四代目又右衛門の頭の中を書いたブログ

MATAEMON'S THINKING BLOG

2015.06.15

スペイン訪問 最終 帰国へ バレンシア~パリ~日本

 

 

今、帰りの飛行機の中で、このブログを書いている。

 

帰りのフライトは比較的空いていて隣が空席であるため、広々つかえてくつろぎやすかった。

おまけに前後には小さな子供や赤ちゃんがいて、泣き続けたり、走り回ったりで、にぎやかで快適である。というのも、私は飛行機では眠れないために、11時間続けてパソコンと向かい合うため、いつも気にするキーボードを叩く音がかき消されるからでる。


今回の渡欧を振り返ってみると、とても大きな4つの意義深いことがあった。

 

その一つは当然商品の調達である。今回も他には無いであろうユニークな植物やレア植物、今後大きく期待できる分野のデザットプランツ 、ローメンテナンス プランツを手配することができた。

 

2つ目に新たな出逢いである。今回もまた新しいナーセリーと出逢うことができた。縁に本当に感謝である。

 

そして3つ目ビジネスパートナーの進化である。これが本当に感動的であった。

 

デザットプランツの多くは、山から採取したものを流通させてきたのが一般的であった。

それにオリジナルの方法で養生させることで、他にない高品質のものの流通を可能にしてきたのだが、それに加え、ナーセリー側での新しい取り組みも進んできていて、さらに美しく、強く、感動的な植物に進化していくであろう。いつかとんでもないものもできてくるかもしれない。本当に楽しみである。



そして最後に、つながりである。
スペイン、オーストラリアに加え、メキシコ、アルゼンチンなどへ、つながりが拡がっていることである。そしてそのどれもが、世界が認めた各国を代表するナーセリーである。

それは珍しいものを届けるためのネットワークではない。いかに植物を生かすかというキーワードで集まった人たちから生まれたものである。きっとこの輪はもっと拡がっていくのであろうと感じている。

 

今回もまた出逢いは本当に大切であることを実感することができた。このような素晴らしいナーセリーたちの多くから、日本で唯一のビジネスパートナーとして、私たちを選んでいただけていることを本当に誇りに思う。あらためて身が引き締まる思いである。

 

 

これはナーセリーの方たちが創り上げたオリーブの木で作ったチェス盤である。これを私たちにお土産として渡してくれました。そしてそれ以上の眼に、心に焼きつけてくれた思い出、さらに将来への希望という無形の素晴らしいお土産をいただけたことに心より感謝したいと思います。

 

私はこの園芸業界の多くの先輩諸兄から比べれば、まだまだ足らないことも多い未熟者です。でも、植物や生産者への尊厳の気持ちと情熱だけは誰にも負けずに、自らの信じる道を切り拓きながら進んでいきたいと思っています。

風に立つライオンのように・・・

 

最後になりますが、今回もまた稚拙なスペイン訪問記ブログを読んでいただきありがとうございました。これからも引き続き、植物の声、生産者の声を一人でも多くの人に伝えるため情熱をもって歩み続けていきますので 四代目 又右衛門を何卒よろしくお願いいたします。では皆様、どこかで直接お会いできますこと楽しみにしています。