四代目又右衛門の頭の中を書いたブログ

MATAEMON'S THINKING BLOG

2023.06.17

又右衛門 欧州へ。(スペイン)⑦~カステロン、バレンシア~

昨日早朝ホテルを出発し、イギリスのニューキー空港に向かった。

空港到着後少し時間があったので、ホテルが用意してくれたパンをいただいた後、飛行機に乗りこむ。

 

そして定刻にガトウィックに到着。ここからは、国際線が多いヒースロー空港までリムジンバスでの移動である。朝早くチケットカウンターが空いてなかったが、先日までヘルプをしていただいたYUKOさんが丁寧な案内を送ってくれていたので、迷わずにバスターミナルへ。そこで自動券売機でチケットを購入しバスに乗り込んだ。

バスの利用者は多く、ほぼ満席状態で出発。約1時間強でヒースロー空港のバスターミナルに到着。通路を通って出発するターミナルに移動。そこで無事にチェックインを行い、スペインのバレンシア空港をめざした。

定刻より遅れてバレンシア空港に到着。しばらくしてANAさんにマイカーで迎えに来ていただき、宿泊地のガンディアへとむかった。ANAさんはとても陽気な方で、色々話しかけてくれていたが私はスペイン語がわからないため、互いが片言の英語で会話をしてみたが、それも厳しく、会話のほとんどは車の窓から観える植物を指さして「Orange!Orange!!」と言っていただけであった。

そしてしばらくしてホテルに到着。チェックインをしているとスペインの私のアシスタントであるMAKIKOさんが到着。半年ぶりの再会することができた。

この日は陽も落ち、遅くなったので、挨拶だけをしていったん解散。その後近くのレストランで簡単に食事をして、少し病院のような感じもするホテルの部屋に戻り、いつものようにパソコンと格闘して、横になった。

朝、ガンディアを出発し一旦北上。カステロンをめざす。そして約1時間半、スペインで最もつながりの深い、パートナーであるVIVEROS CANOSに到着した。

VIVEROS CANOS社は品質の高さが有名であるのと、私も何度も案内させていただいているのでご存知の方も多いだろうが、スペイン産のユッカ ロストラータを選抜や培養を繰り返すことで、高品質であり日本の気候にも対応できる「ブルースワン」「ヒドラ」「メデューサ」を生み出し、リネアリスやリギダその他ユッカ類、ダシリリオン、アガベ・マンガべ各種、サボテンなどの生産する欧州で指折りのナーセリーである。

そして今回の訪問は、今春に日本に到着したコンテナに載せられずにいたユッカなどのチェックと挨拶が主である。
到着後、オフィスでELENAさんたちと、ミーティング。今後の販売方法やサイズについてディスカッションを行い、終了後すぐに圃場(ほじょう)へ向かった。

まずは日本向け養生施設として特別に設置していただいている通称「又右衛門エリア」をチェック。

随分に根がしっかり張ってきているメデューサやブルースワンを確認することができた。

その他にアガベ、マンガべなどの生育状況をチェック。

そして新しいラインナップとして、苗からココピートにて栽培された「ブルースワン」が年内にリリースされる。特徴としては植え替えがないために傷みが少ない。また1行程を省けるため値上がりが続いている生産コストに歯止めがかけられるかもしれない商品になる。乞うご期待である。

そして10月のバレンシアでの展示会「イベルフローラ」にての再会を約束して当地を後にした。

その後、遅めのランチを行い、バレンシアの街中へ。植栽や建物を見学。

その後宿泊地のエルチェに向かう途中、夕食をとるためアリカンテにたちよると、年に一度?のお祭り(パレード)に遭遇し、盛り上がりを感じさせていただいた。

そして再び車に乗り、宿泊地エルチェのホテルに向かう。約30分で見慣れたヤシに囲まれたエルチェに到着。ホテルでチェックインをして、部屋にて明日からのナーセリー訪問の準備を行うことにした。さて明日からエルチェにベースキャンプをおいて、各パートナーを周ることになる。どのような植物に出逢えるか楽しみである。