四代目又右衛門の頭の中を書いたブログ

MATAEMON'S THINKING BLOG

2024.03.10

又右衛門 スペイン紀行3月② コルドバ

昨日は移動に30時間以上かかり、その間は眠れなかったので遅いチェックインの後、シャワーだけ浴びて横になったが既に日付が変わっていた。

それでも、出発まではゆっくり眠れると思っていたが、眠りについてしばらくしてホテルの火災報知器が鳴り響き、起こされてしまった。そして結局、その後は寝付けずで朝を迎えることになってしまった。

外を見ると雨。中々降らないスペインでまたもや雨が降った。さすがレインマン又右衛門である。さすがのパートナーも驚いていた。朝食をいただいた後、マドリード駅へと向かった。

この駅には何度か来ているが、駅構内に植物スペースが広くあるのは素敵であると言える。

ただ植物の状態は前回より悪くなっており、少し残念ではあった。また植栽区域はテープで立ち入り禁止になっていたため、今後改修工事がされるのかもと思いながら列車の時間まで見学をさせていただいた。

Renfe(新幹線のような列車)の出発時間が近づいたので、手荷物検査を受けてプラットホームに向かった。スペインの列車は日本と違いX線検査があり、スーツケースやバックパックはもちろん上着も脱がなければならない。ちなみに私は以前、仕事のハサミを持っていたのを回収されてしまった苦い経験があるので、皆さんもお気を付けくださいませ。

Renfeは定刻に出発し、早い時は270km以上のスピードで進んでいく、途中はオリーブ畑やオレンジ畑の間を走っていく。

約2時間でコルドバ駅に到着。そこには、ナーセリーのパートナーが迎えに来てくれていたので、早速車に乗り込みナーセリーに向かった。

ナーセリーに向かう途中には緑が鮮やかな麦畑や、広大な菜の花畑が目に飛び込んでくる。前回訪問した時はひまわり畑が広がっていて壮観であったのを覚えている。

しばらくしてナーセリーに到着、いきなり魅力的な大きさのオリーブが目に入ったのでチェックさせていただいた。胴周りは9~10m。完全にフラットラックでしか輸入できないサイズである。見た感じは樹齢約1200年ぐらいであろうかと思う。とても興味深い。

これも中々大きなサイズである。横幅はあるが比較的厚みはないので、少しカットすればオープントップでも可能かもしれない。またデザインも良い感じである。

これは中々芸術的なフォルムである。根洗いは比較的し易そうだが、根の部分が少ないため根洗いのダメージを受けやすいかもなのでもう少しチェックしたいと思う。この他にも興味深いオリーブをいくつかチェックをし、パートナーとランチを食べることにした。

この他にもブドウ畑もチェック。ワイン用である。こちらでは樹の高さを60~80cmぐらいで栽培をするのがふつうである。そこで私たちが日本でのプロジェクトでワイン用のブドウ畑を検討していることを伝えると、スペインの鑑定書つきのとても優良な品種のブドウ苗を供給できると提案いただけたので早速持ち帰り検討をすることを伝えてきた。

初日としてのナーセリー現場視察を終えて、今後の取り決めなどについてテーブルディスカッションを行い、ホテルに戻ることにした。長距離移動もあったので周れる圃場は多くはなかったが、気になるものをいくつかチェックできたので満足の視察となった。

部屋で、今日の整理を行ったあと、パートナーとディナーに行く予定であったが、せっかくなので地元の仲間が集まるコフラディア(cofradia)に連れていってくれた。

コフラディアとはカトリックの聖人にちなむ講組織とのことで、その会場にはマリア様や日本でいうお神輿のようなものが管理されていた。ここには日本人は初めてと多くの人が歓迎をしてくれた。

まずはヴィノで乾杯。私はアルコールが飲めないので、舐める程度だけいただくことにした。
そしておつまみにソーセージなどのエンプディーノをいただいたが塩分は強めだが美味しい。

また生ハムや肉などをミルフィーユのように重ねロールしてあげているフラメンキーノという食べ物をいただいたが、とても美味しかった。

パートナーとその親友たちととても楽しく過ごすことができ、さらには歌のプレゼントまでしていただけ、とても素敵な時間を過ごすことができた。そうこうしているうちに日付が変わりそうになってきたのと丸2日ほとんど寝ていないので、今日はこの辺にしてホテルにもどり明日の準備をすることにした。

バタバタの1日ではあったが今日は想い出に残るとても素敵な1日になった。皆さんに本当に感謝である。さ~~明日もこの辺りで活動である。良い天気であることを願っている。