四代目又右衛門の頭の中を書いたブログ

MATAEMON'S THINKING BLOG

2017.06.22

又右衛門 安代へ。

都内から戻り、またすぐ岩手県 安代へと向かった。


早朝どしゃぶりの中、飛行機は飛ぶのだろうかと心配しながら空港へと向かった。そして無事出発。約一時間半後、花巻空港へ到着。その後レンタカーで安代に向かった。



その途中サービスエリアで休憩をした。そこで「いわて山メロンパン」というのが売っていて、見た目がかわいらしかったので購入し、ダイエット中にも関わらず、早速その場でいただいた。味は結構濃厚で美味しかった。




そして花巻空港から1時間半。安代に到着。簡単に挨拶をさせていただき、雨が降らないうちに圃場を見学させていただいた。



お昼になり、近くで昼食をとらせていただいた。そこのお店は漬物バイキングがあり、中でも写真にある野沢菜なようにみえるお漬物がとても美味しかった。そしてその名前を聞くと、「ウルイのお漬物」ということ。へ~~そのような植物があるんだと思いながら食べていて、いったいどのようなところに、はえているのか?どのような葉をしているの?とか聞いているうちに、そのウルイという植物は、ギボウシであることが判明し、少し驚かされた。私たちはギボウシのお漬物をいただく機会は中々ないと思う。でもこの地方では、普通に山菜として採取し、食べられているとか。とても美味しく、噛めば粘りも出てきて美味しいので、是非機会があれば食べられてはと思う。



昼食後は、みっちり今後のプロジェクトについてのミーティングを行った。

今まで10数年間、毎年この地を訪れてきたが、その中でも今回のミーティングは、とても意義深いものであったといえる。そして続いた夕食会でも、さらに内容はブラッシュアップされ、とても素敵なプロジェクトになりそうで、ワクワクの一日となった。

翌日は安比塗漆器工房を訪れた。安比塗の漆器は、漆の樹液採取量日本一である岩手県で30年以上、塗師(ぬし)を育てている産地ならではの器であり、華美でなく、ひたむきに器に向かい合い、無言の会話をしながら携わる姿はとても素敵であり、共感できるとことが多くあるのではと感じた。

 

実は先日、又右衛門ハサミ漆versionも作っていただいたのも、この工房である。

いかがですか?素敵でしょ。そしてこれが使えば使うほど味が出てくる。そしてその時どのような表情を見せてくれるか、とても楽しみである。

そして今回のミッションを終え、素敵な方々に見送られて帰路へとついた。
その途中の機内で、この訪問を振り返り、素敵な場所には、素敵な人が集まり、素敵なものや、ことが生まれるのは、ごく自然なことなのだな〰とあらためて感じ、充実感いっぱいになることができた。


 さー又右衛門として、産み出す人びとの想いを、形にしてこの場所から日本全国へ。世界へと運んでいかなければならない。運ばせていただきたいとあらためて想うことが出来ました。安代の素敵なパートナーの皆様、ありがとうございました。また伺いますね。