四代目又右衛門の頭の中を書いたブログ

MATAEMON'S THINKING BLOG

2025.10.18

シンボルツリー来日

昨日は先日オーストラリアで掘り上げを行ったシンボリックな植物が日本に到着し、その検査が港で行われた。

 

 

ただ検査状況やどのような植物かについては、非公開のため写真は控えさせていただくことをお許しいただければである。

 

今回と届いた植物は40ftコンテナ4台6本。そのうち2本はコンテナ1台に1本しか載らない超BIGSIZEである。

 

 

早朝からコンテナから植物を降ろす作業を行う。大きな胴体から伸びている枝葉をおらないように丁寧に曲げながら収納しているため、取り出す作業も丁寧に行わなければである。そして半日かけて無事にコンテナより降ろす作業を行った。

 

 

その後昼からは植物防疫所による検査が始まった。実績のあるファームであり、実際に又右衛門も渡豪し掘り上げから根の洗浄まで立ち会ったとはいえ、やはり緊張する時間である。何故ならばもし検査不合格となれば、その対応としては、莫大な費用と植物に大きな負担をかける燻蒸もしくは積戻しをし返送となる。ただ恐らくオーストラリアには返送ができないため、日本以外の国で受け入れが可能である国を探さなければならないからである。

 

検疫官の方々の鋭い眼が、植物に集中している空気を全身で感じながら、1本1本丁寧に検査を行っていただくのを私たちはただただ見守った。そして植物自体の検査が終了。ただこれで全てが終わりではない。続いて運ばれてきたコンテナ内部の検査となる。何故コンテナ内部の検査が必要かというと、輸送中には葉が多く落ちる。また樹についていた虫や土が落ちて残っているかもしれないからである。もし4台のコンテナのどこかに虫や土、病気の痕跡があれば全てのコンテナが不合格になるのでる。

 

そしてどれぐらいの時間が経ったのかがわからないほどで、文章では伝えられないぐらいである緊張の時間が経ち、検査を全て終えてた疫官の方々が、私たちの方に向かわれ、検査結果を検疫協会の方に伝えられた。そして協会の方は私たちの方にお越しいただき、先ほどまで硬かった表情の口元が少し緩んだ感じで一言「合格です!」と伝えていただけた。と同時に、強張っていた全身の力がスッと抜けるような気がした。

 

今回もこのようにパーフェクト合格をいただけたのは、植物防疫所の方々による日々のご指導であり、その指導をきちんと海外で履行していただけたパートナーの努力である。本当に嬉しく思う。あとはこの植物を無事に届け植栽することになるこれもかなり慎重に行わなければならない作業である。ともあれ第2関門は無事に突破できたので、このまま気を引き締め取り組んでいきたいと思う。

 

そして翌日は大阪営業所でしばらく養生していたこれもまた超BIGSIZEのオリーブの移植である大型トレーラーと大型クレーン2台が出動し、無事に移植を終えることができた。かなりの迫力でちょうどその場を見られていた一般の方が、かなり驚かれていたのが印象的であった。

 

 

オーストラリアからの植物、スペインからのオリーブ、北海道からのコニファー他にも多くの特別な植物が集う施設の開園来年である。是非多くの方々に観ていただければと思っています。それまでは公開できないことが多いのでこの辺にさせてくださいませ。来年をお楽しみに(^^)/