気に入り。無理やり横倒ししたようなタイプでなくとても良い感じである。少し特別なところで植栽をしたいと考えているので楽しみである。

その他にも、以前に来ていただけたオリーブくんたちも元気にしてくれていて、お迎えが来ることを楽しみにしてくれているようにも感じた。

また流木たちも、入荷時より少なくなってしまったが、まだまだ素敵なものがいっぱいあるので、機会があれば、皆さんも観ていただきたいと思っているのでお楽しみに(^^♪

今日8月19日は俳句の日、バイクの日である。といっても俳人でもないし、昔から単車には乗らないため、正直あまりピンとは来ない。

今回のブログはこのようなくだりから入るということは、あまり活動ができていなかったのかな?と思われる方もいるのかなとは思うが、実はその逆で、ブログもだがFacebookなどのアップもできないほどバタバタの一週間であった。

まず週初めは、何といっても近畿を中心に台風の影響が多くあった。ここであらためて今回の台風により被災された方々お見舞い申し上げます。一日も早く日常を取り戻せますようお祈り申し上げます。私事ではあるが自宅の近くでは大きな枝がいくつか折れて、その撤去で強い風に振られながら雨の中を走り回ったりしていた。

そして私たちの事業所は、スタッフによる先んじての配置や手配によって、大きな被害は未然に防ぐことができた。ただそういっても施設の破損や植物への影響が多少はあったので、私たちも回復に向けての日業業務と並行して取り組んでいかなければならない。今回の台風が最後になってほしいと祈るばかりである。

今に始まったことではないが、今回の報道でも多く、土砂崩れなどの災害が多く報じられている。もちろん防げない災害の大きさかもしれないが、中には植樹されている植物がしっかりした根をはらしていなかったために、土砂の保水力は低下し災害につながっただろう思えるものもあり、実際には施工管理などによって防げた災害もあるのではと感じている。このことについてはまた別の機会でお話ができればと思っている。

週中には、淡路島、大阪、三木、堺において連日、素敵な出逢い、貴重な学び、新しい取り組みの始まり、輸入貨物の到着、海外プロジェクトのスタートアップなどバタバタであった。

週末にはグループ会社の新しい取り組みの打ち合わせもあり、まだまだ進化しようとする私たちの取り組み、積極的なスタッフに勇気づけられながら全く不安がないかと言われると嘘になるが嬉しい意味での大忙しの一週間であった。

来週は別の海外プロジェクトや講演、海外出張などこれまた大忙しである。暑さを吹き飛ばす熱い想いで頑張っていきます。

最後に一句「いそがしや。あ~いそがしや。いそがしや。」

どこかで聞いたことがあるように思いますが(笑) 皆様素敵な週末をお過ごしくださいませ。

先週末は地元のお祭りもあったため、宝塚に戻り、週明け再び関東へと向かった。

今回の目的は、今春、包括連携協定を結ばせていただいた千葉県いすみ市に、ミーティングと現地調査であった。いつものように朝一番の飛行機で羽田へ。

そこからモノレールとJR線を乗り継いでいくと、通常なら午後からの打ち合わせに十分間に合うのだが、今日は東京駅にて列車に乗った後、京葉線区での事故によって大きく遅れての到着となった。

まずは市役所にて、簡単にミーティング。環境に配慮した新しい技術の説明をさせていただき、その有効性に期待を持っていただけた。

そして何よりも現場一番なので、今回の協定にもある観光としての花き園芸で起きている課題解決と、いすみ市の取り組みについて触れさせていただいた。

最近では多くメディアにも取り上げられている「いすみ鉄道」 特に菜の花と桜の時期が美しく、多くの人が訪れる観光スポットでもある。今の時期、菜の花は咲いてはいないが、透きとおった青空と緑に、黄色の可愛らしい電車が映えて魅力的な光景であった。

また国吉駅周辺では、農園や花壇など様々な取り組みをされていたのが印象的であった。

ただ、いすみ鉄道沿線の美しい光景や、駅周辺の取り組みが保たれているのは、その裏方でいすみ市の方々や地域ボランティアの日々活動があるからである。頭が下がる思いである。

その他にも、リーガースベゴニアなどの生産者やその他の施設などを周らせていただくことができ、ほんの一部しか見ることができてはいないかもしれないが、実際に現地を訪れ、植物に触れ、土に触れることにより、現地の状況や課題などを少し理解できたと思う。さらに何よりも現場で活動される方々からの声は貴重で、その努力は尊く思えた。今後も引き続き、現地の人びとや植物に触れ、耳を傾けながら、私たちのもつ新しい資材や技術などによって、後押しをできればとあらためて思うことができた。

そして時間が許される限り現地を案内いただき、制限時間となったので、都内に向かうことにした。

その帰りの途中、急遽仲卸の社長からご連絡をただき、美味しいハンバーグをいただきながら、今後についてなどをざっくばらんに話し合うことができた。ぜひこのような若手がどんどん育っていただきたいと思いながら、私が残せることを考えながらこの地を後にした。

翌日も都内にて活動。うだるような暑さの中、屋外を歩き周ってへこたれそうになることもあったが、一か月おきのタイでの活動のおかげもあり、少し強くなったのか、何とか能動的に動くことができた。

週中には台湾のビジネスパートナーに訪問していただき、久し振りの情報交換もでき、貴重な時間を過ごさせていただくことができ、実り多い週となった。

今週このような時間を過ごすことができたのは、この暑い中でもへこたれずに本業の卸に徹して活躍してくれている素敵なスタッフのおかげである。彼らの植物に対する想いやお客様への想いは半端ではない。頼もしい限りである。私はそのような背中を見ることで、活力が生まれてくる。ぜひ何とか厳しい夏、お盆を駆け抜けて欲しいと心から願ってやまない。

8月4日5日と宝塚山本の園芸流通センターにおいて、「山本納涼夏まつり(盆踊り)」が4年ぶりに開催されました。

このイベントは、山本の自治会はじめ多くの団体が関わり開催されているイベントで、COVID-19の影響でここ数年開催ができずにいたが、本年4年ぶりの開催となり、その手伝いにほんの少しだけ又右衛門も参加させていただいたのでご報告を。

まずは、仕事を終え会場につくと、驚くほど、人、ひと、ヒトという具合に、大勢の方にお越しいただいていた。その混雑ぶりは、いろんな関係もあり写真は撮ってはいないが、明らかに今までの開催より多いものであると感じた。私の参加は2日目のみであったが、初日はさらに多い人出で、開場を早めるなどの大盛況であったとのことである。

そして私は今回も年齢を配慮していただいてか、比較的すいているお面売り場を担当させていただいた。

今までは、以前の投稿を見ていただければわかるが、ショッカー(仮面ライダーの敵)のお面をして参加してきたが、今回はイメージを変えて「ちいかわ」にさせていただいた。「ちいかわ」ファンの皆様には失礼いたしました。

その効果は全くなかったかも知れないが、おかげさまで多くの方々にお買い上げいただき、人気のお面など完売するものが多くあった。

また販売中には、祭りのだんじりなどで一緒に活動している青年たちにも、陣中見舞いに来ていただき、再会することができ、とてもうれしく思えた。そして、いつもながらの素敵な太鼓の拍子にあわせて、盆踊りが行われ、2日間の山本納涼夏まつりは大盛況のもとの閉幕となった。お越しいただけた皆様、ありがとうございました。

今回、又右衛門がお手伝いに参加したといっても、出張もあったが、準備、片付けなどにも参加できず、短い時間の冷やかしのような手伝いになってしまっていることは申し訳なく思っています。この場をお借りして、皆様にお詫びと、そのような参加でも笑顔で迎えていただいた地元の皆さまに本当に感謝です。猛暑の中、設営、開催、片付けをされていた皆様のホスピタリティーには頭が下がります。ありがとうございました。あらためての御礼は照れくさいのでお面をしたまま、御礼いたします。

4年ぶりに多くの方々と地元の皆さんが、笑顔で接して入れる景色を、お面越し観ながらジーンときた又右衛門でした。また早くも来年が楽しみである。

バラエングループの代表企業である薔薇園植物場は、8月から新年度となる。

昨季は労務改善などいくつかのことに着手し、厳しいながらも各スタッフの努力により、一定の成果を残せたことは大いに評価できると言える。スタッフの皆さんには大いに感謝である。そして今週、それぞれが新たな思いで新年度がスタートした。

お朔日はいつものように氏神さまを参拝し、先月と前年度のお礼を伝えさせていただいた。その後、三木に移動し、アースフィール資材の定例ミーティングと技術講習会、山本に戻って、新資材の提案など、アッという間の1日となった。

翌日は、大阪市内の中心地で2025年OPEN予定のとても素敵な施設の植栽についてご相談をいただき、また植物が活躍する場所が一つ増えることに喜びを感じることができた。

週の後半は都内にて活動。この日も都内に向かうためいつものように伊丹空港から始発便に乗る前に、休憩室にいたところ、以前にお仕事でとてもお世話になったことがあり、現在要職につかれている方にバッタリお会いし、いろいろ興味深い課題もいただけ、あらためてお伺いすることになった。

羽田到着後、青年会議所時代の先輩にもバッタリ、朝一番から思わぬ再会が続き、とてもテンションが上がる出張の始まりとなった。

そして到着後、そのまま市場での打ち合わせ。初めてお会いさせていただくことになった方であったが、考え方や方向性が似ており、今後すぐに繋がるものと中期的に繋がる取り組みについて、ざっくばらんに話をすることができ、とても意義深いミーティングをすることができた。今はお盆期間のため双方がバタバタしているので落ち着いてから、早速進めていきたいと思っているので、とても楽しみである。

そして新橋に移動。昼食をはさんで、お約束させていただいた方に久し振りにお会いすることができた。それは、ともさん。セネガル訪問時に大変お世話になった方である。彼女はセネガルにて、センスのあるとても素敵なインテリア雑貨をデザイン・制作し輸出をしている。そして又右衛門の訪問時の通訳と現地アドバイス、そして植物輸入に一役かっていただけた、とてもアグレッシブな方である。

※写真は当時のものになります。

以前アップしたブログを読み返すと、前回のセネガル訪問は2018年8月はじめなので、ちょうど5年前の同じ日に出逢ってからの再会である。そして今回、夏休みで日本に来るにあたって、ご連絡をいただき、お会いすることになった。

ただこの再会は単に懐かしいですね~~。元気にしていますか?の挨拶ではなく、当時現地で今後の取り組みについて話をしていたことを温めていただき、プランとして持ってきていただけた。さすが、ともさんらしい。

※写真は当時のものになります。

プランの内容は、今の段階ではお話できないが、簡単にやりましょう!という簡単な物でもなく、引退も視野に入れ始めた又右衛門が日本にいて片手間でできるものではない。ただ5年越しの想いでもあるので、調整がつけばチャレンジしてみたいとも思っている。いずれにしても、セネガル再訪が必要になってくるので、年内のスケジュールはほぼ埋まっているので来年になるであろうとは思うが・・・。

そのように思い出話などする時間がなく、今後についてのみお話をした後、お互いの背中を押し合うように見送りながら、再々会を約束してお別れとなった。

セネガルから来て熱中症にかかっている彼女たちには、驚きを感じたが、是非残りの日本での日程を健康に過ごしていただき、セネガルで再会することを願ってやまない。

次の日、4日もいつもご支援いただいている方の紹介で、面談の機会をいただきお会いすることになった。どのような立場の方であるとかは、いろんな関係のこともありアップはしないが、色々な経緯で今のお仕事をされていること、その方向性に共感するところが多くあり、多くを学ばせていただける素敵な方であった。また私たちの取り組みや、植物に対する想いもご理解いただき、きっと素敵な取り組みに発展していけるのではないかと思っている。

ここでは簡単な紹介にして、多くを伝えさせていただくのは、今後のお楽しみとさせていただければと思う。ただこのプロジェクトの目的はとても大切であり、植物も喜んでくれるであろう。健康な植物(みどり)の普及をめざす活動家として、とてもやりがいがあり、進めていかなければならないと感じることができた。近い日に約束させていただいた再会の日が今から楽しみである。

午後からは、農水省へ。ここでは、要職を務められ、明快な思考と実行力を兼ね備えた魅力いっぱいの方と、お話をさせていただく機会をいただけ多くを学ばせていただけた。そして私たちのネイチャーポジティブ実現に向けた自然生態系調和型資材やそれらを使った新技術を紹介させていただいたところ、高く評価いただき、今後についての進め方についてアドバイスいただくことができた。

このような都内での2日間の活動を終えて、帰路の途中に通った日比谷公園では、宝くじの販売カーが出ており、その告知には、今日が「天赦日」「一粒万倍日」「大安」が重なったトリプル開運デーとのことを知らされた。

新年度の滑り出しに、とても素敵な方々とのご縁をいただけ、まさに出発にはこの上ない日であることを大いに喜びと期待を感じることができた。本当にワクワクである。

このワクワクのおかげか、降り注ぐ強い陽射しを暑く感じることなく、心地よくさえ感じるものになった。さぁ、この1年間、しっかり頑張っていこう。視界良好である!!!

さて今回のタイ紀行の最後は同行スタッフとともに行った現地での作業について書かせていただきます。

ご存知の方がほとんどかとは思いますが、一人でも多くの人に周知いただくために敢えて今回も話させていただきますが、日本はじめ、多くの国々は、植物を輸入する際は、土が付着していては輸入できないというルールがあります。

それは土に日本の植物や生態系に悪影響を及ぼすものが含まれている可能性があるからである。そして世界各国の中でも日本の植物検疫の検査はとても厳格です。その規制のおかげで影響があるものの入国を水際で抑えられている。植物防疫所の方々の日々の努力には頭が下がる。

私たちは輸入植物の安全性を高めるため、植物検疫の検査の負担軽減のためにも、必要に応じて、私たちも可能であれば現地の方々とともに、実際に洗浄を行い、その指導をしている。今回はその模様を少し紹介させていただきます。

これは大型のフィカスであるが、このような大きな植物の洗浄には、かなりの時間と根気が必要になる。まずは一番土がついている可能性がある根の周りをチェック&洗浄 写真では数枚であるが、この樹だけで3日目の洗浄である。

何故3回目の洗浄かというと、植物への負担を分散させるためである。本当に根気がいる。

ある程度、根の洗浄を進め、続いて木の上部の洗浄も行う。又右衛門も参戦。

いくらきれいに洗ったつもりでも、微量の土が出てくる。ここは又右衛門は厳しく指導する。

ただ言葉だけでは伝えきれないので、一緒にびしょびしょになりながら、作業を進めていく。

この方などは、完全にびしょ濡れである。ただうれしいのは、ここまで濡れながら作業をすることに、疑問を感じずにその必要性を理解し、寡黙におこなってくれている。本当にありがたい。これが意味もわからずに、ただ強制的に作業をさせられていると感じていたら、きっと私たちが帰国したらまた手を抜いた作業になるだろう。これがともに活動することの意義であると感じている。

そして一旦仮仕上げ、少し期間をおいて、樹勢が回復してから、再度洗浄に入る。お気づきの方もいただろうが、樹の上部の葉を全て落とさないのは回復を早めるためでもある。輸出の時には(日本に向かう)直前で葉を落とすようにしている。全ての植物が同様な方法ではないがこのようにして仕上げていく場合もあることを知っていただければである。

うってかわってこのような小さなサンスベリアもしっかり丁寧に洗っていく。そしてひとつずつ、しっかり新聞でくるんでから丁寧に箱に詰められて日本に向かう。

現地でココピートにて作られているように言っていても、実際に鉢から出して、根をさばきながら見ていくと、中には土が入っていることがある。決して現地の方々に疑いを持っているわけではないが、日本との感覚の違いもあるのでしっかり見極めていかなければならない。

この時も特別なところにお届けする葉のとても大きなボルネオジャイアントの根洗いを行わせていただいた。急に雨が降り始めたおかげで、全身びっしょり濡れてしまった。この時の影響もあり少し体調が低下したかもしれないと、今では思っている。

また洗ったヤシの変化をチェックしながら、日本に向けて日々研究をしてくれている次世代もいてくれて今後は本当に楽しみである。

彼女らは日本での販売を全て私たちに任してくれているとまで言ってくれているので私たちの指導も力が入る。新たな技術を伝えていくことにも躊躇がない。

いかがでしたか?簡単な説明でしたが、現地の方々や植物は日本に来ていただくために、本当に大変な努力をしていただいていることを知っていただければと思う。

今回、私たちの次の担い手が現地の方々と一緒に作業することはお互いにとって今後大きな意味を持つと確信している。

慣れない気候や食事で体調管理が大変であったかもしれないが、最終的に元気に帰国し、その経験を活かして、活動をしてくれているであろう。本当にお疲れ様でした。

また来月、再来月と又右衛門は新しいプロジェクトと植物の状況チェックに再度伺うことになる。再会が楽しみである。

 

今回のタイ紀行。国内での案件を受けながらでタイムリーにアップできず、半月後の今になってしまい申し訳ございませんでした。

あと最後になりますが、タイやスペイン、その他の国において、多くのパートナーと様々なジャンルの植物や生産者と巡り合うことができました。

今後は私たちの取り組みを理解していただき、ともに活動いただける方限定にはなりますが、又右衛門と一緒に現地見学、研修を行っていく企画を考えています。参加者も生産者、販売者などカテゴリーに分けて、適切なところに案内するように進めていければと思っているので今しばらくお待ちいただければ幸いである。

さ~~気がつけば7月も終わり。暑い 熱~~い夏。まだまだ続きます!!!